JP2849382B2 - 心無研削盤における加工物の定寸管理方法および装置 - Google Patents

心無研削盤における加工物の定寸管理方法および装置

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JP2849382B2
JP2849382B2 JP63027765A JP2776588A JP2849382B2 JP 2849382 B2 JP2849382 B2 JP 2849382B2 JP 63027765 A JP63027765 A JP 63027765A JP 2776588 A JP2776588 A JP 2776588A JP 2849382 B2 JP2849382 B2 JP 2849382B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通し送り研削を行なう心無研削盤における
加工物の定寸管理方法および装置に関するものである。
〔従来の技術〕
心無研削盤による通し送り研削加工では、加工物の直
径寸法は主として研削砥石の減耗によって変化するが、
研削加工中通過してきた加工物を測定して機械にフィー
ドバックする所謂ポストプロセス方式で定寸化をはかる
ことが知られている。
また、加工物の加工精度は、研削開始後における機械
全体の温度変化による変形がかなり大きな影響を及ぼす
ことが知られている。この温度変化の原因は、主として
研削液と軸受であって、研削液の温度は研削加工を継続
することによって次第に上昇を続け、軸受もほぼ一定の
温度に達するまで数十分から数時間にわたって上昇を続
ける。これらの温度変化による加工物の寸法変化は各種
の対策によってコントロールされ、ある程度まで調整す
ることが可能である。
ところが、前記の如き従来技術は、機械の運転中にお
ける定寸化対策のみであって、昼休み時間とか夜間とか
の、機械の運転を休止した後運転を再開した場合の運転
開始当初の守寸管理については全く考慮されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種の心無研削盤においては、加工物の許容寸法は
0.001m(1μm)以下であることが要求されることが多
くなっており、前記の如き休止時間があった後機械の運
転を開始すると、機械自体が温度変化によって変形して
いるので、運転開始の当初から許容寸法以下に加工する
ことができないという問題がある。
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、機
械の休止後でも直ちに加工物の寸法を許容寸法内に研削
することができる心無研削盤における加工物の定寸管理
方法および装置を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記の如き目的を達成せんがため、加工物
が所定の寸法に研削されている時点の通し送り研削中に
おける研削砥石台と調整砥石台との関係位置を測定して
その測定値を調整砥石の送りねじ制御用モータの制御回
路に記憶させておき、他方、研削砥石台と調整砥石台と
の関係位置を測定する測定機と調整砥石の送りねじ制御
用モータの制御回路とを機械の休止中または馴し運転中
も継続して作動させ、所定の寸法に研削されていた時点
の通し送り研削中における研削砥石台と調整砥石台との
関係位置と前記休止中または馴し運転中における研削砥
石台と調整砥石台との関係位置を比較し、休止中または
馴し運転中の測定値が研削中の測定値と一致するように
調整砥石の送りねじ制御用モータを制御することを特徴
とする。
また、本発明は、加工物の通過用窓孔を有する測定用
ブロックを研削砥石台に固定すると共に、調整砥石台に
前記測定用ブロックの端面に当接される測定子を有する
測定機を固定し、加工物が所定の寸法に研削されている
時点の通し送り研削中と、加工物を研削していない休止
中または馴し運転中とに、前記測定子を前記測定用ブロ
ックの端面に当接させて研削砥石台と調整砥石台との関
係位置を測定し、その休止中または馴し運転中の測定値
を前記研削中の測定値と一致せしめるようにする送りね
じ制御装置を具備せしめたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明は、前記の如く、加工物が所定の寸法に研削さ
れていた時点の通し送り研削中における研削砥石台と調
整砥石台との関係位置と休止中または馴し運転中におけ
る研削砥石台と調整砥石台との関係位置を比較し、休止
中または馴し運転中の測定値が研削中の測定値と一致す
るように調整砥石の送りねじ制御用モータを制御するの
で、休止時間による機械の変形にも拘らず、研削砥石と
調整砥石との間隔を所定の加工物径が得られる寸法に自
動的に補正し、その後の運転の継続による温度上昇にも
それぞれの時点に対応して自動補正するので、運転開始
の当初から正確な寸法の加工物を得ることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
第1図は本発明を適用した心無研削盤の研削加工に関
連のある部分を示す正面図で、1は研削砥石、2は研削
砥石台、3は調整砥石、4は調整砥石台、5はブレー
ド、6はベッドを示し、研削砥石1は研削砥石台2を介
してベッド6上に固定的に支持され、調整砥石3は調整
砥石台4を介して前進(研削砥石に接近)または後退
(研削砥石から離間)し得るようにベッド6上に支持さ
れ、送りねじ7を駆動することにより矢印の如く移動す
るように構成されている。8は前記送りねじの制御用モ
ータで、例えば0.5μm/パルスのステッピングモータが
用いられている。なお、上記構成の心無研削盤は周知の
ものである。
本発明においては、加工物Wの通過用窓孔9aを有する
測定用ブロック9を研削砥石台2の側縁に固定して加工
物の入口側または出口側に前記窓孔9aが位置するように
し、これに対応して、調整砥石台4に測定機10を固定
し、研削中、測定機10の測定子10aを前記測定用ブロッ
ク9に当接させて加工物Wが所定寸法に通し送り研削さ
れたときの研削砥石台2と調整砥石台4との関係位置を
測定し得るようにする。また、前記測定機10と送りねじ
制御用モータ8との回路は、機械の休止中または馴し運
転中も回路を切らないで作動を継続させるようにしてお
き、加工物Wが所定寸法に通し送り研削された時点の前
記研削砥石台2と調整砥石台4との関係位置測定値Xmm
と機械の休止中または馴し運転中の研削砥石台2と調整
砥石台4との関係位置測定値X′mmとを比較し、両者が
異なるとき測定値X′がXと一致するように前記送りね
じ制御用モータ8を制御するように構成する。なお、前
記の測定用ブロック9は、温度変化による変形の少ない
素材、例えば人造石などにより構成する。また、測定用
ブロックおよび測定機の取付位置は、加工物Wの通過中
心に最も近い所に設置するものとし、かつ、その取付け
は、加工物の入口側でも出口側でもよい。あるいは、入
口側と出口側の双方に設けて関連制御するようにしても
よい。
本発明の装置は、前記の如き構成よりなり、以下述べ
るようにして機械の休止後でも直ちに定寸研削を行なう
ことができる。
すなわち、加工物Wが第3図(イ)に示すように所定
寸法Aに通し送り研削されているときの測定機10の測定
値Xを送りねじ制御用モータ8の制御回路に記憶させて
おき、機械の休止時または馴し運転時にも測定機10と送
りねじ制御用モータ8の回路とを遮断しないで作動を継
続させておく。すると、機械の休止時または馴し運転時
の研削砥石台2と調整砥石台4との関係位置を測定機10
により読み出し、その測定値X′と前記測定値Xとを比
較し、X′がXと一致するまで送りねじ制御用モータ8
を制御して第3図(ロ)に示すように、研削砥石1と調
整砥石3との開きBをAと一致するように保持する。
このように、本発明によれば、休止時間をおいてから
機械を運転する場合に、定常運転から休止時間をおいた
ことによって生ずる機械の変形を自動的に補正して常に
所望の精度を有する定寸研削を行なうことができる。
なお、CBNの如き超砥粒砥石を使用した研削盤の場合
には、1日の砥石減耗量が0.1〜0.2μm程度であるの
で、本発明はこのような超砥粒研削砥石を使用したもの
に適用すると有効である。
また、本発明は、オープン位置に測定機を設置するこ
とができるため、比較的大型の安定した測定機を用いて
測定精度をあげることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、休止時間終了後
機械を運転させる場合、運転の当初から常に極めて正確
な定寸研削を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施の一例を示すもので、第1図は
心無研削盤の研削加工に関連のある部分を示す正面図、
第2図はその研削部の拡大図、第3図(イ)は研削加工
中、同図(ロ)は研削停止中の説明図である。 1…研削砥石、2…研削砥石台、3…調整砥石、4…調
整砥石台、5…ブレード、6…ベッド、7…送りねじ、
8…送りねじ制御用モータ、9…測定用ブロック、10…
測定機、10a…測定子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工物が所定の寸法に研削されている時点
    の通し送り研削中における研削砥石台と調整砥石台との
    関係位置を測定してその測定値を、調整砥石の送りねじ
    制御用モータの制御回路に記憶させておき、他方、研削
    砥石台と調整砥石台との関係位置を測定する測定機と調
    整砥石の送りねじ制御用モータの制御回路とを機械の休
    止中または馴し運転中も継続して作動させ、所定の寸法
    に研削されていた時点の通し送り研削中における研削砥
    石台と調整砥石台との関係位置と前記休止中または馴し
    運転中における研削砥石台と調整砥石台との関係位置を
    比較し、休止中または馴し運転中の測定値が研削中の測
    定値と一致するように調整砥石の送りねじ制御用モータ
    を制御することを特徴とする心無研削盤における加工物
    の定寸管理方法。
  2. 【請求項2】加工物の通過用窓孔を有する測定用ブロッ
    クを研削砥石台に固定すると共に、調整砥石台に前記測
    定用ブロックの端面に当接される測定子を有する測定機
    を固定し、加工物が所定の寸法に研削されている時点の
    通し送り研削中と、加工物を研削していない休止中また
    は馴し運転中とに、前記測定子を前記測定用ブロックの
    端面に当接させて研削砥石台と調整砥石台との関係位置
    を測定し、その休止中または馴し運転中の測定値を前記
    研削中の測定値と一致せしめるようにする送りねじ制御
    装置を具備せしめたことを特徴とする心無研削盤におけ
    る加工物の定寸管理装置。
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