JPH0632345A - シャーレ - Google Patents
シャーレInfo
- Publication number
- JPH0632345A JPH0632345A JP18356592A JP18356592A JPH0632345A JP H0632345 A JPH0632345 A JP H0632345A JP 18356592 A JP18356592 A JP 18356592A JP 18356592 A JP18356592 A JP 18356592A JP H0632345 A JPH0632345 A JP H0632345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- petri dish
- solution
- etching
- height
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】シャーレに入れるエッチング等で使用する溶液
の量を少なくしても、エッチング等が可能なシャーレを
提供する。 【構成】シャーレ1の底面に凹凸1aを設けることによ
り、溶液4をシャーレ1に、エッチング等される物体2
の途中までしか入れなくても、シャーレ1の底面側の物
体1の面の付着物3をエッチング等できる。
の量を少なくしても、エッチング等が可能なシャーレを
提供する。 【構成】シャーレ1の底面に凹凸1aを設けることによ
り、溶液4をシャーレ1に、エッチング等される物体2
の途中までしか入れなくても、シャーレ1の底面側の物
体1の面の付着物3をエッチング等できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチング等で使用さ
れる塩酸、王水、フッ素等の溶液を入れるシャーレに関
する。
れる塩酸、王水、フッ素等の溶液を入れるシャーレに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のシャーレ11は、図6に示すよう
に、例えば形が丸く底面が平らなものが一般的である。
このようなシャーレ11を用いて、図7に示すような円
板状の物体12の一面に付着している付着物13を酸あ
るいはアルカリ等の溶液14でエッチング(溶解)させ
る場合、図8に示すように、物体12の全体が浸るよう
に、溶液14をシャーレ15に入れて使用するのが普通
である。
に、例えば形が丸く底面が平らなものが一般的である。
このようなシャーレ11を用いて、図7に示すような円
板状の物体12の一面に付着している付着物13を酸あ
るいはアルカリ等の溶液14でエッチング(溶解)させ
る場合、図8に示すように、物体12の全体が浸るよう
に、溶液14をシャーレ15に入れて使用するのが普通
である。
【0003】図9に示すように、溶液14をシャーレ1
5に、物体12の途中まで浸るように入れ、物体12の
付着物13の付着している面をシャーレ15の底面に持
っていって、エッチングすることも可能であるが、付着
物の付着している面がシャーレ15の底面とぴったり一
致し、くっ付き合い、エッチングしにくい問題点があ
る。
5に、物体12の途中まで浸るように入れ、物体12の
付着物13の付着している面をシャーレ15の底面に持
っていって、エッチングすることも可能であるが、付着
物の付着している面がシャーレ15の底面とぴったり一
致し、くっ付き合い、エッチングしにくい問題点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シャーレの
底面に凹凸を設けることにより、シャーレに入れるエッ
チング等に使用する溶液の量を少なくしても、エッチン
グ等が可能なシャーレを提供することを目的とするもの
である。
底面に凹凸を設けることにより、シャーレに入れるエッ
チング等に使用する溶液の量を少なくしても、エッチン
グ等が可能なシャーレを提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたもので、シャーレの底面に凹凸
を設けることを特徴とするものである。
解決するためになされたもので、シャーレの底面に凹凸
を設けることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】シャーレの底面に凹凸を設けることにより、溶
液をシャーレに、エッチング等される物体の途中までし
か入れなくても、シャーレの底面側の物体の面の付着物
をエッチング等できる。
液をシャーレに、エッチング等される物体の途中までし
か入れなくても、シャーレの底面側の物体の面の付着物
をエッチング等できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体的な一実施例について説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
いことはいうまでもない。図1は本発明のシャーレの一
実施例の斜視図である。
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
いことはいうまでもない。図1は本発明のシャーレの一
実施例の斜視図である。
【0008】このシャーレ1は、底面の中央部が盛り上
がり部1aを有している。このシャーレ1の直径は約2
0cm、中央の盛り上がり部1aはその高さ約1cmで
ある。ここにおいて、図2に示すような物体2(ガラス
製の円板)の片面についている金属膜)を塩酸等の溶液
4でエッチングする場合、図3に示すように、付着物3
(金属膜)面を下にしてシャーレ1に入れる。
がり部1aを有している。このシャーレ1の直径は約2
0cm、中央の盛り上がり部1aはその高さ約1cmで
ある。ここにおいて、図2に示すような物体2(ガラス
製の円板)の片面についている金属膜)を塩酸等の溶液
4でエッチングする場合、図3に示すように、付着物3
(金属膜)面を下にしてシャーレ1に入れる。
【0009】ここで、塩酸等の溶液4は、円板状の物体
2すべて浸るほど入れる必要はなく、付着物3面が浸る
程度でよい。これにより溶液4(エッチング液)の消費
量は著しく少なくて済む。盛り上がり部1aの高さは、
底辺の1/10以下であることが望ましい。盛り上がり
部1aの高さが1/10以上であると、溶液4を入れる
部分が大きくなる。図4に悪い例として、シャーレ1の
直径20cmに対して、盛り上がり部1aが5cmの例
を示す。溶液4を節約する効果がない。
2すべて浸るほど入れる必要はなく、付着物3面が浸る
程度でよい。これにより溶液4(エッチング液)の消費
量は著しく少なくて済む。盛り上がり部1aの高さは、
底辺の1/10以下であることが望ましい。盛り上がり
部1aの高さが1/10以上であると、溶液4を入れる
部分が大きくなる。図4に悪い例として、シャーレ1の
直径20cmに対して、盛り上がり部1aが5cmの例
を示す。溶液4を節約する効果がない。
【0010】また、底面の形状は前述のように、底面全
体が凸でなくてもよい。例えば、底辺5〜25mmで、
高さが3〜15mm程度の円錐状の突起を有する底面で
もよい。この突起が1個でも、前述した効果は得られる
が、物体(円板2)を支えることを考えると、3個以上
が望ましい。また、成形の効率を考えると、1cm2あ
たり1個以下が望ましい。
体が凸でなくてもよい。例えば、底辺5〜25mmで、
高さが3〜15mm程度の円錐状の突起を有する底面で
もよい。この突起が1個でも、前述した効果は得られる
が、物体(円板2)を支えることを考えると、3個以上
が望ましい。また、成形の効率を考えると、1cm2あ
たり1個以下が望ましい。
【0011】円錐状の突起1bが3個のシャーレ1を図
5に示す。図5Aは斜視図、Bは断面図である。このよ
うな底面を有するシャーレ1の材質は、ガラス以外にも
例えばフッ酸をエッチング液として使用する場合テフロ
ンがあげられる。
5に示す。図5Aは斜視図、Bは断面図である。このよ
うな底面を有するシャーレ1の材質は、ガラス以外にも
例えばフッ酸をエッチング液として使用する場合テフロ
ンがあげられる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、シャーレの底面に凹凸を設けることにより、溶液を
シャーレに、エッチング等される物体の途中までしか入
れなくても、シャーレの底面側の物体の面の付着物をエ
ッチング等することができる。物体の途中までしか溶液
をシャーレに入れないことで、エッチング等に使用する
溶液の量が少なくて済む。しかも、エッチング等で使用
する溶液の例として、塩酸、王水、フッ酸などがある
が、これらは人体にとっても危険である。この危険な溶
剤の使用量が少なくて済むということは、安全面でも大
きな効果が得られる。
は、シャーレの底面に凹凸を設けることにより、溶液を
シャーレに、エッチング等される物体の途中までしか入
れなくても、シャーレの底面側の物体の面の付着物をエ
ッチング等することができる。物体の途中までしか溶液
をシャーレに入れないことで、エッチング等に使用する
溶液の量が少なくて済む。しかも、エッチング等で使用
する溶液の例として、塩酸、王水、フッ酸などがある
が、これらは人体にとっても危険である。この危険な溶
剤の使用量が少なくて済むということは、安全面でも大
きな効果が得られる。
【図1】本発明のシャーレの一実施例であり、Aは斜視
図、Bは断面図である。
図、Bは断面図である。
【図2】エッチング等される物体(ガラス製の円板)の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】物体の途中まで溶液を入れた本発明のシャーレ
の一実施例の断面図である。
の一実施例の断面図である。
【図4】盛り上がり部が1/10以上の本発明外のシャ
ーレの断面図である。
ーレの断面図である。
【図5】本発明のシャーレの他の実施例であり、Aは斜
視図、Bは断面図である。
視図、Bは断面図である。
【図6】従来のシャーレの斜視図である。
【図7】エッチング等される物体の斜視図である。
【図8】従来の物体の途中までが浸るように溶液を入れ
たシャーレの断面図である。
たシャーレの断面図である。
【図9】従来の物体全体が浸るように溶液を入れたシャ
ーレの断面図である。
ーレの断面図である。
1 シャーレ 1a 盛り上がり部 2 物体(ガラス製の円板) 3 付着物(金属膜) 4 溶液 11 シャーレ 12 円板状の物体 13 付着物 14 溶液
Claims (6)
- 【請求項1】 底面に凹凸を有するシャーレ。
- 【請求項2】 前記凹凸は底辺5〜25mm、高さ3〜
15mmの円錐状の突起を含むことを特徴とするシャー
レ。 - 【請求項3】 前記突起は底面においてその密度が1個
/cm2 以下であることを特徴とする請求項2記載のシ
ャーレ。 - 【請求項4】 底面全体が凸状の形状であり、かつその
盛り上りの高さが底辺の1/10以下であることを特徴
とするシャーレ。 - 【請求項5】 シャーレはガラス又はテフロンより成る
ことを特徴とする請求項1項記載のシャーレ。 - 【請求項6】 シャーレはガラス又はテフロンより成る
ことを特徴とする請求項4項記載のシャーレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18356592A JPH0632345A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | シャーレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18356592A JPH0632345A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | シャーレ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632345A true JPH0632345A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16138032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18356592A Pending JPH0632345A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | シャーレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632345A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0751215A2 (en) * | 1995-06-29 | 1997-01-02 | Becton, Dickinson and Company | Culture vessel for use with coverslips |
WO2001055297A3 (de) * | 2000-01-27 | 2002-02-07 | Medigene Ag | Dreidimensionalen matrixkörper und vorrichtung sowie verfahren zum messen von kontraktionen eines zellgewebes |
WO2011117545A1 (fr) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | bioMérieux | Boite de petri comportant des moyens de retenue du milieu de culture gelose |
WO2018207907A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | 株式会社フコク | 細胞培養容器 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18356592A patent/JPH0632345A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0751215A2 (en) * | 1995-06-29 | 1997-01-02 | Becton, Dickinson and Company | Culture vessel for use with coverslips |
EP0751215A3 (en) * | 1995-06-29 | 1997-03-05 | Becton Dickinson Co | Culture container for use with culture plates |
JPH09117277A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-05-06 | Becton Dickinson & Co | カバーガラスとともに使用するための培養容器 |
WO2001055297A3 (de) * | 2000-01-27 | 2002-02-07 | Medigene Ag | Dreidimensionalen matrixkörper und vorrichtung sowie verfahren zum messen von kontraktionen eines zellgewebes |
US7618452B2 (en) | 2000-01-27 | 2009-11-17 | Medigene Ag | Artificially produced, three-dimensional muscle tissue |
WO2011117545A1 (fr) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | bioMérieux | Boite de petri comportant des moyens de retenue du milieu de culture gelose |
FR2957932A1 (fr) * | 2010-03-24 | 2011-09-30 | Biomerieux Sa | Boite de petri comportant des moyens de retenue du milieu de culture gelose |
WO2018207907A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | 株式会社フコク | 細胞培養容器 |
JPWO2018207907A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2020-03-12 | 株式会社フコク | 細胞培養容器 |
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