JP2549784Y2 - スイッチ素子 - Google Patents

スイッチ素子

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JP2549784Y2
JP2549784Y2 JP5859491U JP5859491U JP2549784Y2 JP 2549784 Y2 JP2549784 Y2 JP 2549784Y2 JP 5859491 U JP5859491 U JP 5859491U JP 5859491 U JP5859491 U JP 5859491U JP 2549784 Y2 JP2549784 Y2 JP 2549784Y2
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克一 大場
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スイッチ素子に係り、
特に、固定接点パターン上に載置したドーム状の可動接
点の位置ずれを管理するうえで好適なスイッチ素子の位
置ずれ検出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に印刷形成した固定接点パターン
と、ドーム状にフォーミングされて中央部が反転可能な
可動接点とを組み合わせて構成されるスイッチ素子は、
各種電気部品に広く用いられている。
【0003】図4は、この種のスイッチ素子の従来技術
を説明するための平面図であり、基板1上の所定位置
に、中央固定接点パターン2と、その周囲に円環状の外
方固定接点パターン3とが印刷形成されており、この外
方固定接点パターン3上に、中央部が反転可能なドーム
状の可動接点4が載置固定されている。したがって、可
動接点4は外方固定接点パターン3と常時導通されてお
り、この可動接点4の中央部をスタイラス等の押圧部材
で所定ストローク押し込んで反転させると、両固定接点
パターン2,3が可動接点4を介して導通され、スイッ
チがオフからオン状態へと切り替わるようになってい
る。
【0004】そして、図4では、可動接点4が基板1に
対して図示右方向へ若干位置ずれしている場合について
例示しており、そのため押圧部材に押し込まれる可動接
点4の被押圧点Pが相対的に該可動接点4の図示左側へ
ずれているが、この位置ずれの量が許容値(例えば±
0.5mm)以内であれば、以後の組立工程で良品とし
て扱われる。しかし、可動接点4の基板1に対する位置
ずれ量が許容値を超えている場合には、被押圧点Pのず
れが大きすぎて該可動接点4のばね特性や寿命等に悪影
響を及ぼすものとみなされ、以後の組立工程で不良品と
して除外される。なお、可動接点4の位置ずれを極力防
止するため、図4において上記被押圧点Pと合致する基
板1上の点を円環中心として外方固定接点パターン3は
印刷形成される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、基板1に対
する可動接点4の位置ずれ量の良否を容易に判定するた
め、該可動接点4と円環状の外方固定接点パターン3と
の相対位置を目視検査することが考えられる。すなわ
ち、可動接点4の外周縁が外方固定接点パターン3の外
周縁からはみ出していなければ良品扱い、はみ出してい
れば不良品扱いにするといった判定方法であるが、実際
には外方固定接点パターン3自体の基板1に対する印刷
ずれがあるので、この印刷ずれの公差(例えば±0.1
5mm)を考慮すると、可動接点4の位置ずれ量の良否
を目視で判定することは通常は困難であった。例えば、
外方固定接点パターン3が基板1上の所定位置に正確に
印刷されている場合には、図4に示すように可動接点4
の外周縁が外方固定接点パターン3の外周縁と重なり合
っていれば位置ずれ量の最大許容値ということで目視に
より良品と判定することもできるが、図5に示すように
基板1に対する外方固定接点パターン3の印刷ずれ方向
と可動接点4の位置ずれ方向とが同じ向きの場合には、
該パターン3と該可動接点4との相対位置関係は図4と
同等で見かけ上の差異はないが、基板1に対する該可動
接点4の位置ずれ量は最大許容値を越えているので不良
品と判定されなければならない。したがって従来は、特
に小型で可動接点4の位置ずれ量の許容値が小さいスイ
ッチ素子を製造する際に、基板1に対する可動接点4の
位置ずれ量を個別にゲージチェックしなければならず、
作業性を劣化させる要因となっていた。
【0006】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、基板に対する可動接点の位置ずれ
量の良否が目視で判定できるようにしたスイッチ素子を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、ドーム状にフォーミングされて中央部が反転可能な
可動接点の外周部を、基板上に印刷形成された円環状の
固定接点パターン上に載置するスイッチ素子において、
上記固定接点パターンの外周部に、該パターンの外周縁
の半径よりも所定寸法小さい半径の内周縁を有して上記
基板に対する上記可動接点の位置ずれ量の良否を判定す
るための切欠きを設けることによって達成される。
【0008】
【作用】可動接点の被押圧点を通って基板に対し垂直な
直線と該基板との交点を便宜上Qとすると、可動接点の
位置ずれ量が許容値内であるためには、該可動接点は基
板上で点Qを中心とする所定半径の円内に配置されなけ
ればならず、一方、該可動接点を載置する固定接点パタ
ーンの外周部に設けた切欠きの内周縁は、予め印刷ずれ
の公差を見越しておけば、基板上で該公差に相当する幅
を有し点Qを中心とする円環内に位置することが明らか
なので、該円環の外周縁と所定半径の上記円の外周縁と
が合致するように上記切欠きの内周縁の半径を設定して
おくことにより、載置固定した可動接点の外周縁が該切
欠きの内周縁からはみ出していないときには必ず良品で
あると目視により判定できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本考案の一実施例に係るスイッチ素
子の平面図、図2は該スイッチ素子の可動接点の位置ず
れ量が許容値内にあるときに該可動接点が配置される基
板上の領域を示す平面図、図3は該スイッチ素子の外方
固定接点パターンの切欠きの内周縁が印刷される基板上
の領域を示す平面図であり、先に説明した図4,5と対
応する部分には同一符号が付してある。
【0011】図1〜3において、基板1上には、中央固
定接点パターン2と、その周囲に円環状の外方固定接点
パターン3とが印刷形成されているが、この外方固定接
点パターン3の外周部には予め、径方向に所定の深さd
だけ切り欠いた形状の切欠き5が等間隔に複数個所設け
てある。そして、ドーム状にフォーミングされて中央部
が反転可能な可動接点4を外方固定接点パターン3上に
載置固定し、両者を常時導通させることにより、可動接
点4の中央部をスタイラス等の押圧部材で所定ストロー
ク押し込んで反転させると両固定接点パターン2,3が
可動接点4を介して導通され、スイッチがオフからオン
状態へと切り替わるようになっている。なお、図中の符
号Pは可動接点4が押圧部材に押し込まれる被押圧点、
符号Qは被押圧点Pを通って基板1に対し垂直な直線と
該基板1との交点をそれぞれ示しており、可動接点4の
位置ずれを極力防止するため、外方固定接点パターン3
は基板1上の点Qを円環中心として印刷形成される。
【0012】さて、かかるスイッチ素子の製造工程で、
外方固定接点パターン3上に載置固定した可動接点4の
基板1に対する位置ずれ量が許容値内であるか否かを検
査しなければならないが、この検査はまず、可動接点4
の外周縁と外方固定接点パターン3の切欠き5の内周縁
との相対位置を目視することによって行われる。すなわ
ち、可動接点4の外周縁が切欠き5の内周縁からはみ出
していなければ良品、はみ出していれば要再検査品と判
定し、この要再検査品についてのみゲージチェックを行
う。例えば、図1のように可動接点4の外周縁が切欠き
5の内周縁と重なり合ってはいるものの、はみ出しては
いないときには、このスイッチ素子は良品と判定するこ
とができる。
【0013】次に、上記したような目視検査が行える理
由について説明する。
【0014】いま、外方固定接点パターン3の外周縁の
半径をR、基板1に対する該パターン3の印刷ずれの公
差を±a、可動接点4の外周縁の半径をr、基板1に対
する該可動接点4の位置ずれ量の許容値を±bとする
と、可動接点4の位置ずれ量が許容値±b内であるため
には、図2に示すように、可動接点4は基板1上で点Q
を中心とする半径r+bの円B内に配置されなければな
らない。一方、外方固定接点パターン3の外周部に設け
た切欠き5の内周縁は、予め印刷ずれの公差±aを見越
しておけば、図3に示すように、基板1上で点Qを中心
とする幅2a、最大半径R−d+a、最小半径R−d−
aなる円環A内に位置することが明らかなので、該円環
Aの外周縁と上記円Bの外周縁とが合致するように切欠
き5の径方向の深さdを設定しておけば、載置固定した
可動接点4の外周縁が該切欠き5の内周縁からはみ出し
ていないときには必ず良品であると目視により判定する
ことができる。つまり、R−d+a=r+bなる等式を
満足する深さのd(=R−r+a−b)を設定しておけ
ば、目視検査が行える。また、切欠き5の内周縁の半径
をxとすると、x=R−dであるから、上記等式はx+
a=r+bとなり、この式を満足するxの値は、x=r
−a+bとなる。これを言葉で表すと、外方固定接点パ
ターン3の切欠き5の内周縁の半径(x)を、可動接点
4を配置させても支障をきたさない基板1上の円形領域
の半径(r+b)よりも印刷ずれの最大公差(a)分だ
け小さく設定しておけば、該パターン3上に載置固定し
た可動接点4の外周縁が切欠き5の内周縁からはみ出し
ていないと目視されるときには必ず、該可動接点4の基
板1に対する位置ずれ量は許容値内にあると断定するこ
とができる。
【0015】そして、可動接点4の外周縁が切欠き5の
内周縁からはみ出していると目視されたときには、該可
動接点4の位置ずれ方向と外方固定接点パターン3の印
刷ずれ方向とが同じ向きであれば不良品の可能性大では
あるものの、位置ずれ方向と印刷ずれ方向とが逆向きで
あれば良品の可能性大なので、ゲージチェックを行って
良品を選別すればよい。
【0016】このように上記実施例は、可動接点4を載
置固定する外方固定接点パターン3の外周部に設けた切
欠き5の内周縁と、該可動接点4の外周縁との相対位置
を目視することにより、大部分の良品を選別することが
でき、要再検査品についてのみゲージチェックを行って
目視検査で除外された良品を選別すればよいので、個別
にゲージチェックを行わねばならなかった従来技術の煩
雑さが解消され、作業性が大幅に改善されている。
【0017】なお、外方固定接点パターン3の外周縁の
半径(R)と可動接点4の外周縁の半径(r)との差を
該可動接点4の位置ずれ量の最大許容値(b)としてい
るスイッチ素子を製造する場合には、上記した等式にお
けるR−rをbに置き換えることにより、切欠き5の深
さdを印刷ずれの最大公差aと同じ値に設定しておけば
目視検査が行えるということがわかる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、可動接点
を載置固定する固定接点パターンの外周部に、基板に対
する該可動接点の位置ずれ量の良否を判定するための切
欠きが設けてあり、大部分の良品を目視検査で選別でき
るので、作業性が著しく向上してスイッチ素子のコスト
ダウンに寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスイッチ素子の平面図
である。
【図2】該スイッチ素子の可動接点の位置ずれ量が許容
値内にあるときに該可動接点が配置される基板上の領域
を示す平面図である。
【図3】該スイッチ素子の外方固定接点パターンの切欠
きの内周縁が印刷される基板上の領域を示す平面図であ
る。
【図4】従来例に係るスイッチ素子の平面図である。
【図5】従来技術で可動接点の位置ずれ量の良否を目視
検査できなかった理由を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 基板 3 外方固定接点パターン 4 可動接点 5 切欠き P 被押圧点

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーム状にフォーミングされて中央部が
    反転可能な可動接点の外周部を、基板上に印刷形成され
    た円環状の固定接点パターン上に載置するスイッチ素子
    において、上記固定接点パターンの外周部に、該パター
    ンの外周縁の半径よりも所定寸法小さい半径の内周縁を
    有して上記基板に対する上記可動接点の位置ずれ量の良
    否を判定するための切欠きを設けたことを特徴とするス
    イッチ素子。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、基板に対する
    固定接点パターンの印刷ずれの公差を±a、基板に対す
    る可動接点の位置ずれ量の許容値を±b、該可動接点の
    外周縁の半径をrとするとき、固定接点パターンの外周
    部に設けた切欠きの内周縁の半径xを、x=r−a+b
    なる値に設定したことを特徴とするスイッチ素子。
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