JPH063250Y2 - 配管支持具 - Google Patents

配管支持具

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JPH063250Y2
JPH063250Y2 JP1988161599U JP16159988U JPH063250Y2 JP H063250 Y2 JPH063250 Y2 JP H063250Y2 JP 1988161599 U JP1988161599 U JP 1988161599U JP 16159988 U JP16159988 U JP 16159988U JP H063250 Y2 JPH063250 Y2 JP H063250Y2
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fitting
pipe support
lever
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Inventor
昭司 岡田
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極東工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は建築物の鉄骨及び天井等のアンカーボルト等に
直接簡易に挾持出来るクランプ部を具有すると共に、冷
暖房設備等の配管を簡易に固定する配管支持具に関する
ものである。
従来の技術 従来、建築物等において、冷暖房設備等に使用される空
調用の配管、或いは水道管等の屋内配管は一般に天井等
の壁等に所定間隔を以て打ち込んでいるアンカーボルト
等の取付部材に対して配管固定器具の取付基部を螺着せ
しめ、しかる後帯状の金属板を配管の断面形状に略合致
せしめた正円形のクランプバンドにて配管の所定部位を
被冠せしめ、該クランプバンドの両端を取付基部にボル
ト締めし、管列を定置せしめている。
しかし、かかる配管方法にあっては、配管固定器具の取
付基部をアンカーボルト等の取付部材に対して螺着しな
ければならず、例えば一定の長さを有しないアンカーボ
ルトの場合等は、アンカーボルトの端部を切断して一定
高さと成さしめ、かかる端部に取付基部を螺着して配管
固定器具の上下位置を調整する作業が必要となり、又一
本のアンカーボルトに対して一個の配管固定器具しか取
付けすうことが出来ない欠点を有している。
又、配管固定器具に配管を支持せしめる際しても、配管
の所定部位をクランプバンドにて被冠せしめ、しかる
後、いちいちボルト締めをしなければならず、特に天井
から吊装状態にて配管を配設せしめる場合にあっては、
配管の所定部位を被冠せしめたクランプバンドを頭上に
て両手を使ってボルト締めする作業であるため、労働疲
れが著しく、非常に非能率的であることにより、そのた
め費やされる時間が長く、作業者の時間当たりのコスト
が高騰し、又作業者一人では容易にかかる作業を終える
ことが出来ないといった欠点を有している。
又、鉄骨部材等を使用して配管を支持せしめる場合にあ
っても、鉄骨部材等に取付穴を穿設せしめ、かかる取付
穴に対してボルト等にて配管固定器具を固着せしめなけ
ればならず、作業性が甚だ悪い欠点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は冷暖房設備等の配管に際し、その作業の手間を
軽減して作業能率を向上せしめて作業時間の短縮を図
り、作業者の時間当たりのコストを低減せしめる様にし
た配管支持具を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、平板状の基体の一側方から連
続して直角に折曲して固定挾持壁を形成し、該固定挾持
壁の対向位置に、裏面に突起部を突設する移動挾持体の
挾持壁の前面側を配置すると共に、移動挾持体を固定挾
持壁側へ移動自在に装着し、又操作杆を垂直状態へ揺動
させて挾持壁を固定挾持壁側へ押圧して移動させ、且つ
突起部を係止する凹部が形成されたカム面を有するレバ
ーを基体に枢支し、又レバーの操作杆が垂直状態と成っ
た時の操作杆における背面側の基体の上端側に、掛止孔
から成る嵌合主体部を形成し、一方略円弧状の支持部よ
り連続して基体と対向する外壁片を折曲し、更に外壁片
より連続して支持部と対向すべき片持梁状に弾性を有さ
せる連結片を折曲し、該連結片の先端には前記掛止孔に
挿通してレバーにおける操作杆の背面側に突出させてレ
バーの揺動を規制する掛止部から成る嵌合従体部を形成
して配管支持体と成し、該配管支持体の支持部を基体の
下端に回動自在に装着すると共に、前記嵌合主体部と嵌
合従体部とを相互に掛止すべき掛止手段を設けた配管支
持具を提供して上記欠点を解消せんとしたものである。
作用 本考案にあっては、レバーを垂直状態へと揺動すること
により、カム面にて移動挾持体の挾持壁の裏面を押圧し
ながら挾持壁を固定挾持壁側へ移動させ、該固定挾持壁
と挾持壁にて鉄骨部材、アンカーボルト等の被挾持部位
を挾持固定するのである。
かかる挾持状態にあっては、カム面に形成されている凹
部に挾持壁の突起部が係合することにより、一定の挾持
状態を維持するのである。
又、嵌合主体部から配管支持体の嵌合従体部を外すと、
配管支持体が回動変位するも、かかる配管支持体の支持
部が基体下端に当接して回動変位が規制される。
又、嵌合主体部の掛止孔内に配管支持体の嵌合従体部の
掛止部を挿通し、掛止手段により嵌合主体部と嵌合従体
部とを嵌合掛止し、又かかる状態にあっては、配管支持
体に弾性を具有させているため、嵌合主体部と嵌合主体
部とは強固に掛合され、しかも嵌合従体部の掛止部はレ
バーの操作杆の背面側に突出した状態と成ることによ
り、掛止部がレバーの揺動を規制するのである。
又、配管によって配管支持体の支持部に加わる荷重点と
配管支持体の回転軸点とは位置がズレでいることによ
り、嵌合主体部からの嵌合従体部の抜け外れを防止出来
るのである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 先ず、第1図乃至第5図に示す建築物を構成するI形
鋼、みぞ形鋼、Z形鋼等の鉄骨部材Sに対して挾持固定
する配管支持具1については、平板状の金属板からなる
基板2の一側方から連続して直角に折曲せしめて固定挾
持壁3を形成してクランプ本体8と成している。
9はクランプ本体8の固定挾持壁3と対向配設する移動
挾持体であり、該移動挾持体9は固定挾持壁3とにより
鉄骨部材Sを挾持せしめる様に、平板状の金属板から成
る支持体10の一側方から連続して前記固定挾持壁3と同
方向へ直角に折曲せしめて挾持壁11を形成せしめ、該挾
持壁11の裏面には突起部12を突設せしめると共に、支持
体10の左右方向に長穴13を穿設せしめている。
そして、クランプ本体8の基体2の略中央部に穿設する
取付穴14にリベット等の支持軸15を装着せしめ、該支持
軸15を移動挾持体9の支持体10の長穴13に貫通成さしめ
て固定挾持壁3側へ挾持壁11の前面側を配置せしめると
共に、固定挾持壁3と挾持壁11との間隔を適宜設定成さ
しめる様に移動挾持体9を左右方向(固定挾持壁3側)
へ移動自在に配設せしめている。
16は移動挾持体9の挾持壁11を強制的に固定挾持壁3側
へ移動成さしめるレバーであり、該レバー16は操作杆17
の端部に基部18を形成せしめ、該基部18の適宜位置に装
着孔19を穿設せしめ、又基部18の外周面は装着孔19の軸
心までの距離を任意に順次大成さしめたカム面20を形成
せしめると共に、該カム面20には凹部21、21a及び凸部2
2、22aから成る波状の係止部23を形成せしめている。
そして、レバー16の装着孔19に前記支持軸15を貫通成さ
しめてレバー16を回動自在に装着せしめてクランプ部24
と成し、レバー16の操作杆17を垂直状態へと揺動するこ
とにより、カム面20にて移動挾持体9の挾持壁11の裏面
を押圧して固定挾持壁3側へ移動成さしめている。
かかる状態にあっては、カム面20の任意の凹部21、21aに
より挾持壁11裏面の突起部12と係合せしめて任意位置に
て係止することを可能と成さしめている。
又、レバー16の操作杆17が垂直状態と成った時の操作杆
17における背面側の基体2の上端側に、矩形状の掛止孔
6を穿設して成した嵌合主体部7を形成すると共に、後
述する嵌合従体部29と相互に掛止すべき掛止手段45にお
ける爪5を掛止孔6の上端辺より下方に突設し、かかる
嵌合主体部7と上下対応する位置である基体2の下端側
には基体2の幅方向に所定幅を以て枢軸4を形成する様
に略矩形状の透孔41を穿設している。
25は配管支持体であり、該配管支持体25は帯状の金属板
の一端を略円弧状に湾曲して支持部26と形成し、該支持
部26の一端より連続してUターン状のフック片42を折曲
すると共に、支持部26の他端より連続して基体2と対向
する外壁片43を折曲し、更に外壁片43より連続して支持
部26と対向すべき片持梁状に弾性を具有させる連結片44
を折曲し、該連結片44の先端には前記掛止孔6に挿通し
てレバー16における操作杆17の背面側に突出させてレバ
ー16の揺動を規制する掛止部28から成る嵌合従体部29を
形成し、又嵌合従体部29には嵌合主体部7と相互に掛止
させるため、爪5が挿入される掛止手段45における嵌合
孔27を穿設している。又、連結片44は前記掛止孔6の上
部の一辺より若干上になる角度を以て折曲している。
30は配管支持体25の支持強度を向上せしめるリムであ
り、該リム30は支持部26の外方に膨出形成せしめてい
る。
そして、基体2の透孔41に配管支持体25のフック片42を
挿通することにより、枢軸4で配管支持体25を回動自在
に装着し、又基体2の掛止孔6に配管支持体25の掛止部
28を挿通し、該掛止部28の嵌合孔27に爪5を挿入するこ
とにより、着脱自在に嵌合掛止している。
尚、クランプ本体8の基体2に固定挾持壁3の一端を枢
着せしめる構造を示しているも、かかる構造には何ら限
定されず、要するに固定挾持壁3の一端を基体2に回動
自在に装着せしめれば良く、第6図に示す様に蝶番31を
介して蝶着せしめても良い。
更に嵌合主体部7と嵌合従体部29とを相互に掛止させる
ための掛止手段45の構造についても何ら限定されず、例
えば第7図に示す様に掛止孔6から成る嵌合主体部7に
対し、かかる掛止孔6を挿通する嵌合従体部29の掛止部
28の上面に爪32を突起させ、該爪32を掛止手段45と成
し、かかる爪32により嵌合主体部7と嵌合従体部29とを
相互に掛止させたり、又第8図に示す様に掛止孔6から
成る嵌合主体部7に対し、かかる掛止孔6を挿通する嵌
合従体部29の掛止部28に掛止手段45における嵌合孔27を
穿設し、一方掛止手段45におけるピン等の掛止部材33を
形成し、該掛止部材33を嵌合孔27に挿通させて嵌合主体
部7と嵌合従体部29とを相互に掛止させたり、又第8図
に示す様に掛止孔6から成る嵌合主体部7に対し、かか
る掛止孔6を挿通する嵌合従体部29の掛止部28先端に、
掛止孔6をに挿通させた後、拡径させる様に弾性を具有
させて傾斜状に弾性掛止片46を突設させ、該弾性掛止片
46を掛止手段45と成し、かかる掛止手段45を掛止孔6に
挿通し、拡径させて嵌合主体部7と嵌合従体部29とを相
互に掛止させても良く、要するに嵌合主体部7と嵌合従
体部29とが着脱自在にして且つ、掛止可能であれば良
い。
又、材質についても金属製に限定されず、配管支持体25
の他端が片持梁状にして弾性が得られ、且つ配管の支持
強度の良好なプラスチック等を使用しても良い。
次に、第10図に示す天井等の壁面34に所定間隔を有せし
めて打ち込んでいるアンカーボルト35、35a…を挾持固定
する配管支持具1について説明すると、 配管支持体25については同様なるため省略すると共に、
クランプ部24についても形状が異なる個所を説明し、他
の同様なる個所については省略する。
クランプ部24のクランプ本体8は基体2の固定挾持壁3
から更に連続して直角に折曲せしめて支持部36を形成せ
しめ、該支持部36を基体2と対向配設する様に断面コ字
状に形成せしめている。
又、固定挾持壁3の上下の端部には係止片37、37aを基体
2の他側方へ向かって突設せしめ、更に詳しくはアンカ
ーボルト35、35a…の螺子溝に螺合する様に端部を半円状
と成さしめている。
又、クランプ部24の移動挾持体9はクランプ本体8の基
体2と支持部36との間に挿入可能成さしめる様に、挾持
壁11の両側方から連続して支持体10、10aを直角に折曲せ
しめて断面コ字状に形成せしめ、該支持体10、10aに一対
の長孔13、13aを穿設せしめている。
そして、基体4と支持部36とに一対にして穿設せしめる
取付穴14、14aと、移動挾持体9の長穴13、13aと、レバー
16の装着孔19とを連通成さしめる様に移動挾持体9及び
レバー16を配設せしめ、レバー16のカム面20にて移動挾
持体9の挾持壁11の裏面を押圧して固定挾持壁3側へ移
動成さしめている。
次に、第16図に示す他の実施例にあっては、基体2の固
定挾持壁3から更に連続してアンカーボルト35、35a…の
螺子溝に螺合する半円状の切欠部38を有する支持片39を
折曲して突設せしめると共に、該支持片39の切欠部38と
対応する基体2に、アンカーボルト35、35a…を貫通する
貫通孔40を同軸状にて穿設せしめて配管支持具1と成さ
しめ、又第17図に示す他の実施例にあっては、基体2及
び支持部36に同軸状にて一対のアンカーボルト35、35a…
を貫通せしめる貫通孔40、40aを穿設して配管支持具1と
成さしめている。
尚、他の構成については同様なるため省略する。
次に本考案に係る配管支持具の作用について説明する
と、 配管支持具1のクランプ部24の固定挾持壁3と移動挾持
体9の挾持壁11との間に鉄骨部材S及びアンカーボルト
35、35a…等の被挾持部位を介装成さしめる様に配管支持
具1を配置せしめ、そして基体2に装着せしめる支持軸
15にて回動自在に枢支されるレバー16を垂直状態へと揺
動成さしめることにより、レバー16の基部18の外周面
に、支持軸15を貫通成さしめる装着孔19の軸心(レバー
16の回動軸心)までの距離を順次大成さしめて形成され
ているカム面20にて移動挾持体9の挾持壁11の裏面を押
圧せしめながら該挾持壁11を固定挾持壁3側へ移動せし
め、該固定挾持壁3と挾持壁11にて鉄骨部材S、アンカ
ーボルト35、35a…の被挾持部位を挾持固定せしめるので
ある。
かかる挾持状態にあっては、カム面20に形成されている
係止部23の任意の凹部21、21aに挾持壁11の突起部12が係
合することにより、一定の挾持状態を維持成さしめてい
る。
又、第10図に示す配管支持具1によりアンカーボルト3
5、35a…を挾持固定せしめる場合においては、固定挾持
壁3の係止片37、37aにてアンカーボルト35、35a…の上方
及び下方の螺子溝と係合成さしめた状態にて係止片37、3
7aの間のアンカーボルト35、35a…を挾持壁11にて押圧成
さしめることにより、アンカーボルト35、35a…を弾性限
界内にて撓ませることにてアンカーボルト35、35a…の弾
性力と相俟って更に強固に挾持固定出来るのである。
又、第16図及び第17図に示す配管支持具1によりアンカ
ーボルト35、35a…を挾持固定せしめる場合にあっては、
基体2の切欠部38と貫通孔40及び基体2と支持部36の貫
通孔40、40aにアンカーボルト35、35a…を貫通して固定挾
持壁3と挾持壁11との間に介装せしめた状態と成し、か
かる状態にて上記と同様にレバー16を所定方向へ揺動し
て挾持固定するのである。
そして、第12図及び第15図に示す様に、基体2の嵌合主
体部7から配管支持体25の嵌合従体部29を外すと回動変
位するも、配管支持体3の支持部26が基体22の下端縁と
当接するため、かかる位置で回動変位が規制されること
により、配管支持体3の外壁片43が略水平状態と成ると
共に連結片44が略垂直状態と成るため、かかる配管支持
体3上に配管Pを自由状態にて載置支持して配管Pの仮
止めをし、その後最終的に配管支持具1の高さ調整を行
う。
そして、配管支持体25を上方へ回動変位させると共に、
連結片44を弾性に抗して下方へ押圧しながら嵌合主体部
7の掛止孔6内に配管支持体25の嵌合従体部29の掛止部
28を挿通し、その後連結片44への押圧力を解除して掛止
孔6の掛止手段45である爪5を、掛止部28の掛止手段45
である嵌合孔27に挿入させて嵌合主体部7と嵌合従体部
29とを相互に掛止する。
かかる状態にあっては、配管支持体25の連結片44に弾性
を具有させているため、嵌合従体部29の掛止部28は嵌合
主体部7の掛止孔6上端辺に当接して強固に掛止され
る。
又、他の掛止手段45については、先ず掛止手段45を爪32
と成す場合は、該爪32が嵌合主体部7の掛止孔6上部の
基体2と掛止され、次に掛止手段45を嵌合孔27と掛止部
材33と成す場合には、嵌合孔27に掛止部材33を挿通そ、
該掛止部材33を掛止孔6上下部の基体2と掛止させ、次
に掛止手段45を弾性掛止片46と成す場合は、該弾性掛止
片46の先端を掛止孔6上下部の基体2と掛止させる。
又、配管Pの重量によって配管支持体25の支持部26に荷
重が加わるも、かかる荷重点は支持部26の略中央部位に
位置し、このため配管支持体25の回動軸点とは位置がズ
レていることにより、連結片44は斜め下方へ動こうとす
るも、この動きは掛止部28の嵌合孔27に挿入嵌合されて
いる爪5によって規制され、嵌合主体部7からの嵌合従
体部29の抜け外れを防止することが出来る。
又、嵌合従体部29の掛止部28は基体2の裏面より突出し
た状態で、レバー16の操作片17の背面側に位置するた
め、かかる掛止部28がレバー16の挾持方向の反対方向へ
の揺動を規制するストッパとして作用することにて確実
に挾持固定状態を維持出来るのである。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、平板状の基体2の一側方から連続し
て直角に折曲して固定挾持壁3を形成し、該固定挾持壁
3の対向位置に、裏面に突起部12を突設する移動挾持体
9の挾持壁11の前面側を配置すると共に、移動挾持体9
を固定挾持壁3側へ移動自在に装着し、又操作杆17を垂
直状態へ揺動させて挾持壁11を固定挾持壁3側へ押圧し
て移動させ、且つ突起部12を係止する凹部21、21aが形成
されたカム面20を有するレバー16を基体2に枢支したの
で、固定挾持壁3と移動挾持体9の挾持壁11との間に鉄
骨部材S及びアンカーボルト35、35a…の被挾持部位を介
装し、そして操作杆17を垂直状態へ揺動することによ
り、レバー16のカム面20にて移動挾持体9の挾持壁11の
裏面を押圧しながら挾持壁11を固定挾持壁3側へ移動
し、該固定挾持壁3と挾持壁11にて鉄骨部材S及びアン
カーボルト35、35a…の被挾持部位の任意個所に、従来の
様に鉄骨部材Sにボルトやナット等の締め金具を使用せ
ずにワンタッチにて簡易に固定出来る。
又、カム面20に形成されている凹部21、21aにて挾持壁11
の突起部12が係合することにより一定の挾持状態を確実
に維持出来る。
又、レバー16の操作杆17が垂直状態と成った時の操作杆
17における背面側の基体2の上端側に、係止孔6から成
る嵌合主体部7を形成し、一方略円弧状の支持部26より
連続して基体2と対向する外壁片43を折曲し、更に外壁
片43より連続して支持部26と対向すべき片持梁状に弾性
を有させる連結片44を折曲し、該連結片44の先端には前
記掛止孔6に挿通してレバー16における操作杆17の背面
側に突出させてレバー17の揺動を規制する掛止部28から
成る嵌合従体部7を形成して配管支持体25と成し、該配
管支持体25の支持部26を基体2の下端に回動自在に装着
すると共に、前記嵌合主体部7と嵌合従体部29とを相互
に掛止すべき掛止手段45を設けたので、配管支持体25の
嵌合従体部29を嵌合主体部7より外すと回動変位する
も、配管支持体25の支持部26が基体2の下端縁と当接す
るため、かかる位置で回動変位が規制されることによ
り、配管支持体25の外壁片43が略水平状態と成ると共に
連結片44が略垂直状態と成るため、かかる配管支持体25
上に配管Pを自由状態にて載置支持することにより、配
管Pの仮止めをすることが出来る。
又、仮止め調整の後に単に基体2の嵌合主体部7と配管
支持体25を嵌合掛止することにて基体2と配管支持体25
とが外れない構造のため、従来の様にボルトやナット等
の締め金具を使用せずに配管Pをワンタッチにて簡易に
被冠することが出来、更に配管支持体25の嵌合従体部29
は基体2を挿通してレバー16の操作杆17の背面に位置す
るため、かかる嵌合従体部29がレバー16の挾持方向の反
対方向へのストッパ機能として作用し、これにより配管
Pの固定後には配管支持具1の脱落は確実に防止出来、
従って建築物における天井等に沿って屋内配管する場
合、即ち作業者の頭上にて作業する際の長時間における
無理な姿勢を無くして作業負担を軽減し、作業能率を向
上して作業時間を短縮し、作業者の時間当たりのコスト
を軽減することが出来るのである。
又、配管支持具1はボルト及びナットを使用せずに、帯
状の金属板より板金等にて形成することが出来ることに
より、製造が簡単であり、その製造が安価に出来る等そ
の実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、第1図は本考
案に係る鉄骨部材用の配管支持具の斜視図、第2図は第
1図のA矢視図、第3図は第2図のB−B断面図、第4
図はクランプ部の断面図、第5図は配管支持具の基体に
装着する配管支持体の斜視図、第6図は配管支持体の他
の装着構造の断面図、第7図は嵌合従体部の他の実施例
の断面図、第8図は同上他の実施例の断面図、第9図は
同上他の実施例の断面図、第10図はアンカーボルト用の
配管支持具の斜視図、第11図は同上クランプ部の断面
図、第12図は鉄骨部材に対して使用する配管支持具によ
り配管仮支持状態を示す図、第13図は同上使用状態を示
す図、第14図はアンカーボルトに対して使用する配管支
持具による配管仮支持状態を示す図、第15図は同上使用
状態を示す図、第16図及び第17図は更に他の実施例の斜
視図である。 2基体、3固定挾持部、7嵌合主体部 9移動挾持体、11挾持壁、12突起部 16レバー、20カム面、21、21a凹部 25配管支持体、29嵌合従体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の基体の一側方から連続して直角に
    折曲して固定挾持壁を形成し、該固定挾持壁の対向位置
    に、裏面に突起部を突設する移動挾持体の挾持壁の前面
    側を配置すると共に、移動挾持体を固定挾持壁側へ移動
    自在に装着し、又操作杆を垂直状態へ揺動させて挾持壁
    を固定挾持壁側へ押圧して移動させ、且つ突起部を係止
    する凹部が形成されたカム面を有するレバーを基体に枢
    支し、又レバーの操作杆が垂直状態と成った時の操作杆
    における背面側の基体の上端側に、掛止孔から成る嵌合
    主体部を形成し、一方略円弧状の支持部より連続して基
    体と対向する外壁片を折曲し、更に外壁片より連続して
    支持部と対向すべき片持梁状に弾性を有させる連結片を
    折曲し、該連結片の先端には前記掛止孔に挿通してレバ
    ーにおける操作杆の背面側に突出させてレバーの揺動を
    規制する掛止部から成る嵌合従体部を形成して配管支持
    体と成し、該配管支持体の支持部を基体の下端に回動自
    在に装着すると共に、前記嵌合主体部と嵌合従体部とを
    相互に掛止すべき掛止手段を設けたことを特徴とする配
    管支持具。
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