JPH06324580A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06324580A
JPH06324580A JP5132691A JP13269193A JPH06324580A JP H06324580 A JPH06324580 A JP H06324580A JP 5132691 A JP5132691 A JP 5132691A JP 13269193 A JP13269193 A JP 13269193A JP H06324580 A JPH06324580 A JP H06324580A
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JP
Japan
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recording material
transfer
image forming
image
drum
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Application number
JP5132691A
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English (en)
Inventor
Takashi Hasegawa
隆史 長谷川
Yoshihiro Murasawa
芳博 村澤
Hisashi Fukushima
久史 福島
Takeshi Menjo
健 校條
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写不良が発生しないように記録材を担持
し、常に高品質の画像を得ることのできる画像形成装置
を提供する。 【構成】 記録材を担持する転写ドラム5aは、直径が
160mmを越える大きさとされ、その周面に張設され
た誘電体シート5fは、引張強度600Kg/cm2
上の材料にて作製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電子写真方式或
は静電記録方式の画像形成装置に関し、特に、例えば、
誘電体シートの如き記録材担持手段上に記録材を静電的
に吸着して保持し、この記録材に電界を付与することに
より、像担持体上に形成された可視画像(トナー像)を
この記録材上に重ね転写してカラー画像を得る多色電子
写真複写機やカラープリンタのようなカラー画像形成装
置に好適に応用される。
【0002】
【従来の技術】図5に、フルカラー画像を形成するため
の電子写真カラー画像形成装置の一例を示す。
【0003】本例において、カラー画像形成装置は、像
担持体である、例えば直径80mmの電子写真感光ドラ
ム1を有する。感光ドラム1は、矢印方向に回転自在に
担持され、該感光ドラム1の周りにコロナ帯電器2、光
学系3、現像装置4、転写装置5、クリーニング器6が
配置される。
【0004】光学系3は、原稿走査部と色分解フィルタ
からなり、色分解された光像、又はこれに相当する光像
Eを感光ドラム1に照射する、例えばレーザビーム露光
装置である。
【0005】帯電器2により一様に帯電された感光ドラ
ム1に、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成す
る。現像装置4は回転現像装置とされ、中心軸4bの周
りに4個の現像器、つまりブラック現像器4K、シアン
現像器4C、マゼンタ現像器4M、イエロー現像器4Y
を配置し、所定の現像器を感光ドラム1に対向した現像
位置へと回転させて感光ドラム1上の潜像を現像し、感
光ドラム1上に樹脂を基体としたトナーにより可視画像
(トナー像)を形成する。
【0006】感光ドラム1上のトナー像は、記録材カセ
ット7より搬送系及び転写装置5を介して感光ドラム1
と対向した位置に供給された記録材に転写される。転写
装置5は、本例では、記録材担持体である転写ドラム5
a、転写コロナ帯電器5b、記録材を静電吸着させるた
めの吸着コロナ帯電器5c、この吸着コロナ帯電器5c
と対向する吸着ローラ5g、内側コロナ帯電器5d、外
側コロナ帯電器5eを有し、転写ドラム5aの周面開口
域には誘電体からなる記録材担持シート5fが円筒状に
一体的に張設されている。
【0007】転写ドラム5aは、例えば直径160mm
の円筒体であり、矢印方向に回転自在とされ、回転する
に従って感光ドラム1上のトナー像が転写帯電器5bに
より記録材担持シート5fに担持された記録材上に転写
される。
【0008】記録材担持シート5fに吸着搬送される記
録材には所望数の色画像が転写され、フルカラー画像が
形成される。
【0009】このようにして所望数のトナー像の転写が
終了すると、記録材は転写ドラム5aから分離手段8に
よって分離され、熱ローラ定着器9を介してトレイ10
に排紙される。
【0010】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
トナーをクリーニング器6で清掃された後再度画像形成
工程に供せられる。
【0011】このような構成のカラー画像形成装置は、
以下の様な問題を有していた。
【0012】つまり、各色間において、回転現像装置4
を回転して所定の現像器を現像位置へと移動するため
に、画像形成のための時間が大となる。特に、転写装置
5上に標準的な用紙サイズであるA4サイズやレターサ
イズを2枚吸着して画像形成動作を行なう場合、各紙間
が短いために、各現像器の移動の時間が間に合わず、そ
のために、転写ドラム5aを半回転、或は1回転だけ余
分な回転を行ない、所望の現像器が現像位置にセットさ
れるまで待たなければならない等の不具合を有してい
た。
【0013】又、画像形成動作時間を短縮する上でも、
装置の複写スピードを速くすることが望まれるが、この
場合には、更に現像器のロスのない効率的な移動及び複
写動作が所望される。
【0014】通常、転写装置5上に2枚の記録材を吸着
し、且つ、現像器の回転移動時間を2枚の紙間で得よう
とする場合には、転写装置5として、直径160mmを
超える大きさの転写ドラム5aが必要となる。このよう
な構成とすれば、転写ドラム5aの周長が長くなり、現
像器切り換え時間も得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように転写ドラム5aの直径が160mmを越えるよう
に構成した場合には、以下のような問題点が生じた。
【0016】即ち、従来、記録材担持シート5fとして
は、その転写特性の面から、更には、フルカラー画像形
成にて4色分の転写電界を順次上昇することによるチャ
ージアップ防止の面から、150μm厚みの、且つ、引
張強度が460Kg/cm2(JIS K6301試験
方法による。)とされるPVdF(ポリフッ化ビニリデ
ン)が使用されている。このとき、転写ドラム径が16
0mmを越えると、記録材を記録材担持シート5f上に
担持した際、記録材担持シート5fが変形するという問
題が発生した。
【0017】これは、1つには、記録材が、静電吸着力
により転写ドラム5aの内側へ入り込もうとする力が生
じ、記録材担持シート5fが凹むという現象、及び、例
えば、84g/m2 以上の厚紙を静電吸着した場合、記
録材担持シート5f上に吸着されている記録材が平坦に
戻ろうとする復元力に記録材担持シート5fの剛性が負
けて、部分的に記録材担持シート5fに凹みが生じるた
めである。このような記録材担持シート5fの変形が起
こると、転写時においてその部分だけが転写不良を発生
し、著しく出力画像の品位を低下させていた。
【0018】従って、本発明の目的は、転写不良が発生
しないように記録材を担持し、常に高品質の画像を得る
ことのできる画像形成装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体にトナー像を形成し、このトナー像を、回動す
る記録材担持体に担持された記録材上に転写帯電手段を
介して転写する画像形成装置において、前記記録材担持
体の記録材を担持する周面の全て或は一部が、直径16
0mmを越える湾曲周面にて形成され、且つ、前記記録
材担持体が引張強度600Kg/cm2以上の誘電体材
料により形成されることを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0020】好ましくは、前記記録材担持体は、直径が
160mmを越える円筒状の枠体に誘電体シートを巻き
付けて形成される転写ドラムとされ、又、好ましくは、
前記誘電体シートは、ポリカーボネートを主成分とする
シートとされる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 本実施例において、本発明は、図5に関連して説明した
電子写真カラー画像形成装置に具現化されるものとす
る。従って、画像形成装置の全体構成及び作動について
の詳しい説明は省略し、本発明の特徴部、即ち転写装置
5について説明する。
【0023】図1は、本発明に従って構成される転写装
置5の記録材担持体、即ち、転写ドラム5aを示す。本
実施例で転写ドラム5aは、2つのリング部50A、5
0Bが、連結板51により連結されたドラム枠体51を
有する。このドラム枠体51の切り欠き部には誘電体か
らなる記録材担持シート5fが円筒状に一体的に張設さ
れる。
【0024】又、図2は、記録材担持シート5fを貼っ
たときの連結板51部の断面図を示す。図1及び図2に
て理解されるように、記録材担持シート5fの両側部も
両面テープ等の接着部材により固定され、又、連結板5
1の部分にて重ね合わせて固定される。
【0025】本実施例にて、感光ドラム1の直径は84
mm、転写ドラム5aの直径は168mmとされた。
又、記録材担持シート5fとしてポリカーボネート(P
C)を主成分とする、引張強度が600Kg/cm2
上、厚み150μmの誘電体シートを使用した。
【0026】上記構成の転写ドラム5aを使用して従来
例と同様にして画像出しを行なった所、記録材担持シー
ト5fの凹みもなく、従って転写不良を発生することな
く良好な画像形成を行なうことができた。結果を表1の
No.8に示す。
【0027】又、転写ドラム5aの直径を161mmと
し、記録材担持シート5fとして厚み150μmのポリ
カーボネート(PC)を使用して、同様に画像出しを行
なった所、記録材担持シート5fの凹みもなく、従って
転写不良を発生することなく良好な画像形成を行なうこ
とができた。結果を表1のNo.7に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1のNo.1に示すように、従来の直径
160mmとされる転写ドラムにおいては、記録材担持
シート5fとして引張強度が460Kg/cm2 程度と
されるPVdFを使用した場合においても、記録材担持
シート5fの変形は発生しなかったものの、直径が16
1mm或は168mmとされる転写ドラムにおいては、
強度不足となり、記録材担持シート5fが変形し、良好
な転写を行なうことはできなかった(表1のNo.2、
3)。
【0030】本発明に従えば、上述のように、記録材担
持シート5fとして、より高い引張強度、即ち、600
Kg/cm2 以上の引張強度を有したポリカーボネート
シートを使用することにより、転写ドラム5aの直径を
168mmとした場合においても、記録材担持シート5
fの変形は起こらなかった。
【0031】尤も、表1のNo.6、7に示すように、
記録材担持シート5fとしてポリカーボネートシートを
使用した場合には、転写ドラム5fの直径は160mm
を越える大きさとする必要がある。つまり、直径が16
0mm以下(表1のNo.6)とされるような小さい曲
率面に高剛性のポリカーボネートシートのような記録材
担持シートを装巻すると、剛性が過度となり、転写ドラ
ムへの接着が難しくなると共に、クラック等も発生し易
くなる。
【0032】又、従来、頻繁に使用されているPVdF
の厚さを厚くして、剛性を高めた場合には、その厚みが
厚すぎ、転写不良が発生する(表1のNo.4)。即
ち、この場合には、転写ドラム5aの内面より転写電界
を発生し、感光ドラム上のトナーを記録材面へ転写させ
る電界が弱まってしまうために転写不良が発生する。
【0033】又、転写電界を大きくするには、過度な電
界発生装置(トランス)が必要となり、コストアップ等
の問題が発生し、好ましくない。
【0034】以上の理由により、転写ドラムの直径が1
60mmを超える場合の記録材担持シートとしては、ポ
リカーボネートシートが最適である。
【0035】実施例2 図3に、本発明の第2の実施例に係るカラー画像形成装
置の概略断面図を示す。
【0036】本実施例は、上部にデジタルカラー画像リ
ーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ部を有す
る。
【0037】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査するこ
とにより、原稿30からの反射光像を、レンズ33によ
りフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信
号を得る。カラー色分解画像信号は、(図示しない)増
幅回路を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニットにて
処理を施され、プリンタ部に送出される。即ち、リーダ
部からの画像信号は、レーザ露光光学系3において、レ
ーザ出力部(図示せず)にて光信号に変換され、変換さ
れたレーザ光がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ
3b及びミラー3cを通って、感光ドラム1の面に投影
される。
【0038】一方、プリンタ部において、像担持体であ
る感光ドラム1は、180mmの直径を有し矢印方向に
回転自在に担持され、この感光ドラム1の周りには前露
光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ露光光学系3、
電位センサ12、色の異なる4個の現像器4Y、4C、
4M、4K、ドラム上光量検知手段13、転写装置5、
クリーニング器6が配置される。
【0039】プリンタ部画像形成時には、感光ドラム1
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させて、各
分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。
【0040】次に、所定の現像器4M、4C、4Y、4
Kを順次作動させて、感光ドラム1上の潜像を現像し、
感光ドラム1上に樹脂を基体としたトナー画像を形成す
る。現像器は、偏心カム24M、24C、24Y、24
Kの順次動作により、各分解色に応じて択一的に感光ド
ラム1に接近する。
【0041】このようにして形成された感光ドラム1上
のトナー画像は、記録材カセット7より搬送系及び転写
装置5を介して感光ドラム1と対向した位置に供給され
た記録材に転写される。
【0042】転写装置5は、本実施例では、直径180
mmの円筒状の転写ドラム5a、転写帯電器5b、記録
材を静電吸着させるための吸着帯電器5c、この吸着帯
電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、
外側帯電器5eを有し、回転駆動されるように軸支され
た転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる記録
材担持シート5fが円筒状に一体的に張設される。記録
材担持シート5fは、ポリカーボネートフィルム等の誘
電体シートを使用する。
【0043】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム1上のトナー
像は、転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担
持された記録材上に転写される。
【0044】このように、記録材担持シート5fに吸着
搬送される記録材には所望数の色画像が転写され、フル
カラー画像が形成される。
【0045】記録材の片面にフルカラー画像を形成する
場合には、このようにして4色のトナー像の転写を終了
すると、記録材は、転写ドラム5aから分離爪8a、分
離押し上げコロ8b及び分離帯電器5hの作用によって
分離し、熱ローラ定着器9を介してトレイ10に排紙す
る。
【0046】他方、転写後の感光ドラム1は、表面の残
留トナーをクリーニング器6で清掃した後、再度画像形
成工程に供する。
【0047】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9を排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を駆
動し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aに一旦導
いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込まれた
際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに退
出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上述し
た画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成す
る。
【0048】又、転写ドラム5aの記録材担持シート5
f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を防
止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート5
fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラシ
15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5f
を介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ1
7の作用により清掃を行なう。このような清掃は、画像
形成前もしくは後に行ない、また、ジャム(紙づまり)
発生時には随時行なう。
【0049】また、本実施例においては、所望のタイミ
ングで偏心カム25を動作させ、転写ドラム5fと一体
化しているカムフォロワ5iを作動させることにより、
記録材担持シート5aと感光ドラム1とのギャップを任
意に設定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中
または電源オフ時には、転写ドラム5aと感光ドラム1
の間隔を離す。
【0050】本実施例の画像形成装置においては、感光
ドラム1の周りに各現像器4が固定的に設置されている
ために、先の実施例のように、現像器4を回転させるた
めの時間ロスがなくなり、転写ドラム直径を160mm
のように小さくすることも可能のように考えられるが、
実際には、各色の混色防止のために、各現像器4はカム
24により感光ドラム1に対して離接運動され、従っ
て、本実施例のような画像形成装置の構成にても、紙間
の距離を好適に得るために、160mmを超える転写ド
ラム径が必須となる。
【0051】又、本実施例においては、転写ドラム5a
上の2枚の用紙間を、各現像器4の配置間隔以上にとる
のが好ましい。
【0052】通常、転写ドラム5a上の用紙位置は、感
光ドラム1上の潜像位置と一致しており、各用紙間で現
像器4を切り換える場合、同時に2現像器を動作させな
い方がトルク変動、画像ズレ等を防止する意味では好ま
しく、従って、この点から、用紙間の長さは、現像器間
の長さ(即ち、現像ニップから現像ニップ迄の感光ドラ
ム上の周長)より長くとるのが好ましい。
【0053】本実施例にて、記録材担持シート5fは、
実施例1と同様に、150μm厚のポリカーボネートシ
ートを使用した。これによって、転写ドラム5aの直径
が180mmと大きくなっても、ポリカーボネートの強
度により、変形のない、従って転写不良の発生しない良
好な画像形成が可能であった(表1のNo.9)。
【0054】上記構成の画像形成装置にて、記録材担持
シート5fに上記ポリカーボネートシートの代わりに、
150μm厚のPVdFシートを使用したところ、表1
のNo.5に示すように、記録材担持シート5fに変形
が生じ、転写不良が発生した。
【0055】直径180mmの転写ドラム5aの記録材
担持シート5fとして、175μm厚のポリカーボネー
トシートを使用したが、同様に良好な画像形成が可能で
あった(表1のNo.10)。
【0056】実施例3 図4は、本発明の画像形成装置の他の実施例を示す。本
実施例は、図3に示す実施例2の画像形成装置の像担持
体である感光ドラム1の代わりに、像担持体として感光
体ベルト1’を採用した。感光体ベルト1’の周りの配
置構成は、実施例2と同様であるので詳しい説明は省略
する。
【0057】本実施例において、直径180mmの転写
ドラム5aの記録材担持シート5fとして、150μm
厚のポリカーボネートシートを使用した。
【0058】本実施例においては、感光体ベルト1’と
転写ドラム5aとは独立した駆動をとるため、両者の速
度は完全に合致しない。こうした状況下においても、上
述の記録材担持シート5fは、摩擦力による凹み等は発
生せず、良好な転写を行うことができた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置は、直径160mmを越える大きさの転写ドラ
ムに、記録材担持体として引張強度600Kg/cm2
以上の、例えばポリカーボネート等の記録材担持シート
を用いることにより、記録材担持シートの変形を防止
し、それによって転写不良をなくし、常に高品質の画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置に使用される転写ド
ラムの一実施例の斜視図である。
【図2】図1の転写ドラムの一部横断面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の一実施例の断面構
成図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の断面
構成図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の断面
構成図である。
【符号の説明】
1、1’ 像担持体 5 転写装置 5a 記録材担持体(転写ドラム) 5b 転写帯電手段 5f 誘電体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 校條 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体にトナー像を形成し、このトナ
    ー像を、回動する記録材担持体に担持された記録材上に
    転写帯電手段を介して転写する画像形成装置において、
    前記記録材担持体の記録材を担持する周面の全て或は一
    部が、直径160mmを越える湾曲周面にて形成され、
    且つ、前記記録材担持体が引張強度600Kg/cm2
    以上の誘電体材料により形成されることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録材担持体は、直径が160mm
    を越える円筒状の枠体に誘電体シートを巻き付けて形成
    される転写ドラムである請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体シートは、ポリカーボネート
    を主成分とするシートである請求項1又は2の画像形成
    装置。
JP5132691A 1993-05-10 1993-05-10 画像形成装置 Pending JPH06324580A (ja)

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