JPH06328462A - タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその装置 - Google Patents
タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその装置Info
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- JPH06328462A JPH06328462A JP13951393A JP13951393A JPH06328462A JP H06328462 A JPH06328462 A JP H06328462A JP 13951393 A JP13951393 A JP 13951393A JP 13951393 A JP13951393 A JP 13951393A JP H06328462 A JPH06328462 A JP H06328462A
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- hydraulic pressure
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 締付シリンダの所望締付圧力までの昇圧時間
を短縮するタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法を提供
しようとするものである。 【構成】 本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方
法は、タイヤを加硫成形する上下金型36・35を閉方
向に加圧する締付シリンダ61・62に、所望の締付圧
力以下の圧力の油圧を供給する油圧ユニットAと、空気
圧を導入し前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増圧
回路B1を接続し、油圧ユニットAの油圧までの第1昇
圧段階を経て、更に増圧回路B1の増圧油圧までの第2
昇圧段階を経て所望の締付圧力を得るタイヤ加硫機の締
付シリンダ昇圧方法において、前記増圧回路B1に所望
の締付圧力を得るための空気圧以上の空圧を導入するラ
イン2を設け、第2昇圧段階に、所望の締付圧力を得る
ための空気圧以上の空圧を導入する急速加圧段階を含ま
せたものである。
を短縮するタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法を提供
しようとするものである。 【構成】 本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方
法は、タイヤを加硫成形する上下金型36・35を閉方
向に加圧する締付シリンダ61・62に、所望の締付圧
力以下の圧力の油圧を供給する油圧ユニットAと、空気
圧を導入し前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増圧
回路B1を接続し、油圧ユニットAの油圧までの第1昇
圧段階を経て、更に増圧回路B1の増圧油圧までの第2
昇圧段階を経て所望の締付圧力を得るタイヤ加硫機の締
付シリンダ昇圧方法において、前記増圧回路B1に所望
の締付圧力を得るための空気圧以上の空圧を導入するラ
イン2を設け、第2昇圧段階に、所望の締付圧力を得る
ための空気圧以上の空圧を導入する急速加圧段階を含ま
せたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリーンタイヤを上金
型と下金型で挟持して加硫するタイヤ加硫機に係わり、
特に上金型と下金型を閉方向に加圧する締付シリンダの
昇圧方法に関する。
型と下金型で挟持して加硫するタイヤ加硫機に係わり、
特に上金型と下金型を閉方向に加圧する締付シリンダの
昇圧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ加硫機は、図9に示すように、タ
イヤ加硫機のプレスフレームが、上部フレーム31、下
部フレーム32及びサイドフレーム33から構成され、
下部フレーム32には下モールド取付部材34を介して
下金型35が固定されている。この下金型35に開閉自
在とされる上金型36が上モールド取付部材37に固定
され、上モールド取付部材37には上部フレーム31の
側部に設けられた昇降シリンダ40のピストンロッド4
0aの端部が固定されている。そして、この昇降シリン
ダ40を操作することにより上モールド取付部材37は
サイドフレーム33に設けられた垂直昇降用ガイド41
に沿って昇降自在となっている。また、上モールド取付
部材37には加圧伝達ロッド43が立設されており、上
部フレーム31には加圧伝達ロッド43に加圧力を伝達
する締付シリンダ61が固設されている。
イヤ加硫機のプレスフレームが、上部フレーム31、下
部フレーム32及びサイドフレーム33から構成され、
下部フレーム32には下モールド取付部材34を介して
下金型35が固定されている。この下金型35に開閉自
在とされる上金型36が上モールド取付部材37に固定
され、上モールド取付部材37には上部フレーム31の
側部に設けられた昇降シリンダ40のピストンロッド4
0aの端部が固定されている。そして、この昇降シリン
ダ40を操作することにより上モールド取付部材37は
サイドフレーム33に設けられた垂直昇降用ガイド41
に沿って昇降自在となっている。また、上モールド取付
部材37には加圧伝達ロッド43が立設されており、上
部フレーム31には加圧伝達ロッド43に加圧力を伝達
する締付シリンダ61が固設されている。
【0003】前記構造のタイヤ加硫機は、加硫前のグリ
ーンタイヤが上下金型の間に挿入され挟持されて上下金
型を閉じる型閉じ工程と、加硫工程時にタイヤがはみ出
さないように上下金型を締付け隙間を無くす締付工程
と、タイヤを加硫する加硫工程と、加硫後のタイヤをを
抜き取る為に型を開く型開工程とを繰り返して、次々と
タイヤの加硫を行う。
ーンタイヤが上下金型の間に挿入され挟持されて上下金
型を閉じる型閉じ工程と、加硫工程時にタイヤがはみ出
さないように上下金型を締付け隙間を無くす締付工程
と、タイヤを加硫する加硫工程と、加硫後のタイヤをを
抜き取る為に型を開く型開工程とを繰り返して、次々と
タイヤの加硫を行う。
【0004】ところで、上述の様にタイヤ加硫機は、上
下金型の型閉じ工程と、上下金型の締付工程と、タイヤ
加硫工程と、上下金型の型開工程とを繰り返して、次々
とタイヤの加硫を行うので、多数のタイヤを処理しよう
とすると前記工程のサイクルにかかる時間を短縮するこ
と、更に、効率の良い加硫するには加硫工程以外の工程
で熱が放出する時間を極力少なくすることが要求され
る。そのため、上下金型の締付工程においては、一刻も
早くタイヤ加硫工程に入る為に、所定の締付圧力まで昇
圧する時間は極力短時間で行われることが望まれてい
る。この様な締付工程は前記締付シリンダ61により行
われる。
下金型の型閉じ工程と、上下金型の締付工程と、タイヤ
加硫工程と、上下金型の型開工程とを繰り返して、次々
とタイヤの加硫を行うので、多数のタイヤを処理しよう
とすると前記工程のサイクルにかかる時間を短縮するこ
と、更に、効率の良い加硫するには加硫工程以外の工程
で熱が放出する時間を極力少なくすることが要求され
る。そのため、上下金型の締付工程においては、一刻も
早くタイヤ加硫工程に入る為に、所定の締付圧力まで昇
圧する時間は極力短時間で行われることが望まれてい
る。この様な締付工程は前記締付シリンダ61により行
われる。
【0005】前記の様なタイヤ加硫機における締付シリ
ンダの油圧回路を図10により説明する。通常、タイヤ
加硫機は前記の様な上下金型の対を2個有しており、締
付シリンダも2機備えている。図10において、61・
62は締付シリンダ、Aは油圧ユニット、Bは増圧回
路、Cは締付シリンダ回路であり、油圧ユニットAは各
締付シリンダ61・62の加圧・減圧ライン51・52
・53・54を介して、締付シリンダ回路Cに接続さ
れ、増圧回路Bは各締付シリンダ61・62の加圧ライ
ン51・53を介して締付シリンダ回路Cに接続されて
いる。
ンダの油圧回路を図10により説明する。通常、タイヤ
加硫機は前記の様な上下金型の対を2個有しており、締
付シリンダも2機備えている。図10において、61・
62は締付シリンダ、Aは油圧ユニット、Bは増圧回
路、Cは締付シリンダ回路であり、油圧ユニットAは各
締付シリンダ61・62の加圧・減圧ライン51・52
・53・54を介して、締付シリンダ回路Cに接続さ
れ、増圧回路Bは各締付シリンダ61・62の加圧ライ
ン51・53を介して締付シリンダ回路Cに接続されて
いる。
【0006】油圧ユニットAは、電磁切換弁55・56
と、パイロットチェック弁57・58と、ポンプ59
と、リリーフ弁60とを備え、ポンプ59により比較的
大容量の中圧の圧油が圧油供給ライン63・64に送ら
れる。電磁切換弁55・56には、圧油供給ライン63
・64をそれぞれ締付シリンダ61・62の加圧ライン
51・53に接続するaポジション、圧油供給ライン6
3・64をそれぞれ締付シリンダ61・62の減圧ライ
ン52・54に接続するcポジション、及び圧油供給ラ
イン63・64をそれぞれ圧油戻りライン65・66に
直結し、ライン51・52・53・54への圧油供給を
断つbポジションとがある。パイロットチェック弁57
は、締付シリンダ61の加圧ライン51と減圧ライン5
2の間にが設けられており、電磁切換弁55のa・bポ
ジションでは加圧ライン51の圧油の戻りを防止し、c
ポジションの時には、減圧ライン52の昇圧によるパイ
ロット圧で弁が開き加圧ライン51からのタンクへの戻
りを可能としている。パイロットチェック弁58は、締
付シリンダ62の加圧ライン53と減圧ライン54の間
にが設けられており、電磁切換弁56のa・b・cのポ
ジションに応じて、パイロットチェック弁57と同様に
して、圧油の戻りを防止している。尚、この油圧ユニッ
トAの油圧の設定値は120kg/cm2 であり、リリ
ーフ弁60はライン77でポンプ59からの油圧が12
0kg/cm2 を越えたとき、圧油を油源へと戻す。
と、パイロットチェック弁57・58と、ポンプ59
と、リリーフ弁60とを備え、ポンプ59により比較的
大容量の中圧の圧油が圧油供給ライン63・64に送ら
れる。電磁切換弁55・56には、圧油供給ライン63
・64をそれぞれ締付シリンダ61・62の加圧ライン
51・53に接続するaポジション、圧油供給ライン6
3・64をそれぞれ締付シリンダ61・62の減圧ライ
ン52・54に接続するcポジション、及び圧油供給ラ
イン63・64をそれぞれ圧油戻りライン65・66に
直結し、ライン51・52・53・54への圧油供給を
断つbポジションとがある。パイロットチェック弁57
は、締付シリンダ61の加圧ライン51と減圧ライン5
2の間にが設けられており、電磁切換弁55のa・bポ
ジションでは加圧ライン51の圧油の戻りを防止し、c
ポジションの時には、減圧ライン52の昇圧によるパイ
ロット圧で弁が開き加圧ライン51からのタンクへの戻
りを可能としている。パイロットチェック弁58は、締
付シリンダ62の加圧ライン53と減圧ライン54の間
にが設けられており、電磁切換弁56のa・b・cのポ
ジションに応じて、パイロットチェック弁57と同様に
して、圧油の戻りを防止している。尚、この油圧ユニッ
トAの油圧の設定値は120kg/cm2 であり、リリ
ーフ弁60はライン77でポンプ59からの油圧が12
0kg/cm2 を越えたとき、圧油を油源へと戻す。
【0007】この様な油圧ユニットAは、タイヤ加硫機
の上下金型が閉じられると、電磁切換弁55・56がa
ポジションになり、ポンプ59から中圧の比較的大容量
の圧油が締付シリンダ61・62の加圧ライン51・5
3に供給され、上下金型による所望のタイヤの締付圧力
得る為の昇圧を始める。そして、圧力スイッチPS1が
設定圧120kg/cm2 近くまでの昇圧を検出する
と、電磁切換弁55・56がbポジションになり、締付
シリンダ61・62の加圧ラインへのポンプ59からの
比較的大容量の中圧の圧油の供給が止められ、油圧ユニ
ットAによる所望の締付圧力を得る為の昇圧が終わり、
増圧回路Bだけによる昇圧が始まる。
の上下金型が閉じられると、電磁切換弁55・56がa
ポジションになり、ポンプ59から中圧の比較的大容量
の圧油が締付シリンダ61・62の加圧ライン51・5
3に供給され、上下金型による所望のタイヤの締付圧力
得る為の昇圧を始める。そして、圧力スイッチPS1が
設定圧120kg/cm2 近くまでの昇圧を検出する
と、電磁切換弁55・56がbポジションになり、締付
シリンダ61・62の加圧ラインへのポンプ59からの
比較的大容量の中圧の圧油の供給が止められ、油圧ユニ
ットAによる所望の締付圧力を得る為の昇圧が終わり、
増圧回路Bだけによる昇圧が始まる。
【0008】増圧回路Bは、エアーポンプ67と、電磁
バルブ68と、リリーフ弁68と、エアーポンプ67へ
の供給空気圧を調節する調節機構73と、エアー供給源
74を備えている。尚、鎖線部分は空気圧を導入するラ
インであり、実線は油圧ラインである。
バルブ68と、リリーフ弁68と、エアーポンプ67へ
の供給空気圧を調節する調節機構73と、エアー供給源
74を備えている。尚、鎖線部分は空気圧を導入するラ
インであり、実線は油圧ラインである。
【0009】エアーポンプ67は、空圧側ピストン67
aが油圧側ピストン67bよりも大径になっており、パ
スカルの原理により、油圧側の吐出圧を高くして、ライ
ン75から吸い上げる圧油を増圧するもので、小容量高
圧の圧油をライン76に吐出する。電磁バルブ68は、
圧力スイッチPS1が120kg/cm2 近くの圧力を
検出するまでは、bポジションでエアーポンプ67への
空気の供給を断っている。120kg/cm2 近くの圧
力を検出すると、aポジションに切り換わり空気の供給
を開始する。リリーフ弁69は、空気圧導入ライン75
に流れる空気圧が制限圧力以上になると、空気を自然放
出する。供給空気圧を調節する調節機構73はエアーレ
ギュレータ70、パイロットエアレギュレータ71及び
圧力計72等からなり、エアー供給源74からの空気圧
を圧力計72により観測しながら、エアーレギュレータ
70からの空気圧が設定圧に成るようにパイロットエア
レギュレータ71を調節する。尚、増圧回路Bの油圧最
低設定値は前記油圧ユニットAにおける油圧最高設定値
(120−α)kg/cm2 であり、又、この増圧回路
Bの油圧最高設定値は締付シリンダ61・62の所望の
締付圧力250kg/cm2 である。従って、エアーポ
ンプ67の増圧比が50倍であると、前記油圧最高設定
値250kg/cm2 を得るに匹敵する空気圧は5kg
/cm2 であるので、エアーポンプ67の空気圧導入ラ
イン75は供給空気圧を調節する調節機構73により空
気圧5kg/cm2 に設定されている。
aが油圧側ピストン67bよりも大径になっており、パ
スカルの原理により、油圧側の吐出圧を高くして、ライ
ン75から吸い上げる圧油を増圧するもので、小容量高
圧の圧油をライン76に吐出する。電磁バルブ68は、
圧力スイッチPS1が120kg/cm2 近くの圧力を
検出するまでは、bポジションでエアーポンプ67への
空気の供給を断っている。120kg/cm2 近くの圧
力を検出すると、aポジションに切り換わり空気の供給
を開始する。リリーフ弁69は、空気圧導入ライン75
に流れる空気圧が制限圧力以上になると、空気を自然放
出する。供給空気圧を調節する調節機構73はエアーレ
ギュレータ70、パイロットエアレギュレータ71及び
圧力計72等からなり、エアー供給源74からの空気圧
を圧力計72により観測しながら、エアーレギュレータ
70からの空気圧が設定圧に成るようにパイロットエア
レギュレータ71を調節する。尚、増圧回路Bの油圧最
低設定値は前記油圧ユニットAにおける油圧最高設定値
(120−α)kg/cm2 であり、又、この増圧回路
Bの油圧最高設定値は締付シリンダ61・62の所望の
締付圧力250kg/cm2 である。従って、エアーポ
ンプ67の増圧比が50倍であると、前記油圧最高設定
値250kg/cm2 を得るに匹敵する空気圧は5kg
/cm2 であるので、エアーポンプ67の空気圧導入ラ
イン75は供給空気圧を調節する調節機構73により空
気圧5kg/cm2 に設定されている。
【0010】この様な増圧回路Bでは、前記油圧ユニッ
トAで締付圧力が120kg/cm2 付近まで昇圧され
た後、電磁バルブがaポジションになり、空気圧調節機
構73により空気圧が5kg/cm2 に調整されたエア
ー供給源74からの空気がエアーポンプ67へ供給さ
れ、エアーポンプ67が駆動し、ライン75から小容量
の圧油を汲み上げ高圧の吐出圧でライン76に吐出す
る。そして、締付シリンダ61・62の所望の締付圧力
250kg/cm2 まで昇圧する。
トAで締付圧力が120kg/cm2 付近まで昇圧され
た後、電磁バルブがaポジションになり、空気圧調節機
構73により空気圧が5kg/cm2 に調整されたエア
ー供給源74からの空気がエアーポンプ67へ供給さ
れ、エアーポンプ67が駆動し、ライン75から小容量
の圧油を汲み上げ高圧の吐出圧でライン76に吐出す
る。そして、締付シリンダ61・62の所望の締付圧力
250kg/cm2 まで昇圧する。
【0011】締付シリンダ回路Cでは、締付シリンダ6
1・62の加圧側ライン51・53にそれぞれ圧力スイ
ッチPS1が設けられており、油圧が油圧ユニットAに
より、油圧ユニットAの設定値120kg/cm2 付近
まで昇圧されると、増圧回路Bの電磁バルブ68をaポ
ジションに切り換え、増圧回路Bのエアーポンプ67を
作動させる。また、油圧ユニットAの電磁切換弁55・
56をbポジションにし、油圧ユニットAによる加圧側
ライン51・53への圧油供給を断つ。
1・62の加圧側ライン51・53にそれぞれ圧力スイ
ッチPS1が設けられており、油圧が油圧ユニットAに
より、油圧ユニットAの設定値120kg/cm2 付近
まで昇圧されると、増圧回路Bの電磁バルブ68をaポ
ジションに切り換え、増圧回路Bのエアーポンプ67を
作動させる。また、油圧ユニットAの電磁切換弁55・
56をbポジションにし、油圧ユニットAによる加圧側
ライン51・53への圧油供給を断つ。
【0012】この様な締付シリンダ回路Cに、油圧ユニ
ットA及び増圧回路Bがライン51・53やライン52
・54を介して接続されているタイヤ加硫機の締付シリ
ンダ61・62における所望の締付圧力を得るまでの昇
圧方法を図11を参照しつつ説明する。図11は、所望
の締付圧力を得るまでの時間対する昇圧の様子を示した
ものである。
ットA及び増圧回路Bがライン51・53やライン52
・54を介して接続されているタイヤ加硫機の締付シリ
ンダ61・62における所望の締付圧力を得るまでの昇
圧方法を図11を参照しつつ説明する。図11は、所望
の締付圧力を得るまでの時間対する昇圧の様子を示した
ものである。
【0013】タイヤ加硫機の上下金型が閉じられると、
油圧ユニットAの電磁切換弁55・56がaポジション
になり、ポンプ59から中圧の比較的大容量の圧油が締
付シリンダ61・62の加圧ライン51・53に供給さ
れ、上下金型によるタイヤの所望の締付圧力得る為の第
一昇圧段階77が始まる(グラフ中D点)。そして、設
定圧120kg/cm2 付近まで、油圧ユニットAによ
り昇圧されると、締付シリンダ61・62の圧力スイッ
チPS1が、小容量高圧の圧油を供給する増圧回路Bの
電磁バルブ68をaポジションに切換、増圧回路Bのエ
アーポンプ67を作動させ小容量の圧油を高圧の吐出圧
でライン76に吐出する(グラフ中E点)。また、圧力
スイッチPS1が、油圧ユニットAの電磁切換弁55・
56をbポジションにし、比較的大容量の中圧の圧油を
供給する油圧ユニットAによる加圧側ライン51・53
への圧油供給を断ち(グラフ中E点)、第一昇圧段階7
7を終える。そして、小容量高圧の圧油を供給する増圧
回路Bだけによる昇圧、第二昇圧段階78が始まり、締
付シリンダ61・62の所望の締付圧力250kg/c
m2 まで昇圧する(グラフ中G点)。
油圧ユニットAの電磁切換弁55・56がaポジション
になり、ポンプ59から中圧の比較的大容量の圧油が締
付シリンダ61・62の加圧ライン51・53に供給さ
れ、上下金型によるタイヤの所望の締付圧力得る為の第
一昇圧段階77が始まる(グラフ中D点)。そして、設
定圧120kg/cm2 付近まで、油圧ユニットAによ
り昇圧されると、締付シリンダ61・62の圧力スイッ
チPS1が、小容量高圧の圧油を供給する増圧回路Bの
電磁バルブ68をaポジションに切換、増圧回路Bのエ
アーポンプ67を作動させ小容量の圧油を高圧の吐出圧
でライン76に吐出する(グラフ中E点)。また、圧力
スイッチPS1が、油圧ユニットAの電磁切換弁55・
56をbポジションにし、比較的大容量の中圧の圧油を
供給する油圧ユニットAによる加圧側ライン51・53
への圧油供給を断ち(グラフ中E点)、第一昇圧段階7
7を終える。そして、小容量高圧の圧油を供給する増圧
回路Bだけによる昇圧、第二昇圧段階78が始まり、締
付シリンダ61・62の所望の締付圧力250kg/c
m2 まで昇圧する(グラフ中G点)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の昇圧方法では、第二昇圧段階78において、エア
ーポンプ67の空気圧導入側の空気圧と油圧供給側の油
圧が平衡に近づくにつれて、即ち、空気圧5kg/cm
2 に対して、油圧が250kg/cm2 に近づくにつれ
てエアーポンプ67のピストンの動きが鈍くなり、吐出
量が減少し、図11に示すように、昇圧曲線の傾きが小
さくなり、昇圧の速度が遅くなるという問題がある。
従来の昇圧方法では、第二昇圧段階78において、エア
ーポンプ67の空気圧導入側の空気圧と油圧供給側の油
圧が平衡に近づくにつれて、即ち、空気圧5kg/cm
2 に対して、油圧が250kg/cm2 に近づくにつれ
てエアーポンプ67のピストンの動きが鈍くなり、吐出
量が減少し、図11に示すように、昇圧曲線の傾きが小
さくなり、昇圧の速度が遅くなるという問題がある。
【0015】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、締付シリンダの所望締付圧力までの昇圧時間を
短縮するタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその
装置を提供しようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、締付シリンダの所望締付圧力までの昇圧時間を
短縮するタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその
装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の手段は、タイヤを加硫成形する上下金型を閉
方向に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の
圧力の油圧を供給する油圧ユニットと、空気圧を導入し
前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増圧回路を接続
し、油圧ユニットの油圧までの第一昇圧段階を経て、更
に増圧回路の増圧油圧までの第二昇圧段階を経て所望の
締付圧力を得るタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法に
おいて、前記第二昇圧段階に、所望の締付圧力を得るた
めの空気圧以上の空圧を導入する急速加圧段階を含ませ
たことを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方
法及びその装置である。
の本発明の手段は、タイヤを加硫成形する上下金型を閉
方向に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の
圧力の油圧を供給する油圧ユニットと、空気圧を導入し
前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増圧回路を接続
し、油圧ユニットの油圧までの第一昇圧段階を経て、更
に増圧回路の増圧油圧までの第二昇圧段階を経て所望の
締付圧力を得るタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法に
おいて、前記第二昇圧段階に、所望の締付圧力を得るた
めの空気圧以上の空圧を導入する急速加圧段階を含ませ
たことを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方
法及びその装置である。
【0017】又、近年、タイヤ加硫機の油圧制御は締付
シリンダのみならず、他部材も油圧制御をするようにな
ってきており、その油圧源は、常に連続運転している小
容量の油圧源と不連続運転をしている大容量の油圧源と
が組み合わされた二連の油圧供給源が使用されることが
多くなってきている。
シリンダのみならず、他部材も油圧制御をするようにな
ってきており、その油圧源は、常に連続運転している小
容量の油圧源と不連続運転をしている大容量の油圧源と
が組み合わされた二連の油圧供給源が使用されることが
多くなってきている。
【0018】その点を考慮し、本発明の手段は、タイヤ
を加硫成形する上下金型を閉方向に加圧する締付シリン
ダに、所望の締付圧力以下の圧力の油圧を供給する油圧
ユニットと、前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増
圧回路を接続し、油圧ユニットの油圧までの第一昇圧段
階を経て、更に増圧回路の増圧油圧までの第二昇圧段階
を経て所望の締付圧力を得るタイヤ加硫機の締付シリン
ダ昇圧方法において、前記油圧ユニットが小容量連続運
転の油圧源と大容量不連続運転の油圧源とで構成された
二連油圧供給源を有し、第二昇圧段階に前記二連油圧供
給源からの油圧を前記増圧回路に導入して増圧油圧を出
力することを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇
圧方法であり、その装置である。
を加硫成形する上下金型を閉方向に加圧する締付シリン
ダに、所望の締付圧力以下の圧力の油圧を供給する油圧
ユニットと、前記油圧より高圧の増圧油圧を出力する増
圧回路を接続し、油圧ユニットの油圧までの第一昇圧段
階を経て、更に増圧回路の増圧油圧までの第二昇圧段階
を経て所望の締付圧力を得るタイヤ加硫機の締付シリン
ダ昇圧方法において、前記油圧ユニットが小容量連続運
転の油圧源と大容量不連続運転の油圧源とで構成された
二連油圧供給源を有し、第二昇圧段階に前記二連油圧供
給源からの油圧を前記増圧回路に導入して増圧油圧を出
力することを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇
圧方法であり、その装置である。
【0019】
【作用】第二昇圧段階初期において、所望の締付圧力を
得るための空気圧以上の空圧を導入すると、空気圧と油
圧とが平衡に近づいてエアーポンプのピストン運動が鈍
くなり圧油吐出量が減少するという現象が無くなり、締
付シリンダは急速に加圧される。
得るための空気圧以上の空圧を導入すると、空気圧と油
圧とが平衡に近づいてエアーポンプのピストン運動が鈍
くなり圧油吐出量が減少するという現象が無くなり、締
付シリンダは急速に加圧される。
【0020】又、油圧ユニットが小容量連続運転の油圧
源と大容量不連続運転の油圧源とで構成された二連油圧
供給源を有し、第二昇圧段階に前記二連油圧供給源の小
容量油圧源からの油圧を増圧回路に導入して増圧油圧を
出力すると、第二昇圧段階の増圧比率が小さくてすみ、
締付シリンダは急速に加圧される。
源と大容量不連続運転の油圧源とで構成された二連油圧
供給源を有し、第二昇圧段階に前記二連油圧供給源の小
容量油圧源からの油圧を増圧回路に導入して増圧油圧を
出力すると、第二昇圧段階の増圧比率が小さくてすみ、
締付シリンダは急速に加圧される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧
方法による締付シリンダ61・62の油圧回路を示す図
であり、図2は本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇
圧方法による昇圧の経過を示す図である。図1及び図2
において、図10及び図11と同様の働きを示すものに
は同一の符号を付してその説明を省略する。図1におい
て図10と異なる点は増圧回路B1に空気圧導入ライン
2と、そのライン2中に電磁バルブ1が設けられ、締付
シリンダ回路C1に前記電磁バルブ1及び電磁バルブ6
8のa・bポジションを切り換える圧力スイッチPS2
が付加された点である。
する。図1は本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧
方法による締付シリンダ61・62の油圧回路を示す図
であり、図2は本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇
圧方法による昇圧の経過を示す図である。図1及び図2
において、図10及び図11と同様の働きを示すものに
は同一の符号を付してその説明を省略する。図1におい
て図10と異なる点は増圧回路B1に空気圧導入ライン
2と、そのライン2中に電磁バルブ1が設けられ、締付
シリンダ回路C1に前記電磁バルブ1及び電磁バルブ6
8のa・bポジションを切り換える圧力スイッチPS2
が付加された点である。
【0022】増圧回路B1における空気圧導入ライン2
は空気圧力調整機構73を経由せずに、最高圧7kg/
cm2 の空気をそのままエアー供給源74からエアーポ
ンプ67に供給できるように接続されている。尚、空気
圧導入ライン75は従来通り、設定圧が所望締付圧力2
50kg/cm2 と平衡する空気圧力5kg/cm2に
圧力調整機構73を経由して設定されている。
は空気圧力調整機構73を経由せずに、最高圧7kg/
cm2 の空気をそのままエアー供給源74からエアーポ
ンプ67に供給できるように接続されている。尚、空気
圧導入ライン75は従来通り、設定圧が所望締付圧力2
50kg/cm2 と平衡する空気圧力5kg/cm2に
圧力調整機構73を経由して設定されている。
【0023】前記空気圧導入ライン2中に設けられた電
磁バルブ1は、圧力スイッチPS1により、油圧ユニッ
トAの設定圧力である120kg/cm2 付近になるま
では、bポジションでエアーポンプ67への空気の供給
を断っている。油圧ユニットAからの油圧が設定圧力1
20kg/cm2 付近まで昇圧されると、aポジション
に移動し、ライン2を通ってきたエアー供給源74から
の空気圧7kg/cm2 の空気をそのままエアーポンプ
67に供給し、エアーポンプ67を最高空気圧7kg/
cm2 で作動させ、エアーポンプ67による締付シリン
ダ61・62の昇圧を始める。そして、所望の締付圧力
250kg/cm2 手前になると、再び、圧力スイッチ
PS2により、bポジションに移動しエアーポンプ67
への空気の供給を断つ。
磁バルブ1は、圧力スイッチPS1により、油圧ユニッ
トAの設定圧力である120kg/cm2 付近になるま
では、bポジションでエアーポンプ67への空気の供給
を断っている。油圧ユニットAからの油圧が設定圧力1
20kg/cm2 付近まで昇圧されると、aポジション
に移動し、ライン2を通ってきたエアー供給源74から
の空気圧7kg/cm2 の空気をそのままエアーポンプ
67に供給し、エアーポンプ67を最高空気圧7kg/
cm2 で作動させ、エアーポンプ67による締付シリン
ダ61・62の昇圧を始める。そして、所望の締付圧力
250kg/cm2 手前になると、再び、圧力スイッチ
PS2により、bポジションに移動しエアーポンプ67
への空気の供給を断つ。
【0024】この時、空気圧導入ライン75に設けられ
た電磁バルブ68は、油圧ユニットAから油圧が供給さ
れている時は勿論、電磁バルブ1がaポジションに切り
換わっても、bポジションで、ライン75を通ってくる
エアーポンプ67への空気の供給を断っている。そし
て、所望の締付圧力250kg/cm2 直前で電磁バル
ブ1がbポジションに切り換わると、電磁バルブ68
は、aポジションに切り換わり、空気圧調節機構73通
って油圧設定値250kg/cm2 と平衡する空気圧5
kg/cm2 に設定された空気をエアーポンプ67に供
給し、所望の締付圧力250kg/cm2 になるまでエ
アーポンプ67による昇圧を持続させる。
た電磁バルブ68は、油圧ユニットAから油圧が供給さ
れている時は勿論、電磁バルブ1がaポジションに切り
換わっても、bポジションで、ライン75を通ってくる
エアーポンプ67への空気の供給を断っている。そし
て、所望の締付圧力250kg/cm2 直前で電磁バル
ブ1がbポジションに切り換わると、電磁バルブ68
は、aポジションに切り換わり、空気圧調節機構73通
って油圧設定値250kg/cm2 と平衡する空気圧5
kg/cm2 に設定された空気をエアーポンプ67に供
給し、所望の締付圧力250kg/cm2 になるまでエ
アーポンプ67による昇圧を持続させる。
【0025】締付シリンダ回路C1に設けられた圧力ス
イッチPS2は、圧力スイッチPS1が油圧ユニットA
からの圧油供給を断ち、油圧ユニットAによる昇圧を止
めた後、前記増圧回路B1における電磁バルブ1・68
のポジションを操作して増圧回路B1による昇圧を操作
するものである。
イッチPS2は、圧力スイッチPS1が油圧ユニットA
からの圧油供給を断ち、油圧ユニットAによる昇圧を止
めた後、前記増圧回路B1における電磁バルブ1・68
のポジションを操作して増圧回路B1による昇圧を操作
するものである。
【0026】圧力スイッチPS1は、油圧ユニットAの
設定圧力である120kg/cm2付近になると、増圧
回路B1のエアーポンプ67を作動させるために、電磁
バルブ1をaポジションに切換え、エアー供給源74か
らの最高圧7kg/cm2 の空気をエアーポンプ67へ
供給させ、増圧回路B1による昇圧を開始させる。ま
た、電磁切換弁55・56をbポジションに切換え、油
圧ユニットAによる昇圧を止め、増圧回路B1のみによ
る昇圧に切り換える。
設定圧力である120kg/cm2付近になると、増圧
回路B1のエアーポンプ67を作動させるために、電磁
バルブ1をaポジションに切換え、エアー供給源74か
らの最高圧7kg/cm2 の空気をエアーポンプ67へ
供給させ、増圧回路B1による昇圧を開始させる。ま
た、電磁切換弁55・56をbポジションに切換え、油
圧ユニットAによる昇圧を止め、増圧回路B1のみによ
る昇圧に切り換える。
【0027】そして、圧力スイッチPS2が、圧力スイ
ッチPS1によりaポジションにされた電磁バルブ1
を、所望の締付圧力250kg/cm2 手前で、bポジ
ションに切り換え、ライン2よりの空気の供給を断つ、
と同時に電磁バルブ68をaポジションに切り換え、空
気圧調節機構73通ってきた設定圧5kg/cm2 の空
気をエアーポンプ67へ供給させる。
ッチPS1によりaポジションにされた電磁バルブ1
を、所望の締付圧力250kg/cm2 手前で、bポジ
ションに切り換え、ライン2よりの空気の供給を断つ、
と同時に電磁バルブ68をaポジションに切り換え、空
気圧調節機構73通ってきた設定圧5kg/cm2 の空
気をエアーポンプ67へ供給させる。
【0028】この様な油圧回路による本発明の締付シリ
ンダ昇圧方法を図2により説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットAによる第一昇圧
段階5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧12
0kg/cm2 付近まで、油圧ユニットAにより昇圧さ
れると、締付シリンダ61・62の圧力スイッチPS1
が、小容量高圧の圧油を供給する増圧回路B1の電磁バ
ルブ1をaポジションに切換、最高圧7kg/cm2 の
空気をエアーポンプ67に供給し作動させ小容量の圧油
を高圧の吐出圧でライン76に吐出する(グラフ中E
点)。
ンダ昇圧方法を図2により説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットAによる第一昇圧
段階5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧12
0kg/cm2 付近まで、油圧ユニットAにより昇圧さ
れると、締付シリンダ61・62の圧力スイッチPS1
が、小容量高圧の圧油を供給する増圧回路B1の電磁バ
ルブ1をaポジションに切換、最高圧7kg/cm2 の
空気をエアーポンプ67に供給し作動させ小容量の圧油
を高圧の吐出圧でライン76に吐出する(グラフ中E
点)。
【0029】また、圧力スイッチPS1が、油圧ユニッ
トAによる加圧側ライン51・53への圧油供給を断ち
(グラフ中E点)、第一昇圧段階5を終える。そして、
小容量高圧の圧油を供給する増圧回路B1だけによる昇
圧、第二昇圧段階6が始まる。
トAによる加圧側ライン51・53への圧油供給を断ち
(グラフ中E点)、第一昇圧段階5を終える。そして、
小容量高圧の圧油を供給する増圧回路B1だけによる昇
圧、第二昇圧段階6が始まる。
【0030】締付圧力が250kg/cm2 手前になる
までの第二昇圧段階6の初期は、エアーポンプ67に最
高圧力の空気が供給され、締付シリンダ61・62の加
圧が急速に行われる急速加圧段階7である。そして、締
付圧力が250kg/cm2手前になると、圧力スイッ
チPS2が電磁バルブ1をbポジションに切り換え、ラ
イン2よりの空気の供給を断つ、と同時に電磁バルブ6
8をaポジションに切り換え、空気圧調節機構73通っ
てきた設定圧5kg/cm2 の空気をエアーポンプ67
へ供給させる(グラフ中I点)。そして、締付シリンダ
61・62の所望の締付圧力250kg/cm2 まで昇
圧する(グラフ中J点)。尚、図中二点鎖線は、従来の
昇圧方法によるものである。
までの第二昇圧段階6の初期は、エアーポンプ67に最
高圧力の空気が供給され、締付シリンダ61・62の加
圧が急速に行われる急速加圧段階7である。そして、締
付圧力が250kg/cm2手前になると、圧力スイッ
チPS2が電磁バルブ1をbポジションに切り換え、ラ
イン2よりの空気の供給を断つ、と同時に電磁バルブ6
8をaポジションに切り換え、空気圧調節機構73通っ
てきた設定圧5kg/cm2 の空気をエアーポンプ67
へ供給させる(グラフ中I点)。そして、締付シリンダ
61・62の所望の締付圧力250kg/cm2 まで昇
圧する(グラフ中J点)。尚、図中二点鎖線は、従来の
昇圧方法によるものである。
【0031】上述のような本発明の締付シリンダ昇圧方
法によると、第二昇圧段階初期において、所望の締付圧
力を得るための空気圧5kg/cm2 以上の空圧7kg
/cm2 を導入することにより、空気圧と油圧とが平衡
に近づくにつれてエアーポンプ67の圧油吐出量が減少
するという現象に係る時間を極力少なくして、締付シリ
ンダ61・62を所望の締付圧力付近まで急速に加圧す
るという急速加圧段階を設けているので、昇圧時間が短
くなる。その結果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行
できるので、タイヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能で
ある。
法によると、第二昇圧段階初期において、所望の締付圧
力を得るための空気圧5kg/cm2 以上の空圧7kg
/cm2 を導入することにより、空気圧と油圧とが平衡
に近づくにつれてエアーポンプ67の圧油吐出量が減少
するという現象に係る時間を極力少なくして、締付シリ
ンダ61・62を所望の締付圧力付近まで急速に加圧す
るという急速加圧段階を設けているので、昇圧時間が短
くなる。その結果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行
できるので、タイヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能で
ある。
【0032】尚、上記実施例での油圧及び空気圧の設定
値は、金型等により任意に設定することが望まれる。こ
の場合、第二昇圧段階の急速加圧段階において、所望の
締付圧力と平衡する空気圧以上を導入することが必須で
ある。又、上記実施例のように一対の上下金型に対して
締付シリンダが一機使用されているもの以外、例えば一
対の上下金型に対して締付シリンダが4機使用されてい
るもの等にでも、本発明の締付シリンダ昇圧方法は有効
であるし、上記実施例では二対の上下金型についてを述
べているが任意対でもよい。
値は、金型等により任意に設定することが望まれる。こ
の場合、第二昇圧段階の急速加圧段階において、所望の
締付圧力と平衡する空気圧以上を導入することが必須で
ある。又、上記実施例のように一対の上下金型に対して
締付シリンダが一機使用されているもの以外、例えば一
対の上下金型に対して締付シリンダが4機使用されてい
るもの等にでも、本発明の締付シリンダ昇圧方法は有効
であるし、上記実施例では二対の上下金型についてを述
べているが任意対でもよい。
【0033】次に、本発明の他の実施例について、図3
及び図4を参照しつつ説明する。図3は本発明の他のタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付シリンダ
61・62の油圧回路を示す図であり、図4(a)は本
発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による
昇圧の経過を示す図であり、図4(b)は昇圧の経過に
対応して最高空気圧を切り換えるための電磁比例レギュ
レータ3への指令信号である。図3において、前記実施
例と異なるところは、増圧回路B2おけるエアー供給源
74からの空気の設定圧を昇圧段階に応じて、電磁比例
レギュレータ3を電気信号により制御する点である。
及び図4を参照しつつ説明する。図3は本発明の他のタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付シリンダ
61・62の油圧回路を示す図であり、図4(a)は本
発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による
昇圧の経過を示す図であり、図4(b)は昇圧の経過に
対応して最高空気圧を切り換えるための電磁比例レギュ
レータ3への指令信号である。図3において、前記実施
例と異なるところは、増圧回路B2おけるエアー供給源
74からの空気の設定圧を昇圧段階に応じて、電磁比例
レギュレータ3を電気信号により制御する点である。
【0034】電磁比例レギュレータ3の切換は、締付シ
リンダ回路C2に設けられた圧力変換器PTを介して行
う。圧力変換器PTは前記実施例における圧力スイッチ
PS1及びPS2の両方を兼ねたような働きをするもの
で、図4(b)に示すように、電磁比例レギュレータ3
への指令信号は、昇圧初期には最高圧7kg/cm2の
空気がライン75を通るように、圧力変換器PTに基づ
いて最高圧設定の指令Kが送られ、所望の締付圧力25
0kg/cm2 直前になると、油圧250kg/cm2
と平衡する空気圧5kg/cm2 の空気がライン75を
通るように、圧力変換器PTに基づいて平衡圧設定の指
令Lが送られるようになっている。
リンダ回路C2に設けられた圧力変換器PTを介して行
う。圧力変換器PTは前記実施例における圧力スイッチ
PS1及びPS2の両方を兼ねたような働きをするもの
で、図4(b)に示すように、電磁比例レギュレータ3
への指令信号は、昇圧初期には最高圧7kg/cm2の
空気がライン75を通るように、圧力変換器PTに基づ
いて最高圧設定の指令Kが送られ、所望の締付圧力25
0kg/cm2 直前になると、油圧250kg/cm2
と平衡する空気圧5kg/cm2 の空気がライン75を
通るように、圧力変換器PTに基づいて平衡圧設定の指
令Lが送られるようになっている。
【0035】続いて、本発明の他の実施例の昇圧方法に
ついて、図4を参照しつつ説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットAによる締付シリ
ンダ61・62の所望の締付圧力得る為の第一昇圧段階
5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧120k
g/cm2 付近まで、油圧ユニットAにより昇圧される
と、締付シリンダ61・62の圧力変換器PTに基づい
て、増圧回路B2の電磁バルブ68がaポジションに切
り換えられる。この時、電磁比例レギュレータ3は、最
高圧7kg/cm2 に設定されているので、最高圧7k
g/cm2 の空気がエアーポンプ67に供給され作動
し、小容量の圧油を高圧の吐出圧でライン76に吐出す
る(グラフ中E点)。また、油圧ユニットAによる締付
シリンダ61・62の第一昇圧段階5を終える(グラフ
中E点)。そして、小容量高圧の圧油を供給する増圧回
路B2だけによる昇圧、第二昇圧段階6が始まる。
ついて、図4を参照しつつ説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットAによる締付シリ
ンダ61・62の所望の締付圧力得る為の第一昇圧段階
5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧120k
g/cm2 付近まで、油圧ユニットAにより昇圧される
と、締付シリンダ61・62の圧力変換器PTに基づい
て、増圧回路B2の電磁バルブ68がaポジションに切
り換えられる。この時、電磁比例レギュレータ3は、最
高圧7kg/cm2 に設定されているので、最高圧7k
g/cm2 の空気がエアーポンプ67に供給され作動
し、小容量の圧油を高圧の吐出圧でライン76に吐出す
る(グラフ中E点)。また、油圧ユニットAによる締付
シリンダ61・62の第一昇圧段階5を終える(グラフ
中E点)。そして、小容量高圧の圧油を供給する増圧回
路B2だけによる昇圧、第二昇圧段階6が始まる。
【0036】締付圧力が250kg/cm2 直前になる
までの第二昇圧段階6の初期は、エアーポンプ67に最
高圧力の空気が供給され、締付シリンダ61・62の加
圧が急速に行われる急速加圧段階7である。締付圧力が
250kg/cm2 直前になると、圧力変換器PTに基
づいて電磁比例レギュレータ3へ設定圧5kg/cm2
の指令Lを出して切り換え、設定圧5kg/cm2 の空
気がエアーポンプ67へ供給される(グラフ中I点)。
そして、締付シリンダ61・62の所望の締付圧力25
0kg/cm2 まで昇圧する(グラフ中J点)。尚、図
中二点鎖線は、従来の昇圧方法によるものである。
までの第二昇圧段階6の初期は、エアーポンプ67に最
高圧力の空気が供給され、締付シリンダ61・62の加
圧が急速に行われる急速加圧段階7である。締付圧力が
250kg/cm2 直前になると、圧力変換器PTに基
づいて電磁比例レギュレータ3へ設定圧5kg/cm2
の指令Lを出して切り換え、設定圧5kg/cm2 の空
気がエアーポンプ67へ供給される(グラフ中I点)。
そして、締付シリンダ61・62の所望の締付圧力25
0kg/cm2 まで昇圧する(グラフ中J点)。尚、図
中二点鎖線は、従来の昇圧方法によるものである。
【0037】この様な本発明の他の実施例では、昇圧時
間が短縮可能のみならず、増圧回路B2において、電磁
比例レギュレータ3を設けたので、空気圧別にエアー供
給源からの空気導入ラインを設ける必要が無く回路の整
理ができ、又、締付シリンダ回路C2においては圧力変
換器PTにより、複数の圧力スイッチ働きを兼ねさせて
いるのでスイッチの整理ができる。その結果、多数の金
型を同時に制御することが可能である。
間が短縮可能のみならず、増圧回路B2において、電磁
比例レギュレータ3を設けたので、空気圧別にエアー供
給源からの空気導入ラインを設ける必要が無く回路の整
理ができ、又、締付シリンダ回路C2においては圧力変
換器PTにより、複数の圧力スイッチ働きを兼ねさせて
いるのでスイッチの整理ができる。その結果、多数の金
型を同時に制御することが可能である。
【0038】更に、本発明の更の他の実施例について、
図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本発明の更
の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付
シリンダ61・62の油圧回路を示す図であり、図6は
本発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法によ
る昇圧の経過を示す図である。図5において、前記他の
実施例と異なるところは、空気圧の調整をレギュレータ
等により行うのでは無く、電磁バルブ68の開閉によっ
て行うものである。そのため、供給された空気が逆戻り
しないようにチェック弁4が空気導入ライン75に設け
られている。
図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本発明の更
の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付
シリンダ61・62の油圧回路を示す図であり、図6は
本発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法によ
る昇圧の経過を示す図である。図5において、前記他の
実施例と異なるところは、空気圧の調整をレギュレータ
等により行うのでは無く、電磁バルブ68の開閉によっ
て行うものである。そのため、供給された空気が逆戻り
しないようにチェック弁4が空気導入ライン75に設け
られている。
【0039】この場合、図6に示すように、第二昇圧段
階6において、所望の締付圧力を得るまで、電磁バルブ
68をaポジションの全開にしておき、エアー供給源7
4から最高圧7kg/cm2 の空気をそのままエアーポ
ンプ67に供給し、締付シリンダ61・62の締付圧力
が所望値より僅かに越えた上限値Nに達した時に、電磁
バルブ68をbポジションに切換、空気のエアーポンプ
67への供給を断ち、エアーポンプ67を止めて昇圧を
停止する。従って、急速加圧段階7そのものが第二昇圧
段階6となる。そして、締付シリンダのリーク等により
締付圧が所望値より減少し、所定の下限値Pまでくる
と、再び、電磁バルブ68をaポジションにし空気を供
給し昇圧する。そして又、上限値Nに達した時に、bポ
ジションに切換、空気のエアーポンプ67への供給を断
ち昇圧を停止する。このような操作を繰り返して、タイ
ヤの加硫工程の間、所望の締付圧を維持する。
階6において、所望の締付圧力を得るまで、電磁バルブ
68をaポジションの全開にしておき、エアー供給源7
4から最高圧7kg/cm2 の空気をそのままエアーポ
ンプ67に供給し、締付シリンダ61・62の締付圧力
が所望値より僅かに越えた上限値Nに達した時に、電磁
バルブ68をbポジションに切換、空気のエアーポンプ
67への供給を断ち、エアーポンプ67を止めて昇圧を
停止する。従って、急速加圧段階7そのものが第二昇圧
段階6となる。そして、締付シリンダのリーク等により
締付圧が所望値より減少し、所定の下限値Pまでくる
と、再び、電磁バルブ68をaポジションにし空気を供
給し昇圧する。そして又、上限値Nに達した時に、bポ
ジションに切換、空気のエアーポンプ67への供給を断
ち昇圧を停止する。このような操作を繰り返して、タイ
ヤの加硫工程の間、所望の締付圧を維持する。
【0040】この時の上限値N及び下限値Pの設定は、
締付圧の上下の推移を平均すると所望の締付圧250k
g/cm2 になるように、250kg/cm2 を挟んだ
僅かな上下の範囲で設定する。尚、空気圧導入ライン7
5の制限圧力値Mは上限値Nの遙上方にある。又、電磁
バルブ68の切換は締付シリンダ回路C3に設けられた
圧力変換器PTに基づいて行われる。
締付圧の上下の推移を平均すると所望の締付圧250k
g/cm2 になるように、250kg/cm2 を挟んだ
僅かな上下の範囲で設定する。尚、空気圧導入ライン7
5の制限圧力値Mは上限値Nの遙上方にある。又、電磁
バルブ68の切換は締付シリンダ回路C3に設けられた
圧力変換器PTに基づいて行われる。
【0041】また、本発明の更に他の実施例について、
図7及び図8を参照しつつ説明する。この実施例は、増
圧回路B4が空気圧ではなく、油圧ユニットA1の二連
油圧供給源からの油圧により増圧油圧を出力することが
上記3つの実施例と著しく異なる。図7は本発明のタイ
ヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付シリンダ6
1・62の油圧回路を示す図であり、図8は本発明のタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による昇圧の経過を
示す図である。図7及び図8において、図10及び図1
1と同様の働きを示すものには同一の符号を付してその
説明を省略し、異なる点おいてのみ説明する。図7にお
いて図10と異なる点は、油圧ユニットA1が、小容量
連続運転の油圧源である小容量油圧ポンプ79と大容量
不連続運転の油圧源である大容量油圧ポンプ59とで構
成された二連油圧供給源を有し、その二連油圧供給源か
らの油圧により、増圧回路B4が増圧油圧を出力し、そ
して、その増圧回路B4に設けられた電磁切換弁80の
a・b・cポジションの切り換えを締付シリンダ回路C
に設けられた圧力スイッチPS1が行う点である。
図7及び図8を参照しつつ説明する。この実施例は、増
圧回路B4が空気圧ではなく、油圧ユニットA1の二連
油圧供給源からの油圧により増圧油圧を出力することが
上記3つの実施例と著しく異なる。図7は本発明のタイ
ヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による締付シリンダ6
1・62の油圧回路を示す図であり、図8は本発明のタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法による昇圧の経過を
示す図である。図7及び図8において、図10及び図1
1と同様の働きを示すものには同一の符号を付してその
説明を省略し、異なる点おいてのみ説明する。図7にお
いて図10と異なる点は、油圧ユニットA1が、小容量
連続運転の油圧源である小容量油圧ポンプ79と大容量
不連続運転の油圧源である大容量油圧ポンプ59とで構
成された二連油圧供給源を有し、その二連油圧供給源か
らの油圧により、増圧回路B4が増圧油圧を出力し、そ
して、その増圧回路B4に設けられた電磁切換弁80の
a・b・cポジションの切り換えを締付シリンダ回路C
に設けられた圧力スイッチPS1が行う点である。
【0042】油圧ユニットA1の二連油圧供給源は、油
圧ユニットA1の設定圧120kg/cm2 まで、大・
小容量の両油圧ポンプにより締付シリンダ61・62に
圧油を供給する。設定圧120kg/cm2 まで昇圧す
ると、大容量油圧ポンプ59は止められ油圧ユニットへ
の圧油供給を終え、小容量油圧ポンプ79だけの運転と
なり、増圧回路B4に圧油を供給する。
圧ユニットA1の設定圧120kg/cm2 まで、大・
小容量の両油圧ポンプにより締付シリンダ61・62に
圧油を供給する。設定圧120kg/cm2 まで昇圧す
ると、大容量油圧ポンプ59は止められ油圧ユニットへ
の圧油供給を終え、小容量油圧ポンプ79だけの運転と
なり、増圧回路B4に圧油を供給する。
【0043】増圧回路B4は、電磁切換弁80と、ブー
スター81と、パイロットチェック弁82と、減圧弁8
3とからなる。電磁切換弁80は、油圧ユニットA1に
二連油圧供給源から圧油が供給されている間は、bポジ
ションで圧油供給は断たれている。油圧ユニットA1に
より、その設定圧120kg/cm2 まで締付シリンダ
61・62が昇圧されると、圧力スイッチPS1によ
り、cポジションに切り換えられ、増圧回路に圧油が供
給される。
スター81と、パイロットチェック弁82と、減圧弁8
3とからなる。電磁切換弁80は、油圧ユニットA1に
二連油圧供給源から圧油が供給されている間は、bポジ
ションで圧油供給は断たれている。油圧ユニットA1に
より、その設定圧120kg/cm2 まで締付シリンダ
61・62が昇圧されると、圧力スイッチPS1によ
り、cポジションに切り換えられ、増圧回路に圧油が供
給される。
【0044】ブースター81は、ライン84からの圧油
をパスカルの原理により250kg/cm2 まで圧縮し
て、ライン85から増圧油圧を出力する。この場合の圧
縮比率は約2倍程度でよいので、空気圧を導入して増圧
するエアーポンプに比べ、ブースター81内のシリンダ
径は小さくでき、コストダウンとなる。
をパスカルの原理により250kg/cm2 まで圧縮し
て、ライン85から増圧油圧を出力する。この場合の圧
縮比率は約2倍程度でよいので、空気圧を導入して増圧
するエアーポンプに比べ、ブースター81内のシリンダ
径は小さくでき、コストダウンとなる。
【0045】パイロットチェック弁82は、増圧用の圧
油が供給されるライン84に設けられており、電磁切換
弁80のcポジションでは増圧用油供給ライン84の圧
油の戻りを防止し、a・bポジションの時には、油圧戻
りライン86の昇圧によるパイロット圧で弁が開き増圧
用油供給ライン84からのタンクへの戻りを可能として
いる。減圧弁83は、二連油圧供給源から増圧回路B4
に圧油が供給される圧油供給口に設けられており、此処
での供給圧油の圧力を調整することにより、ライン85
から出力される増圧圧油の圧力を調整する。
油が供給されるライン84に設けられており、電磁切換
弁80のcポジションでは増圧用油供給ライン84の圧
油の戻りを防止し、a・bポジションの時には、油圧戻
りライン86の昇圧によるパイロット圧で弁が開き増圧
用油供給ライン84からのタンクへの戻りを可能として
いる。減圧弁83は、二連油圧供給源から増圧回路B4
に圧油が供給される圧油供給口に設けられており、此処
での供給圧油の圧力を調整することにより、ライン85
から出力される増圧圧油の圧力を調整する。
【0046】この様な油圧回路による本発明の締付シリ
ンダ昇圧方法を図8により説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットA1による第一昇
圧段階5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧1
20kg/cm2 付近まで、油圧ユニットA1により昇
圧されると、締付シリンダ61・62の圧力スイッチP
S1が、二連油圧供給源の大容量油圧ポンプ59を止め
油圧ユニットA1への圧油供給を断ち、第一昇圧段階5
を終える。と同時に、増圧回路B4の電磁バルブ80を
cポジションに切り換え、小容量油圧ポンプ79だけの
運転にし、増圧回路B4に圧油を供給し、増圧回路B4
による第二昇圧段階6が始まる(グラフ中E点)。そし
て、締付圧力が250kg/cm2 まで昇圧する(グラ
フ中J点)。
ンダ昇圧方法を図8により説明する。タイヤ加硫機の上
下金型が閉じられると、油圧ユニットA1による第一昇
圧段階5が始まる(グラフ中D点)。そして、設定圧1
20kg/cm2 付近まで、油圧ユニットA1により昇
圧されると、締付シリンダ61・62の圧力スイッチP
S1が、二連油圧供給源の大容量油圧ポンプ59を止め
油圧ユニットA1への圧油供給を断ち、第一昇圧段階5
を終える。と同時に、増圧回路B4の電磁バルブ80を
cポジションに切り換え、小容量油圧ポンプ79だけの
運転にし、増圧回路B4に圧油を供給し、増圧回路B4
による第二昇圧段階6が始まる(グラフ中E点)。そし
て、締付圧力が250kg/cm2 まで昇圧する(グラ
フ中J点)。
【0047】上述のような本発明の締付シリンダ昇圧方
法によると、第二昇圧段階に前記二連油圧供給源からの
油圧を前記増圧回路B4に導入して増圧油圧を出力する
ことにより、空気圧を導入しての増圧回路よりも、第二
昇圧段階の増圧比率を小さくして、締付シリンダを急速
に加圧しているので、昇圧時間が短縮できる。その結
果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タ
イヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能である。又、増圧
比率が小さいので、ブースター81に使用するシリンダ
径はエアーポンプに比べ小さいものでよいので、コスト
ダウンができる。更に、圧弁83を調節することによ
り、増圧回路B4からの増圧油圧の圧力が調整できるの
で、締付圧の調整が容易である。
法によると、第二昇圧段階に前記二連油圧供給源からの
油圧を前記増圧回路B4に導入して増圧油圧を出力する
ことにより、空気圧を導入しての増圧回路よりも、第二
昇圧段階の増圧比率を小さくして、締付シリンダを急速
に加圧しているので、昇圧時間が短縮できる。その結
果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タ
イヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能である。又、増圧
比率が小さいので、ブースター81に使用するシリンダ
径はエアーポンプに比べ小さいものでよいので、コスト
ダウンができる。更に、圧弁83を調節することによ
り、増圧回路B4からの増圧油圧の圧力が調整できるの
で、締付圧の調整が容易である。
【0048】
【発明の効果】本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇
圧方法は、タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向に加
圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧力の油
圧を供給する油圧ユニットと、空気圧を導入し前記油圧
より高圧の増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、油圧
ユニットの油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増圧回
路の増圧油圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付圧力
を得るタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法において、
第二昇圧段階に、所望の締付圧力を得るための空気圧以
上の空圧を導入することにより、空気圧と油圧とが平衡
に近づいてエアーポンプの圧油吐出量が減少するという
現象を無くし、締付シリンダを急速に加圧する急速加圧
段階を設けているので、昇圧時間が短縮できる。その結
果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タ
イヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能である。
圧方法は、タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向に加
圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧力の油
圧を供給する油圧ユニットと、空気圧を導入し前記油圧
より高圧の増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、油圧
ユニットの油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増圧回
路の増圧油圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付圧力
を得るタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法において、
第二昇圧段階に、所望の締付圧力を得るための空気圧以
上の空圧を導入することにより、空気圧と油圧とが平衡
に近づいてエアーポンプの圧油吐出量が減少するという
現象を無くし、締付シリンダを急速に加圧する急速加圧
段階を設けているので、昇圧時間が短縮できる。その結
果、型閉じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タ
イヤ加硫機の加硫サイクルが短縮可能である。
【0049】又、タイヤを加硫成形する上下金型を閉方
向に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧
力の油圧を供給する油圧ユニットと、前記油圧より高圧
の増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、油圧ユニット
の油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増圧回路の増圧
油圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付圧力を得るタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法において、前記油圧
ユニットが小容量連続運転の油圧源と大容量不連続運転
の油圧源とで構成された二連油圧供給源を有し、第二昇
圧段階に前記二連油圧供給源からの油圧を前記増圧回路
に導入して増圧油圧を出力することにより、第二昇圧段
階の増圧比率を小さくして、締付シリンダを急速に加圧
しているので、昇圧時間が短縮できる。その結果、型閉
じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タイヤ加硫
機の加硫サイクルが短縮可能である。
向に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧
力の油圧を供給する油圧ユニットと、前記油圧より高圧
の増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、油圧ユニット
の油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増圧回路の増圧
油圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付圧力を得るタ
イヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法において、前記油圧
ユニットが小容量連続運転の油圧源と大容量不連続運転
の油圧源とで構成された二連油圧供給源を有し、第二昇
圧段階に前記二連油圧供給源からの油圧を前記増圧回路
に導入して増圧油圧を出力することにより、第二昇圧段
階の増圧比率を小さくして、締付シリンダを急速に加圧
しているので、昇圧時間が短縮できる。その結果、型閉
じ後、短時間で加硫工程に移行できるので、タイヤ加硫
機の加硫サイクルが短縮可能である。
【図1】本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法
による締付シリンダの油圧回路である。
による締付シリンダの油圧回路である。
【図2】本発明のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法
による時間に対する昇圧の経過を示すグラフである。
による時間に対する昇圧の経過を示すグラフである。
【図3】本発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧
方法による締付シリンダの油圧回路である。
方法による締付シリンダの油圧回路である。
【図4】本発明の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧
方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフであ
る。
方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の更の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
【図6】本発明の更の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
【図7】本発明の更に他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
【図8】本発明の更に他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
【図9】タイヤ加硫機を示す図である。
【図10】従来の更の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
昇圧方法による締付シリンダの油圧回路である。
【図11】従来の更の他のタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
昇圧方法による時間に対する昇圧の経過を示すグラフで
ある。
2 最高空気圧導入ライン 5 第一昇圧段階 6 第二昇圧段階 7 急速加圧段階 35 下金型 36 上金型 61、62 締付シリンダ A 油圧ユニット B1 増圧回路
Claims (4)
- 【請求項1】 タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向
に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧力
の油圧を供給する油圧ユニットと、空気圧を導入し前記
油圧より高圧の増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、
油圧ユニットの油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増
圧回路の増圧油圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付
圧力を得るタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法におい
て、前記第二昇圧段階に、所望の締付圧力を得るための
空気圧以上の空圧を導入する急速加圧段階を含ませたこ
とを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法。 - 【請求項2】 タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向
に加圧する締付シリンダに接続され、第一昇圧手段とし
て所望の締付圧力以下の圧力の油圧を供給して昇圧する
油圧供給手段と、第二昇圧手段として空気圧を導入し前
記油圧より高圧の増圧油圧を出力して昇圧する油圧増圧
手段とを備えたタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧装置に
おいて、前記油圧増圧手段に所望の締付圧力を得るため
の空気圧以上の空圧を導入して急速加圧をする手段を設
けたことを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧
装置。 - 【請求項3】 タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向
に加圧する締付シリンダに、所望の締付圧力以下の圧力
の油圧を供給する油圧ユニットと、前記油圧より高圧の
増圧油圧を出力する増圧回路を接続し、油圧ユニットの
油圧までの第一昇圧段階を経て、更に増圧回路の増圧油
圧までの第二昇圧段階を経て所望の締付圧力を得るタイ
ヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法において、前記油圧ユ
ニットが小容量連続運転の油圧源と大容量不連続運転の
油圧源とで構成された二連油圧供給源を有し、第二昇圧
段階に前記二連油圧供給源からの油圧を前記増圧回路に
導入して増圧油圧を出力することを特徴とするタイヤ加
硫機の締付シリンダ昇圧方法。 - 【請求項4】 タイヤを加硫成形する上下金型を閉方向
に加圧する締付シリンダに接続され、第一昇圧手段とし
て所望の締付圧力以下の圧力の油圧を供給して昇圧する
油圧供給手段と、第二昇圧手段として前記油圧より高圧
の増圧油圧を出力して昇圧する油圧増圧手段とを備えた
タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧装置において、前記第
一昇圧手段の油圧供給手段が小容量連続運転の油圧源と
大容量不連続運転の油圧源とで構成された二連油圧供給
源を有し、前記第二昇圧手段の油圧増圧手段が前記二連
油圧供給源からの油圧を導入して増圧油圧を出力するも
のであることを特徴とするタイヤ加硫機の締付シリンダ
昇圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13951393A JPH06328462A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13951393A JPH06328462A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328462A true JPH06328462A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15247055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13951393A Pending JPH06328462A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | タイヤ加硫機の締付シリンダ昇圧方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328462A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2731811A1 (fr) * | 1995-03-17 | 1996-09-20 | Gec Alsthom Acb | Systeme pour assurer dans une enceinte une regulation de pression hydraulique |
JP2007190850A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Bridgestone Corp | タイヤの加硫方法 |
CN113175463A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-27 | 萨驰智能装备股份有限公司 | 一种集成式液压系统及轮胎硫化机 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP13951393A patent/JPH06328462A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2731811A1 (fr) * | 1995-03-17 | 1996-09-20 | Gec Alsthom Acb | Systeme pour assurer dans une enceinte une regulation de pression hydraulique |
JP2007190850A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Bridgestone Corp | タイヤの加硫方法 |
CN113175463A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-27 | 萨驰智能装备股份有限公司 | 一种集成式液压系统及轮胎硫化机 |
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