JPH06322673A - 繊維製品類の連続状物の着色方法及び着色物 - Google Patents

繊維製品類の連続状物の着色方法及び着色物

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JPH06322673A
JPH06322673A JP5133806A JP13380693A JPH06322673A JP H06322673 A JPH06322673 A JP H06322673A JP 5133806 A JP5133806 A JP 5133806A JP 13380693 A JP13380693 A JP 13380693A JP H06322673 A JPH06322673 A JP H06322673A
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JP5133806A
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Yosuke Kitagawa
陽介 北川
Ryuichi Hoshikawa
隆一 星川
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Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Original Assignee
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パディング法を用いて、繊維製品類の連続状
物を顔料により高効率で而も均一性高く着色する。 【構成】 繊維製品類の連続状物を窒素カチオン性化合
物で処理することによりその繊維製品類の連続状物にそ
の窒素カチオン性化合物を担持させる工程と、この処理
により窒素カチオン性化合物を担持した繊維製品類の連
続状物を、顔料微粒子と熱可塑性樹脂とを含んでなる水
性液状体により、パディング法にて連続的に処理する工
程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品類の連続状物
を顔料により着色する方法及びその方法によって得られ
た着色物に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】近年、衣料
品、装飾品、インテリア用品等の繊維製品では、その生
産効率を高めるための種々の努力がなされており、特に
色彩効果を重要視する分野においては、全工程中に占め
る着色工程の割合が大きくなることから、簡単で効率の
良い着色方法の開発が切望されている。
【0003】そこで本発明者らは、如上の点に鑑み種々
の検討を重ねた結果、最終製品として縫製等の加工がな
される以前の繊維製品類の連続状物(例えばシート状ま
たは束状をなすもの)に対して、顔料を簡易な手法によ
り適用できれば生産効率の向上に最も効果的に貢献でき
ると考え、更に研究を重ねた結果、そのような手法とし
て所謂パディング法が好適であるという結論に達した。
パディング法は、繊維製品類を顔料の合成樹脂溶液にて
着色処理する方法として古くから知られているが、一般
的に次のような問題点を有していた。即ち、使用される
溶液に含まれる各種配合成分が、水等のビヒクル成分も
含めて、繊維類に対してそれぞれ異なった挙動を示すこ
とから、所謂選択吸収現象を生ずるという点である。
【0004】かかる現象が生ずれば、着色工程の終始を
通して溶液中の各種配合成分の比率を一定に保つことが
できなくなってしまい、必然的に着色された繊維製品類
上においても着色ムラが生じ、終始一定した均一な濃度
を有する着色物を得ることができなくなってしまう。通
常この問題を克服するために、界面活性剤等の各種添加
剤を配合したり、顔料の粒子径を調節したり、適当な樹
脂類をその都度選択する等してある程度の効果は得られ
ているが、抜本的な解決策は見い出されていない現状に
ある。本発明の目的は、このように従来存した問題点を
抜本的に克服することによって、パディング法を用い
て、繊維製品類の連続状物を顔料により高効率で而も均
一性高く着色する方法及びその着色物を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維製品類の連
続状物の着色方法は、繊維製品類の連続状物を窒素カチ
オン性化合物で処理することによりその繊維製品類の連
続状物にその窒素カチオン性化合物を担持させる工程
と、この処理により窒素カチオン性化合物を担持した繊
維製品類の連続状物を、顔料微粒子と熱可塑性樹脂とを
含んでなる水性液状体により、パディング法にて連続的
に処理する工程とを有してなるものとしている。この着
色方法によれば、比較的緩やかな条件の下で処理を行な
うことができるパディング法によるため、生地等を傷付
けることを回避し得、且つ、パディング法に従来存した
固有の問題点、即ち所謂選択吸収現象を完全に防止しな
がら、繊維製品類の連続状物に対する顔料微粒子による
着色処理を連続的に施すことが可能となるため、個々の
最終製品単位で着色処理を行なう場合に比し、生産性が
大幅に向上する。
【0006】選択吸収現象が防止されるのは、繊維製品
類の連続状物に担持された窒素カチオン性化合物に、パ
ディング浴中に存する各種配合成分の繊維製品類への移
行の割合(付着速度)を適度に調節する作用があるため
と考えられる。通常、このような選択吸収現象は、染料
を用いた場合には、染料自身について生ずる(テーリン
グ現象)ことが多いのに対して、顔料を用いた場合に
は、ビヒクル成分たる水等において生じる(逆テーリン
グ現象)ことが多く、これらが他の配合成分に比し選択
優先的に繊維類に付着することが問題となっていたが、
本発明では、ビヒクル成分の付着の割合を減少させるこ
となく、むしろそれ以外の配合成分、即ち、顔料微粒子
と熱可塑性樹脂の繊維製品類への移行の割合を相対的に
高めたことによって、従来それらに存した選択優先的な
付着度合の差を解消し、常に過不足のない割合(溶液中
の濃度と同一濃度)でそれらを繊維製品類へ付着させる
ことを可能にした。これは、顔料微粒子並びに熱可塑性
樹脂が、窒素カチオン性化合物との間にある種のイオン
コンプレックスを形成したり、諸般の分子間相互作用を
形成することによって、従来よりも相対的に大量に繊維
製品類に担持されるようになったためと考えられる。し
かも、これらの各作用により、一旦担持された顔料微粒
子並びに熱可塑性樹脂の再脱が防止されるため、着色さ
れた繊維製品類の諸堅牢度が大幅に向上する。
【0007】本発明において用いる繊維製品類の連続状
物を構成する繊維種を例示すれば、木綿、麻等のセルロ
ース繊維、羊毛、絹等のタンパク繊維、ビスコースレー
ヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテート、トリアセテ
ート等の半合成繊維、及びポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリオレフィン、アクリル等の合成繊維
等を挙げることができる。これらは、2種以上組み合わ
せて用いることができる。次に、これらにより構成され
る繊維製品類の連続状物としては、例えば次のようなシ
ート状物や、束状物が挙げられる。
【0008】ここでいうシート状物とは、次に述べる束
状物という用語に対して相対的に用いられる用語であ
り、具体的には、単一の連続工程に使用可能な織物、編
物、不織布等の長反物状の布帛を指す。これらは、生産
性を向上させる意味において、数十cm〜数m幅で長さ
数十m以上のものが好ましく用いられるが、これより短
い各布帛を簡単に仮縫製して、長反物状としたものを用
いることもできる。次に束状物という用語は、これまた
前記したシート状物という用語に対して相対的に用いら
れる用語であり、前記同様、連続的な着色工程に用いう
るものであれば、特に限定されるものではない。具体的
には、糸、ひも、ロープ等の線状の形状を有してなるも
のを示し、それらを数本乃至数百本束ねたり、撚られた
りしてなるものをも指す。これらは、長さ数十m以上の
ものが好ましく用いられるが、それよりも短い各線状体
を軽く結って、適切な長さのものとして用いることも可
能である。勿論、これらの繊維製品類は、予じめ染色等
により着色されたものを使用することもできる。
【0009】本発明に用いることができる窒素カチオン
性化合物を例示すれば、アルキルアンモニウム塩タイプ
やピリジニウム塩タイプ等の低分子化合物、及び一般に
ジシアンジアミドタイプ、ポリアミンタイプ、ポリカチ
オンタイプ等と呼ばれる高分子化合物を挙げることがで
きる。より具体的には、まず上述の低分子化合物として
は、トリメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、
トリメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、トリ
メチルラウリルアンモニウムクロライド、ジメチルラウ
リルアンモニウムクロライド、ラウリルメチルアンモニ
ウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウム
クロライド、ステアリルベンジルジメチルアンモニウム
クロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド、特開昭52−1552
85号公報及び特開昭52−155286号公報に開示
されているようなトリアジン環を有するアルキルアンモ
ニウム塩化合物、ラウリルピリジニウムクロライド、ス
テアリルアミドメチルピリジニウムクロライドなどを挙
げることができる。
【0010】また上述の高分子化合物の例としては、ジ
シアンジアミドのホルマリン縮合物、ポリアルキレンポ
リアミン、ポリアルキレンポリアミンとグアニジン誘導
体との縮合物、ポリエチレンイミン類、ポリアミドポリ
アミン類、ポリアミノアルキルアクリレート類、ポリア
ミノアルキルメタクリレート類、ポリアミノアルキルオ
キシアルキルアクレート類、ポリアミノアルキルオキシ
アルキルメタクリレート類、ポリアミノアルキルアクリ
ルアミド類、ポリアミノアルキルメタクリルアミド類、
ポリアミノアルキルオキシアルキルアクリルアミド類、
ポリアミノアルキルオキシアルキルメタクリルアミド
類、ポリ−4−ビニルピリジン塩酸塩、特開昭54−6
4186号公報に開示されているようなポリアクリロニ
トリルポリマーなどの第3級アミンポリマー、特公昭4
3−243号公報に開示されているようなジメチルアミ
ン−エピクロルヒドリン縮重合物、特開昭57−112
480号公報に開示されているような2−メタクリルオ
キシプロピルトリメチルアンモニウム塩ポリマー、特開
昭55−76177号公報に開示されているようなジメ
チルジアリルアンモニウムクロライド系ポリマー、特開
昭51−112987号公報に開示されているようなポ
リエピクロルヒドリン−トリメチルアミン反応物、特開
昭57−210083号公報に開示されているような1
−ビニルイミダゾールの4級化物重合体、特開昭60−
9979号公報及び特開昭60−9980号公報に記載
されているようなポリアルキレンポリアミン類のエポキ
シ化合物による4級化物のポリマー、特開昭57−47
309号公報記載のアクリルアミド及びこれと共重合可
能なカチオン性単量体の共重合物、特開昭63−234
007号公報記載の4級アンモニウム塩基を有するカチ
オン性重合体、特開昭63−284225号公報記載の
アミノアルキルアクリルアミド系ポリマーの4級塩など
の4級アンモニウム塩タイプのポリマー、特開昭56−
128382号公報に開示されている次式[I]のモノ
マー単位からなるポリマー(式中、R1 及びR2 は、互
いに独立して、水素、アルキル基又はアリール基を表わ
し、Xはハロゲンを表わす。)、
【0011】
【化1】
【0012】次式[II]のモノマー単位からなるポリマ
ー(式中、R1 及びR2 は、互いに独立して、水素、ア
ルキル基又はアリール基を表わし、Xはハロゲンを表わ
す。) (商品名:シャロールDCシリーズ、第一工業製薬社
製)、
【0013】
【化2】
【0014】並びに、これらの4級アンモニウム塩ポリ
マーと他のビニル系ポリマーからなる共重合物などを挙
げることができる。そしてこれらの窒素カチオン性化合
物の中でも、前記高分子化合物が好ましく、4級アンモ
ニウム塩タイプのポリマー及び4級アンモニウム塩と他
のビニル系モノマーとの共重合物が本発明には特に効果
的である。また、これらの窒素カチオン性化合物で繊維
製品類の連続状物を処理する方法は、該化合物を含有し
た水溶液あるいは水性分散液を用いて、かかる繊維製品
類の連続状物を浸漬させた状態で浸漬処理したり、パデ
ィング法により処理したり、あるいは霧状に吹き掛けた
り、捺染したりする等、窒素カチオン性化合物を繊維製
品類の連続状物に物理的および/または化学的に担持さ
せることができれば特に限定されない。
【0015】しかしながら、繊維製品類の表面や一部分
だけでなく、全体を均一に処理することができるという
点からすれば、浸漬処理やパディング処理が特に好まし
い。なお窒素カチオン性化合物は、2種以上併用するこ
ともできる。また、前記水溶液あるいは水性分散液は、
これらの窒素カチオン性化合物のほかに、酢酸、シュウ
酸等の酸性物質、あるいはカセイソーダ、ソーダ灰等の
アルカリ性物質を含有させてpHを調節したり、尿素や
エチレングリコール等の湿潤剤を含有させて浸透性を調
節したり、またあるいは種々の合成樹脂や天然樹脂を添
加したりして、粘度を調節することも可能である。比較
的高分子量(大略、分子量5万以上)の窒素カチオン性
化合物を使用すれば、一種のバインダー効果が発揮され
るので、着色された繊維製品類についての種々の堅牢度
向上に役立つものとなる。このようなバインダー効果を
発揮するものとしては、上述の高分子化合物の他、アク
リル酸エステル系エマルジョン(例えば、大日本インキ
化学工業社製のボンコート[商標]SFCシリーズ、カ
ネボーNSC社製のヨドゾール[商標]AFシリーズ、
住友化学工業社製のCGCシリーズ)、特開昭62−1
87702号公報開示のカチオン性エマルジョン、特開
昭62−201914号公報開示のカチオン性ポリマ
ー、特開昭62−263211号公報開示のカチオン性
ラテックス等を例示することができる。このようなバイ
ンダー効果を有する窒素カチオン性化合物は、2種以上
併用することもでき前記の窒素カチオン性低分子化合物
と併用することも可能である。
【0016】本発明で使用し得る顔料は、特に限定され
ない。従来公知のいかなる顔料をも使用し得る。その例
を挙げるならば、フタロシアニンブルー、キナクリドン
レッド、ハンザエロー等の一般有機顔料;カーボン黒、
エメラルドグリーン、弁柄、クロムエロー等の一般無機
顔料;蛍光性のカチオン染料や分散染料で縮合系の樹脂
を着色してなる蛍光顔料;酸化チタンや炭酸カルシウム
等の体質顔料;硫化亜鉛の銅付活体等のような金属硫化
物付活体等の蓄光顔料;金粉、銀粉等の金属粉;その
他、パール顔料や金属光沢顔料などである。これらの顔
料は、通常、粒径0.01μm乃至50μm程度の顔料
微粒子として用いることができる。
【0017】また、顔料微粒子は、前記した窒素カチオ
ン性化合物との間である種のイオンコンプレックスを形
成するものと考えられるため、その表面電位は負に帯電
していることが好ましい。従って、アニオン性の高分子
化合物やアニオン性の界面活性剤等によって分散されて
いるものが好ましく用いられる。しかしながら、このよ
うな表面処理がなされていない顔料微粒子であっても本
発明に使用することができる。このことより、顔料と窒
素カチオン性化合物との間には、前記したイオンコンプ
レックスの形成以外にも、分子間力や水素結合等、諸般
の相互作用が関与しているものと推測される。
【0018】顔料微粒子は、必要に応じ2種以上組み合
わせて用いることができる。何れにせよ、本発明では、
顔料を使用するため、精密な染色条件のコントロールを
必要とする染料を用いた場合とは異なり、極めて簡単な
処理操作により着色することが可能となった。また、顔
料には染料が有するような基質選択性がないため、上述
のように2種以上の顔料微粒子を容易に混合して用いる
ことができる。従って、混合色の調節を極めて簡単に行
い得る。
【0019】これらの顔料微粒子とともに用いて水性液
状体を構成する今1つの主要構成分たる熱可塑性樹脂の
例としては、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エ
ステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、スチレンブタジエンラテックス、ポリオ
レフィン樹脂等の従来公知のものを挙げることができ、
これらを水溶液あるいは水性のエマルジョンとして使用
することができる。前述の通り、これらは前記した窒素
カチオン性化合物との間である種のイオンコンプレック
スを形成するものと考えられるため、その表面電位は負
に帯電していることが好ましい。従って、それ自体にカ
ルボキシル基やスルホン基等のアニオン性の遊離基を含
有しているものや、アニオン性の活性剤によって乳化さ
れているものが好ましく用いられる。しかし、それらの
遊離基を有さないものや、ノニオン性の活性剤によって
乳化されているものも好ましく用いることができる。こ
れらの熱可塑性樹脂と窒素カチオン性化合物との間に
は、前記したイオンコンプレックスの形成以外にも、分
子間力や水素結合等、諸般の相互作用が関与することに
よって、この様に広範囲の樹脂を選択できるという効果
が得られているものと推測される。何れにせよ、従来の
パディング法にては、使用し得る樹脂類を選択吸収現象
が起こらないように限定して用いざるを得なかったのに
対して、本発明の方法では、上述の様に極めて広範囲の
熱可塑性樹脂を任意に使用し得る。
【0020】これらの熱可塑性樹脂は、前記顔料微粒子
を繊維上に接着させる作用(所謂バインダー効果)をな
す。前記窒素カチオン性化合物として、バインダー効果
を有するものを用いる場合は、必ずしもこれらの熱可塑
性樹脂を使用することを要しない。
【0021】またこの水性液状体中には、ほかに、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、防腐剤、
忌避剤、防虫剤、樹脂架橋剤、界面活性剤、粘度調節
剤、湿潤剤、可塑剤、柔軟剤、香料、染料、紫外線発光
型色素、各種可逆変色材料、蛍光増白剤、電解質、防抜
染剤、熱硬化性樹脂、乾燥調節剤等、通常処方のパディ
ング用水性混合物に用いられるものであればいかなるも
のも併用可能である。本発明においては、前記の様にし
てカチオン化処理された繊維製品類の連続状物を、例え
ば、予備的に乾燥させた状態でガイダーなどを通して、
パディング機中のパディング浴に通す。
【0022】言うまでもなく、該パディング浴には前記
した水性液状体が充填されており、そこで前記繊維製品
類の連続状物は連続的に効率よく着色処理される。そし
て、このような処理を経た繊維製品類を、マングル等に
かけて脱水した後、テンタリングマシン等により乾燥す
る。上記した態様は、本発明における通常態様の一例に
過ぎず、例えば、一回目のパディング浴に通した後、予
備乾燥し、別の着色種を含んでなる2回目のパディング
浴に通すことにより、カラーバリエーションを豊富化さ
せたり、前記した熱可塑性樹脂のみを主要構成分として
含んでなる2回目のパディング浴に通す等することによ
り、摩擦堅牢度や洗濯堅牢度を更に強化させたりするこ
とも勿論可能である
【0023】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を有する。 (a) 従来に見られた選択吸収現象を防止することによっ
て、繊維製品類の連続状物をパディング法を用いて顔料
により着色することが可能となったため、着色工程を短
時間に極めて効率よく連続的に行なうことができる。そ
のため、生産性の向上及び生産コストの低減に資すると
ころが大きい。 (b) 比較的穏やかな条件下で処理できるパディング法を
用いて顔料により着色することが可能となったため、苛
酷な処理条件に帰因する生地の損傷を確実に回避するこ
とができる。 (c) 熱可塑性樹脂選択の自由度が大きいため、繊維製品
類の風合や感触の調整、ピリングの防止、及び摩擦堅牢
度や洗濯堅牢度の更なる向上を容易に実現し得る。 (d) 顔料微粒子並びに熱可塑性樹脂が、繊維上におい
て、窒素カチオン性化合物との間に、イオンコンプレッ
クスや諸般の分子間相互作用を形成するので、着色され
た繊維製品類の摩擦堅牢度や洗濯堅牢度が一層向上す
る。 (e) 顔料により繊維製品類の連続状物を着色するもので
あるから、基質選択性を有し且つ精密な染色条件のコン
トロールを必要とする染料類による染色に比し、処理工
程が極めて簡単であり、混合色の調節も極めて簡単であ
る。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の記述において、「重量部」を「部」と略す。実施例1 予め精練された綿糸20Wで丸編みされた綿編物(天ジ
ク,50cm幅×300m長)50kgを開反し、ロー
ルパッダー中のパディング浴[水100部,第4級アン
モニウム塩タイプの窒素カチオン性化合物(窒素カチオ
ン性化合物は、式[II]〔式中、R1 及びR2 はメチル
基、Xは塩素〕のモノマー単位からなるポリマー〔分子
量:約2万〕)5部,及びプロピレングリコール10部
の割合で配合]に通し、つづいてマングルで絞り率10
0%となるように脱水した後、テンタリングマシンにて
100乃至120℃の温度でノンタッチ方式にて乾燥を
行ない、該編物に窒素カチオン性化合物を物理的に担持
させた。(カチオン化処理) 続いて、この様にカチオ
ン化された該編物を、ロールパッダー中のパディング浴
[水100部,フタロシアニングリーン分散液(有機緑
色系顔料、平均粒径約0.1μm)の50%分散液)5
部,アクリル酸エステル共重合物(熱可塑性樹脂)エマ
ルジョン〔エチルアクリレート:ブチルアクリレート:
2−エチルヘキシルアクリレートの2:1:1の共重合
物の50%エマルジョン〕20部の割合で配合]に通
し、つづいてマングルで絞り率100%となるように脱
水した後、テンタリングマシンにて100乃至120℃
の温度でノンタッチ方式にて乾燥を行ない、該編物に対
して着色処理を施した。(着色処理) このようにして顔料微粒子により着色された綿編物は、
鮮明な緑色を呈し、而も綿編物上における幅方向及び長
さ方向において色相差及び濃度差は全く認められず、均
一性の高いものであった。また該編物は、感触、風合、
耐摩擦性、耐洗濯性にもすぐれたものであった。
【0025】比較例1 カチオン化処理を行なわないことを除き、全て実施例1
と同様にして着色処理を施した綿編物を得た。かくして
得られた綿編物は、幅及び長さ方向において色相及び濃
度に差異があり、実施例1にて得られた編物に比し非常
に不均一なものであった。而も、着色濃度がすこぶる淡
く、耐摩擦性、耐洗濯性も劣っていた。実施例1との比
較結果を下記の表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】尚、色濃度及び色差は、ミノルタ社製のC
R121色差計を用いて測定した数値である。耐摩擦堅
牢性の試験は、AATCC8−1979に基づき、グレ
ースケールにて判定し、また、耐洗濯性の試験は、JI
S L−0844 A−2法に基づき、グレースケール
にて判定した。
【0028】実施例2 予め精練された綿糸20Wで丸編みされた綿編物(天ジ
ク,50cm幅×300m長)50kgを2000リッ
トル容量の液流染色機に投入し、続いて浴比1:30と
なるように水を充填後、該染色機を操作した。続いて、
生地重量に対して3重量%の含窒素縮合物系の窒素カチ
オン性高分子化合物(商品名:サンドフィックスWE、
サンド社製)を予じめ100倍量の水で希釈した上で該
染色機に投入し、常温で30分間処理することによっ
て、前記綿編物をカチオン化した。続いて同染色機内で
該綿編物に対し3分間のコールドリンスを2回行ない、
そこから取り出して遠心脱水の後、テンタリングマシン
を用いて100乃至120℃で乾燥した。次に、この様
にカチオン化された綿編物を、丸編のまま、ロールパッ
ダーを用いて、水100部,フタロシアニンブルー(有
機青色系顔料、平均粒径約0.1μm)分散液(商品
名:PGカラーBlue MI−IG、松井色素化学工
業所社製)6部,グリセリン5部,アクリル酸エステル
共重合物(熱可塑性樹脂)エマルジョン(商品名:マツ
ミンゾール MR conc、松井色素化学工業所社
製)15部、エチレン尿素系縮合物(商品名:Fixe
r F、松井色素化学工業所社製)0.5部の割合で配
合してなるパッド浴中に浸漬し、つづいてその綿編物を
マングルで絞り率100%となるように脱水した後、テ
ンタリングマシンを用いて100乃至120℃の温度で
ノンタッチ乾燥した。更に、ロールパッダーを用いて、
水100部,シリコーン系柔軟剤(商品名:ソフナーA
Q、松井色素化学工業所社製)2部の割合で配合してな
るパッド浴中に浸漬し、つづいてマングルで絞り率80
%になるように脱水した後、テンタリングマシンを用い
て100乃至120℃の温度で乾燥した。斯して得られ
た綿編物は、鮮明な青色を呈した。而も、該着色編物は
実施例1において得たものと同様に均一かつ堅牢性に優
れ、更に優れた柔軟な風合を有しており、これを裁断し
てTシャツを縫製したところ、非常に着心地がよく、繰
り返し洗濯しても色落ちがなかった。
【0029】実施例3 予め精練された絹100%からなる90cm幅の織物3
00m(100kg)を、3000リットル容量の液流
染色機に投入し、浴比1:20となるように水を投入
後、該染色機を操作した。続いて生地重量に対して5重
量%の第4級アンモニウム塩タイプの窒素カチオン性化
合物(商品名パンフィックスNF、一方社油脂製)を予
め100倍量の水で希釈した上で染色機中に投入し、常
温で15分間処理した。つづいてその温度を70℃まで
昇温し、その温度で15分間処理することによって該絹
織物をカチオン化した。引き続き、該絹織物は、同染色
機内で3分間のコールドリンスに2回かけられ、そこか
ら取り出した後、遠心脱水し、テンタリングマシンを用
いて100乃至120℃で乾燥した。次いで、このよう
にカチオン化された絹織物を、ロールパッダーを用い
て、水100部,桃色蛍光顔料(平均粒径約2μm)分
散液(商品名:Glowカラー Pink MIB、松
井色素化学工業所社製)15部,ポリウレタン樹脂エマ
ルジョン(熱可塑性樹脂)(商品名:ハイドランHW3
11、大日本インキ社製)15部,尿素3部の割合で配
合してなる着色パッド浴中に浸漬し、引き続き、マング
ルで絞り率が100%になるように脱水した後、テンタ
リングマシンを用いて100乃至120℃の温度でノン
タッチ方式にて乾燥した。斯して得られた絹織物は、蛍
光性を有する鮮明な桃色を呈した。而も、この絹織物
は、実施例1と同様、幅及び長さ方向における色相差、
濃度差は全く認められず、非常に均一な呈色状態を示す
ものであり、かつ、感触、風合、耐摩擦性、耐洗濯性に
優れたものであった。
【0030】実施例4 予め精練された毛100%からなる90cm幅の毛織物
(ブロード)500m(100kg)を、水100部,
カチオン性アクリル酸エステル共重合樹脂(カチオン性
バインダー)(商品名:バインダーMRC、松井色素化
学工業所社製)5部,含窒素縮合物系窒素カチオン性高
分子化合物(商品名:サンドフィックスTPS、サンド
社製)2部の割合で配合してなるロールパッダー中のパ
ッド浴へ通し、つづいてマングルで絞り率80%となる
ように脱水後、そのままロール状に巻き取り、乾かない
状態で1時間放置した。その後、該毛織物を水洗浴に通
し、水洗した後、テンタリングマシンを用いて100乃
至120℃の温度で乾燥し、カチオン化処理を完了し
た。続いて、このようにカチオン化処理がなされた毛織
物を、水100部,黄色蛍光顔料(平均粒径約1μm)
分散液(商品名:Glowカラー YellowMI2
G、松井色素化学工業所社製)15部,ソフナーAQ
(前述)3部の割合で配合してなるロールパッダーの中
のパッド浴へ通し、次いでマングルで絞り率100%と
なるように脱水した後、テンタリングマシンを用いて1
00乃至120℃の温度でノンタッチ方式にて乾燥し
た。斯して得られた毛織物は、蛍光性を有する鮮明な黄
色を呈した。而も、毛織物の全体を通して均一な着色濃
度を有し、かつ各種堅牢性にも優れていた。
【0031】実施例5 ポリエステル35%・綿65%からなる90cm幅の混
紡丸編物(天ジク)200m(50kg)を2000リ
ットル容量のウィンス染色機に投入し、続いて浴比1:
15となるように水を充填し、該染色機を作動させた。
そこへ、生地重量に対して6重量%のポリアミド樹脂系
の窒素カチオン性高分子化合物の水溶液(商品名:Fi
xer Q、松井色素化学工業所社製)を予め50倍量
の水で希釈したものを投入し、常温で15分間処理し
た。その後該染浴温度を80℃まで昇温させ、更に15
分間処理することによって、該混紡編物をカチオン化し
た。続いて同染色械内で該編物を3分間のコールドリン
スに2回かけ、そこから取り出して遠心脱水した後、テ
ンタリングマシンを用いて100乃至120℃の温度で
乾燥し、そして開反した。その後、このようにカチオン
化された該編物を、ロールパッダーを用いて、予め準備
した水100部,桃色蛍光顔料(平均粒径約2μm)分
散液(商品名:Glowカラー Pink MIB、松
井色素化学工業所社製)15部,フタロシアニンブルー
(有機青色系顔料、平均粒径約0.1μm)分散液(商
品名:PGカラーBlue MI−IG、松井色素化学
工業所社製)5部,アクリル酸エステル共重合樹脂エマ
ルジョン(熱可塑性樹脂)(商品名:ヨドゾール MR
−96、カネボーNSC社製)10部,高級脂肪酸エス
テル系柔軟剤(商品名:エレガノールHAS、明成化学
社製)3部からなるパッド浴中に浸漬し、マングルで絞
り率100%になるように脱水した後、テンタリングマ
シンを用いて100乃至120℃の温度でノンタッチ乾
燥した。更に、該着色布を予め準備した水100部,ア
クリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン(熱可塑性樹
脂)(商品名:ボンコート R−3360、大日本イン
キ社製)10部からなるパッド浴中に浸漬し、マングル
で絞り率100%に脱水後、テンタリングマシンを用い
て100乃至120℃で乾燥した。斯して得られた編物
は、鮮明な紫色を呈した。また、該着色布は幅及び長さ
方向の色相差、濃度差が全く認められず、極めて均一な
ものであった。しかも、感触、風合、耐摩擦堅牢性、耐
洗濯性、耐ドライクリーニング性に優れていた。
【0032】実施例6 レーヨン100%からなる太さ2デニールの糸10本を
合糸したレーヨン糸1kgをチーズ染色機に投入し、続
いて浴比1:7となる様に水を充填し、かかる染色機を
始動した。続いて、窒素カチオン性化合物水溶液(商品
名:サンフィックスPAC−7、三洋化成工業社製)5
部を予め10倍量の水で希釈した上で、該染色機に投入
し、液温を室温から80℃まで昇温させ、15分間処理
することによって該レーヨン糸をカチオン化した。引き
続き、該レーヨン糸を同染色機内で3分間のコールドリ
ンスに2回かけ、そこから取り出した後脱水し、熱風乾
燥機を用いて100乃至120℃で乾燥した。その後、
このようにカチオン化したレーヨン糸を、パディング機
を用いて、予め準備した水100部,無機黒色系顔料
(平均粒径約0.1μm)分散液(商品名:PGカラー
Black MI−IK、松井色素化学工業所社製)7
部,アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン(熱可
塑性樹脂)(商品名:ヨドゾールMR−96、カネボー
NSC社製)10部からなるパッド浴中に浸漬し、マン
グルで絞り率100%となるように脱水後、熱風乾燥機
を用いて100乃至120℃ノンタッチで乾燥し、巻き
取った。斯して得られたレーヨン糸は、深みのある黒色
を呈した。而も、このレーヨン糸は均一な着色濃度を有
し諸堅牢度にも優れたものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/22 Z 9356−4H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維製品類の連続状物を窒素カチオン性化
    合物で処理することによりその繊維製品類の連続状物に
    その窒素カチオン性化合物を担持させる工程と、この処
    理により窒素カチオン性化合物を担持した繊維製品類の
    連続状物を、顔料微粒子と熱可塑性樹脂とを含んでなる
    水性液状体により、パディング法にて連続的に処理する
    工程とを有してなる繊維製品類の連続状物の着色方法。
  2. 【請求項2】上記窒素カチオン性化合物の少なくとも一
    部がバインダー効果を有するものである請求項1記載の
    繊維製品類の連続状物の着色方法。
  3. 【請求項3】繊維製品類の連続状物を、窒素カチオン性
    化合物で処理することによりその繊維製品類の連続状物
    にその窒素カチオン性化合物を担持させる工程と、この
    処理により窒素カチオン性化合物を担持した繊維製品類
    の連続状物を、顔料微粒子を含んでなる水性液状体によ
    り、パディング法にて連続的に処理する工程とを有して
    なり、前記窒素カチオン性化合物の少なくとも一部がバ
    インダー効果を有するものである繊維製品類の連続状物
    の着色方法。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2又は請求項3記載の繊
    維製品類の連続状物の着色方法によって得られる着色
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544111A (ja) * 2005-06-28 2008-12-04 マルワ インダストリーズ リミテッド 羊毛又は絹及びそれらの混合物(繊維/糸/編織物)をインジゴで染色する方法
JP2009012204A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Mimaki Engineering Co Ltd 印刷方法、印刷物、及び印刷装置

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JP2008544111A (ja) * 2005-06-28 2008-12-04 マルワ インダストリーズ リミテッド 羊毛又は絹及びそれらの混合物(繊維/糸/編織物)をインジゴで染色する方法
JP2015007305A (ja) * 2005-06-28 2015-01-15 マルワ インダストリーズ リミテッド 羊毛又は絹及びそれらの混合物(繊維/糸/編織物)をインジゴで染色する方法
JP2009012204A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Mimaki Engineering Co Ltd 印刷方法、印刷物、及び印刷装置

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