JPH07140450A - ガラス基板 - Google Patents

ガラス基板

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JPH07140450A
JPH07140450A JP28671093A JP28671093A JPH07140450A JP H07140450 A JPH07140450 A JP H07140450A JP 28671093 A JP28671093 A JP 28671093A JP 28671093 A JP28671093 A JP 28671093A JP H07140450 A JPH07140450 A JP H07140450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
edge
chamfered
glass
line segment
Prior art date
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Pending
Application number
JP28671093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaomi Tanaka
孝臣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28671093A priority Critical patent/JPH07140450A/ja
Publication of JPH07140450A publication Critical patent/JPH07140450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、研磨時に安定して保持す
ることができ、付着したガラスの微細片等を完全に除去
できるガラス基板を提供することにある。 【構成】 ガラス基板1は、ガラス素材から所定寸法に
切断された後、その上面1a及び下面1bに含まれる端
縁Pが面取りされる。面取り寸法は、ガラス基板の板厚
をd、端縁からその端縁を含む上面(或いは下面)上の
端縁に平行な線分Aまでの距離をa、端縁からその端縁
を含む端面1c上の端縁に平行な線分Bまでの距離を
b、及びd−2bをc、とした場合、9d/10>c≧
2d/3、及びd>a>d−4bの関係を満たすように
設定される。このように面取り寸法を限定すると、ガラ
ス基板の保持安定性が良好になるとともにガラス基板洗
浄時の水切れが良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示器に組み込
まれるガラス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示器に組み込まれるガラス
基板は、例えば、特開昭52−1088836号公報に
記載されているように、ガラス素材を所定寸法に切断し
た後、その端縁が面取り加工される。端縁が面取りされ
たガラス基板は、保持装置によって保持されてその表面
が研磨される。そして、研磨されたガラス基板は、洗浄
されてガラスの微細片、研磨材あるいはごみ等の異物が
除去される。洗浄されたガラス基板の一方の表面には、
透明導電膜が蒸着されこの透明導電膜をエッチングする
ことにより透明電極が形成される。そして、表面に電極
が形成された一対のガラス基板を電極が互いに対向する
ように平行に配置し、これらのガラス基板間に液晶層を
封入することにより液晶表示器が製造される。
【0003】ガラス基板は、面取りされる端縁を含む2
つの面、即ちこの端縁を含む上面(或いは下面)及び端
面を同じ幅で切除するように面取りされる。或いは、ガ
ラス基板の厚さをdとした場合、上記端縁は、曲率半径
がd/2である曲面に面取りされる。
【0004】ガラス基板の表面を研磨するためにガラス
基板を保持装置に装着した場合、ガラス基板は、その端
面が保持装置の内壁に接触することによって位置決め保
持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端縁が
面取りされている場合、ガラス基板端面の面積が小さ
く、保持装置の内壁に接触する面積も小さい。そのた
め、ガラス基板を保持装置により安定して保持すること
が困難で、研磨の際にガラス基板が移動してしまう虞が
ある。この場合、ガラス基板表面の研磨精度が悪くなる
ばかりか、ガラス基板の端部が損傷する虞もある。更
に、研磨によって発生する振動によってガラス基板が保
持装置から外れガラス基板が割れる虞がある。また、ガ
ラス基板が安定して保持されていないと、研磨時に保持
装置内でガラス基板が移動するため、保持装置の内壁が
ガラス基板の接触により著しく消耗し保持装置の寿命が
短くなる問題がある。
【0006】また、従来のガラス基板においては、基板
洗浄時の水切れが悪く、研磨により生じたガラスの微細
片等を完全に除去できない問題がある。ガラスの微細片
等が基板上に付着したまま液晶表示器を組み立てると、
ガラスの微細片等によって液晶層の配向が乱れ、画面に
表示ムラを生じる問題がある。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、研磨時に安定して保持することがで
き、付着したガラスの微細片等を完全に除去できるガラ
ス基板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明によれば、液晶表示器に組み込まれる矩形
板状のガラス基板において、表面及び端面により形成さ
れた少なくとも1つの端縁は、端縁と平行な表面上の線
分Aと端縁と平行な端面上の線分Bとを通る切断面に沿
って切除することにより面取りされ、上記端縁から上記
線分Aまでの最短距離をa、上記端縁から上記線分Bま
での最短距離をb、板厚をd、d−2bをcとした場
合、上記a、b、dは、9d/10>c≧2d/3、及
びd>a>d−4bの関係を満たすように設定されてい
ることを特徴とするガラス基板が提供される。また、こ
の発明によれば、上記切断面が上記端縁側に凸をなす曲
面であることを特徴とするガラス基板が提供される。
【0009】
【作用】この発明のガラス基板は、表面(上面または下
面)と端面との間に形成された少なくとも1つの端縁が
面取りされる。この面取り寸法は、ガラス基板の板厚を
d、端縁と平行な表面上の線分Aから端縁までの最短距
離をa、端縁と平行な端面上の線分Bから端縁までの最
短距離をb、及びd−2bをc、とした場合、9d/1
0>c≧2d/3及びd>a>d−4bの関係を満たす
ように設定される。そして、線分A及び線分Bを通る平
坦な切断面に沿って端縁を含む部分を切除することによ
り面取りする。
【0010】また、面取りされる端縁は、線分Aから線
分Bに向かって外側に凸な曲面で切除されてもよい。以
上のように面取り寸法を限定することにより、ガラス基
板の研磨時に保持装置の内壁に接触する端面の面積を比
較的大きくでき、保持装置内で基板を安定して保持する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。図1及び図2に示すように、
この発明の第1の実施例に係る矩形板状のガラス基板1
は、ガラス素材を所定の寸法に切断した後、その上面及
び下面に含まれる8つの端縁Pがそれぞれ面取りされ
る。各端縁の面取りは、端縁Pから距離a離間し、端縁
Pと平行な表面(上面)1a上の線分Aと、端縁Pから
距離b離間し、端縁Pと平行な端面1c上の線分Bと、
を通る切断面1dに沿って各端縁を切除することにより
なされている。
【0012】ガラス基板1の面取り寸法は、例えば、ガ
ラス基板1の板厚をd、及び板厚dから2bを引いた長
さ(面取りされずに残った端面1cの幅)をc、とした
場合、9d/10>c≧2d/3、及びd>a>d−4
bの関係を満たすように設定されている。また、実施例
においては、aは0.4mm、bは0.1mm、dは
0.7mmに設定されている。尚、上記a、b、dの値
は、この実施例の値に限定されることなく上述の関係を
満たす範囲内で種々変更できる。
【0013】上述したように面取りされたガラス基板1
は、図3に示すように、保持装置2によって保持された
状態で研磨プレ−ト3によりその上面1a及び下面1b
が順に研磨される。
【0014】保持装置2は、支持台4を備え、支持台4
にはガラス基板1が装着される凹所4aが形成されてい
る。凹所4aは、ガラス基板1と略同一寸法の矩形状に
形成され、底壁4bと底壁4bに対して垂直に延びる側
壁4cとにより規定されている。
【0015】ガラス基板1は、その下面1bが底壁4b
上に載置されるように凹所4a内に装着される。この状
態で、ガラス基板1の各端面1cは、側壁4cに接触
し、上面1aは、支持台4の上面4dよりもわずかに上
方に位置される。そして、研磨プレ−ト3をガラス基板
1の上面1a上に接触させた状態で往復運動させること
によりガラス基板1の上面1aを研磨する。上面1aの
研磨終了後、ガラス基板1を反転して同様に下面1bを
研磨する。
【0016】ところで、ガラス基板1の面取り寸法を上
記のように限定すると、ガラス基板1の端面1cの幅c
が比較的大きくなる。例えば、a=b=0.2mmとし
た場合には、端面1cの幅cが0.3mmとなるのに対
し、本実施例のように面取り寸法を限定することにより
端面1cの幅cを0.2mm大きくすることができる。
この結果、保持装置2の側壁4cに接触するガラス基板
1の端面1cの面積が大きくなり、ガラス基板1の保持
装置2内での保持安定性が向上する。特に、このような
寸法の限定は、板厚が1.5mm以下の比較的薄いガラ
ス基板1に有効であり、保持安定性の向上が顕著に現れ
る。ガラス基板1が安定して保持されると、保持装置2
内でのガラス基板1の移動が少なくなり高い研磨精度が
得られ液晶表示器の品質が向上する。また、ガラス基板
1の移動が規制されることにより、ガラス基板1の接触
による保持装置2の磨耗が減少され保持装置2の使用寿
命を長くできる。
【0017】上述したように上面1a及び下面1bが研
磨されたガラス基板1は、洗浄されてガラスの微細片等
の異物が除去される。この場合においても、ガラス基板
1の面取り寸法を上記のように限定することにより、洗
浄時の水切れが良くなり、特に直径約50μm程度の付
着しやすい微細片であっても完全に除去できる。
【0018】以上のように、面取り、研磨、及び洗浄さ
れたガラス基板1は、その上面1a上に図示しない透明
導電膜が蒸着され、エッチングされて図示しない透明電
極が形成される。電極が形成された2枚のガラス基板1
は、電極が対向するように互いに平行に配置され、その
間に図示しない液晶層が封入されて図示しない液晶表示
器が形成される。
【0019】次に、この発明の第2の実施例について図
4を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記第1の実
施例と同じであるので、第1の実施例と同一の部分につ
いては同一符号を用いて説明を省略し、第1の実施例と
異なる部分についてのみ説明する。
【0020】図4に示すように、ガラス基板1は、線分
Aから線分Bに延びる端縁P側に凸な曲面に面取りされ
ている。この場合の面取り寸法は、上述した第1の実施
例と同じであり、第1の実施例と同様に保持装置2の側
壁4cに接触する端面1cの面積を比較的大きくでき
る。従って、研磨時におけるガラス基板1の保持精度を
高くすることができ高い研磨精度が得られる。更に、第
1の実施例と同様に洗浄時の水切れが良くなり異物を完
全に除去できる。その上、切除する面をラウンド加工す
ることにより、切除する部分が少なくて済み、研磨に使
用する研磨石の消費量が少なくて済むため経済的であ
る。
【0021】尚、本発明は、上述した実施例に限定され
ることなく、発明の要旨を変更することなく種々変形可
能である。例えば、ガラス基板1の端縁Pは、上面及び
下面に含まれるすべての端縁Pについて面取りされる必
要はなく、面取りが必要とされる端縁Pについてのみ面
取りすれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のガラス
基板1によれば、研磨時にガラス基板1を保持する保持
装置2の側壁4cに接触する端面1cを大きくするよう
に面取り寸法を限定している。従って、保持装置2内の
ガラス基板1は、安定して保持されており、その結果、
高い研磨精度を得ることができる。また、このように面
取り寸法を限定することにより、ガラス基板1の洗浄時
における水切れが良好になり、研磨により生じるガラス
の微細片等の異物を完全に除去することができる。これ
により、表示ムラを生じることのない液晶表示器を製造
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の第1の実施例に係るガラス
基板を示す概略図。
【図2】図2は、図1のガラス基板をX−Xに沿って切
断した場合の断面図。
【図3】図3は、図1のガラス基板を保持装置に組み込
んだ状態を示す断面図。
【図4】図4は、この発明の第2の実施例に係るガラス
基板を示す断面図。
【符号の説明】
1…ガラス基板、1a…上面、1b…下面、1c…端
面、2…保持装置、3…研磨パット、4…支持台、4a
…凹所、4b…底壁、4c…側壁、4d…上面、P…端
縁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示器に組み込まれる矩形板状のガ
    ラス基板において、 表面及び端面により形成された少なくとも1つの端縁
    は、端縁と平行な表面上の線分Aと端縁と平行な端面上
    の線分Bとを通る切断面に沿って切除することにより面
    取りされ、 上記端縁から上記線分Aまでの最短距離をa、上記端縁
    から上記線分Bまでの最短距離をb、板厚をd、d−2
    bをcとした場合、上記a、b、dは、9d/10>c
    ≧2d/3、及びd>a>d−4bの関係を満たすよう
    に設定されていることを特徴とするガラス基板。
  2. 【請求項2】 上記切断面は、上記端縁側に凸をなす曲
    面であることを特徴とする請求項1に記載されたガラス
    基板。
JP28671093A 1993-11-16 1993-11-16 ガラス基板 Pending JPH07140450A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047265A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス基板及びガラス基板の製造方法
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