JPH0632291Y2 - ベルトサンダー機の間隔調整治具 - Google Patents

ベルトサンダー機の間隔調整治具

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JPH0632291Y2
JPH0632291Y2 JP10262188U JP10262188U JPH0632291Y2 JP H0632291 Y2 JPH0632291 Y2 JP H0632291Y2 JP 10262188 U JP10262188 U JP 10262188U JP 10262188 U JP10262188 U JP 10262188U JP H0632291 Y2 JPH0632291 Y2 JP H0632291Y2
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璋 高橋
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アミテック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ベルトサンダー機の送材装置とサンディグベ
ルトの研削端との間の研削間隔を設定するための間隔調
整治具に関する。
〈従来技術〉 第5図に示すように、ベルトサンダー機aのサンディグ
ベルトbの研削端cと送材装置dの送材面間を、加工材
の厚さから研削厚を減少させた適正研削間隔tに調整す
るには、通常、送材装置d側に取付けた支持板eと本体
フレームf側に取付けた板厚ゲージgからなる板厚調整
装置hを使用している。この板厚ゲージgには第6図に
示すように零点調整螺子iを螺合して支持筒jの上面に
接触させ、発条kにより下方付勢した昇降杆と、その
昇降杆の下降位置で指針が零目盛を差すようにした調
整つまみ付の目盛板mとが設けられる。この時の昇降杆
の下降と支持板e間の間隔(ゲージ間隔)は、踏圧パ
ッド下端と送材面との間隔(送材通路間隔s)と予め等
しく調整している。
そして、該研削間隔tの調整は支持板e上に加工材また
はモデルを載せ、送材装置dを上昇して昇降杆に接触
した上で指針が目盛板mの零目盛を指しているのを確認
(ゲージ間隔設定)し、さらに送材装置dを指針をみな
がら研削厚に相当する分を上昇させ、而て、板厚から研
削厚を減少させた研削間隔tを設定していた。
一方、送材通路間隔sは研削量、仕上り面の変更による
サンディングベルトbの取り替え(砥粒粒度の変更)、
踏圧パッドの摩耗等種々の原因によりゲージ間隔Tと一
致しなくなり、このため、適時に送材通路間隔sとゲー
ジ間隔Tを調整し直す必要を生ずる。また、作業開始前
には必ず、間隔調整若しくは間隔の確認を行うものであ
る。
そこで、一定高さの丸棒を用い、ゲージ間隔Tと送材通
路間隔sとが、該丸棒の高さと等しくなる様にして調整
していた。処で、該丸棒上面と、研削端cとの接触は、
サンディングベルトbにより隠れて接触面を視認しがた
く、手探りで確認しなければならず、しかもパッドやベ
ルトの弾性により研削端cに弾縮を生ずる等の理由で設
定高さにばらつきを生じていた。このため、この丸棒を
用いた設定操作は容易ではなく、熟練を要するものであ
った。
そこで、この間隔の設定調整を容易とするための治具と
しては、実開昭58-51952号に開示されているものが提案
された。
このものは、発条によって受面を所定浮上位置に保持さ
れる昇降作動体と、該昇降作動体の所定下降位置を検地
する近接スイッチを筐体内に備えてなるものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、かかる構成にあっては、近接スイッチにより
電気的検出手段により検知するものであるために装置が
複雑化し、外部の報知器などと接続する必要があって纏
まりがなく、この種の治具としては高価となるなどの欠
点があった。
本発明は、電気的検出手段を用いず、かつ取り扱いが容
易な、ベルトサンダー機の間隔調整治具の提供を目的と
するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、筒状筐体内に、上面を基準受面とする昇降作
動体を嵌装して、該作動体を発条により昇降可能に支持
し、かつ昇降作動体の側面に、調整印を形成して、該調
整印を筐体側面に形成した窓孔から視認可能とし、さら
に窓孔の側縁に、調整印と合致させる基準印を形成する
と共に、筐体の側面に、昇降作動体を任意位置に固定す
る保持部材を設けたことを特徴とするものである。
〈作用〉 先ず、ベルトサンダー機の送材装置dとサンディグベル
トbの踏圧パッドの研削端c又は研削ロールとの間に、
間隔調整治具を挿入する。次に送材装置dを昇降するな
どの手段により、送材通路間隔を狭めて、昇降作動体の
基準受面にサンディグベルトの研削端cを接触させ、発
条に抗して昇降作動体を下降させる。
この下降により昇降作動体の調整印と、筐体の窓孔側縁
に形成した基準印とが合致すると、押し螺子等の保持部
材により昇降作動体の位置保持する。そして、この設定
間隔を、送材通路間隔sとして送材装置の昇降を停止さ
せる。
この踏圧パッドの研削端cは、基準受面と当接し、発条
に抗して微近接し、位置保持に至る状態で弾縮してい
る。そして、このように弾縮した状態で位置決めをする
ことにより、実際の加工に際しての研削端cの弾縮分を
あらかじめ見込むことができる。
次に、昇降作動体を固定した状態と等しい高さに、板厚
ゲージgのゲージ間隔Tを一致させる。
尚、このゲージ間隔Tは、前記間隔調整治具を用いても
良く、または高さが等しい別のモデルを用いても良い。
〈実施例〉 第1〜3図について本考案の一実施例を説明する。
1は、本考案に係る間隔調整治具であって、底板3a
に、筐体3bを外嵌し、その下部縁で螺子固定して組み
付けてなる筒状筐体2内に、上面を基準受面7とする昇
降作動体6が嵌装されている。
この昇降作動体6は、その円筒状主体部を筒状筐体2内
に挿入して昇降可能とし、該筒状筐体2内に形成した段
部4と、昇降作動体6の鍔部8間に発条20を付装する
ことにより、上方付勢している。また、昇降作動体6の
下端には、係止板9が形成され、筒状筐体2内の底部に
形成した係止段縁5と係止して、該基準受面7の最上昇
位置を規定している。
さらに、筒状筐体2の側面には、螺子孔11が形成さ
れ、該螺子孔11には保持用の押し螺子10(保持部
材)が外部から螺着し、その回転による螺進操作で、押
し螺子10の先端を昇降作動体6の側面に圧接するよう
にしている。
前記昇降作動体6の側面には、小判状の摺動突起12が
螺子固着され、その中央部に左右方向の調整印13が刻
設されている。また、前記筒状筐体2の側面には、摺動
突起12が上下摺動可能に嵌入する窓孔15が形成され
ている。そして、窓孔15の側縁には、調整印13と一
致させるための基準印16が形成されている。
前記構成からなる間隔調整治具1の作用について説明す
る。
先ず、送材通路間隔sを、ゲージ間隔Tに適合させるに
は、第5図に示すように、間隔調整治具1を送材通路間
隔s内に挿入する。次に送材装置dを上昇させるか、サ
ンディグフレームを下降して送材通路間隔sを狭め、昇
降作動体6の基準受面7にサンディグベルトbの研削端
cを接触させ、発条20に抗して昇降作動体6を下降す
る。この下降により、前記昇降作動体6の側面に形成し
た摺動突起12が窓孔15内を下降し、その調整印13
と、窓孔15の側縁に形成した基準印16とが合致す
る。このとき、筒状筐体2に螺装した押し螺子10を螺
進し、その先端を昇降作動体6の側面に圧接し、第2,
3図の様に位置決めする。
この状態にあって、研削端cは発条20に抗して基準受
面7に接触しているから、弾縮した状態となっている。
このように弾縮した状態で位置決めをすることにより、
実際の加工に際しての研削端cの弾縮分をあらかじめ見
込むことができる。
かかる送材通路間隔sの位置調整後に、第6図に示す様
に、板厚調整装置hの支持板eと板厚ゲージg間に、押
し螺子10で昇降作動体6を固定した状態のまま、治具
1を介装して、昇降杆の下端を昇降作動体6の基準受
面に当接し、零点調整螺子iを回転して、昇降杆の下
降を拘束し、指針kを零目盛りに合せる。
かかる操作により、送材通路間隔sとゲージ間隔Tとが
一致することとなる。
前記実施例にあって、調整印13を窓孔15に一致させ
た状態で、研削cを所定の力で昇降作動体6の基準受面
7に弾接するようにし、加工材の研削時の、前記研削端
cの弾性による退避分を予め割り出し適正な研削量を生
じ得るようにしている。
ところで、実際の研削加工時には、踏圧パッド、サンデ
ィングベルトの材質等に起因して、研削端cの弾縮量が
大きい場合や、または逆に弾縮量の小さい場合など、若
干の弾縮量の相違が予測される。そこで、第4図に示す
ように三本の調整印13a,13b,13cを形成し、
通常の場合には調整印13bを基準印16に合致させる
ようにし、弾縮量の大きな研削条件の場合には調整印1
3aを、また弾縮量の小さな研削条件の場合には調整印
13cを基準印16に合致する様にしても良い。その
他、調整印の数を随意に増やすことにより、多段調整を
可能にすることもできる。なおこのとき調整印13を一
本とし、基準印16を多数本上下に形成して、多段階設
定を可能とするようにしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案は、上述のように間隔調整治具1を筒状筐体2内
に、発条20を介して昇降作動体6を支持し、研削端c
との当接により、昇降作動体6を微加工させて、調整印
13と基準印16とを合致させて、保持部材で昇降作動
体6を固定して、研削端cの高さ位置調整をするように
したものであり、電気部材を用いないから、装置が簡便
で廉価となる。
しかも、発条20の弾縮した状態で昇降作動体6を保持
することにより、実際の加工の際の研削端cの弾縮量も
含み込むことができ、精確な研磨量を生じることができ
る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は間隔調整治
具1の側面図、第2図は作動状態を示す同一部切欠側面
図、第3図は第2図A−A線断面図、第4図は調整印の
他例を示す一部の正面図である。また第5図はサンディ
ング装置の側面図、第6図は板厚調整装置hの縦断正面
図である。 1……間隔調整治具 2……筒状筐体 6……昇降作動体 7……基準受面 10……押し螺子 12……摺動突起 13、13a〜13b……調整印 15……窓孔 16……基準印 20……発条 c……研削端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状筐体内に、上面を基準受面とする昇降
    作動体を嵌装して、該作動体を発条により昇降可能に支
    持し、かつ昇降作動体の側面に、調整印を形成して、該
    調整印を筐体側面に形成した窓孔から視認可能とし、さ
    らに窓孔の側縁に、調整印と合致させる基準印を形成す
    ると共に、筐体の側面に、昇降作動体を任意位置に固定
    する保持部材を設けたことを特徴とするベルトサンダー
    機の間隔調整治具。
JP10262188U 1988-08-01 1988-08-01 ベルトサンダー機の間隔調整治具 Expired - Lifetime JPH0632291Y2 (ja)

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JPH0223949U JPH0223949U (ja) 1990-02-16
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