JPH0632260B2 - △結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法 - Google Patents

△結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法

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JPH0632260B2
JPH0632260B2 JP2196084A JP19608490A JPH0632260B2 JP H0632260 B2 JPH0632260 B2 JP H0632260B2 JP 2196084 A JP2196084 A JP 2196084A JP 19608490 A JP19608490 A JP 19608490A JP H0632260 B2 JPH0632260 B2 JP H0632260B2
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Japan
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electric heater
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JP2196084A
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勇三 山崎
淳一 照井
眞司 紺野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、3相電源に接続される△結線3相負荷電気ヒ
ータにおいて、3相のうちのいずれかの相に断線が発生
したことを1個の変流器によって、検知し得るようにし
た△結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法に関す
る。
(従来の技術) 第4図は従来のヒータ断線警報付き温度調節計のブロッ
ク図を示す。ヒータ断線警報付き温度調節計1は、温度
センサ2により電気ヒータ3による加熱温度を検出し、
目標温度に近づくように温度制御する際、交流器4によ
り電気ヒータ3に流れる単相電源5からの電流を検知
し、この電流が電気ヒータ3の容量に対する適正値より
小さいとき、このヒータ3が断線していると判断し警報
を発すると共に、リレー6により単相電源5との接続回
路を開放する。従って、変流器4は、電気ヒータ3に断
線があった場合に、目標温度より低下する温度低下現象
が発生する以前に、予知することができるので、不良製
品等を作ることを避けることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第4図に示した温度調節計1は、ヒータ3が
単相負荷の場合である。3相負荷の場合には、第5図に
示すようにヒータ断線警報付き温度調節計1には、△結
線負荷の3相電気ヒータ10と3相3線式平衡電源11
とを接続する際に、R相,T相に設けられた2個の線電
流検出用変流器8,9と、この変流器8,9に接続され
た温度調節計1とは別個に設けられた3相用ヒータ断線
警報器7とが必要であった。このために、その構成が複
雑化し、配線作業が増加し、コスト高になり、その普及
が妨げられていた。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、従来技術の問題点が
有効に解決し、3相電気ヒータの断線の検出のために必
要とした変流器の数が減少し、しかもその断線の検出が
確実で、その構成が簡易化し、配線が簡単になり、取扱
いが容易な△結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法
を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、3相電源に接続
される△結線3相負荷電気ヒータにおいて、前記3相電
源と接続する3相のうちの2相に設けられた1個の変流
器の1相を正電流方向とし、他の相を逆電流方向として
2相の電流差の変化を検出することにより、前記△結線
3相負荷電気ヒータのいずれかの相に断線が生じたこと
を検知することを特徴とする△結線形3相負荷電気ヒー
タの断線検出方法である。
(作用) 本発明の△結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法を
採用することにより、3相電源と接続する3相のうちの
2相に設けられた1個の変流器の1相の正電流方向と
し、他の相を逆電流方向として2相の電流差の変化を検
出することによって、前記△結線3相負荷電気ヒータの
いずれかの相に発生した断線が確実に検知され、その構
成が簡易化し、その配線が簡単になり、その取扱いが容
易である。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面に基づき、詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の概略構成図を示す。図にお
いて第4図および第5図と同一の機能を有する部分に
は、同一の符号が付されている。1個の貫通型変流器1
2にR相電流Iaを正方向に流し、T相電流Icを逆方
向に流すことにより、ベクトル演算を行って、その2次
電流をヒータ断線警報付き温度調節計1に供給する。
このような変流器12によって、3相3線式平衡電源1
1に△結線負荷の3相電気ヒータ10を接続した状態
で、この3相電気ヒータ10のいずれかの相の断線の検
出を可能とする。その理由を次に説明する。
第2図は3相3線式平衡電源に△結線負荷である3相電
気ヒータの接続状態図を示す。
3相3線式平衡電源の各電流Ea,Eb,Ec は次式(1) で
表される。
また、 a=RBA・BA, BA=a/RBA…(2) b=RCB・CB, CB=b/RCB…(3) c=RAC・AC, AC=c/RAC…(4) 線電流Ia,Ib,Ic は次式(5),(6),(7) で表される。
ところで、1か所の線電流の変化を検出する場合、例え
ば線電流Ia を測定する方法では、第(5) 式から明らか
なように、抵抗RBA,RACが変化すれば線電流Ia が変
化するが、抵抗RCBの項目がないから、抵抗RCBの変化
は線電流Ia の変化とならない。従って、抵抗RCBの変
化は検出は不可能である。同様に、線電流Ib を測定す
る方法では、第(6) 式によって抵抗RACの変化の検出は
不可能である。また、線電流Ic を測定する方法では、
第(7) 式によって抵抗RBAの変化の検出は不可能であ
る。
さらに、2か所の線電流の和の変化を検出する場合に
は、例えば線電流の和a+c は第5(5) 式および第
(7) 式より次式(8) が成立する。
この第(8) 式には抵抗RACの項目がない。従って、抵抗
RACの変化に対して線電流のa+c は変化しないか
ら、抵抗RACの変化を検出することが不可能である。同
様に、線電流の和a+b またはb+c の場合、抵抗
RBAまたはRCBの変化を検出することが不可能である。
ところが、2か所の線電流の差の変化を検出する場合に
は、例えば線電流の差Ia-Ic は第(5) 式および第(7)
式より次式(9) が成立する。
第(9) 式には、各負荷抵抗RBA,RAC,RCBの項目があ
るから、負荷抵抗RBA,RAC,RCBのいずれが変化して
も線電流の差a-c は変化する。それ故に、負荷抵抗
RBA,RAC,RCBの変化、すなわち断線の発生によっ
て、線電流の差a-c は変化するから、その検出が可
能である。なお、線電流の差a-b またはb-c の
場合も同様に可能である。
従って、第3図に示すように、1個の変流器12に線電
流a は順方向に流し、線電流c はその方向を変えて
逆方向に流すことにより、一次側電流a,c により発
生する磁束によって、二次側電流i は減算を行い、この
2相の電流差の変化を検知するものである。従来、検出
変流器が、少なくとも2個必要としたのに対して、1個
の変流器12で充分達成される。
[発明の効果] 以上説明するように本発明の△結線形3相負荷電気ヒー
タの断線検出方法は、3相電源に接続する3相のうち2
相に設けられた1個の変流器の1相を正電流方向とし、
他の相を逆電流方向として2相の電流差の変化を検出す
ることにより、従来技術の問題点が有効に解決され、前
記△結線3相負荷電気ヒータのいずれかの相に発生した
断線が確実に検知され、その構成が簡易化し、その配線
が簡単になり、その取扱いが容易である等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成図、第2図は3相
3線式平衡電源に△結線負荷の3相電気ヒータの接続状
態図、第3図は第1図における測定原理図、第4図は従
来の単相ヒータに使用されるヒータ断線警報付き温度調
節計の接続状態図、第5図は従来の△結線負荷3相電気
ヒータに使用されるヒータ断線警報付き温度調節計の接
続状態図である。 1……ヒータ断線警報付き温度調節計 10……3相電気ヒータ 11……3相3線式平衡電源 12……変流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭43−13692(JP,B1) 特公 昭46−1383(JP,B1) 実公 昭44−24822(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相電源に接続される△結線3相負荷電気
    ヒータにおいて、前記3相電源と接続する3相のうちの
    2相に設けられた1個の変流器の1相を正電流方向と
    し、他の相を逆電流方向として2相の電流差の変化を検
    出することにより、前記△結線3相負荷電気ヒータのい
    ずれかの相に断線が生じたことを検知することを特徴と
    する△結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法。
JP2196084A 1990-07-26 1990-07-26 △結線形3相負荷電気ヒータの断線検出方法 Expired - Lifetime JPH0632260B2 (ja)

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JP6733359B2 (ja) * 2016-06-24 2020-07-29 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
CN108459233B (zh) * 2018-03-27 2024-01-19 深圳供电局有限公司 一种主变变高两相断线故障的等效电路及识别方法

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