JP2818125B2 - 3相4線式地絡検出装置 - Google Patents

3相4線式地絡検出装置

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JP2818125B2
JP2818125B2 JP32061194A JP32061194A JP2818125B2 JP 2818125 B2 JP2818125 B2 JP 2818125B2 JP 32061194 A JP32061194 A JP 32061194A JP 32061194 A JP32061194 A JP 32061194A JP 2818125 B2 JP2818125 B2 JP 2818125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、負荷に対する給電方
式が3相4線式の場合における3相4線式地絡検出装置
に関し、特にコストアップを招くことなく地絡事故を早
期に且つ確実に検出して信頼性を向上させた3相4線式
地絡検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電源装置は、電動機等の負荷に対
して高精度且つ高速な制御が要求されるため、電源装置
の内部または負荷の近傍に各種検出器が設置され、各種
検出情報に基づいて給電状態を把握しながら、負荷に対
する給電制御を行っている。このような従来の給電制御
装置において、制御の異常または電源装置や負荷の故障
等に起因する種々の異常は、制御用の各種検出器によっ
て検出され、装置全体の自己保護を実施できる構成とな
っている。
【0003】図6はたとえば平成2年電気学会産業応用
部門全国大会の「LSM駆動用PWM多重インバータの
制御方式」内の図1に記載された、従来の3相4線式地
絡検出装置を示す回路図である。ここでは、最近の電動
機制御に広く使用されているインバータ装置を適用した
場合を示し、3相のうちの1相のみを回路化した状態を
示している。
【0004】図において、1〜5は半導体素子からなる
公知のインバータ装置であり、入力された直流電力を交
流電力に変換して出力する。6は各インバータ装置1〜
5に直流電圧Edを供給する直流電源、7〜10は各イ
ンバータ装置1〜4の出力端子に設置された絶縁用の出
力変圧器である。
【0005】V1〜V5は各インバータ装置1〜5の出
力電圧であり、インバータ装置1〜4の出力電圧V1〜
V4は、出力変圧器7〜10の二次側から出力される。
Vは出力電圧V1〜V5を総合した出力電圧、Iは出力
電圧Vにより供給される1相分の出力電流である。イン
バータ装置1〜5、直流電源6および出力変圧器7〜1
0は、交流電力を出力するための電源装置を構成してお
り、同様の電源装置を並設することにより3相の電源装
置となっている。
【0006】RおよびLは出力電流Iが供給される抵抗
器およびリアクタンスからなる負荷であり、たとえば電
動機等に相当する。13は電動機の逆起電力eoを発生
する等価的な交流電源であり、一端は接地線を介してグ
ランドおよび直流電源6の中間点に接続されている。
【0007】19は出力電流Iを検出する出力電流検出
器、23は接地線に流れる接地電流Igを検出する接地
電流検出器である。なお、図示しないが、出力変圧器7
〜10の二次側およびインバータ装置5の出力端子に
は、各出力電圧V1〜V5を検出するための電圧検出器
がそれぞれ設置されており、図示しない制御手段および
異常検出手段に対して、各電流検出値を含む各種検出情
報を入力している。
【0008】次に、図6に示した従来の3相4線式地絡
検出装置の動作について説明する。まず、制御手段は、
各インバータ装置1〜5内の電圧検出器から検出される
出力電圧V1〜V5および出力電流検出器19から検出
される出力電流I等に基づいて、負荷RおよびLに対す
る給電制御を行う。また、異常検出手段は、各出力電圧
V1〜V5および出力電流I等に基づいて、過電圧や過
電流を検出し、インバータ装置1〜5の自己保護を行
う。
【0009】すなわち、異常検出手段は、出力電圧V1
〜V5または出力電流Iの検出値のうちの少なくとも1
つが閾値以上を示すときに、地絡等の事故が発生したこ
とを検出する。また、負荷RおよびL側の地絡時におい
ては、グランドに流れる地絡電流が接地線を介して電源
装置に戻り、いずれかの相が必ず過電流になることか
ら、地絡事故の発生を同様に検出することができる。
【0010】しかしながら、このような検出結果の原因
は、地絡事故に限られるわけではなく、たとえば出力電
流検出器19により検出される過電流の場合、負荷Rお
よびLの短絡事故による過渡的な相の不平衡に起因する
可能性がある。また、接地電流検出器23により検出さ
れる過電流は、電源装置内の事故に起因する可能性があ
り、他の事故と地絡事故とを明確に分離することはでき
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の3相4線式地絡
検出装置は以上のように、電源装置内の各電流検出器1
9または23から検出される出力電流Iまたは接地電流
Igの過電流が検出されたときに、負荷RおよびL側の
地絡事故を検出しているので、他の事故と確実に分離す
ることができず、地絡検出の信頼性が低いという問題点
があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コストアップを招くことなく負
荷側の地絡事故を確実に分離して早期に検出し、故障項
目の特定および復旧を早期に行うことのできる3相4線
式地絡検出装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る3相4線式地絡検出装置は、3相およびこれらの中性
線を含む4つの出力端子を有する3相4線に対応した電
源装置と、電源装置の各出力端子に接続されたキ電線
と、キ電線に接続されて電源装置からの電力が供給され
る負荷と、電源装置側の中性線からグランドに接続され
た接地線と、電源装置の3相および中性線からの出力電
流を検出する出力電流検出手段と、接地線に流れる接地
電流を検出する接地電流検出手段と、少なくとも3相の
出力電流を含む検出値に基づいて地絡を検出する地絡検
出手段とを備え、地絡検出手段は、3相および中性線の
各出力電流の検出値を全て加算する加算手段と、加算手
段による加算結果とあらかじめ設定された所定条件とを
比較するための第1の比較手段を含む第1の判定手段
と、3相の出力電流の各検出値と接地電流の検出値とを
比較するための第2の比較手段を含む第2の判定手段
と、第2の比較手段の比較結果に基づいて1点地絡およ
びその地絡相を特定する第1の地絡特定手段とを備え、
第1の比較手段による比較結果に基づいて地絡の発生を
判定するものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係る3相4線
式地絡検出装置は、3相およびこれらの中性線を含む4
つの出力端子を有する3相4線に対応し、3相の出力が
平衡となる出力電流制御機能を有する電源装置と、電源
装置の各出力端子に接続されたキ電線と、キ電線に接続
されて電源装置からの電力が供給される負荷と、電源装
置側の中性線からグランドに接続された接地線と、電源
装置の3相および中性線からの出力電流を検出する出力
電流検出手段と、接地線に流れる接地電流を検出する接
地電流検出手段と、少なくとも3相の出力電流を含む検
出値に基づいて地絡を検出する地絡検出手段とを備え、
地絡検出手段は、3相および中性線の各出力電流の検出
値を全て加算する加算手段と、加算手段による加算結果
とあらかじめ設定された所定条件とを比較するための第
1の比較手段を含む第1の判定手段と、3相の出力電流
の各検出値と中性線の出力電流の検出値とを比較するた
めの第4の比較手段を含む第4の判定手段と、第4の比
較手段の比較結果に基づいて、1点地絡およびその地絡
相を特定する第3の地絡特定手段とを備え、第1の比較
手段による比較結果に基づいて地絡の発生を判定するも
のである。
【0015】また、この発明の請求項3に係る3相4線
式地絡検出装置は、請求項2において、地絡検出手段
は、3相の出力電流の各検出値を逆極性にした値と中性
線の出力電流の値とを比較するための第5の比較手段を
含む第5の判定手段と、第5の比較手段の比較結果に基
づいて2点地絡およびその各地絡相を特定する第4の
絡特定手段とを備えたものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】この発明の請求項1においては、電源装置の3
相および中性線からの出力電流と、電源装置側の中性線
からグランドに接続された接地線に流れる接地電流とを
検出し、各出力電流および接地電流の検出値を総合的に
演算して得られた結果に基づいて地絡を検出することに
より、出力電流の過電流の原因が地絡事故であるか他の
事故であるかを分離可能にする。また、3相の出力電流
の各検出値を加算した結果を所定条件と比較し、この比
較結果に基づいて地絡の発生を判定するとともに、3相
の出力電流の各々を接地電流と比較し、この比較結果に
基づいて1点地絡およびその地絡相を特定する。
【0020】また、この発明の請求項2においては、3
相の出力電流を平衡に制御する電源装置を用い、3相の
出力電流を中性線の出力電流と比較し、この比較結果に
基づいて1点地絡およびその地絡相を特定する。
【0021】また、この発明の請求項3においては、3
相の出力電流を平衡に制御する電源装置を用い、3相の
出力電流の逆極性値を中性線の出力電流と比較し、この
比較結果に基づいて2点地絡およびその各地絡相を特定
する。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1を一部ブロック図で示す回路図で
あり、12a〜12cはリアクタンスからなる負荷Lに
対応し、19a〜19dは出力電流検出器19に対応し
ており、23およびIgは前述と同様の接地電流検出器
および接地電流である。
【0026】20u〜20wはU〜W相にそれぞれ対応
した電源装置であり、3相およびこれらの中性線を含む
4つの出力端子を有し、3相4線に対応した構成を有す
る。Iu〜Iwは各電源装置20u〜20wからの3相
の出力電流、Inは電源装置20u〜20w内の中性線
からの出力電流である。
【0027】La〜Ldは電源装置20u〜20wの各
出力端子および中性線に接続された送電用のキ電線であ
り、一端に接続された負荷12a〜12cに対して、電
源装置20u〜20wからの電力を供給する。
【0028】ここでは、電源装置20u〜20wから負
荷12a〜12cまでのキ電線La〜Ldは、モデル化
して模擬的に4分割されており、各1分割は、それぞれ
抵抗器24〜27およびリアクタンス28〜31と、抵
抗器32〜35およびリアクタンス36〜39と、抵抗
器40〜43およびリアクタンス44〜47と、抵抗器
48〜51およびリアクタンス52〜55とから構成さ
れている。
【0029】電源装置20u〜20wの3相および中性
線の出力端子は、それぞれリアクタンス28〜31と抵
抗器32〜35との接続点に接続され、負荷12a〜1
2cおよびその中性線は、それぞれ、リアクタンス44
〜47と抵抗器48〜51との接続点に接続されてい
る。
【0030】出力電流検出器19a〜19cは、電源装
置20u〜20wの3相の出力電流Iu〜Iwを検出
し、出力電流検出器19dは、3相4線式のための中性
線からの出力電流Inを検出し、接地電流検出器23
は、電源装置20u〜20w側の中性線からグランドに
接続された接地線に流れる接地電流Igを検出するよう
になっている。
【0031】60は異常検出手段に含まれる地絡検出手
段であり、各出力電流Iu〜Iw、Inおよび接地電流
Igの検出値のうち、少なくとも3相の出力電流Iu〜
Iwを含む検出値に基づいて地絡の発生を検出する。地
絡検出手段60は、3相の出力電流Iu〜Iwおよび中
性線の出力電流Inの検出値を全て加算する加算手段6
1と、加算手段61による加算結果Isとあらかじめ設
定された所定条件とを比較するための第1の比較手段を
含む第1の判定手段62とを備え、第1の判定手段62
内の第1の比較手段による比較結果に基づいて地絡を判
定し、地絡発生を示す判定結果Dを出力する。
【0032】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。いま、図1のように電源装置2
0u〜20w側で1点接地された3相4線式の給電装置
において、キ電線La〜Ldのいずれかで地絡事故が発
生したとする。このとき、電源装置20u〜20wから
供給された出力電流Iu〜IwおよびInは、キ電線L
a〜Ldを通り、地絡点からグランドを通り、電源装置
20u〜20w側の接地点を介して電源装置20u〜2
0wに戻ってくる。
【0033】したがって、各出力電流Iu〜Iwおよび
Inと、地絡電流の帰線となる接地電流Igとを検出す
ることにより、地絡発生を確実に検出することができ
る。以下、キ電線La〜Ldを含む負荷12a〜12c
側で地絡事故が発生した場合の、地絡検出手段60にお
ける具体的な演算動作について説明する。
【0034】まず、加算手段61は、各出力電流検出器
19a〜19dによる出力電流Iu〜IwおよびInの
検出値を全て加算して加算結果Isを出力する。このと
き、各出力電流の検出値をIu〜IwおよびInで表わ
すと、地絡事故が発生していない場合には、キルヒホッ
フの法則により、以下の(1)式が成り立つ。
【0035】 Is=Iu+Iv+Iw+In=0 …(1)
【0036】なお、中性線の出力電流Inが0でない場
合は、3相が不平衡となっているときである。一方、地
絡事故が発生しているときには、(1)式の電流が地絡
点よりグランドに流出し、接地線を介して電線装置20
u〜20wに戻るため、上記(1)式は以下の(2)式
のようになる。
【0037】 Is=Iu+Iv+Iw+In≠0 …(2)
【0038】したがって、第1の判定手段62は、
(2)式(所定条件)が成り立つとき、すなわち加算結
果Isが0でないときに、地絡事故発生状態と判定し、
判定結果Dを外部に出力する。これにより、たとえば周
知の警報表示等が駆動され、作業員は、地絡事故を早期
に発見して迅速な復旧作業に取り掛かることができる。
【0039】このように、検出された各出力電流Iu〜
IwおよびInを総合的に演算し、この演算結果に基づ
いて地絡判定することにより、キ電線La〜Lcを含む
負荷12a〜12c側の地絡事故を確実に分離して検出
することができる。このとき、出力電流検出器19a〜
19dは、制御用として電源装置20u〜20w内に設
置されたものであり、地絡検出のために特に設置された
ものではないので、コストアップすることもない。
【0040】実施例2.なお、上記実施例1では、第1
の判定手段62による地絡検出のみについて説明した
が、地絡事故が1点地絡であること、ならびに、1点地
絡の地絡相を特定するようにしてもよい。
【0041】図2は1点地絡およびその地絡相を特定す
るようにしたこの発明の実施例2を一部ブロック図で示
す回路図であり、12a〜12c、19a〜19d、2
0u〜20w、23〜55、61および62は前述と同
様のものである。また、60Aは地絡検出手段60に対
応しており、以下の構成要素63および64を備えてい
る。
【0042】63は第1の判定手段62による地絡の判
定結果Dに応動する第2の判定手段であり、判定結果D
の入力時に3相の出力電流Iu〜Iwの各検出値と接地
電流Igの検出値とを比較するための第2の比較手段を
含んでいる。第2の判定手段63内の第2の比較手段
は、出力電流Iu〜Iwの各検出値のいずれかと接地電
流Igの検出値とが等しい場合に、その相の出力電流が
接地電流Igと等しいことを示す比較結果C2を出力す
る。
【0043】64は1点地絡およびその地絡相を特定す
る第1の地絡特定手段であり、第2の比較手段の比較結
果C2に基づいて、地絡事故が1点地絡であること、な
らびにその地絡相を特定し、これを示す特定結果E1を
出力する。すなわち、第1の地絡特定手段64は、比較
結果C2に基づいて、接地電流Igと等しい出力電流の
相において1点地絡が発生したことを特定する。
【0044】次に、図2に示したこの発明の実施例2の
動作について説明する。いま、図2のように、たとえば
U相のキ電線La上の地絡点Fにおいて地絡が発生した
とする。このとき、地絡抵抗および接地抵抗が小さけれ
ば、U相の出力電流Iuは、接地電流検出器23が設置
された接地線を介して電源装置20u〜20wに戻るの
で、接地電流Igは、以下の(3)式のように表わされ
る。
【0045】Ig=Iu …(3)
【0046】したがって、第2の判定手段63において
(3)式が成り立つことが判定されたとき、これを示す
比較結果C2により、第1の地絡特定手段64は、U相
上の1点地絡を示す特定結果E1を出力することができ
る。
【0047】同様に、以下の(4)式、(5)式が成り
立つときに、それぞれ、V相、W相の1点地絡を特定す
ることができる。
【0048】Ig=Iv …(4) Ig=Iw …(5)
【0049】このように、地絡事故が発生した場合に、
地絡事故が1点地絡であることおよびその地絡相が特定
されるので、さらにきめ細かい事故対策を行うことがで
き、たとえば、地絡事故の発生部分を迅速に切り離すこ
とができる。
【0050】なお、図2においては、第2の判定手段6
3が、第1の判定手段62の判定結果Dに応動する場合
を示したが、第1の判定手段62と並列に判定演算処理
を実行してもよく、また、第1の判定手段62を省略し
て独立に演算判定処理を実行するようにしてもよい。
【0051】実施例3.また、上記実施例2では、1点
地絡およびその地絡相を特定する場合について説明した
が、地絡事故が3相のうちの2点地絡であること、なら
びに、2点地絡の2つの地絡相を特定するようにしても
よい。
【0052】図3は2点地絡およびその各地絡相を特定
するようにしたこの発明の実施例3を一部ブロック図で
示す回路図であり、12a〜12c、19a〜19d、
20u〜20w、23〜55、61、62およびFは前
述と同様のものである。また、60Bは地絡検出手段6
0Aに対応しており、以下の構成要素65および66を
備えている。
【0053】65は第1の判定手段62による地絡の判
定結果Dに応動する第3の判定手段であり、判定結果D
の入力時に各相の出力電流Iu〜Iwおよび中性線の出
力電流Inの検出値を加算して逆極性にした値と接地電
流Igの検出値とを比較するための第3の比較手段を含
んでいる。
【0054】第3の判定手段65内の第3の比較手段
は、出力電流Iu〜Iwの各検出値のいずれかと中性線
の出力電流Inとの和の逆極性値が接地電流Igの検出
値と等しい場合に、その相に関する値が接地電流Igと
等しいことを示す比較結果C3を出力する。
【0055】66は2点地絡および2つの地絡相を特定
する第2の地絡特定手段であり、第3の比較手段65の
比較結果C3に基づいて、地絡事故が2点地絡であるこ
と、ならびに2点地絡の2つの地絡相を特定し、これを
示す特定結果E2を出力する。
【0056】すなわち、第2の判定手段66は、比較結
果C3に基づいて、各相の出力電流のいずれかと中性線
の出力電流Inとの和の逆極性値が接地電流Igと等し
い場合に、他の2つの相において2点地絡が発生したこ
とを特定する。
【0057】次に、図3に示したこの発明の実施例3の
動作について説明する。いま、図示したように、U相の
キ電線La上の地絡点Fのみならず、V相のキ電線Lb
上の地絡点Gにおいて、地絡事故が発生したとする。こ
のとき、前述の(1)式より、グランドには以下の
(6)式の電流が接地電流Igとして流れる。
【0058】Ig=Iu+Iv …(6)
【0059】
【0060】
【0061】したがって、第3の比較手段65は、接地
電流検出器23から検出された接地電流Igと、出力電
流検出器19cおよび19dから検出された出力電流
wおよびInの和の逆極性値−(Iw+In)とが等し
い場合、(7)式の成立を示す比較結果C3を出力す
る。
【0062】これにより、第2の地絡特定手段66は、
W相の出力電流Iwに関する(7)式の成立を示す比較
結果C3に基づいて、W相以外の2つの相(すなわち、
U相およびV相)において2点地絡が発生したことを特
定し、特定結果E2を出力する。
【0063】同様に、U相およびW相での2点地絡の場
合は、V相の出力電流Ivに関する以下の(8)式が成
立し、V相およびW相での2点地絡の場合は、U相の出
力電流Iuに関する以下の(9)式が成立する。
【0064】 Ig=−(Iv+In) …(8) Ig=−(Iu+In) …(9)
【0065】したがって、第2の地絡特定手段66は、
比較結果C3に基づいて、上述と同様に、2点地絡の2
つの地絡相を特定することができる。
【0066】なお、図3においては、第3の判定手段6
5が、第1の判定手段62の判定結果Dに応動する場合
を示したが、第1の判定手段62と並列に判定演算処理
を実行してもよく、また、第1の判定手段62を省略し
て独立に判定演算処理を実行するようにしてもよい。
【0067】また、地絡検出手段60Bにおいて、比較
結果C3に基づいて2点地絡およびその各地絡相を特定
する第2の地絡特定手段66のみを設けたが、比較結果
C2に基づいて1点地絡およびその地絡相を特定する第
1の地絡特定手段64(図2参照)を並列に設け、1点
地絡または2点地絡の各地絡相を特定可能な構成として
もよく、この場合、さらにきめ細かい事故対策を施すこ
とができる。
【0068】実施例4.さらに、上記各実施例では、一
般的な3相4線式の電源装置20u〜20wを対象とし
た場合について説明してきたが、最近の電動機制御に多
用されている半導体を用いたインバータ装置(図6参
照)を用いた電源装置であってもよい。
【0069】以下、インバータ装置からなる電源装置を
用いた場合におけるこの発明の実施例4について説明す
る。図4はこの発明の実施例4を一部ブロック図で示す
回路図であり、12a〜12c、19a〜19d、23
〜55、61、62およびFは前述と同様のものであ
る。ここでは、最初に、1点地絡およびその地絡相を特
定する場合について説明する。
【0070】21u〜21wは前述の20u〜20wに
対応した電源装置であり、この場合、3相の出力電流I
u〜Iwが平衡となるように制御する出力電流制御機能
を有する。また、60Cはたとえば地絡検出手段60A
(図2参照)に対応しており、以下の構成要素67およ
び68を備えている。
【0071】67は第1の判定手段62による地絡の判
定結果Dに応動する第4の判定手段であり、3相の出力
電流Iu〜Iwの各検出値と中性線の出力電流Inの検
出値とを比較するための第4の比較手段を含んでいる。
第4の判定手段67内の第4の比較手段は、各相の出力
電流Iu〜Iwのいずれかが中性線の出力電流Inと等
しい場合に、そのことを示す比較結果C4を出力する。
【0072】68は1点地絡およびその地絡相を特定す
る第3の地絡特定手段であり、第4の比較手段の比較結
果C4に基づいて、地絡事故が1点地絡であること、な
らびに1点地絡の地絡相を特定し、これを示す特定結果
E3を出力する。すなわち、第3の地絡特定手段68
は、比較結果C4に基づいて、中性線の出力電流Inと
等しい出力電流の相において地絡が発生したことを特定
する。
【0073】次に、図4に示したこの発明の実施例4の
動作について説明する。まず、インバータ装置からなる
電源装置21u〜21wは、出力電流制御機能により、
各出力電流Iu〜Iwに関して、以下の(10)式が成
り立つように動作する。
【0074】Iu+Iv+Iw=0 …(10)
【0075】これを前述の(1)式に代入すると、以下
の(11)式が成り立つ。
【0076】In=0 …(11)
【0077】しかし、地絡事故が発生すると、グランド
を介して接地電流検出器23に地絡電流が流れ込むの
で、以下の(12)式が成り立つ。
【0078】Ig=In …(12)
【0079】このとき、地絡事故が、図4のように、U
相のキ電線La上の地絡点Fからの1点地絡である場合
は、(10)式を満たすことから、以下の(13)式が
成り立つ。
【0080】In=Iu …(13)
【0081】すなわち、地絡点Fにおける地絡抵抗が小
さければ、U相の出力電流Iuは、負荷12aに流れ
ず、グランドを介して電源装置21u〜21w側の接地
電流Igとして流れる。一方、電源装置21v、21w
からの出力電流Iv、Iwは、負荷12b、12cに流
れるが、電源装置21u〜21w側で上記(10)式の
ように電流制御しているため、−Iuに相当するU相の
帰線が必要となる。このときの帰線が中性線の出力電流
Inとなることから、(12)式および(13)式が導
かれる。
【0082】したがって、第4の判定手段67は、U相
の出力電流Iuが中性線の出力電流Inと等しい、すな
わち(13)式を満たすことを示す比較結果C4を出力
し、これにより、第3の地絡特定手段68は、U相の1
点地絡が発生したことを特定することができる。
【0083】同様に、V相、W相における1点地絡の場
合は、それぞれ、以下の(14)式、(15)式により
特定することができる。
【0084】In=Iv …(14) In=Iw …(15)
【0085】この場合、地絡事故が発生した相を特定す
るための比較基準となる電流は、1カ所の中性線から検
出される出力電流Inであり、比較対象となる電流は、
3相の各1カ所から検出される出力電流Iu〜Iwの各
々である。したがって、第4の判定手段67内の比較手
段による演算処理が単純化されるため、地絡検出手段6
0Cの構成を簡略化することができる。
【0086】なお、図4においては、第4の判定手段6
7が、第1の判定手段62の判定結果Dに応動する場合
を示したが、第1の判定手段62と並列に判定演算処理
を実行してもよく、また、第1の判定手段62を省略し
て独立に判定演算処理を実行するようにしてもよい。
【0087】実施例5.また、上記実施例4では、イン
バータ装置からなる電源装置21u〜21wを対象とし
て1点地絡およびその地絡相を特定する場合について説
明したが、地絡事故が2点地絡であること、ならびに2
点地絡の各地絡相を特定するようにしてもよい。
【0088】以下、インバータ装置を用いた場合に2点
地絡およびその各地絡相を特定するようにしたこの発明
の実施例5について説明する。図5はこの発明の実施例
5を一部ブロック図で示す回路図であり、図において、
12a〜12c、19a〜19d、21u〜21w、2
3〜55、61、62、FおよびGは前述と同様のもの
である。また、60Dはたとえば地絡検出手段60B
(図3参照)に対応しており、以下の構成要素69およ
び70を備えている。
【0089】69は第1の判定手段62による地絡の判
定結果Dに応動する第5の判定手段であり、3相の出力
電流Iu〜Iwの各検出値を逆極性にした値と中性線の
出力電流Inの値とを比較するための第5の比較手段を
含んでいる。第5の判定手段69内の第5の比較手段
は、各相の出力電流Iu〜Iwのいずれかの逆極性値が
中性線の出力電流Inと等しい場合に、そのことを示す
比較結果C5を出力する。
【0090】70は2点地絡の各地絡相を特定する第4
の地絡特定手段であり、第5の比較手段の比較結果C5
に基づいて、地絡事故が2点地絡であること、ならびに
2点地絡の各地絡相を特定し、これを示す特定結果E4
を出力する。すなわち、第4の地絡特定手段70は、比
較結果C5に基づいて、中性線の出力電流Inと等しい
逆極性の出力電流の相以外の2相において地絡が発生し
たことを特定する。
【0091】次に、図5に示したこの発明の実施例5の
動作について説明する。前述の(10)式のように出力
電流Iu〜Iwの制御を行う電源装置21u〜21wを
用いた場合、たとえばU相、V相のキ電線La、Lb上
の地絡点F、Gにおいて地絡事故が発生すると、接地電
流Igは、以下の(16)式で表わされる。
【0092】 Ig=Iu+Iv =−Iw=In …(16)
【0093】(16)式は、前述の(13)式の場合と
同様に、地絡事故時において中性線が帰線となることに
より導かれる。(16)式から、U相およびV相上の2
点地絡の場合には、中性線の出力電流InがW相の出力
電流Iwを逆極性にした値と等しくなることが分かる。
したがって、第5の判定手段69は、In=−Iwであ
ることを示す比較結果C5を出力し、これにより、第4
の地絡特定手段70は、W相以外の2相すなわちU相お
よびV相において2点地絡が発生したことを特定し、こ
れを示す特定結果E4を出力する。
【0094】同様に、V相およびW相、または、U相お
よびW相が2点地絡した場合は、それぞれ、以下の(1
7)式または(18)式の成立により、特定することが
できる。
【0095】In=−Iu …(17) In=−Iv …(18)
【0096】なお、図5においては、第5の判定手段
が、第1の判定手段62の判定結果Dに応動する場合
を示したが、第1の判定手段62と並列に判定演算処理
を実行してもよく、また、第1の判定手段62を省略し
て独立に判定演算処理を実行するようにしてもよい。
【0097】また、地絡検出手段60Dにおいて、比較
結果C5に基づいて2点地絡およびその各地絡相を特定
する第4の地絡特定手段70のみを設けたが、比較結果
C4に基づいて1点地絡およびその地絡相を特定する第
3の地絡特定手段68(図4参照)を並列に設け、1点
地絡または2点地絡の各地絡相を特定可能な構成として
もよく、この場合、地絡事故発生時に、さらにきめ細か
い対策を施すことができる。
【0098】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、3相およびこれらの中性線を含む4つの出力端子を
有する3相4線に対応した電源装置と、電源装置の各出
力端子に接続されたキ電線と、キ電線に接続されて電源
装置からの電力が供給される負荷と、電源装置側の中性
線からグランドに接続された接地線と、電源装置の3相
および中性線からの出力電流を検出する出力電流検出手
段と、接地線に流れる接地電流を検出する接地電流検出
手段と、少なくとも3相の出力電流を含む検出値に基づ
いて地絡を検出する地絡検出手段とを備え、地絡検出手
段は、3相および中性線の各出力電流の検出値を全て加
算する加算手段と、加算手段による加算結果とあらかじ
め設定された所定条件とを比較するための第1の比較手
段を含む第1の判定手段と、3相の出力電流の各検出値
と接地電流の検出値とを比較するための第2の比較手段
を含む第2の判定手段と、第2の比較手段の比較結果に
基づいて1点地絡およびその地絡相を特定する第1の地
絡特定手段とを備え、第1の比較手段による比較結果に
基づいて地絡の発生を判定し、各出力電流および接地電
流の検出値を総合的に演算して得られた結果に基づいて
地絡を検出するようにしたので、出力電流の過電流の原
因が地絡事故であるか否かを分離可能にして、コストア
ップを招くことなく負荷側の地絡事故を確実に分離して
早期に検出することができ、故障項目の特定および復旧
を早期に行うとともに、地絡事故が1点地絡であること
およびその地絡相を特定してきめ細かい対策を施すこと
のできる3相4線式地絡検出装置が得られる効果があ
る。
【0099】また、この発明の請求項2によれば、3相
およびこれらの中性線を含む4つの出力端子を有する3
相4線に対応し、3相の出力が平衡となる出力電流制御
機能を有する電源装置と、電源装置の各出力端子に接続
されたキ電線と、キ電線に接続されて電源装置からの電
力が供給される負荷と、電源装置側の中性線からグラン
ドに接続された接地線と、電源装置の3相および中性線
からの出力電流を検出する出力電流検出手段と、接地線
に流れる接地電流を検出する接地電流検出手段と、少な
くとも3相の出力電流を含む検出値に基づいて地絡を検
出する地絡検出手段とを備え、地絡検出手段は、3相お
よび中性線の各出力電流の検出値を全て加算する加算手
段と、加算手段による加算結果とあらかじめ設定された
所定条件とを比較するための第1の比較手段を含む第1
の判定手段と、3相の出力電流の各検出値と中性線の出
力電流の検出値とを比較するための第4の比較手段を含
む第4の判定手段と、第4の比較手段の比較結果に基づ
いて、1点地絡およびその地絡相を特定する第3の地絡
特定手段とを備え、第1の比較手段による比較結果に基
づいて地絡の発生を判定するようにしたので、負荷側の
地絡事故を確実に分離して早期に検出するとともに、簡
略化された比較演算処理により、地絡事故が1点地絡で
あることおよびその地絡相を特定することのできる3相
4線式地絡検出装置が得られる効果がある。
【0100】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、地絡検出手段は、3相の出力電流の各検
出値を逆極性にした値と中性線の出力電流の値とを比較
するための第5の比較手段を含む第5の判定手段と、第
5の比較手段の比較結果に基づいて2点地絡およびその
各地絡相を特定する第4の地絡特定手段とを備えたの
で、負荷側の地絡事故を確実に分離して早期に検出する
とともに、簡略化された比較演算処理により、地絡事故
2点地絡であることおよびその各地絡相を特定する
とのできる3相4線式地絡検出装置が得られる効果があ
る。
【0101】
【0102】
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を一部ブロック図で示す
回路図である。
【図2】 この発明の実施例2を一部ブロック図で示す
回路図である。
【図3】 この発明の実施例3を一部ブロック図で示す
回路図である。
【図4】 この発明の実施例4を一部ブロック図で示す
回路図である。
【図5】 この発明の実施例5を一部ブロック図で示す
回路図である。
【図6】 従来の3相4線式地絡検出装置の1相分を示
す回路図である。
【符号の説明】
12a〜12c 負荷、19a〜19d 出力電流検出
器、20u〜20w、21u〜21w 電源装置、23
接地電流検出器、60、60A〜60D 地絡検出手
段、61 加算手段、62 第1の判定手段、63 第
2の判定手段、64 第1の地絡特定手段、65 第3
の判定手段、66 第2の地絡特定手段、67 第4の
判定手段、68 第3の地絡特定手段、69 第5の判
定手段、70 第4の地絡特定手段、C2〜C5 比較
結果、D 判定結果、E1〜E4特定結果、F、G 地
絡点、Ig 接地電流、In 中性線の出力電流、Is
加算結果、Iu〜Iw 3相の出力電流、La〜Ld
キ電線。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相およびこれらの中性線を含む4つの
    出力端子を有する3相4線に対応した電源装置(20u
    〜20w)と、 前記電源装置の各出力端子に接続されたキ電線と、 前記キ電線に接続されて前記電源装置からの電力が供給
    される負荷(12a〜12c)と、 前記電源装置側の中性線からグランドに接続された接地
    線と、 前記電源装置の3相および中性線からの出力電流(Iu
    〜Iw、In)を検出する出力電流検出手段(19a〜
    19d)と、 前記接地線に流れる接地電流(Ig)を検出する接地電
    流検出手段(23)と、 少なくとも前記3相の出力電流を含む検出値に基づいて
    地絡を検出する地絡検出手段(60)とを備え 前記地絡検出手段は、 前記3相および中性線の各出力電流の検出値を全て加算
    する加算手段(61)と、 前記加算手段による加算結果(Is)とあらかじめ設定
    された所定条件とを比較するための第1の比較手段を含
    む第1の判定手段(62)と、 前記3相の出力電流の各検出値と前記接地電流の検出値
    とを比較するための第2の比較手段を含む第2の判定手
    段(63)と、 前記第2の比較手段の比較結果(C2)に基づいて1点
    地絡およびその地絡相を特定する第1の地絡特定手段
    (64)とを備え、 前記第1の比較手段による比較結果に基づいて地絡の発
    生を判定することを特徴とする 3相4線式地絡検出装
    置。
  2. 【請求項2】 3相およびこれらの中性線を含む4つの
    出力端子を有する3相4線に対応し、前記3相の出力が
    平衡となる出力電流制御機能を有する電源装置(21u
    〜21w)と、 前記電源装置の各出力端子に接続されたキ電線と、 前記キ電線に接続されて前記電源装置からの電力が供給
    される負荷(12a〜 12c)と、 前記電源装置側の中性線からグランドに接続された接地
    線と、 前記電源装置の3相および中性線からの出力電流(Iu
    〜Iw、In)を検出する出力電流検出手段(19a〜
    19d)と、 前記接地線に流れる接地電流(Ig)を検出する接地電
    流検出手段(23)と、 少なくとも前記3相の出力電流を含む検出値に基づいて
    地絡を検出する地絡検出手段(60C)とを備え、 前記地絡検出手段は、 前記3相および中性線の各出力電流の検出値を全て加算
    する加算手段(61)と、 前記加算手段による加算結果(Is)とあらかじめ設定
    された所定条件とを比較するための第1の比較手段を含
    む第1の判定手段(62)と、 前記3相の出力電流の各検出値と前記中性線の出力電流
    の検出値とを比較するための第4の比較手段を含む第4
    の判定手段(67)と、 前記第4の比較手段の比較結果(C4)に基づいて、1
    点地絡およびその地絡相を特定する第3の地絡特定手段
    (68) とを備え、 前記第1の比較手段による比較結果に基づいて地絡の発
    生を判定することを特徴とする3相4線式地絡検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記地絡検出手段は、 前記3相の出力電流の各検出値を逆極性にした値と前記
    中性線の出力電流の値とを比較するための第5の比較手
    段を含む第5の判定手段(69)と、 前記第5の 比較手段の比較結果(C5)に基づいて2点
    地絡およびその各地絡相を特定する第4の地絡特定手段
    (70)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の
    3相4線式地絡検出装置。
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