JPH06328621A - 耐食性と加工性に優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板およびその製造方法 - Google Patents

耐食性と加工性に優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板およびその製造方法

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JPH06328621A
JPH06328621A JP12252893A JP12252893A JPH06328621A JP H06328621 A JPH06328621 A JP H06328621A JP 12252893 A JP12252893 A JP 12252893A JP 12252893 A JP12252893 A JP 12252893A JP H06328621 A JPH06328621 A JP H06328621A
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thin steel
sheet
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Yoshio Ishii
良男 石井
Makoto Tefun
誠 手墳
Toshio Kikuma
敏夫 菊間
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B15/00Layered products comprising a layer of metal
    • B32B15/01Layered products comprising a layer of metal all layers being exclusively metallic
    • B32B15/012Layered products comprising a layer of metal all layers being exclusively metallic one layer being formed of an iron alloy or steel, another layer being formed of aluminium or an aluminium alloy

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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自動車車体の軽量化に際し、大幅な
材料重量の軽減が図れるとともに、耐食性および加工性
に優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板を提供す
る。 【構成】 表皮材に低炭素薄鋼板の表面に亜鉛系めっき
層を施した表面処理鋼板を用い、芯材をアルミニウム薄
板もしくはアルミニウム合金薄板とし、該表皮材と芯材
との間に接着剤を介在させて積層したのち、30〜20
0℃で加熱し、さらにロールにより圧着させることによ
って、自動車用外板や内板および足廻り部品の軽量化材
料として優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の外板、内
板、足廻り部品等に用いられる耐食性と加工性に優れた
クラッドアルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム合金
薄鋼板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地球的規模の環境保護の一環として、自
動車の燃費が大きな問題となっている。例えば米国で
は、いわゆるCAFE(Corporate Aver
ageFuel Economy)問題として大きくク
ローズアップされている。そのため自動車車体の大幅な
軽量化が必要とされるが、これに対する取り組みとし
て、軽量化材料の採用、中でも従来の薄鋼板に替わるア
ルミニウム薄板あるいはアルミニウム合金薄板の採用が
進もうとしている。しかしながらアルミニウムは、軟ら
かいにも拘らず成形加工性が鋼板に比して劣る、化成処
理性に問題があり塗装性において劣る、連続溶接時に表
面にAl2 3 が生じて溶接チップを劣化させる、さら
には軟らかい故に取扱い疵が生じ易い等々、生産技術上
の多くの欠点を有し、アルミニウムの採用は大幅な経済
的な非効率を覚悟せざるを得ない状況である。
【0003】これらの問題に対して(特願平3−871
04号)があり、表皮を冷延鋼板、芯材にアルミニウム
を用いたクラッドアルミニウム薄板により解決を図って
いるが、表皮が冷延鋼板であるため、耐食性に劣る問題
がある。なお、本発明と関連の従来技術としてアルミニ
ウムと鉄の積層物に関する技術は多い。例えば、芯材を
薄鋼板として、アルミニウムを片面または両面表皮とし
ているものに(特開昭56−93854号公報)、(特
開昭56−165580号公報)があるが、これらは絞
り性を高めるために圧延後の焼鈍条件により製造するも
のであるとともに、自動車用としての用途には何等言及
しておらず、本発明とは異なる。また芯材をアルミニウ
ム合金として表皮をステンレス鋼としたものが(特開昭
61−206636号公報)があるが、耐摩耗性向上に
主眼がおかれ、かつ用途もデイスクブレーキ用デイスク
に限定されているため、これも本発明とは異なるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
アルミニウム薄板あるいはアルミニウム合金薄板では、
自動車車体の軽量化を狙いとした自動車用薄鋼板として
の加工性、溶接性などに大きな問題点を持ち、さらにこ
れらの問題解決を図ったクラッドアルミニウム薄板にお
いては耐食性において劣る問題がある。耐食性について
は表面処理層の効果により、鋼板に孔あきが生じるまで
の時間をいかに長くするかが課題であり、従来の低炭素
鋼レベルから50%以上孔あき寿命を延ばすことができ
れば実用的である。本発明は、このような従来の問題点
を解消し、自動車の外板、内板、足廻り部品として使用
に耐えられる軽量化材料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下のと
おりである。 (1)表皮材が低炭素薄鋼板の片面もしくは両面に、第
1層にZn−Ni系合金めっき層、第2層にクロメート
皮膜、第3層に有機皮膜を設けた表面処理鋼板、芯材を
アルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板とし、
接着剤により積層したことを特徴とする自動車用クラッ
ドアルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム合金薄鋼
板。 (2)低炭素薄鋼板の片面もしくは両面に、第1層にZ
n−Ni系合金めっき層、第2層にクロメート皮膜、第
3層に有機皮膜を設けた表面処理鋼板もしくはアルミニ
ウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板の表面に接着剤
を付着させたのち、30〜200℃で加熱し、圧着する
ことを特徴とする自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板
もしくはアルミニウム合金薄鋼板の製造方法。
【0006】(3)表皮材が低炭素薄鋼板の片面もしく
は両面に、亜鉛系めっき層を設けた表面処理鋼板、芯材
をアルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板と
し、接着剤により積層したことを特徴とする自動車用ク
ラッドアルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム合金薄
鋼板。 (4)低炭素薄鋼板の片面もしくは両面に、亜鉛系めっ
き層を設けた表面処理鋼板もしくはアルミニウム薄板も
しくはアルミニウム合金薄板の表面に接着剤を付着させ
たのち、30〜200℃で加熱し、圧着することを特徴
とする自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板もしくはア
ルミニウム合金薄鋼板の製造方法。
【0007】
【作用】本発明の詳細を図面により説明する。図1のご
とく、本発明の自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板も
しくはアルミニウム合金薄鋼板は、表皮材の表面処理鋼
板1および2の間に芯材のアルミニウム薄板もしくはア
ルミニウム合金薄板3を中間層4および5とする接着剤
により圧着させたものである。このクラッド薄鋼板には
自動車用薄鋼板として軽量化率で10〜40%が要求さ
れる状況にあるが、それに対しては現在製造している板
厚で十分に対応できる。例えば現在使用されている自動
車用薄鋼板の0.6mmと同一板厚で軽量化率を換算し
た場合、現在製造可能な薄い板厚を例にとっても、表面
処理鋼板が0.2mmでアルミニウムを0.2mmとす
れば約21%の軽量化になり、対象板厚が厚くなればさ
らに軽量化率は大きく達成される。また表皮材と芯材の
間に接着剤を介在させることにより、接着強度が確保さ
れるため成形時の加工不良が防止できる。
【0008】この場合に使用している接着剤は特に限定
するものではなく、ゴム系接着剤、熱硬化性樹脂接着
剤、熱可塑性樹脂接着剤等いずれでもよいが、表皮材と
芯材の間にはくりを生じない程度のものが良い。また表
皮材がアルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板
による化成処理性や溶接性および取扱い疵等の不良問題
に対しては、本発明で表皮材を表面処理鋼板としたこと
により、現在の自動車生産設備をそのまま使用すること
ができるため何等の支障をきたすことはない。次に表皮
材の表面処理鋼板の種類は自動車を対象にした場合、現
在JISに定められている熱間および冷間圧延による軟
質鋼板から高張力鋼板に表面処理したものがコスト、加
工性などの点から適している。
【0009】本発明の表面処理鋼板は低炭素薄鋼板を母
材とし、その表面にZn−Ni系合金めっき層、クロメ
ート皮膜、有機皮膜を順次形成させる。Zn−Ni系合
金めっきとは、Niを主成分とするZn合金めっきであ
り、具体的には、Zn−Ni、あるいはZn−Ni−C
o、Zn−Ni−Fe、Zn−Ni−Cr、Zn−Ni
−Fe−CrなどNi以外の金属を含有するもの、さら
にはSiO2 ,TiO2 ,AlO2 ,SiC,SiN,
BaCrO4 などの微粒子を1種以上含有するものを指
す。
【0010】Ni含有率は5〜20%が好ましく、5%
未満では耐食性が不足し、20%を超えると成形性が低
下するので好ましくない。Ni以外の金属や微粒子を含
有する場合には合計で5%未満、かつNiとの合計で2
0%以下が好ましい。Zn−Ni系合金めっき層の付着
量については特に限定されるものではないが、耐食性と
成形性の観点からは、10〜50g/m2 が好ましい。
クロメート皮膜は下層のZn−Ni系合金めっき層と上
層の有機皮膜を密着させると共に、耐食性にも寄与す
る。クロメート皮膜の付着量は総Cr量として10〜1
50mg/m2 が好ましく、10mg/m2 未満では有
機皮膜の密着性が不足し、150mg/m 2 を超えると
成形性が低下するので好ましくない。クロメート処理液
としては、Cr6+、Cr3+を主成分として、他にSiO
2 ,TiO2 などの無機コロイド類;りん酸、モリブデ
ン酸などの酸類やその塩類;ふっ化物;水溶性ないしは
エマルジョン型の有機樹脂;硫酸イオンやハロゲンイオ
ンなどの陰イオン;CoやZnなどの金属イオンを含有
するものが適用できる。
【0011】有機皮膜は酸素、水、塩素などの腐食因子
に対するバリヤー皮膜として作用し、高耐食性をもたら
す。有機皮膜の厚みは0.3〜2μが好ましく、0.3
μ未満では耐食性が不足し、2μを超えると成形性が低
下するので好ましくない。有機皮膜は水溶性樹脂、溶剤
型樹脂いずれであっても差し支えないが、エポキシ樹脂
とシリカを主成分とする有機皮膜が耐食性、成形性の上
で好適である。
【0012】本発明の表面処理鋼板は低炭素薄鋼板を母
材とし、その表面に亜鉛を70%(質量割合)以上含有
する亜鉛めっき層を形成させる。ここで亜鉛系めっき層
とは、純Znめっきや、Ni,Fe,Co,Cr,A
l,Mn,Cu,Sn,Pb,Cd,Mg,などの金
属;SiO2 ,TiO2 ,Al2 3 ,SiC,Si
N,BaCrO4 などの微粒子を1種もしくは2種以上
含有する亜鉛系合金めっきもしくは亜鉛系複合めっきを
指す。亜鉛以外の成分を含有する場合、亜鉛の含有率が
低すぎるとめっき層の犠牲防食作用が低下して耐食性が
損なわれたり、めっき層の硬化により成形性が低下する
ため、亜鉛70%以上が必要である。
【0013】亜鉛系めっき層の付着量については特に限
定されるものではないが、耐食性と成形性の観点から
は、10〜100g/m2 が好ましい。また、目的に応
じて2種類以上の成分系の異なるめっき層を重ねた複層
めっきの態様としてもよい。これら亜鉛系めっき層の形
成方法については、特に限定されるものではなく、電気
めっき法、溶融めっき法、化学めっき法、蒸着に代表さ
れる気相めっき法などいずれの方法が用いられても差し
支えないが、電気めっき法と溶融めっき法は、冷延鋼板
に連続的に高速かつ安定してめっきを施せる点でより好
ましい方法である。
【0014】また芯材のアルミニウム薄板もしくはアル
ミニウム合金薄板の種類は特に限定するものではなく、
JISに定められている1000系〜7000系であれ
ばいずれでも良い。さらにこれら表面処理鋼板およびア
ルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板の板厚は
限定しないが、自動車を対象にした場合、0.2〜2.
0mm程度が適当である。製造方法の加熱条件を30〜
200℃としているのは、30℃未満では接着剤による
結合効果が発揮されないことから、はくりが生じて加工
性を低下させるためであり、200℃超では接着剤分子
が破壊してしまうため、接着強度が確保できないために
はくりが生じ、加工性低下になるためである。また圧着
方法は特に限定するものではなく、ロールあるいはプレ
スで十分に製造が可能である。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を比較例とともに説明
する。図1は本発明における自動車用クラッドアルミニ
ウム薄鋼板の縦断面を示したものである。また図2はそ
の製造方法を示したものである。即ち、表皮の表面処理
鋼板1と2は板厚が0.27mmの冷間圧延鋼板でJI
SのSPCEに表面処理したものを用い、芯材3のアル
ミニウム薄板は板厚0.45mmのJISの1050を
用い、中間層4と5はエポキシ樹脂接着剤を用いて、圧
着制御ロール6により積層させた状態で加熱部7内で加
熱したのち、仕上圧着ロール8により仕上厚みに圧着さ
せて、クラッド板厚1.0mmの自動車用クラッドアル
ミニウム薄鋼板9を製造した。表1には該製造法により
製造したクラッドアルミニウム薄鋼板の加工性および耐
食性を求めた結果を示す。本発明のクラッドアルミニウ
ム薄鋼板の実施例(供試材1〜11)は比較例(供試材
12〜19)に比べて、いずれも自動車用薄鋼板として
の性能を満足している。
【0016】尚、比較例の供試材12は加工性を満足し
ているが、Ni%が少ないために耐食性を満足していな
い。供試材13はNi%が高いため硬質化して加工性が
低下する。供試材14は接着時の温度が低すぎ、また供
試材15は接着時の温度が高すぎ、ともに接着不良のた
め加工性を満足しない。供試材16はクロメート膜厚が
薄いために密着性不良、また供試材17はクロメート膜
厚が厚いために硬質化し、ともに加工性を満足しない。
供試材18は有機皮膜が薄いために耐食性が満足しな
い。供試材19は有機皮膜が厚いため、耐食性は満足す
るが、皮膜の抵抗が増加するため加工性を満足しない。
【0017】
【表1】
【0018】注1)加工性は絞り成形条件をブランク径
105mm、ポンチ径50mmとして、成形可否により
加工性を評価した。 加工性; ○は成形できた、×は破断を示す。 注2)耐食性は以下の複合サイクル腐食試験を4000
サイクル行い、板厚減少量を測定した。 塩水浸漬(5%NaCl)→ 乾 燥 → 湿 潤 40℃、10min 60℃、10min 50℃、10min ・評価基準は用いたSPCE材に対して、めっき層を有
するめっき鋼板の板厚減少量との差異により、次のよう
に表わした。 ○; 50%以上向上、 ×; 50%未満の向上
【0019】さらに、表皮の表面処理鋼板1と2は板厚
が0.32mmの冷間圧延鋼板でJISのSPCEに電
気めっき法もしくは溶融めっき法で表面処理したものを
用い、芯材3のアルミニウム薄板は板厚0.45mmの
JISの1050を用い、中間層4と5はエポキシ樹脂
接着剤を用いて、圧着制御ロール6により積層させた状
態で加熱部7内で加熱したのち、仕上圧着ロール8によ
り仕上厚みに圧着させて、クラッド板厚1.0mmの自
動車用クラッドアルミニウム薄鋼板9を製造した。表2
には該製造法により製造したクラッドアルミニウム薄鋼
板の加工性および耐食性を求めた結果を示す。本発明の
クラッドアルミニウム薄鋼板の実施例(供試材1〜1
5)は比較例(供試材16〜25)に比べて、いずれも
自動車用薄鋼板としての性能を満足している。
【0020】尚、比較例の供試材16、20、21は加
工性を満足しているが、めっき付着量が少ないために耐
食性を満足していない。供試材17、24、25はめっ
き付着量が多いため、耐食性を満足するが、摩擦抵抗が
増大して加工性が低下する。供試材18、23は接着時
の温度が低すぎ、また供試材19は接着時の温度が高す
ぎ、ともに接着不良のため加工性を満足しない。供試材
22はZn量が少ないため硬質化して、加工性を満足し
ない。
【0021】
【表2】
【0022】注1)表2において、供試材1〜12は電
気めっき法、供試材13、15は溶融めっき法、供試材
14は合金化溶融めっき法でめっきした。 注2)加工性は絞り成形条件をブランク径105mm、
ポンチ径50mmとして、成形可否により加工性を評価
した。 加工性: ○は成形できた、 ×は破断を示す。 注3)耐食性は以下の複合サイクル腐食試験を1000
サイクル行い、板厚減少量を測定した。 塩水浸漬(5%NaCl)→ 乾 燥 → 湿 潤 40℃、10min 60℃、10min 50℃、10min ・評価基準は用いたSPCE材に対して、めっき層を有
するめっき鋼板の板厚減少量との差異により、次のよう
に表わした。 ○; 50%以上向上、 ×; 50%未満の向上
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の自動車用クラ
ッドアルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム合金薄鋼
板は、現在の自動車用生産設備に何等の支障を与えるこ
となく、軽量で耐食性、加工性を容易に確保できるため
に、従来使用が難しかった自動車の外板、内板、足廻り
部品などの重量の軽減化が要求される部品への適用が可
能となり、自動車用鋼板としての用途が拡大でき、工業
的に実用価値が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用クラッドアルミニウム薄
鋼板を略示する縦断面図、
【図2】本発明の製造方法を示す概略的な工程図であ
る。
【符号の説明】 1,2 表皮の表面処理鋼板 3 芯材のアルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金
薄板 4,5 中間層である接着剤 6 圧着制御ロール 7 加熱部 8 仕上圧着ロール 9 本発明の自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板もし
くはアルミニウム合金薄鋼板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材が低炭素薄鋼板の片面もしくは両
    面に、第1層にZn−Ni系合金めっき層、第2層にク
    ロメート皮膜、第3層に有機皮膜を設けた表面処理鋼
    板、芯材をアルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金
    薄板とし、接着剤により積層したことを特徴とする自動
    車用クラッドアルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム
    合金薄鋼板。
  2. 【請求項2】 低炭素薄鋼板の片面もしくは両面に、第
    1層にZn−Ni系合金めっき層、第2層にクロメート
    皮膜、第3層に有機皮膜を設けた表面処理鋼板もしくは
    アルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板の表面
    に接着剤を付着させたのち、30〜200℃で加熱し、
    圧着することを特徴とする自動車用クラッドアルミニウ
    ム薄鋼板もしくはアルミニウム合金薄鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 表皮材が低炭素薄鋼板の片面もしくは両
    面に、亜鉛系めっき層を設けた表面処理鋼板、芯材をア
    ルミニウム薄板もしくはアルミニウム合金薄板とし、接
    着剤により積層したことを特徴とする自動車用クラッド
    アルミニウム薄鋼板もしくはアルミニウム合金薄鋼板。
  4. 【請求項4】 低炭素薄鋼板の片面もしくは両面に、亜
    鉛系めっき層を設けた表面処理鋼板もしくはアルミニウ
    ム薄板もしくはアルミニウム合金薄板の表面に接着剤を
    付着させたのち、30〜200℃で加熱し、圧着するこ
    とを特徴とする自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板も
    しくはアルミニウム合金薄鋼板の製造方法。
JP12252893A 1993-05-25 1993-05-25 耐食性と加工性に優れた自動車用クラッドアルミニウム薄鋼板およびその製造方法 Withdrawn JPH06328621A (ja)

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