JPH0632264U - 車両の衝撃吸収装置 - Google Patents

車両の衝撃吸収装置

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JPH0632264U
JPH0632264U JP6779292U JP6779292U JPH0632264U JP H0632264 U JPH0632264 U JP H0632264U JP 6779292 U JP6779292 U JP 6779292U JP 6779292 U JP6779292 U JP 6779292U JP H0632264 U JPH0632264 U JP H0632264U
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JP
Japan
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meter hood
steering column
instrument panel
hood
meter
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Pending
Application number
JP6779292U
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English (en)
Inventor
芳雄 織田
Original Assignee
マツダ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡易且つ低コストな手段により、ステ
アリングコラムのレイアウト上の制約をなくしつつ、コ
ラプス機構の作動を円滑に行い得るようにする。 【構成】 コラプス機構を有するステアリングコラム3
をインストルメントパネル1に取り付けられたメータフ
ード2の下方に配置するようにした車両において、前記
ステアリングコラム3の上部を覆うコラムカバー4の上
面と、前記メータフード2の下面とに、ステアリングコ
ラム3のコラプス作動時に該メータフード2を上方へ押
し上げるように相対係合する傾斜面7b,14を形成する
とともに、前記インストルメントパネル1に対してメー
タフード2下部を上方にスライド可能状態で取り付ける
ようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、車両の衝撃吸収装置に関し、さらに詳しくはステアリングコラム のコラプス機能を円滑に作動させ得るようにした車両の衝撃吸収装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ステアリングコラムには、車両正突時においてステアリングホイール が乗員の胸部荷重を受けた際の衝撃を吸収するためにコラプス機構が設けられる こととなっている。このコラプス機構は、ステアリングコラムを相対移動可能な 内外筒で構成し、該内外筒の相対移動により衝撃吸収を行うこととされている。 従って、ステアリングホイールに乗員の胸部荷重が作用した時には、コラプス機 構が円滑に作動することが乗員の安全確保の上から極めて重要となる。
【0003】 一方、ステアリングコラムは、インストルメントパネルに取り付けられたメー タフードの下方に配置されるレイアウトがとられることが多い(例えば、実開昭 62ー171332号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、ステアリングコラムをメータフードの下方に配置する場合、 メータフードに近接して配置すると、コラプス機構の作動時にステアリングコラ ムの上部に設けられているコラムカバーとメータフードとが干渉して円滑なコラ プス機構の作動が得られなくなるおそれがある。このようなコラムカバーとメー タフードとの干渉を回避するためには、ステアリングコラムをメータフードから 離して配置する必要があるが、その場合メータフードとステアリングコラムとの 間に大きな隙間が生じてしまうため、当該隙間を覆う特別なカバーを設ける必要 が生じ、部品点数の増大、組付工数の増大、コストアップ等の不具合につながる 。
【0005】 本願考案は、極めて簡易且つ低コストな手段により、ステアリングコラムのレ イアウト上の制約をなくしつつ、コラプス機構の作動を円滑に行い得るようにす ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案では、上記課題を解決するための手段として、コラプス機構を 有するステアリングコラムをインストルメントパネルに取り付けられたメータフ ードの下方に配置するようにした車両において、前記ステアリングコラムの上部 を覆うコラムカバーの上面と、前記メータフードの下面とに、ステアリングコラ ムのコラプス作動時に該メータフードを上方へ押し上げるように相対係合する傾 斜面を形成するとともに、前記インストルメントパネルに対してメータフード下 部を上方にスライド可能状態で取り付けるようにしている。
【0007】 請求項2の考案では、上記課題を解決するための手段として、前記請求項1記 載の車両の衝撃吸収装置において、前記インストルメントパネルとメータフード 下部とを、一端がインストルメントパネル側に止着子により固定され、他端がメ ータフード側に止着子により固定されるブラケットを介して結合するとともに、 該ブラケットのインストルメントパネル側あるいはメータフード側に、メータフ ード下部の上方スライド時に前記止着子の移動を許容する上下方向に長い長穴を 形成するようにしている。
【0008】
【作用】
請求項1の考案では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0009】 即ち、車両の正突時においてステアリングホイールに乗員の胸部荷重が作用し てコラプス機構が作動すると、コラムカバーが前方移動するが、該コラムカバー の前方移動時において相対係合する傾斜面にガイドされつつメータフード下部が 上方にスライドすることとなり、メータフードとステアリングコラムとの干渉が 回避されることとなる。
【0010】 請求項2の考案では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0011】 即ち、メータフード下部が上方にスライドする際には、インストルメントパネ ルとメータフード下部とを結合しているブラケットのインストルメントパネル側 あるいはメータフード側に形成された長穴に沿って止着子が移動許容されること となり、メータフード下部の上方スライドが容易に得られる。
【0012】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、コラプス機構を有するステアリングコラムをインス トルメントパネルに取り付けられたメータフードの下方に配置するようにした車 両において、前記ステアリングコラムの上部を覆うコラムカバーの上面と、前記 メータフードの下面とに、ステアリングコラムのコラプス作動時に該メータフー ドを上方へ押し上げるように相対係合する傾斜面を形成するとともに、前記イン ストルメントパネルに対してメータフード下部を上方にスライド可能状態で取り 付けて、車両の正突時においてステアリングホイールに作用する乗員の胸部荷重 によりコラプス機構が作動し、コラムカバーが前方移動する時に相対係合する傾 斜面にガイドされつつメータフード下部が上方にスライドするようにしたので、 コラプス機構作動時におけるメータフードとステアリングコラムとの干渉が回避 されることとなり、極めて簡易且つ低コストな手段によりステアリングコラムの レイアウト上の制約をなくしつつコラプス機構の円滑な作動による乗員の安全確 保を達成できるという実用的な効果がある。
【0013】 請求項2の考案によれば、請求項1記載の車両の衝撃吸収装置において、イン ストルメントパネルとメータフード下部とを、一端がインストルメントパネル側 に止着子により固定され、他端がメータフード側に止着子により固定されるブラ ケットを介して結合するとともに、該ブラケットのインストルメントパネル側あ るいはメータフード側に、メータフード下部の上方スライド時に前記止着子の移 動を許容する上下方向に長い長穴を形成して、メータフード下部が上方にスライ ドする際には、長穴に沿って止着子が容易に移動許容されるようにしたので、メ ータフード下部の上方スライドが容易に得られることとなり、コラムカバーとメ ータフードとの干渉回避が極めて簡易且つ低コストな手段により達成できるとい う実用的な効果がある。
【0014】
【実施例】
以下、添付の図面を参照して、本願考案の好適な実施例を説明する。
【0015】 本実施例においては、図1に示すように、インストルメントパネル1に取り付 けられたメータフード2の直下方にステアリングコラム3が配設されている。
【0016】 該ステアリングコラム3の上部にはコラムカバー4が設けられており、該コラ ムカバー4の上面は、前記メータフード2の下面に近接する前方平担部4aと、 該前方平担部4aの後端から後方に向かって上り匂配とされた傾斜面4bと、該傾 斜面4bの後方に位置する後方平担部4cとによって構成されている。また、ステ アリングコラム3の後端部には、エアバッグ装置5を具備したステアリングホイ ール6が設けられている。
【0017】 一方、前記メータフード2は、図2および図3に示すように、各種計器類およ びランプ類等が嵌装される各種形状の開口部7および8,8・・を有する合成樹 脂製のパネル体からなっており、前記開口部7の下部口縁7aは、前記インスト ルメントパネル1に対してブラケット9,9を介して結合されている。なお、メ ータフード2は、図示されない適宜個所においてインストルメントパネル1に結 合せしめられている。
【0018】 前記各ブラケット9は、一端9aがメータフード2の開口部口縁7a前面に止着 子10(図4参照)により固定され、他端9bがインストルメントパネル1におけ る取付部1aに止着子11(図5参照)により固定される横断面略Z状のプレート により構成されており、本実施例の場合、一端9aには止着子10を挿通するた めの挿通孔12が形成され、他端9bには、メータフード2下部の上方スライド 時に止着子11の移動を許容する上下方向に長い(本実施例の場合、下端が開放 された)長穴13が形成されている。なお、前記インストルメントパネル1の取 付部1aは、メータフード2におけるコラムカバー4の直上位両側に設けられた 凹所2aに前面側から位置決めされることとなっている。
【0019】 上記のような結合構造としたことにより、メータフード2下部が上方にスライ ドする際には、長穴13に沿って止着子11が容易に移動許容されることとなり 、メータフード2下部の上方スライドが容易に得られる。つまり、インストルメ ントパネル1に対してメータフード2下部は、上方にスライド可能状態で取り付 けられているのである。なお、ブラケット9における他端9b側(換言すれば、イ ンストルメントパネル1側)を固定状態とする場合には、一端9a側(換言すれば 、メータフード2側)に上方が開放された長穴を形成すれば良い。
【0020】 一方、前記メータフード2における開口部7の下部口縁7aの前面は、ステア リングコラム3のコラプス作動時にメータフード2を上方へ押し上げるように前 記コラムカバー4の傾斜面4bと係合する傾斜面14とされている。
【0021】 上記のように構成したことにより、本実施例にかかる車両の衝撃吸収装置では 次のような作用が得られる。
【0022】 車両の正突時においてステアリングホイール6に作用する乗員の胸部荷重によ りコラプス機構が作動し、コラムカバー4が前方移動する過程において、まずコ ラムカバー4が図1に符号4′で示す位置まで移動すると、その傾斜面4bとメ ータフード2側の傾斜面14とが相対係合し、さらにコラムカバー4が図1に符 号4″で示す位置まで移動する際に、メータフード2の下部は、傾斜面4b,14 のガイド作用により図1に符号2′で示すように上方にスライドすることとなる 。この時、メータフード2とインストルメントパネル1とを結合している止着子 11はブラケット9の長穴13に沿って容易に移動せしめられる。従って、コラ プス機構作動時におけるメータフード2とステアリングコラム3(具体的には、 コラムカバー4)との干渉が回避されることとなり、極めて簡易且つ低コストな 手段によりステアリングコラム3のレイアウト上の制約をなくしつつコラプス機 構の円滑な作動による乗員の安全確保を達成できる。
【0023】 本願考案は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱 しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかる車両の衝撃吸収装置
の要部を示す側面図(図2のI−I拡大断面図)である。
【図2】本願発明の実施例にかかる車両の衝撃吸収装置
の要部を示す正面図である。
【図3】本願発明の実施例にかかる車両の衝撃吸収装置
における要部を示す分解斜視図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】図2のV−V拡大断面図である。
【符号の説明】
1はインストルメントパネル、2はメータフード、3は
ステアリングコラム、4はコラムカバー、4bは傾斜
面、9はブラケット、9aは一端、9bは他端、10,1
1は止着孔、12は挿通孔、13は長穴、14は傾斜
面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラプス機構を有するステアリングコラ
    ムがインストルメントパネルに取り付けられたメータフ
    ードの下方に配置されており、前記ステアリングコラム
    の上部を覆うコラムカバーの上面と、前記メータフード
    の下面とには、ステアリングコラムのコラプス作動時に
    該メータフードを上方へ押し上げるように相対係合する
    傾斜面が形成され、前記インストルメントパネルに対し
    てメータフード下部が上方にスライド可能状態で取り付
    けられていることを特徴とする車両の衝撃吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記インストルメントパネルとメータフ
    ード下部とは、一端がインストルメントパネル側に止着
    子により固定され、他端がメータフード側に止着子によ
    り固定されるブラケットを介して結合されており、該ブ
    ラケットのインストルメントパネル側あるいはメータフ
    ード側には、メータフード下部の上方スライド時に前記
    止着子の移動を許容する上下方向に長い長穴が形成され
    ていることを特徴とする前記請求項1記載の車両の衝撃
    吸収装置。
JP6779292U 1992-09-29 1992-09-29 車両の衝撃吸収装置 Pending JPH0632264U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073053A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 トヨタ自動車株式会社 ステアリングコラム装置

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