JPH06323690A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

Info

Publication number
JPH06323690A
JPH06323690A JP11610993A JP11610993A JPH06323690A JP H06323690 A JPH06323690 A JP H06323690A JP 11610993 A JP11610993 A JP 11610993A JP 11610993 A JP11610993 A JP 11610993A JP H06323690 A JPH06323690 A JP H06323690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
compressor
drying
operation function
thermostat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11610993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3469607B2 (ja
Inventor
Yoshio Miyamoto
善至雄 宮本
Shinpachirou Uehara
伸八朗 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11610993A priority Critical patent/JP3469607B2/ja
Publication of JPH06323690A publication Critical patent/JPH06323690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3469607B2 publication Critical patent/JP3469607B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥運転から保冷運転への自動切り換えを可
能にして、操作者の作業負担の軽減と、被乾燥物のダメ
ージの低減。 【構成】 圧縮機6、凝縮器8、23、減圧装置1
9、蒸発器21を用いた冷凍サイクルを備え、保冷運転
機能と乾燥運転機能とを有する乾燥機に於いて、前記保
冷運転機能を実施する保冷モードと、前記乾燥運転機能
を実施する乾燥モードと、前記乾燥機能を最初に実施し
た後、所定の条件を満たした際に前記保冷機能を開始さ
せる自動モードとを有する制御部を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品や農作物等の乾燥
と保存に用いる冷風乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の冷風乾燥機においては、例
えば図1に示す如き冷媒回路を試みた。すなわち、冷風
乾燥機は乾燥される食品等(被乾燥物)を収納する庫内
に設けられる室内ユニット101と室外ユニット102
とから成り、乾燥庫101側に設けられた圧縮機103
の吐出側には三方弁104が接続され、三方弁104の
一方の出口は前記室外ユニット102に設けられた凝縮
器105に接続されている。106は凝縮器105を強
制空冷するための送風機であり、凝縮器の温度に応じて
送風量が制御される。
【0003】凝縮器105は室内ユニット101側に設
けられた逆止弁107を介して受液器108に接続さ
れ、受液器108は膨張弁109を介して前記庫内に設
けられた冷却器110に接続されている。冷却器110
は圧縮機103の吸込側に接続されて環状の冷凍サイク
ルを構成する。前記膨張弁109は冷却器110の出口
側の温度を検知し、冷却器110の温度を所定値に維持
するように開度を自動調整する。
【0004】前記三方弁104の他方の出口は前記冷却
器110と共に庫内に設けられて熱交換器を構成する再
熱器112に接続されており、この再熱器112は逆止
弁113を介して前記受液器108に接続されている。
この逆止弁113及び前記逆止弁107は、いずれも受
液器108側が順方向とされている。また、114は前
記冷却器110及び再熱器112と熱交した空気を前記
庫内に強制循環するための送風機である。
【0005】前記三方弁104の手前となる圧縮機10
3の吐出側は開閉弁116、圧力調整弁122を介して
膨張弁109と冷却器110の間に接続されてデフロス
ト回路を構成している。開閉弁116は蒸発器110の
出口側の温度を検出してこの温度が設定値以下になった
時に流路を開いて冷却器110の除霜を行う。また、前
記三方弁104は庫内温度によって流れが切換えられ
る。尚、120は開閉弁であり常には開いている。ま
た、121は圧縮機103冷却用のリキッドインジェク
ション回路を制御する開閉弁である。
【0006】以上の従来の冷風乾燥機の動作を説明す
る。冷風乾燥機は庫内温度が例えば+10℃〜+30℃
の範囲で使用されるものであり、庫内温度が例えば前記
+10℃に設定される。そして、圧縮機103を運転
し、前記設定温度に庫内温度が低下するまでは、三方弁
104の流路を前記一方の出口方向とする。これによっ
て、圧縮機103から吐出された高温高圧のガス冷媒
は、実線矢印で示す如く三方弁104を経て凝縮器10
5に入り、そこで放熱して凝縮した後、逆止弁107を
経て受液器108に入り、開閉弁120を経て膨張弁1
09に至る。膨張弁109は前述の如く冷却器110の
出口側の温度に基づいて開度を調整し、凝縮液化した冷
媒を絞って冷却器110に供給する。冷却器110に流
入した冷媒は蒸発し、周囲から吸熱して冷却作用を発揮
した後、圧縮機103に吸い込まれる。
【0007】係る冷却運転によって庫内温度が設定温度
まで低下すると、三方弁104の流路は前記他方の出口
方向に切り換わる。これによって、圧縮機103から吐
出された高温高圧のガス冷媒は、点線矢印で示す如く三
方弁104を経て再熱器112に入り、そこで凝縮して
加熱作用を発揮する。一方、冷媒はそこで凝縮された
後、逆止弁113を経て受液器108に入り、以後は前
述同様に流れる。係る除湿運転によって庫内温度が上昇
すれば再び前記冷却運転に切り換わり、以後は冷却運転
と除湿運転を繰り返す。冷却器109により冷却され、
再熱器112により加熱された空気は送風機114によ
り庫内に循環されるので、係る冷却・除湿運転の繰り返
しにより庫内に収納した物品は乾燥される。
【0008】ここで、庫内温度が+15℃以上の場合に
は冷却器110における冷媒の蒸発温度は0℃以上とな
るため着霜することはないが、庫内温度が+10℃にな
ると、冷却器110内の冷媒の蒸発温度は−5℃となる
ので冷却器110には着霜が成長する。冷却器110に
着霜が成長すると、熱交換が行われなくなるために冷却
器110の温度は低下して行く。デフロスト回路に設け
られた開閉弁116は、係る着霜により冷却器110の
出口温度が例えば−3℃まで低下すると、流路を開いて
圧縮機103から吐出された高温高圧のガス冷媒を膨張
弁109の下流側に流し、冷却器110に直接流入させ
る。係る高温高圧のガス冷媒の流入により冷却器110
は加熱されて除霜される。
【0009】また庫内の保冷運転を選択した場合は、前
記したような冷却運転が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の冷風乾燥機では、乾燥運転と冷却運転とを選択で
きるものであったが、庫内に設けたサーモスタットで乾
燥運転と冷却運転とを制御するものであった。すなわ
ち、単一のサーモスタット用いているため、乾燥運転と
時と冷却運転時とでサーモスタットの設定値を変える必
要があった。
【0011】たとえば、被乾燥物の一夜干しを行うとき
は、前日の夕方に庫内の乾燥運転を開始し、次の日の朝
2時から3時頃に保冷運転に切り換え(同時にサーモス
タットの設定値を低く変え)、そのまま朝の6時頃まで
保冷保管した後8時頃に被乾燥物(商品)を出荷する。
【0012】このように従来の冷風乾燥機では、夜中に
乾燥機の運転モードを乾燥運転から保冷運転に切り換え
る必要があり、またこのサーモスタットの設定値も同時
に変える必要があり、夜中に管理者の操作を必要とする
問題点があった。
【0013】本発明は、このような問題点に関して管理
者の手間を省き、かつ操作性を向上させた乾燥機を提供
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、凝縮
器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクルを備え、被
乾燥物を収容した庫内へ蒸発器で冷却された空気を供給
する保冷運転機能と蒸発器で冷却された空気を凝縮器で
再加熱した後前記庫内へ供給する乾燥運転機能とを有す
る乾燥機に於いて、前記保冷運転機能の際の庫内温度を
設定する第1のサーモスタット部と、前記乾燥運転機能
の際の庫内温度を設定する第二のサーモスタット部とを
備え、保冷運転機能または乾燥運転機能に応じて自動的
に第1のサーモスタット部又は第2のサーモスタット部
を選択する制御部を備えたものである。
【0015】また、乾燥機に於いて、前記保冷運転機能
を実施する保冷モードと、前記乾燥運転機能を実施する
乾燥モードと、前記乾燥機能を最初に実施した後、所定
の条件を満たした際に前記保冷機能を開始させる自動モ
ードとを有する制御部を備えたものである。
【0016】
【作用】このように構成された乾燥機は、第1のサーモ
スタット、第2のサーモスタットを用いて操作性を高
め、また自動運転モードを用いることによって、例えば
夜間の自動運転を可能にするものである。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図2は本発明の乾燥機の冷媒回路図を示している。
すなわち、冷風乾燥機は乾燥される食品等の物品を収納
する庫内に設けられる室内ユニット2と、室外ユニット
となるコンデンサユニット4とから成り、室内ユニット
2側に設けられた圧縮機6の吐出側には三方弁7が接続
され、三方弁7の一方の出口は前記コンデンサユニット
4に設けられた凝縮器8に接続されている。9は凝縮器
8を強制空冷するための送風機であり、凝縮器8の温度
に基づいてその送風量が自動的に制御される。
【0018】前記圧縮機6は例えば出願人が先に出願し
た特願平4−5612号に示される如きスクロールコン
プレッサであり、この圧縮機6には能力制御装置を構成
するシリンダーバイパス方式の容量制御回路11が取り
付けられている。この容量制御回路11は、直列に接続
された開閉弁12,13及び逆止弁14とを具備した細
管により、三方弁7の手前における圧縮機6の吐出側と
吸込側とを連通しており、更に、開閉弁12と13の間
は圧縮機6のスクロールに連通されている。
【0019】開閉弁12が開き開閉弁13が閉じると圧
縮機のシリンダーバイパス量を制御する圧縮機のバイパ
ス弁に高圧圧力がかかりバイパス弁が閉じたままになっ
て圧縮機は100%の能力運転になる。
【0020】開閉弁12が閉じ開閉弁13が開くと圧縮
機のバイパス弁にかかる圧力が低くなりバイパス弁が開
いて圧縮機は約60%の能力運転になる。
【0021】凝縮器8は室内ユニット2側に設けられた
逆止弁16を介して受液器17に接続され、受液器17
は膨張弁19を介して前記庫内に設けられた冷却器21
に接続されている。冷却器21はアキュムレータ22を
介して圧縮機6の吸込側に接続されて環状の冷凍サイク
ルを構成する。前記膨張弁19は冷却器21の出口側の
温度を検知し、過熱度を所定値に維持するように開度を
自動調整する。
【0022】前記三方弁7の他方の出口は前記冷却器2
1と共に室内ユニット2に設けられた再熱器23に接続
されており、この再熱器23は逆止弁24を介して前記
受液器17に接続されている。この逆止弁24及び前記
逆止弁16は、いずれも受液器17側が順方向とされて
いる。また、26は前記冷却器21及び再熱器23と熱
交した空気を前記庫内に強制循環するための送風機であ
る。この空気は冷却器21、再熱器23で順に冷却、加
熱(除運転時)された後庫内へ供給される。
【0023】前記三方弁7の手前となる圧縮機6の吐出
側にはデフロスト回路27が接続され、このデフロスト
回路27は開閉弁28及び細管29を介して膨張弁19
と冷却器21の間に接続されている。開閉弁28は蒸発
器21の出口側の温度を検出してデフロスト回路27を
開閉する(図中*2で示す)。また、前記三方弁7はコ
ントロール回路31から出力される信号で制御される。
また、制御部31には前記開閉弁12及び13を制御す
る信号を出力する。制御部31に庫内の温度を検出する
サーモスタット32,33、同様に湿度を検出するヒュ
ーミディスタット34を備え、さらに一定時間の計時を
行うタイマを備えている。
【0024】尚、受液器17の出口からは開閉弁36と
サーモバルブ37を具備したリキッドインジェクション
回路38が圧縮機6に接続されている。また、39,4
0は開閉弁、41は液電磁弁であり常には開いている。
更に、42,43及び44はそれぞれドライヤ、インジ
ケータ及びストレーナであり、46は圧縮機6に潤滑油
を戻すオイル制御回路である。47は冷凍サイクル中の
低圧圧力を検出するように設けられた低圧スイッチであ
り、その圧力が設定値(例えば0.5kg/cm2以
下)で信号を出力する。この信号は制御部31に与えら
れる。
【0025】図3はこのように構成された冷凍サイクル
を備えた乾燥機を実際に設置した状態を示す概略図であ
る。この図に於いて、60は倉庫などの家屋、61はこ
の倉庫60内に設けられ被乾燥物を収納するための庫内
(プレハブ冷凍庫)、62は庫内60に設置された室内
ユニット、63はコンデンサユニットで有り、前記した
冷凍サイクルが構成されるように接続されると共に電源
装置64から電力が供給されている。
【0026】図4は図3に示したコンデンサユニット6
3の正面図である。同様に図5は図3に示した室内ユニ
ット62の正面図である。
【0027】図6は図2に示した制御部31の主な電機
回路図である。70は圧縮機駆動用の電磁リレー(52
C)であり、このリレーが通電されることによって圧縮
機6が運転する。またこのリレーは常開接片71を備え
る。この接片71が閉じることによってリレー72が通
電され電動機9の運転を開始する。
【0028】73は切り換え接片であり、サーモスタッ
ト32の設定温度に応じて動作する。サーモスタット3
2は乾燥運転時に用いるサーモスタットであり、庫内の
温度が設定温度以上で図6に示す状態(ON)になり、
庫内温度が設定温度より低下すると、切り換え接片73
が切り換わる。また切り換え接片73が切り換わること
によって電動機9が停止し、三方弁7が点線矢印の方に
切り換わる。
【0029】76から81は保護接片であり、図示の状
態はいずれも正常状態を示している。それぞれ76は圧
縮機6の吐出ガス保護部、77は低圧圧力保護スイッ
チ、78は高圧圧力保護スイッチ、79は圧縮機6自体
の温度の保護スイッチ、80は蒸発器21の温度以上を
検知する保護スイッチ、81は圧縮機モーター用の温度
保護スイッチである。尚、82は逆相防止リレーであ
り、図示の状態は逆相接続状態を示している。また、8
3、84は切り換え接片であり、前記した保護接片が異
常を検出した際にそれぞれリレー(符番なし)を介して
切り換わる(図示は正常状態)。同時にこれらのリレー
は常開接片(符番なし)で自己保持され異常保護を行い
つつ表示灯による異常表示を継続するものである。85
は補助リレーでありサーモスタット33の設定温度に応
じて動作する。サーモスタット33は保冷運転時に用い
るサーモスタットであり、庫内の温度が設定温度以下で
図6に示す状態(OFF)になり、庫内温度が設定温度
より高いと、補助リレー85を通電する。この補助リレ
ー85は常開接片86を閉じる。
【0030】74はポンプダウン停止を行う際に閉じる
常閉接片であり通常運転時には接片を開いている。ま
た、87は常開接片であり、乾燥運転時に閉じる接片で
ある。
【0031】よって、圧縮機6はサーモスタット32
(乾燥運転用)がONになったとき、またはサーモスタ
ット33(保冷運転用)がONになったときに運転され
る。
【0032】三方弁7はサーモスタット32がONの間
常に切り換わり乾燥運転を維持する。すなわち、設定温
度以上では冷房運転(保冷運転)が行われ、設定温度以
下で乾燥運転になる。またサーモスタット33(保冷運
転用)は、その設定値がサーモスタット32より低く設
定されており、上記乾燥運転中に於いても圧縮機6をO
Nにする出力を出しているが三方弁7が切り換わること
によって乾燥運転が保たれている。尚、切り換え接片7
3が非通電状態(図示の状態)ならば保冷運転となる。
【0033】従って、乾燥運転の開始から一定時間後に
切り換え接片73の動作を非通電時状態にすれば、乾燥
運転から保冷運転に自動的に変えることができる。
【0034】図7は自動運転を行う際の電気回路図であ
る。この図に於いて93は手動の切り換えスイッチであ
り乾燥モード(乾燥運転)、保冷モード(保冷運転)、
自動モード(乾燥運転から保冷運転への自動切り換え)
を選択する。94は前記した切り換え接片73を切り換
える補助リレー、95は常開接片87を閉じる補助リレ
ー、96は補助リレーであり常開接片97を備え、98
はタイマーリレーであり所定時間後に常閉接片99を開
くものである。
【0035】また、図6に於いて88は保冷運転時用の
除霜タイマーであり所定時間後に一定時間の間接片を開
くものである。この接片を開いている間は圧縮機6の運
転が強制的に停止され蒸発器に付着した霜を自然解凍す
る。89は圧縮機6へインジェクションを行うための開
閉弁36を通電する補助リレーである。90は液電磁弁
41を通電する補助リレーである。91は電動機9を運
転させるための補助リレーである。92は保護動作を解
除させるためのスイッチである。
【0036】75はデフロストを行う際の開閉弁28を
ON/OFFさせるためのデフロスト用のサーモスタッ
トである。
【0037】以上の構成で次に本発明の冷風乾燥機の動
作(自動モード)を説明する。冷風乾燥機は庫内温度が
例えば+10℃〜+30℃の範囲で使用されるものであ
り、制御部31のサーモスタット32には例えば+10
℃の庫内温度が設定されている。そして、制御部31は
圧縮機6を運転させ、タイマ98の計時を開始させると
共に、前記設定温度に庫内温度が低下するまでは、切り
換え接片73が図6に示す状態にあり、三方弁7の流路
を前記一方の出口方向とする。これによって、圧縮機6
から吐出された高温高圧のガス冷媒は、矢印で示す如く
三方弁7を経て凝縮器8に入り、そこで放熱して凝縮し
た後、逆止弁16を経て受液器17に入り、液電磁弁4
1を経て膨張弁19に至る。膨張弁19は前述の如く冷
却器21の出口側の温度に基づいて開度を調整し、凝縮
液化した冷媒を絞って冷却器21に供給する。冷却器2
1に流入した冷媒は蒸発し、周囲から吸熱して冷却作用
を発揮した後、アキュムレータ22を経て圧縮機6に吸
い込まれる。
【0038】そして、庫内温度が前記設定温度(+10
℃)まで低下すると、制御部31はサーモスタット33
に基づいてこれを検知し切り換え接片73を切り換え、
三方弁7の流路を前記他方の出口方向とする。これによ
って、圧縮機6から吐出された高温高圧のガス冷媒は、
点線矢印で示す如く三方弁7を経て再熱器23に入り、
そこで凝縮して加熱作用を発揮する。一方、冷媒はそこ
で凝縮された後、逆止弁24を経て受液器17に入り、
以後は前述同様に流れる。従って冷却器21で冷却され
た空気が再熱器23で加熱され庫内の除湿運転が行われ
る。庫内の温度が所定の上限値(+10℃より上に所定
のヒステリシス幅を有して設定された値)に上昇した
ら、制御部31は再び三方弁7を切換えて冷却運転を行
い、以後は冷却運転と除湿運転を繰り返す。冷却器21
により冷却され、再熱器23により加熱された空気は送
風機26により庫内に循環されるので、係る冷却・除湿
運転の繰り返しにより庫内に収納した物品は乾燥され
る。
【0039】このような運転を続けた後、前記タイマー
98がタイムアップすると常閉接片99が開いて補助リ
レー94が通電されなくなるので、前記した保冷運転が
開始される。このときの圧縮機6のON/OFFはサー
モスタット33のON/OFFに従う。
【0040】尚、庫内の負荷が軽くなり、サーモスタッ
ト33の検出する温度が設定温度に対して1〜2℃低く
なった場合(又はヒューミディスタット34の検出する
湿度が60%以下になった場合)には開閉弁12を開い
て(開閉弁13は閉じたまま)圧縮機6の運転容量を小
さく減らす。
【0041】また、同時に庫内の負荷が軽くなり、すな
わち冷凍サイクル中の低圧圧力が低くなって低圧スイッ
チ47からの信号がある時には、(ヒューミディスタッ
ト34の検出する湿度が60%以下の条件を加えても良
い)開閉弁12,13の両方が同時に開いて、圧縮機6
の運転容量を大きく減らす(60%の運転容量まで)。
このように庫内の負荷が低下した際、すなわち庫内の被
乾燥物が所望の乾燥状態になった際には圧縮機6の運転
容量を低減させることによって、冷却器21での過剰冷
却が抑制され冷却器21の着霜の発生を遅らせることが
できる。
【0042】以上のようにして庫内の物品は乾燥、保冷
されるが、冷却器21に着霜が成長し、その出口側の温
度が例えば−3℃まで低下すると、開閉弁28が流路を
開いて圧縮機6から吐出された高温高圧のガス冷媒を膨
張弁19の下流側に流し、冷却器21に直接流入させ
る。係る高温高圧のガス冷媒の流入により冷却器21は
加熱されて除霜される。
【0043】
【発明の効果】以上のように構成された乾燥機では、庫
内温度調整用のサーモスタットを、乾燥運転用と保冷運
転用とに分けて温度設定値の異なるサーモスタットでコ
ントロールする事により、自動運転モードで、乾燥運転
の開始時には高めの温度設定値で乾燥運転を開始し、乾
燥運転終了後自動的に保冷モードとなり、乾燥温度より
低めの保冷温度で被乾燥物を保冷する事ができる。
【0044】従って、通常、被乾燥物を乾燥させた後に
同じ設定温度で保冷保管するより、自動的にこの乾燥温
度より低い設定温度で被乾燥物を保冷保管することがで
き、被乾燥物に復元(回りの水分を吸収してもとに戻
る)などのダメージを与えること無く保冷保管が可能に
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術を示す冷媒回路である。
【図2】本発明の実施例を示す乾燥機の冷媒回路図であ
る。
【図3】本発明の乾燥機を実際に設置した状態を示す概
略図である。
【図4】図3に示したコンデンサユニット63の正面図
である。
【図5】図3に示した室内ユニット62の正面図であ
る。
【図6】図2に示した制御部31の主な電気回路図であ
る。
【図7】自動運転を行う際の電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷風乾燥機 6 圧縮機 7 三方弁 8 凝縮器 11 容量制御回路 19 膨張弁 21 冷却器 23 再熱器 27 デフロスト回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用
    いた冷凍サイクルを備え、被乾燥物を収容した庫内へ蒸
    発器で冷却された空気を供給する保冷運転機能と蒸発器
    で冷却された空気を凝縮器で再加熱した後前記庫内へ供
    給する乾燥運転機能とを有する乾燥機に於いて、前記保
    冷運転機能の際の庫内温度を設定する第1のサーモスタ
    ット部と、前記乾燥運転機能の際の庫内温度を設定する
    第二のサーモスタット部とを備え、保冷運転機能または
    乾燥運転機能に応じて自動的に第1のサーモスタット部
    又は第2のサーモスタット部を選択する制御部を備えた
    ことを特徴とする乾燥機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用
    いた冷凍サイクルを備え、被乾燥物を収容した庫内へ蒸
    発器で冷却された空気を供給する保冷運転機能と蒸発器
    で冷却された空気を凝縮器で再加熱した後前記庫内へ供
    給する乾燥運転機能とを有する乾燥機に於いて、前記保
    冷運転機能を実施する保冷モードと、前記乾燥運転機能
    を実施する乾燥モードと、前記乾燥機能を最初に実施し
    た後、所定の条件を満たした際に前記保冷機能を開始さ
    せる自動モードとを有する制御部を備えたことを特徴と
    する乾燥機。
JP11610993A 1993-05-18 1993-05-18 乾燥機 Expired - Fee Related JP3469607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11610993A JP3469607B2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11610993A JP3469607B2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06323690A true JPH06323690A (ja) 1994-11-25
JP3469607B2 JP3469607B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=14678920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11610993A Expired - Fee Related JP3469607B2 (ja) 1993-05-18 1993-05-18 乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3469607B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142017A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
WO2023032586A1 (ja) * 2021-08-30 2023-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 食品の貯蔵庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142017A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
WO2023032586A1 (ja) * 2021-08-30 2023-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 食品の貯蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP3469607B2 (ja) 2003-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002147917A (ja) 冷凍装置および冷凍装置を備えた冷蔵庫
RU2459159C2 (ru) Холодильная машина и способ эксплуатации для нее
JPH029269B2 (ja)
JP3469607B2 (ja) 乾燥機
JP3426634B2 (ja) 冷風乾燥機
JP2002260081A (ja) 自動販売機の冷却装置
JP3954835B2 (ja) 冷蔵庫
JPS63251780A (ja) 冷凍装置における運転制御装置
JPS5842850Y2 (ja) レイゾウコヨウレイトウソウチ
JP3291314B2 (ja) 冷凍装置
JP2002195726A (ja) 冷蔵庫
JP2002195668A (ja) 冷蔵庫
KR100390436B1 (ko) 2개의 증발기가 구비된 냉장고의 냉장팬을 이용한 제상 방법
JPS5835982Y2 (ja) 冷凍サイクルの運転装置
KR100207086B1 (ko) 냉장고의 제상운전 제어방법
KR100221880B1 (ko) 냉장고의 운전 제어 방법
KR100600782B1 (ko) 냉장고의 제상방법
JP2002195734A (ja) 冷凍冷蔵庫
KR0127383Y1 (ko) 쇼케이스의 제상시 냉각팬정지지연회로
KR830002146B1 (ko) 온·냉 자동판매기의 고내 냉각장치
JPH04194564A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH02247460A (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JPS61159072A (ja) 冷凍装置
KR910000132Y1 (ko) 간냉식 냉장고의 제상장치
JPH07127975A (ja) 冷風乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees