JPH06325702A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH06325702A JPH06325702A JP5113054A JP11305493A JPH06325702A JP H06325702 A JPH06325702 A JP H06325702A JP 5113054 A JP5113054 A JP 5113054A JP 11305493 A JP11305493 A JP 11305493A JP H06325702 A JPH06325702 A JP H06325702A
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- refractive index
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反射防止に伴う解像度やコトラストの低下を
抑制すると共に、帯電防止機能も併せ持つスクリーン基
板構造を備えた表示装置を提供する。 【構成】 スクリーンを構成する基板の表面上にSnO2,
Sb2O3 ,In2 O3の少なくとも1種を成分とする超微粒子
をエチルシリケートの分解により生成したSiO2バインダ
ーで固定してなる第1層と、SiO2,MgF2の少なくとも1
種を成分とする超微粒子をエチルシリケートの分解によ
り生成したSiO2バインダーで固定してなる第2層とから
なる帯電防止および反射防止膜を形成した。 【効果】 各層の光の干渉による反射率低減と、超微粒
子の表面形状効果による屈折率連続変化の反射率低減の
両原理による低反射性と、第1層による帯電防止性の両
機能が得られる。
抑制すると共に、帯電防止機能も併せ持つスクリーン基
板構造を備えた表示装置を提供する。 【構成】 スクリーンを構成する基板の表面上にSnO2,
Sb2O3 ,In2 O3の少なくとも1種を成分とする超微粒子
をエチルシリケートの分解により生成したSiO2バインダ
ーで固定してなる第1層と、SiO2,MgF2の少なくとも1
種を成分とする超微粒子をエチルシリケートの分解によ
り生成したSiO2バインダーで固定してなる第2層とから
なる帯電防止および反射防止膜を形成した。 【効果】 各層の光の干渉による反射率低減と、超微粒
子の表面形状効果による屈折率連続変化の反射率低減の
両原理による低反射性と、第1層による帯電防止性の両
機能が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に係り、特に
陰極線管,液晶表示装置,その他の表示装置のスクリー
ンを構成する基板の帯電防止と反射防止の機能を備えた
構造を有する表示装置に関する。
陰極線管,液晶表示装置,その他の表示装置のスクリー
ンを構成する基板の帯電防止と反射防止の機能を備えた
構造を有する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管や液晶表示装置等の表面光沢性
を有するスクリーンの基板に外光が反射することによっ
て、その上に形成される再生画質が劣化するのを防止す
るために、従来から各種の反射防止膜を当該基板に施す
ことが行われている。その代表的なものとして、基板面
にセラミックを多層コートし、このセラミックコート層
による光の干渉を利用して反射率を小さくする方法が知
られている(例えば、特公昭49−15503号公
報)。
を有するスクリーンの基板に外光が反射することによっ
て、その上に形成される再生画質が劣化するのを防止す
るために、従来から各種の反射防止膜を当該基板に施す
ことが行われている。その代表的なものとして、基板面
にセラミックを多層コートし、このセラミックコート層
による光の干渉を利用して反射率を小さくする方法が知
られている(例えば、特公昭49−15503号公
報)。
【0003】この方法は、コートしたセラミック層の凹
凸が殆どない平滑面であるために、表示画像に歪みが生
ぜず、超高精細のカラーディスプレイ管などのスクリー
ン画面の反射防止に適しているが、セラミックコート層
の形成コストが高いために、高級機種に限定して適用さ
れている。そのため、一般の汎用機種については、シリ
カのスプレーコーティングやサンドブラストにより表面
に凹凸を形成して光を拡散反射させ、反射像の輪郭をぼ
かした,所謂ノングレア方式の反射防止膜が広く適用さ
れている。
凸が殆どない平滑面であるために、表示画像に歪みが生
ぜず、超高精細のカラーディスプレイ管などのスクリー
ン画面の反射防止に適しているが、セラミックコート層
の形成コストが高いために、高級機種に限定して適用さ
れている。そのため、一般の汎用機種については、シリ
カのスプレーコーティングやサンドブラストにより表面
に凹凸を形成して光を拡散反射させ、反射像の輪郭をぼ
かした,所謂ノングレア方式の反射防止膜が広く適用さ
れている。
【0004】また、上記した光の干渉を利用した反射防
止機能と、光の拡散反射を利用して反射像の輪郭をぼか
した反射防止機能の両方の性質を備える方式も提案され
ている(テレビジョン学会技術報告 Vol.16,No.83 ,
1992年12月)。上記の方式は、スクリーンを構成
する基板表面に付与される最表面シリカコート層を薄く
して反射率の低減を図ると共に、解像度やコントラスト
が低下するのを防止するものである。
止機能と、光の拡散反射を利用して反射像の輪郭をぼか
した反射防止機能の両方の性質を備える方式も提案され
ている(テレビジョン学会技術報告 Vol.16,No.83 ,
1992年12月)。上記の方式は、スクリーンを構成
する基板表面に付与される最表面シリカコート層を薄く
して反射率の低減を図ると共に、解像度やコントラスト
が低下するのを防止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、上記ノングレア方式の反射防止膜は、反射像の輪郭
をぼかすと同時に、表示される画像もぼかしてしまい、
解像度を低下させてしまうという欠点を有する。また、
拡散光も強く、スクリーン全体が白っぽくなってコント
ラストを低下させてしまうという問題もある。そのた
め、上記の方式は高精細度カラーディスプレィ管等の表
示装置には適用できない。
て、上記ノングレア方式の反射防止膜は、反射像の輪郭
をぼかすと同時に、表示される画像もぼかしてしまい、
解像度を低下させてしまうという欠点を有する。また、
拡散光も強く、スクリーン全体が白っぽくなってコント
ラストを低下させてしまうという問題もある。そのた
め、上記の方式は高精細度カラーディスプレィ管等の表
示装置には適用できない。
【0006】また、上記したスクリーン基板にセラミッ
クを多層コートする従来技術においては、多層蒸着装置
などの大規模設備を必要とし、プロセスも複雑となって
低コストで高性能の反射表示機能を備えた表示装置を提
供することが困難であるという問題があった。本発明の
目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、多層蒸着法に
必要とする大規模な製造装置と複雑な製造プロセスを必
要とせず、また、ノングレア方式のように、反射防止に
伴う解像度やコトラストの低下を抑制できると共に、帯
電防止機能も併せもつスクリーン基板構造を備えた表示
装置を提供することにある。
クを多層コートする従来技術においては、多層蒸着装置
などの大規模設備を必要とし、プロセスも複雑となって
低コストで高性能の反射表示機能を備えた表示装置を提
供することが困難であるという問題があった。本発明の
目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、多層蒸着法に
必要とする大規模な製造装置と複雑な製造プロセスを必
要とせず、また、ノングレア方式のように、反射防止に
伴う解像度やコトラストの低下を抑制できると共に、帯
電防止機能も併せもつスクリーン基板構造を備えた表示
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示装置のスクリーンを構成する基板の
表面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の中から選
択した少なくとも1種を成分とする超微粒子をエチルシ
リケートの分解により生成したSiO2 バインダーで固
定してなる第1層と、前記第1層上にSiO2 ,MgF
2 の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微粒
子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2 バ
インダーで固定してなる第2層とからなる帯電防止およ
び反射防止膜を形成したことを特徴とする。
に、本発明は、表示装置のスクリーンを構成する基板の
表面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の中から選
択した少なくとも1種を成分とする超微粒子をエチルシ
リケートの分解により生成したSiO2 バインダーで固
定してなる第1層と、前記第1層上にSiO2 ,MgF
2 の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微粒
子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2 バ
インダーで固定してなる第2層とからなる帯電防止およ
び反射防止膜を形成したことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、表示装置のスクリーンを
構成する基板の表面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2
O3 の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微
粒子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2
バインダーで固定してなる第1層と、前記第1層上にS
iO2 ,MgF2 の中から選択した少なくとも1種を成
分とする超微粒子をエチルシリケートの分解により生成
したSiO2 バインダーで固定してなる第2層と、前記
第1層と第2層の間に形成した空気を含む中間層からな
る帯電防止機能を有する反射防止膜を形成したことを特
徴とする。
構成する基板の表面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2
O3 の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微
粒子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2
バインダーで固定してなる第1層と、前記第1層上にS
iO2 ,MgF2 の中から選択した少なくとも1種を成
分とする超微粒子をエチルシリケートの分解により生成
したSiO2 バインダーで固定してなる第2層と、前記
第1層と第2層の間に形成した空気を含む中間層からな
る帯電防止機能を有する反射防止膜を形成したことを特
徴とする。
【0009】なお、上記構成において、第1層に含まれ
る超微粒子の大きさは50nm以下とし、上記第2層に
含まれる超微粒子微粒子の多くさは200nm以下とし
たことを特徴とする。さらに、上記第1層に含まれる超
微粒子の大きさは50nm以下とし、上記第2層に含ま
れる超微粒子微粒子の多くさは200nm以下とした上
記構成において、第1層の平均屈折率をn3 ,その膜厚
をd3 、第2層の平均屈折率をn1 ,その膜厚をd1 と
し、または第1層の平均屈折率をn3 ,その膜厚を
d3 、第2層の平均屈折率をn1 ,その膜厚をd1 、中
間層のシリカ層の平均屈折率をn2,その膜厚をd2 、
空気を含む中間層の平均屈折率をn4 ,その膜厚をd4
としたとき、 n1 d1 ,n2 d2 ,n3 d3 ,n4 d4 =1/32λ
〜λ の関係としたことを特徴とする。
る超微粒子の大きさは50nm以下とし、上記第2層に
含まれる超微粒子微粒子の多くさは200nm以下とし
たことを特徴とする。さらに、上記第1層に含まれる超
微粒子の大きさは50nm以下とし、上記第2層に含ま
れる超微粒子微粒子の多くさは200nm以下とした上
記構成において、第1層の平均屈折率をn3 ,その膜厚
をd3 、第2層の平均屈折率をn1 ,その膜厚をd1 と
し、または第1層の平均屈折率をn3 ,その膜厚を
d3 、第2層の平均屈折率をn1 ,その膜厚をd1 、中
間層のシリカ層の平均屈折率をn2,その膜厚をd2 、
空気を含む中間層の平均屈折率をn4 ,その膜厚をd4
としたとき、 n1 d1 ,n2 d2 ,n3 d3 ,n4 d4 =1/32λ
〜λ の関係としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記本発明の構成において、第1層が高屈折率
の導電層であり、第2層が低屈折率の超微粒子である。
これらの各層の光の干渉による反射率低減と、超微粒子
の表面形状効果による屈折率連続変化の反射率低減の両
原理による低反射性と、第1層による帯電防止性の両機
能が得られる。
の導電層であり、第2層が低屈折率の超微粒子である。
これらの各層の光の干渉による反射率低減と、超微粒子
の表面形状効果による屈折率連続変化の反射率低減の両
原理による低反射性と、第1層による帯電防止性の両機
能が得られる。
【0011】また、上記第1層と第2層の間に、空気を
含む中間層を設けることにより、さらに反射防止効果が
向上する。上記反射防止膜を形成した本発明による表示
装置は、当該反射防止膜を構成する各層の屈折率と厚み
をコントロールして、光の干渉による反射率の低減と、
最表面の規則正しい超微粒子の配列によるスクリーン基
板の内部方向への屈折率連続変化を利用した反射率の低
減の両原理を応用した優れた低反射性を呈する。
含む中間層を設けることにより、さらに反射防止効果が
向上する。上記反射防止膜を形成した本発明による表示
装置は、当該反射防止膜を構成する各層の屈折率と厚み
をコントロールして、光の干渉による反射率の低減と、
最表面の規則正しい超微粒子の配列によるスクリーン基
板の内部方向への屈折率連続変化を利用した反射率の低
減の両原理を応用した優れた低反射性を呈する。
【0012】さらに、上記反射防止膜は、その下地層で
ある第1層は高屈折率であると共に、導電性を有するS
nO2 、Sb2 O3 、In2 O3 を成分とする超微粒子
を用いているため、陰極線管などの表示装置に適用する
場合に必要とされる帯電防止機能を併せもつ。そして、
上地層である第2層の最表面の凹凸は100nm(超微
粒子の粒径の半分)以下であり、拡散反射はほとんど気
にならない。スプレーコート法により形成した従来の反
射膜は、スプレー粒子を小さく絞っても、当該粒子が重
なり合って大きな凹凸ができて拡散反射が残り、白く曇
ることがあるのに対して、本発明による反射防止膜には
上記のような不具合は生じない。
ある第1層は高屈折率であると共に、導電性を有するS
nO2 、Sb2 O3 、In2 O3 を成分とする超微粒子
を用いているため、陰極線管などの表示装置に適用する
場合に必要とされる帯電防止機能を併せもつ。そして、
上地層である第2層の最表面の凹凸は100nm(超微
粒子の粒径の半分)以下であり、拡散反射はほとんど気
にならない。スプレーコート法により形成した従来の反
射膜は、スプレー粒子を小さく絞っても、当該粒子が重
なり合って大きな凹凸ができて拡散反射が残り、白く曇
ることがあるのに対して、本発明による反射防止膜には
上記のような不具合は生じない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による表示装置の第1
実施例の構成を説明する要部断面図であって、10はス
クリーンを構成する基板、11はバインダを含む高屈折
率の第1層、12は低屈折率の第2層、13はSiO2
粒子を含むバインダ層である。
て詳細に説明する。図1は本発明による表示装置の第1
実施例の構成を説明する要部断面図であって、10はス
クリーンを構成する基板、11はバインダを含む高屈折
率の第1層、12は低屈折率の第2層、13はSiO2
粒子を含むバインダ層である。
【0014】同図において、第1層11として、表示装
置のスクリーンを構成する基板10の表面上にSnO2
を成分とする平均粒径が50nm以下の超微粒子をエチ
ルシリケートの分解により生成したSiO2 バインダー
で固定する。この第1層11上にSiO2 を成分とする
平均粒径が200nm以下の超微粒子をエチルシリケー
トの分解により生成したSiO2 バインダーで固定して
第2層12を形成する。
置のスクリーンを構成する基板10の表面上にSnO2
を成分とする平均粒径が50nm以下の超微粒子をエチ
ルシリケートの分解により生成したSiO2 バインダー
で固定する。この第1層11上にSiO2 を成分とする
平均粒径が200nm以下の超微粒子をエチルシリケー
トの分解により生成したSiO2 バインダーで固定して
第2層12を形成する。
【0015】第1層11は導電性を有し、基板表面に静
電荷は帯電するのを防止する機能を有し、第2層12と
共に反射防止膜を形成する。ここで、第1層11の平均
屈折率n3 はSn02 の屈折率に相当するnsn、第2層
12の屈折率n1はSi02 の空気側の屈折率n11とバ
インダ側の屈折率n12の平均値(n11+n12)/2、S
iO2 粒子を含むバインダ層13の屈折率n2はSi0
2 の屈折率に相当するnsiとなる。
電荷は帯電するのを防止する機能を有し、第2層12と
共に反射防止膜を形成する。ここで、第1層11の平均
屈折率n3 はSn02 の屈折率に相当するnsn、第2層
12の屈折率n1はSi02 の空気側の屈折率n11とバ
インダ側の屈折率n12の平均値(n11+n12)/2、S
iO2 粒子を含むバインダ層13の屈折率n2はSi0
2 の屈折率に相当するnsiとなる。
【0016】この構成で、反射率が最小となる組合せ条
件は、第1層11の膜厚をd3 ,バインダ層の膜厚をd
2 ,第2層の膜厚をd1 、空気の屈折率をn0 ,基板1
0の屈折率をngとしたとき、下記のようになる。 1.位相条件: nsn・d3 =nsi・d2 ={(n11+n12)/2}・d1 =λ0 /4 ・・・・(1) 2.振幅条件: nsi・√ng =nsn・(n11+n12)/2 ・・・・(2) nsi=n11・n12 ・・・・(3) nで代表される屈折率は、微粒子やバインダ、その他の
構成材の材質で決り、またそれらの混合層の堆積比率に
よって決まる。また、dで代表される各層の膜厚は塗布
液の組成や膜形成のプロセス条件によって決まる。
件は、第1層11の膜厚をd3 ,バインダ層の膜厚をd
2 ,第2層の膜厚をd1 、空気の屈折率をn0 ,基板1
0の屈折率をngとしたとき、下記のようになる。 1.位相条件: nsn・d3 =nsi・d2 ={(n11+n12)/2}・d1 =λ0 /4 ・・・・(1) 2.振幅条件: nsi・√ng =nsn・(n11+n12)/2 ・・・・(2) nsi=n11・n12 ・・・・(3) nで代表される屈折率は、微粒子やバインダ、その他の
構成材の材質で決り、またそれらの混合層の堆積比率に
よって決まる。また、dで代表される各層の膜厚は塗布
液の組成や膜形成のプロセス条件によって決まる。
【0017】各層の平均屈折率をnで代表し、各層の平
均膜厚をdで代表して示すと、狙いとする反射光の中心
波長をλとしたとき、 n・d=1/32λ〜λ とする。上記のように構成した本実施例によれば、各層
の光の干渉による反射率低減と、超微粒子の表面形状効
果による屈折率連続変化の反射率低減の両原理による低
反射性、および第1層による帯電防止性の両機能を兼ね
備えたスクリーンを得ることができる。
均膜厚をdで代表して示すと、狙いとする反射光の中心
波長をλとしたとき、 n・d=1/32λ〜λ とする。上記のように構成した本実施例によれば、各層
の光の干渉による反射率低減と、超微粒子の表面形状効
果による屈折率連続変化の反射率低減の両原理による低
反射性、および第1層による帯電防止性の両機能を兼ね
備えたスクリーンを得ることができる。
【0018】図2は本発明による表示装置の第2実施例
の構成を説明する要部断面図であって、10はスクリー
ンを構成する基板、11はバインダを含む高屈折率の第
1層、12は低屈折率の第2層、13はSiO2 粒子を
含むバインダ層、14は空気層を含む中間層である。同
図において、第1層11として、前記第1実施例と同様
に、表示装置のスクリーンを構成する基板10の表面上
にSnO2 を成分とする平均粒径が50nm以下の超微
粒子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2
バインダーで固定する。
の構成を説明する要部断面図であって、10はスクリー
ンを構成する基板、11はバインダを含む高屈折率の第
1層、12は低屈折率の第2層、13はSiO2 粒子を
含むバインダ層、14は空気層を含む中間層である。同
図において、第1層11として、前記第1実施例と同様
に、表示装置のスクリーンを構成する基板10の表面上
にSnO2 を成分とする平均粒径が50nm以下の超微
粒子をエチルシリケートの分解により生成したSiO2
バインダーで固定する。
【0019】この第1層11上に低屈折率の超微粒子と
高屈折率の導電性超微粒子及び空気を含む中間層を低屈
折率のバインダ層で形成した中間層14と、SiO2 を
成分とする平均粒径が200nm以下の超微粒子をエチ
ルシリケートの分解により生成したSiO2 バインダー
で固定して第2層12を形成する。第1層11は導電性
を有し、基板表面に静電荷は帯電するのを防止する機能
を有し、第2層12と共に反射防止膜を形成する。
高屈折率の導電性超微粒子及び空気を含む中間層を低屈
折率のバインダ層で形成した中間層14と、SiO2 を
成分とする平均粒径が200nm以下の超微粒子をエチ
ルシリケートの分解により生成したSiO2 バインダー
で固定して第2層12を形成する。第1層11は導電性
を有し、基板表面に静電荷は帯電するのを防止する機能
を有し、第2層12と共に反射防止膜を形成する。
【0020】ここで、第1層11の平均屈折率n3 はS
n02 の屈折率に相当するnsn、第2層12の屈折率n
1はSi02 の空気側の屈折率n11とバインダ側の屈折
率n12の平均値(n11+n12)/2、バインダ層13の
屈折率n2 はSi02 の屈折率に相当するnsi、中間層
14の屈折率n4 は下層の第1層11を構成する高屈折
率の導電性超微粒子,SiO2 粒子を含むバインダ層1
3を構成する低屈折率の超微粒子および低屈折率のバイ
ンダに空気層を含むn0 ’となる。
n02 の屈折率に相当するnsn、第2層12の屈折率n
1はSi02 の空気側の屈折率n11とバインダ側の屈折
率n12の平均値(n11+n12)/2、バインダ層13の
屈折率n2 はSi02 の屈折率に相当するnsi、中間層
14の屈折率n4 は下層の第1層11を構成する高屈折
率の導電性超微粒子,SiO2 粒子を含むバインダ層1
3を構成する低屈折率の超微粒子および低屈折率のバイ
ンダに空気層を含むn0 ’となる。
【0021】この構成で、反射率が最小となる組合せ条
件は、第1層11の膜厚をd3 ,SiO2 粒子を含むバ
インダ層13の膜厚をd2 ,第2層の膜厚をd1 、空気
の屈折率をn0 ,基板10の屈折率をng,中間層14
の膜厚をd4 としたとき、下記のようになる。 1.位相条件: nsn・d3 =n0 ’・d4 =nsi・d2 ={(n11+n12)/2}・d1 =λ0 /4 ・・・・(1’) 2.振幅条件: nsi・√ng ={(n11+n12)/2}・{(n0 ’+nsn)/2} ・・・・(2’) nsi=n11・n12 ・・・・(3’) 前記実施例と同様に、nで代表される屈折率は、微粒子
やバインダ、その他の構成材の材質で決り、またそれら
の混合層の体積比率によって決まる。また、dで代表さ
れる各層の膜厚は塗布液の組成や膜形成のプロセス条件
によって決まる。
件は、第1層11の膜厚をd3 ,SiO2 粒子を含むバ
インダ層13の膜厚をd2 ,第2層の膜厚をd1 、空気
の屈折率をn0 ,基板10の屈折率をng,中間層14
の膜厚をd4 としたとき、下記のようになる。 1.位相条件: nsn・d3 =n0 ’・d4 =nsi・d2 ={(n11+n12)/2}・d1 =λ0 /4 ・・・・(1’) 2.振幅条件: nsi・√ng ={(n11+n12)/2}・{(n0 ’+nsn)/2} ・・・・(2’) nsi=n11・n12 ・・・・(3’) 前記実施例と同様に、nで代表される屈折率は、微粒子
やバインダ、その他の構成材の材質で決り、またそれら
の混合層の体積比率によって決まる。また、dで代表さ
れる各層の膜厚は塗布液の組成や膜形成のプロセス条件
によって決まる。
【0022】各層の平均屈折率をnで代表し、各層の平
均膜厚をdで代表して示すと、狙いとする反射光の中心
波長をλとしたとき、 n・d=1/32λ〜λ とすることも前記実施例と同様である。上記のように構
成した本実施例によれば、各層の光の干渉による反射率
低減と、超微粒子の表面形状効果による屈折率連続変化
の反射率低減の両原理による低反射性、および第1層に
よる帯電防止性の両機能に加えて、空気層を含む中間層
を介在させたことにより、反射率が最小となる理想の条
件に近づき、さらに反射率の小さな膜が得られる。
均膜厚をdで代表して示すと、狙いとする反射光の中心
波長をλとしたとき、 n・d=1/32λ〜λ とすることも前記実施例と同様である。上記のように構
成した本実施例によれば、各層の光の干渉による反射率
低減と、超微粒子の表面形状効果による屈折率連続変化
の反射率低減の両原理による低反射性、および第1層に
よる帯電防止性の両機能に加えて、空気層を含む中間層
を介在させたことにより、反射率が最小となる理想の条
件に近づき、さらに反射率の小さな膜が得られる。
【0023】なお、上記各実施例では、第1層にSnO
2 を用い、第2層にSiO2 を用いたが、第1層にSb
O3 ,In2 O3 を、第2層にMgF2 を、またこれら
とSnO2 、SiO2 を混合したものをのそれぞれ用い
ても同様の機能を得ることができる。上記各実施例にお
いて、第1層をSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の少
なくとも1種の50nm以下の超微粒子で構成したこと
の理由は、これらの成分の屈折率が大きく、反射防止条
件を満たすために最適であることと、導電性を有してい
ることである。
2 を用い、第2層にSiO2 を用いたが、第1層にSb
O3 ,In2 O3 を、第2層にMgF2 を、またこれら
とSnO2 、SiO2 を混合したものをのそれぞれ用い
ても同様の機能を得ることができる。上記各実施例にお
いて、第1層をSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の少
なくとも1種の50nm以下の超微粒子で構成したこと
の理由は、これらの成分の屈折率が大きく、反射防止条
件を満たすために最適であることと、導電性を有してい
ることである。
【0024】第1層の超微粒子の粒径を50nm以下と
した理由は、粒径が50nmを越えると拡散反射が生じ
て、反射防止膜が白くなってしまうからである。一方、
第2層の超微粒子の粒径を200nm以下としたことの
理由は、これらの成分の屈折率が小さく、反射防止条件
を満たすために最適であることと共に、粒径が200n
mを越えると拡散反射が発生して反射防止膜が白くな
り、解像度やコントラストを低下させてしまうからであ
る。
した理由は、粒径が50nmを越えると拡散反射が生じ
て、反射防止膜が白くなってしまうからである。一方、
第2層の超微粒子の粒径を200nm以下としたことの
理由は、これらの成分の屈折率が小さく、反射防止条件
を満たすために最適であることと共に、粒径が200n
mを越えると拡散反射が発生して反射防止膜が白くな
り、解像度やコントラストを低下させてしまうからであ
る。
【0025】また、前記したように、狙いとする反射光
の中心波長をλとしたとき、n・d=1/32λ〜λの
関係において、各層のndが1/32より小さい場合
は、光の干渉作用を示さなくなり、反射率の低減効果が
なくなる。そして、ndがλ以上になると、膜厚が大き
くなって拡散反射が発生して反射防止膜が白くなり、解
像度やコントラストが低下してしまう。
の中心波長をλとしたとき、n・d=1/32λ〜λの
関係において、各層のndが1/32より小さい場合
は、光の干渉作用を示さなくなり、反射率の低減効果が
なくなる。そして、ndがλ以上になると、膜厚が大き
くなって拡散反射が発生して反射防止膜が白くなり、解
像度やコントラストが低下してしまう。
【0026】次に、上記反射防止膜の構成成分と形成方
法およびその特性について説明する。図3は反射防止膜
の構成成分の具体例と形成方法およびその特性の説明図
である。まず、反射防止膜を形成するスクリーン基板の
表面を、所定の方法によって清浄にする。
法およびその特性について説明する。図3は反射防止膜
の構成成分の具体例と形成方法およびその特性の説明図
である。まず、反射防止膜を形成するスクリーン基板の
表面を、所定の方法によって清浄にする。
【0027】この基板上に図3に示した組成の溶液を順
次塗布して第1層(下地層)と第2層(上地層)を形成
する。この溶液の塗布は2回ディップで行ったが、これ
に限らずスピンコートで行ってもよい。また、塗布回数
も2回に限らず1〜数回の適宜の回数でよい。スピンコ
ートの場合は、塗布液濃度を少し希釈した方がよい。所
定の塗布作業を終了後、基板が変形損傷しない温度範囲
で焼成を行う。同図には塗布条件、焼成完了品の各種特
性も同時に示す。
次塗布して第1層(下地層)と第2層(上地層)を形成
する。この溶液の塗布は2回ディップで行ったが、これ
に限らずスピンコートで行ってもよい。また、塗布回数
も2回に限らず1〜数回の適宜の回数でよい。スピンコ
ートの場合は、塗布液濃度を少し希釈した方がよい。所
定の塗布作業を終了後、基板が変形損傷しない温度範囲
で焼成を行う。同図には塗布条件、焼成完了品の各種特
性も同時に示す。
【0028】そして、超微粒子の材質,液組成材質,塗
布速度,乾燥速度、その他の条件を変えて各層の反射
率、膜厚の制御を行った結果を示す。同図において、具
体例No.1は前記実施例1に相当する構成例であり、
各層のndがλ/6.5〜λ/9の範囲にあり、振幅条
件の一致度が0.88〜1.00にある場合で、反射率
は0.9%となり、無処理の場合の4.2%と比べて1
/4小さい。かつ、表面抵抗値も1×108 (Ω/s
q)と小さく、帯電防止機能を十分に果たすことのでき
る値である。
布速度,乾燥速度、その他の条件を変えて各層の反射
率、膜厚の制御を行った結果を示す。同図において、具
体例No.1は前記実施例1に相当する構成例であり、
各層のndがλ/6.5〜λ/9の範囲にあり、振幅条
件の一致度が0.88〜1.00にある場合で、反射率
は0.9%となり、無処理の場合の4.2%と比べて1
/4小さい。かつ、表面抵抗値も1×108 (Ω/s
q)と小さく、帯電防止機能を十分に果たすことのでき
る値である。
【0029】具体例No.2は前記実施例2に相当する
構成例であり、各層のndがλ/4〜λ/9の範囲にあ
り、振幅条件の一致度が1.00〜1.08と更に近い
組合せの場合で、反射率は0.3%となり上記具体例1
のものよりさらに向上しており、かつ表面抵抗値も1×
108 (Ω/sq)と小さく、帯電防止機能を十分に果
たすことのできる値である。
構成例であり、各層のndがλ/4〜λ/9の範囲にあ
り、振幅条件の一致度が1.00〜1.08と更に近い
組合せの場合で、反射率は0.3%となり上記具体例1
のものよりさらに向上しており、かつ表面抵抗値も1×
108 (Ω/sq)と小さく、帯電防止機能を十分に果
たすことのできる値である。
【0030】具体例No.3も前記実施例2に相当する
構成例であり、各層のndがλ/4〜λ/9の範囲にあ
り、下地層(第1層)としてはIn2 O3 +Sn0
2 を、上地層(第2層)としてはSiO2 にMgF2 を
加えたものをそれぞれ使用したものである。そして、振
幅条件の一致度は1.00〜1.02と更に近い組合せ
の場合で、反射率は0.2%となり、上記具体例No.
1,No.2のものより反射率はさらに向上し、かつ表
面抵抗値も1×106 (Ω/sq)と更に小さく、帯電
防止機能と同時に電界漏洩防止に対しても効果がある。
構成例であり、各層のndがλ/4〜λ/9の範囲にあ
り、下地層(第1層)としてはIn2 O3 +Sn0
2 を、上地層(第2層)としてはSiO2 にMgF2 を
加えたものをそれぞれ使用したものである。そして、振
幅条件の一致度は1.00〜1.02と更に近い組合せ
の場合で、反射率は0.2%となり、上記具体例No.
1,No.2のものより反射率はさらに向上し、かつ表
面抵抗値も1×106 (Ω/sq)と更に小さく、帯電
防止機能と同時に電界漏洩防止に対しても効果がある。
【0031】上記した具体例No.1,No.2,N
o.3は共に、拡散反射率が0.2%で、スクリーンは
白っぽくなく、ブルー系の黒く沈んだ膜となる。一方、
参考例は本発明の範囲外の構成例であり、一部の層のn
dが1.1λとなる場合で、拡散反射率が1.5%と大
きく、反射防止膜が白くなり、解像度,コントラストが
低下し、実用上に問題がある。
o.3は共に、拡散反射率が0.2%で、スクリーンは
白っぽくなく、ブルー系の黒く沈んだ膜となる。一方、
参考例は本発明の範囲外の構成例であり、一部の層のn
dが1.1λとなる場合で、拡散反射率が1.5%と大
きく、反射防止膜が白くなり、解像度,コントラストが
低下し、実用上に問題がある。
【0032】図4は図3の具体例No.2と表面無処理
基板とシリカスプレーコートの正反射率と全反射率の分
光特性図であり、横軸に波長(nm)を、縦軸に反射率
(%)を示す。なお、拡散反射率は、全反射率−正反射
率で表される。同図において、aは具体例No.2の基
板、bは表面無処理基板、cはシリカスプレーコート基
板の特性を、図中太線は全反射率を、細線は正反射率
を、また斜線は拡散反射率を示す。
基板とシリカスプレーコートの正反射率と全反射率の分
光特性図であり、横軸に波長(nm)を、縦軸に反射率
(%)を示す。なお、拡散反射率は、全反射率−正反射
率で表される。同図において、aは具体例No.2の基
板、bは表面無処理基板、cはシリカスプレーコート基
板の特性を、図中太線は全反射率を、細線は正反射率
を、また斜線は拡散反射率を示す。
【0033】具体例No.2は、aの曲線に示されたよ
うに、従来のシリカスプレーコート基板(c)に比べて
格段に反射防止特性が優れていることが分る。図5は本
発明をカラー陰極線管に適用した例を説明する部分断面
図であって、1はスクリーンであるパネル、2はファン
ネル、3はネック、4はネック3の部分に収納された電
子銃、5はシャドウマスク、6は蛍光面、7はファンネ
ルに装着された偏向ヨーク、8はパネルの外面に形成し
た反射防止層、9は防爆バンドである。
うに、従来のシリカスプレーコート基板(c)に比べて
格段に反射防止特性が優れていることが分る。図5は本
発明をカラー陰極線管に適用した例を説明する部分断面
図であって、1はスクリーンであるパネル、2はファン
ネル、3はネック、4はネック3の部分に収納された電
子銃、5はシャドウマスク、6は蛍光面、7はファンネ
ルに装着された偏向ヨーク、8はパネルの外面に形成し
た反射防止層、9は防爆バンドである。
【0034】なお、パネル1,ファンネル2およびネッ
ク3で陰極線管の外周器を構成し、R,G,Bは電子ビ
ームを示す。図示したように、スクリーンすなわち画面
を構成するパネル1の外面に前記した本発明による反射
防止層8が形成されている。これにより外光の反射を防
止して高コントラストの画像を再生できると共に、スク
リーンの帯電も防止される。
ク3で陰極線管の外周器を構成し、R,G,Bは電子ビ
ームを示す。図示したように、スクリーンすなわち画面
を構成するパネル1の外面に前記した本発明による反射
防止層8が形成されている。これにより外光の反射を防
止して高コントラストの画像を再生できると共に、スク
リーンの帯電も防止される。
【0035】なお、本発明は、カラー陰極線管に限ら
ず、投射型陰極線管等の単色陰極線管、液晶表示装置、
その他の表示装置に適用できることは言うまでもない。
ず、投射型陰極線管等の単色陰極線管、液晶表示装置、
その他の表示装置に適用できることは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクリーンの反射防止効果および帯電防止効果に優れた
表示装置を構成できる。特に、本発明を適用した陰極線
管は、多層コーティングしたスクリーン基板と同じ原理
の光干渉を利用した反射防止膜であるために、高解像度
性を有し、かつスクリーンが黒く沈むため高コントラス
トであり、優れた表示特性を持つ。
スクリーンの反射防止効果および帯電防止効果に優れた
表示装置を構成できる。特に、本発明を適用した陰極線
管は、多層コーティングしたスクリーン基板と同じ原理
の光干渉を利用した反射防止膜であるために、高解像度
性を有し、かつスクリーンが黒く沈むため高コントラス
トであり、優れた表示特性を持つ。
【0037】また、反射防止膜を、例えば2回のディッ
ピングの簡単な成膜方法で形成できるため、低コスト化
できる。
ピングの簡単な成膜方法で形成できるため、低コスト化
できる。
【図1】本発明による表示装置の第1実施例の構成を説
明する要部断面図である。
明する要部断面図である。
【図2】本発明による表示装置の第2実施例の構成を説
明する要部断面図である。
明する要部断面図である。
【図3】反射防止膜の構成成分の具体例と形成方法およ
びその特性の説明図である。
びその特性の説明図である。
【図4】図3の具体例No.2と表面無処理基板とシリ
カスプレーコートの正反射率と全反射率の分光特性図で
ある。
カスプレーコートの正反射率と全反射率の分光特性図で
ある。
【図5】本発明をカラー陰極線管に適用した例を説明す
る部分断面図である。
る部分断面図である。
1 スクリーン基板であるパネル 2 ファンネル 3 ネック 4 ネックの部分に収納された電子銃 5 シャドウマスク 6 蛍光面 7 ファンネルに装着された偏向ヨーク 8 パネルの外面に形成した反射防止層 9 防爆バンド 10 スクリーンを構成する基板 11 バインダを含む高屈折率の第1層 12 低屈折率の第2層 13 バインダ層 14 空気層を含む中間層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/72 A 9068−5C (72)発明者 河村 孝男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 遠藤 喜重 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】表示装置のスクリーンを構成する基板の表
面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の中から選択
した少なくとも1種を成分とする超微粒子をエチルシリ
ケートの分解により生成したSiO2 バインダーで固定
してなる第1層と、前記第1層上にSiO2 ,MgF2
の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微粒子
をエチルシリケートの分解により生成したSiO2 バイ
ンダーで固定してなる第2層とからなる帯電防止および
反射防止膜を形成したことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】表示装置のスクリーンを構成する基板の表
面上にSnO2 ,Sb2 O3 ,In2 O3 の中から選択
した少なくとも1種を成分とする超微粒子をエチルシリ
ケートの分解により生成したSiO2 バインダーで固定
してなる第1層と、前記第1層上にSiO2 ,MgF2
の中から選択した少なくとも1種を成分とする超微粒子
をエチルシリケートの分解により生成したSiO2 バイ
ンダーで固定してなる第2層と、前記第1層と第2層の
間に形成した空気を含む中間層からなる帯電防止機能を
有する反射防止膜を形成したことを特徴とする表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113054A JPH06325702A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113054A JPH06325702A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325702A true JPH06325702A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14602337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5113054A Pending JPH06325702A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325702A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015050017A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 富士フイルム株式会社 | 反射防止フィルム、偏光板、カバーガラス、及び画像表示装置、並びに反射防止フィルムの製造方法 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5113054A patent/JPH06325702A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015050017A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 富士フイルム株式会社 | 反射防止フィルム、偏光板、カバーガラス、及び画像表示装置、並びに反射防止フィルムの製造方法 |
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