JPH063231Y2 - コントロールバルブ - Google Patents

コントロールバルブ

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JPH063231Y2
JPH063231Y2 JP6391189U JP6391189U JPH063231Y2 JP H063231 Y2 JPH063231 Y2 JP H063231Y2 JP 6391189 U JP6391189 U JP 6391189U JP 6391189 U JP6391189 U JP 6391189U JP H063231 Y2 JPH063231 Y2 JP H063231Y2
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JP
Japan
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spool
outer diameter
type
control valve
spools
Prior art date
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JP6391189U
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JPH032972U (ja
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真司 小久保
隆 清水
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、油圧機械、空気圧機械等に用いられるコン
トロールバルブに関する。
(従来の技術) 油圧機械、空気圧機械等に用いられるコントロールバル
ブには、例えば、油圧ショベルのコントロールバルブの
ように、種類の異なる複数のスプールを備えた、いわゆ
る多連式のものがある。このような多連式のコントロー
ルバルブに組み込まれる各スプールは、そのインチング
機能や切換機能に応じて、ランドの長さや、ノッチの長
さ、深さ等の各部の寸法が異なっている。
ところで、昨今では上記各スプールに微妙なインチング
が要求されることが多くなっており、このようになる
と、おのずと各スプールの形状やノッチ長さ、深さ等が
近似するものとなる。その結果、各スプールがどの製作
品番に相当する種類のものであるかを容易に判別するこ
とが困難になってきている。このため、各種類のスプー
ルをバルブハウジングに組み込む際に誤ったポジション
に組み込んでしまう誤組が生じたりしている。
この点を解決するものとして、例えば、実開昭63−1
60474号公報に記載されたものが知られている。こ
のものは、各スプールの、レバーやリンク等のアクチュ
エータが連結されるスプール端に、製作品番(または製
作図番)に相当する種別を識別するための識別部を設け
ている。この識別部によって外見上互いに近似する各ス
プールがどの製作品番に相当する種別のものであるかが
容易に判別できるようにしている。つまり、この従来の
技術は、スプール端の外周面に、二種類の溝幅寸法を有
する複数の環状溝を形成して、これらの環状溝を製作品
番に相当する種別を識別するための識別記号としてい
る。この場合、幅広の環状溝および幅狭の環状溝のいず
れか一方が、“1”、他方が“0”に意味付けられ、こ
の“1”と“0”との組み合わせによる2進数がスプー
ルの製作品番と関連付けられている。したがって、スプ
ール端に形成された幅広の環状溝と幅狭の環状溝との配
列から人間の視覚により容易にどの製作品番に相当する
種別のスプールであるのかが識別できる。
(本考案が解決しようとする課題) しかし、上記公報に示される従来技術の場合、スプール
の種別の確認を自動的に正確に行なうためには光学セン
サにより識別記号の検出が必要となる。そのために光学
センサによる検出が正しく行なわれる環境を必要とし、
スプールをバルブハウジングに組み込む際の誤組を防止
するためには好ましいものではなかった。
また、上記公報に示される従来の技術の識別記号は多数
の環状溝によって構成されるものであるため、スプール
端部分に多数の環状溝の形成が必要であり、それだけス
プールの加工工数が多くなる。しかも、多数の環状溝を
形成することからスプール端が不必要に長くなってしま
うといつた問題もあった。
この考案は、上述のごとき事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、スプールのバルブハウジ
ングに組み込む際に特定種別のスプールがバルブハウジ
ングの所定のポジションに正しく組み込まれた否かの識
別確認をいかなる環境でも自動的に正確に行なうことが
でき、また、スプールの加工工数が多くならず、スプー
ルのスプール端も不必要に長くなることのないコントロ
ールブルブを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案のコントロールバル
ブは、バルブハウジングに組み込まれる各スプールのス
プール端に、外径寸法の異なる複数の段部を形成し、こ
れらの各段部の外径寸法の組合わせを製作品番の異なる
前記各スプール毎に変えたものである。
(本考案の作用) かかる構成によれば、スプール端に形成された複数の段
部の各外径寸法を自動計測することにより、そのスプー
ルがどの種別のものかを判別することができる。したが
って、特定種別のスプールがバルブハウジングの所定の
ポジションに組み込まれたか否かを正確に確認すること
が可能になる。しかもこの場合、各段部の外径寸法を計
測するので、従来のように光学センサを用いるのと異な
り、環境に影響されずに種別の識別ができる。そして、
スプール端に形成された少数の段部の各外径寸法の組み
合わせによりスプールの種別を識別するための識別手段
を構成することができるので、スプールの加工工数が多
くならず、しかも各段部が形成されるスプール端の長さ
が不必要に長くなることもない。
(本考案の実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて具体的かつ
詳細に説明する。
第1図はこの考案が適用されたコントロールバルブの斜
視図を示している。
このコントロールバルブ1は、種類の異なる複数のスプ
ールを備えた多連式のコントロールバルブであり、ここ
では種類の異なる9個のスプール2〜10がバルブハウ
ジング11に上下2列に配列された状態に組み込まれて
いる。
このようなコントロールバルブ1に組み込まれた各スプ
ール2〜10のスプール端12には、第2図および第3
図に示すように、外径寸法の異なる2つの段部13,1
4が形成されている。第2図の場合、スプール端12の
内側に位置する段部13が外径寸法Dを有し、スプー
ル端12の外側に位置する段部14は段部13の外径寸
法Dよりも小さな外径寸法Dを有している。これを
仮にAタイプと称する。第3図の場合、スプール端12
の内側に位置する段部13は外径寸法Dを有し、スプ
ール端12の外側に位置する段部14は段部13の外径
寸法Dよりも大きな外径寸法Dを有している。これ
を仮にBタイプと称する。
そして、各スプール2〜10はスプール端12に形成さ
れたAタイプまたはBタイプの各段部13,14の外径
寸法D,Dの組み合わせをスプールの種別を識別す
るための識別手段としており、そのために、種類の異な
る各スプール2〜10毎に各段部13,14の外径寸法
,Dの組み合わせを変えている。
第4図は各スプール2〜10のスプール端12に形成さ
れたAタイプまたはBタイプの段部13,14の外径寸
法D,Dの一例を表わしたものである。各スプール
2〜10のうちで、Aタイプの識別手段を採用している
もののうち、a〜aは段部13の外径寸法Dを1
5.4mmとして、種類により段部14の外径寸法Dを13.
8mm、14.0mm、14.2mmというように段部13の外径寸法
より小さくして0.2mmづつの寸法差をもたせてい
る。
また、各スプール2〜10のうちで、Bタイプの識別手
段を採用しているもののうち、b〜bは段部14の
外径寸法Dを15.4mmとして、種類により段部13の外
径寸法Dを13.8mm、14.0mm、14.2mmというように段部
14の外径寸法Dより小さくして0.2mmづつの寸法差
をもたせている。
したがって、各スプール2〜10は、そのスプール端1
2に形成された段部13の外径寸法Dと段部14の外
径寸法Dの組み合わせにより識別手段により、どの種
類に相当するものであるかを判別することが可能とな
る。
次に、上記各種類の異なるスプール2〜10をバルブハ
ウジング11に組み込んだとき、特定種別のスプールが
バルブハウジング11の所定のポジションに組み込まれ
たか否かを確認するときには次のようにする。
まず、バルブハウジング11に組み込まれたスプールの
スプール端12の各段部13,14の外径寸法D,D
を自動計測する。そして、その計測値に応じて、外径
寸法DとDとの組み合せを確認し、当該スプールの
種類を判断する。
なお、上記自動計測機は、どのような種類のものを利用
しても良く、要は、上記外径寸法DとDとの寸法差
を計測できるものであればよいものである。
また、上記実施例においては、スプール端12に外径寸
法の異なる2つの段部13,14を形成し、これらの段
部13,14の外径寸法D,Dの組み合わせをスプ
ールの種類を識別するための識別手段としたが、スプー
ル端12に外径寸法の異なる2つ以上の段部を形成し
て、これらの段部の外径寸法の組み合わせを識別手段と
することもある。
また、上記実施例では、各スプール2〜10のうちある
ものにはAタイプの識別手段を、またあるものにはBタ
イプの識別手段を設けたが、各スプール2〜10のすべ
てをAタイプ、Bタイプのいずれかの識別手段のみとす
ることもある。
(本考案の効果) 以上説明したように、この考案のコントロールバルブに
よれば、各スプールのスプール端に、外径寸法の異なる
複数の段部を形成し、これらの各段部の外径寸法の組み
合わせを各スプール毎に変えたので、各スプールをバル
ブハウジングに組み込んだ後でも、各スプールの段部の
外径寸法を計測することにより、その種類を判別でき
る。したがって、各スプールがバルブハウジングに正し
く組み込まれているかを判断でき、スプールの誤組を防
止できる。
また、少数の段部により種別の識別手段が構成できるの
で、スプールの加工工数が多くならず、また、スプール
のスプール端も不必要に長くなることがないといった利
点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はそれぞれこの考案の一実施例を示し、第1図はバ
ルブハウジングからスプールのスプール端が突出した状
態を示す斜視図、第2図および第3図は同コントロール
バルブに組み込まれた各スプールのスプール端部分を示
した拡大側面図、第4図は各スプールのスプール端に形
成された段部の外径寸法D,Dの一例を示した組み
合せ表である。 1…コントロールバルブ、2〜10…スプール、12…
スプール端、13,14…段部、D,D…外径寸
法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】種類の異なる複数のスプールを備えたコン
    トロールバルブにおいて、前記各スプールのスプール端
    に、外径寸法の異なる複数の段部を形成し、これら各段
    部の外径寸法の組み合わせを、種類の異なる前記各スプ
    ール毎に変えたことを特徴とするコントロールバルブ。
JP6391189U 1989-05-31 1989-05-31 コントロールバルブ Expired - Lifetime JPH063231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6391189U JPH063231Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 コントロールバルブ

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JP6391189U JPH063231Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 コントロールバルブ

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JPH032972U JPH032972U (ja) 1991-01-11
JPH063231Y2 true JPH063231Y2 (ja) 1994-01-26

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ID=31594383

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JP6391189U Expired - Lifetime JPH063231Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 コントロールバルブ

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DE102007051550A1 (de) * 2007-10-29 2009-04-30 Robert Bosch Gmbh Stößel für ein Magnetventil und ein Verfahren zur Kennzeichnung von Stößeln für Magnetventile

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JPH032972U (ja) 1991-01-11

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