JP3013359U - 小型軽量の圧縮空気による洗車水滴払拭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この考案は、家庭等で、洗車後の車体表面
の水滴を、圧縮空気で排除ないし飛散させることによ
り、容易かつ効率的に洗車水滴を払拭できる小型軽量の
装置に関するものである。 【構 成】 空気圧縮機１からの圧縮空気を、圧縮空気
導管２を経て、圧縮空気噴出機３の偏平型噴出口４から
噴出させる。圧縮空気噴出機は小型誘導車輪５を備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ この考案は、家庭等での洗車後の車体表面の水滴払拭作業の容易化、仕上がり 品質の向上、作業能率の向上に関するものである。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来の洗車後の水滴払拭作業は、人手でタオル等を用い車体から水滴を拭き取 るというもので、拭き取る−タオル等を絞る−拭き取る−絞るという作業を繰り 返していた。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ （イ）従来の作業方法では、タオル等の水滴吸着力の限度のため、頻繁にタ オル等を絞る必要があり、往々にして拭き跡に細かい水滴が残ったり、拭 きむらが生じたり、かつ、ボンネット、トランク等の開閉部、鋼板接合部 、アクセサリー取付け部等の窪みの水滴を完全に拭き取ることは困難であ った。一般に、多少でも水滴が残った状態では、ワックス塗りは不適切で あり、ワックスの効果が損なわれる。 （ロ）また、洗車の汚れ落しが十分でなく、泥、細かい土砂等が車体表面に 付着して残っている場合、タオル等で車体表面を拭くと、泥、細かい土砂 等を擦り付けることになり、塗装にキズを付ける懸念がある。 （ハ）更に、冬季等の寒い時の手作業による水滴払拭作業は、はなはだ厳し く辛いものである。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 空気圧縮機１からの圧縮空気を、圧縮空気導管２を経て、圧縮空気噴出機３の 偏平型噴出口４から噴出させる。小型誘導車輪５により偏平型噴出口を車体表面 から適度な距離に保持する。

【０００５】 ［作 用］ 偏平型噴出口から噴出する圧縮空気が、車体表面の水滴を排除ないし飛散させ ることにより、完全に水滴を除去する。

【０００６】 ［実 施 例］ 空気圧縮機に代えて、電気掃除機の排気を利用すれば、電気掃除機との組み合 わせで、車内清掃と洗車後の水滴払拭の兼用ができる。

【０００７】 ［考案の効果］ （イ）圧縮空気で車体表面の水滴を排除ないし飛散させるので、拭き残し、拭 きむらが無く、ワックス塗りに備えて十分乾燥させることができる。ボンネ ット、トランク等の開閉部、鋼板接合部、アクセサリー取付け部等の窪みの 水滴も排除できる。 （ロ）小型誘導車輪により偏平型噴出口と車体表面との適度の距離が保持され る。圧縮空気噴出機が車体に接触してキズを付けることもない。作業は容易 で、労力も軽く、その結果、作業能率が著しく向上する。 （ハ）洗車が不十分で、泥、細かい土砂等が車体表面に付着して残っていても 、車体表面を擦らないので、塗装にキズを付けることはない。 （ニ）冬季等の寒い時でも、圧縮空気による水滴払拭装置用いれば、作業者が 手を水に濡らすことはなく、作業は容易で労力も軽いので、水滴払拭作業が 辛いことはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図

【図２】 本考案の他の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１は空気圧縮器 ２は圧縮空気導管 ３は圧縮空気噴出機 ４は偏平型噴出口 ５は小型誘導車輪 ６は柄部 ７は電気掃除機 ８は排気口

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１月１１日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】 小型軽量の圧縮空気による洗車水滴払
拭装置

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】（イ）空気圧縮機、圧縮空気導管および
   圧縮空気噴出機を備える。 （ロ）圧縮空気噴出機は偏平型噴出口および小型誘導車
   輪を備える。 （ハ）小型軽量であること。 以上の如く構成された圧縮空気による水滴払拭装置。
2. 【請求項 ２】空気圧縮機に代えて電気掃除機の排気、
   その他送風機を利用した請求項１の圧縮空気による水滴
   払拭装置。