JPH0632757U - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手

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Publication number
JPH0632757U
JPH0632757U JP6868192U JP6868192U JPH0632757U JP H0632757 U JPH0632757 U JP H0632757U JP 6868192 U JP6868192 U JP 6868192U JP 6868192 U JP6868192 U JP 6868192U JP H0632757 U JPH0632757 U JP H0632757U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical roller
joint
housing
spider
constant velocity
Prior art date
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Pending
Application number
JP6868192U
Other languages
English (en)
Inventor
実 相良
Original Assignee
株式会社松井製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社松井製作所 filed Critical 株式会社松井製作所
Priority to JP6868192U priority Critical patent/JPH0632757U/ja
Publication of JPH0632757U publication Critical patent/JPH0632757U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイダに直接固着した球面状ローラ及びこ
の球面状ローラに対して自由に回動できる矩形スライド
ブロックを介してハウジング継手部とトリポード形継手
部とを連結することにより、ガタなく動作し、寿命が長
くしかもコストの安価な等速自在継手を得る。 【構成】 ハウジング継手部2の内面の少なくとも走行
溝4に塗布した潤滑性被膜層5と、トリポード形継手部
3のスパイダ6の各々に固着した球面状ローラ7と、走
行溝4に摺動自在に嵌合しかつ各スパイダの球面状ロー
ラ7が自由に回動できるよう球面状のローラ輪郭に補完
し合う形状の内面を有して球面状ローラ7に嵌合する矩
形スライドブロック8とを具える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内面に互いに120 °の角度間隔毎に軸線方向に延びる走行溝を形成 したカップ状ハウジングを有するハウジング継手部と、前記各走行溝に摺動自在 かつ前記ハウジング継手部の軸線に対して角度をなすよう回動可能に嵌合する球 面状ローラ付きスパイダを有するトリポード形継手部とを具える等速自在継手に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このようなトリポード形等速自在継手としては、実開昭60-188230 号に記載さ れているものがある。このような従来の継手にあっては、図1に示すように、ハ ウジング継手部10の球面状断面の走行溝20に嵌合するトリポード形継手部30のス パイダ40に設ける球面状ローラ50は、ニードルローラ60を介してスパイダ40に回 転自在に連結され、この球面状ローラ50が走行溝20に沿って転動しつつトリポー ド形継手部30がハウジング継手部10に対して軸線方向に対して角度をなすよう回 動自在に軸線方向に摺動つつ、一方の継手部から他方の継手部に回転力を伝達す る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のこのような等速自在継手においては、球面状ローラ50がスパイ ダ40の周りにニードルローラ60を介して回転自在であり、球面状ローラ50が回転 しつつ走行溝20に沿って転動するため、トリポード形継手部30がハウジング継手 部10に対して角度が付いた状態で相対摺動しつつ高速回転する場合、ニードルロ ーラ60とこのニードルローラ60に掛合する球面状ローラ50の内面との間に不均一 な応力が加わった状態で回転することになる。従って、ニードルローラ60、球面 状ローラ50及び走行溝20に不均一な摩耗を生じ、トリポード形継手部及びハウジ ング継手部の寿命が短くなる欠点があった。
【0004】 また、従来の等速自在継手においては、走行溝20と球面状ローラ50との間にク リアランスが存在し、ハウジング継手部10とリポード形継手部30とが等速回転す るとき、ガタを生じ、従って、騒音を発生する欠点があった。
【0005】 従って、本考案の目的は、ニードルローラを使用することなく構造が簡単であ り、また応力が均一に分布され、寿命を長くすることができる等速自在継手を得 るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案による等速自在継手は、走行溝の走行面を平 坦にし、ハウジング継手部の内面の少なくとも前記走行溝に設けた潤滑性被膜層 と、前記スパイダの各々に固着した球面状ローラと、前記ハウジング継手部の走 行溝に摺動自在に嵌合しかつ各スパイダの球面状ローラが自由に回動できるよう 球面状のローラ輪郭に補完し合う形状の内面を有してスパイダの球面状ローラに 嵌合する矩形スライドブロックとを具えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案等速自在継手のこの構成によれば、矩形のスライドブロックがハウジン グ継手部の潤滑性被膜層を設けた走行溝に沿って軸線方向に円滑に摺動可能とな るとともに、トリポード形継手部のスパイダに固着した球面状ローラが矩形のス ライドブロックの補完形状内面に沿って自由に回動し、従って、トリポード形継 手部がハウジング継手部に対して角度の付いた状態でガタなく等速回転し、一方 の継手部から他方の継手部に回転力を伝達する。
【0008】
【実施例】
次に、図面につき本考案の好適な実施例を説明する。
【0009】 本考案による等速自在継手1は、図2及び図3に示すように、カップ状のハウ ジング継手部2と、このハウジング継手部2に対して軸線方向に相対移動可能で ありかつ相対回転不能なトリポード形継手部3とにより構成する。
【0010】 ハウジング継手部2の内面には、互いに120 °の角度間隔毎に軸線方向に延び 、走行面4aがほぼ平坦な走行溝4を形成する。またハウジング継手部2の内面に は少なくとも走行溝4において潤滑性被膜層5を塗布する(図示の実施例では内 面全体に潤滑性被膜層を塗布してある)。
【0011】 トリポード形継手部3のスパイダ6に対して外面が球面の一部の形状を有する 球面状ローラ7を相対回転不能に直接固着する。また球面状ローラ7は、このロ ーラ球面形状に補完し合う形状の内面を有する矩形のスライドブロック8に嵌合 する。
【0012】 この矩形のスライドブロック8がハウジング継手部2の潤滑性被膜層5を塗布 した走行溝4に沿ってハウジング継手部の軸線方向(双頭矢印の方向)に摺動す る(図4参照)。
【0013】 矩形スライドブロック8の各稜線部分は、図4に示すように、角をとってクラ ウニング部8aを形成すると好適である。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、ハウジング継手部の内面に設け、潤滑性被膜層を塗布した走 行溝の平坦な走行面と、トリポード形継手部のスパイダに設けた矩形スライドブ ロックとの連係動作により、互いにガタなく相対回転不能にかつ軸線方向に円滑 に摺動自在に一方の継手部から他方の継手部に回転力を伝達することができると ともに、矩形スライドブロックの内面とトリポード形継手部のスパイダに直接固 着した球面状ローラとの連係動作により矩形スライドブロックに対してスパイダ が自由に回動し、従って、ハウジング継手部とトリポード形継手部とが角度をな してガタなく円滑に等速回転する。
【0015】 更に、本考案によれば、走行溝の平坦な走行面と矩形スライドブロックが面接 触するため、応力分布がほぼ均一になり、従って、局所的な摩耗を生ずることが なく、寿命を伸ばすことができる。
【0016】 更に、本考案によれば、ニードルローラを使用しない簡単な構造であり、組み 立てが簡単であるため、コストを低減することもでき、またニードルローラの摩 耗の心配もなく、従って、寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトリポード形等速自在継手の部分断面図
である。
【図2】本考案による等速自在継手の好適な実施例の一
部断面とする側面図である。
【図3】図2のIII-III 線の方向に見た一部断面とする
端面図である。
【図4】トリポード形継手部と、矩形スライドブロック
とハウジング継手部との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 等速自在継手 2 ハウジング継手部 3 トリポード形継手部 4 走行溝 5 潤滑性被膜層 6 スパイダ 7 球面状ローラ 8 矩形スライドブロック 8a クラウニング部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に互いに120 °の角度間隔毎に軸線方
    向に延びる走行溝を形成したカップ状ハウジングを有す
    るハウジング継手部と、前記各走行溝に摺動自在かつ前
    記ハウジング継手部の軸線に対して角度をなすよう回動
    可能に嵌合する球面状ローラ付きスパイダを有するトリ
    ポード形継手部とを具える等速自在継手において、前記
    走行溝の走行面をほぼ平坦にし、前記ハウジング継手部
    の内面の少なくとも前記走行溝に塗布した潤滑性被膜層
    と、前記スパイダの各々に固着した球面状ローラと、前
    記ハウジング継手部の走行溝に摺動自在に嵌合しかつ各
    スパイダの球面状ローラが自由に回動できるよう球面状
    のローラ輪郭に補完し合う形状の内面を有してスパイダ
    の球面状ローラに嵌合する矩形スライドブロックとを具
    えたことを特徴とする等速自在継手。
JP6868192U 1992-10-01 1992-10-01 等速自在継手 Pending JPH0632757U (ja)

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JP6868192U JPH0632757U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 等速自在継手

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JP6868192U JPH0632757U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 等速自在継手

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JPH0632757U true JPH0632757U (ja) 1994-04-28

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ID=13380719

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JP6868192U Pending JPH0632757U (ja) 1992-10-01 1992-10-01 等速自在継手

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345223B2 (ja) * 1980-09-19 1988-09-08 Oobayashi Seisakusho Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345223B2 (ja) * 1980-09-19 1988-09-08 Oobayashi Seisakusho Kk

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