JPH06324913A - 通信制御パッケージのダウン時の制御方式 - Google Patents

通信制御パッケージのダウン時の制御方式

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JPH06324913A
JPH06324913A JP5114893A JP11489393A JPH06324913A JP H06324913 A JPH06324913 A JP H06324913A JP 5114893 A JP5114893 A JP 5114893A JP 11489393 A JP11489393 A JP 11489393A JP H06324913 A JPH06324913 A JP H06324913A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信制御パッケージのダウンによる異常処理
について、回線ライン上の異常処理と同様にシステムを
止める事無く復旧・障害解析する。 【構成】 OS61は、通信制御パッケージ55のダウ
ンの通知を受けると、通信制御パッケージ55にローカ
ルメモリ57のダンプ指示を出し(SA6)、通信制御
パッケージ55に、ローカルメモリ57の内容をメモリ
52に一旦吐き出させ(SB4)、その後、メモリ52
に吐き出された内容をディスク54に書き込む(SA
8)。次に、OS61は、通信制御パッケージ55に対
してリセット及びイニシャライズを実行し、通信制御パ
ッケージの再立ち上げを実施し、通信制御パッケージ5
5がダウンした事を前記システムの管理者に知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスにて使用さ
れ、通信制御パッケージと、中央処理ユニットとを有
し、この中央処理ユニットの制御下で通信制御パッケー
ジが通信相手先との通信を行う情報処理システムに関
し、特に通信制御パッケージのダウン時の制御方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報処理システムにおい
て、回線ライン上の異常についてはリトライ等を行って
自動的に復旧するか一旦回線を切って再リンクすること
によって復旧することが多いが、通信制御パッケージの
ダウンによる異常処理については、その異常になった通
信制御パッケージを単にシステムから切り離しておい
て、後から保守員によるパッケージ交換またはシステム
の再立ち上げ等によって復旧している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の通信制御パ
ッケージのダウン時の制御方式では、復旧するのに一旦
システムを停止しなければならないのと、復旧までにか
なりの時間を要するという欠点がある。
【0004】本発明の課題は、通信制御パッケージのダ
ウンによる異常処理についても、回線ライン上の異常処
理と同様にシステムを停止することなく復旧、障害解析
することができる通信制御パッケージのダウン時の制御
方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ローカ
ルメモリを有する通信制御パッケージと、中央処理ユニ
ットとを有し、この中央処理ユニットの制御下で前記通
信制御パッケージが通信相手先との通信を行う情報処理
システムにおいて、システムメモリと、ディスクと、前
記通信制御パッケージがダウンした時、前記通信制御パ
ッケージの障害解析を行うために前記ローカルメモリの
内容を一旦前記システムメモリに吐き出させ、このシス
テムメモリに吐き出された内容を前記ディスクにダンプ
情報として書き込む自動ダンプ採取手段と、前記通信制
御パッケージに対してリセット及びイニシャライズを実
行し、前記通信制御パッケージの再立ち上げを実施する
再立ち上げ手段と、前記通信制御パッケージがダウンし
た事を前記システムの管理者に知らせる通報手段とを備
えたことを特徴とする通信制御パッケージのダウン時の
制御方式が得られる。
【0006】更に本発明によれば、前記ダウンした通信
制御パッケージの障害解析を行うために、前記システム
の通常運用時に、前通信制御パッケージと中央処理ユニ
ットとの間に取り交わす制御データ及びデータ転送内容
が格納されている前記システムメモリのどこを採取した
ら良いかを常にトレースしておく自動ダンプ採取エリア
決定手段と、ダンプ採取時に、前記自動ダンプ採取エリ
ア決定手段にて決められた前記システムメモリのメモリ
エリアの制御データ・データ転送内容を前記ディスクに
書き込む制御・データエリア自動ダンプ採取手段とを、
更に含むことを特徴とする通信制御パッケージのダウン
時の制御方式が得られる。
【0007】又、本発明によれば、前記通信制御パッケ
ージのダウンを検出して前記中央処理ユニットのアプリ
ケーションプログラムに従う動作を一旦停止させる自動
停止手段と、前記再立ち上げ手段により前記通信制御パ
ッケージが稼働状態になった場合、この通信制御パッケ
ージを通信相手先との通信リンクを再開し再び前記アプ
リケーションプログラムが使える状態にする自動再リン
ク手段と、この自動再リンク手段に接続され、一旦停止
状態にしてある前記アプリケーションプログラムを再開
させ、障害が起こった箇所の通信からリトライを実行し
て前記アプリケーションプログラムの処理続行をさせる
自動復旧手段とを、更に含むことを特徴とする通信制御
パッケージのダウン時の制御方式が得られる。
【0008】更に本発明によれば、保守センタとリモー
ト保守契約を結んでいる前記システムに対しては、前記
通信制御パッケージのダウンが検出されたら前記保守セ
ンタに前記通信制御パッケージの異常を通知する自動通
報手段と、前記自動復旧手段においても再度ダウンした
場合あるいは自動復旧が失敗した場合は、保守センタに
前記通信制御パッケージ交換の緊急指示を出すリトライ
エラー処理手段とを、更に含むことを特徴とする通信制
御パッケージのダウン時の制御方式が得られる。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して動作の
説明をする。
【0010】図5には本発明の一実施例による通信制御
パッケージのダウン時の制御方式を適用した情報処理シ
ステムが示されている。通信制御パッケージ55はロー
カルCPU(中央処理ユニット)56とローカルメモリ
57とを有する。CPU(中央処理ユニット)51はO
S(オペレーティングシステム)61と、通信を行うA
P(アプリケーションプログラム)62とを有する。O
S61は、本発明の一実施例による通信制御パッケージ
55のダウン時の制御方式を実行する。
【0011】図5において、通信制御パッケージ55が
ダウンするとCPU51にて動作しているOS61は、
ダウンした通信制御パッケージ55の障害解析を行うた
めのローカルメモリ自動ダンプ採取機能を起動し、通信
制御パッケージ55上のローカルメモリ57の内容をC
PU56を介して一旦メモリ(システムメモリ)52に
吐きだし、ローカルメモリ57の内容をディスク54に
書き込んでダンプ情報を採取する。その動作の後、OS
61はダウンした通信制御パッケージ55に対し再立ち
上げ機能によってリセット及びイニシャライズを実行
し、その通信制御パッケージ55の再立ち上げを行う。
その後に、通報機能により、端末53に対してダウンし
た事をシステム管理者に知らせる。
【0012】通信制御パッケージ55の障害解析をもっ
と詳しく行うために、OS61は自動ダンプ採取エリア
決定機能によって、通信制御パッケージ55とCPU5
1との間に取り交わす制御データ及びデータ転送内容が
格納されているメモリ52のどこを採取したら良いかを
常にトレースしておく。この情報をもとに制御・データ
エリア自動ダンプ採取機能によって、ダンプ採取時にメ
モリ52にある制御データ・データ転送内容をディスク
54に書き込んでダンプ情報を採取する。
【0013】通信ダウンを検出したOS61はAP62
に対しリトライによって復旧できると仮定して一旦停止
させる自動停止機能を実行し、再立ち上げ機能により稼
働状態になった通信制御パッケージ55を自動再リンク
機能によって、通信相手先との通信リンクを再開し再び
APが使える状態にする。これにより、OS61は一旦
停止状態にしてあるAP61を再開させ、障害が起こっ
た箇所の通信からリトライを実行してAP62の処理続
行をさせる自動復旧機能を実行する。
【0014】保守センタとリモート保守契約を結んでい
るシステムに対しては、通信制御パッケージ55のダウ
ンが検出されたら自動通報機能によって自動通報用通信
パッケージ59を経由して保守センタに通信制御パッケ
ージ55の異常を通知する。また、本発明による自動復
旧にても再度ダウンした場合あるいは自動復旧が失敗し
た場合は、これ以上の処理続行が出来ないため、自動通
報機能にて保守センタに通信制御パッケージ交換の緊急
指示を出すリトライエラー処理機能を実行する。
【0015】次に図1〜図4を参照して図5のOS61
の動作を詳細に説明する。
【0016】図1は、図5の情報処理システムの通常運
用時のOS61の自動ダンプ採取エリア決定機能を示し
ている。即ち、OS61は通信を行うAP62を起動し
て(ステージSA1)、AP62,OS61と通信制御
パッケージ55の間で取り交わす制御データのメモリア
ドレス,転送長をトレースする(ステージSA2)。ま
た、AP62,OS61と通信制御パッケージ55の間
で取り交わすデータ転送内容のメモリアドレス,転送長
をトレースする(ステージSA3)。
【0017】図2は、通信制御パッケージ55にダウン
が発生した時のOS61のローカルメモリ自動ダンプ採
取機能を示している。即ち、通信制御パッケージ55に
ダウンが発生すると、通信制御パッケージ55はそのダ
ウンを検出し(ステージSB1)、OS61にダウンし
たことを通知する(ステージSB2)。
【0018】OS61は、そのダウン通知に応答して、
前記ローカルメモリ自動ダンプ採取機能の実行を開始し
(ステージSA4)、次のステージSA5で、リトライ
復旧が可能になるように通信異常となったAP62を一
時停止させ(自動停止機能)、通信制御パッケージ55
に対してローカルメモリダンプ指示を出す(ステージS
A6)。
【0019】通信制御パッケージ55は、OS61から
のローカルメモリダンプ採取指示を受け取ると(ステー
ジSB3)、ローカルメモリ57の内容をメモリ52に
吐き出し(ステージSB4)、終了をOS61に通知す
る(ステージSB5)。
【0020】OS61は、終了通知を受け取ると(ステ
ージSA7)、メモリ52に吐き出された通信制御パッ
ケージ55のローカルメモリ57の内容をディスク制御
機構60を介してディスク54に書き込む(ステージS
A8)。更に、OS61は、次のステージSA9で、前
記自動ダンプ採取エリア決定機能(ステージSA1〜S
A3)での情報をもとに、トレースされている制御デー
タ、データ転送内容をディスク54に書き込む(制御・
データエリア自動ダンプ採取機能)。
【0021】図3は、図2の前記ローカルメモリ自動ダ
ンプ採取機能の後にOS61において行われる再立ち上
げ機能を示している。OS61は、ステージSA9に続
くステージSA10で、通信制御パッケージ55にリセ
ット指示を出すと(ステージSA10)、通信制御パッ
ケージ55はそのリセット指示を検出し(ステージSB
6)、通信制御パッケージ55がそのハードウェアのリ
セットを実行する(ステージSB7)。その後、OS6
1は、通信制御パッケージ55にイニシャライズ指示を
出すと(ステージSA11)、通信制御パッケージ55
はそのイニシャライズ指示を検出し(ステージSB
8)、通信制御パッケージ55内のイニシャライズを実
行して終了時にイニシャライズ終了をOS61に通知す
る。
【0022】OS61は、イニシャライズ終了の通知を
受けると、イニシャライズが正常に終了したことを確認
し、端末53にワークステーション制御機構58を介し
て通信制御パッケージ55がダウンした事を表示し(通
報機能)(ステージSA12)、システム管理者に知ら
せる。
【0023】その後、OS61は、再立ち上げが成功し
たか否かを検出し、不成功の場合は後に述べる図4のス
テージSA17に進み、成功の場合は以下に述べるステ
ージSA14に進む。即ち、ステージSA14では、O
S61は、上述の再立ち上げ機能によって稼働状態にな
った通信制御パッケージ55に対して、通信異常検出前
の通信相手先と通信リンクを再開させるよう指示を出し
(自動再リンク機能)、通信制御パッケージ55は、指
定された相手先と通信を行う(ステージSB10)。
【0024】図4は図3のステージSA14での自動再
リンク機能の後にOS61において行われる機能を示し
ている。ステージSA14に続くステージSA15では
自動再リンク機能による通信リンク再開が成功したかど
うかをチェックし(ステージSA15)、成功ならステ
ージSA16に進み、不成功ならステージSA17に進
む。ステージSA16では、一時停止したAP62に対
して、障害が起こった箇所の通信からリトライを実行し
てAP62の実行を再開させ(自動復旧機能)、ステー
ジSA17に進む。
【0025】ステージSA17では、保守センタとリモ
ート保守契約を結んでいるシステムか否かをチェック
し、リモート保守契約を結んでいなければ、動作を終了
する。保守センタとリモート保守契約を結んでいれば、
再度ダウンか否かをチェックし(ステージSA18)、
ダウンでなければ、自動通報用通信パッケージ59に対
して保守センタに通信制御パッケージ55の異常を通知
するように指示する(自動通報機能)(ステージSA1
9)。再度ダウンの場合には、これ以上の処理続行が出
来ないため、自動通報用通信パッケージ59に対して保
守センタに通信制御パッケージ55交換の緊急指示を通
知するように指示する(リトライエラー処理機能)(ス
テージSA20)。詳しくは、OS61は、ステージS
A13において再立ち上げに失敗した時、または、ステ
ージSA18において再度ダウンした時は、これ以上の
処理続行が出来ないため、保守センタに通信制御パッケ
ージ55交換の緊急指示を通知する(ステージSA2
0)リトライエラー処理機能を行う。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、通信制
御パッケージがダウンしても、システムを停止すること
なく自動的に通信制御パッケージの再立ち上げを行い復
旧までに時間がかからないという効果がある。また、障
害調査用のメモリダンプもシステムを止めずに採取でき
るという効果がある。また、自動復旧にてシステム運用
が再開できれば、ダウンした通信制御パッケージの交換
も緊急を要さず、システム運用の都合の良い時に交換で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による通信制御パッケージの
ダウン時の制御方式の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図2】上記実施例による通信制御パッケージのダウン
時の制御方式の動作を説明するための他のフローチャー
ト。
【図3】上記実施例による通信制御パッケージのダウン
時の制御方式の動作を説明するための別のフローチャー
ト。
【図4】上記実施例による通信制御パッケージのダウン
時の制御方式の動作を説明するための更に別のフローチ
ャート。
【図5】上記実施例による通信制御パッケージのダウン
時の制御方式が適用された情報処理システムのブロック
図。
【符号の説明】
51 CPU 52 メモリ 53 端末 54 ディスク 55 通信制御パッケージ 56 ローカルCPU 57 ローカルメモリ 58 ワークステーション制御機構 59 自動通報用通信パッケージ 60 ディスク制御機構 61 OS 62 AP

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルメモリを有する通信制御パッケ
    ージと、中央処理ユニットとを有し、この中央処理ユニ
    ットの制御下で前記通信制御パッケージが通信相手先と
    の通信を行う情報処理システムにおいて、 システムメモリと、 ディスクと、 前記通信制御パッケージがダウンした時、前記通信制御
    パッケージの障害解析を行うために前記ローカルメモリ
    の内容を一旦前記システムメモリに吐き出させ、このシ
    ステムメモリに吐き出された内容を前記ディスクにダン
    プ情報として書き込む自動ダンプ採取手段と、 前記通信制御パッケージに対してリセット及びイニシャ
    ライズを実行し、前記通信制御パッケージの再立ち上げ
    を実施する再立ち上げ手段と、 前記通信制御パッケージがダウンした事を前記システム
    の管理者に知らせる通報手段とを備えたことを特徴とす
    る通信制御パッケージのダウン時の制御方式。
  2. 【請求項2】 前記ダウンした通信制御パッケージの障
    害解析を行うために、前記システムの通常運用時に、前
    通信制御パッケージと中央処理ユニットとの間に取り交
    わす制御データ及びデータ転送内容が格納されている前
    記システムメモリのどこを採取したら良いかを常にトレ
    ースしておく自動ダンプ採取エリア決定手段と、 ダンプ採取時に、前記自動ダンプ採取エリア決定手段に
    て決められた前記システムメモリのメモリエリアの制御
    データ・データ転送内容を前記ディスクに書き込む制御
    ・データエリア自動ダンプ採取手段とを、更に含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の通信制御パッケージのダ
    ウン時の制御方式。
  3. 【請求項3】 前記通信制御パッケージのダウンを検出
    して前記中央処理ユニットのアプリケーションプログラ
    ムに従う動作を一旦停止させる自動停止手段と、 前記再立ち上げ手段により前記通信制御パッケージが稼
    働状態になった場合、この通信制御パッケージを通信相
    手先との通信リンクを再開し再び前記アプリケーション
    プログラムが使える状態にする自動再リンク手段と、 この自動再リンク手段に接続され、一旦停止状態にして
    ある前記アプリケーションプログラムを再開させ、障害
    が起こった箇所の通信からリトライを実行して前記アプ
    リケーションプログラムの処理続行をさせる自動復旧手
    段とを、更に含むことを特徴とする請求項1に記載の通
    信制御パッケージのダウン時の制御方式。
  4. 【請求項4】 保守センタとリモート保守契約を結んで
    いる前記システムに対しては、前記通信制御パッケージ
    のダウンが検出されたら前記保守センタに前記通信制御
    パッケージの異常を通知する自動通報手段と、 前記自動復旧手段においても再度ダウンした場合あるい
    は自動復旧が失敗した場合は、保守センタに前記通信制
    御パッケージ交換の緊急指示を出すリトライエラー処理
    手段とを、更に含むことを特徴とする請求項3に記載の
    通信制御パッケージのダウン時の制御方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257486A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nec Corp メモリダンプ機能を備えたコンピュータシステム、プログラム及びメモリダンプの方法

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