JPH06324761A - 小型電子機器 - Google Patents

小型電子機器

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JPH06324761A
JPH06324761A JP5111857A JP11185793A JPH06324761A JP H06324761 A JPH06324761 A JP H06324761A JP 5111857 A JP5111857 A JP 5111857A JP 11185793 A JP11185793 A JP 11185793A JP H06324761 A JPH06324761 A JP H06324761A
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JP
Japan
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housing
circuit board
holder
connection terminal
electronic device
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JP5111857A
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English (en)
Inventor
Tomomi Murayama
友巳 村山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、接続端子に種々の機器を接
続した状態においても、印刷用紙の挿入を容易に行なう
ことのでき、操作性に優れた小型電子機器を提供するこ
とにある。 【構成】筐体(1)の後半部内にはサーマルプリンタ
(24)が設けられ、後面部には印刷用紙の挿入口(34)
が設けられている。筐体の一対の側面部には、複数の接
続端子が設けられている。筐体内部には、筐体の後面部
に開口した装着口を通して取り外し自在なハードディス
クドライブが配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータ等の小型電子機器、特に、プリンタを備えた小型電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型電子機器として、例えば、プ
リンタを備えたラップトップ型のパーソナルコンピュー
タが知られている。この種のコンピュータは、一般に、
矩形箱状の筐体を備えている。この筐体は、キーボード
が取り付けられた前半部と、サーマルプリンタを内蔵し
た後半部とを有し、これらの前半部と後半部との境界部
分にディスプレイユニットが回動自在に枢支されてい
る。
【0003】筐体内部には、多数の電子部品が実装され
たプリント回路基板、駆動電源、フロッピディスクドラ
イブ(以下、FDDと称する)、ハードディスクドライ
ブ(以下、HDDと称する)等が収容されている。ま
た、筐体の両側面および後面には、増幅ユニット接続端
子、通信用の接続端子、外部プリンタ接続端子、マウス
接続端子等の多数の接続端子、フロッピディスク挿入
口、HDDの脱着口等が設けられている。一方、プリン
タが筐体の後半部に内蔵されているパーソナルコンピュ
ータにおいて、印刷用紙の挿入口および排出口は筐体の
後面部に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のパーソナル
コンピュータにおいて、印刷用紙の挿入口は筐体の後面
部に設けられているため、筐体の後面に設けられている
接続端子に例えば増幅ユニットを接続した場合、増幅ユ
ニットが邪魔となって印刷用紙の挿入が困難となる。そ
のため、印刷を開始する前に、一旦増幅ユニットを筐体
から取り外す必要があり、操作が面倒となる。
【0005】この発明は以上の点に鑑みんされたもの
で、その目的は、各接続端子に種々の機器を接続した状
態においても、印刷用紙の挿入を容易に行なうことので
きる小型電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る小型電子機器は、印刷用紙の挿入部
が設けられた後面部と一対の側面部とを有する筐体と、
筐体の前半部に設けられたキーボードと、筐体の後半部
内に設けられたプリンタと、上記筐体の側面部に設けら
れた複数の接続端子と、上記筐体の後面部に開口した装
着口を通して取り外し自在に上記筐体内に配設されたハ
ードディスクドライブと、を備えている。
【0007】
【作用】上記構成の小型電子機器によれば、増幅ユニッ
ト、ケーブル等は筐体の両側面部に設けられ接続端子に
接続される。そのため、これらの増幅ユニット、ケーブ
ル等により挿入部への印刷用紙の挿入が妨げられること
がなく、容易にかつ円滑に印刷を行なうことができる。
【0008】また、筐体に後面部に装着口が設けられ、
この装着口を通してハードディスクドライブの脱着が行
なわれる。しかしながら、ハードディスクドライブの脱
着は頻度が低く、ほとんど印字の妨げとはならない。従
って、操作性の向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の一実施
例に係るパーソナルコンピュータについて詳細に説明す
る。図1および図2に示すように、パーソナルコンピュ
ータは筐体1と、筐体に回動自在に取り付けられたフラ
ットパネル型のディスプレイユニット2と、を備えてい
る。
【0010】筐体1は、平面形状がほぼ矩形の下ケース
4と、下ケース上に被された上ケース6とを有し、合成
樹脂により形成されている。図6に示すように、下ケー
ス4は、矩形状の平坦な底壁と底壁の周縁に立設された
周壁とを有し、上面の開放したほぼ皿状をなしている。
また、上ケース6は、枠状をなす前半部6aと、この前
半部よりも上方に張り出している後半部6bと、これら
前半部と後半部との境界に傾斜して位置した段差部6c
と、を有している。そして、筐体1は、右側面1a、左
側面1b,前面1c、後面1dおよびこれらに連続した
底面1e(図7参照)を有して構成されている。
【0011】図1および図6に示すように、筐体1の前
半部にはキーボードユニット8が設けられている。キー
ボードユニット8は、図示しないプリント基板およびこ
のプリント基板上に載置された多数のキー10を有するキ
ーボード本体12と、キーボード本体が載置された金属製
の補強板14と、を備えている。補強板14は、キーボード
本体12の補強、支持と同時に、キー操作に伴うスイッチ
ングノイズが筐体1内に漏洩するのを防止するシールド
板としても機能する。
【0012】キーボードユニット8は、補強板14を筐体
1の下ケース4にねじ止めすることにより筐体に固定さ
れ、キー10は上ケース6の前半部6aに形成された開口
を通して筐体1の外方に露出している。また、補強板14
上には、表示用の回路基板16が取り付けられ、この回路
基板上にはパーソナルコンピュータの作動状態を示す複
数の表示素子(LED)17が設けられている。そして、
これらの表示素子17は、上ケース6の前半部6aに形成
された複数の開口を通して外部から視認可能となってい
る。
【0013】図1、図4および図5に示すように、ディ
スプレイユニット2は上ケース6の段差部6cに回動自
在に取り付けられている。ディスプレイユニット2は偏
平なほぼ矩形状のハウジング18を備えている。ハウジン
グ18内には後述する液晶表示パネル20が収納され、この
液晶表示パネルの表示部21はハウジング18の内面に形成
された開口を通して露出している。
【0014】そして、ディスプレイユニット2は、表示
部21を見ながらキーボードユニット8を操作可能な開放
位置と、キーボードユニットを上方から覆う閉塞位置と
の間を回動自在に支持されている。図示の開放位置にお
いて、ディスプレイユニット2の内面は筐体1の上ケー
ス6の段差部6cとほぼ面一となるように形成されてい
る。また、図2および図3に示すように、閉塞位置にお
いて、ディスプレイユニット2のハウジング18の外面は
上ケース6の後半部6bの上面とほぼ面一となり、パー
ソナルコンピュータは全体として携帯に便利な偏平な矩
形箱状となる。
【0015】図2および図3に示すように、筐体1の後
半部内には、上ケース6の後半部6b上面に開口したプ
リンタ収容部22が形成され筐体の幅方向に沿って延びて
いる。そして、プリンタ収容部22内にはサーマルプリン
タ24が配設されている。サーマルプリンタは、図示しな
いガイドロッドにより筐体1の幅方向に沿って移動自在
にガイドされたキャリッジ25と、キャリッジに取り付け
られたサーマルヘッド26と、を有している。また、キャ
リッジ25にはインクリボンカセット28が脱着自在に装着
されている。キャリッジ25は、サーマルヘッド26および
リボンカセット28と共に、図示しない駆動モータにより
駆動ベルト29を介して筐体1のは幅方向に沿って往復駆
動される。
【0016】また、サーマルプリンタ24は、プリンタ収
容部22内に配設された図示しないプラテンと、送りロー
ラおよび複数のガイドローラ等を有する給紙装置とを備
え、これらは筐体1の幅方向に沿って配設されている。
【0017】上ケース6にはプリンタ収容部22を閉塞す
るプリンタカバー30が設けられている。プリンタカバー
30は、図2に示すように、プリンタ収容部22を閉塞する
閉塞位置と、図3に示すように、プリンタ収容部を開放
しサーマルプリンタ24を露出する開放位置との間を回動
自在に設けられている。閉塞位置において、プリンタカ
バー30の後端縁とプリンタ収容部22の後端縁との間の隙
間により印字用紙の排出口32が規定される。そして、プ
リンタカバー30の後端部は、排出口32から排出される印
字用紙のガイドとして作用する。
【0018】筐体1の後面1d上部には印字用紙の挿入
口34が形成されており、この挿入口は、筐体の幅方向ほ
ぼ全長に亘って延びる細長い矩形状をなしている。そし
て、筐体1の後面1dには、挿入口34を閉塞する閉塞位
置と挿入口を開放する開放位置との間を回動自在に、細
長い矩形状の閉塞カバー36が取り付けられている。図2
に示すように、開放位置において、閉塞カバー36は印字
用紙Pをサーマルプリンタ24の給紙装置に導く用紙ガイ
ドとして作用する。それにより、挿入口34から挿入され
た印字用紙Pは、給紙装置によりサーマルヘッド26と図
示しないプラテンとの間に導かれ、排出口32を通して排
出される。
【0019】なお、図2および図3において、参照符号
38は、給紙装置の送りローラに連結され手動で印字用紙
Pを送るための用紙送りノブ、参照符号40は、印字用紙
をプラテンに押しつけるための用紙押えを切換える用紙
押えレバーをそれぞれ示している。
【0020】図3に示すように、筐体1の上ケース6の
後半部6b上面には、プリンタ収容部22に隣接して電池
収容凹所42が形成されている。この電池収容凹所42に
は、メモリバックアップ用の補助電池43が収容されてい
る。通常、電池収容凹所42は、ねじ45により上ケース6
にねじ止めされたカバー44により閉塞されている。更
に、電池収容凹所43は、プリンタカバー30を閉じること
によりプリンタカバーに覆われる。そして、必要な場合
には、カバー44を取り外すことにより、補助電池43をパ
ーソナルコンピュータから容易に取り出すことができ
る。
【0021】図7に示すように、筐体1の後半部の下部
には、筐体の後面1dおよび底面1eに開口した矩形状
の凹所46が形成され、筐体の幅方向ほぼ全長に亘って延
びている。この凹所46は、通常、筐体1に脱着自在に装
着された断面L字状の細長いカバー48により閉塞されて
いる。凹所46を規定している下ケース4の水平な壁面46
aには、厚い印字用紙用の補助の挿入口50が形成され、
筐体1の幅方向に延びている。そして、厚い印字用紙を
使用する場合、印字用紙は補助の挿入口50を通して給紙
装置に挿入される。
【0022】凹所46の幅方向両端部には係合部50がぞれ
ぞれ形成されており、図8に示すように、取り外したカ
バー48を水平方向に反転した後、カバの両端部を係合部
52に係合させることができるように構成されている。そ
れにより、カバー48は、印字用紙を補助の挿入口50に挿
入する際の用紙ガイドとして作用するとともに、筐体1
の後部をチルトさせるためのチルト脚として機能する。
【0023】図6に示すように、筐体1の下ケース4内
には、多数の電子部品が実装された主回路基板54、副回
路基板55、電源56、FDD57、HDDの収容室を規定し
ているHDDハウジング58等が設けられている。
【0024】図5および図6に示すように、電源56は下
ケース4の底面に固定され、下ケースの後半部の左半部
に位置している。電源56のAC接続端子56aは、筐体1
の左側面に露出して設けられている。主回路基板54は下
ケース4の底面に立設された図示しない複数のボス上に
ねじ止めされ、下ケースの底面と平行に位置している。
また、主回路基板54は、下ケース4の前半部の左側部に
設けられ、筐体1の左側面1および前面1cに隣接して
いる。主回路基板54上には、図示しない拡張ユニットを
接続するための接続端子60および陰極線管等の外部表示
装置を接続するための接続端子61が設けられ、これらの
接続端子は筐体1の左側面1bに形成された透孔を通し
て露出している。通常、接続端子60および61は、左側面
1bに脱着自在に取り付けられたカバー60a、61aによ
りそれぞれ覆われている。
【0025】また、主回路基板54の左側部前端には印字
濃度を調整する回動ノブ62が設けられている。この回動
ノブ62は、筐体1の左側面1bに形成された透孔を通し
て外方に突出し、筐体の外部から操作可能となってい
る。更に、主回路基板54と下ケース4の底壁との間には
カード収容部63が形成されている。カード収容部63の挿
入口は筐体1の前面1cに開口しており、通常、カバー
63aによって閉じられている。
【0026】HDDハウジング58は、その一端部が下ケ
ース4の後部壁に嵌合され、他端部が下ケースの底面に
立設されたボスにねじ止めされている。そして、HDD
ハウジング58は電源56に隣接して下ケース4の後半部に
配置されているとともに、このHDDハウジングにより
規定されたHDD収容室は、後述するように、筐体1の
後面部に開口している。
【0027】図4および図6に示すように、FDD57は
下ケース4の底面にねじ止めされ、下ケース前半部の右
側部に配置されている。そして、FDD57のディスク挿
入口57aは、筐体1の右側面1aに形成されている。
【0028】副回路基板55は、下ケース4の底面に立設
された図示しないボスにねじ止めされ、下ケースの底面
と平行に位置している。そして、副回路基板55は、下ケ
ース4の後半部において、HDDハウジング58と下ケー
スの右側壁との間に配置されている。また、副回路基板
55上には、マウスを接続するための接続端子65、通信用
の接続端子66、外部プリンタあるいは外部FDDを接続
するための接続端子67、およびサーマルプリンタ24に印
字用紙を自動給紙する自動給紙装置を接続するための接
続端子68が設けられている。これらの接続端子65ないし
68は、筐体1の右側面1aに形成された透孔を通して外
部に露出しているとともに、通常、筐体1の右側面に回
動自在に取り付けられたカバー69(図1参照)により覆
われている。
【0029】図6に示すように、下ケース4には、FD
D57と下ケースの前壁との間に位置したオプション部品
の収容部64が形成されている。収容部64の挿入口は下ケ
ース4の前壁に開口しており、通常、カバー64aにより
閉塞されている。
【0030】なお、図1および図4において、参照符号
70は、筐体1の右側面後部に形成された透孔を閉塞した
脱着自在なカバーを示している。そして、大きな印字用
紙に印字する際、カバー70を取り外して透孔を開放する
ことにより、サーマルプリンタ24のキャリッジ25はこの
透孔を通して筐体1の外方まで移動することが可能とな
る。
【0031】図6および図9に示すように、主回路基板
54は、副回路基板55よりも僅かに高い位置に、つまり、
下ケース4の底面から副回路基板よりも多く離間して配
設されている。そして、主回路基板54および副回路基板
55は接続ボード72により互いに電気的に接続されてい
る。
【0032】詳細には、主回路基板54の端部には第1の
接続端子74が固定され、主回路基板に隣接した副回路基
板55の端部には第2の接続端子75が固定されている。接
続ボード72は、プリント回路基板73と、このプリント回
路基板に取り付けられた第3および第4の接続端子76、
77とを有している。そして、第3の接続端子76は主回路
基板54の第1の接続端子74に接続され、これらの接続端
子により第1のスッタイキングコネクタを構成してい
る。また、第4の接続端子77は副回路基板55の第2の接
続端子75に接続され、これらの接続端子により第2のス
ッタキングコネクタを構成している。また、接続ボード
72は、第3、第4の接続端子76 77 を第1、第2の接続
端子74 75 にそれぞれ接続した状態で、下ケース4の底
面に立設された一対のポスト78にねじ止めされている。
【0033】このような接続ボード72を用いることによ
り、高さの異なる2枚の回路基板54、55を容易にかつ確
実に接続することができる。また、接続ボード72の上面
には、サーマルプリンタのスタート/停止スイッチ80お
よびリセットスイッチ81、並びに、サーマルプリンタの
動作状態を示す一対の表示素子(LED)82が設けられ
ている。スイッチ80 81 は、キーボードユニット8の補
強板14に形成された透孔83を通り、上ケース6に設けら
れた操作ボタン84 85 に当接している。また、表示素子
82は、補強板14に形成された透孔86および上ケース6に
形成された透孔87を通して視認可能となっている。
【0034】一方、図7および図10ないし図12に示
すように、HDDの収容室88は筐体1の後面部、特に、
筐体の後部に形成された凹所46を規定している垂直壁46
bおよび筐体1の底面1eに開口し、HDDの装着口88
aを形成している。そして、収容室88内にはHDD90が
収容され、装着口88aを通して装着および取出し自在と
なっている。HDD90の装着口88a側の端にはHDDホ
ルダ92が取付けられ、このHDDホルダは装着口に嵌合
されて装着口を閉塞しているとともに、HDDを収容室
88内の所定位置に保持している。
【0035】HDDホルダ92は、HDD90に脱着自在に
取り付けられたホルダ本体93と、ホルダ本体に対して摺
動自在に取り付けられているとともに装着口88aに脱着
自在に嵌合されたホルダカバー94と、を備えている。
【0036】ホルダ本体93は、矩形状の板部95と、板部
の両端からHDD90に向かって延出した一対の接続アー
ム96と、を有し、これらの接続アームがHDDの両側面
に形成された装着溝97に摺動自在に嵌合されている。各
接続アーム96にはHDD90の長手方向に延びる長孔96a
が形成され、この長孔には装着溝97の底面に設けられた
ガイドローラ98が挿通されている。それにより、ホルダ
本体95は、HDD90に脱可能に、かつ、HDDの長手方
向に沿って長孔96aの長さ分だけ摺動自在に取り付けら
れている。また、板部95の表面中央部には、突起からな
るストッパ99が形成されている。
【0037】ホルダカバー94は矩形板状に形成され、そ
の下端部はHDD90側に向かってほぼ直角に折曲げられ
ている。ホルダカバー94のホルダ本体93と対向する面に
は、垂直方向、つまり、HDD90の長手方向と直交する
方向に延びる一対のガイド溝110 が形成されている。そ
して、これらのガイド溝110 にホルダ本体93の板部95の
両端部に形成されたガイド凸部112 が摺動自在に挿入さ
れている。それにより、ホルダカバー94は、ホルダ本体
93に対して、HDD90の長手方向と直交する方向へ摺動
自在であるとともに、その摺動量およびホルダ本体から
の抜けがストッパ99により規制されている。
【0038】また、ホルダカバー94は、HDDの装着口
88aとほぼ等しい形状に形成されているとともに、上端
から突出した係止爪114 を有している。そして、下ケー
ス4に形成されて挿入口88aに開口した係止孔116 に係
止爪114 を下から係合させることにより、ホルダカバー
94は下ケース4に嵌合されて装着口88aを閉塞する。
【0039】HDD90を収容室88から取り出す場合、図
11に矢印Aで示すように、まず、ホルダカバー94を下
方へ摺動させ、係止爪114 と係止孔116 との係合を解除
するとともに、ホルダカバーの下端部を下ケース4の底
面1eから突出させる。続いて、図12に示すように、
突出しているホルダカバー94の下端部を取っ手として利
用して、つまり、突出した下端部に指を引っ掛けて、H
DDホルダ92と共にHDD90を矢印B方向へ引き出す。
それにより、装着口88aを通して、HDD90を筐体1か
ら取り出すことができる。
【0040】HDD90を収容室88に装着する場合、上記
手順と逆に、装着口88aからHDD90を挿入した後、ホ
ルダカバー94を上方へ摺動させて係止爪114 を係止孔11
6 に係合させる。それにより、ホルダカバー94は装着口
88aに嵌合されて装着口を閉塞し、HDD90は収容室88
内の所定の位置に保持される。この状態において、ホル
ダカバー94の表面は、凹所46の垂直壁46b表面および下
ケース4の底面1eと面一となる。
【0041】図1、図13および図14に示すように、
ディスプレイユニット2のハウジング18は、ほぼ矩形皿
状の外ケース120 と、外ケースに嵌合された板状の内カ
バー122 と、を有している。ハウジング18内には、矩形
の液晶表示パネル20が収容され外ケース120 にねじ止め
されている。また、ハウジング18内には、液晶表示パネ
ル20の駆動回路124 およびインバータ回路126 が収容さ
れている。そして、内カバー122 には、液晶表示パネル
20の表示部21を露出する矩形の開口128 が形成されてい
る。
【0042】ハウジング18の外ケース120 は、ヒンジ13
0 および軸ホルダ132 により、筐体1の上ケース6の段
差部6cに回動自在に取り付けられている。ヒンジ130
は外ケース120 の内面に立設された図示しないボスにね
じ止めされているとともに、上ケース6の段差部6c内
に延出した支持軸134 を有している。そして、支持軸13
4 には図示しないシャフトロック機構が設けられ、ハウ
ジング18を任意の回動位置に保持可能となっている。
【0043】軸ホルダ134 は、円筒形状の本体136 と本
体から相反する方向へ延出した一対のアーム部138 、14
0 を有し、合成樹脂により一体に形成されている。本体
136は、上ケース6の段差部6cから突出した円筒形状
の支持軸142 の外周に回動自在に嵌合されている。ま
た、アーム部138 および140 の先端部は、外ケース120
の内面に立設されたボスにそれぞれねじ止めされてい
る。
【0044】アーム部138 には、アーム部の延出方向に
沿って延びる溝部144 が形成され、本体136 の内孔に開
口している。また、支持軸142 の内孔には接続ケーブル
146が挿通されており、この接続ケーブルの一端部は筐
体1内に配設された主回路基板54に接続され、他端部は
本体136 の内孔、アーム部138 の溝部144 を通って上方
へ引き出されハウジング18内に導入されている。そし
て、接続ケーブル146 の一部は液晶表示パネル20に接続
され、残りは液晶表示パネルと外ケース120 との間を通
りインバータ回路126 に接続されている。
【0045】以上のように構成されたパーソナルコンピ
ュータによれば、通信用、マウス接続用、増幅ユニット
接続用等の種々の接続端子、およびカード挿入口、オプ
ション部品挿入口等は、全て、筐体1の左右の側面およ
び前面に設けられている。そして、筐体1の後面部に
は、比較的脱着頻度の少ないHDD90の装着口88aのみ
が設けられている。そのため、筐体1の後半部に設けら
れたサーマルプリンタ24を用いて印字を行なう際、種々
の接続端子に種々のケーブル、増幅ユニット等が接続さ
れている場合でも、挿入口34、50への印字用紙の挿入が
これらのケーブル、増幅ユニット等によって妨害される
ことがなく、印字操作を容易に行なうことができる。そ
して、印字時に、ケーブル、増幅ユニット等を外す必要
がないことから、操作性の向上を図ることができる。
【0046】また、HDD90に装着されているHDDホ
ルダ92のホルダカバー94は、HDDの装着口88aを閉塞
する閉塞位置と、下端部が筐体1の底面1eから突出す
る解除位置との間を移動可能に設けられている。そのた
め、HDDの収容室88からHDD90を取り出す際、ホル
ダカバー94の下端部を指を引っ掛けるための取っ手とし
て使用することができ、HDDの脱着操作を容易に行な
うことが可能となる。
【0047】ディスプレイユニット2を筐体1に回動自
在に支持している軸ホルダ134 は、円筒形状の本体136
と本体から延出したアーム部138 とを有し、アーム部に
は接続ケーブル146 を通すための溝部144 が形成されて
いる。そのため、液晶表示パネル20の大型化に伴い液晶
表示パネルを軸ホルダ134 の近傍に配置した場合でも、
溝部144 を通して接続ケーブルを液晶表示パネルの側縁
とほぼ平行な方向へ引き出すことができ、ハウジング18
内における接続ケーブルの引き回しが容易となる。その
結果、ハウジング18内における実装スペースの拡大、液
晶表示パネルの大型化が容易となる。
【0048】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、この発明は、パーソナルコンピュータに限
らず、ワードプロセッサ等の他の小型電子機器に適用し
てもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、各接続端子に種々の機器を接続した状態において
も、印刷用紙の挿入を容易に行なうことのでき、操作性
に優れた小型電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るパーソナルコンピュ
ータを正面から見た状態におけるの斜視図。
【図2】上記パーソナルコンピュータを背面側から見た
状態における斜視図。
【図3】プリンタカバーを開けた状態における上記パー
ソナルコンピュータを背面側から見た斜視図。
【図4】上記パーソナルコンピュータの右側面図。
【図5】上記パーソナルコンピュータの左側面図。
【図6】上ケースおよびサーマルプリンタを取り外した
状態における上記パーソナルコンピュータの内部構造お
よびキーボードユニットを示す斜視図。
【図7】上記パーソナルコンピュータの後端下部を示す
斜視図。
【図8】取り外したカバーを用紙ガイドおよびチルト脚
として使用した状態における上記パーナルコンピュータ
の後端下部を示す斜視図。
【図9】上記パーソナルコンピュータの回路基板および
接続ボードを示す分解斜視図。
【図10】HDDおよびHDDホルダを示す分解斜視
図。
【図11】HDDホルダのホルダカバーを開放位置に移
動させた状態を示す斜視図。
【図12】HDDホルダおよびHDDを筐体から引き出
した状態を示す斜視図。
【図13】内カバーを取り外した状態におけるディスプ
レイユニットの正面図。
【図14】ディスプレイユニットの軸ホルダ回りを示す
斜視図。
【符号の説明】
1…筐体、2…ディスプレイユニット、4…下ケース、
6…上ケース、8…キーボードユニット、24…サーマル
プリンタ、32…排出口、34…挿入口、54…主回路基板、
55…副回路基板、72…接続ボード、90…ハードディスク
ドライブ、92…HDDホルダ、94…ホルダカバー、134
…軸ホルダ、144 …溝部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙の挿入部が設けられた後面部と
    一対の側面部とを有する筐体と、 筐体の前半部に設けられたキーボードと、 筐体の後半部内に設けられたプリンタと、 上記筐体の側面部に設けられた複数の接続端子と、 上記筐体の後面部に開口した装着口を通して取り外し自
    在に上記筐体内に配設されたハードディスクドライブ
    と、を備えたことを特徴とする小型電子機器。
  2. 【請求項2】 底面および上記底面に連続した周面を有
    する筐体と、 上記筐体の周面および低面に亘って開口した装着口を通
    して脱着自在に上記筐体内に配設されたハードディスク
    ドライブと、 上記ハードディスクドライブに取付けられ上記ハードデ
    ィスクドライブを上記筐体に装着および上記筐体から取
    り出すためのホルダと、を備え、 上記ホルダは、上記ハードディスクドライブに取り外し
    自在に装着されたホルダ本体と、上記ホルダ本体に、上
    記装着口に嵌合して装着口を閉塞する閉塞位置と指を引
    っかけ可能に上記筐体の底面から突出する解除位置との
    間を移動自在に取り付けられたホルダカバーと、を有し
    ていることを特徴とする小型電子機器。
  3. 【請求項3】 筐体と、 表示ユニットと、 上記筐体から突出した円筒状の支持部と、上記支持部に
    回動自在に装着された軸ホルダと、を有し上記表示ユニ
    ットを回動自在に上記筐体上に支持した支持手段と、を
    備え、 上記軸ホルダは、上記支持部が挿通されたほぼ円筒状の
    本体と、本体から延出し上記表示ユニットに固定された
    アーム部と、上記アーム部に形成され、上記支持部内お
    よび本体内を通って上記筐体から表示ユニット内へ延び
    る配線を通す溝部と、を備えていることを特徴とする小
    型電子機器。
  4. 【請求項4】 底面を有する筐体と、 上記筐体の底面上に載置された主回路基板と、 上記筐体の底面上に載置された副回路基板と、 上記主回路基板と副回路基板とを接続する接続手段と、
    を備え、 上記接続手段は、上記主回路基板に設けられた第1の接
    続端子と、上記副回路基板に設けられた第2の接続端子
    と、上記主回路基板および副回路基板と対向して設けら
    れているとともに、上記第1の接続端子に嵌合した第3
    の接続端子および上記第2の接続端子に嵌合した第4の
    接続端子を有する接続ボードと、を備えていることを特
    徴とする小型電子機器。
  5. 【請求項5】 上記接続ボード上に表示素子および操作
    スイッチが設けられていることを特徴とする請求項4に
    記載の小型電子機器。
  6. 【請求項6】 上記主回路基板と対向して上記筐体の前
    半部に設けられたキーボードユニットを備え、上記キー
    ボードユニットは、上記主回路基板と対向したシールド
    板と、上記シールド板上に載置された多数のキーと、を
    有し、上記シールド板上には複数の表示素子が載置され
    た表示用の回路基板が設けられていることを特徴とする
    請求項4に記載の小型電子機器。
JP5111857A 1993-05-13 1993-05-13 小型電子機器 Pending JPH06324761A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312329A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp 折畳み式携帯通信機器
JP2007312172A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Sharp Corp 折畳み式携帯通信機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312172A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Sharp Corp 折畳み式携帯通信機器
JP2007312329A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp 折畳み式携帯通信機器

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