JPH06326371A - 圧電トランスの支持構造 - Google Patents

圧電トランスの支持構造

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JPH06326371A
JPH06326371A JP5111494A JP11149493A JPH06326371A JP H06326371 A JPH06326371 A JP H06326371A JP 5111494 A JP5111494 A JP 5111494A JP 11149493 A JP11149493 A JP 11149493A JP H06326371 A JPH06326371 A JP H06326371A
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JP
Japan
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piezoelectric transformer
transformer
shaped
elastic body
piezoelectric
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Application number
JP5111494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Goto
賢一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した支持がなされ、また、性能の劣化が
ない、しかもシンプルな構造の圧電トランスの保持構造
を提供する。 【構成】 紐状の弾性体を圧電トランスの振動の節点部
近傍の少なくとも表裏両面に弾性的に当接させた状態
で、圧電トランスを挟んで弾性体の両側を基板もしくは
構造体に装着する。または、上記の弾性体としてループ
を用い、その両端部を基板もしくは構造体に設けたフッ
ク部に装着する。または、矩形枠状構造体の内側に、圧
電トランスをこの構造体と所定の間隙を開けて収納し、
また、この構造体の外周部に、その内側の圧電トランス
の節点部に対応した位置に溝を形成し、その溝に沿って
紐状でループ状の弾性体を嵌め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電トランスを基板あ
るいはパッケージに搭載するための支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電トランスを支持する構造とし
ては、図4に示すように、板状の圧電トランスTを、そ
の節点に沿った面において、ゴム製弾性体等からなる角
状リング30で支持する構造のものや、図5に示すよう
に、筐体のパッケージ40内に圧電トランスTを収容し
た構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の従来
例では角状リングによる支持であり、その支持を確実な
ものとするには、角状リングの幅を広く、また、高さも
必要となるため、装置の低背化に対応できない。また、
このように角状リングの幅が広い場合、圧電トランスの
振動を阻害し、圧電トランスからの熱の発散効率が低下
するといった問題もある。
【0004】また、後者の従来例では、圧電トランスか
ら発する熱が筐体内に閉じ込められ、内部温度が過度に
高まる恐れがあり、素子の性能を低下させる問題があ
る。本発明はこれらの問題点を鑑み、安定した支持がな
され、また、性能の劣化がない、しかも簡易な構造の圧
電トランスの保持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、請求項1に対応する本発明の圧電トランスの支
持構造(以下、発明1という)は、板状の圧電トランス
を、基板もしくは構造体に支持するための構造であっ
て、紐状の弾性体を上記圧電トランスの振動の節点部近
傍の少なくとも表裏両面に弾性的に当接させた状態で、
当該圧電トランスを挟んで上記弾性体の両側部分を上記
基板もしくは構造体に装着したことによって特徴付けら
れている。
【0006】また、請求項2に対応する本発明の圧電ト
ランスの支持構造(以下、発明2という)は、紐状でル
ープ状の弾性体のループ内に板状の圧電トランスをその
振動の節点部近傍で弾性的に挟み込むとともに、その弾
性体のループの両端部を、上記基板もしくは構造体に形
成されたフック部に装着することによって特徴付けられ
ている。
【0007】さらに、請求項3に対応する本発明の圧電
トランスの支持構造(以下、発明3という)は、矩形枠
状構造体の内側に、板状の圧電トランスが当該構造体と
は所定の間隙を開けて位置しているとともに、この構造
体の外周部には、その内側の圧電トランスの振動の節点
部に対応した位置に溝が形成され、その溝に沿って紐状
でループ状の弾性体が嵌め込まれ、その弾性体によって
上記圧電トランスがその節点部近傍で弾性的に支持され
ていることによって特徴付けられている。
【0008】この構造体と圧電トランスの間隙は、その
振動の大きさに応じた距離でこの圧電トランスの振動を
妨げない最小の大きさである。
【0009】
【作用】発明1では、紐状の弾性体が圧電トランスの節
点部近傍の表裏両面に当接する面は、その紐の幅であ
り、より節点部に近い部分を線状に支持でき、圧電トラ
ンスの機械的振動を妨げない。また、圧電トランスが挟
まれた状態で基板もしくは構造体に支持されるので、安
定した支持ができる。また、圧電トランスの露出面が広
く、熱発散性が高い。
【0010】発明2では、発明1の作用に加え、全高を
抑えながらループの両端部をフック部に装着するだけの
簡易な構造となる。発明3では、発明1の作用に加え、
ユニットとしての形態を確保できる。また、構造体と所
定の間隙を開けて支持されているので、圧電トランスの
機械的振動を妨げない。
【0011】
【実施例】図1は発明2に対応する実施例(以下、実施
例1という)の構造を示す外観図である。以下、図面に
基づいて実施例1を説明する。
【0012】板状の圧電トランスTはその振動の節点部
近傍でOリング2内に挟み込まれ、また、そのOリング
2の両端部は一回ひねった状態で、基板1に一体的に形
成されたフック部4に装着されている。また、圧電トラ
ンスTが抜け落ちないように、Oリング2と圧電トラン
スTの接触部分には接着剤3が塗布され、固定されてい
る。さらに、フック部4においてもOリング2との密着
性を保つために、接着剤3が用いられている。この接着
剤3としてはシリコン接着剤等が用いられている。
この実施例ではOリング2とフック部4とを効果的に密
着させるために、一回ひねった状態で装着されている
が、必要に応じてひねらない状態で装着してもよい。
【0013】さらに、図2に示すように、圧電トランス
T及びフック4の大きさにそれぞれ対応した3つのルー
プ、すなわち、フック対応部21a,21b及び圧電ト
ランス対応部22を連結した専用の支持具20を用いる
ことにより、さらに確実な圧電トランスの支持を実現で
きる。
【0014】このような構造では、圧電トランスTはそ
の節点部に近い部分を線状に支持することができ、圧電
トランスTの機械的振動を妨げることがなく、したがっ
て、圧電トランスTの性能は低下しない。また、圧電ト
ランスTと基板1の間に介在するOリングにより、この
Oリングとの接触部分を除く圧電トランスT表面は露出
しているので、熱の発散効率がよい。また、全体の厚み
は、基板1と圧電トランスTおよびOリングを合わせた
極めて薄い、低背化されたものとあり、また、簡易な構
造となっている。
【0015】次に、図3に発明3に対応する実施例(以
下、実施例2という)の構造を示す。(a)図は外観
図、(b)図は(a)図におけるA−A断面図、(c)
図は(a)図におけるB−B断面図、(d)図は(a)
図におけるC−C断面図である。以下、この図面に基づ
いて実施例2を説明する。
【0016】矩形枠状構造体7はその上下が開口された
矩形の枠体によりなる。この構造体7の内側に圧電トラ
ンスTが収容されており、その構造体7と圧電トランス
Tとはその圧電トランスTの振動を妨げない最小の大き
さの間隙を設けている。また、この構造体7の外周部に
は、その内側に収容された圧電トランスTの振動の節点
部に対応した位置に溝6a,6bが形成され、その溝6
a,6bに沿って紐状でループ状の弾性体5が嵌め込ま
れている。この弾性体5は、さらに、構造体7および、
圧電トランスTとシリコン接着剤等で接着されている。
このように、弾性体5によって圧電トランスTがその節
点部近傍で弾性的に支持されている。
【0017】また、この構造体7の長手方向のそれぞれ
の端部には引出し電極となるピン8a,8bが嵌め込ま
れ、このピン8aには電極9a,ピン8cには電極9b
が,ピン8bには電極9cがそれぞれ接続されることに
より、圧電トランスTは構造体7に固定されている。
【0018】また、上述した弾性体5は充分細く、この
実施例では溝6a,6bの深さを超えない太さであり、
(b)図に示すように、上述した溝6a,6bの形成部
分における構造体7の厚さ(A−A断面図での構造体7
の厚さ)は、圧電トランスTの厚さより薄くなってお
り、圧電トランスTは弾性体5により効果的に固定され
ている。
【0019】以上説明したように、矩形枠状構造体7と
その内部に収容されている圧電トランスT及びこれらを
弾性的に支持する弾性体5からなる構造物Sは、ユニッ
トとして取り扱うことができ、また、低背化を可能とし
ている。また、圧電トランスTの機械的性能が低下する
ことがなく、一方、圧電トランスTの表裏両面とも露出
面を大きく確保されていることから、熱の発散効率がよ
いので熱による性能の低下もない。さらに、落下などの
衝撃があっても、構造体7や弾性体5によってその衝撃
が緩和されるので、保全性も高い。
【0020】なお、発明1に対応する実施例としては、
これまで述べた実施例1および、実施例2がともにそれ
に適応される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、発明1の圧電トラ
ンスの支持構造によれば、紐状の弾性体を圧電トランス
の振動の節点部近傍の少なくとも表裏両面に弾性的に当
接させた状態で、圧電トランスを挟んで弾性体に装着し
た構成としたので、安定した、確実な支持がなされ、ま
た、熱発散性が高いことから、圧電トランスの性能は低
下しない。
【0022】また、発明2では、発明1の効果に加え、
ループの両端部をフック部に装着するだけの簡易な構造
としたので、装置の低背化を実現でき、また、製造工程
においても簡略化され、コストが低減できる。
【0023】さらに、発明3では、発明1の効果に加
え、矩形枠状構造体の内側に、圧電トランスがこの構造
体と所定の間隙を開けて位置し、この構造体の外周部に
は、その内側の圧電トランスの振動の節点部に対応した
位置に溝を形成し、その溝に沿って紐状でループ状の弾
性体を嵌め込む構造としたので、ユニットとしての形態
を確保でき、したがって、取扱いが簡単となり、また、
用途も広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構造を示す斜視図
【図2】実施例1に用いられる弾性体の形状の一例を示
す図
【図3】実施例2の構造を示す斜視図
【図4】従来例の構造を示す斜視図
【図5】他の従来例の構造を示す斜視図
【符号の説明】
T・・・・圧電トランス 1・・・・基板 2・・・・Oリング 4・・・・フック部 5・・・・弾性体 6・・・・溝 7・・・・矩形枠状構造体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の圧電トランスを、基板もしくは構
    造体に支持するための構造であって、紐状の弾性体を上
    記圧電トランスの振動の節点部近傍の少なくとも表裏両
    面に弾性的に当接させた状態で、当該圧電トランスを挟
    んで上記弾性体の両側部分を上記基板もしくは構造体に
    装着したことを特徴とする圧電トランスの支持構造。
  2. 【請求項2】 紐状でループ状の弾性体のループ内に板
    状の圧電トランスをその振動の節点部近傍で弾性的に挟
    み込むとともに、その弾性体のループの両端部を、上記
    基板もしくは構造体に形成されたフック部に装着するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の圧電トランスの支持構
    造。
  3. 【請求項3】 矩形枠状構造体の内側に、板状の圧電ト
    ランスが当該構造体とは所定の間隙を開けて位置してい
    るとともに、この構造体の外周部には、その内側の圧電
    トランスの振動の節点部に対応した位置に溝が形成さ
    れ、その溝に沿って紐状でループ状の弾性体が嵌め込ま
    れ、その弾性体によって上記圧電トランスがその節点部
    近傍で弾性的に支持されていることを特徴とする請求項
    1に記載の圧電トランスの支持構造。
JP5111494A 1993-05-13 1993-05-13 圧電トランスの支持構造 Pending JPH06326371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814518A1 (en) * 1996-06-21 1997-12-29 Tokin Corporation Piezoelectric transformer wrapped by wrapping member of soft insulating sheet material
US6097132A (en) * 1997-08-15 2000-08-01 Nec Corporation Transformer with the piezoelectric transformer element held by lead terminals and elastic bodies in a case

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814518A1 (en) * 1996-06-21 1997-12-29 Tokin Corporation Piezoelectric transformer wrapped by wrapping member of soft insulating sheet material
US5847490A (en) * 1996-06-21 1998-12-08 Tokin Corporation Piezoelectric transformer wrapped by wrapping member of soft insulating sheet material
US6097132A (en) * 1997-08-15 2000-08-01 Nec Corporation Transformer with the piezoelectric transformer element held by lead terminals and elastic bodies in a case

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