JPH06327210A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH06327210A
JPH06327210A JP13144393A JP13144393A JPH06327210A JP H06327210 A JPH06327210 A JP H06327210A JP 13144393 A JP13144393 A JP 13144393A JP 13144393 A JP13144393 A JP 13144393A JP H06327210 A JPH06327210 A JP H06327210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
bracket
shaft
reinforcing plate
fixed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13144393A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Miyamoto
栄治 宮本
Kazuyuki Bizen
和之 備前
Kazuya Shigemori
和也 重盛
Koji Harada
浩二 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Publication of JPH06327210A publication Critical patent/JPH06327210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造しやすくかつコストの低減を図ることが
できるブラシレスモータの提供にある。 【構成】 ブラケット2にモータ制御用回路基板20を付
設する。この回路基板20は、ブラケット2の一端縁部23
からブラケット2のフランジ部16と同一面状に延伸す
る。ブラケット2の一端縁部23に補強板25を固着する。
補強板25を回路基板20に略平行に配設する。補強板25と
回路基板20とは連結具30にて連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレスモータに関
し、特に回路基板が一体に付設されたブラシレスモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブラシレスモータは、ブラケッ
トの円筒部に軸受を介して回転自在に枢支されるシャフ
トと、該シャフトの一端が固定されるロータと、該ロー
タと対向して円筒部に外嵌固定されるステータと、を備
える。
【0003】そして、ブラケットのフランジ部にブラシ
レスモータを回転駆動させるための回路基板が付設され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にはブ
ラケットはアルミダイキャストにて形成される。しかし
ながら、従来のブラシレスモータにおいては、ブラケッ
トはフランジ部が回路基板に対応して比較的大きく、か
つ、その円筒部が軸心部に設けられず、偏心した位置に
設けられる。
【0005】従って、ブラケットの加工を行なう際、チ
ャッキングやそのセットが極めて面倒でかつコスト高と
なると共に、回転動バランスが取りにくく不安定となる
等の欠点があった。また、回路基板はモータ本体に対し
て至近に配設されているため、電気的、磁気的ノイズ等
の影響を受けやすく、また一方、回路基板自体から発す
るノイズが他の実装回路へ悪影響を及ぼす等の欠点があ
った。
【0006】そこで、本発明では、簡単かつ正確にブラ
ケットを加工することができ、しかも、シールド性に優
れたブラシレスモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るブラシレスモータは、ブラケットの
一端縁部から、モータ制御用回路基板を、該ブラケット
のフランジ部と同一面状に延伸して、付設すると共に、
上記一端縁部に固着した補強板を、上記回路基板と略平
行に配設して該補強板と上記回路基板とを連結具にて連
結したものである。
【0008】
【作用】ブラケットの一端縁部に固着した補強板と、こ
の一端縁部から延伸されたモータ制御用回路基板と、を
連結具にて連結するので、該回路基板は補強板に保持さ
れ、ブラケットのフランジ部を回路基板に対応して延伸
させる必要がなく、ブラケットの円筒部を、このブラケ
ットの軸心部に配設することができる。
【0009】また、補強板として、シールド性に優れた
材質にて形成すれば、ノイズ発生を有効に防止すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0011】図1は本発明に係るブラシレスモータを示
し、このモータは、円筒部1を有するブラケット2の該
円筒部1に軸受3,4を介して回転自在に枢支されるシ
ャフト5と、円筒部1に外嵌固定されるステータ6と、
シャフト5に固定されるロータ7と、シャフト5の一端
部5aに固定されるファン8と、を備える。
【0012】ステータ6は、複数枚のコアラミネーショ
ンが積層されてなるコア6aと、該コア6aのティース
に巻設されるコイル6bと、からなり、コア6aの軸心
孔に、円筒部1が挿入され、ブラケット2に螺着される
ボルト9を介して該ブラケット2に固定される。
【0013】即ち、ブラケット2の円筒部1は、基端側
大径部1aと先端側小径部1bとからなり、大径部1a
の端面10にリング状のスペーサ11が載置され、このスペ
ーサ11を介してステータ6が大径部1aの端面10に係止
され、この状態でボルト9が螺着される。
【0014】なお、スペーサ11としては、金属製でもプ
ラスチック製でもどちらでもよいが、ステータ6から発
生する電磁振動に対して制振効果のあるプラスチック製
を用いることが望ましい。また、ボルト9は複数本が円
筒部1の周方向へ所定ピッチで螺着されている。
【0015】また、ロータ7は、上壁12を有する円筒体
からなるホルダ13と、該ホルダ13の内周面に付設される
ロータマグネット14と、からなり、ホルダ13の上壁12
が、シャフト5に外嵌されたスペーサ15に固着される。
【0016】しかして、ブラケット2はアルミダイキャ
ストからなり、図3に示すように略正方形平板状のフラ
ンジ部16と、上述の円筒部1と、を備える。
【0017】また、フランジ部16の裏面17の4つのコー
ナ部に、薄肉平板状の突部18…が設けられる。
【0018】そして、フランジ部16の表て面19側には、
図1と図2に示すように、モータ制御用回路基板20が配
設される。この回路基板20は、ビス等の固定具21…にて
フランジ部16に固定される。この場合、回路基板20と、
フランジ部16の表て面19との間に、固定具21が挿入され
るスペーサ22…が介装され、該回路基板20と表て面19と
の間に隙間が形成される。
【0019】また、回路基板20は、ブラケット2の一端
縁部23からフランジ部16と同一面状に延伸している。
【0020】そして、この回路基板20の延伸部24は、こ
の延伸部24と略平行に配設される鉄等のシールド性に優
れた材質からなる補強板25にて受けられる。この補強板
25は、矩形平板体からなり、その基端縁部26がビス等の
固定具27,27にてフランジ部16の一端縁部23に固着さ
れ、回路基板20と略平行に配設される。
【0021】また、補強板25の先端縁部28には、回路基
板20を受ける受け片部29,29が設けられ、この受け片部
29,29に螺着されるビス等からなる連結具30,30を介し
て、回路基板20と補強板25とは連結される。
【0022】従って、ブラケット2のフランジ部16は、
モータ本体を構成する部分のみに形成されてあればよ
く、回路基板20全体に対応して設ける必要がない。この
ためブラケット2を形成するアルミダイキャストの金型
が小型にすみ、安価にできると共に、形成されるに要す
るアルミニウムも少なくてすむ。
【0023】また、ブラケット2は軸心に対して同軸的
に形成されるため、加工の際のチャッキングやセットが
容易にでき、しかも回転動バランスも良好であり、取り
扱いが簡便である。
【0024】回路基板20は補強板25により支持されるた
め、所要の剛性が保たれる。補強板25に、磁性材を用い
ることにより、モータからの電気,磁気的ノイズをシー
ルドし、また回路基板20から、その他の実装回路部へ、
有害なノイズが輻射されることが防止される。
【0025】さらに、補強板25は連結具30により、取り
はずしができるため、一度モータが完成品として組み上
げられた後でも、回路基板20の電気検査等のチェックが
容易に行なうことができる。
【0026】ところで、ブラケット2のフランジ部16の
一端縁部23には、突出部31が設けられ、この突出部31に
電子部品32が付設される。これは、シャフト5が回転し
て、ファン8が回転した場合に、風が矢印の如く流れ
て、この電子部品32が冷却させるようにするためであ
る。なお、33は電子部品32を突出部31に固定するための
ビスである。
【0027】この場合、ブラケット2はアルミで形成さ
れており、フランジ部16の一端縁部23に付設された電子
部品32は、ブラケット2自体の放熱作用によっても冷却
される。即ち、フランジ部16はヒートシンクの代用とな
り、本来のヒートシンクが省略できる。このため回路基
板20における電子部品の実装密度の向上がはかれる。
【0028】しかして、固定基板20の延伸部24には、断
面U字状の放熱板35に保持されるパワーIC34が接続さ
れる。
【0029】即ち、放熱板35は、側壁35a,35bと底壁
35cとからなり、底壁35cが回路基板20の裏面36側から
螺着されるビス37を介して回路基板20の表て面38側に固
定され、側壁36bに、パワーIC34をビス止めし、回路
基板20の裏面36側へ突出する端子39を回路基板20にハン
ダ付けする。
【0030】この場合、パワーIC34を固着した放熱板
35を、回路基板20にビス37にて固定した後、パワーIC
34の端子39を回路基板20にハンダ付けする。
【0031】このため、回路基板20に所要の電子部品が
マウントされた後、ハンダ槽に通される前に、回路基板
20へコンベアの振動が伝達されても、パワーIC34が固
着された放熱板35には位置ズレが生じない。
【0032】これにより、ハンダ付けの際等のパワーI
C34の加熱を防止する。
【0033】また、図1に示すように、シャフト5の他
端部には、歯車部40が形成される。この歯車部40は、ハ
スバ歯車とされる。これは、シャフト5回転時に該シャ
フト5が矢印A方向の力を受けるようにしている。
【0034】そして、円筒部1の孔部41は、中央部が小
径部42とされて両端部が大径部43,44とされ、一方の大
径部43に一方の軸受3が嵌合され、他方の大径部44に他
方の軸受4が嵌合される。45は大径部44内においてシャ
フト5に外嵌固定される止め輪であって、軸受4の内輪
を保持する。
【0035】なお、図1において、46はシャフト5の端
部ねじ部に螺着されるナット部材、47はシャフト5に外
嵌固定される止め輪であり、このナット部材46と止め輪
47にてファン8はシャフト5の一端部5aに固定され
る。
【0036】しかして、上述の実施例によれば、ステー
タ6のコア6aの肉厚寸法を変化させてモータの出力を
変化させる場合、コア6aと円筒部1の大径部1aの端
面10との間に介装されるスペーサ11を代えることによ
り、ブラケット2、ロータ7、及びシャフト5等を代え
ることなく、この変化に簡単に対応させることができ
る。つまり、モータ出力を相違させる場合、ブラケット
2、ロータ7、及びシャフト5等を共有することがで
き、コスト高とならない利点がある。
【0037】次に、図4は変形例を示し、この場合、円
筒部1の孔部41は、大径部48と小径部49とからなり、大
径部48内に両軸受3,4が挿入される。
【0038】即ち、両軸受3,4は、夫々、内輪がシャ
フト5の外周面に接着固着され、外輪が孔部41の内周面
に固着されず、緩い嵌合状態が維持されると共に、この
軸受3,4間に、夫々の外輪を押圧する弾発部材50が介
装される。51はシャフト5に外嵌固定される止め輪であ
り、52は、止め輪51と、軸受4の内輪との間に介装され
る予圧バネである。
【0039】また、ステータ6の磁気センターC1 とロ
ータマグネット14の磁気センターC2 とは、軸心方向に
所定寸法Lだけずれている。
【0040】これにより、シャフト5が矢印A方向の力
を受けるように設定し、シャフト5の抜けを防止してい
る。
【0041】さらに、シャフト5には、ハスバ歯車から
なる歯車部40が設けられ、この歯車部40にてシャフト5
が回転する際に、該シャフト5が矢印A方向の力を受け
るようにし、一層シャフト5の抜けを防止している。
【0042】ところで、このブラシレスモータを組立て
るには、シャフト5と軸受3,4とを予め組立ててお
き、軸受3,4等が付設された状態のシャフト5をブラ
ケット2の円筒部1に矢印A方向の沿って挿入して組立
てることができ、組立て易く組立て作業性に優れる。
【0043】即ち、円筒部1に対する軸受3,4の嵌め
合いが緩いため、軸受3,4は円筒部1へ容易に挿入す
ることができる。従って円筒部1の大径部48は、加工公
差をきびしく管理する必要がなく、また、軸受3,4を
圧入する手間も省け、生産コストの低減がはかれる。
【0044】また、シャフト5と軸受3,4は、予め予
圧が付加された状態のユニット化された部品として取り
扱えるため、生産性の向上もはかれる。
【0045】なお、軸受3,4の円筒部1に対する嵌め
合いが緩いため、前述の磁気センターC1 ,C2 のズ
レ、及び、ハスバ歯車からなる歯車部40による作用力に
より、シャフト5の抜けが防止されるものである。な
お、このブラシレスモータは、例えば、コピーの感光用
ドラム駆動用に使用される。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0047】 ブラケット2の小型化を図ることがで
き、コストの低減を図ることができると共に、円筒部1
が偏心した位置に設けられず、該ブラケット2の加工が
容易となる。
【0048】 ブラケット2のフランジ部16から延伸
される回路基板20の延伸部24は、補強板25に保持され、
撓んだり、折れ曲ったりすることがなく、耐久性に優れ
る。
【0049】 補強板25をシールド性に優れた材質と
すれば、ノイズを外部に及ぼさないと共に、外部からの
ノイズを受けない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】底面図である。
【図4】変形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 ブラケット 16 フランジ部 20 モータ制御用回路基板 23 一端縁部 25 補強板 30 連結具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 浩二 滋賀県愛知郡愛知川町中宿248 日本電産 株式会社滋賀事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケット2の一端縁部23から、モータ
    制御用回路基板20を、該ブラケット2のフランジ部16と
    同一面状に延伸して、付設すると共に、上記一端縁部23
    に固着した補強板25を、上記回路基板20と略平行に配設
    して該補強板25と上記回路基板20とを連結具30にて連結
    したことを特徴とするブラシレスモータ。
JP13144393A 1993-05-07 1993-05-07 ブラシレスモータ Withdrawn JPH06327210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13144393A JPH06327210A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13144393A JPH06327210A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ブラシレスモータ

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JPH06327210A true JPH06327210A (ja) 1994-11-25

Family

ID=15058083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13144393A Withdrawn JPH06327210A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ブラシレスモータ

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JP (1) JPH06327210A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000050575A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自冷ファン付きモータ
WO2018025990A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 日本電産株式会社 モータ
CN109565213A (zh) * 2016-08-05 2019-04-02 日本电产株式会社 马达

Cited By (5)

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Effective date: 20000801