JPH06322809A - 真空弁付汚水ます - Google Patents
真空弁付汚水ますInfo
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- JPH06322809A JPH06322809A JP11583793A JP11583793A JPH06322809A JP H06322809 A JPH06322809 A JP H06322809A JP 11583793 A JP11583793 A JP 11583793A JP 11583793 A JP11583793 A JP 11583793A JP H06322809 A JPH06322809 A JP H06322809A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】真空式下水処理システムに使用するマスにおい
て、真空汚水管のマスへの導入接続方式を改変すること
により、マスの作業スペ−スの拡大を図り、作業性を良
くし、真空弁や水位検知管の保守点検を短時間で行うこ
とのできる真空弁付汚水ますを提供する。 【構成】真空弁4の出口側に接続する管22を、マス壁
を経てマス1内にマス中心a方向からずらせた方向で導
入するか、または、真空弁4の出口側に接続する管22
にマス内で曲がり部を設けることによって、真空弁4の
配設位置をマス中心位置aに対し偏らせた。
て、真空汚水管のマスへの導入接続方式を改変すること
により、マスの作業スペ−スの拡大を図り、作業性を良
くし、真空弁や水位検知管の保守点検を短時間で行うこ
とのできる真空弁付汚水ますを提供する。 【構成】真空弁4の出口側に接続する管22を、マス壁
を経てマス1内にマス中心a方向からずらせた方向で導
入するか、または、真空弁4の出口側に接続する管22
にマス内で曲がり部を設けることによって、真空弁4の
配設位置をマス中心位置aに対し偏らせた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空式下水処理システム
において使用する真空弁付汚水ますに関するものであ
る。
において使用する真空弁付汚水ますに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】真空式下水処理システムは、真空弁付汚
水ます、真空下水管並びに真空ステ−ションの3つのコ
ンポ−ネントから構成されている。
水ます、真空下水管並びに真空ステ−ションの3つのコ
ンポ−ネントから構成されている。
【0003】図7の(イ)並びに(ロ)〔図7の(イ)
のロ−ロ断面図〕は、真空弁付汚水ますの概略を示し、
自然流下式の汚水流入管21’を経て家庭や施設からの
汚水を溜めるマス1’内の上部に真空弁4’を収容し、
下端をマス内底部に位置させた汚水吸込み管51’とマ
ス内汚水を排出する真空汚水管22’とを上記の真空弁
4’を介して接続し、マスに通気管8’を連通し、マス
内に水位検知管52’を設けてある。
のロ−ロ断面図〕は、真空弁付汚水ますの概略を示し、
自然流下式の汚水流入管21’を経て家庭や施設からの
汚水を溜めるマス1’内の上部に真空弁4’を収容し、
下端をマス内底部に位置させた汚水吸込み管51’とマ
ス内汚水を排出する真空汚水管22’とを上記の真空弁
4’を介して接続し、マスに通気管8’を連通し、マス
内に水位検知管52’を設けてある。
【0004】真空弁4’においては、弁本体部42’と
コントロ−ラ43’とを備え、コントロ−ラ43’とブ
リ−ザ−管53’との間、コントロ−ラ43’と水位検
知管52’との間が、それぞれチュ−ブを介して接続さ
れ、コントロ−ラ43’と真空汚水管22’との間が逆
止弁512'を介してチュ-ブにより接続されている。ま
た、真空汚水管22’においては、下流側に設置した真
空ステ−ション(図示されていない)の真空ポンプによ
り減圧されている。
コントロ−ラ43’とを備え、コントロ−ラ43’とブ
リ−ザ−管53’との間、コントロ−ラ43’と水位検
知管52’との間が、それぞれチュ−ブを介して接続さ
れ、コントロ−ラ43’と真空汚水管22’との間が逆
止弁512'を介してチュ-ブにより接続されている。ま
た、真空汚水管22’においては、下流側に設置した真
空ステ−ション(図示されていない)の真空ポンプによ
り減圧されている。
【0005】而して、汚水流入管21’からマス1’に
自然流下されてくる汚水により、マス内汚水水位が上昇
すると、水位検知管52’内の空気が圧縮され、その圧
縮空気圧が所定値に達するとコントロ−ラ43’の作動
により、真空汚水管22’の真空が逆止弁512'を経て弁
本体部42’に導入されて真空弁4’が開通され、マス
内汚水が真空汚水管22’の真空減圧下、吸引により真
空汚水管22’に向け移送されていく。
自然流下されてくる汚水により、マス内汚水水位が上昇
すると、水位検知管52’内の空気が圧縮され、その圧
縮空気圧が所定値に達するとコントロ−ラ43’の作動
により、真空汚水管22’の真空が逆止弁512'を経て弁
本体部42’に導入されて真空弁4’が開通され、マス
内汚水が真空汚水管22’の真空減圧下、吸引により真
空汚水管22’に向け移送されていく。
【0006】この移送により、マス内汚水水位が低下
し、その汚水水面が汚水吸込み管51’の下端よりも低
くなると、汚水吸込み管下端が開放され、通気管8’か
らマス内に空気が吸引され、上記真空汚水管22’内に
移送された汚水が気液混合流となって下流側に向け搬送
されていく。
し、その汚水水面が汚水吸込み管51’の下端よりも低
くなると、汚水吸込み管下端が開放され、通気管8’か
らマス内に空気が吸引され、上記真空汚水管22’内に
移送された汚水が気液混合流となって下流側に向け搬送
されていく。
【0007】上記コントロ−ラ43’においては、遅延
機構を内蔵しており、水位検知管52’内の空気が大気
圧となっても、直ぐには、真空弁4’は閉鎖されず、空
気を一定時間吸い込みつづけ、汚水と空気との混合比が
所定値になった時点で、コントロ-ラ43’の作動によ
り、ブリ−ザ−管53’からの空気が弁本体部42’内
に導入されて、真空弁4’が閉鎖される。従って、固形
物の搬送は勿論のこと、上がり勾配でも確実な搬送を保
障できる(特開平3−183833号公報)。
機構を内蔵しており、水位検知管52’内の空気が大気
圧となっても、直ぐには、真空弁4’は閉鎖されず、空
気を一定時間吸い込みつづけ、汚水と空気との混合比が
所定値になった時点で、コントロ-ラ43’の作動によ
り、ブリ−ザ−管53’からの空気が弁本体部42’内
に導入されて、真空弁4’が閉鎖される。従って、固形
物の搬送は勿論のこと、上がり勾配でも確実な搬送を保
障できる(特開平3−183833号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の真空弁付汚水ま
すの真空弁、水位検知管いおいては、定期的な点検が必
要である。
すの真空弁、水位検知管いおいては、定期的な点検が必
要である。
【0009】而るに、上記真空汚水管のマスへの導入接
続には、通常の汚水流入管とマスとの接続方式と同様、
汚水流入管の延長線をマス中心に通すようにしており、
真空弁がマスのほぼ中央に位置されるために、マス内の
作業スペ−スが狭く、作業性が悪く、その保守点検、修
理にかなり長い時間を要している。而して、保守点検、
修理が、家庭で少量しか水を使用しない時間帯に制約さ
れる、または、家庭における長時間の水使用停止・排水
停止の不便を免れ得ない、等の不都合が生じている。
続には、通常の汚水流入管とマスとの接続方式と同様、
汚水流入管の延長線をマス中心に通すようにしており、
真空弁がマスのほぼ中央に位置されるために、マス内の
作業スペ−スが狭く、作業性が悪く、その保守点検、修
理にかなり長い時間を要している。而して、保守点検、
修理が、家庭で少量しか水を使用しない時間帯に制約さ
れる、または、家庭における長時間の水使用停止・排水
停止の不便を免れ得ない、等の不都合が生じている。
【0010】上記真空弁付汚水ますは、通常各家庭ごと
に設置され、1の真空ステ−ションに対する真空弁付汚
水ますの使用数は多大であり、下水管理業者にとっては
真空弁の保守・点検は至難な作業となっている。
に設置され、1の真空ステ−ションに対する真空弁付汚
水ますの使用数は多大であり、下水管理業者にとっては
真空弁の保守・点検は至難な作業となっている。
【0011】本発明の目的は、真空式下水処理システム
に使用するマスにおいて、真空汚水管のマスへの導入接
続方式を改変することにより、マスの作業スペ−スの拡
大を図り、作業性を良くし、真空弁や水位検知管の保守
点検を短時間で行うことのできる真空弁付汚水ますを提
供することにある。
に使用するマスにおいて、真空汚水管のマスへの導入接
続方式を改変することにより、マスの作業スペ−スの拡
大を図り、作業性を良くし、真空弁や水位検知管の保守
点検を短時間で行うことのできる真空弁付汚水ますを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の真空弁付汚水ま
すは、マス内の上部に真空弁を収容し、下端をマス内底
部に位置させた汚水吸込み管とマス内汚水を排出する真
空汚水管とを上記の真空弁を介して接続した汚水ますに
おいて、真空弁の出口側に接続する管を、マス壁を経て
マス内にマス中心方向からずらせた方向で導入して、真
空弁の配設位置をマス中心位置に対し偏らせるか、また
は、真空弁の出口側に接続する管にマス内で曲がり部を
設けることによって、真空弁の配設位置をマス中心位置
に対し偏らせたことを特徴とする構成である。
すは、マス内の上部に真空弁を収容し、下端をマス内底
部に位置させた汚水吸込み管とマス内汚水を排出する真
空汚水管とを上記の真空弁を介して接続した汚水ますに
おいて、真空弁の出口側に接続する管を、マス壁を経て
マス内にマス中心方向からずらせた方向で導入して、真
空弁の配設位置をマス中心位置に対し偏らせるか、また
は、真空弁の出口側に接続する管にマス内で曲がり部を
設けることによって、真空弁の配設位置をマス中心位置
に対し偏らせたことを特徴とする構成である。
【0013】
【作用】真空弁をマス中心に対し充分に偏った位置に配
設でき、マスの作業スペ−スを拡大でき、真空弁の保守
・点検を容易に行うことが可能となる。
設でき、マスの作業スペ−スを拡大でき、真空弁の保守
・点検を容易に行うことが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1の(イ)は本発明の実施例を示す横断面図、図
1の(ロ)は同じく縦断面図である。
る。図1の(イ)は本発明の実施例を示す横断面図、図
1の(ロ)は同じく縦断面図である。
【0015】図1の(イ)並びに図1の(ロ)におい
て、1はプラスチック製のマスであり、汚水溜め部11
と真空弁収容部12とを接合してある。21は汚水溜め
部11の外周壁に接続した、家庭や施設からの自然流下
式の汚水流入管であり、その管軸の延長線はマス中心a
を通っている。22はマスの真空弁収容部12にマス壁
を経て導入した真空汚水管であり、その管線はマス中心
aを通過せず、その中心aからずれている。
て、1はプラスチック製のマスであり、汚水溜め部11
と真空弁収容部12とを接合してある。21は汚水溜め
部11の外周壁に接続した、家庭や施設からの自然流下
式の汚水流入管であり、その管軸の延長線はマス中心a
を通っている。22はマスの真空弁収容部12にマス壁
を経て導入した真空汚水管であり、その管線はマス中心
aを通過せず、その中心aからずれている。
【0016】この真空汚水管22の導入には、図2に示
すように、サドル付き継手3のサドル部31の法線方向
と管部32の軸方向との間に所定の角度θを付け、この
継手3のサドル部31を接着剤によりマス1の外面に固
着し、管部32にゴムリング33を介して真空汚水管2
2を挿通する方式を使用でき、マス中心線n−nと真空
汚水管22との間隔Lは、マスの内径をRとすると、R
sinθで与えられる。
すように、サドル付き継手3のサドル部31の法線方向
と管部32の軸方向との間に所定の角度θを付け、この
継手3のサドル部31を接着剤によりマス1の外面に固
着し、管部32にゴムリング33を介して真空汚水管2
2を挿通する方式を使用でき、マス中心線n−nと真空
汚水管22との間隔Lは、マスの内径をRとすると、R
sinθで与えられる。
【0017】図1の(イ)並びに図1の(ロ)におい
て、4は真空弁であり、直管部41に弁本体部42を傾
斜させて取付け、弁本体部42の先端にコントロ−ラ4
3を取付けた構造であり、直管部41の出口を真空汚水
管22に接続し、コントロ−ラ43と真空汚水管22と
の間を逆止弁512を介してチュ−ブにより接続してあ
る。51は汚水吸込み管であり、下端511をマス底部1
3に近接させ、上端側をエルボ継手、ベンド継手を介
し、または曲がり管を使用して真空弁直管部41の入口
に接続してある。8はマス1に接続した通気管である。
て、4は真空弁であり、直管部41に弁本体部42を傾
斜させて取付け、弁本体部42の先端にコントロ−ラ4
3を取付けた構造であり、直管部41の出口を真空汚水
管22に接続し、コントロ−ラ43と真空汚水管22と
の間を逆止弁512を介してチュ−ブにより接続してあ
る。51は汚水吸込み管であり、下端511をマス底部1
3に近接させ、上端側をエルボ継手、ベンド継手を介
し、または曲がり管を使用して真空弁直管部41の入口
に接続してある。8はマス1に接続した通気管である。
【0018】52は水位検知管、53はブリ−ザ−管で
あり、上記真空弁4のコントロ−ラ43とブリ−ザ−管
53との間、コントロ−ラ43と水位検知管52との間
を、それぞれチュ−ブにより接続してある。
あり、上記真空弁4のコントロ−ラ43とブリ−ザ−管
53との間、コントロ−ラ43と水位検知管52との間
を、それぞれチュ−ブにより接続してある。
【0019】54はマス1内に取り付けた仕切板(中蓋
付である)であり、汚水吸込み管51並びに水位検知管
52をそれぞれ固定具6,6によって支持してある。こ
の固定具6には、図3の(イ)、または図3の(ロ)に
示すように、仕切板にボルトで固定する鍔部61(円弧
溝611においてボルトで固定される。この円弧溝に代
え、ボルト孔を使用することもできる)と管をクランプ
する割れ筒部62とを有し、バンド(SUS製)63の締め
付けで割れ筒部を縮径させて(612は縮径を可能にする
ための切欠きであり、巾は2mm程度とされ、固定具周方
向に対する長さは、例えば、固定具内径が50〜100
mmの場合、120〜180mm程度とされる)管をクラン
プするものを使用でき(縮径するまえの固定具内面と管
外面との隙間は、2〜10mm程度とされる)、鍔部61
を先に仕切板に固定しておき、次いで、管をクランプす
る手順で管を支持できる。特に、図3の(ロ)に示す固
定具においては、鍔部61にも割りを設けてあるので、
先に割れ筒部62で管をクランプし、次いで、鍔部61
の拡径または縮径によりボルト孔の位置合わせを行い、
鍔部61を仕切板にボルト固定することも可能である。
この固定具の材質には、ステンレスや鉄等の金属、セラ
ミック、塩化ビニルやポリエチレン等の合成樹脂を使用
できる。
付である)であり、汚水吸込み管51並びに水位検知管
52をそれぞれ固定具6,6によって支持してある。こ
の固定具6には、図3の(イ)、または図3の(ロ)に
示すように、仕切板にボルトで固定する鍔部61(円弧
溝611においてボルトで固定される。この円弧溝に代
え、ボルト孔を使用することもできる)と管をクランプ
する割れ筒部62とを有し、バンド(SUS製)63の締め
付けで割れ筒部を縮径させて(612は縮径を可能にする
ための切欠きであり、巾は2mm程度とされ、固定具周方
向に対する長さは、例えば、固定具内径が50〜100
mmの場合、120〜180mm程度とされる)管をクラン
プするものを使用でき(縮径するまえの固定具内面と管
外面との隙間は、2〜10mm程度とされる)、鍔部61
を先に仕切板に固定しておき、次いで、管をクランプす
る手順で管を支持できる。特に、図3の(ロ)に示す固
定具においては、鍔部61にも割りを設けてあるので、
先に割れ筒部62で管をクランプし、次いで、鍔部61
の拡径または縮径によりボルト孔の位置合わせを行い、
鍔部61を仕切板にボルト固定することも可能である。
この固定具の材質には、ステンレスや鉄等の金属、セラ
ミック、塩化ビニルやポリエチレン等の合成樹脂を使用
できる。
【0020】本発明の真空弁付汚水ますにおいては、真
空弁とマス中央との間隔を少なくとも、Rsinθにでき
る。図1の(イ)または図2において、例えば、θ=1
20とすれば、マス内径900mmの場合、上記の間隔Rs
inθを100mmにできる。従って、マス内での作業スペ
−スを充分に確保でき、真空弁の保守・点検を容易に行
うことができる。
空弁とマス中央との間隔を少なくとも、Rsinθにでき
る。図1の(イ)または図2において、例えば、θ=1
20とすれば、マス内径900mmの場合、上記の間隔Rs
inθを100mmにできる。従って、マス内での作業スペ
−スを充分に確保でき、真空弁の保守・点検を容易に行
うことができる。
【0021】通常、真空弁付汚水ますのマス内径は、9
00mm(1号マンホ−ル)または1200mm(2号
マンホ−ル)であり、本発明の真空弁付汚水ますにおけ
る、図1の(イ)に示す真空弁4とマス中心線n−nと
の偏り距離Lは、これらの内径に対し100mm程度と
することが好ましい。なお、真空弁4と真空汚水管22
との接続には、真空弁交換時での着脱を容易に行い得る
ものを使用することが好ましく、例えば、円筒状ゴムの
外周を金属製カバ−でネジ方式により締め込んで止水す
るカップリング継手を使用できる。
00mm(1号マンホ−ル)または1200mm(2号
マンホ−ル)であり、本発明の真空弁付汚水ますにおけ
る、図1の(イ)に示す真空弁4とマス中心線n−nと
の偏り距離Lは、これらの内径に対し100mm程度と
することが好ましい。なお、真空弁4と真空汚水管22
との接続には、真空弁交換時での着脱を容易に行い得る
ものを使用することが好ましく、例えば、円筒状ゴムの
外周を金属製カバ−でネジ方式により締め込んで止水す
るカップリング継手を使用できる。
【0022】本発明の真空弁付汚水ますにおいては、図
4の(イ)に示すように、真空弁4を並列接続で配設し
ても、真空弁間に充分な作業スペ−スを確保できる。従
って、真空弁を並列接続で配設し、一方を他方の予備と
して使用し、一方の長期故障時に他方を作動させること
により、真空弁付汚水ますの無停止作動を確保すること
ができる。
4の(イ)に示すように、真空弁4を並列接続で配設し
ても、真空弁間に充分な作業スペ−スを確保できる。従
って、真空弁を並列接続で配設し、一方を他方の予備と
して使用し、一方の長期故障時に他方を作動させること
により、真空弁付汚水ますの無停止作動を確保すること
ができる。
【0023】本発明において、マスには上記のプラスチ
ック製(例えば、塩化ビニル樹脂製、繊維強化プラスチ
ック製)の他、コンクリ−ト製マスも使用できる。この
場合、通常、マス底部はマスの現場据付け時にコンクリ
−ト打ちで施工される。また、真空汚水管または家庭か
らの自然流下式の汚水流入のマスへの導入若しくは接続
には、図4の(ロ)に示すように外面を砂付け加工した
プラスチック継手管3をマスの孔101に挿入し、この孔1
01と継手管3の砂付け加工面との間をモルタル34の充
填により固着し、この継手管3に汚水流入管22をゴム
リング33を介して挿入する方法を使用できる。
ック製(例えば、塩化ビニル樹脂製、繊維強化プラスチ
ック製)の他、コンクリ−ト製マスも使用できる。この
場合、通常、マス底部はマスの現場据付け時にコンクリ
−ト打ちで施工される。また、真空汚水管または家庭か
らの自然流下式の汚水流入のマスへの導入若しくは接続
には、図4の(ロ)に示すように外面を砂付け加工した
プラスチック継手管3をマスの孔101に挿入し、この孔1
01と継手管3の砂付け加工面との間をモルタル34の充
填により固着し、この継手管3に汚水流入管22をゴム
リング33を介して挿入する方法を使用できる。
【0024】図4の(イ)はコンクリ−トマスを使用し
た本発明の実施例を示す横断面図、図4の(ロ)は同じ
く縦断面図であり、真空弁4を並列接続で配設してあ
る。541は汚水吸込み管51や水位検知管52を支持す
るため木枠、542は作業支持台を、13はコンクリ−ト
打ちしたマス内底部をそれぞれ示している。
た本発明の実施例を示す横断面図、図4の(ロ)は同じ
く縦断面図であり、真空弁4を並列接続で配設してあ
る。541は汚水吸込み管51や水位検知管52を支持す
るため木枠、542は作業支持台を、13はコンクリ−ト
打ちしたマス内底部をそれぞれ示している。
【0025】通常、汚水マスの底部はマス内上部に対し
小径とされている。従って、本発明の真空弁付汚水ます
においては、真空弁4の配設位置の偏りのもとでも、汚
水吸込み管51の下端をマス内底部に収容し得るよう
に、真空弁4と汚水吸込み管51との間に、ベンド継
手、エルボ継手、または図5に示すように曲がり管510
の使用により、真空弁の配設位置のマス中心に対する偏
り距離に応じ、曲がり部が設けられる。
小径とされている。従って、本発明の真空弁付汚水ます
においては、真空弁4の配設位置の偏りのもとでも、汚
水吸込み管51の下端をマス内底部に収容し得るよう
に、真空弁4と汚水吸込み管51との間に、ベンド継
手、エルボ継手、または図5に示すように曲がり管510
の使用により、真空弁の配設位置のマス中心に対する偏
り距離に応じ、曲がり部が設けられる。
【0026】本発明の真空弁付汚水ますにおいては、図
6に示すように、真空汚水管22をその延長線をマス内
中心aに通すようにしてマス内に導入し、マス内の真空
汚水管部分に曲がり部221を設けて、真空弁4の配設位
置をマス中心aより偏らせることもできる。この場合、
曲がり部221は、曲がり管を使用すること、ベンド継
手、エルボ継手を介在させること等により設けることが
できる。
6に示すように、真空汚水管22をその延長線をマス内
中心aに通すようにしてマス内に導入し、マス内の真空
汚水管部分に曲がり部221を設けて、真空弁4の配設位
置をマス中心aより偏らせることもできる。この場合、
曲がり部221は、曲がり管を使用すること、ベンド継
手、エルボ継手を介在させること等により設けることが
できる。
【0027】なお、本発明の真空弁付汚水ますの施工に
あたっては、可能な限り予め工場等で組み立てて現場に
搬入するプレハブ乃至はセミプレハブを使用し、現場で
の組立て作業をできるだけ少なくすることが好ましい。
あたっては、可能な限り予め工場等で組み立てて現場に
搬入するプレハブ乃至はセミプレハブを使用し、現場で
の組立て作業をできるだけ少なくすることが好ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明の真空弁付汚水ますは上述した通
りの構成であり、真空弁をマス中心に対し偏らせた位置
に配設できるから、マス内での作業スペ−スを充分に確
保でき、マス内での作業性の向上を図り得、真空弁の保
守・点検若しくは修理の短時間化が可能となり、時間帯
の制約のない保守・点検若しくは、修理、または、家庭
における排水制限を排除しての保守・点検若しくは、修
理が可能となる。
りの構成であり、真空弁をマス中心に対し偏らせた位置
に配設できるから、マス内での作業スペ−スを充分に確
保でき、マス内での作業性の向上を図り得、真空弁の保
守・点検若しくは修理の短時間化が可能となり、時間帯
の制約のない保守・点検若しくは、修理、または、家庭
における排水制限を排除しての保守・点検若しくは、修
理が可能となる。
【図1】図1の(イ)は本発明の実施例を示す横断面
図、図1の(ロ)は同じく縦断面図である。
図、図1の(ロ)は同じく縦断面図である。
【図2】本発明においてマスへの真空汚水管の導入に使
用する継手を示す断面図である。
用する継手を示す断面図である。
【図3】本発明において汚水吸込み管や水位検知管の固
定に使用する固定具の異なる例を示す斜視図である。
定に使用する固定具の異なる例を示す斜視図である。
【図4】図4の(イ)は本発明の別実施例を示す横断面
図、図4の(ロ)は同じく縦断面図である。
図、図4の(ロ)は同じく縦断面図である。
【図5】図1に示す実施例の汚水吸込み管の配管状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】本発明の上記とは別の実施例を示す横断面図で
ある。
ある。
【図7】図7の(イ)は従来の真空弁付汚水ますを示す
縦断面図、図7の(ロ)は図7の(イ)におけるロ−ロ
断面図である。
縦断面図、図7の(ロ)は図7の(イ)におけるロ−ロ
断面図である。
1 マス 21 家庭からの汚水流入管 22 真空汚水管 4 真空弁 51 吸込み管 52 水位検知管 a マス中心
Claims (2)
- 【請求項1】マス内の上部に真空弁を収容し、下端をマ
ス内底部に位置させた汚水吸込み管とマス内汚水を排出
する真空汚水管とを上記の真空弁を介して接続した汚水
ますにおいて、真空弁の出口側に接続する管を、マス壁
を経てマス内にマス中心方向からずらせた方向で導入し
て、真空弁の配設位置をマス中心位置に対し偏らせたこ
とを特徴とする真空弁付汚水ます。 - 【請求項2】請求項1における汚水ますにおいて、真空
弁の出口側に接続する管にマス内で曲がり部を設けるこ
とによって、真空弁の配設位置をマス中心位置に対し偏
らせたことを特徴とする真空弁付汚水ます。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11583793A JPH06322809A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 真空弁付汚水ます |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11583793A JPH06322809A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 真空弁付汚水ます |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322809A true JPH06322809A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14672350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11583793A Pending JPH06322809A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 真空弁付汚水ます |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256581A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Shinmei Sangyo:Kk | 既設,新設のマンホール等の側面孔に本管,枝管,支管を接続するための内付け継手 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11583793A patent/JPH06322809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256581A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Shinmei Sangyo:Kk | 既設,新設のマンホール等の側面孔に本管,枝管,支管を接続するための内付け継手 |
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