JPH06325715A - コールドトラップ装置 - Google Patents

コールドトラップ装置

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Publication number
JPH06325715A
JPH06325715A JP5111367A JP11136793A JPH06325715A JP H06325715 A JPH06325715 A JP H06325715A JP 5111367 A JP5111367 A JP 5111367A JP 11136793 A JP11136793 A JP 11136793A JP H06325715 A JPH06325715 A JP H06325715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trap
cooled
heat
vacuum
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5111367A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Endo
一弥 遠藤
Susumu Ozasa
進 小笹
Kenzo Kuboki
健三 久保木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Science Systems Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06325715A publication Critical patent/JPH06325715A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】真空容器中で冷却される部分を持ち、これに真
空中の分子を吸着させることを目的としたコールドトラ
ップ装置において、液体窒素等の冷媒を不用とし、取扱
いの安全性,簡便さを向上することを目的とする。 【構成】真空容器中のトラップを熱電子冷却素子にて冷
却しトラップからの吸熱及び熱電子冷却素子の自己発熱
を真空容器外に排出できる構成のコールドトラップ装
置。 【効果】電力の供給のみでトラップの冷却や常温復帰が
可能となるため安全性や取扱いの簡便さが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空装置の真空容器内
の分子を冷却部に吸着させることを目的としたコールド
トラップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコールドトラップ装置は真空容器
内で冷却されるトラップと真空外から液体窒素等の冷媒
を注入する口を持ち冷媒を貯めておくタンクにて構成さ
れ、タンク内の冷媒によってトラップを冷却し真空容器
内の分子をトラップに吸着させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの構造では真
空容器内を大気圧とする際に、冷却されたトラップ表面
に空気中の水蒸気が結露するのを防止する目的でトラッ
プの温度を常温復帰させるため、タンク内の冷媒を抜き
去るか自然蒸発するのを待ち、その後トラップをヒータ
等で加熱もしくは自然に気温程度まで復帰するのを待つ
作業及び時間を要した。また冷媒を随時補給する必要が
あり冷媒の種類によっては換気に留意する必要もある。
本発明の目的はこのような冷媒を用いず、熱電子冷却素
子を用いて冷却することにより取扱いの簡便さ及び安全
性を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴はトラップ
の冷却に熱電子冷却素子を用いた点にある。
【0005】
【作用】液体窒素等の冷媒の補給が不用となる。また電
源の極性を切り換えることによりトラップの冷却と加熱
が切り換えられるため、トラップの常温復帰が迅速且つ
簡単に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0007】図1は本発明の特徴を最も良くあらわして
いるコールドトラップ装置及び真空容器の断面図であ
る。
【0008】図1において真空容器9は油拡散ポンプ等
の真空排気ポンプ10に接続される。熱電子冷却素子1
はリード線4にてフランジ8を介し電源7と電気的に接
続され、熱電子冷却素子1の両端にはトラップ3とヒー
トパイプ2が熱的に接続されヒートパイプ2はOリング
6を介しヒートシンク5と熱的に接続される。
【0009】真空排気ポンプ10によって排気され真空
保持される真空容器9内において熱電子冷却素子1はト
ラップ3より吸熱し、冷却されたトラップ3は真空容器
9内の分子を吸着する。一方トラップ3からの吸熱及び
熱電子冷却素子1の内部発熱はヒートパイプ2によって
真空外に運ばれヒートシンク5にて空冷もしくは液冷さ
れ排熱される。
【0010】真空容器9を大気圧とする場合は電源7の
供給電力の極性を反転させることで冷却されたトラップ
3を加熱し常温に復帰させ結露を防止する。一方ヒート
パイプ2が吸熱され冷却されるがヒートパイプ2内部に
残存する熱により結露するまでヒートパイプ2の温度が
低下することはない。
【0011】
【発明の効果】本発明の構成により電力の供給のみでト
ラップの冷却と常温復帰が行えるのでコールドトラップ
装置の安全性や取扱いの簡便さが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空容器内におけるコールドトラップ装置の一
実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…熱電子冷却素子、2…ヒートパイプ、3…トラッ
プ、4…リード線、5…ヒートシンク、6…Oリング、
7…電源、8…フランジ、9…真空容器、10…真空排
気ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保木 健三 茨城県勝田市市毛1040番地 株式会社日立 サイエンスシステムズ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空容器中に冷却されたトラップを持ち、
    前記トラップに真空容器中の分子を吸着させることを目
    的としたコールドトラップ装置において、前記トラップ
    の冷却に熱電子冷却素子を用いたことを特徴とするコー
    ルドトラップ装置。
  2. 【請求項2】真空容器の排気開始と同時に熱電子冷却素
    子を通電冷却し、また容器に空気を導入し大気圧とする
    際、リークに先立ち、熱電子冷却素子に加える電流を逆
    転し素子を加熱することによりトラップに結露を生ぜし
    めないように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    コールドトラップ装置。
JP5111367A 1993-05-13 1993-05-13 コールドトラップ装置 Pending JPH06325715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541799A (ja) * 2010-07-30 2013-11-14 パルセータ,エルエルシー 密接に結合したシンチレータ−光電子増倍管の組合せを含む電子検出器、それを用いた電子顕微鏡及びx線検出器
CN106969256A (zh) * 2017-04-05 2017-07-21 中国科学院武汉物理与数学研究所 一种集成储存激光极化氙的装置及方法

Cited By (3)

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