JPH0632767Y2 - 回転車の支承装置 - Google Patents

回転車の支承装置

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JPH0632767Y2
JPH0632767Y2 JP12036488U JP12036488U JPH0632767Y2 JP H0632767 Y2 JPH0632767 Y2 JP H0632767Y2 JP 12036488 U JP12036488 U JP 12036488U JP 12036488 U JP12036488 U JP 12036488U JP H0632767 Y2 JPH0632767 Y2 JP H0632767Y2
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JP
Japan
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support shaft
hole
lower plate
support
rotor
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JP12036488U
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JPH0241657U (ja
Inventor
健雄 花岡
Original Assignee
タカネ総業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、組付けに際して傾斜が発生することを防止す
ると共に、回転の際の摩擦の軽減及び面振れの発生を防
止した支承装置に関するものである。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 一般に、例えば時計に使用されているロータ等の回転車
は、対向して平行に設けられた下板と上板との間に支承
されている。
この従来の技術を第2図を参照して説明すると、回転車
1の回転中心に孔1aを貫通形成し、この孔1aに、下板2
の孔2aに圧入固定された支軸3が回動自在に挿通されて
おり、上記回転車1の下面が下板2の上面に摺接されて
いる。また、上記支軸3の上端部3aは、上記下板2に固
定された上板4の係合部4aに係合されている。
しかし、この従来の技術では、支軸3と、この支軸3を
圧入すると工程が不可欠であり、その分部品点数の削減
及び工数の低減が困難である。また、回転車1の孔1aと
支軸3、或いはこの回転車1の下面と下板2の上面との
間の摩擦を軽減することが困難である。
これに対処するに、例えば第3図に示すような技術が知
られている。
即ち、回転車1の下面に逃げ部1bを介して穿設された支
承穴1aに、下板2に一体形成された支軸3が挿入され、
該支軸3の先端部3aが上記支承穴1aの底面に当接されて
いる。一方、上記回転車1の上部には他の支軸6が突出
形成されていて、この支軸6の先端部6aが上板4の係合
部4aに係合されている。
また、上記回転車1の外周に設けられた磁石7に対向し
てステータ8が配設されている。このステータ8の中心
線は上記磁石7の厚み方向の中心と略一致されていると
共に、上記支軸3の先端部3aが回転車1を支承する部位
も、この磁石7及びステータ8の中心と略一致されてい
る。
そのため、回転車1の支承穴1aに支軸3の先端部3aを係
合すると、磁石7とステータ8との吸引力にて回転車1
が略垂直状態に保持され、この回転車1の支軸6と上板
4の係合部4aとの係合を容易にとなって組付け工程を簡
素化することが可能となると共に、回転車1が回転する
際の摩擦も軽減される。
しかしながら、この先行技術によると、下板1の支軸3
が回転車1を支承する部位が磁石7の厚み方向中心に設
定されおり、該回転車1は上下に比較的近接された部位
にて支承されている。そのため、回転車1が回転される
際に所謂面振れが発生しやすい。
また、一般に、磁石には許容範囲内の磁束の不均一が存
在することが多い。もし上記回転車1の外周に設けられ
ている磁石7に磁束の不均一が存在した場合、上記回転
車1に作用する吸引力はその作用力及び作用点が例えば
左右で異なり、該回転車1を支軸3に係合した際に回転
車1を積極的に傾斜させる力として作用してしまい、あ
とで上板4を載置する際にこの上板4の係合分4aと回転
車1の支軸6との係合が困難となる可能性がある。
[考案の目的] 本考案はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、回
転時の摩擦を軽減することが可能であるのみならず、組
付け時に傾斜が発生することを防止すると共に、面振れ
を防止することが可能な回転車の支承装置を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案による回転車の支承装置は、下板に突出形成した
支軸を、回転車の下面に穿設した支承穴に挿入すると共
に、支軸の先端部を支承穴の天井面に当接する一方、回
転車の上部に設けた支軸を、上板の係合部に係合した回
転車の支承装置において、上記下板に設けた支軸の先端
部側外周と該外周に対向する支承穴の内周との間にクリ
アランスを設け、この支承穴の下板側に、支軸の外周に
緩やかに接触する支承部を設けたものである。
かかる構成により、下板の支軸先端部が支承穴の底面に
当接すると共に、接触部が上記支軸に接触する一方、回
転車の上部の支軸が上板の係合部に係合されることによ
り、回転車が支承される。また、組付けの際には、下板
の支軸に支承穴の支承部が接触すると共に、この支軸の
先端部が支承穴の内周に当接することにより回転車の必
要以上の傾斜が防止される。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であり、符号11
は下板、12は回転車の一例であるロータ、13は上板を示
している。
上記下板11の上面には凹部11aが形成されており、この
凹部11aの中央に支軸14が突設されている。該支軸14の
先端側には、該支軸14の根元側より僅かに小さな直径を
有する縮径部14bが斜面部14aを介して形成されている。
また、該支軸14の先端には半球状に形成された摺接部14
cが設けられている。
一方、上記ロータ12の下面には、上記支軸14の径よりも
わずかに太径に形成され、且つ上記支軸14の長さよりも
奥行が浅く形成された支承穴17が設けられている。そし
て、この支承穴17に上記支軸14が相対的に挿入されて、
該支承穴17の天井面17bに上記摺接部14cが摺接されるこ
とにより、上記ロータ12が支承されている。
また、上記支承穴17の上記下板11側には面取り部17aが
設けられて、この支承穴17と上記支軸14の係合が容易で
あるように配慮されている。
上記支承穴17の内側は面取り部17aを除いて直線状に形
成されていて、上記支軸14の縮径部14bとの間に所定の
クリアランス18が形成されるようになっている。また、
この支承穴17の上記下板11側内周の一部は支承部19とし
て設定されていて、該支承部19が上記支軸14の太径に形
成された根元側に緩やかに接触されるようになってい
る。
また、上記ロータ12外周の、支承穴17に対向する部位に
は磁石21が周回して設けられている。更に、この磁石21
には、上記下板11に固定されたステータ22が対向されて
おり、上記ロータ12はこれらの磁石21とステータ22との
作用力にて回転されるものである。尚、前述の先行技術
と同様に、上記ステータ22の厚み方向中心線は、上記磁
石21の厚み方向中心線と略一致されている。
また、上記ロータ12の磁石21が設けられている部位より
上部にはギヤ23が形成されていて、このギヤ23に図示し
ない他の回転車に形成されているギヤが噛合することに
より、該ロータ12の回転が伝達されるようになってい
る。
更に、上記ロータ12の先端部には他の支軸24が一体形成
されている。一方、ロータ12が上記支軸14に支承された
後に図示しない脚部を介して下板11に載置固定される上
記上板13には、係合部の一例である穴26が上記下板11の
支軸14と軸心が一致された状態で穿設されている。そし
て、上記支軸26がこの穴26に回動自在に挿入されてい
る。
該穴26の天井面26aと上記支軸24の先端部との間には、
上板13が固定された後に所定の間隙が介在されるように
なっていて、この部位に摩擦が発生することが防止され
ている。また、上記孔26の下板11に対向した側には、比
較的大きな面取り部26bが形成されていて、上記支軸24
とこの穴26との係合を容易ならしめている。
次に、前述の構成による実施例の作用を説明する。
まず、この支承装置の組付け手順を説明すると、コンベ
ア等の搬送装置にて下板11が搬送されて来ると、この下
板11の凹部11aに突出形成されている支軸14にロータ12
の支承穴17が係合される。この場合、上記支承穴17の下
部に面取り部17aが形成されていると共に、支軸14の先
端側は縮径部14bとなっているため、該支承穴17と支軸1
4との係合は容易である。
次いで、上記ロータ12が落下される。すると、上記支承
穴17の内周が上記支軸14の縮径部14b外周に接触しつつ
摺動され、やがて斜面部14aと上記面取り部17aとが係合
することによりロータ12と支軸14との軸心が一致され
る。そして上記支軸14の先端部に形成された摺接部14c
が上記支承穴17の天井面17bに当接することによりロー
タ12の落下が停止される。
同時に、磁石21の厚み方向中心とステータ22の厚み方向
中心とが一致されることにより、上記磁石21とステータ
22との間に作用される吸引力がロータ12の円周方向で同
一となり、該ロータ12が上記下板11に対して直立され
る。
もし上記磁石21等に磁束の不均一が存在すると上記ロー
タ12は傾斜されこともあるが、この場合、支軸12の外周
に支承部19が緩やかに接触されていて、上記ロータ12は
この支承部19を中心に揺動されようとするため、上記支
軸14の先端部外周が支承穴17の天井面17b近傍の内周に
当接することにより、該ロータ12はクリアランス18の分
だけ、ごく僅か傾斜されるのみである。
次いで、穴26の軸心が上記支軸14の軸心と一致された状
態で上板13が下板11方向へ下降され、上記穴26に、ロー
タ12の上部に形成されている支軸24が係合される。
この場合、上記穴26の下板11側には比較的大きな面取り
部24bが形成されているため、上記ロータ12が傾斜され
ていても、上記穴26と支軸24との係合は容易に行われ
る。
そして、図示しない脚部を介して上記上板13が下板11に
固定されると、上記ロータ12は下板11に対して直立され
ると共に、支軸24の先端部と上記穴26の天井面26aとの
間には所定の間隙が形成される。
この状態で上記ロータ12が回動された場合、該ロータ12
の重量は下板11の支軸14先端部の半球状に形成された摺
接部17bのみにて支承されるため、摩擦抵抗が少なく、
スムーズな回転が可能である。
また、上記支軸14の下部に支承部19が緩やかに接触され
ていると共に、ロータ12の先端部に形成されている他の
支承部24が穴26に回動自在に挿入されていて、上記ロー
タ12はその上端部と下端部とで傾斜が防止されているた
め、上記磁石21等に面振れが発生することは防止され
る。
尚、本実施例では、支軸14先端の摺接部14cが半球状に
形成されて、ロータ12の重量が点で支承されているた
め、ロータ12が回転される際の摩擦抵抗が小さいという
効果を有する。
また、本実施例では、支軸14の先端に縮径部14bを形成
することにより、該支軸14と支承穴17との間にクリアラ
ンス18を設けるよう構成したが、上記支承穴17に太径部
を設けることにより該支承穴17と支軸14との間にクリア
ランスを形成するよう構成することも可能でる。
更に、本実施例では、回転車の一例としてロータ12が使
用されている例を説明したが、本考案による支承装置は
歯車列等の他の回転車に実施することができることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による回転車の支承装置に
よると、回転時の摩擦を軽減することが可能であるばか
りではなく、組付けの際に傾斜が発生することが防止さ
れると共に、面振れを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る支承装置の側面図、第
2図は従来の技術に係る支承装置の側面図、第3図は他
の従来技術に係る支承装置の側面図である。 11……下板 12……回転車 13……上板 14……支軸 17……支承穴 17b……天井面 18……クリアランス 19……支承部 26……係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下板に突出形成した支軸を、回転車の下面
    に穿設した支承穴に挿入すると共に、支軸の先端部を支
    承穴の天井面に当接する一方、回転車の上部に設けた支
    軸を、上板の係合部に係合した回転車の支承装置におい
    て、 上記下板に設けた支軸の先端部側外周と該外周に対向す
    る支承穴の内周との間にクリアランスを設け、この支承
    穴の下板側に、支軸の外周に緩やかに接触する支承部を
    設けたことを特徴とする回転車の支承装置。
JP12036488U 1988-09-12 1988-09-12 回転車の支承装置 Expired - Lifetime JPH0632767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12036488U JPH0632767Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 回転車の支承装置

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JP12036488U JPH0632767Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 回転車の支承装置

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Publication Number Publication Date
JPH0241657U JPH0241657U (ja) 1990-03-22
JPH0632767Y2 true JPH0632767Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=31366406

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JP12036488U Expired - Lifetime JPH0632767Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 回転車の支承装置

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JP (1) JPH0632767Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101081833B1 (ko) * 2003-02-18 2011-11-09 오무론 가부시키가이샤 진동 발생 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101081833B1 (ko) * 2003-02-18 2011-11-09 오무론 가부시키가이샤 진동 발생 장치

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JPH0241657U (ja) 1990-03-22

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