JPH11178683A - 商品陳列具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ショ−カ−ドケ−スを起立せし
めて商品陳列具の側板や仕切板に容易に、しかも強固に
取付け、目立ちやすくせしめて標識としての機能を一層
有効に発揮せしめることが出来る商品陳列具を提供する
ものである。 【解決手段】 商品陳列具を構成する側板５や仕切板に
所要高のショ−カ−ドケ−ス１０を起立して着脱自在に
取付るべく、側板５や仕切板の所要個所に係合部材１２
ｂ・１３ａが形成されると共に、ショ−カ−ドケ−ス１
０には該側板５等に外嵌せしめて取付けるべく若干弾性
を有する取付片１１が形成され、かつ、該取付片１１に
は上記係合部材１２ｂ・１３ａに係合自在な係合部材１
２ａ・１３ｂが形成された構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、商品陳列棚等に
設置して使用する商品陳列具に関する。

【０００２】

【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、この種の商品陳列具は、前板、側板、仕切板、連
結板など所要の構成部材を連結して所要形状に構成せし
められている。そして、上記の前板には横長な方形状の
ショ−カ−ドケ−スを一体的に形成せしめ、これに所要
のショ−カ−ドを差込んで標識機能を発揮せしめるもの
とされている。

【０００３】ところで、かかるショ−カ−ドケ−スは、
上述の如く、前板に一体形成せしめられているから、前
板自体の大きさに制約されてあまり大きくすることが出
来ないのみならず、使用時においては陳列商品のレベル
より低いレベルに位置し、横長な方形状を呈することと
も相まって視覚的に埋没しやすく、ひいては、非常に目
立ちにくいものとなって標識としての機能を喪失しやす
いものとなっていた。

【０００４】この発明は、かかる従来例の問題点を解決
し、ショ−カ−ドケ−スを起立せしめて商品陳列具の側
板や仕切板に容易に、しかも強固に取付け、目立ちやす
くせしめて標識としての機能を一層有効に発揮せしめる
ことが出来る商品陳列具を提供しようとするものであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、商品
陳列具を構成する側板や仕切板に所要高のショ−カ−ド
ケ−スを起立して着脱自在に取付るべく、側板や仕切板
の所要個所に係合部材が形成されると共に、ショ−カ−
ドケ−スには該側板等に外嵌せしめて取付けるべく若干
弾性を有する取付片が形成され、かつ、該取付片には上
記係合部材に係合自在な係合部材が形成されてなること
を特徴とする、商品陳列具を要旨とするものである。

【０００６】そして、この発明に係る商品陳列具は、商
品陳列具を構成する側板や仕切板に取付片を介して外嵌
状に嵌着せしめると共に、係合部材どうしを係合せしめ
るという極めて簡単な操作でもって、常にショ−カ−ド
ケ−スを起立状態に容易に、しかも、強固に取付けるこ
とが出来る。このため、従来例に比して、非常に目立ち
やすく、標識としての機能を一層発揮せしめ得るもので
ある。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図１及び図２に示す一実施例について説明する。１は所
要の商品陳列具を構成する横長な方形板状の合成樹脂製
前板、２は該前板１の長手方向に沿ってその上端部に前
傾状に一体形成された横長な方形状のショ−カ−ドケ−
ス、３は同下端部の長手方向に沿って形成された２つ折
り状の連結片、４は該連結片３の両端部に各々形成され
た一対の方形状係合孔で、該連結片３は後記する連結フ
ランジ６を嵌合せしめて挟持状に保持すべく所要の嵌合
用間隙を有するものとされている。５は前板１に連結自
在とされた広幅状の合成樹脂製側板、６は該側板５の長
手方向に沿ってその下端部に一体形成された連結フラン
ジで、該連結フランジ６は上記の連結片３に嵌合自在と
されると共に、係合孔４に係合自在な方形状の係合突起
７が両端部に各々形成されている。８は連結フランジ６
を介して側板５の後部を連結せしめる２つ折り状とされ
た若干弾性を有する合成樹脂製連結板、９は上記係合突
起７に係合せしめるべく該連結板８の両端部に各々形成
された方形状の係合孔で、上記連結板８は連結フランジ
６を嵌合せしめて挟持状に保持すべく所要の嵌合用間隙
を有するものとされている。１０は側板５に取付け自在
とされた縦長な方形状のショ−カ−ドケ−ス、１１は該
ショ−カ−ドケ−ス１０の下端に横向き状に突設された
２つ折り状の若干弾性を有する合成樹脂製取付片で、該
取付片１１は側板５に上方から外嵌せしめて挟持状に保
持すべく所要の嵌合用間隙を有するものとされている。
１２ａは該取付片１１の自由端に形成された方形状の係
合孔、１３ａは該係合孔１２ａに係合せしめるべく側板
５の上部前端よりに突設された方形状の係合突起であ
る。その他、１４・１５はショ−カ−ドケ−ス２・１０
に各々差込み自在とされた所要のショ−カ−ド、１６は
所要の商品陳列棚を示す。

【０００８】そして、上述の如く構成された実施例は、
前板１の両端部に側板５を直交状に連結せしめると共
に、該両側板５の自由端を連結板８により連結せしめ、
のち、側板５にショ−カ−ドケ−ス１０を起立状に取付
け、所要の商品陳列具を構成せしめる。即ち、前板１の
連結片３両端に連結用フランジ６を強制的に嵌合せしめ
ると共に、係合突起７を係合孔４に係合せしめて側板５
を連結せしめる。次いで、両側板５の各連結用フランジ
６自由端を各々連結板８に強制的に嵌合せしめ、その係
合突起７を係合孔９に係合せしめて連結する。しかるの
ち、側板５に上方から取付片１１を強制的に外嵌せしめ
ると共に、その係合孔１２ａを係合突起１３ａに係合せ
しめてショ−カ−ドケ−ス１０を側板５の前方に起立状
に取付ける。このさい、ショ−カ−ドケ−ス１０は、そ
の取付片１１を側板５に強制的に外嵌せしめると共に、
係合孔１２ａを係合突起１３ａに係合せしめるという極
めて簡単な操作でもって起立状に容易に、しかも強固に
取付けることが出来る（図３参照）。そして、ショ−カ
−ドケ−ス１０は、このように側板５の前方に起立状に
取付けられるため、非常に目立ちやすく、標識としての
機能を有効に発揮せしめ得る。そして、組立ての完了し
た商品陳列具は、所要の商品陳列棚１６上に設置せし
め、ショ−カ−ドケ−ス２・１０に各々所要のショ−カ
−ド１４・１５を差込むと共に、所要の商品を陳列せし
めるとよい（図４参照）。

【０００９】なお、上記実施例において、係合孔１２ａ
を取付片１１に形成すると共に、係合突起１３ａを側板
５に形成するものとされているが、これに限定されるも
のでなく、例えば、図５に示すように、円形状の係合突
起１３ｂを取付片１１に露出状に形成すると共に、円形
状の係合孔１２ｂを側板５に形成して係合せしめるべく
構成せしめてもよく、また、かかる係合孔１２ａ・１２
ｂおよび係合突起１３ａ・１３ｂの形状はこれに限定さ
れるものでなく、公知の形状にせしめてもよいものであ
る。さらに、ショ−カ−ドケ−ス１０は取付片１１を介
して側板５に取付けるものとされているが、商品陳列具
を構成する仕切板（図示略）に取付けてもよいものであ
る。

【００１０】

【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、商品陳
列具を構成する側板や仕切板に所要高のショ−カ−ドケ
−スを起立して着脱自在に取付るべく、側板や仕切板の
所要個所に係合部材が形成されると共に、ショ−カ−ド
ケ−スには該側板等に外嵌せしめて取付けるべく若干弾
性を有する取付片が形成され、かつ、該取付片には上記
係合部材に係合自在な係合部材が形成されているから、
商品陳列具を構成する側板や仕切板に取付片を介して外
嵌状に嵌着せしめると共に、係合部材どうしを係合せし
めるという極めて簡単な操作でもって、常にショ−カ−
ドケ−スを起立状態に容易に、しかも、強固に取付ける
ことが出来るものであって、ひいては、従来例に比して
非常に目立ちやすく、標識としての機能を一層有効に発
揮せしめることが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。

【図２】ショ−カ−ドケ−ス１０の取付け状態を示す一
部拡大斜視図である。

【図３】ショ−カ−ドケ−ス１０を側板５に取付けた状
態を示す横断面図である。

【図４】使用状態を示す斜視図である。

【図５】他の実施例を示す一部拡大分解斜視図である。

【符号の説明】

５ 側板 １０ ショ−カ−ドケ−ス １１ 取付片 １２ａ・１２ｂ 係合孔 １３ａ・１３ｂ 係合突起

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品陳列具を構成する側板や仕切板に所要
   高のショ−カ−ドケ−スを起立して着脱自在に取付るべ
   く、側板や仕切板の所要個所に係合部材が形成されると
   共に、ショ−カ−ドケ−スには該側板等に外嵌せしめて
   取付けるべく若干弾性を有する取付片が形成され、か
   つ、該取付片には上記係合部材に係合自在な係合部材が
   形成されてなることを特徴とする、商品陳列具。