JPH06327048A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JPH06327048A
JPH06327048A JP5115697A JP11569793A JPH06327048A JP H06327048 A JPH06327048 A JP H06327048A JP 5115697 A JP5115697 A JP 5115697A JP 11569793 A JP11569793 A JP 11569793A JP H06327048 A JPH06327048 A JP H06327048A
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zone
mobile
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Yukihiko Suzuki
幸彦 鈴木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動機が移動しても位置登録・更新などのト
ラフィック量をできる限り少なくし、移動機に対する一
斉呼び出しにおいて迅速に移動機との回線接続を行い得
る。 【構成】 移動機MSが一斉呼び出しゾーン22Zに属
する無線ゾーン22H内で位置登録を行う場合は、基地
局22hと通信を行い、位置登録信号をHM局80に登
録する。この登録で、MSの一斉呼び出し用の位置登録
有効範囲は22Rに構成される。つまりMSが位置登録
を行った一斉呼び出しゾーン22Zを中心として隣接す
る一斉呼び出しゾーン11Z〜13Z、21Z、23
Z、31Z〜33Zまで含む範囲を22Rとする。この
22Rの範囲はHM局80で管理される。MSが22R
の範囲内ではこの範囲は更新されず、MSが22Rの圏
外に移動した場合は、再び新たな一斉呼び出し用の位置
登録有効範囲を再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動体通信システムに
関し、例えば、自動車電話システムなどに適用し得るも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信システムは自動車電話
システムなどを例としてユーザによって有効に利用され
ている。
【0003】例えば、従来、移動体通信システムにおい
て移動機の位置登録を行う場合、移動機の存在する範囲
を示す位置登録ゾーンをあらかじめ設定しておき、移動
機がどの位置登録ゾーンにいるかという位置登録情報を
ホームメモリ(Home Memory)局と呼ばれる
データベースシステムに記録しておいている。そして、
移動機は、位置登録ゾーンを移動して、他の無線ゾーン
に移動した際に位置登録を行い、ホームメモリ(HM)
局の位置登録情報が書き換えられることで、移動機がど
こに移動しても常にどの位置登録ゾーン内に存在してい
るかがホームメモリ(HM)局で検索できるようになっ
ていた。
【0004】また、移動機に対する着信制御の際、ホー
ムメモリ(HM)局に書き込まれている(管理されてい
る)移動機の位置登録情報を参照し、その位置登録ゾー
ン内の全ての無線基地局から着呼信号を送出し、一斉呼
び出しを行っていた。
【0005】なお、上述の様な移動体システムに関する
従来の位置登録や着信制御の技術などについては、例え
ば、文献:社団法人電子情報通信学会発行「自動車電
話」などに例が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
位置登録技術や着信制御技術では、移動機の位置登録ゾ
ーンを設定する際に、位置登録ゾーンを小さくすると移
動機が位置登録ゾーンを移動する割合(頻度)が増え、
位置登録トラヒック(位置登録・登録更新量)が増加し
てしまい、基地局の位置登録・登録更新などの信号処理
量が増加するので基地局に負担が掛かってしまうという
問題があった。
【0007】また、上述の様な場合に、移動機と基地局
との通信の頻度が多くなることから電波を有効に利用す
ることが出来なくなってしまうという問題点もあった。
【0008】更に、移動機の位置登録ゾーンを大きく設
定すると、一斉呼び出しを行う範囲(一斉呼び出しゾー
ン)が広がることになり、一斉呼び出しに要する制御信
号のトラヒックが増大してしまうという問題もあった。
【0009】更にまた、移動機は、基地局から送出され
る制御信号の受信レベルを測定し、在圏無線ゾーンの判
定を行っているため、位置登録ゾーンの境界付近で、双
方の位置登録ゾーンの制御信号の受信電波強度が入り組
んでいると、そこを通り抜ける(通過する)移動機が双
方の位置登録ゾーンに移動したと判断してしまい、次々
に位置登録を繰り返してしまう、いわゆるバタツキとい
われる現象によって位置登録トラヒックが増加してしま
うという問題点もあった。
【0010】従って、上述の様に、位置登録トラヒック
を減少させるために位置登録範囲を広げると、広い範囲
で一斉呼び出しを行わなければならず、一斉呼び出しの
無駄なトラヒックが増大してしまうという相反する問題
点と、バタツキにより位置登録トラヒックが増大してし
まうという問題点とを解決させ、そして、一斉呼び出し
と位置登録に要する総トラヒック量を低減させて、電波
を有効的に利用することのできるシステムが要請されて
いる。
【0011】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とする所は、移動体通信システムに
おいて、移動機がゾーン管理され、移動機が移動しても
位置登録のトラヒック量や登録位置の更新トラヒック量
などをできる限り少なくし、しかも、移動機に対する一
斉呼び出しにおいて迅速に移動機との回線接続を行い得
る移動体通信システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、移動機の位置を管理する移動体位置
管理局と、移動機との通信を行い得る複数の基地局とが
構成されていて、各基地局に対応して各無線ゾーンが形
成され、しかも少なくとも1以上の無線ゾーンから一斉
呼び出しゾーンが形成され、上記移動体位置管理局は、
基地局と移動機との通信による情報によって移動機の位
置を管理し、上記一斉呼び出しゾーンの各基地局を通じ
て一斉呼び出しを行わせる移動体通信システムにおい
て、以下の特徴的な構成で実現した。
【0013】つまり、移動機が位置登録を行った無線ゾ
ーンの属する一斉呼び出しゾーンを中心として、この位
置登録を行った一斉呼び出しゾーンの周辺の一斉呼び出
しゾーンと、上記位置登録を行った無線ゾーンの属する
一斉呼び出しゾーンとを含めて一斉呼び出し用位置登録
有効範囲として構成し、この一斉呼び出し用位置登録有
効範囲内での上記移動機の移動による一斉呼び出し用位
置登録有効範囲の変更は行わず、上記一斉呼び出し用位
置登録有効範囲外に移動機が移動した場合に、移動機と
基地局との通信によって、新たな移動機の位置での一斉
呼び出し用位置登録有効範囲を再構成することを特徴と
する。
【0014】また、上記移動体位置管理局は、移動機と
基地局との通信による通信情報から、移動機が位置登録
を行ったことによって構成された一斉呼び出し用位置登
録有効範囲内の各一斉呼び出しゾーンでの移動機の出現
頻度を求めて管理し、移動機に対する呼び出しにおい
て、上記移動機の出現頻度の情報を参照して、必要な一
斉呼び出しゾーンに属する基地局から呼び出し信号を移
動機に送信させることが好ましい。
【0015】
【作用】この発明の移動体通信システムによれば、移動
機が位置登録を行った無線ゾーンの属する一斉呼び出し
ゾーンを中心として、この一斉呼び出しゾーンの周辺の
一斉呼び出しゾーンと、位置登録を行った無線ゾーンの
属する一斉呼び出しゾーンとを含めて一斉呼び出し用の
位置登録有効範囲として形成している。
【0016】そして、この一斉呼び出し用の位置登録有
効範囲内で移動機が移動したとしても、上記一斉呼び出
し用の位置登録有効範囲は変更せず、そして、上記一斉
呼び出し用の位置登録有効範囲の外に移動した場合にだ
け、一斉呼び出し用の位置登録有効範囲の再構成を行う
ので、移動機の位置登録のトラヒック量を軽減できる。
また、従来からの、いわゆる、バタツキという現象も軽
減できる。
【0017】また、一斉呼び出し用位置登録有効範囲内
の各一斉呼び出しゾーンでの移動機の出現頻度を求めて
管理し、移動機に対する呼び出しにおいて、上記移動機
の出現頻度の情報を参照して、必要な一斉呼び出しゾー
ンに属する基地局から呼び出し信号を移動機に送信させ
ることで、例えば、出現頻度の高い一斉呼び出しゾーン
の基地局から呼び出し信号を移動機に送信させることが
できる。
【0018】この様にすることによって、一斉呼び出し
を行う範囲を狭くすることができる。しかも、必要な移
動機に対する呼び出しを迅速に行えることで、一斉呼び
出しに要するトラヒック量を軽減することもできる。
【0019】
【実施例】次にこの発明の移動体通信システムの好適な
一実施例を図面を用いて説明する。
【0020】移動体通信システムの構成 図2は、一
実施例の移動体通信システムの一部を抜粋して表した構
成図である。この移動体通信システムは、主に公衆網で
ある一般加入者電話網(PSTN:Public Sw
itched Telephone Network)
90と、移動体システム部100などから構成されてい
る。そして、移動体システム部100は、無線交換局7
0と、ホームメモリ(HM)局80と、9局の回線制御
局11S〜33Sと、無線基地局11(a〜n)〜33
(a〜n)と、移動機(Mobile Statio
n)11などから構成されている。
【0021】そして、図1及び図2の移動体通信システ
ムの一実施例においては、少なくとも1つ以上の無線ゾ
ーンから構成される一斉呼び出しゾーンを有する移動体
通信システムに関し、移動機の位置登録において、複数
の一斉呼び出しゾーンをまとめて一つの位置登録範囲と
し、移動機への呼び出しにおいては、一斉呼び出しゾー
ンごとに、移動機の存在確率の高い順に一斉呼び出しを
行うことができる様に構成するものである。
【0022】そして、この図2の無線交換局70は、一
般加入者電話網(PSTN)90に接続されていて、相
互に通信を行うことができる。そして、更に、無線交換
局70は、各回線制御局11S〜33Sに接続されてい
て、移動機に対する着信制御の情報を与えたり、移動機
(MS)11などからの位置登録のための情報を受けた
りする。更に、無線交換局70は、ホームメモリ(H
M)80にも接続されていて、無線交換局70の局デー
タや移動機の加入者データやなどを格納して管理させ
る。
【0023】そして、図2の回線制御局11S〜33S
は、一斉呼び出しゾーン11Z〜33Z内の無線基地局
11(a〜n)〜33(a〜n)に接続されていて、移
動機(MS)の位置登録のための制御や着信制御など
を、無線交換局70の制御を受けながら行う。
【0024】例えば、図2の回線制御局11Sは、一斉
呼び出しゾーン11Z内の無線基地局11a〜11nに
接続されていて、統制している。そして、無線基地局1
1a〜11nの各受け持ちのサービス用の無線ゾーン
は、11A〜11Nで示している。そして、この無線ゾ
ーン11A〜11N内には、通信サービスを受ける移動
機(MS)が存在している。例えば、この図2において
は、無線基地局11aの無線ゾーン11A内に移動機
(MS)11が存在している。
【0025】そして、同様に図2の回線制御局12S
も、一斉呼び出しゾーン12Z内の無線基地局12a〜
12nに接続されている。そして、この無線基地局12
a〜12nによって、無線ゾーン12A〜12Nが構成
されている。同様に回線制御局13Sも、一斉呼び出し
ゾーン13Z内の無線基地局13a〜13nに接続され
ていて、無線ゾーン13A〜13Nが構成されている。
【0026】更に同様に、図2の回線制御局21Sも、
一斉呼び出しゾーン21Z内の無線基地局21a〜21
nに接続されていて、無線ゾーン21A〜21Nが構成
されている。更に同様に、回線制御局22Sも、一斉呼
び出しゾーン22Z内の無線基地局22a〜22nに接
続されていて、無線ゾーン22A〜22Nが構成されて
いる。更に同様に、回線制御局23Sも、一斉呼び出し
ゾーン23Z内の無線基地局23a〜23nに接続され
ていて、無線ゾーン23A〜23Nが構成されている。
【0027】更にまた同様に、図2の回線制御局31S
も、一斉呼び出しゾーン31Z内の無線基地局31a〜
31nに接続されていて、無線ゾーン31A〜31Nが
構成されている。更にまた同様に、回線制御局32S
も、一斉呼び出しゾーン32Z内の無線基地局32a〜
32nに接続されていて、無線ゾーン32A〜32Nが
構成されている。更にまた同様に、回線制御局33S
も、一斉呼び出しゾーン33Z内の無線基地局33a〜
33nに接続されていて、無線ゾーン33A〜33Nが
構成されている。
【0028】以上の様な構成で、9局の回線制御局11
S〜33Sによって、9個の一斉呼び出しゾーン11Z
〜33Zに無線ゾーン11(a〜n)〜33(a〜n)
が実現され、移動機(MS)の位置管理ができ、移動機
(MS)と移動機(MS)との間の通信を行うことがで
きる。更に、公衆網の一般加入者電話網(PSTN)9
0の加入者電話機などのユーザと移動機(MS)との通
信を行うこともできる。
【0029】また、上述によって構成されている一斉呼
び出しゾーン11Z〜33Zや、これらの一斉呼び出し
ゾーン11Z〜33Z内に構成されている無線ゾーン1
1(a〜n)〜33(a〜n)のX座標とY座標とによ
る2次元的な配置は、この一実施例において特徴的な後
述の図1の説明で詳述する。
【0030】そして、図2において、移動機(MS)
は、無線ゾーン11(a〜n)〜33(a〜n)間を移
動している。そして、各無線基地局11(a〜n)〜3
3(a〜n)は、各無線基地局が属する一斉呼び出しゾ
ーンの一斉呼び出しゾーン番号を、位置情報として移動
機(MS)のために報知している。
【0031】例えば、図2の無線基地局11a〜11n
は、一斉呼び出しゾーン11Z内の移動機(MS)のた
めの位置情報として、一例として、一斉呼び出しゾーン
番号(1、1)を報知している。この一例の一斉呼び出
しゾーン番号(1、1)は、X座標とY座標とで2次元
的配置で一斉呼び出しゾーンを表したときの座標で表し
ている。つまり、この一斉呼び出しゾーン番号(1、
1)は、図1の座標(X1、Y1)に配置されている一
斉呼び出しゾーン11Zに対応している。
【0032】図2において同様にして、無線基地局12
a〜12nは、一斉呼び出しゾーン12Z内の移動機
(MS)のための位置情報として、一例として、一斉呼
び出しゾーン番号(1、2)を報知している。つまり、
この一斉呼び出しゾーン番号(1、2)は、図1の座標
(X1、Y2)に配置されている一斉呼び出しゾーン1
2Zに対応している。
【0033】図2において同様にして、無線基地局13
a〜13nは、一斉呼び出しゾーン13Z内の移動機
(MS)のための位置情報として、一例として、一斉呼
び出しゾーン番号(1、3)を報知している。つまり、
この一斉呼び出しゾーン番号(1、3)は、図1の座標
(X1、Y3)に配置されている一斉呼び出しゾーン1
3Zに対応している。
【0034】図2において同様に、無線基地局21a〜
21nは、一斉呼び出しゾーン21Z内の移動機(M
S)のための位置情報として、一例として、一斉呼び出
しゾーン番号(2、1)を報知している。つまり、この
一斉呼び出しゾーン番号(2、1)は、図1の座標(X
2、Y1)に配置されている一斉呼び出しゾーン21Z
に対応している。
【0035】図2において同様に、無線基地局22a〜
22nは、一斉呼び出しゾーン22Z内の移動機(M
S)のための位置情報として、一例として、一斉呼び出
しゾーン番号(2、2)を報知している。つまり、この
一斉呼び出しゾーン番号(2、2)は、図1の座標(X
2、Y2)に配置されている一斉呼び出しゾーン22Z
に対応している。
【0036】図2において同様に、無線基地局23a〜
23nは、一斉呼び出しゾーン23Z内の移動機(M
S)のための位置情報として、一例として、一斉呼び出
しゾーン番号(2、3)を報知している。つまり、この
一斉呼び出しゾーン番号(2、3)は、図1の座標(X
2、Y3)に配置されている一斉呼び出しゾーン23Z
に対応している。
【0037】更に図2において、無線基地局31a〜3
1nは、一斉呼び出しゾーン31Z内の移動機(MS)
のための位置情報として、一例として、一斉呼び出しゾ
ーン番号(3、1)を報知している。つまり、この一斉
呼び出しゾーン番号(3、1)は、図1の座標(X3、
Y1)に配置されている一斉呼び出しゾーン31Zに対
応している。
【0038】更に図2において、無線基地局32a〜3
2nは、一斉呼び出しゾーン32Z内の移動機(MS)
のための位置情報として、一例として、一斉呼び出しゾ
ーン番号(3、2)を報知している。つまり、この一斉
呼び出しゾーン番号(3、2)は、図1の座標(X3、
Y2)に配置されている一斉呼び出しゾーン32Zに対
応している。
【0039】そして、更に図2において、無線基地局3
3a〜33nは、一斉呼び出しゾーン33Z内の移動機
(MS)のための位置情報として、一例として、一斉呼
び出しゾーン番号(3、3)を報知している。つまり、
この一斉呼び出しゾーン番号(3、3)は、図1の座標
(X3、Y3)に配置されている一斉呼び出しゾーン3
3Zに対応している。
【0040】図2において、以上の様な一例の態様で、
各無線基地局11(a〜n)〜33(a〜n)は、移動
機(MS)に対して一斉呼び出しゾーン番号を報知して
いる。
【0041】ゾーン構成 図1は、この一実施例の移
動体通信システムにおいて、特徴的な動作を行うための
無線ゾーンや一斉呼び出しゾーンなどの2次元的な配置
図である。上述の図2の一実施例の移動体通信システム
において説明した様に、9個の一斉呼び出しゾーン11
Z〜33Zが、例えば、X座標とY座標で表される座標
に配置される。そして、各一斉呼び出しゾーン11Z〜
33Z内には、無線基地局11(a〜n)〜33(a〜
n)によって、各無線ゾーン11(A〜N)〜33(A
〜N)が配置されている。
【0042】即ち、図1においては、一例として、一斉
呼び出しゾーン11Zは、X−Y座標で(X1、Y1)
としている。同様に一斉呼び出しゾーン12Zは、X−
Y座標で(X1、Y2)としている。同様に一斉呼び出
しゾーン13Zは、X−Y座標で(X1、Y3)として
いる。
【0043】更に図1において、一斉呼び出しゾーン2
1Zは、X−Y座標で(X2、Y1)としている。同様
に一斉呼び出しゾーン22Zは、X−Y座標で(X2、
Y2)としている。同様に一斉呼び出しゾーン23Z
は、X−Y座標で(X2、Y3)としている。
【0044】更にまた、図1において、一斉呼び出しゾ
ーン31Zは、X−Y座標で(X3、Y1)としてい
る。同様に一斉呼び出しゾーン32Zは、X−Y座標で
(X3、Y2)としている。同様に一斉呼び出しゾーン
33Zは、X−Y座標で(X3、Y3)としている。
【0045】そして、図1においては、一例として、一
斉呼び出しゾーン22Z(座標(X2、Y2))内の無
線基地局22hによって実現されている無線ゾーン22
H内に移動機(MS)が配置されている。そして、この
移動機(MS)が、この無線ゾーン22H内で自己の位
置登録を無線基地局22hと通信を行って、移動機(M
S)の位置登録を行うものとしている。
【0046】例えば、図1の無線ゾーン22H内に位置
する移動機(MS)は無線基地局22hに対して位置登
録信号を送信する。そして、この位置登録信号を受けた
無線基地局22hは、この無線ゾーン番号(例えば、無
線ゾーン22H)のデータと位置登録信号などとを回線
制御局22Sと無線交換局70とを通じてホームメモリ
(HM)局80に移動機(MS)の位置情報として登録
する。
【0047】そして、図1において、移動機(MS)
は、一斉呼び出しゾーン11Z〜33Zのいずれの一斉
呼び出しゾーン内の無線ゾーン11(a〜n)〜33
(a〜n)にも移動(ローミング)し得るものとする。
そして、現在位置(無線ゾーン22H)から、同一の一
斉呼び出しゾーン22Z内の無線ゾーン22b〜22n
のいずれかに移動した場合は、再び上述の通信によっ
て、移動機(MS)の位置登録信号と無線ゾーン番号
(例えば、22B〜22N)のデータなどがホームメモ
リ(HM)局80で更新される。
【0048】更に、一斉呼び出しゾーン22Zに隣接す
る、一斉呼び出しゾーン11Zや一斉呼び出しゾーン1
2Zや一斉呼び出しゾーン13Zや一斉呼び出しゾーン
21や一斉呼び出しゾーン23や一斉呼び出しゾーン3
1Zや一斉呼び出しゾーン32Zや一斉呼び出しゾーン
33Zなどのいずれかの一斉呼び出しゾーンに、移動機
(MS)が移動した場合も、再び上述の通信によって、
移動機(MS)の位置登録信号と無線ゾーン番号のデー
タなどがホームメモリ(HM)局80で更新される。
【0049】そして、図1において、特徴的なことは、
移動機(MS)の現在位置は、無線ゾーン22Hであっ
て、この無線ゾーン22Hは一斉呼び出しゾーン22Z
に属している。そして、位置登録を行った一斉呼び出し
ゾーン22Zを中心位置として、隣接する一斉呼び出し
ゾーンを含めて一斉呼び出し位置登録有効範囲22Rと
して設定していることである。
【0050】この様に移動機(MS)が位置登録を行っ
た一斉呼び出しゾーン22Zを中心として、一斉呼び出
し位置登録有効範囲22Rを設定することによって、移
動機(MS)が無線ゾーン間を移動した場合の位置登録
トラヒック(位置登録処理量・更新処理量)の増加の原
因となる、いわゆるバタツキを軽減させることができ
る。
【0051】移動機の位置登録・更新の動作 図3
は、一実施例の移動機(MS)の位置登録の動作タイム
シーケンスである。この図3において、移動機(MS)
が無線ゾーン22Hで位置登録を行う場合、対応する無
線基地局22hに対し位置登録信号を上り無線制御信号
を用いて送信する(S31)。
【0052】そして、次に図3の移動機(MS)から位
置登録信号を受けた無線基地局22hは、位置登録信号
と位置登録が行われた無線ゾーン番号22Hのデータを
回線制御局22Sと無線交換局70を通じてホームメモ
リ(HM)局80へ送信する(S32)。そして、ホー
ムメモリ(HM)局80では、受信した移動機(MS)
の位置登録情報を、新しく位置登録が行われた無線ゾー
ン番号22Hに登録又は更新し、位置登録終了信号を無
線基地局22hへ返送する(S33)。
【0053】そして、次に図3の位置登録終了信号を受
信した無線基地局22hは、下り制御信号を用いて移動
機(MS)に対して、位置登録終了信号を送出する(S
34)。そして、位置登録終了信号を受信した移動機
(MS)は、位置登録を行った無線ゾーンの一斉呼び出
し番号として、例えば番号(2、2)を移動機(MS)
の内蔵メモリに記録する(S35)。以上の動作によっ
て、位置登録又は登録位置更新の処理は完了する。
【0054】そして、移動機(MS)は現在の一斉呼び
出し用の位置登録有効範囲22Rの外に移動した場合は
登録位置の更新を行う。この更新方法は上述の図3の方
法で行う。
【0055】次に、移動機(MS)が再び位置登録を行
うタイミングの判定方法を説明する。移動機(MS)
は、無線基地局から決められたタイムスロットごとに報
知されている位置情報信号を受信する。この位置情報信
号は、移動機(MS)が存在している一斉呼び出しゾー
ンの番号であり、これと内蔵メモリの一斉呼び出しゾー
ン番号を比較することで、移動機(MS)は一斉呼び出
し用の位置登録有効範囲22R内に存在しているかどう
かを判定する。
【0056】前述の様に、一斉呼び出し用の位置登録有
効範囲22Rを設定した場合、移動機(MS)は、内蔵
メモリの番号と報知されている一斉呼び出しゾーン番号
を比較し、そのX座標又はY座標が2以上変化した際に
再び位置登録、即ち、登録位置の更新を行えばよい。つ
まり、図1の位置登録を行った一斉呼び出しゾーン22
Zを中心とした一斉呼び出し用の位置登録有効範囲22
Rの外に、移動機(MS)が移動した場合に登録位置の
更新を行う。
【0057】移動機(MS)に対する着信制御の動作
図4は、一実施例の移動機(MS)に対する着信制御
の動作タイムシーケンス図である。この図4において、
無線交換局70は、移動機(MS)の位置登録有効範囲
22R内の各一斉呼び出しゾーンで、順番に移動機(M
S)に対して一斉呼び出しを行う。そして、ホームメモ
リ(HM)局80には、一斉呼び出しの順番を示す、呼
び出し順位マップが生成管理されている。
【0058】そして、呼び出し順位マップに記録されて
いる、一斉呼び出しを行う順番を決定する方法は、一例
として次の様にして決めることができる。
【0059】例えば、無線交換局70で、着信の際、あ
る無線ゾーンで位置登録を行った移動機(MS)が、ど
の無線ゾーンで一斉呼び出しに対する着呼応答があった
かを、ホームメモリ(HM)局80に通知する。そし
て、ホームメモリ(HM)局80では、この位置登録が
行われた無線ゾーンに対してどの一斉呼び出しゾーンで
移動機(MS)からの着呼応答があったかの統計をとる
ことで、統計量の多い順に呼び出し順位を作成する。
【0060】一例として、例えば、一斉呼び出しゾーン
22Zに属する無線ゾーン22Hで位置登録を行った移
動機(MS)が100台登録され、ある期間に得られた
移動機(MS)からの着呼応答の情報から、一斉呼び出
し用の位置登録有効範囲22R内の各一斉呼び出しゾー
ンからの着呼応答が、上記100台の内、例えば、一斉
呼び出しゾーン11Zでは50台の着呼応答があり、一
斉呼び出しゾーン12Zでは20台の着呼応答があり、
一斉呼び出しゾーン13Zでは10台の着呼応答があ
り、その他のゾーンからは着呼応答がなかったとする。
【0061】この様な場合は、上述の移動機100台に
対する着呼応答の台数の割合からして、一斉呼び出しゾ
ーン11Zでの応答が一番多かったので、上述の呼び出
し順位マップにおける一斉呼び出しの順位の一番とし
て、一斉呼び出しゾーン11Zを位置付ける。そして、
順位の2番として、例えば、一斉呼び出しゾーン12Z
を位置付ける。そして、順位の3番として、例えば、一
斉呼び出しゾーン13Zを位置付ける。以上の様な一例
で呼び出し順位マップを作成して、ホームメモリ(H
M)局80で管理している。
【0062】上述の様にして、位置登録情報として移動
機(MS)が位置登録を行った無線ゾーンがわかれば、
呼び出し順位マップを参照し、一斉呼び出しの呼び出し
順位がわかることになる。
【0063】(具体的な着信制御動作) 次に移動機
(MS)に対する具体的な一例の着信制御の動作を図4
を用いて説明する。まず、公衆網である一般加入者電話
網(PSTN)90を通じて移動機(MS)の1つに対
する発信が無線交換局(70)に行われたとする。次
に、無線交換局70はホームメモリ(HM)局80に接
続し、移動機番号を含む着呼信号を送信する(S4
1)。
【0064】次に、図4において、ホームメモリ(H
M)局80は、移動機(MS)の位置登録情報と、上述
の呼び出し順位マップとから呼び出し順位を検索し、そ
の呼び出し順位を無線交換局70に返送する(S4
2)。次に、移動機(MS)に対する呼び出し順位を受
信した無線交換局70は、まず、順位1に位置付けられ
ている一斉呼び出しゾーンを統括する回線制御局(例え
ば、11S)に、着呼信号を送出する(S43)。
【0065】次に、図4において、着呼信号を受信した
回線制御局(例えば、11S)は、統括している全ての
無線基地局(例えば、11a〜11n)に対し着呼信号
を送出する(S44)。次に各無線基地局(例えば、1
1a〜11n)は下り無線制御信号を用いて着呼信号を
送出し、移動機(MS)の一斉呼び出しを行う(S4
5)。次に、一斉呼び出しに対して移動機(MS)から
の着呼応答があれば、応答を受けた無線基地局(例え
ば、11a〜11nのいずれか)は移動機(MS)に対
して無線通信チャネルを与え、応答信号を無線交換局7
0へ返送し、通信回線を接続する。
【0066】しかしながら、図4の上述のS45の一斉
呼び出しに対して移動機(MS)からの応答がなけれ
ば、回線制御局(例えば、11S)は移動機番号を含む
非応答信号を無線交換局70に返送する(S46)。次
に非応答信号を受け取った無線交換局70は、呼び出し
順位マップの順位2に位置付けられている一斉呼び出し
ゾーンを統括する回線制御局(例えば、12S)に対
し、着呼信号を送出する(S47)。
【0067】次に、図4の着呼信号を受信した回線制御
局(例えば、12S)は、統括している全ての無線基地
局(例えば、12a〜12n)に対し着呼信号を送出す
る(S48)。次に各無線基地局(例えば、12a〜1
2n)は下り無線制御信号を用いて着呼信号を送出し、
移動機(MS)の一斉呼び出しを行う(S49)。この
一斉呼び出しに対して移動機(MS)からの応答がなけ
れば、回線制御局(例えば、12S)は移動機番号を含
む非応答信号を無線交換局70に返送する(S50)。
【0068】次に、図4の非応答信号を受け取った無線
交換局70は、呼び出し順位マップの順位3に位置付け
られている一斉呼び出しゾーンを統括する回線制御局
(例えば、13S)に対し、着呼信号を送出する(S6
0)。次に着呼信号を受信した回線制御局(例えば、1
3S)は、統括している全ての無線基地局(例えば、1
3a〜13n)に対し着呼信号を送出する(S61)。
次に各無線基地局(例えば、13a〜13n)は下り無
線制御信号を用いて着呼信号を送出し、移動機(MS)
の一斉呼び出しを行う(S62)。
【0069】そして、図4のS62の一斉呼び出しに対
して移動機(MS)からの着呼応答(S63)があれ
ば、応答を受けた無線基地局(例えば、13a〜13n
のいずれか)は移動機(MS)に対して無線通信チャネ
ルを与え、応答信号を無線交換局70へ返送(S64)
し、通信回線を接続する(S65)。
【0070】以上の様な動作によって移動機(MS)か
らの着呼応答があるまで処理を繰り返す。もしも、最後
の順位の一斉呼び出しゾーンで一斉呼び出しを行って
も、移動機(MS)からの応答がなかった場合、無線交
換局70は移動機(MS)がサービスエリアの範囲外に
いるか、電源を切っているものとして処理する。
【0071】以上の様に順番に一斉呼び出しを行えば、
移動機(MS)からの応答があった時点で一斉呼び出し
が完了し、それ以後の順番の一斉呼び出しを行わなくて
良いために、移動機(MS)の位置登録範囲22Rに対
して一斉呼び出しを行う範囲を狭め、一斉呼び出し処理
のトラヒック量を軽減することができる。
【0072】一実施例の効果 以上の一実施例の移動
体通信システムによれば、複数の無線ゾーンから構成さ
れる一斉呼び出しゾーンを有する移動体通信システムに
おいて、移動機(MS)の位置登録・登録位置更新にお
いて、複数の一斉呼び出しゾーンをまとめて一つの位置
登録有効範囲22Rとし、移動機(MS)への呼び出し
においては、一斉呼び出しゾーンごとに、移動機(M
S)の存在確率(出現頻度)の高い順に一斉呼び出しを
行うことにしたので、位置登録範囲に対して一斉呼び出
しを行う範囲を狭くすることができる。このため、一斉
呼び出しに要するトラヒックを削減することができる。
更に、電波を効率的に使用することができ、無線基地局
の制御量を削減することが期待できる。
【0073】更にまた、移動機(MS)の位置登録場所
を位置登録有効範囲22Rの中心部にすることとしてい
るため、従来からの、いわゆる、バタツキによる位置登
録トラヒックの増加を抑える(軽減する)ことができ
る。このため、電波を効率的に使用することができ、無
線基地局の制御量も削減することが期待できる。
【0074】従って、能率的に移動機との回線接続を行
い得る移動体通信システム(例えば、自動車電話システ
ムなど)を実現することができる。
【0075】他の実施例 尚、上述の一実施例の図1
においては、一斉呼び出しゾーン11Z〜33Zの各ゾ
ーンの形を四角形として説明しているが、この様な形に
限定するものではない。例えば、六角形で各一斉呼び出
しゾーンを構成することであってもよい。この様に各一
斉呼び出しゾーンを六角形にした場合、位置登録を行っ
た一斉呼び出しゾーンを中心として、回りに6個の一斉
呼び出しゾーンが形成された一斉呼び出し用の位置登録
有効範囲が実現される。
【0076】また、上述の一実施例の図2の移動体通信
システムの構成についても、一例であって、図2の様な
構成のシステムへこの発明を適用することに限定するも
のではない。例えば、実際には更に多くの回線制御局や
無線基地局などが構成されるシステムであってもこの発
明を適用することができる。
【0077】更に、上述の様な移動体通信システムにお
いて、位置登録を行った一斉呼び出しゾーンを中心とし
て隣接する一斉呼び出しゾーンと、更に周辺の一斉呼び
出しゾーンとから一斉呼び出し用の位置登録有効範囲を
構成しても良い。
【0078】更に、図2の構成では、一般加入者電話網
(PSTN)と移動機との通信を行い得る様に構成して
いるが、広く捕らえて一般公衆網としても良いし、ま
た、移動機と移動機との通信であっても当然適用するこ
とができる。
【0079】更にまた、上述の一実施例の呼び出し順位
マップの生成方法も、いろいろな方法で順位を決めるこ
とができ、上述では一例を示した。その他の方法の、一
例としては、例えば、呼び出し順位が同じである無線ゾ
ーンをグループ化し、位置登録情報としてどのグループ
の無線ゾーンで位置登録を行ったかを記録しておいても
同様に一斉呼び出しの呼び出し順位を決めることができ
る。
【0080】また、上述の一実施例の図3の位置登録又
は登録位置の更新の動作は、一例であって、この様な動
作に限定するものではない。更に、図4の移動機に対す
る着信制御の動作についも、一例であって、この様な動
作に限定するものではない。
【0081】更に、以上の一実施例の移動機(MS)
は、例えば、自動車電話機、携帯電話機、列車電話機、
パーソナルコンピュータなどによるデータ端末装置など
のいずれの移動機であってもよい。
【0082】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の移動体通信シ
ステムは、移動機が位置登録を行った無線ゾーンの属す
る一斉呼び出しゾーンを中心として、この位置登録を行
った一斉呼び出しゾーンの周辺の一斉呼び出しゾーン
と、上記位置登録を行った無線ゾーンの属する一斉呼び
出しゾーンとを含めて一斉呼び出し用位置登録有効範囲
として構成し、この一斉呼び出し用位置登録有効範囲内
での移動機の移動による一斉呼び出し用位置登録有効範
囲の変更は行わず、一斉呼び出し用位置登録有効範囲外
に移動機が移動した場合に、移動機と基地局との通信に
よって、上記位置登録管理局で新たな移動機の位置での
一斉呼び出し用位置登録有効範囲を再構成するので、位
置登録のトラヒック量を軽減できる。
【0083】また、一斉呼び出し用位置登録有効範囲内
の各一斉呼び出しゾーンでの移動機の出現頻度を求めて
管理し、移動機に対する呼び出しにおいて、上記移動機
の出現頻度の情報を参照して、必要な一斉呼び出しゾー
ンに属する基地局から呼び出し信号を移動機に送信させ
ることで、一斉呼び出しを行う範囲を狭くすることがで
き、しかも、必要な移動機に対する呼び出しが迅速に行
え、一斉呼び出しに要するトラヒック量を軽減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の移動体通信システムのゾ
ーン構成図である。
【図2】一実施例の移動体通信システムの構成図であ
る。
【図3】一実施例の移動体通信システムの位置登録の動
作タイムシーケンス図である。
【図4】一実施例の着信制御の動作タイムシーケンス図
である。
【符号の説明】
11(a〜n)〜33(a〜n)…無線ゾーン、11S
〜33S…回線制御局、11Z〜33Z…一斉呼び出し
ゾーン、22R…一斉呼び出し用位置登録有効範囲、7
0…無線交換局、80…ホームメモリ(HM)局、90
…一般加入者電話網(PSTN)、MS…移動機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機の位置を管理する移動体位置管理
    局と、移動機との通信を行い得る複数の基地局とが構成
    されていて、各基地局に対応して各無線ゾーンが形成さ
    れ、しかも少なくとも1以上の無線ゾーンから一斉呼び
    出しゾーンが形成され、上記移動体位置管理局は、基地
    局と移動機との通信による情報によって移動機の位置を
    管理し、上記一斉呼び出しゾーンの各基地局を通じて一
    斉呼び出しを行わせる移動体通信システムにおいて、 移動機が位置登録を行った無線ゾーンの属する一斉呼び
    出しゾーンを中心として、この位置登録を行った一斉呼
    び出しゾーンの周辺の一斉呼び出しゾーンと、上記位置
    登録を行った無線ゾーンの属する一斉呼び出しゾーンと
    を含めて一斉呼び出し用位置登録有効範囲として構成
    し、 この一斉呼び出し用位置登録有効範囲内での上記移動機
    の移動による一斉呼び出し用位置登録有効範囲の変更は
    行わず、上記一斉呼び出し用位置登録有効範囲外に移動
    機が移動した場合に、移動機と基地局との通信によっ
    て、新たな移動機の位置での一斉呼び出し用位置登録有
    効範囲を再構成することを特徴とした移動体通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記移動体位置管理局は、移動機と基地
    局との通信による通信情報から、移動機が位置登録を行
    ったことによって構成された一斉呼び出し用位置登録有
    効範囲内の各一斉呼び出しゾーンでの移動機の出現頻度
    を求めて管理し、 移動機に対する呼び出しにおいて、上記移動機の出現頻
    度の情報を参照して、必要な一斉呼び出しゾーンに属す
    る基地局から呼び出し信号を移動機に送信させることを
    特徴とした請求項1に記載の移動体通信システム。
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