JPH0632841B2 - 非鉄金属溶湯の給湯炉 - Google Patents

非鉄金属溶湯の給湯炉

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JPH0632841B2
JPH0632841B2 JP539586A JP539586A JPH0632841B2 JP H0632841 B2 JPH0632841 B2 JP H0632841B2 JP 539586 A JP539586 A JP 539586A JP 539586 A JP539586 A JP 539586A JP H0632841 B2 JPH0632841 B2 JP H0632841B2
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molten metal
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pressure chamber
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省三 南
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、非鉄金属の溶湯を使用して製品を鋳造する
ダイカスト及びグラビテイ鋳造において溶湯の自動供給
に利用する炉に関するものである。
〈従来の技術〉 従来のこの種の炉には、特公昭51-36704号公報記載のも
のや、国際出願のPCT−EP84-192号などがある。
前者は溶湯を収容した保持室内全体の気圧を上昇させる
ことによつて溶湯を所定の送出口から所定量送出するよ
うになっている。これには、比較的大きい保持室内の空
間全体の気圧を上昇させる必要があるため溶湯送出装置
が大型化する点で問題がある。
これに対し後者は、保持室の底部又は下側に別に圧力室
を設けてこれに保持室から溶湯を供給して、圧力室から
溶湯を送出するようになつていて、溶湯送出装置が小型
に形成できる。第6図にその概略の構成を示す。図にお
いて、1は保持室、2は圧力室である。保持室1と圧力
室2とは隔壁3によつて区画されており、保持室1の底
に相当する部分の隔壁3の適所に圧力室2に溶湯を補給
する補給路4を貫通孔の形で設けてあり、この補給路4
を開閉するように、プランジヤ5を設けてある。補給路
4及びプランジヤ5の部分は第7図に拡大して示すよう
に、隔壁3側に座6が形成されプランジヤ5が先細のパ
イプ状に形成されていて下方へ駆動されたときそのテー
パ部7が座6に着座して閉鎖作用し、上方へ駆動された
ときテーパ部7が離座して補給路4を開放する。また、
プランジヤ5の内孔8はガス(例えば窒素ガス)を供給
され、また排出できるように圧力ガス供給源及び大気に
切換え接続されるようになつている。第6図において、
9は充填室、10は均熱室、11は溶湯加熱用ヒータ、12は
立上り管、13は送出用溝、14はダイカスト機械のホツ
パ、15は注湯口である。
この炉16では、適切な温度で保持室1内に保持されてい
る溶湯17が、プランジヤ5の上昇により開放された補給
路4を通つて圧力室2内に充填されると同時に圧力室2
内の気体がプランジヤ5の内孔8を通つて排出される。
そしてプランジヤ5の下降により補給路が閉鎖される
と、プランジヤ5の内孔8から圧力室2内へ所定圧の窒
素ガスが供給され、その圧力によつて内部の溶湯17が立
上り管12から溝13送出口13aを通つてダイカスト機械の
ホツパ14へ供給される。供給される溶湯の量は、圧力室
へ供給される窒素ガスの供給を時間的に制御することに
よつて毎回所定量となるように制御される。ダイカスト
機への溶湯の供給を終ると、プランジヤ5が上昇し、前
記と同じ動作を繰返す。
〈発明が解決しようとする問題点〉 第6図及び第7図に示した従来の炉16においては、圧力
室2への溶湯補給路4を開閉するプランジヤ5の内孔8
から加圧気体の給排気を行うようになつているために、
溶湯補給時に圧力室2内の排気が円滑に行われ難い。ま
た、補給路4の開閉においてプランジヤ5のテーパ部7
と座6との間に不純物等をかみ込み易く、シール性が悪
く、破損することもある。また、圧力室2に対する溶湯
補給と排気とがきわめて近接した状態で行われるため、
バブリング現象が発生して溶湯の飛沫がプランジヤ5の
内孔8の下部に付着し、内孔8が閉鎖される事態を生じ
る。そして、上述したことが原因で、定量出湯の精度が
悪くなる問題があつた。
〈問題点を解決するための手段> この発明の手段は、前述したような従来の非鉄金属溶湯
の給湯炉において、補給路と給排気路とを各別に設け、
補給路には旋回駆動されることにより補給路を開閉する
コツク型の開閉装置を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 旋回駆動されることにより開閉するコツク型の開閉装置
は、閉鎖時に不純物小塊を排除する状態で動作してこれ
をかみ込むことが少ない。従つて、保持室と圧力室との
密閉作用が向上する。また、溶湯補給路とガスの給排気
路とを各別に設けたことによつて、圧力室に対する溶湯
補給並びに排気が円滑に行われるようになり、バブリン
グ現象がなくなり、給排気路の閉塞が皆無となつた。
〈実施例〉 第1図乃至第5図によつて実施例を説明する。この実施
例は第6図に示した従来の炉16を改良したもので、主な
相違点は、圧力室に対する溶湯の補給と給排気とを行う
ための構成であり、他の部分は略同様であるから、第6
図のものと同等部分は同一図面符号で示して説明を省略
する。
補給路20は、第1図、第3図、第4図に見られるよう
に、保持室1と圧力室2との間の隔壁3を貫通するよう
に設けてあり、その補給路20に開閉装置20aを設けてあ
る。開閉装置20aは隔壁3を貫通した孔21に固定した座
部材22と、座部材のテーパ内孔23に回転するように嵌合
したプラグ24とを有し、これらに跨つて補給20が次に述
べる横孔25、開口30、中空部29、ストレート内孔26で形
成されている。座部材22の上半部は保持室1内に突出し
ており、その突出部の外側面の一部とテーパ内孔23とに
跨つて穿設された横孔25を有し、テーパ内孔23の下部は
ストレート内孔26となつて圧力室2に開口している。プ
ラグ24はテーパ部27と上方伸延部28とからなり、テーパ
部27には下方に開口した中空部29が形成され、前記横孔
25に所定回転位置で一致して中空部29を横孔25に連通さ
せる開口30を穿設してあり、上方伸延部28は炉蓋31を貫
通して出た位置で終端し、その端部に回転アクチユエー
タ32を結合されている。回転アクチユエータ32は、プラ
グ24を約90度正逆回転駆動するもので、電動機を用いて
あり、レバーを介して駆動するようになっている。
給排気路40は、第3図に見られるように、保持室1と圧
力室2との間の隔壁3を貫通するように座管41を設け、
その上端にテーパ嵌合する管42を接続し、炉蓋31を貫通
した外部で端部を下方へばねで押圧するように固定して
あり、その管42の端部にガス供給管43と排気管44とを接
続してある。ガス供給管43は、第5図に示すように、窒
素ボンベ45から端を発して、圧力調整弁46、レギユレー
タ47、アキユムレータ48、電磁開閉弁49を順次経て管42
に達している。排気管44には電磁開閉弁50が設けられて
いる。
第3図における51はリレイ回路、52はタイマ、53は出場
検知センサ、54は出場要求信号入力端子である。
なお、前記座部材22、プラグ24、管座41、管42はいずれ
もセラミツク製である。
この給湯炉55は、次のように自動的に出場するようにな
っている。例えば待機状態は、補給路20の開閉装置20a
「開」、電磁開閉弁49が「閉」、電磁開閉弁50が「開の
状態であり、ボンベ45からの通常70〜150Kg/cm2の窒素
ガスが、圧力調整弁46で0.5〜0.6Kg/cm2減圧され、レギ
ユレータ47で1000〜1500H2Oに圧力調整され、これをア
キユムレータ48に蓄えた状態である。この待機状態にお
いて、ダイカスト機械側から出湯要求信号が端子54に入
力されると、リレイ回路51が作動し、その出力信号で、
アクチユエータ32が作動して補給路20の開閉装置20aが
「閉」、電磁開閉弁49が「開」、電磁開閉弁50が「閉」
となる。従って、アキユムレータ47に蓄えられている窒
素ガスが給排気路40を通つて圧力室2内へ供給され、こ
れによつて圧力室2内の溶湯は立上り管12の先端を越え
て送出口13aから送出される。このとき、出湯検知セン
サ53が出湯を検知してタイマ52を作動させる。そのタイ
マ52に予め設定されている時間が経過すると、リレイ回
路51がリセツトされて開閉装置20a、電磁開閉弁49、50が
元の状態に復し、従つて給排気路40及び排気管44を通つ
て圧力室2内のガスが排出されると共に補給路20を通つ
て保持室1内の溶湯が圧力室2内へ補給されて待機状態
となる。
この炉55の毎回の出湯量は、タイマ52の設定時間と圧力
室2へ供給する窒素ガスの単位時間当りの供給量とによ
つて決まるものであるが、その精度が、従来は±4〜5
%であつたのに対してこの炉55では±1.5〜2.%にまで
向上した。
上記実施例においては、圧力室2を保持室1の下側に設
けたものについて説明したが、場合によつては、保持室
1内の底部に設けた構成であつてもよい。例えば圧力室
を保持室を構成する槽とは別に形成して保持室の溶湯内
に浸漬する形で設けてもよい。これによつて炉の改良が
簡単に行われる。
〈発明の効果〉 この発明によれば、圧力室に対する溶湯補給路と給排気
路とを各別に設けたことによつて、圧力室に対する溶湯
補給並びに排気が円滑に行われるようになり、給排気路
の閉塞又は縮小がなくなるので、ガスの供給状態が一定
し定量出湯を行う場合の精度が向上する。また、溶湯補
給路の開閉にコツク型の開閉装置を採用したことによ
り、不純物のかみ込みがなくなつたことから、保持室と
圧力室との間の密閉度が高まり、これによつても定量出
湯の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例の概略縦断側面図、第2図
は同実施例の平面図、第3図は第2図のA−A断面図、
第4図は同実施例の溶湯補給路に設けた開閉装置の部分
拡大縦断面図、第5図は同実施例の運転状態を説明する
ための制御部を含む説明図、第6図は従来の非鉄金属溶
湯の給湯炉の1例を示す縦断側面図、第7図は第6図の
炉の圧力室に対する溶湯補給路及び給排気路の構成を示
す主要部拡大縦断面図である。 1……保持室、2……圧力室、3……隔壁、13a……送
出口、20……溶湯補給路、20a……開閉装置、40……給
排気路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯を蓄える保持室と、その保持室の下側
    又は保持室内底部に隔壁によつて区画して設けられた圧
    力室と、その圧力室へ前記保持室から溶湯を補給するよ
    うに設けられた補給路と、前記圧力室に対して圧縮ガス
    を供給及び排出するように設けた給排気路と、圧縮ガス
    を供給されたときその圧力により前記圧力室内部の溶湯
    が所定位置に送出されるように設けた送出口とを具備す
    る非鉄金属溶湯の給湯炉において、前記補給路と給排気
    路とが各別に設けられ、前記補給路には旋回駆動される
    ことにより補給路を開閉するコツク型の開閉装置を設け
    られていることを特徴とする非鉄金属溶湯の給湯炉。
JP539586A 1986-01-14 1986-01-14 非鉄金属溶湯の給湯炉 Expired - Lifetime JPH0632841B2 (ja)

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CN113953498B (zh) * 2021-10-11 2023-02-10 中北大学 两级电磁驱动定量浇注的铸造方法

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