JP4434798B2 - 既設配管内部の工事用治具 - Google Patents

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Description

この発明は、液体を流通させる液流通系統の既設配管について、該配管内部の錆や水垢等の汚れの除去・清掃、防錆塗膜の形成等の各種工事を行う方法の実施に使用する工事用治具に関する。
給水設備や排水設備等においては、長年の使用により、配管内部に水垢が付着したり錆が発生して、水質を汚濁させたり、水の流れを悪くしたり、ついには配管に穴が空いあたりすることがある。そこで、そのような長年使用してきた給水設備や排水設備等について、老朽配管の内部の水垢や錆等の汚れを除去(クリーニング)したり、さらには配管内部に防錆塗膜を形成(ライニング)する工事を行って再生させる必要が生じる。そのような老朽配管の再生工事の方法として、配管内部に工事用流体または工事用粒状体を流通させる方法がある。例えば、エアーサンド工法と呼ばれる工法では、配管内部に圧縮空気を螺旋状に回転させながら圧送し、該圧縮空気に研磨材(工事用粒状体)を投入して、配管の内壁面に付着した水垢および錆等の汚れをサンドブラストにより除去する。続いて、研磨材に代えて防錆塗料(工事用流体)として例えば耐水性エポキシ樹脂塗料を該螺旋状に回転する圧縮空気に投入し、該配管の内壁面に付着させて塗膜を形成し、該塗膜を硬化させ
て防錆塗膜を形成する。以上のようにして、老朽配管の再生工事が行われる。
以上説明したような、既設配管内に研磨剤や塗料を圧縮空気に乗せて送給して、該既設配管の再生工事を行う方法として、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開平11−319744号公報 特開平6−316680号公報
このような既設配管の再生工事は、各種設備の既設配管に適用することができる。例えば、原子力発電所等の発電プラントの建屋内には、鉄筋コンクリート製の床上にこぼれた水あるいは機器から排出される水を排出するために、ファンネル(漏斗)と呼ばれる排水受および該ファンネルの底部の排出口に連通する配管が該床に埋設されるなどして設けられている。この配管は普通は鉄で作られているため、長期間の使用により水垢および錆等の汚れが発生し、前述のような再生工事が必要となる。
この発明は、ファンネルを有する液排出系統等の液流通系統について、該ファンネルの構造を利用して工事用治具を配設し、該工事用治具を用いて配管内部に工事用の流体または粒状体を流通させて、再生工事その他の工事を行うようにした既設配管内部の工事方法の実施に使用される工事用治具を提供しようとするものである。
この発明の工事用治具は、上部が開放されまたは開放可能とされたファンネル(16,111)と、該ファンネル(16,111)の排出口(20,115)に連通する既設配管(22,113)とを具備し、前記ファンネル(16,111)に流入する液体を前記排出口(20,115)から排出し前記既設配管(22,113)を通して送出する液流通系統について、前記既設配管(22,113)内部に工事用流体または工事用粒状体を流通させて、該既設配管(22,113)内部の工事をする方法の実施に使用される工事用治具であって、仮設配管(42,117)を具備し、該仮設配管(42,117)は、前記ファンネル(16,111)の上部開放部(34,111a)から該ファンネル(16,111)内に挿入され、該仮設配管(42,117)の端部開口(42a,117a)が該ファンネル(16,111)の前記排出口(20,115)に繋がれて前記既設配管(22,113)と連通し、もって該仮設配管(42,117)および該既設配管(22,113)を通して該既設配管(22,113)内部に前記工事用流体または工事用粒状体を流通させる流路を構成し、かつ、該仮設配管(42,117)は、前記端部開口(42a,117a)よりも上側の位置の外周面に外方に膨出した段部(54,129)を有し、該段部(54,129)の下側にパッキン(56,131)を配置し、該仮設配管の下部(42b,117b)を前記ファンネル(16,111)の前記排出口(20,115)内に挿入して、前記パッキン(56,131)を前記ファンネル(16,111)内の前記排出口(20,115)の周りの部分(16b,111c)と前記仮設配管(42,117)の段部(54,129)との間で挟み込む構造を有してなるものである。この工事用治具によれば、仮設配管の下部(42b,117b)をファンネル(16,111)の排出口(20,115)に挿入して位置決めし、ファンネル(16,111)内の排出口(20,115)の周りの部分(16b,111c)と仮設配管の段部との間でパッキンを挟み込むことにより、仮設配管(42,117)を既設配管(22,113)に連通させることができる。
この発明の工事用治具は、前記仮設配管(42)を前記ファンネル(16)に取付支持し、もって該仮設配管(42)と該ファンネル(16)との間に前記パッキン(56)を押し付ける力を生じさせて、該仮設配管(42)と前記既設配管(22)を繋いだ部分の気密を得るように構成する。具体的には、前ファンネル(16)の前記上部開放部(34)の外周縁にフランジ(32)が形成され、前記仮設配管(42)を取付金具(36)を介して該フランジ(32)に取付支持する。より具体的には、前記仮設配管(42)に前記ファンネルのフランジ(32)よりも上方に位置する箇所にフランジ(58)を形成し、前記ファンネルのフランジ(32)の周方向の複数箇所に前記取付金具(36)を着脱可能に装着し、該取付金具(36)には該ファンネル(16)の前記上部開放部(34)に臨む箇所に取付部位を形成し、前記仮設配管のフランジ(58)と前記各取付金具(36)の前記取付部位とを該仮設配管(42)の軸と平行に配されるボルト・ナット(44)でそれぞれ連結し、該ボルト・ナット(44)が相互にねじ込まれてその軸方向に相対移動する途中位置で前記パッキン(56)が前記ファンネル(16)内の前記排出口(20)の周りの部分(16b)と前記仮設配管(42)の段部(54)との間に挟み込まれた状態となり、この状態で該ボルト・ナット(44)の締め付け力で前記押し付ける力を生じさせるようにする。これによれば、取付金具(36)を替えることにより、外径やフランジ径が様々に異なるファンネルに適合させることができる。また、前記仮設配管の前記フランジ(58)には該仮設配管(42)よりも短い短管(60)を連結し、該短管(60)には、前記既設配管(22)、前記仮設配管(42)および該短管(60)と共に前記流路を構成する工事用配管(または工事用耐圧ホース)(70)を連結することができる。
この発明の工事用治具は、前記仮設配管(117)を前記ファンネル(111)の周囲の床(10)に取付支持し、もって該仮設配管(117)と該ファンネル(111)との間に前記パッキン(131)を押し付ける力を生じさせて、該仮設配管(117)と前記既設配管(113)を繋いだ部分の気密を得る。具体的には、前ファンネル(111)の周囲の床(10)に、該ファンネル(111)を取り囲むように複数本のネジ(119)を立設し、前記仮設配管(117)には前記段部(129)よりも上方位置に、外方に膨出する膨出部(133)を形成し、該膨出部(133)に前記複数本のネジ(119)が挿通される穴(135)を形成し、該膨出部の穴(135)に前記ネジ(119)を差し込み、該膨出部の穴(135)から上方に突出したネジ(119)にナット(137)をねじ込んで前記仮設配管(117)を前記ファンネル(111)の周囲の床(10)に連結し、前記ナット(137)が前記ネジ(119)にねじ込まれて該ネジ(119)に沿って移動する途中位置で前記パッキン(131)が前記ファンネル(111)内の前記排出口(115)の周りの部分(111c)と前記仮設配管(117)の段部(129)との間に挟み込まれた状態となり、この状態で該ナット(137)の締め付け力により前記押し付ける力を生じさせる。
この発明の工事用治具を用いた既設配管内部の工事方法は、上部が開放されまたは開放可能とされたファンネル(16,111)と、該ファンネル(16,111)の排出口(20,115)に連通する既設配管(22,113)とを具備し、前記ファンネル(16,111)に流入する液体を前記排出口(20,115)から排出し前記既設配管(22,113)を通して送出する液流通系統について、前記既設配管(22,113)内部に工事用流体または工事用粒状体を流通させて、該既設配管(22,113)内部の工事をする方法において、前記ファンネル(16,111)の上部開放部(34,111a)から仮設配管(42,117)を該ファンネル(16,111)内に挿入し、該仮設配管(42,117)の端部開口(42a,117a)と該ファンネル(16,111)内の前記排出口(20,115)とを繋いで該仮設配管(42,117)と前記既設配管(22,113)とを連通させ、該仮設配管(42,117)および該既設配管(22,113)を通じて形成される流路を通して該既設配管(22,113)内部に前記工事用流体または工事用粒状体を流通させて工事を行うものとすることができる。この工事方法によれば、ファンネル(16,111)の構造を利用して仮設配管(42,117)を既設配管(22,113)に連通させ、該仮設配管(42,117)および該既設配管(22,113)を通じて形成される流路を通して該既設配管(22,113)内部に工事用の流体または粒状体を流通させて該既設配管内部の工事を行うことができる。
この発明の実施の形態を以下説明する。ここでは、この発明を利用して、原子力発電所の原子炉建屋内のドレン系統の既設配管について、エアーサンド工法により水垢や錆等の汚れを除去し、さらに防錆塗膜を形成する工事を行う場合について説明する。
(実施の形態1)
図2に示す原子炉建屋内の鉄筋コンクリート製の床10には機器12が設置されている。該機器12には、該機器12から排出されるドレン(排水)を排出する排水管14が連結されている。床10には鉄製で円筒状のファンネル16がその下部を該床10に埋設した状態で支持されている。ファンネル16は床10よりも上方に位置する上端部が開放可能に構成され、該上部開放部はフランジ32に蓋18が着脱自在に装着されて塞がれている。ファンネル16の下方には、鉄製の既設配管22が床10内に垂直に埋設されている。既設配管22の上端部はファンネル16内の底部16aの中央の排出口20に連結されている。既設配管22は床10を貫通して図示しないドレン受に導かれている。ファンネル16の側面には排水を受け入れる受入管24が連結されている。機器12の排水管14とファンネル16の受入管24とは、中継管26で相互に連結されている。以上のようなドレン系統の構成により、機器12から排出されるドレンは、排水管14、中継管26および受入管24を介してファンネル16に流入し、該ファンネル16の排出口20から排出され既設配管22に供給されてドレン受に受け入れられる。
既設配管22内の工事を行うときは、中継管26を外して受入管24の開放端を蓋で塞ぐと共に、ファンネル16の蓋18を外し、該ファンネル16の上部開放部から仮設配管を差し込んで、該仮設配管をファンネル16に装着する。装着した状態を図1に示す。また、図1のA−A矢視図を図3に示す。受入管24のフランジ28には蓋30がボルト締めで装着されて、該受入管24の開放端は塞がれている。ファンネル16の上端部のフランジ32からは蓋18(図2)が外され、上部開放部34が上方に開放されている。フランジ32には、その周方向に均等間隔の4箇所の位置に、仮設配管42を取り付けるための鉄等の金属製の取付金具36が着脱可能に装着されている。取付金具36は矩形状の短片36aと矩形状の長片36bを平行に配して、これら両片36a,36bの一端部を連結片36cで相互に連結した、ほぼ「つ」字状の断面形状を有している。短片36aの開放端の平面形状は、ファンネル16の外周面形状に適合するように円弧状(凹状)に形成されている。長片36bには該取付金具36をフランジ32に取り付けるためのボルト38を通す2つの穴40と、仮設配管42を取付支持するためのボルト44を通す1つの穴46が形成されている。長片36bの上面には、穴40の位置にナット48が溶接で取り付けられ、穴46の位置にナット50が溶接で取り付けられている。
取付金具36をフランジ32に取り付けるときは、長片36bを上側に配して短片36aと長片36bとの間に形成される空間にフランジ32を差し込んで位置決めする。この位置決めは、径方向には短片36aの円弧状(凹状)開放端をファンネル16の外周面に当接させることで行われる。周方向には、フランジ32に蓋18(図2)を取り付けるためのボルトを通す穴52(図3)と取付金具36の穴40とが重ならない位置で、かつ4個の取付金具36が周方向に均等間隔となる位置に配置することで行われる。取付金具36をフランジ32に位置決めした状態で、長片36bの上側からボルト38をナット48にねじ込んで、ボルト38の下端部をフランジ32の上面に圧接することにより、取付金具36はフランジ32に取り付けられる。この状態では、ボルト44を通す穴46はファンネル16の上部開放部34に臨む位置(平面から見た位置が上部開放部34の範囲内の位置)にある。
仮設配管42はこの例では鉄等の金属製の剛性を有する直管で構成されている。仮設配管42の長さはファンネル16の内部空間の深さよりも幾分長く形成され、仮設配管42の外径は排出口20の内径(=既設配管22の内径)よりも僅かに小さく形成されている。仮設配管42の端部開口42aよりも少し上の位置の外周面には、周方向に連続した凸条で鍔状に形成された鉄等の金属製の段部54が溶接等で固定形成されている。段部54の外径は排出口20の内径よりも大きく形成されている。仮設配管42の段部54の下側の部分42bの外周面には、生ゴムその他のゴム等の弾性部材で構成された円環状のパッキン56が嵌め込み装着されている。パッキン56の外径は排出口20の内径よりも大きく、かつ段部54の外径とほぼ同じかまたは幾分小さく形成されている。仮設配管42の下部42bをファンネル16の排出口20に着脱自在に差し込み、パッキン56をファンネル16の底面の排出口20の周りの部分16bと仮設配管42の段部54の下面との間で挟み込むことにより、仮設配管42の端部開口42aとファンネル16の底部の排出口20とが気密に繋がれ、仮設配管42と既設配管22とが気密に連通する。
仮設配管42の上端部にはフランジ58が形成されている。フランジ58には、短管60のフランジ62が、間にパッキン64を挟んで突き合わせられ、周方向に均等間隔で配置された4組のボルト・ナット66で相互に連結されている。短管60は仮設配管42よりも短い鉄等の金属製の剛性を有する管で構成され、この例では仮設配管42と同一材料、同一内径の直管で構成されている。これにより、仮設配管42と短管60は同軸上に連通する。短管60の上側フランジ68には工事用配管(またはフレキシブルな工事用耐圧ホース)70の端部に取り付けられたフランジ72が、間にパッキン74を挟んで突き合わせられ、周方向に均等間隔で配置された4組のボルト・ナット76で相互に連結され、これにより短管60と工事用配管(または工事用耐圧ホース)70とは同軸上に連通する。短管60と工事用配管(または工事用耐圧ホース)70の内径はほぼ等しく構成されている。
仮設配管42と短管60とを繋ぐフランジ58、パッキン64、フランジ62の積層体には、その周方向に均等間隔でフランジ58,62を連結する4組のボルト・ナット66の各中間位置の4箇所に、ボルト44を通す穴78が形成されている。この穴78と取付金具36の取付部位を構成するナット50を通る軸は、仮設配管42の軸と平行に配置されている。4本のボルト44をそれぞれ上側から穴78に通し、ボルト44の頭44aを回してナット50にねじ込むことにより、ボルト44は仮設配管42の軸と平行に配された状態で、仮設配管42を取付金具36に取り付ける。4本のボルト44を均等に所定量ねじ込んでパッキン56を軸方向に押圧することにより、仮設配管42と既設配管22とを同軸上に所定の耐圧(例えば、0.7MPa)で連結することができる。
以上の構成の治具をファンネル16に装着する手順の一例を説明する。中継管26(図2)を外して受入管24の開放端を蓋30で塞ぎ、ファンネル16の上部開放部34の蓋18を外す。次いで、ファンネル16のフランジ32に4個の取付金具36を周方向に均等に配置しボルト38で締め付けて装着する。仮設配管42には、段部54の下にパッキン56を嵌め込み装着する。また、仮設配管42の上に短管60を、間にパッキン64を挟んで4組のボルト・ナット66で連結する。この状態で、仮設配管42をファンネル16の上部開放部34からファンネル16内空間に垂直に差し込み、仮設配管42の下部42bを排出口20に挿入して仮合わせする。次いで、フランジ58、パッキン64、フランジ62の積層体を貫通する4つの穴78にボルト44をそれぞれ差し込む。ボルト44にはフランジ58の下側の位置でナット45をねじ込む。さらに、ボルト44を各取付金具36のナット50に均等に所定量ねじ込むことにより、仮設配管42をファンネル16に装着し、かつ仮設配管42を既設配管22に軸方向に押圧してパッキン56を強く締め付けることにより、仮設配管42と既設配管22とを気密に連通させる。ボルト44のねじ込みが終了したら、ナット45をフランジ58の方向に回して締め付けることにより、フランジ58、パッキン64、フランジ62の積層体に対するボルト44の取付状態を安定させる。最後に、短管60の上に工事用配管(または工事用耐圧ホース)70を、間にパッキン74を挟んで4組のボルト・ナット76で連結する。以上で、治具の装着が完了し、工事用配管(または工事用耐圧ホース)70、短管60、仮設配管42および既設配管22を通る工事用流路が形成される。このようにして、ファンネル16に溶接等をすることなく治具を装着することができる。取付金具36を替えることにより、外径やフランジ径が様々に異なるファンネルに適合させることができる。
図1のように治具を装着して工事を行う方法について説明する。既設配管22の内部に付着した水垢および錆等の汚れをエアーサンド工法により除去する場合のシステム構成例を図4に示す。コンプレッサ80では圧縮空気が作られる。この圧縮空気は工事用配管(または工事用耐圧ホース)82を通して空気ヘッダ84に送られ、同時に工事を行う複数箇所に向けて分配される。空気ヘッダ84で分配された圧縮空気は工事用配管(または工事用耐圧ホース)86を通してリバイブ機88に送られる。リバイブ機88は圧縮空気に旋回気流を発生させ、該気流内に研磨材タンク89から送られる研磨材(工事用粒状体)を投入する。研磨材が投入された旋回気流は工事用配管(または工事用耐圧ホース)70、短管60、仮設配管42を介して既設配管22の送り込まれ、既設配管22の内部に付着した水垢および錆等の汚れをサンドブラストにより除去する。短管60および仮設配管42は既設配管22と内径がほぼ等しいので、圧縮空気を利用して配管内部に研磨材を回転させながら圧送する際に、短管60および仮設配管42が圧縮空気の回転を大きく乱すことがなく、該汚れ除去工事を円滑に行うことができる。既設配管22の端部には集塵用配管(または集塵用ホース)90を介して集塵機92が連結され、ここで研磨材および除去された汚れが回収される。
以上のようにして汚れが除去された既設配管22の内部に、引き続き防錆塗膜の形成工事を行う場合のシステム構成例を図5に示す。図4と共通する部分には、同一の符号を用いる。コンプレッサ80では圧縮空気が作られる。この圧縮空気は工事用配管(または工事用耐圧ホース)82を通して空気ヘッダ84に送られ、同時に工事を行う複数箇所に向けて分配される。空気ヘッダ84で分配された圧縮空気は工事用配管(または工事用耐圧ホース)86を通してリバイブ機88に送られる。リバイブ機88は圧縮空気に旋回気流を発生させ、該気流内に塗料ミキサ94から送られる耐水性エポキシ樹脂塗料等の防錆塗料(正確には、防錆塗料に硬化剤を混合した塗料)(工事用流体)を投入する。防錆塗料が投入された旋回気流は工事用配管(または工事用耐圧ホース)70、短管60、仮設配管42を介して既設配管22の送り込まれ、既設配管22の内壁面全体に防錆塗料を付着させて塗膜を形成する。短管60および仮設配管42は既設配管22と内径がほぼ等しいので、圧縮空気を利用して配管内部に防錆塗料を回転させながら圧送する際に、短管60および仮設配管42が圧縮空気の回転を大きく乱すことがなく、該防錆塗膜の形成工事を円滑に行うことができる。既設配管22の内壁面に付着せずに既設配管22の端部まで到達した塗料は、配管(またはホース)96を介して塗料レシーバ98に回収される。塗膜が硬化するのを待って再生工事は完了する。なお、ファンネル16については手作業で汚れ除去工事や防錆塗膜形成工事を行うことができる。
(実施の形態2)
この発明の他の実施の形態を図6に、この発明による治具を装着した状態で示す。また、図6のB−B矢視図を図7に示す。原子炉建屋内の鉄筋コンクリート製の床10には鉄製で円筒状のファンネル111が全体を該床10に埋設した状態で支持されている。ファンネル111の上部開放部111aは床10と同一平面上に構成されている。ファンネル111の下方には、鉄製の既設配管113が床10内に垂直に埋設されている。既設配管113の上端部はファンネル111内の底部111bの中央の排出口115に連結されている。既設配管113は床10を貫通して図示しないドレン受に導かれている。以上のようなドレン系統の構成により、床10上に排出されたドレンは、ファンネル111に流入し、該ファンネル111の排出口115から排出され既設配管113に供給されてドレン受に受け入れられる。
既設配管113内の工事(汚れ除去工事、防錆塗膜形成工事等)を行うときは、ファンネル111の周囲の床10上に、ファンネル111を均等に取り囲むように4箇所の位置に複数本(各箇所2本ずつ)のネジ119(ボルト)を垂直に立設する。ネジ119を立設するために、予め床10上にアンカーボルト121を垂直に立設した状態に埋め込む。すなわち、床10の、アンカーボルト121を立設する位置にそれぞれ垂直に穴120を開け、該穴120にケミカルアンカー(樹脂)を充填し、アンカーボルト121を打ち込んでケミカルアンカーを硬化させることにより、アンカーボルト121を床10に立設固定する。ネジ119は鉄等の金属製のプレート123の中央部に溶接で垂直に立設固定されている。プレート123の四隅近くには、アンカーボルト121を通す穴125が開設されている。各穴125にアンカーボルト121をそれぞれ差し込んで、プレート123を床10上に載置し、アンカーボルト121にナット127を装着して締め付けることにより、プレート123は床10に固定され、これにより、ネジ119は床10上に立設固定される。
仮設配管117はこの例では鉄等の金属製の剛性を有する直管で構成されている。仮設配管117の長さはファンネル111の内部空間の深さよりも長く形成され、仮設配管117の外径は排出口115の内径(=既設配管113の内径)よりも僅かに小さく形成されている。仮設配管117の端部開口117aよりも少し上の位置の外周面には、周方向に連続した凸条で鍔状に形成された鉄等の金属製の段部129が溶接等で固定形成されている。段部129の外径は排出口115の内径よりも大きく形成されている。仮設配管117の段部129の下側の部分117bの外周面には、生ゴムその他のゴム等の弾性部材で構成された円環状のパッキン131が嵌め込み装着されている。パッキン131の外径は排出口115の内径よりも大きく、かつ段部129の外径とほぼ同じかまたは幾分小さく形成されている。仮設配管117の下部117bはファンネル111の排出口115に着脱自在に差し込まれる。
仮設配管117の上下中間部には円形のプレート133(膨出部)が、その面を仮設配管117の軸に直角な方向(すなわち水平)に延在させた状態で、溶接で固定配設されている。プレート133の、前記ネジ119の軸上の位置には、円弧状の長孔135が形成されている。長孔135には、ネジ119が2本ずつ差し込まれている(図7)。ネジ119にはプレート133の上面側の位置にナット137が装着される。ナット137を締め付けることにより、プレート133を介して仮設配管117に下方への押圧力が生じる。この押圧力により、パッキン131はファンネル111の底面の排出口115の周りの部分111cと仮設配管117の段部129の下面との間に挟み込まれ、仮設配管117の端部開口117aとファンネル111の底部の排出口115とが気密に繋がれ、仮設配管117と既設配管113とが気密に(例えば、0.7MPaの耐圧で)連通する。
仮設配管117の上端部にはフランジ139が形成されている。フランジ139には、工事用配管(または工事用耐圧ホース)141の端部のフランジ143が、間にパッキン145を挟んで突き合わせられ、周方向に均等間隔で配置された8組のボルト・ナット147で相互に連結されている。工事用配管(または工事用耐圧ホース)141は仮設配管117と同一内径に形成されている。
以上の構成の治具をファンネル111に装着する手順の一例を説明する。ファンネル111の周囲の床10上に穴120を開設し、ケミカルアンカーによりアンカーボルト121を立設固定する。次いで、ネジ119が立設固定されたプレート123をアンカーボルト121に差し込み、ナット127で固定する。これで、ファンネル111の周りの床10上に8本のネジ119が立設固定される。一方、仮設配管117には、段部129の下にパッキン131を嵌め込み装着する。仮設配管117をファンネル111の上部開放部111aからファンネル111内空間に垂直に差し込みながら、仮設配管117のプレート133に形成された穴135にネジ119を差し込んで、仮設配管117の下部117bを排出口115に挿入する。この状態で、各ネジ119にその上端部からナット137をそれぞれ装着し、ナット137を均等に締め込む。これで仮設配管117はファンネル111に装着され、かつ仮設配管117はパッキン131を強く締め付けて、仮設配管117と既設配管113とが気密に連通する。以上で、治具の装着が完了し、工事用配管(または工事用耐圧ホース)141、仮設配管117および既設配管113を通る工事用流路が形成される。このようにして、ファンネル111に溶接等をすることなく治具を装着することができる。
以上のようにして治具を装着したら、前記図4,図5について説明したのと同様の方法により、既設配管113の内部について汚れ除去工事や防錆塗膜形成工事を行うことができる。これらの工事が終了したら、ナット137を外して仮設配管117を外し、ナット127を外してプレート123を外す。さらに、アンカーボルト121を床10の面と同一面で切断し、ファンネル111の周囲の床10上を塗装して、該切断面を被覆する。これで工事の全行程が終了する。
なお、前記実施の形態では、圧縮空気を仮設配管から既設配管に流すようにしたが、逆方向に流すこともできる。
前記実施の形態では、この発明を原子力発電所の原子炉建屋内のドレン系統の既設配管の工事に適用した場合について説明したが、この発明はこれに限らず、上部が開放されまたは開放可能とされたファンネルと、該ファンネルの排出口に連通する既設配管とを具備し、前記ファンネル内に流入する液体を前記排出口から排出し前記既設配管を通して送出する構成を有する各種プラントその他の施設の給液設備、排液設備等の液流通系統に適用することができる。
この発明の実施の形態を示す図で、図2の既設配管内の工事を行う場合のファンネルに対する治具の装着状態を示す一部断面正面図である。 原子炉建屋内のドレン系統の一例を示す一部断面正面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1の治具を利用して既設配管の内部に付着した水垢および錆等の汚れをエアーサンド工法により除去するシステム構成例を示す図である。 図1の治具を利用して既設配管の内部に防錆塗膜を形成するシステム構成例を示す図である。 この発明の他の実施の形態を示す図で、ファンネルに対する治具の装着状態を示す一部断面正面図である。 図1のB−B矢視図である。
符号の説明
10…床、16,111…ファンネル、16a,111b…ファンネル内底部、16b,111c…ファンネル内底部の排出口の周りの部分、20,115…排出口、22,113…既設配管、32…ファンネルの上部開放部のフランジ、36…取付金具、34,111a…ファンネルの上部開放部、42,117…仮設配管、42a,117a…仮設配管の端部開口、42b,117b…仮設配管の下部、44,50…ボルト・ナット、54,129…段部、56,131…パッキン、58…仮設配管のフランジ、60…短管、70…工事用配管(または工事用耐圧ホース)、119…ネジ、133…プレート(膨出部)、135…プレート(膨出部)膨出部の穴、137…ナット。

Claims (2)

  1. 上部が開放されまたは開放可能とされたファンネルと、該ファンネルの排出口に連通する既設配管とを具備し、前記ファンネルに流入する液体を前記排出口から排出し前記既設配管を通して送出する液流通系統について、前記既設配管内部に工事用流体または工事用粒状体を流通させて、該既設配管内部の工事をする方法の実施に使用される工事用治具であって、
    仮設配管を具備し、
    該仮設配管は、前記ファンネルの上部開放部から該ファンネル内に挿入され、該仮設配管の端部開口が該ファンネルの前記排出口に繋がれて前記既設配管と連通し、もって該仮設配管および該既設配管を通して該既設配管内部に前記工事用流体または工事用粒状体を流通させる流路を構成し、かつ、
    該仮設配管は、前記端部開口よりも上側の位置の外周面に外方に膨出した段部を有し、該段部の下側にパッキンを配置し、該仮設配管の下部を前記ファンネルの前記排出口内に挿入して、前記パッキンを前記ファンネル内の前記排出口の周りの部分と前記仮設配管の段部との間で挟み込む構造を有し
    前記仮設配管を前記ファンネルに取付支持し、もって該仮設配管と該ファンネルとの間に前記パッキンを押し付ける力を生じさせて、該仮設配管と前記既設配管を繋いだ部分の気密を得るものであり、
    前記ファンネルの前記上部開放部の外周縁にはフランジが形成され、前記仮設配管を取付金具を介して該フランジに取付支持し、
    前記仮設配管には前記ファンネルのフランジよりも上方に位置する箇所にフランジが形成され、前記ファンネルのフランジにはその周方向の複数箇所に前記取付金具が着脱可能に装着され、該取付金具は該ファンネルの前記上部開放部に臨む箇所に取付部位を有し、前記仮設配管のフランジと前記各取付金具の前記取付部位とを該仮設配管の軸と平行に配されるボルト・ナットでそれぞれ連結し、該ボルト・ナットが相互にねじ込まれてその軸方向に相対移動する途中位置で前記パッキンが前記ファンネル内の前記排出口の周りの部分と前記仮設配管の段部との間に挟み込まれた状態となり、この状態で該ボルト・ナットの締め付け力で前記押し付ける力を生じさせる工事用治具。
  2. 上部が開放されまたは開放可能とされたファンネルと、該ファンネルの排出口に連通する既設配管とを具備し、前記ファンネルに流入する液体を前記排出口から排出し前記既設配管を通して送出する液流通系統について、前記既設配管内部に工事用流体または工事用粒状体を流通させて、該既設配管内部の工事をする方法の実施に使用される工事用治具であって、
    仮設配管を具備し、
    該仮設配管は、前記ファンネルの上部開放部から該ファンネル内に挿入され、該仮設配管の端部開口が該ファンネルの前記排出口に繋がれて前記既設配管と連通し、もって該仮設配管および該既設配管を通して該既設配管内部に前記工事用流体または工事用粒状体を流通させる流路を構成し、かつ、
    該仮設配管は、前記端部開口よりも上側の位置の外周面に外方に膨出した段部を有し、該段部の下側にパッキンを配置し、該仮設配管の下部を前記ファンネルの前記排出口内に挿入して、前記パッキンを前記ファンネル内の前記排出口の周りの部分と前記仮設配管の段部との間で挟み込む構造を有し
    前記仮設配管を前記ファンネルの周囲の床に取付支持し、もって該仮設配管と該ファンネルとの間に前記パッキンを押し付ける力を生じさせて、該仮設配管と前記既設配管を繋いだ部分の気密を得るものであり、
    前記ファンネルの周囲の床には、該ファンネルを取り囲むように複数本のネジが立設され、
    前記仮設配管には前記段部よりも上方位置に、外方に膨出する膨出部が形成され、該膨出部には前記複数本のネジが挿通される穴が形成され、
    該膨出部の穴に前記ネジを差し込み、該膨出部の穴から上方に突出したネジにナットをねじ込んで前記仮設配管を前記ファンネルの周囲の床に連結し、前記ナットが前記ネジにねじ込まれて該ネジに沿って移動する途中位置で前記パッキンが前記ファンネル内の前記排出口の周りの部分と前記仮設配管の段部との間に挟み込まれた状態となり、この状態で該ナットの締め付け力により前記押し付ける力を生じさせる工事用治具。
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