JPH06327095A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
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- JPH06327095A JPH06327095A JP11134793A JP11134793A JPH06327095A JP H06327095 A JPH06327095 A JP H06327095A JP 11134793 A JP11134793 A JP 11134793A JP 11134793 A JP11134793 A JP 11134793A JP H06327095 A JPH06327095 A JP H06327095A
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- JP
- Japan
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- magnetic gap
- top plate
- thickness
- width
- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スピーカ磁気回路の磁気ギャップ部におい
て、磁束密度の大きさを広範囲で均一に保ち、磁束密度
分布の非対称性による歪を低減すると共に、コストアッ
プの少ないスピーカを提供する。 【構成】 スピーカ磁気回路の磁気ギャップ部に対向し
ている部分の幅が、メインマグネット２に貼り合わせる
部分の肉厚より大きく、かつ、その部分の肉厚がその他
の肉厚より薄い一体型折曲形状トッププレート１ａを具
備した磁気回路であり、また、その磁気ギャップ部に対
向する部分の幅より狭い巻幅のボイスコイル線輪部７ｂ
を磁気ギャップ部内に配置する。
て、磁束密度の大きさを広範囲で均一に保ち、磁束密度
分布の非対称性による歪を低減すると共に、コストアッ
プの少ないスピーカを提供する。 【構成】 スピーカ磁気回路の磁気ギャップ部に対向し
ている部分の幅が、メインマグネット２に貼り合わせる
部分の肉厚より大きく、かつ、その部分の肉厚がその他
の肉厚より薄い一体型折曲形状トッププレート１ａを具
備した磁気回路であり、また、その磁気ギャップ部に対
向する部分の幅より狭い巻幅のボイスコイル線輪部７ｂ
を磁気ギャップ部内に配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、音響再生機器などに用
いるスピーカに関するものである。
いるスピーカに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】代表的な従来例について図７を用いて説
明する。図７は従来のスピーカの半断面図であり、円盤
状の磁性体であるボトムプレート３の上面外周縁近傍に
厚み方向に着磁されたリング状のメインマグネット２が
取り付けられ、さらに、その上部に打ち抜き加工により
製造された磁性体であるトッププレート１が取り付けら
れ、かつ、ボトムプレート３の下面外周縁近傍にメイン
マグネット２と反対方向に着磁されたリング状サブマグ
ネット４が取り付けられている。そして、トッププレー
ト１からサブマグネット４までを覆うかたちでヨークカ
バー５が取り付けられている。また、トッププレート１
の上面にはフレーム６が取り付けられ、さらに、トップ
プレート１とボトムプレート３のセンターポール部分に
より構成される磁気ギャップ部には、フレーム６に外周
を固定しサスペンション８で支持された線輪部７ａをも
つボイスコイル７がある。この線輪部７ａの幅は、トッ
ププレート１の肉厚より狭くなっている。これは、一般
にショートボイスコイル方式と呼ばれ、昭和５２年７月
１５日初版発行の「スピーカ・システム(上)，（山本武
夫偏著，ラジオ技術社出版」の１６３頁に示されている
ように、磁気回路の低歪化を図るためである。すなわ
ち、トッププレート１の肉厚をできる限り厚くして、磁
気ギャップ部内のボイスコイル７の線輪部７ａが移動す
る範囲に発生する磁束密度の大きさを一定に保ち、線輪
部７ａが受ける駆動力を常に均一にするものである。さ
らに、その上部にはフレーム６に外周を固定し、ボイス
コイル７に内周を固定し、その中央部にダストキャップ
１０を持つ振動板９が取り付けられている構造であっ
た。
明する。図７は従来のスピーカの半断面図であり、円盤
状の磁性体であるボトムプレート３の上面外周縁近傍に
厚み方向に着磁されたリング状のメインマグネット２が
取り付けられ、さらに、その上部に打ち抜き加工により
製造された磁性体であるトッププレート１が取り付けら
れ、かつ、ボトムプレート３の下面外周縁近傍にメイン
マグネット２と反対方向に着磁されたリング状サブマグ
ネット４が取り付けられている。そして、トッププレー
ト１からサブマグネット４までを覆うかたちでヨークカ
バー５が取り付けられている。また、トッププレート１
の上面にはフレーム６が取り付けられ、さらに、トップ
プレート１とボトムプレート３のセンターポール部分に
より構成される磁気ギャップ部には、フレーム６に外周
を固定しサスペンション８で支持された線輪部７ａをも
つボイスコイル７がある。この線輪部７ａの幅は、トッ
ププレート１の肉厚より狭くなっている。これは、一般
にショートボイスコイル方式と呼ばれ、昭和５２年７月
１５日初版発行の「スピーカ・システム(上)，（山本武
夫偏著，ラジオ技術社出版」の１６３頁に示されている
ように、磁気回路の低歪化を図るためである。すなわ
ち、トッププレート１の肉厚をできる限り厚くして、磁
気ギャップ部内のボイスコイル７の線輪部７ａが移動す
る範囲に発生する磁束密度の大きさを一定に保ち、線輪
部７ａが受ける駆動力を常に均一にするものである。さ
らに、その上部にはフレーム６に外周を固定し、ボイス
コイル７に内周を固定し、その中央部にダストキャップ
１０を持つ振動板９が取り付けられている構造であっ
た。
【０００３】また、図８に従来のスピーカの磁気ギャッ
プ部における磁束密度分布を示す。横軸は磁束密度の大
きさ、縦軸は測定距離を示す。磁束密度の大きさは曲線
Ａで表され、トッププレート１の肉厚内においては均一
な大きさで分布している。
プ部における磁束密度分布を示す。横軸は磁束密度の大
きさ、縦軸は測定距離を示す。磁束密度の大きさは曲線
Ａで表され、トッププレート１の肉厚内においては均一
な大きさで分布している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構造では、トッププレートの厚みを厚くするため
に、打ち抜き金型の大型化、また、トッププレートの大
型化による材料費アップ、磁気回路の大型化などの問題
があり、トッププレートの厚肉化には限界があった。そ
のため、ボイスコイルが図面上で上下に振動したときの
駆動力一定範囲を広くとろうとすると、ボイスコイルの
線輪の長さが短くなり、駆動力そのものが低下し出力音
圧が低くなる。そうしなければ、等磁束密度分布内から
ボイスコイル線輪部の移動範囲が越えてしまい、磁束密
度分布の非対称性による歪の増大などの問題が発生して
いた。
来の構造では、トッププレートの厚みを厚くするため
に、打ち抜き金型の大型化、また、トッププレートの大
型化による材料費アップ、磁気回路の大型化などの問題
があり、トッププレートの厚肉化には限界があった。そ
のため、ボイスコイルが図面上で上下に振動したときの
駆動力一定範囲を広くとろうとすると、ボイスコイルの
線輪の長さが短くなり、駆動力そのものが低下し出力音
圧が低くなる。そうしなければ、等磁束密度分布内から
ボイスコイル線輪部の移動範囲が越えてしまい、磁束密
度分布の非対称性による歪の増大などの問題が発生して
いた。
【０００５】本発明はこのような従来の課題を解決し、
トッププレートの大型化による材料費アップを抑え、安
価に高能率で低歪なスピーカを提供することを目的とす
る。
トッププレートの大型化による材料費アップを抑え、安
価に高能率で低歪なスピーカを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のスピーカは、マグネット貼り合わせ部分の
肉厚に関係なく磁気ギャップ部に対向している部分の幅
が広く、かつ、対向部の肉厚をマグネット貼り合わせ部
分の肉厚より薄くした一体型折曲形状トッププレートを
持つ磁気回路を具備することを特徴としている。
に、本発明のスピーカは、マグネット貼り合わせ部分の
肉厚に関係なく磁気ギャップ部に対向している部分の幅
が広く、かつ、対向部の肉厚をマグネット貼り合わせ部
分の肉厚より薄くした一体型折曲形状トッププレートを
持つ磁気回路を具備することを特徴としている。
【０００７】また、本発明スピーカは、トッププレート
の磁気ギャップ対向部分のうち、肉厚がマグネット貼り
合わせ部分の肉厚より薄くなっている部分を磁気ギャッ
プの幅を変えることなく下方向にむけてテーパー状にす
ることを特徴としている。
の磁気ギャップ対向部分のうち、肉厚がマグネット貼り
合わせ部分の肉厚より薄くなっている部分を磁気ギャッ
プの幅を変えることなく下方向にむけてテーパー状にす
ることを特徴としている。
【０００８】さらに、本発明のスピーカは、トッププレ
ートの磁気ギャップ対向部分のうち、肉厚がマグネット
貼り合わせ部分の肉厚より薄くなっている部分以外にお
いて、磁気ギャップの幅を上方向にむけて広くなるよう
にテーパー状にすることを特徴としている。
ートの磁気ギャップ対向部分のうち、肉厚がマグネット
貼り合わせ部分の肉厚より薄くなっている部分以外にお
いて、磁気ギャップの幅を上方向にむけて広くなるよう
にテーパー状にすることを特徴としている。
【０００９】
【作用】この構成により本発明は、マグネット貼り合わ
せ部分の肉厚に関係なく、磁気ギャップ部に対向してい
る部分の幅を広くしているので、広範囲に渡って等磁束
密度分布を保ちながらもトッププレートの材料の無駄を
なくし、大幅な材料費の削減が可能になる。また、磁気
ギャップ部に対向する部分の肉厚を薄くしているので、
使用マグネットの内径の制約が緩和されマグネット選択
の自由度が増す。すなわち、内径の制約があるためにマ
グネットサイズが必然的に大型化するという弊害が起こ
らず、磁気回路の小型化が実現できる。
せ部分の肉厚に関係なく、磁気ギャップ部に対向してい
る部分の幅を広くしているので、広範囲に渡って等磁束
密度分布を保ちながらもトッププレートの材料の無駄を
なくし、大幅な材料費の削減が可能になる。また、磁気
ギャップ部に対向する部分の肉厚を薄くしているので、
使用マグネットの内径の制約が緩和されマグネット選択
の自由度が増す。すなわち、内径の制約があるためにマ
グネットサイズが必然的に大型化するという弊害が起こ
らず、磁気回路の小型化が実現できる。
【００１０】また、磁気ギャップ部の磁束密度分布をみ
た場合、トッププレートの磁気ギャップ対向部分のうち
肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より薄くなって
いる部分の磁束密度の大きさがその他の部分より幾分小
さくなるが、その薄肉部分を磁気ギャップの幅を変える
ことなく下方向にむけてテーパー状にしているため、こ
の部分の磁束密度の低下が緩和され、より均一な磁束密
度分布が得られる。
た場合、トッププレートの磁気ギャップ対向部分のうち
肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より薄くなって
いる部分の磁束密度の大きさがその他の部分より幾分小
さくなるが、その薄肉部分を磁気ギャップの幅を変える
ことなく下方向にむけてテーパー状にしているため、こ
の部分の磁束密度の低下が緩和され、より均一な磁束密
度分布が得られる。
【００１１】さらに、トッププレートの磁気ギャップ対
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分以外の磁気ギャップの幅を上方
向に向けて広くなるようにテーパー状にしているため、
この部分の磁束密度の上昇が緩和され、より均一な磁束
密度分布が得られる。
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分以外の磁気ギャップの幅を上方
向に向けて広くなるようにテーパー状にしているため、
この部分の磁束密度の上昇が緩和され、より均一な磁束
密度分布が得られる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図１は本発明の第１の実施例
における口径１８ｃｍのスピーカの半断面図であり、外
径φ９５厚みｔ＝８の円盤状ボトムプレート３の上面外
周縁近傍に厚み方向に着磁された外径φ１００，内径φ
６０，厚みｔ＝１５のリング状のメインマグネット２が
取り付けられ、さらに、その上部に鍛造法により製造さ
れた外径φ１０６，内径φ４９．１，マグネット貼り合
わせ部分の肉厚ｔ＝８、磁気ギャップ対向部の幅ｗ＝２
０、その部分の肉厚ｗ＝４の一体型折曲リング状トップ
プレート１ａが取り付けられ、かつ、ボトムプレート３
の下面外周縁近傍にメインマグネット２と反対方向に着
磁された外径φ８０，内径φ４０，厚みｔ＝１５のリン
グ状サブマグネット４が取り付けられている。また、ト
ッププレート１ａからサブマグネット４までを覆うかた
ちでヨークカバー５が取り付けられている。そして、ト
ッププレート１ａの上面には口径１８ｃｍのアルミダイ
キャスト製フレーム６が取り付けられ、さらに、トップ
プレート１ａとボトムプレート３の上部中央のポール部
分により構成される磁気ギャップ部には、フレーム６に
外周を固定したサスペンション８で支持されたボイスコ
イル７がある。このボイスコイル７の線輪部７ｂの巻幅
はｗ＝１２であり、線輪部の巻幅の中心がトッププレー
ト１ａの磁気ギャップ対向幅の中心と一致させられ配置
されている。さらに、その上部にはフレーム６に外周を
固定し、ボイスコイル７に内周を固定し、その中央部に
外径φ５８のダストキャップ１０を持つ振動板９が取り
付けられている構造とする。
を参照しながら説明する。図１は本発明の第１の実施例
における口径１８ｃｍのスピーカの半断面図であり、外
径φ９５厚みｔ＝８の円盤状ボトムプレート３の上面外
周縁近傍に厚み方向に着磁された外径φ１００，内径φ
６０，厚みｔ＝１５のリング状のメインマグネット２が
取り付けられ、さらに、その上部に鍛造法により製造さ
れた外径φ１０６，内径φ４９．１，マグネット貼り合
わせ部分の肉厚ｔ＝８、磁気ギャップ対向部の幅ｗ＝２
０、その部分の肉厚ｗ＝４の一体型折曲リング状トップ
プレート１ａが取り付けられ、かつ、ボトムプレート３
の下面外周縁近傍にメインマグネット２と反対方向に着
磁された外径φ８０，内径φ４０，厚みｔ＝１５のリン
グ状サブマグネット４が取り付けられている。また、ト
ッププレート１ａからサブマグネット４までを覆うかた
ちでヨークカバー５が取り付けられている。そして、ト
ッププレート１ａの上面には口径１８ｃｍのアルミダイ
キャスト製フレーム６が取り付けられ、さらに、トップ
プレート１ａとボトムプレート３の上部中央のポール部
分により構成される磁気ギャップ部には、フレーム６に
外周を固定したサスペンション８で支持されたボイスコ
イル７がある。このボイスコイル７の線輪部７ｂの巻幅
はｗ＝１２であり、線輪部の巻幅の中心がトッププレー
ト１ａの磁気ギャップ対向幅の中心と一致させられ配置
されている。さらに、その上部にはフレーム６に外周を
固定し、ボイスコイル７に内周を固定し、その中央部に
外径φ５８のダストキャップ１０を持つ振動板９が取り
付けられている構造とする。
【００１３】図２に第１の実施例による磁気ギャップ部
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｂで示されている。この
ように、トッププレート１ａの磁気ギャップ対向幅内の
磁束密度の大きさはほぼ均一であるが、図中Ｙ１ａの部
分では約０．３７００Ｔ、Ｙ２ａでは約０．３６００Ｔ
と薄肉部（Ｙ２ａ）の磁束密度の大きさが小さく（約−
３％）なっている。なお、Ｙ２ａの部分においては、下
方向に向かうほどその値が小さくなる。
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｂで示されている。この
ように、トッププレート１ａの磁気ギャップ対向幅内の
磁束密度の大きさはほぼ均一であるが、図中Ｙ１ａの部
分では約０．３７００Ｔ、Ｙ２ａでは約０．３６００Ｔ
と薄肉部（Ｙ２ａ）の磁束密度の大きさが小さく（約−
３％）なっている。なお、Ｙ２ａの部分においては、下
方向に向かうほどその値が小さくなる。
【００１４】次に、本発明の第２の実施例について図３
を参照しながら説明する。本実施例において、第１の実
施例と異なる部分は、トッププレート１ｂの形状のみで
ある。すなわち、トッププレート１ａの磁気ギャップ対
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分が磁気ギャップの幅を変えるこ
となく下方向にむけてテーパー状になっている点であ
る。
を参照しながら説明する。本実施例において、第１の実
施例と異なる部分は、トッププレート１ｂの形状のみで
ある。すなわち、トッププレート１ａの磁気ギャップ対
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分が磁気ギャップの幅を変えるこ
となく下方向にむけてテーパー状になっている点であ
る。
【００１５】図４に第２の実施例による磁気ギャップ部
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｃで示されている。この
ように、Ｙ１ｂ，Ｙ２ｂの両方とも約０．３７００Ｔと
同じ値になり、磁束密度の均一性が向上している。
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｃで示されている。この
ように、Ｙ１ｂ，Ｙ２ｂの両方とも約０．３７００Ｔと
同じ値になり、磁束密度の均一性が向上している。
【００１６】次に、本発明の第３の実施例について図５
を参照しながら説明する。本実施例において、第１の実
施例と異なる部分は、トッププレート１ｃの形状のみで
ある。すなわち、トッププレート１ａの磁気ギャップ対
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分以外において、磁気ギャップの
幅が上方向に向けて広くなるようにテーパー状になって
いる点である。
を参照しながら説明する。本実施例において、第１の実
施例と異なる部分は、トッププレート１ｃの形状のみで
ある。すなわち、トッププレート１ａの磁気ギャップ対
向部分のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚
より薄くなっている部分以外において、磁気ギャップの
幅が上方向に向けて広くなるようにテーパー状になって
いる点である。
【００１７】図６に第３の実施例による磁気ギャップ部
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｄで示されている。この
ように、Ｙ１ｃ，Ｙ２ｃの両方とも約０．３６００Ｔと
同じ値になり、磁束密度の均一性が向上している。
の磁束密度分布図を示す。図の基本構成は図８と同じで
あり、磁束密度の大きさは曲線Ｄで示されている。この
ように、Ｙ１ｃ，Ｙ２ｃの両方とも約０．３６００Ｔと
同じ値になり、磁束密度の均一性が向上している。
【００１８】なお、上記した各実施例では外磁型スピー
カを例にあげたが、内磁型スピーカでもよいことはいう
までもないことである。
カを例にあげたが、内磁型スピーカでもよいことはいう
までもないことである。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明による磁気回路を
持つスピーカによれば、トッププレートの肉厚に関係な
く磁気ギャップ対向幅を広くしているので、材料費の大
幅な削減ができると共に、ボイスコイルの線輪の長さを
長くでき、かつ、等磁束密度分布の範囲内でのボイスコ
イルの移動範囲を広くすることが可能となり、高能率で
低歪なスピーカを構成することができ、工業的価値の大
なるものである。
持つスピーカによれば、トッププレートの肉厚に関係な
く磁気ギャップ対向幅を広くしているので、材料費の大
幅な削減ができると共に、ボイスコイルの線輪の長さを
長くでき、かつ、等磁束密度分布の範囲内でのボイスコ
イルの移動範囲を広くすることが可能となり、高能率で
低歪なスピーカを構成することができ、工業的価値の大
なるものである。
【図１】本発明の第１の実施例におけるスピーカの構成
を示す半断面図
を示す半断面図
【図２】同第１の実施例におけるスピーカ磁気回路の磁
束密度分布を示す説明図
束密度分布を示す説明図
【図３】本発明の第２の実施例におけるスピーカの構成
を示す半断面図
を示す半断面図
【図４】同第２の実施例におけるスピーカ磁気回路の磁
束密度分布を示す説明図
束密度分布を示す説明図
【図５】本発明の第３の実施例におけるスピーカの構成
を示す半断面図
を示す半断面図
【図６】同第３の実施例におけるスピーカ磁気回路の磁
束密度分布を示す説明図
束密度分布を示す説明図
【図７】従来のスピーカの構成を示す半断面図
【図８】従来のスピーカ磁気回路の磁束密度分布を示す
説明図
説明図
【符号の説明】 １ａ，１ｂ，１ｃ トッププレート ２ メインマグネット ３ ボトムプレート ４ サブマグネット ５ ヨークカバー ６ フレーム ７ ボイスコイル ７ｂ ボイスコイル線輪部 ８ サスペンション ９ 振動板 １０ ダストキャップ
Claims (3)
- 【請求項１】 磁気ギャップ部に対向している部分の幅
がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より大きく、かつ、
その部分の肉厚がその他の肉厚より薄い一体型折曲形状
トッププレートを具備した磁気回路をもち、その磁気ギ
ャップ部に対向する部分の幅より狭い巻幅のボイスコイ
ルを磁気ギャップ部内に配置したことを特徴とするスピ
ーカ。 - 【請求項２】 トッププレートの磁気ギャップ対向部分
のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より薄
くなっている部分において、その肉厚が先端部分に近づ
くにつれて薄くなるように、マグネット側がテーパー状
になっていることを特徴とする請求項１記載のスピー
カ。 - 【請求項３】 トッププレートの磁気ギャップ対向部分
のうち、肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より薄
くなっている部分以外において、磁気ギャップ寸法がフ
レーム側に近づくにつれて大きくなるように、テーパー
状になっていることを特徴とする請求項１記載のスピー
カ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11134793A JP3166399B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11134793A JP3166399B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | スピーカ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06327095A true JPH06327095A (ja) | 1994-11-25 |
| JP3166399B2 JP3166399B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=14558894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11134793A Expired - Fee Related JP3166399B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166399B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004010728A3 (en) * | 2002-07-18 | 2004-07-29 | Harman Becker Automotive Sys | Pole plate for a magnetic drive in a loudspeaker |
| EP1802166A2 (en) * | 2005-12-26 | 2007-06-27 | Pioneer Corporation | Speaker device |
| US7653209B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-26 | Pioneer Corporation | Speaker apparatus |
| WO2017033459A1 (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | スピーカ用磁気回路、およびこれを用いたスピーカ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101732175B1 (ko) * | 2015-08-03 | 2017-05-02 | 송창길 | 골프 스윙 연습겸용 다용도 우산 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP11134793A patent/JP3166399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004010728A3 (en) * | 2002-07-18 | 2004-07-29 | Harman Becker Automotive Sys | Pole plate for a magnetic drive in a loudspeaker |
| US7653209B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-26 | Pioneer Corporation | Speaker apparatus |
| EP1802166A2 (en) * | 2005-12-26 | 2007-06-27 | Pioneer Corporation | Speaker device |
| EP1802166A3 (en) * | 2005-12-26 | 2007-08-08 | Pioneer Corporation | Speaker device |
| WO2017033459A1 (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | スピーカ用磁気回路、およびこれを用いたスピーカ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3166399B2 (ja) | 2001-05-14 |
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