JPH063261U - 吐き捨てガム取り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床又は路上に付着したガムを立ったまゝ能率
よく除去できるガム取り機を提供することを目的とす
る。 【構成】 キャスター２及びハンドル３を備えた機体１
のブラケット部５に電動回転剥離具４を設け、機体１の
上部に剥離液タンク７を取り付け、該剥離液タンク７に
開閉レバー８により動作する弁と、給液管９を設け、機
体１にペダル式安全ストッパー１０を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は駅構内や車両内の床面あるいは路上に吐き捨てられ付着したガム取り 機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近、駅構内や車両内など禁煙エリアの拡大の余波で、愛煙家が口寂しさを紛 らわせるため、ガムをかむようになって、ポイ捨てが増え、その清掃が大きな問 題となっている。 従来は金属のヘラを使って手作業で床面に接着したガム取りを行って来たが、 その量が多くなり、こなし切れなくなると同時に清掃員の腰痛が問題となって来 た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、立ったまゝ能率よくガム取り作業が出来るガム取り機を提供 することを課題とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記の課題を解決するためになされたもので、キャスター及びハンド ルを備えた機体のブラケット部に電動回転剥離具を設け、且つ機体上部に剥離液 タンクを設け、該剥離液タンクに開閉レバーにより動作する弁と、前記剥離具へ の給液管を設けると共に、ペダル式安全ストッパーを設けたことを特徴とするガ ム取り機である。

【０００５】

【作用】

目標位置でストッパーを踏んで機体を固定し、電動回転剥離具を回転させると 共に適量の剥離液を開閉レバーを操作して供給し、床面に付着したガムを剥離具 で剥離させる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の実施の一例を示すもので、１はキャスター２及びハンドル３を 備えた機体、４は機体１のブラケット部５に取付けられたモーター６によって駆 動される電動回転剥離具である。 電動回転剥離具４としては合成樹脂製のパッドやスポンジ、あるいはブラシが 用いられる。 ７は機体１の上部に取付けられた剥離液タンクで、ハンドル３に設けたレバー ８を操作することにより内蔵された弁（図示せず）が開き、給液管９を介して剥 離液が電動回転剥離具４に供給されるように構成されている。 また機体１の下部にペダル式安全ストッパー１０が上下動自在に取付けられて いて、引上げバネ１１に抗して踏むと、その位置に機体１は固定され、且つ電動 回転剥離具４の回転による機体１の揺動を抑制する。 なお、この実施例では、リミットスイッチ１２を電源スイッチとして用いてそ れをストッパー１０の近くに設け、ストッパー１０を踏んだ時ストッパー１０に 設けた突片１３を介してリミットスイッチ１２が動作させてモーター６が起動す るように構成されている。 以上のように構成されているので、ハンドル３を持って、目的位置まで押して 行き、ストッパー１０を踏みレバー８を操作して適量の剥離液をタンク７から供 給すれば吐き捨てガムを床面から楽に除去することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、立ったまゝガム取り作業ができるので、作業能率が向上する と共に、従来のように作業員が腰痛で悩むことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 機体 ２ キャスター ３ ハンドル ４ 電動回転剥離具 ５ ブラケット部 ６ モーター ７ 剥離液タンク ８ レバー ９ 給液管 １０ ストッパー １１ バネ １２ リミットスイッチ １３ 突片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャスター及びハンドルを備えた機体の
   ブラケット部に電動回転剥離具を設け、且つ機体上部に
   剥離液タンクを設け、該剥離液タンクに開閉レバーによ
   り動作する弁と、前記剥離具への給液管を設けると共
   に、ペダル式安全ストッパーを設けたことを特徴とする
   吐き捨てガム取り機。