JPH06325484A - 記録用媒体駆動装置 - Google Patents

記録用媒体駆動装置

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JPH06325484A
JPH06325484A JP13280993A JP13280993A JPH06325484A JP H06325484 A JPH06325484 A JP H06325484A JP 13280993 A JP13280993 A JP 13280993A JP 13280993 A JP13280993 A JP 13280993A JP H06325484 A JPH06325484 A JP H06325484A
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Tokukado Ogawa
徳門 小河
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NIHON DENSAN NAGANO KK
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NAGANO NIPPON DENSAN KK
NIHON DENSAN NAGANO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体をできるだけ薄型化・小型化しつ
つ、スピンドルモータの振動をできるだけ防止して回転
精度を良くし、記録用媒体に対する記録密度を高めて大
記録容量を実現する。 【構成】 固定軸体7は、その下端縮径部7aが基盤2
を貫通する嵌合孔2aに嵌合させ、下端縮径部7aと基
盤2をレーザ溶接により固着する。固定軸体7の外周側
にて筒状部材8を基盤2に立設する。リング部材11の
各嵌合凸部12a・12bをステータコア14のコア歯
14bの外周部14b1同士の周方向間隙に嵌合させ
る。ステータコア14の環状基部14aを筒状部材8に
外嵌固定し、リング部材11の下面を基盤2の上面に当
接させる。基盤2、筒状部材8、環状基部14a、コア
歯14b、リング部材11及びステータコイル16を、
充填接着剤17により一体的に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基盤に対しスピンドル
モータ部が一体的に設けられた記録用媒体駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】所謂ノート型
パソコンを始めとするパーソナルコンピュータ等の機器
には、益々小型化・薄型化及び大容量化が求められてい
る。そのため、それらに取り付けて使用される不揮発性
の補助記憶装置についても、必然的に、小型化・薄型化
及び大容量化が強く要請されている。
【0003】厚さ5mm程度に薄型化されたICメモリ
ーカードには、所謂フラッシュメモリが組み込まれてい
るが、記憶容量の点で十分な満足は得られていない。
【0004】薄型で大記憶容量の不揮発性補助記憶装置
を実現する手段の一つとして、ハードディスク等の記録
用媒体を駆動するスピンドルモータを備えた記録用媒体
駆動装置を利用することが考えられる。
【0005】しかしながら、ICメモリーカードと同等
に小型・薄型化しつつより記録容量を大きくするには、
スピンドルモータの振動をできるだけ防止し、より一層
の高回転精度を実現することによって、記録用媒体に対
する記録密度を高めることを可能ならしめる必要があ
る。
【0006】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、装置全体をできるだけ薄型化・小型化しつつ、
スピンドルモータの振動をできるだけ防止して回転精度
を良くし、記録用媒体に対する記録密度を高めて大記録
容量を実現することができる記録用媒体駆動装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録用媒体駆動装置は、筒状部材が、その
基部において平板状の基盤に固定されることにより基盤
に立設され、ステータコアの環状基部から径方向外方へ
突設されたコア歯にステータコイルが捲回され、ステー
タコアの環状基部が前記筒状部材に嵌合固定されてなる
記録用媒体駆動装置であって、リング部材のリング部か
ら軸線方向に突設された嵌合凸部が、コア歯の外周部同
士の周方向間隙に嵌合し、コア歯の外周部の底面に、リ
ング部のうち軸線方向一方側が接し、リング部のうち軸
線方向他方側は、基盤に接しており、基盤と、環状基部
及び筒状部材と、コア歯及びリング部材とにより囲繞さ
れた空間内に充填接着剤が充填され、基盤、筒状部材、
ステータコア、ステータコイル及びリング部材が、その
充填接着剤により一体的に固定されたものとしている。
【0008】
【作用】基盤に立設された筒状部材に環状基部にて嵌合
固定されたステータコアにおけるコア歯の外周部同士の
周方向間隙に、リング部材のリング部から軸線方向に突
設された嵌合凸部が嵌合し、コア歯の外周部の底面に、
リング部のうち軸線方向一方側が接し、リング部のうち
軸線方向他方側は、基盤に接しているので、基盤と、ス
テータコアの環状基部及び筒状部材と、コア歯及びリン
グ部材とにより囲繞された空間内に、そのままの状態で
容易に充填接着剤を充填して固化させることができる。
【0009】基盤に立設された筒状部材に対しステータ
コアの環状基部が嵌合固定され、リング部材の嵌合凸部
がステータコアのコア歯の外周部同士の周方向間隙に嵌
合し、それ自体は強度及び剛性が比較的低い平板状の基
盤、基部においてその基盤に固定された筒状部材、ステ
ータコア、ステータコイル及びリング部材が、前記充填
接着剤により一体的に固定されているので、それら全体
の強度及び剛性が高められ、以て、ステータコアを含め
たそれら全体の固有振動数が高められる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1乃至図6は、本発明の1実施例としてのハード
ディスク駆動装置についてのものであって、そのうち図
1は要部断面図、図2は筒状部材の斜視図、図3はリン
グ部材の平面図、図4は、リング部材が嵌合したステー
タが基盤に取り付けられた状態の要部平面図、図5は、
リング部材が嵌合したステータが基盤に取り付けられた
状態の正面断面図、図6は平面図である。なお、本発明
の記録用媒体駆動装置において対象となり得る記録用媒
体は、云うまでもなく、ハードディスクに限られるもの
ではない。
【0011】このハードディスク駆動装置Aは、厚さ5
mmのICメモリーカード(TYPE 2)と同じサイズとす
るために、ハードディスクの回転駆動とハードディスク
に対する読み書きを行うための駆動・読み書き部A1と
それらを作動させるための回路部A2とを、従来のよう
に上下に重なった状態に、すなわち垂直方向に分けて配
置するのではなく、ほぼ同一平面内において、言わば水
平方向に分けて配置している。
【0012】2は、ハードディスク駆動装置Aにおける
ステンレス鋼鍛造の0.4mm厚の平板状をなす基盤で
ある。4は装置の蓋体であって、0.25mm厚のステ
ンレス鋼製の主板4aと補強板4bからなる。基盤2
は、図5において横長の平面長方形状をなし、ディスク
駆動及び読み書き部A1はその左側に、回路部A2は右
側に位置する。
【0013】駆動・読み書き部A1の中央前寄り位置に
おいて、基盤2に対し固定軸体7(黄銅鋼製)が垂設さ
れている。固定軸体7は、その下端縮径部7aが基盤2
を貫通する嵌合孔2aに嵌合され、下端縮径部7aと基
盤2とがレーザ溶接により固着されている。なお、例え
ば図6に示されるように、下端縮径部7aを嵌合孔2a
に嵌合させた後、下端縮径部7aの下面からかしめ治具
9等を用いてかしめることにより固定軸体7を基盤2に
固定することもできる。固定軸体7の上端縮径部7b
は、蓋体4に嵌合固定されている。
【0014】固定軸体7の外周側に、それと同心状に、
合成樹脂製の筒状部材8が基盤2に立設されている。筒
状部材8の基部は、外方に張り出しており、基部の下端
環状面における120度中心角毎に、3個の下向き突起
8aを有する。この下向き突起8aが、基盤2を貫通す
る嵌合孔2bに嵌合された後、レーザ光等を用いて溶融
されることにより、基盤2に溶着し、それによって筒状
部材8が基盤2に固定されている。
【0015】図3及び図5に示されるように、リング部
材11は、環状のリング部10と、そのリング部10か
ら軸線方向上方に突設された嵌合凸部12a・12bか
らなる。リング部材11の材料は、耐熱性合成樹脂が好
ましい(例えば耐熱温度220℃のPPS等)。嵌合凸
部12a・12bは、40度中心角毎に9個所に設けら
れている。そのうち5個所には、軸線方向上方にのみ突
起した嵌合凸部12aが設けられ、残りの4個所には、
軸線方向上方に突起した上方突部12b1と、更に径方
向内方に突出して周方向に拡開した拡開部12b2とか
らなる嵌合凸部12bが設けられている。これら2種類
の嵌合凸部12a・12bは、図3における右側の嵌合
凸部12aが連続する以外は交互に配されている。
【0016】ステータコア14の環状基部14aから9
回回転対称状に径方向外方へ突設されたコア歯14bに
それぞれステータコイル16が捲回されている。コア歯
14bの外周部14b1は、周方向両側に拡開してい
る。リング部材11の各嵌合凸部12a・12bは、外
周部14b1同士の周方向間隙に嵌合し、外周部14b
1の底面には、リング部10の上面が接している。従っ
て嵌合凸部12aの側面及び嵌合凸部12bの上方突部
12b1の側面と、外周部14b1の側面とが接してい
る。嵌合凸部12a・12bの上面と外周部14b1の
上面は、同じ高さである。
【0017】この実施例の場合、80度又は120度中
心角離隔した4個所の嵌合凸部12bにおける拡開部1
2b2の外周面は、隣接する2つのコア歯14bの外周
部14b1のうち周方向に拡開した部分の内周面に接す
ることとなる。そのため、上述のようにしてリング部材
11をステータコア14に取り付けることにより、リン
グ部材11とステータコア14の心合わせが自ら行われ
る。
【0018】フレキシブル回路基板68は、環状部68
bと、その一端から外方へ延設された引出し部68aか
らなる。環状部68bの外径は、リング部材11のリン
グ部10の内径よりもやや小さく、環状部68bの外周
部14b1には、嵌合凸部12bの拡開部12b2に対
応する切欠部90が形成されている。
【0019】フレキシブル回路基板68をステータコイ
ル16の下面に貼着する場合、フレキシブル回路基板6
8の上面に設けられた端子領域92にステータコイル1
6の引出し部(図示を略す。)を半田付けにより接続す
ると共に、切欠部90をリング部材11の拡開部12b
2に対応させて位置決めする。
【0020】このようにしてリング部材11及びフレキ
シブル回路基板68が取り付けられたステータコア14
は、その環状基部14aにおいて筒状部材8に外嵌固定
された状態で、リング部材11の下面は、一部において
引出し部68aを挟んで基盤2の上面に当接している。
フレキシブル回路基板68の引出し部68aは、基盤2
の上面に沿って図6における右方へ引き出され、基盤2
上に設けられた回路部A2に接続される。回路部A2
の、図6における右端には、外部接続用のコネクタ部が
設けられている(図示を略す。)。
【0021】リング部10、外周部14b1及び嵌合凸
部12a・12bと、環状基部14a及び筒状部材8の
間の環状部分に、ステータコア14の各スロットから充
填接着剤17(充填剤と接着剤の両機能を有するもの。
耐熱性の点で、熱硬化性のものが好ましい。例えば10
0℃程度に加熱して硬化させるもの等。)が充填され、
基盤2、筒状部材8、環状基部14a、コア歯14b、
リング部材11、ステータコイル16及びフレキシブル
回路基板68の環状部68bが、その充填接着剤17の
固化により一体的に固定されている。
【0022】外周部14b1の底面とリング部10の上
面との間隙、及び嵌合凸部12aまたは上方突部12b
1の側面と外周部14b1の側面との間隙は、それぞれ
充填接着剤17がそれらの間隙に入り込んで両者を接着
し、而も流出しない程度(充填接着剤の粘度等の物性に
もよるが、例えば0.1mm程度)とすることが望まし
いが、その間隙からほぼ漏れない程度に小さければ差し
支えない。
【0023】基盤2に立設された筒状部材8に嵌合固定
されたステータコア14におけるコア歯14bの外周部
14b1同士の周方向間隙に、リング部材11のリング
部10から軸線方向に突設された嵌合凸部12a及び嵌
合凸部12bの上方突部12b1が嵌合し、コア歯14
bの外周部14b1の底面に、リング部10の上面が接
し、リング部10の下面は、基盤2に接しているので、
基盤2と、環状基部14a及び筒状部材8と、コア歯1
4b及びリング部材11とにより囲繞された空間内に、
そのままの状態で容易に充填接着剤17を充填して固化
させることができる。基盤2は平板状であるから、嵌合
凸部12a・12b及び筒状部材8に対応する環状部分
を基盤に一体に形成する場合のとは異なり、基盤に加工
を施す必要がない。それゆえ、全体として効率良く製造
することができる。また、嵌合凸部や環状部分等を加工
することが困難な薄い板を使用することもでき、更に、
筒状部材8及びリング部材11が基盤2に直接固定され
てステータの底板が省略されるので、装置全体を薄型化
する上で効果が高い。
【0024】基盤2に立設された筒状部材8に対しステ
ータコア14の環状基部14aが嵌合固定され、リング
部材11の嵌合凸部12a及び嵌合凸部12bの上方突
部12b1がコア歯14bの外周部14b1同士の周方
向間隙に嵌合し、それ自体は強度及び剛性が比較的低い
平板状の基盤2、基部において基盤2に固定された筒状
部材8、ステータコア14、ステータコイル16及びリ
ング部材11が、前記充填接着剤17により一体的に固
定されているので、それら全体の強度及び剛性が高めら
れる。ステータコア14の全周に亙って充填接着剤17
が充填され、固化しているので、その効果は大きい。そ
れによってステータコア14を含めたそれら全体の固有
振動数も高められ、共振の発生が良好に防止されるの
で、振動が効果的に抑制され、回転精度の向上に資する
ところが大きく、ハードディスク等の記録用媒体に対す
る記録密度を高める上で有効である。
【0025】また、この実施例のようにリング部材11
を非金属材料により形成すると、嵌合凸部12a・12
b及びリング部10が金属により形成されている場合と
異なり、モータ駆動時における渦電流損失及びヒステリ
シス損失の発生が防止され、良好な電流特性が実現され
る。
【0026】18は第1玉軸受、20は第2玉軸受であ
る。これらの第1玉軸受18及び第2玉軸受20の内輪
は、固定軸体7の外周面に接着剤により固定されてい
る。
【0027】22はロータハブである。ロータハブ22
は、円筒部22aと、その上部外周側に有する環状張出
部22bからなり、円筒部22aの内周面に、第1玉軸
受18及び第2玉軸受20の外輪が接着剤によって固定
されている。それによってロータハブ22は、固定軸体
7に対し回転自在に支持されている。環状張出部22b
は、上から順に、小径部22b1、大径部22b2及び
下向きに突出した小径の環状突部22b3を有してな
る。環状突部22b3の内周側は、下方開口の環状溝部
22b4に形成され、そこに筒状部材8の上端部が挿入
された状態となっている。
【0028】小径部22b1には、1.3インチのハー
ドディスク23が外嵌され、その内周部が、クランパ2
4と大径部22b2との間に挟持されている。クランパ
24は、環状張出部22bの内周部に螺子止めされる。
【0029】大径部22b2の下側に、環状突部22b
3に外嵌された状態で保持用環状板28の内周部が固定
されている。この保持用環状板28の外周部には、環状
のロータマグネット30を内側に保持した垂下部28a
を有し、ロータマグネット30とステータコア14は、
径方向ギャップを隔てて相対している。保持用環状板2
8は、軟磁性材料により構成され、ロータマグネット3
0のヨークと、磁気シールド板とを兼ねる。
【0030】ロータハブ22の円筒部22aの上端内周
部には、環状のシール板25が内嵌固定され、シール板
25の内周部は、固定軸体7の外周面と僅かな径方向間
隙を隔てて相対している。これによって、第1玉軸受1
8からの潤滑剤微粒子等が上方からディスク室3内に飛
散することが防がれる。
【0031】また、ロータハブ22の円筒部22a、筒
状部材8及び環状溝部22b4により、ラビリンスシー
ル効果が得られ、第2玉軸受20からの潤滑剤微粒子等
が基盤2と垂下部28aとの間からディスク室3内に飛
散することが防がれる。また、保持用環状板28とロー
タマグネット30との間に形成されている径方向内方開
口の環状溝部38が、第2玉軸受20からの潤滑剤微粒
子等を貯留し、ディスク室3内に飛散することを防ぐ効
果を発揮する。
【0032】ハードディスク23の下面と保持用環状板
28の上面との間には、ハードディスク23の上下面に
配される磁気ヘッド46のうち下側のものが出入りし得
る間隙を有している。蓋体4の主板4aは、アーム62
の可動範囲を除き、補強板4bによって補強されてい
る。
【0033】60は、基盤2に固定されたピボットアセ
ンブリであって、磁気ヘッド46及びボイスコイル(図
示を略す。)をそれぞれ先端部及び基部に保持するアー
ム62を、基盤2に対し回動自在に支持するものであ
る。64は、アーム62を回動させて磁気ヘッド46を
位置決めするためのボイスコイルモータのヨークであ
る。なお、ピボットアセンブリ60に用いる玉軸受(図
示を略す。)の潤滑剤としては、グリースを用いるより
もオイルを用いる方が望ましい。ボイスコイルモータに
よる実効トルクのばらつきを抑えて磁気ヘッド46の位
置決め精度を高めるためである。
【0034】また、基盤2及び蓋体4が何れも薄板であ
るため、内部機構保護のため、ハードディスク23及び
アーム62の可動範囲を除くほぼ全域において、基盤2
と蓋体4の間に合成樹脂製の補強ブロック66が介装さ
れている。
【0035】なお、以上の実施例についての記述におけ
る構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置な
どは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、
この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは
なく、単なる説明例に過ぎない。
【0036】
【発明の効果】本発明の記録用媒体駆動装置では、基盤
に対する筒状部材の固定、リング部材とステータコアと
の嵌合、及び筒状部材に対するステータコアの環状基部
の嵌合によって形成された、基盤と、ステータコアの環
状基部及び筒状部材と、コア歯及びリング部材とによる
囲繞空間内に、そのままの状態で容易に充填接着剤を充
填して固化させることができる。また基盤は平板状であ
って、基盤に嵌合凸部及び筒状部材に対応する環状部分
を一体に形成する場合のように基盤に加工を施す必要が
ない。それゆえ、全体として効率良く製造することがで
きる。
【0037】また、リング部材の嵌合凸部の、コア歯の
外周部同士の周方向間隙に対する嵌合、及び基盤立設し
た筒状部材に対するステータコアの環状基部の嵌合固
定、並びに充填接着剤による、基盤、筒状部材、ステー
タコア、ステータコイル及びリング部材の一体的固定に
より、基盤が平板状であるにも拘らず、それら全体の強
度及び剛性が高められ、それによってステータコアを含
めたそれら全体の固有振動数が高められて共振の発生が
良好に防止され、振動が効果的に抑制される。そのた
め、回転精度の向上させ、記録用媒体に対する記録密度
を高めることが可能となる。そして、基盤が平板状であ
るから、嵌合凸部や環状部分等を加工することが困難な
薄い板を使用することもでき、装置全体を薄型化する上
で効果が高い。また、筒状部材及びリング部材が基盤に
直接固定されるものであるため、ステータの底板が省略
されて装置全体が薄型化される。従って、例えば、装置
の厚さをICメモリカードと同じように5mm程度と
し、而も記録容量を大幅に増大させることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の拡大断面図である。
【図2】筒状部材の斜視図である。
【図3】リング部材の平面図である。
【図4】リング部材が嵌合したステータが基盤に取り付
けられた状態の要部平面図である。
【図5】リング部材が嵌合したステータが基盤に取り付
けられた状態の正面要部断面図である。
【図6】蓋体を除去した状態の装置の平面図である。
【図7】固定軸体の固定状態を示す要部断面図である。
【符合の説明】
2 基盤 2a 嵌合孔 7 固定軸体 7a 下端縮径部 8 筒状部材 11 リング部材 12a 嵌合凸部 12b 嵌合凸部 14 ステータコア 14a 環状基部 14b コア歯 14b1 外周部 16 ステータコイル 17 充填接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部材が、その基部において平板状の基
    盤に固定されることにより基盤に立設され、ステータコ
    アの環状基部から径方向外方へ突設されたコア歯にステ
    ータコイルが捲回され、ステータコアの環状基部が前記
    筒状部材に嵌合固定されてなる記録用媒体駆動装置であ
    って、リング部材のリング部から軸線方向に突設された
    嵌合凸部が、コア歯の外周部同士の周方向間隙に嵌合
    し、コア歯の外周部の底面に、リング部のうち軸線方向
    一方側が接し、リング部のうち軸線方向他方側は、基盤
    に接しており、基盤と、環状基部及び筒状部材と、コア
    歯及びリング部材とにより囲繞された空間内に充填接着
    剤が充填され、基盤、筒状部材、ステータコア、ステー
    タコイル及びリング部材が、その充填接着剤により一体
    的に固定されていることを特徴とする記録用媒体駆動装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2232324B (en) * 1989-05-31 1994-04-06 Samsung Electronics Co Ltd Facsimile systems having auto-answering function

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GB2232324B (en) * 1989-05-31 1994-04-06 Samsung Electronics Co Ltd Facsimile systems having auto-answering function

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