JPH06324628A - 価格表示器取付装置 - Google Patents
価格表示器取付装置Info
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- JPH06324628A JPH06324628A JP5120456A JP12045693A JPH06324628A JP H06324628 A JPH06324628 A JP H06324628A JP 5120456 A JP5120456 A JP 5120456A JP 12045693 A JP12045693 A JP 12045693A JP H06324628 A JPH06324628 A JP H06324628A
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- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
- G09F3/08—Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself
- G09F3/18—Casings, frames or enclosures for labels
- G09F3/20—Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 価格表示器３を商品陳列棚に取り付ける際
に、取り付けが容易でありかつ価格表示器３の取付角度
を各種選定できるようにした価格表示器取付装置を提供
する。 【構成】 長さの異なる取付脚部５、６と角度の異なる
各種スリット８を有する係合部７とを有する棚取付部材
１と、前記スリット８に係合する突起１０を有する接続
部９と価格表示器を取り付ける取付部とを有する表示器
取付部材２とからなり、前記取付脚部５、６と装着する
スリット８の位置との組合せにより価格表示器３の陳列
棚への取付角度を選択可能にした。
に、取り付けが容易でありかつ価格表示器３の取付角度
を各種選定できるようにした価格表示器取付装置を提供
する。 【構成】 長さの異なる取付脚部５、６と角度の異なる
各種スリット８を有する係合部７とを有する棚取付部材
１と、前記スリット８に係合する突起１０を有する接続
部９と価格表示器を取り付ける取付部とを有する表示器
取付部材２とからなり、前記取付脚部５、６と装着する
スリット８の位置との組合せにより価格表示器３の陳列
棚への取付角度を選択可能にした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、商品価格を電気的に
表示する価格表示システムにおいて、価格表示器を商品
陳列棚に取り付けるための価格表示器取付装置に関す
る。
表示する価格表示システムにおいて、価格表示器を商品
陳列棚に取り付けるための価格表示器取付装置に関す
る。
【０００２】
【従来技術】価格表示システムは、価格表示器を各商品
陳列棚に各商品種類の数だけ配置し、各価格表示器に個
別商品毎の商品価格を表示するようにしたシステムであ
る。表示内容（価格等）は中央コンピュータで制御さ
れ、必要に応じて即座に変更可能である。このような価
格表示システムにおいては、通常、視野角が狭い液晶表
示器が使用されるため、価格表示器を顧客の見やすい角
度で設置する必要がある。そのため、上下の長さが異な
る取付脚を有する価格表示器を、必要に応じて上下反転
させて商品陳列棚に取り付けるよう構成して、取付角度
を２種類選べるようにした先行技術がある。
陳列棚に各商品種類の数だけ配置し、各価格表示器に個
別商品毎の商品価格を表示するようにしたシステムであ
る。表示内容（価格等）は中央コンピュータで制御さ
れ、必要に応じて即座に変更可能である。このような価
格表示システムにおいては、通常、視野角が狭い液晶表
示器が使用されるため、価格表示器を顧客の見やすい角
度で設置する必要がある。そのため、上下の長さが異な
る取付脚を有する価格表示器を、必要に応じて上下反転
させて商品陳列棚に取り付けるよう構成して、取付角度
を２種類選べるようにした先行技術がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし価格表示システ
ムの中には、価格表示器とのデータの通信を無線により
行うシステムもある。このような無線通信のシステムで
は、データ送受信のために価格表示器をデータ送受信器
に対して一定の角度で設置しなけらばならないという要
請と価格を顧客に見やすく表示するという２つの要請が
ある。上記先行技術は２種類の角度を選定可能である
が、上述の理由で無線通信方式の場合にはより多くの取
付角度を選択できることが必要がある。
ムの中には、価格表示器とのデータの通信を無線により
行うシステムもある。このような無線通信のシステムで
は、データ送受信のために価格表示器をデータ送受信器
に対して一定の角度で設置しなけらばならないという要
請と価格を顧客に見やすく表示するという２つの要請が
ある。上記先行技術は２種類の角度を選定可能である
が、上述の理由で無線通信方式の場合にはより多くの取
付角度を選択できることが必要がある。
【０００４】さらに、価格表示器は顧客に商品価格を提
示するものであるから、価格表示器で表示している価格
と商品の位置が対応していなければならない。従って顧
客が勝手に価格表示器を取り外したり、位置を変更した
りできないようにするため、簡単に取り外せないように
しなければならない。他方、大型店舗では取扱い商品項
目の数が多く、価格表示器を数万個設置する場合もある
ため、価格表示器の設置は容易でなければならない。
示するものであるから、価格表示器で表示している価格
と商品の位置が対応していなければならない。従って顧
客が勝手に価格表示器を取り外したり、位置を変更した
りできないようにするため、簡単に取り外せないように
しなければならない。他方、大型店舗では取扱い商品項
目の数が多く、価格表示器を数万個設置する場合もある
ため、価格表示器の設置は容易でなければならない。
【０００５】この発明は、商品陳列棚への取付は容易で
あるが顧客は取り外せないようにした価格表示器の取付
装置を提供することを目的とする。この発明はさらに、
取付角度の自由度を増大させるとともに、取付角度の選
定が容易であり、かつ取付後は顧客による取付角度の変
更ができないようにした価格表示器取付装置を提供する
ものである。
あるが顧客は取り外せないようにした価格表示器の取付
装置を提供することを目的とする。この発明はさらに、
取付角度の自由度を増大させるとともに、取付角度の選
定が容易であり、かつ取付後は顧客による取付角度の変
更ができないようにした価格表示器取付装置を提供する
ものである。
【０００６】
【課題を達成するための手段】本願発明は、価格表示器
を商品陳列棚に取り付ける価格表示器取付装置を、上下
一対の取付脚と角度の異なる複数のスリットを有する係
合部と前記取付脚を商品陳列棚に固定する固定部とを有
する棚取付部材と、前記棚取付部材の前記スリットに係
合する係合突起を有する接続部と価格表示器を固定する
価格表示器取付部とを有しており前記係合突起を前記棚
取付部材の前記複数のスリットの何れかに装着すること
により前記棚取付部材に接続固定される表示器取付部材
とから成り、前記棚取付部材の前記複数のスリットの中
から前記表示器取付部材の前記係合突起を装着するスリ
ットを選択することにより、前記商品陳列棚に取り付け
る価格表示器の仰角を選択するよう構成して上記目的を
達成した。さらに本願発明は、前記上下一対の取付脚の
長さを変え、前記棚取付部材を上下反転して取付可能に
構成することにより、上記目的を達成した。また、上記
表示器取付装置の代わりに、前記棚取付部材に取り付け
るレール取付部材と、該レール取付部材に取付られて複
数の価格表示器が取付可能な取付レールとを設けること
により、上記目的を達成した。
を商品陳列棚に取り付ける価格表示器取付装置を、上下
一対の取付脚と角度の異なる複数のスリットを有する係
合部と前記取付脚を商品陳列棚に固定する固定部とを有
する棚取付部材と、前記棚取付部材の前記スリットに係
合する係合突起を有する接続部と価格表示器を固定する
価格表示器取付部とを有しており前記係合突起を前記棚
取付部材の前記複数のスリットの何れかに装着すること
により前記棚取付部材に接続固定される表示器取付部材
とから成り、前記棚取付部材の前記複数のスリットの中
から前記表示器取付部材の前記係合突起を装着するスリ
ットを選択することにより、前記商品陳列棚に取り付け
る価格表示器の仰角を選択するよう構成して上記目的を
達成した。さらに本願発明は、前記上下一対の取付脚の
長さを変え、前記棚取付部材を上下反転して取付可能に
構成することにより、上記目的を達成した。また、上記
表示器取付装置の代わりに、前記棚取付部材に取り付け
るレール取付部材と、該レール取付部材に取付られて複
数の価格表示器が取付可能な取付レールとを設けること
により、上記目的を達成した。
【０００７】
【作用】本発明は、角度の異なるスリットに前記表示器
取付部の突起を選択的に取付可能に構成して、種々の角
度で価格表示器を取り付けることを可能にした。さらに
本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取付
脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付でき
るように構成したことにより、各スリット位置に対して
２つの取付角度を選ぶことができるようになった。この
ため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことがで
きる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とした
ことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にする
ことが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取り
付けることが可能な取付レールを使用することにより、
価格表示器の取付はより容易になる。また、取付レール
を用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦にな
る。これにより商品の陳列及び商品の取り出しが容易に
なる。
取付部の突起を選択的に取付可能に構成して、種々の角
度で価格表示器を取り付けることを可能にした。さらに
本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取付
脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付でき
るように構成したことにより、各スリット位置に対して
２つの取付角度を選ぶことができるようになった。この
ため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことがで
きる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とした
ことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にする
ことが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取り
付けることが可能な取付レールを使用することにより、
価格表示器の取付はより容易になる。また、取付レール
を用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦にな
る。これにより商品の陳列及び商品の取り出しが容易に
なる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
１に本発明の実施例を示す。図中、１は棚取付部材、２
は表示器取付部材、３は価格表示器を示す。４は商品陳
列棚の前端部分（フロントエンド）を拡大して示してい
る。まず商品陳列棚の前端部４に棚取付部材１を接続す
る。次に棚取付部材の上に表示器取付部材２を取り付け
る。その後価格表示器を表示器取付部材に装着して価格
表示器が商品陳列棚に固定される。図２に、陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を取り付けた状
態を示す。陳列棚６０の陳列台６２には本願発明の第１
の実施例の取付装置を用いて取り付けた状態を示し、陳
列台６４には後述する第２の実施例を用いて取り付けた
状態を示している。
１に本発明の実施例を示す。図中、１は棚取付部材、２
は表示器取付部材、３は価格表示器を示す。４は商品陳
列棚の前端部分（フロントエンド）を拡大して示してい
る。まず商品陳列棚の前端部４に棚取付部材１を接続す
る。次に棚取付部材の上に表示器取付部材２を取り付け
る。その後価格表示器を表示器取付部材に装着して価格
表示器が商品陳列棚に固定される。図２に、陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を取り付けた状
態を示す。陳列棚６０の陳列台６２には本願発明の第１
の実施例の取付装置を用いて取り付けた状態を示し、陳
列台６４には後述する第２の実施例を用いて取り付けた
状態を示している。
【０００９】図３と図４を用いて、棚取付部材１と表示
器取付部材２の構造を説明する。図３は、棚取付部材１
と表示器取付部材２を接続した状態を示す拡大斜視図で
ある。図４は棚取付部材１と表示器取付部材２とを分離
した状態を示す拡大斜視図である。棚取付部材１は、長
さの異なる２つの取付脚部５、６と、表示器取付部材２
を取り付けるための２つの係合部７を有している。各係
合部７にはそれぞれ４つのスリット８が設けられてい
る。各係合部のスリットは、平行に伸びる上下の２つの
スリットが対となって表示器取付部材の突起と係合し、
４つのスリットで角度の異なる２組の対のスリット８
ａ，８ｂを構成している。この実施例では各係合部に２
組（４個）のスリットを示したが、スリットを６個また
はそれ以上設けてもよい。棚取付部材１はさらに、脚部
５、６を陳列棚の前端部４に固定するための固定部１１
を有している。固定部１１は雄ネジ部１２とネジガイド
部１３と一方の脚部に設けられた雌ネジ孔１４とから構
成される。取付脚部５、６を棚の前端部に配置した後、
固定部の雄ネジ部１２をねじ込む。これにより雄ネジ部
の先端が脚部６を押して脚５、６の間隔が広がり、取付
脚部５、６の先端が陳列棚の前端部の両エッジ１５ａ、
１５ｂに固定される。取付脚部５、６は陳列棚の陳列台
に対してどちらを上にして取り付けてもよい。
器取付部材２の構造を説明する。図３は、棚取付部材１
と表示器取付部材２を接続した状態を示す拡大斜視図で
ある。図４は棚取付部材１と表示器取付部材２とを分離
した状態を示す拡大斜視図である。棚取付部材１は、長
さの異なる２つの取付脚部５、６と、表示器取付部材２
を取り付けるための２つの係合部７を有している。各係
合部７にはそれぞれ４つのスリット８が設けられてい
る。各係合部のスリットは、平行に伸びる上下の２つの
スリットが対となって表示器取付部材の突起と係合し、
４つのスリットで角度の異なる２組の対のスリット８
ａ，８ｂを構成している。この実施例では各係合部に２
組（４個）のスリットを示したが、スリットを６個また
はそれ以上設けてもよい。棚取付部材１はさらに、脚部
５、６を陳列棚の前端部４に固定するための固定部１１
を有している。固定部１１は雄ネジ部１２とネジガイド
部１３と一方の脚部に設けられた雌ネジ孔１４とから構
成される。取付脚部５、６を棚の前端部に配置した後、
固定部の雄ネジ部１２をねじ込む。これにより雄ネジ部
の先端が脚部６を押して脚５、６の間隔が広がり、取付
脚部５、６の先端が陳列棚の前端部の両エッジ１５ａ、
１５ｂに固定される。取付脚部５、６は陳列棚の陳列台
に対してどちらを上にして取り付けてもよい。
【００１０】表示器取付部材２は、前述の棚取付部材１
の２つの係合部に対応する２つの接続部９を有する。各
接続部９は棚取付部材１の係合部のスリットの対８ａま
たは８ｂに装着可能な２つの突起１０を有している。各
突起１０は、斜めの形状となっており、棚取付部材１に
対して表示器取付装置２を後ろから押し込んだときに左
右２つの係合部７のスリット８ａまたは８ｂに対して容
易に装着できるようになっている。接続部９が左右方向
に弾性を有するため、装着の際は、徐々に左右に広がっ
た後突起部がスリットに係合する。そのため、取り付け
ることは簡単であるが、一旦取り付けたら容易に取り外
すことはできない。これは顧客が勝手に価格表示器の位
置を移動させることを防止するために必要な機能であ
る。表示器取付部材と棚取付部材の分離は、図５に示す
ような取り外し工具１６を用いて行う。接続部の突起１
０が斜めの形状となっているので、図５に示すように、
取り外し工具１６の板状部材１７を棚取付部の係合部と
表示器取付部の接続部の間に押圧挿入することができ
る。これにより接続部９は左右に広がり、両者を分離す
ることができる。
の２つの係合部に対応する２つの接続部９を有する。各
接続部９は棚取付部材１の係合部のスリットの対８ａま
たは８ｂに装着可能な２つの突起１０を有している。各
突起１０は、斜めの形状となっており、棚取付部材１に
対して表示器取付装置２を後ろから押し込んだときに左
右２つの係合部７のスリット８ａまたは８ｂに対して容
易に装着できるようになっている。接続部９が左右方向
に弾性を有するため、装着の際は、徐々に左右に広がっ
た後突起部がスリットに係合する。そのため、取り付け
ることは簡単であるが、一旦取り付けたら容易に取り外
すことはできない。これは顧客が勝手に価格表示器の位
置を移動させることを防止するために必要な機能であ
る。表示器取付部材と棚取付部材の分離は、図５に示す
ような取り外し工具１６を用いて行う。接続部の突起１
０が斜めの形状となっているので、図５に示すように、
取り外し工具１６の板状部材１７を棚取付部の係合部と
表示器取付部の接続部の間に押圧挿入することができ
る。これにより接続部９は左右に広がり、両者を分離す
ることができる。
【００１１】価格表示器の取付けについて説明する。図
１からわかるように、表示器取付部材２は上部に２つの
係合孔１８を、下部にラッチ穴１９を有している。一方
価格表示器３には、上部に２つの突出部２０と、下部に
２つのラッチ部材２１を有している。価格表示部の突出
部２０を表示器取付部材の係合孔１８に係合させた状態
で、弾性を有するラッチ部材２１を押込んだ状態で、価
格表示器をラッチ部材２１がラッチ穴１９に係合するま
で挿入することにより価格表示器の取付を完了する。
尚、ラッチ穴１９は顧客がラッチ部材の爪部を押し込み
価格表示器を外すことができないように、窪み状になっ
ており貫通孔ではない
１からわかるように、表示器取付部材２は上部に２つの
係合孔１８を、下部にラッチ穴１９を有している。一方
価格表示器３には、上部に２つの突出部２０と、下部に
２つのラッチ部材２１を有している。価格表示部の突出
部２０を表示器取付部材の係合孔１８に係合させた状態
で、弾性を有するラッチ部材２１を押込んだ状態で、価
格表示器をラッチ部材２１がラッチ穴１９に係合するま
で挿入することにより価格表示器の取付を完了する。
尚、ラッチ穴１９は顧客がラッチ部材の爪部を押し込み
価格表示器を外すことができないように、窪み状になっ
ており貫通孔ではない
【００１２】次に図６を用いて、本発明の第２の実施例
について説明する。図１と図６とを比較するとわかるよ
うに、第２の実施例は第１の実施例とほぼ同じ構成であ
る。異なるのは、表示器取付部材２の代わりにレール取
付部材３０と表示器取付レール３２を設けたことであ
る。第２の実施例の取付装置を用いた陳列棚の外観は、
図２の陳列台６４に示されている。これからわかるよう
に、表示器取付レール３２は複数の価格表示器を取付可
能な装着用アタッチメントである。
について説明する。図１と図６とを比較するとわかるよ
うに、第２の実施例は第１の実施例とほぼ同じ構成であ
る。異なるのは、表示器取付部材２の代わりにレール取
付部材３０と表示器取付レール３２を設けたことであ
る。第２の実施例の取付装置を用いた陳列棚の外観は、
図２の陳列台６４に示されている。これからわかるよう
に、表示器取付レール３２は複数の価格表示器を取付可
能な装着用アタッチメントである。
【００１３】レール取付部材３０は表示器取付部材２と
ほぼ同様の構成である。特に、棚取付部材１に取り付け
るための接続部３６は、第１の実施例の表示器取付部材
の接続部９と全く同じでよい。レール３２を保持する上
部ガイド３８及び下部ガイド４０は弾性力を有してお
り、レール３２の装着後レールを保持する。取り付けら
れたレール３２は、レール取付部材３０の下部ガイド４
０の段差４２とレール３２の係合段差４４とにより取り
外しができなくなる。レール取付部材３０は、レール３
２の両端部及びその間に必要な数だけ設けられる。その
数はレール３２の長さによって異なる。
ほぼ同様の構成である。特に、棚取付部材１に取り付け
るための接続部３６は、第１の実施例の表示器取付部材
の接続部９と全く同じでよい。レール３２を保持する上
部ガイド３８及び下部ガイド４０は弾性力を有してお
り、レール３２の装着後レールを保持する。取り付けら
れたレール３２は、レール取付部材３０の下部ガイド４
０の段差４２とレール３２の係合段差４４とにより取り
外しができなくなる。レール取付部材３０は、レール３
２の両端部及びその間に必要な数だけ設けられる。その
数はレール３２の長さによって異なる。
【００１４】価格表示器３の取付について説明する。レ
ール３２の上部固定ガイド４６と下部固定ガイド４８は
弾性力を有しており、価格表示器の装着時上下に広が
る。価格表示器３が奥まで装着されると、価格表示器３
の上部突出部２０がレール３２の上部係合溝５０と係合
し、ラッチ部材２１が下部係合溝５２と係合する。これ
によりレール３２状の好きな位置に価格表示器３を取付
可能になる。価格表示器３の取外しは、板状の価格表示
器取り外し工具（図示せず）を、価格表示器のラッチ部
材２１の下部の穴５４に挿入することにより行う。これ
によりラッチ部材２１が上に押し上げられ、ラッチ状態
が解除される。
ール３２の上部固定ガイド４６と下部固定ガイド４８は
弾性力を有しており、価格表示器の装着時上下に広が
る。価格表示器３が奥まで装着されると、価格表示器３
の上部突出部２０がレール３２の上部係合溝５０と係合
し、ラッチ部材２１が下部係合溝５２と係合する。これ
によりレール３２状の好きな位置に価格表示器３を取付
可能になる。価格表示器３の取外しは、板状の価格表示
器取り外し工具（図示せず）を、価格表示器のラッチ部
材２１の下部の穴５４に挿入することにより行う。これ
によりラッチ部材２１が上に押し上げられ、ラッチ状態
が解除される。
【００１５】図７は本発明の第１の実施例に係る取付装
置を用いて価格表示器を取り付けた場合の取付角度を示
す側面図である。図７（Ａ）は短い取付脚５を上にして
棚取付部材１を陳列棚に取り付けた状態で、係合部のス
リットを変えた場合を示しており、図７（Ｂ）は長い取
付脚６を上にして取り付けた場合を示す。このように４
種類の角度が選択可能である。図８は第２の実施例を用
いた場合の側面図である。選択可能な取付角度は第１の
実施例と同じであるので、短い取付脚を上にして取り付
けた状態だけを示す。
置を用いて価格表示器を取り付けた場合の取付角度を示
す側面図である。図７（Ａ）は短い取付脚５を上にして
棚取付部材１を陳列棚に取り付けた状態で、係合部のス
リットを変えた場合を示しており、図７（Ｂ）は長い取
付脚６を上にして取り付けた場合を示す。このように４
種類の角度が選択可能である。図８は第２の実施例を用
いた場合の側面図である。選択可能な取付角度は第１の
実施例と同じであるので、短い取付脚を上にして取り付
けた状態だけを示す。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は角度の異
なるスリットに前記表示器取付部の突起を選択的に取り
付けるように構成して、種々の角度で価格表示器を取り
付けることを可能にした。これにより、価格表示器を送
受信器に対する角度及び顧客に対する価格表示の見やす
さの双方の観点から、きめ細かい角度の選択ができるよ
うになった。他方、角度はスリットの選択により決まる
ため、一端取り付けられた価格表示器の角度は簡単に変
えることはできず、顧客のいたずらを防止できる。さら
に本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取
付脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付で
きるように構成したことにより、各スリット位置に対し
て２つの取付角度を選ぶことができるようになった。こ
のため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことが
できる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とし
たことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にす
ることが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取
付ることが可能な取付レールを使用することにより、価
格表示器の取付はより容易になる。また、取付レールを
用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦になる。
これにより、価格表示器だけが前端部から突出している
ことにより生じるような弊害、例えば商品の陳列及び商
品の取り出しの際に価格表示器に商品または腕がひっか
かる等の弊害が無くなるという効果も有する。
なるスリットに前記表示器取付部の突起を選択的に取り
付けるように構成して、種々の角度で価格表示器を取り
付けることを可能にした。これにより、価格表示器を送
受信器に対する角度及び顧客に対する価格表示の見やす
さの双方の観点から、きめ細かい角度の選択ができるよ
うになった。他方、角度はスリットの選択により決まる
ため、一端取り付けられた価格表示器の角度は簡単に変
えることはできず、顧客のいたずらを防止できる。さら
に本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取
付脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付で
きるように構成したことにより、各スリット位置に対し
て２つの取付角度を選ぶことができるようになった。こ
のため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことが
できる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とし
たことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にす
ることが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取
付ることが可能な取付レールを使用することにより、価
格表示器の取付はより容易になる。また、取付レールを
用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦になる。
これにより、価格表示器だけが前端部から突出している
ことにより生じるような弊害、例えば商品の陳列及び商
品の取り出しの際に価格表示器に商品または腕がひっか
かる等の弊害が無くなるという効果も有する。
【図１】本発明の価格表示器取付装置の構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明の第１の実施例に係る取付装置と第２の
実施例に係る価格表示器の取付装置を用いて陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を商品陳列棚６
０に取り付けた状態を示す図である。
実施例に係る価格表示器の取付装置を用いて陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を商品陳列棚６
０に取り付けた状態を示す図である。
【図３】本発明に係る取付装置の棚取付部材１と表示器
取付部材２とを結合した状態を示す拡大斜視図である。
取付部材２とを結合した状態を示す拡大斜視図である。
【図４】図３に示す棚取付部材１と表示器取付部材２と
を分離した状態を示す斜視図である。
を分離した状態を示す斜視図である。
【図５】取り外し工具を使って棚取付装置１と表示器取
付装置を取り外す方法を説明するための部分拡大図であ
る。
付装置を取り外す方法を説明するための部分拡大図であ
る。
【図６】本発明の第２の実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図７】本発明の第１の実施例の取付装置による取付角
度の種類を示す側面図である。
度の種類を示す側面図である。
【図８】本発明の第２の実施例の取付装置の取付角度の
１例を示す側面図である。
１例を示す側面図である。
１ 棚取付部材 ２ 表示器取付部材 ３ 価格表示器 ７ 係合部 ８ スリット ９ 接続部 １０ 突起 １１ 固定部 ３０ レール取付部材 ３２ 表示器取付レール ６０ 陳列棚
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１１月１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項４
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、商品価格を電気的に
表示する価格表示システムにおいて、価格表示器を商品
陳列棚に取り付けるための価格表示器取付装置に関す
る。
表示する価格表示システムにおいて、価格表示器を商品
陳列棚に取り付けるための価格表示器取付装置に関す
る。
【０００２】
【従来技術】価格表示システムは、価格表示器を各商品
陳列棚に各商品種類の数だけ配置し、各価格表示器に個
別商品毎の商品価格を表示するようにしたシステムであ
る。表示内容（価格等）は中央コンピュータで制御さ
れ、必要に応じて即座に変更可能である。このような価
格表示システムにおいては、通常、視野角が狭い液晶表
示器が使用されるため、価格表示器を顧客の見やすい角
度で設置する必要がある。そのため、上下の長さが異な
る取付脚を有する価格表示器を、必要に応じて上下反転
させて商品陳列棚に取り付けるよう構成して、取付角度
を２種類選べるようにした先行技術がある。
陳列棚に各商品種類の数だけ配置し、各価格表示器に個
別商品毎の商品価格を表示するようにしたシステムであ
る。表示内容（価格等）は中央コンピュータで制御さ
れ、必要に応じて即座に変更可能である。このような価
格表示システムにおいては、通常、視野角が狭い液晶表
示器が使用されるため、価格表示器を顧客の見やすい角
度で設置する必要がある。そのため、上下の長さが異な
る取付脚を有する価格表示器を、必要に応じて上下反転
させて商品陳列棚に取り付けるよう構成して、取付角度
を２種類選べるようにした先行技術がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし価格表示システ
ムの中には、価格表示器とのデータの通信を無線により
行うシステムもある。このような無線通信のシステムで
は、データ送受信のために価格表示器をデータ送受信器
に対して一定の角度で設置しなけらばならないという要
請と価格を顧客に見やすく表示するという２つの要請が
ある。上記先行技術は２種類の角度を選定可能である
が、上述の理由で無線通信方式の場合にはより多くの取
付角度を選択できることが必要がある。
ムの中には、価格表示器とのデータの通信を無線により
行うシステムもある。このような無線通信のシステムで
は、データ送受信のために価格表示器をデータ送受信器
に対して一定の角度で設置しなけらばならないという要
請と価格を顧客に見やすく表示するという２つの要請が
ある。上記先行技術は２種類の角度を選定可能である
が、上述の理由で無線通信方式の場合にはより多くの取
付角度を選択できることが必要がある。
【０００４】さらに、価格表示器は顧客に商品価格を提
示するものであるから、価格表示器で表示している価格
と商品の位置が対応していなければならない。従って顧
客が勝手に価格表示器を取り外したり、位置を変更した
りできないようにするため、簡単に取り外せないように
しなければならない。他方、大型店舗では取扱い商品項
目の数が多く、価格表示器を数万個設置する場合もある
ため、価格表示器の設置は容易でなければならない。
示するものであるから、価格表示器で表示している価格
と商品の位置が対応していなければならない。従って顧
客が勝手に価格表示器を取り外したり、位置を変更した
りできないようにするため、簡単に取り外せないように
しなければならない。他方、大型店舗では取扱い商品項
目の数が多く、価格表示器を数万個設置する場合もある
ため、価格表示器の設置は容易でなければならない。
【０００５】この発明は、商品陳列棚への取付は容易で
あるが顧客は取り外せないようにした価格表示器の取付
装置を提供することを目的とする。この発明はさらに、
取付角度の自由度を増大させるとともに、取付角度の選
定が容易であり、かつ取付後は顧客による取付角度の変
更ができないようにした価格表示器取付装置を提供する
ものである。
あるが顧客は取り外せないようにした価格表示器の取付
装置を提供することを目的とする。この発明はさらに、
取付角度の自由度を増大させるとともに、取付角度の選
定が容易であり、かつ取付後は顧客による取付角度の変
更ができないようにした価格表示器取付装置を提供する
ものである。
【０００６】
【課題を達成するための手段】本願発明は、価格表示器
を商品陳列棚に取り付ける価格表示器取付装置を、上下
一対の取付脚と角度の異なる複数のスリットを有する係
合部と前記取付脚を商品陳列棚に固定する固定部とを有
する棚取付部材と、前記棚取付部材の前記スリットに係
合する係合突起を有する接続部と価格表示器を固定する
価格表示器取付部とを有しており前記係合突起を前記棚
取付部材の前記複数のスリットの何れかに装着すること
により前記棚取付部材に接続固定される表示器取付部材
とから成り、前記棚取付部材の前記複数のスリットの中
から前記表示器取付部材の前記係合突起を装着するスリ
ットを選択することにより、前記商品陳列棚に取り付け
る価格表示器の仰角を選択するよう構成して上記目的を
達成した。さらに本願発明は、前記上下一対の取付脚の
長さを変え、前記棚取付部材を上下反転して取付可能に
構成することにより、上記目的を達成した。また、上記
表示器取付装置の代わりに、前記棚取付部材に取り付け
るレール取付部材と、該レール取付部材に取付られて複
数の価格表示器が取付可能な取付レールとを設けること
により、上記目的を達成した。
を商品陳列棚に取り付ける価格表示器取付装置を、上下
一対の取付脚と角度の異なる複数のスリットを有する係
合部と前記取付脚を商品陳列棚に固定する固定部とを有
する棚取付部材と、前記棚取付部材の前記スリットに係
合する係合突起を有する接続部と価格表示器を固定する
価格表示器取付部とを有しており前記係合突起を前記棚
取付部材の前記複数のスリットの何れかに装着すること
により前記棚取付部材に接続固定される表示器取付部材
とから成り、前記棚取付部材の前記複数のスリットの中
から前記表示器取付部材の前記係合突起を装着するスリ
ットを選択することにより、前記商品陳列棚に取り付け
る価格表示器の仰角を選択するよう構成して上記目的を
達成した。さらに本願発明は、前記上下一対の取付脚の
長さを変え、前記棚取付部材を上下反転して取付可能に
構成することにより、上記目的を達成した。また、上記
表示器取付装置の代わりに、前記棚取付部材に取り付け
るレール取付部材と、該レール取付部材に取付られて複
数の価格表示器が取付可能な取付レールとを設けること
により、上記目的を達成した。
【０００７】
【作用】本発明は、角度の異なるスリットに前記表示器
取付部の突起を選択的に取付可能に構成して、種々の角
度で価格表示器を取り付けることを可能にした。さらに
本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取付
脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付でき
るように構成したことにより、各スリット位置に対して
２つの取付角度を選ぶことができるようになった。この
ため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことがで
きる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とした
ことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にする
ことが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取り
付けることが可能な取付レールを使用することにより、
価格表示器の取付はより容易になる。また、取付レール
を用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦にな
る。これにより商品の陳列及び商品の取り出しが容易に
なる。
取付部の突起を選択的に取付可能に構成して、種々の角
度で価格表示器を取り付けることを可能にした。さらに
本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取付
脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付でき
るように構成したことにより、各スリット位置に対して
２つの取付角度を選ぶことができるようになった。この
ため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことがで
きる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とした
ことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にする
ことが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取り
付けることが可能な取付レールを使用することにより、
価格表示器の取付はより容易になる。また、取付レール
を用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦にな
る。これにより商品の陳列及び商品の取り出しが容易に
なる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
１に本発明の実施例を示す。図中、１は棚取付部材、２
は表示器取付部材、３は価格表示器を示す。４は商品陳
列棚の前端部分（フロントエンド）を拡大して示してい
る。まず商品陳列棚の前端部４に棚取付部材１を接続す
る。次に棚取付部材の上に表示器取付部材２を取り付け
る。その後価格表示器を表示器取付部材に装着して価格
表示器が商品陳列棚に固定される。図２に、陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を取り付けた状
態を示す。陳列棚６０の陳列台６２には本願発明の第１
の実施例の取付装置を用いて取り付けた状態を示し、陳
列台６４には後述する第２の実施例を用いて取り付けた
状態を示している。
１に本発明の実施例を示す。図中、１は棚取付部材、２
は表示器取付部材、３は価格表示器を示す。４は商品陳
列棚の前端部分（フロントエンド）を拡大して示してい
る。まず商品陳列棚の前端部４に棚取付部材１を接続す
る。次に棚取付部材の上に表示器取付部材２を取り付け
る。その後価格表示器を表示器取付部材に装着して価格
表示器が商品陳列棚に固定される。図２に、陳列棚６０
に本発明の取付装置を用いて価格表示器を取り付けた状
態を示す。陳列棚６０の陳列台６２には本願発明の第１
の実施例の取付装置を用いて取り付けた状態を示し、陳
列台６４には後述する第２の実施例を用いて取り付けた
状態を示している。
【０００９】図３と図４を用いて、棚取付部材１と表示
器取付部材２の構造を説明する。図３は、棚取付部材１
と表示器取付部材２を接続した状態を示す拡大斜視図で
ある。図４は棚取付部材１と表示器取付部材２とを分離
した状態を示す拡大斜視図である。棚取付部材１は、長
さの異なる２つの取付脚部５、６と、表示器取付部材２
を取り付けるための２つの係合部７を有している。各係
合部７にはそれぞれ４つのスリット８が設けられてい
る。各係合部のスリットは、平行に伸びる上下の２つの
スリットが対となって表示器取付部材の突起と係合し、
４つのスリットで角度の異なる２組の対のスリット８
ａ，８ｂを構成している。この実施例では各係合部に２
組（４個）のスリットを示したが、スリットを６個また
はそれ以上設けてもよい。棚取付部材１はさらに、脚部
５、６を陳列棚の前端部４に固定するための固定部１１
を有している。固定部１１は雄ネジ部１２とネジガイド
部１３と一方の脚部に設けられた雌ネジ孔１４とから構
成される。取付脚部５、６を棚の前端部に配置した後、
固定部の雄ネジ部１２をねじ込む。これにより雄ネジ部
の先端が脚部６を押して脚５、６の間隔が広がり、取付
脚部５、６の先端が陳列棚の前端部の両エッジ１５ａ、
１５ｂに固定される。取付脚部５、６は陳列棚の陳列台
に対してどちらを上にして取り付けてもよい。
器取付部材２の構造を説明する。図３は、棚取付部材１
と表示器取付部材２を接続した状態を示す拡大斜視図で
ある。図４は棚取付部材１と表示器取付部材２とを分離
した状態を示す拡大斜視図である。棚取付部材１は、長
さの異なる２つの取付脚部５、６と、表示器取付部材２
を取り付けるための２つの係合部７を有している。各係
合部７にはそれぞれ４つのスリット８が設けられてい
る。各係合部のスリットは、平行に伸びる上下の２つの
スリットが対となって表示器取付部材の突起と係合し、
４つのスリットで角度の異なる２組の対のスリット８
ａ，８ｂを構成している。この実施例では各係合部に２
組（４個）のスリットを示したが、スリットを６個また
はそれ以上設けてもよい。棚取付部材１はさらに、脚部
５、６を陳列棚の前端部４に固定するための固定部１１
を有している。固定部１１は雄ネジ部１２とネジガイド
部１３と一方の脚部に設けられた雌ネジ孔１４とから構
成される。取付脚部５、６を棚の前端部に配置した後、
固定部の雄ネジ部１２をねじ込む。これにより雄ネジ部
の先端が脚部６を押して脚５、６の間隔が広がり、取付
脚部５、６の先端が陳列棚の前端部の両エッジ１５ａ、
１５ｂに固定される。取付脚部５、６は陳列棚の陳列台
に対してどちらを上にして取り付けてもよい。
【００１０】表示器取付部材２は、前述の棚取付部材１
の２つの係合部に対応する２つの接続部９を有する。各
接続部９は棚取付部材１の係合部のスリットの対８ａま
たは８ｂに装着可能な２つの突起１０を有している。各
突起１０は、斜めの形状となっており、棚取付部材１に
対して表示器取付装置２を後ろから押し込んだときに左
右２つの係合部７のスリット８ａまたは８ｂに対して容
易に装着できるようになっている。接続部９が左右方向
に弾性を有するため、装着の際は、徐々に左右に広がっ
た後突起部がスリットに係合する。そのため、取り付け
ることは簡単であるが、一旦取り付けたら容易に取り外
すことはできない。これは顧客が勝手に価格表示器の位
置を移動させることを防止するために必要な機能であ
る。表示器取付部材と棚取付部材の分離は、図５に示す
ような取り外し工具１６を用いて行う。接続部の突起１
０が斜めの形状となっているので、図５に示すように、
取り外し工具１６の板状部材１７を棚取付部の係合部と
表示器取付部の接続部の間に押圧挿入することができ
る。これにより接続部９は左右に広がり、両者を分離す
ることができる。
の２つの係合部に対応する２つの接続部９を有する。各
接続部９は棚取付部材１の係合部のスリットの対８ａま
たは８ｂに装着可能な２つの突起１０を有している。各
突起１０は、斜めの形状となっており、棚取付部材１に
対して表示器取付装置２を後ろから押し込んだときに左
右２つの係合部７のスリット８ａまたは８ｂに対して容
易に装着できるようになっている。接続部９が左右方向
に弾性を有するため、装着の際は、徐々に左右に広がっ
た後突起部がスリットに係合する。そのため、取り付け
ることは簡単であるが、一旦取り付けたら容易に取り外
すことはできない。これは顧客が勝手に価格表示器の位
置を移動させることを防止するために必要な機能であ
る。表示器取付部材と棚取付部材の分離は、図５に示す
ような取り外し工具１６を用いて行う。接続部の突起１
０が斜めの形状となっているので、図５に示すように、
取り外し工具１６の板状部材１７を棚取付部の係合部と
表示器取付部の接続部の間に押圧挿入することができ
る。これにより接続部９は左右に広がり、両者を分離す
ることができる。
【００１１】価格表示器の取付けについて説明する。図
１からわかるように、表示器取付部材２は上部に２つの
係合孔１８を、下部にラッチ穴１９を有している。一方
価格表示器３には、上部に２つの突出部２０と、下部に
２つのラッチ部材２１を有している。価格表示部の突出
部２０を表示器取付部材の係合孔１８に係合させた状態
で、弾性を有するラッチ部材２１を押込んだ状態で、価
格表示器をラッチ部材２１がラッチ穴１９に係合するま
で挿入することにより価格表示器の取付を完了する。
尚、ラッチ穴１９は顧客がラッチ部材の爪部を押し込み
価格表示器を外すことができないように、窪み状になっ
ており貫通孔ではない
１からわかるように、表示器取付部材２は上部に２つの
係合孔１８を、下部にラッチ穴１９を有している。一方
価格表示器３には、上部に２つの突出部２０と、下部に
２つのラッチ部材２１を有している。価格表示部の突出
部２０を表示器取付部材の係合孔１８に係合させた状態
で、弾性を有するラッチ部材２１を押込んだ状態で、価
格表示器をラッチ部材２１がラッチ穴１９に係合するま
で挿入することにより価格表示器の取付を完了する。
尚、ラッチ穴１９は顧客がラッチ部材の爪部を押し込み
価格表示器を外すことができないように、窪み状になっ
ており貫通孔ではない
【００１２】次に図６を用いて、本発明の第２の実施例
について説明する。図１と図６とを比較するとわかるよ
うに、第２の実施例は第１の実施例とほぼ同じ構成であ
る。異なるのは、表示器取付部材２の代わりにレール取
付部材３０と表示器取付レール３２を設けたことであ
る。第２の実施例の取付装置を用いた陳列棚の外観は、
図２の陳列台６４に示されている。これからわかるよう
に、表示器取付レール３２は複数の価格表示器を取付可
能な装着用アタッチメントである。
について説明する。図１と図６とを比較するとわかるよ
うに、第２の実施例は第１の実施例とほぼ同じ構成であ
る。異なるのは、表示器取付部材２の代わりにレール取
付部材３０と表示器取付レール３２を設けたことであ
る。第２の実施例の取付装置を用いた陳列棚の外観は、
図２の陳列台６４に示されている。これからわかるよう
に、表示器取付レール３２は複数の価格表示器を取付可
能な装着用アタッチメントである。
【００１３】レール取付部材３０は表示器取付部材２と
ほぼ同様の構成である。特に、棚取付部材１に取り付け
るための接続部３６は、第１の実施例の表示器取付部材
の接続部９と全く同じでよい。レール３２を保持する上
部ガイド３８及び下部ガイド４０は弾性力を有してお
り、レール３２の装着後レールを保持する。取り付けら
れたレール３２は、レール取付部材３０の下部ガイド４
０の段差４２とレール３２の係合段差４４とにより取り
外しができなくなる。レール取付部材３０は、レール３
２の両端部及びその間に必要な数だけ設けられる。その
数はレール３２の長さによって異なる。
ほぼ同様の構成である。特に、棚取付部材１に取り付け
るための接続部３６は、第１の実施例の表示器取付部材
の接続部９と全く同じでよい。レール３２を保持する上
部ガイド３８及び下部ガイド４０は弾性力を有してお
り、レール３２の装着後レールを保持する。取り付けら
れたレール３２は、レール取付部材３０の下部ガイド４
０の段差４２とレール３２の係合段差４４とにより取り
外しができなくなる。レール取付部材３０は、レール３
２の両端部及びその間に必要な数だけ設けられる。その
数はレール３２の長さによって異なる。
【００１４】価格表示器３の取付について説明する。レ
ール３２の上部固定ガイド４６と下部固定ガイド４８は
弾性力を有しており、価格表示器の装着時上下に広が
る。価格表示器３が奥まで装着されると、価格表示器３
の上部突出部２０がレール３２の上部係合溝５０と係合
し、ラッチ部材２１が下部係合溝５２と係合する。これ
によりレール３２状の好きな位置に価格表示器３を取付
可能になる。価格表示器３の取外しは、板状の価格表示
器取り外し工具（図示せず）を、価格表示器のラッチ部
材２１の下部の穴５４に挿入することにより行う。これ
によりラッチ部材２１が上に押し上げられ、ラッチ状態
が解除される。
ール３２の上部固定ガイド４６と下部固定ガイド４８は
弾性力を有しており、価格表示器の装着時上下に広が
る。価格表示器３が奥まで装着されると、価格表示器３
の上部突出部２０がレール３２の上部係合溝５０と係合
し、ラッチ部材２１が下部係合溝５２と係合する。これ
によりレール３２状の好きな位置に価格表示器３を取付
可能になる。価格表示器３の取外しは、板状の価格表示
器取り外し工具（図示せず）を、価格表示器のラッチ部
材２１の下部の穴５４に挿入することにより行う。これ
によりラッチ部材２１が上に押し上げられ、ラッチ状態
が解除される。
【００１５】図７は本発明の第１の実施例に係る取付装
置を用いて価格表示器を取り付けた場合の取付角度を示
す側面図である。図７（Ａ）は短い取付脚５を上にして
棚取付部材１を陳列棚に取り付けた状態で、係合部のス
リットを変えた場合を示しており、図７（Ｂ）は長い取
付脚６を上にして取り付けた場合を示す。このように４
種類の角度が選択可能である。図８は第２の実施例を用
いた場合の側面図である。選択可能な取付角度は第１の
実施例と同じであるので、短い取付脚を上にして取り付
けた状態だけを示す。
置を用いて価格表示器を取り付けた場合の取付角度を示
す側面図である。図７（Ａ）は短い取付脚５を上にして
棚取付部材１を陳列棚に取り付けた状態で、係合部のス
リットを変えた場合を示しており、図７（Ｂ）は長い取
付脚６を上にして取り付けた場合を示す。このように４
種類の角度が選択可能である。図８は第２の実施例を用
いた場合の側面図である。選択可能な取付角度は第１の
実施例と同じであるので、短い取付脚を上にして取り付
けた状態だけを示す。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は角度の異
なるスリットに前記表示器取付部の突起を選択的に取り
付けるように構成して、種々の角度で価格表示器を取り
付けることを可能にした。これにより、価格表示器を送
受信器に対する角度及び顧客に対する価格表示の見やす
さの双方の観点から、きめ細かい角度の選択ができるよ
うになった。他方、角度はスリットの選択により決まる
ため、一端取り付けられた価格表示器の角度は簡単に変
えることはできず、顧客のいたずらを防止できる。さら
に本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取
付脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付で
きるように構成したことにより、各スリット位置に対し
て２つの取付角度を選ぶことができるようになった。こ
のため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことが
できる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とし
たことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にす
ることが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取
付ることが可能な取付レールを使用することにより、価
格表示器の取付はより容易になる。また、取付レールを
用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦になる。
これにより、価格表示器だけが前端部から突出している
ことにより生じるような弊害、例えば商品の陳列及び商
品の取り出しの際に価格表示器に商品または腕がひっか
かる等の弊害が無くなるという効果も有する。
なるスリットに前記表示器取付部の突起を選択的に取り
付けるように構成して、種々の角度で価格表示器を取り
付けることを可能にした。これにより、価格表示器を送
受信器に対する角度及び顧客に対する価格表示の見やす
さの双方の観点から、きめ細かい角度の選択ができるよ
うになった。他方、角度はスリットの選択により決まる
ため、一端取り付けられた価格表示器の角度は簡単に変
えることはできず、顧客のいたずらを防止できる。さら
に本発明は、上記構成に加えて、棚取付部材の上下の取
付脚の長さを変えるとともに上下何れの方向にも取付で
きるように構成したことにより、各スリット位置に対し
て２つの取付角度を選ぶことができるようになった。こ
のため、取付角度の選択幅をさらに２倍に増やすことが
できる。また棚取付部材と表示器取付部の２重構造とし
たことにより、装着が容易で取り外しが難しい構造にす
ることが容易となった。さらに、複数の価格表示器を取
付ることが可能な取付レールを使用することにより、価
格表示器の取付はより容易になる。また、取付レールを
用いることにより、商品陳列棚の前端部が平坦になる。
これにより、価格表示器だけが前端部から突出している
ことにより生じるような弊害、例えば商品の陳列及び商
品の取り出しの際に価格表示器に商品または腕がひっか
かる等の弊害が無くなるという効果も有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山井 利昭 神奈川県中郡大磯町高麗１丁目10番１号 日本エヌ・シー・アール株式会社 大磯開 発製造本部内
Claims (4)
- 【請求項１】 価格表示器を商品陳列棚に取り付けるた
めの棚取付部材と、表示器取付部材とから成る価格表示
器取付装置において、 前記棚取付部材は、上下一対の取付脚と、該取付脚を商
品陳列棚に固定する固定部と、角度の異なる複数のスリ
ットを有する係合部とを有し、 前記表示器取付部材は、前記価格表示器をスナップイン
方式で固定する表示器固定部と、前記棚取付部材の前記
複数のスリットに選択的に装着可能な係合突起を有する
接続部とを有し、 もって、前記棚取付部材に前記表示器取付部材を装着固
定する際に、前記係合突起を装着する前記スリットを選
択することにより、前記表示器取付装置に装着固定され
る価格表示器の商品陳列棚への取付角度を選択するよう
にしたことを特徴とする価格表示器取付装置。 - 【請求項２】 価格表示器を商品陳列棚に取り付けるた
めの棚取付部材と、表示器取付部材とから成る価格表示
器取付装置において、 前記棚取付部材は、角度の異なる複数のスリットを有す
る係合部と、長さの異なる上下一対の取付脚と、該取付
脚を商品陳列棚に上下何れの向きにでも固定可能な固定
部とを有し、 前記表示器取付部材は、前記価格表示器をスナップイン
方式で固定する表示器固定部と、前記棚取付部材の前記
複数のスリットに選択的に装着可能な係合突起を有する
接続部とを有し、 もって、商品陳列棚への前記棚取付部材の取付方向の選
択または前記係合突起を装着すべき前記スリットの選択
により、前記表示器取付装置に装着される価格表示器の
商品陳列棚への取付角度を選択するようにしたことを特
徴とする価格表示器取付装置。 - 【請求項３】 価格表示器を商品陳列棚に取り付けるた
めの棚取付部材と、レール取付部材と、表示器取付レー
ルとから成る価格表示器取付装置において、 前記棚取付部材は、上下一対の取付脚と、該取付脚を商
品陳列棚に固定する固定部と、角度の異なる複数のスリ
ットを有する係合部とを有し、 前記レール取付部材は、表示器取付レールを固定するレ
ール固定部と、前記棚取付部材の前記複数のスリットに
装着固定可能な係合突起を有する接続部とを有し、 前記表示器取付部材は、前記価格表示器をスナップイン
方式で固定可能な複数の表示器固定部と、前記レール取
付部材に取付固定される取付部とを有し、 もって、前記レール取付部材の前記係合突起を装着固定
する前記棚取付部材の前記スリットを選択することによ
り、前記表示器取付レールに装着固定される複数の価格
表示器の商品陳列棚への取付角度を選択するようにした
ことを特徴とする価格表示器取付装置。 - 【請求項４】 価格表示器を商品陳列棚に取り付けるた
めの棚取付部材と、レール取付部材と、表示器取付レー
ルとから成る価格表示器取付装置において、 前記棚取付部材は、角度の異なる複数のスリットを有す
る係合部と、長さの異なる上下一対の取付脚と、該取付
脚を商品陳列棚に上下何れの向きにでも固定可能な固定
部とを有し、 前記レール取付部材は、表示器取付レールを固定するレ
ール固定部と、前記棚取付部材の前記スリットに装着固
定可能な係合突起を有する接続部とを有し、 前記表示器取付レールは、前記価格表示器をスナップイ
ン方式で固定可能な複数の表示器固定部と、前記レール
取付部材に取付固定される取付部とを有し、 もって、前記レール取付部材の前記係合突起を前記棚取
付部材の前記複数のスリットの中のどのスリットに装着
するか、及び前記棚取付部材を上下何れの方向に取付け
るかにより、前記商品陳列棚に取り付ける複数の価格表
示器の取付角度を表示器取付レール単位で選択可能にし
たことを特徴とする価格表示器取付装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5120456A JPH06324628A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 価格表示器取付装置 |
| US08/681,005 US5816550A (en) | 1993-04-26 | 1996-07-22 | Shelf mounting arrangements for electronic shelf displays or similar articles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5120456A JPH06324628A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 価格表示器取付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324628A true JPH06324628A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14786634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5120456A Pending JPH06324628A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 価格表示器取付装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH06324628A (ja) |
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