JPH06322323A - プライマー組成物 - Google Patents
プライマー組成物Info
- Publication number
- JPH06322323A JPH06322323A JP11023593A JP11023593A JPH06322323A JP H06322323 A JPH06322323 A JP H06322323A JP 11023593 A JP11023593 A JP 11023593A JP 11023593 A JP11023593 A JP 11023593A JP H06322323 A JPH06322323 A JP H06322323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primer composition
- colloid
- forming material
- component
- carbon black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/08—Processes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2190/00—Compositions for sealing or packing joints
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】長期間保存後でも十分な接着性をもって塗板、
プラスチック、ガラス、金属等の種々の材料を接着する
ことのできるプライマー組成物を提供することを目的と
する。 【構成】イソシアネート成分、カーボンブラックおよび
コロイド形成材料を含有することを特徴とするプライマ
ー組成物。
プラスチック、ガラス、金属等の種々の材料を接着する
ことのできるプライマー組成物を提供することを目的と
する。 【構成】イソシアネート成分、カーボンブラックおよび
コロイド形成材料を含有することを特徴とするプライマ
ー組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプライマー組成物に係
り、特に長期間保存後でも十分な接着性を確保すること
ができるプライマー組成物に関する。
り、特に長期間保存後でも十分な接着性を確保すること
ができるプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より塗板、プラスチック、ガラス、
金属等の各種材料の接着に際し、良好な接着性を確保す
るために、イソシアネート成分、カーボンブラック等を
配合したプライマー組成物を使用することが知られてい
る。例えば特願平4−128828号公報では、ポリオ
レフィンやハイソリッドペイント等の難接着材料に対す
る接着性が優れたプライマー組成物として、イソシアネ
ート、カーボンブラックにリン酸塩を配合したプライマ
ー組成物が提案されている。
金属等の各種材料の接着に際し、良好な接着性を確保す
るために、イソシアネート成分、カーボンブラック等を
配合したプライマー組成物を使用することが知られてい
る。例えば特願平4−128828号公報では、ポリオ
レフィンやハイソリッドペイント等の難接着材料に対す
る接着性が優れたプライマー組成物として、イソシアネ
ート、カーボンブラックにリン酸塩を配合したプライマ
ー組成物が提案されている。
【0003】しかしながら、これら従来の系のプライマ
ー組成物は、製造直後のものにおいては接着性が優れて
いるが、長期間保存した後は接着性が低下するという問
題がある。そのため、長期間の保存に耐え得る十分な接
着性を有するプライマー組成物の出現が望まれている。
ー組成物は、製造直後のものにおいては接着性が優れて
いるが、長期間保存した後は接着性が低下するという問
題がある。そのため、長期間の保存に耐え得る十分な接
着性を有するプライマー組成物の出現が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、長期間保存後でも十分な接
着性を確保することができるプライマー組成物を提供す
ることを目的とする。
鑑みてなされたものであり、長期間保存後でも十分な接
着性を確保することができるプライマー組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のプライマー組成物は、イソシアネー
ト成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材料を含
有するような構成とした。
るために、本発明のプライマー組成物は、イソシアネー
ト成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材料を含
有するような構成とした。
【0006】ここで、前記コロイド形成材料が、一次粒
子径100nm以下の酸化アルミニウムであるのが好ま
しい。
子径100nm以下の酸化アルミニウムであるのが好ま
しい。
【0007】以下、本発明のプライマー組成物について
詳細に説明する。本発明のプライマー組成物は、イソシ
アネート成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材
料を含有することをその基本構成とする。
詳細に説明する。本発明のプライマー組成物は、イソシ
アネート成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材
料を含有することをその基本構成とする。
【0008】イソシアネート成分は特に限定はなく、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシレン
ジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、水添(水素添加)MDI、水添
TDI、水添XDI、イソホロンジイソシアネート(I
PDI)、芳香族脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポ
リイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネ
ート、トリス−p−イソシアネートフェニルチオホスフ
ェイト等や、これらを適宜組み合わせて混合したものが
各種例示される。特に、MDI、トリス−p−イソシア
ネートフェニルチオホスフェイトおよび芳香族脂肪族イ
ソシアネートを組み合わせたものは好適に使用される。
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシレン
ジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、水添(水素添加)MDI、水添
TDI、水添XDI、イソホロンジイソシアネート(I
PDI)、芳香族脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポ
リイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネ
ート、トリス−p−イソシアネートフェニルチオホスフ
ェイト等や、これらを適宜組み合わせて混合したものが
各種例示される。特に、MDI、トリス−p−イソシア
ネートフェニルチオホスフェイトおよび芳香族脂肪族イ
ソシアネートを組み合わせたものは好適に使用される。
【0009】また、カーボンブラックとしては、チャン
ネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラッ
ク、ランプブラックのいずれでもよいが、通常、サーマ
ルブラック、ファーネスブラックおよび揮発性成分含有
率の低いチャンネルブラックが、単独ないし複数種の組
み合わせで使用される。
ネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラッ
ク、ランプブラックのいずれでもよいが、通常、サーマ
ルブラック、ファーネスブラックおよび揮発性成分含有
率の低いチャンネルブラックが、単独ないし複数種の組
み合わせで使用される。
【0010】本発明のプライマー組成物に含有されるコ
ロイド形成材料とはプライマー組成物中においてカーボ
ンブラックの固体粒子をイソシアネート成分の溶媒中に
均質で安定な状態で分散させるものをいい、使用され得
る種類等については特に限定はなく、公知の各種のもの
を使用することができる。具体的には、超微粒子状の、
シリカ、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン等が好適に例示される。特に、一次粒子径100nm
(0.1μm)以下、好ましくは10nm〜20nmの
酸化アルミニウムが好適に使用される。イソシアネート
成分とカーボンブラックとが配合された系にこのような
コロイド形成材料を含有させることにより、カーボンブ
ラックが安定した分散状態となり長期保存後でも十分な
接着性を確保することができる。
ロイド形成材料とはプライマー組成物中においてカーボ
ンブラックの固体粒子をイソシアネート成分の溶媒中に
均質で安定な状態で分散させるものをいい、使用され得
る種類等については特に限定はなく、公知の各種のもの
を使用することができる。具体的には、超微粒子状の、
シリカ、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン等が好適に例示される。特に、一次粒子径100nm
(0.1μm)以下、好ましくは10nm〜20nmの
酸化アルミニウムが好適に使用される。イソシアネート
成分とカーボンブラックとが配合された系にこのような
コロイド形成材料を含有させることにより、カーボンブ
ラックが安定した分散状態となり長期保存後でも十分な
接着性を確保することができる。
【0011】本発明のプライマー組成物では、イソシア
ネート成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材料
の配合量比に特に限定はなく、イソシアネート成分、カ
ーボンブラックおよびコロイド形成材料の種類等に応じ
て適宜設定すればよいが、通常カーボンブラック100
重量部に対して、イソシアネート成分50〜200重量
部、コロイド形成材料0.5〜50重量部程度が好適で
ある。カーボンブラックに対するコロイド形成材料の量
を上記範囲とすることにより、コロイド形成材料を添加
することの効果を十分に得て、長期間保存後でも十分な
接着性を確保することができる。
ネート成分、カーボンブラックおよびコロイド形成材料
の配合量比に特に限定はなく、イソシアネート成分、カ
ーボンブラックおよびコロイド形成材料の種類等に応じ
て適宜設定すればよいが、通常カーボンブラック100
重量部に対して、イソシアネート成分50〜200重量
部、コロイド形成材料0.5〜50重量部程度が好適で
ある。カーボンブラックに対するコロイド形成材料の量
を上記範囲とすることにより、コロイド形成材料を添加
することの効果を十分に得て、長期間保存後でも十分な
接着性を確保することができる。
【0012】さらに、コロイド形成材料の含有量をカー
ボンブラック100重量部に対して2〜10重量部とす
ることにより、より長期間の保存後での接着性確保の点
でより好ましい結果を得る。
ボンブラック100重量部に対して2〜10重量部とす
ることにより、より長期間の保存後での接着性確保の点
でより好ましい結果を得る。
【0013】本発明のプライマー組成物は、上述のイソ
シアネート成分、カーボンブラック、コロイド形成材料
を所定の割合で適当な有機溶剤に溶解または分散させて
得ることができる。有機溶剤としては、イソシアネート
基に対して不活性なものであれば公知の各種の溶剤がい
ずれも使用可能であり、具体的には酢酸エチル、メチル
エチルケトン(MEK)、アセトン、トルエン等が好適
に例示される。有機溶剤の添加量は特に限定はないが、
通常、プライマー組成物に占める固形分比が10〜30
%となる程度が好適である。
シアネート成分、カーボンブラック、コロイド形成材料
を所定の割合で適当な有機溶剤に溶解または分散させて
得ることができる。有機溶剤としては、イソシアネート
基に対して不活性なものであれば公知の各種の溶剤がい
ずれも使用可能であり、具体的には酢酸エチル、メチル
エチルケトン(MEK)、アセトン、トルエン等が好適
に例示される。有機溶剤の添加量は特に限定はないが、
通常、プライマー組成物に占める固形分比が10〜30
%となる程度が好適である。
【0014】また、各種の触媒を併用してもよい。触媒
としてはトリエチレンジアミン、ペンタメチレンジエチ
レントリアミン、モルフォリン系アミン、トリエチルア
ミン等のアミン系触媒、ジラウリル酸−ジ−n−オクチ
ル錫、ジラウリル酸ジブチル錫、スタノクトエート等の
錫系触媒が例示される。これら触媒の添加量はイソシア
ネート化合物の種類等によって適宜決定されるものであ
り、特に限定はないが、通常、イソシアネート成分10
0重量部に対して0.1〜1重量部程度が好適である。
としてはトリエチレンジアミン、ペンタメチレンジエチ
レントリアミン、モルフォリン系アミン、トリエチルア
ミン等のアミン系触媒、ジラウリル酸−ジ−n−オクチ
ル錫、ジラウリル酸ジブチル錫、スタノクトエート等の
錫系触媒が例示される。これら触媒の添加量はイソシア
ネート化合物の種類等によって適宜決定されるものであ
り、特に限定はないが、通常、イソシアネート成分10
0重量部に対して0.1〜1重量部程度が好適である。
【0015】本発明のプライマー組成物においては、作
業性、接着性をさらに向上させるために、さらに他の成
分、例えばポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエーテ
ルポリウレタン樹脂等のウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、シラン化合物、イソシアネートとシラン化合物との
反応生成物等を併用してもよい。これらの樹脂の添加量
は特に限定はないが、通常、イソシアネート成分100
重量部に対して10〜30重量部程度が好適である。
業性、接着性をさらに向上させるために、さらに他の成
分、例えばポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエーテ
ルポリウレタン樹脂等のウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、シラン化合物、イソシアネートとシラン化合物との
反応生成物等を併用してもよい。これらの樹脂の添加量
は特に限定はないが、通常、イソシアネート成分100
重量部に対して10〜30重量部程度が好適である。
【0016】さらに、プライマー組成物の安定性を確保
するために、合成ゼオライト等のイソシアネート基に対
して不活性な脱水剤(乾燥剤)を併用してもよい。
するために、合成ゼオライト等のイソシアネート基に対
して不活性な脱水剤(乾燥剤)を併用してもよい。
【0017】このような本発明のプライマー組成物の製
造方法としては、各成分を十分に混合できる各種の公知
の方法がいずれも適用可能であり、例えば、ボールミル
による混合等が例示される。
造方法としては、各成分を十分に混合できる各種の公知
の方法がいずれも適用可能であり、例えば、ボールミル
による混合等が例示される。
【0018】また、本発明のプライマー組成物の使用方
法は、通常のイソシアネート系のプライマー組成物と同
様でよく、本発明のプライマー組成物を接着対象となる
箇所に刷毛等によって塗布し、適当な時間放置して乾燥
後、接着剤を用いて通常の方法で接着箇所を接着すれば
よい。
法は、通常のイソシアネート系のプライマー組成物と同
様でよく、本発明のプライマー組成物を接着対象となる
箇所に刷毛等によって塗布し、適当な時間放置して乾燥
後、接着剤を用いて通常の方法で接着箇所を接着すれば
よい。
【0019】なお、本発明のプライマー組成物が使用可
能な接着剤としては、ウレタン系接着剤、エポキシ系接
着剤等が例示される。
能な接着剤としては、ウレタン系接着剤、エポキシ系接
着剤等が例示される。
【0020】このような本発明のプライマー組成物は、
従来のプライマーに比して長期間保存後でも十分な接着
性を確保することができるので、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィンや、ハイソリッドペイント
等の難接着性材料を接着する際の下塗りとして、極めて
有効に活用することができ、また、塗板、プラスチッ
ク、ガラス、金属等の各種材料を接着する際のプライマ
ー組成物として極めて有効に活用することができる。
従来のプライマーに比して長期間保存後でも十分な接着
性を確保することができるので、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィンや、ハイソリッドペイント
等の難接着性材料を接着する際の下塗りとして、極めて
有効に活用することができ、また、塗板、プラスチッ
ク、ガラス、金属等の各種材料を接着する際のプライマ
ー組成物として極めて有効に活用することができる。
【0021】
【作用】イソシアネート成分とカーボンブラックが含有
される系にさらにコロイド形成材料を配合することによ
り、このコロイド形成材料がカーボンブラック同士の凝
集を防止する働きをし、その結果カーボンブラックが安
定した分散状態となって、長期間の保存後でも良好な接
着性を確保することができる。
される系にさらにコロイド形成材料を配合することによ
り、このコロイド形成材料がカーボンブラック同士の凝
集を防止する働きをし、その結果カーボンブラックが安
定した分散状態となって、長期間の保存後でも良好な接
着性を確保することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
のプライマー組成物についてより詳細に説明する。プラ
イマー組成物を作製するため、下記に示す各種の材料を
用意した。 イソシアネート成分:a.4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI) b.トリス−p−イソシアネートフェニルチオホスフェ
イト(バイエル社製 デスモジュールRFE) c.芳香族脂肪族イソシアネート(バイエル社製 デス
モジュールHL) 上記イソシアネート化合物のa:b:c=2:6:2(m
ol) 混合物 カーボンブラック:サーマルブラック 溶剤:酢酸エチル 乾燥剤:合成ゼオライト 触媒:ジラウリル酸−ジ−n−オクチル錫 ウレタン樹脂:パンデックスT−5205(大日本イン
キ社製) コロイド形成材料:超微粒子状酸化アルミニウム(一次
粒子径約13nm;日本アエロジル社製 Alminium Oxi
de C) 上記各材料を下記表1に示される比(重量比)で混合
し、サンプルNo.1−4の各種プライマー組成物を作
製した。なお、混合はボールミルで48時間混合するこ
とによって行った。
のプライマー組成物についてより詳細に説明する。プラ
イマー組成物を作製するため、下記に示す各種の材料を
用意した。 イソシアネート成分:a.4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI) b.トリス−p−イソシアネートフェニルチオホスフェ
イト(バイエル社製 デスモジュールRFE) c.芳香族脂肪族イソシアネート(バイエル社製 デス
モジュールHL) 上記イソシアネート化合物のa:b:c=2:6:2(m
ol) 混合物 カーボンブラック:サーマルブラック 溶剤:酢酸エチル 乾燥剤:合成ゼオライト 触媒:ジラウリル酸−ジ−n−オクチル錫 ウレタン樹脂:パンデックスT−5205(大日本イン
キ社製) コロイド形成材料:超微粒子状酸化アルミニウム(一次
粒子径約13nm;日本アエロジル社製 Alminium Oxi
de C) 上記各材料を下記表1に示される比(重量比)で混合
し、サンプルNo.1−4の各種プライマー組成物を作
製した。なお、混合はボールミルで48時間混合するこ
とによって行った。
【0023】比較例として、コロイド形成材料を含まな
いプライマー組成物(サンプルNo.5)と、コロイド
形成材料である超微粒子状酸化アルミニウムを通常の酸
化アルミニウム(焼成アルミナ)に代えたプライマー組
成物(サンプルNo.6)を、上記と同様にして作製し
た。
いプライマー組成物(サンプルNo.5)と、コロイド
形成材料である超微粒子状酸化アルミニウムを通常の酸
化アルミニウム(焼成アルミナ)に代えたプライマー組
成物(サンプルNo.6)を、上記と同様にして作製し
た。
【0024】評価試験方法 このようにして作製したプライマー組成物を密閉容器中
に封入し、40℃で20日間貯蔵したものと貯蔵前のも
の両方の粘度、沈降物高さ、接着性を下記の方法によっ
て試験して評価した。結果を表1に示す。 (1)粘度 No.4フォードカップを使用し、粘度(秒)を測定し
た。 (2)沈降物高さ 容量200ml、直径50mmの円筒状のガラス容器に
プライマー組成物を150ml入れて密閉し、貯蔵前と
貯蔵後の沈降物の高さ(mm)を測定した。 (3)接着性 プライマー組成物を攪拌せずに開封し、被着体上に均一
に塗布し、10分間乾燥後、一液型ウレタンシーラント
(横浜ゴム社製 WS−100)を厚さ5mm、幅25
mmのビード状に塗布し、試験片を作成した。この試験
片を、常態(試験片を常温で7日間放置した後に試験)
および耐水性(試験片を常温で3日間放置後、40℃の
温水に7日間浸漬した後に試験)の条件で接着性評価試
験を行った。
に封入し、40℃で20日間貯蔵したものと貯蔵前のも
の両方の粘度、沈降物高さ、接着性を下記の方法によっ
て試験して評価した。結果を表1に示す。 (1)粘度 No.4フォードカップを使用し、粘度(秒)を測定し
た。 (2)沈降物高さ 容量200ml、直径50mmの円筒状のガラス容器に
プライマー組成物を150ml入れて密閉し、貯蔵前と
貯蔵後の沈降物の高さ(mm)を測定した。 (3)接着性 プライマー組成物を攪拌せずに開封し、被着体上に均一
に塗布し、10分間乾燥後、一液型ウレタンシーラント
(横浜ゴム社製 WS−100)を厚さ5mm、幅25
mmのビード状に塗布し、試験片を作成した。この試験
片を、常態(試験片を常温で7日間放置した後に試験)
および耐水性(試験片を常温で3日間放置後、40℃の
温水に7日間浸漬した後に試験)の条件で接着性評価試
験を行った。
【0025】試験は手剥離で行ったが、その方法として
は、硬化したシーラントのビードにナイフの刃で被着体
面に達するまで切り込みを入れながら、シーラントを9
0℃以上の角度で手で引っ張って剥離し、接着状態を確
認した。なお、被着体として、下記2種の塗板を用い
た。 塗板A: 自動車用ハイソリット型アクリルメラミンペ
イント 塗板B: 自動車用アクリルメラミンペイント
は、硬化したシーラントのビードにナイフの刃で被着体
面に達するまで切り込みを入れながら、シーラントを9
0℃以上の角度で手で引っ張って剥離し、接着状態を確
認した。なお、被着体として、下記2種の塗板を用い
た。 塗板A: 自動車用ハイソリット型アクリルメラミンペ
イント 塗板B: 自動車用アクリルメラミンペイント
【0026】
【表1】 表1に示される結果より明らかなように、本発明のプラ
イマー組成物を用いることにより、長期保存後でも良好
な接着性を確保することができる。又、分散性に関して
も良好である。
イマー組成物を用いることにより、長期保存後でも良好
な接着性を確保することができる。又、分散性に関して
も良好である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
イソシアネート成分、カーボンブラックおよびコロイド
形成材料を含有するプライマー組成物が提供されるの
で、長期間保存後でも十分な接着性をもって塗板、プラ
スチック、ガラス、金属等の種々の材料を接着すること
ができる。
イソシアネート成分、カーボンブラックおよびコロイド
形成材料を含有するプライマー組成物が提供されるの
で、長期間保存後でも十分な接着性をもって塗板、プラ
スチック、ガラス、金属等の種々の材料を接着すること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】イソシアネート成分、カーボンブラックお
よびコロイド形成材料を含有することを特徴とするプラ
イマー組成物。 - 【請求項2】前記コロイド形成材料が、一次粒子径10
0nm以下の酸化アルミニウムである、請求項1に記載
のプライマー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11023593A JPH06322323A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | プライマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11023593A JPH06322323A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | プライマー組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322323A true JPH06322323A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14530530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11023593A Pending JPH06322323A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | プライマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322323A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007051287A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-03-01 | Sika Technology Ag | プライマー組成物 |
JP2010516829A (ja) * | 2007-01-17 | 2010-05-20 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | ポリマー基材のための接着促進組成物 |
JP2010144181A (ja) * | 2007-04-24 | 2010-07-01 | Dow Global Technologies Inc | 一般的なプライマー組成物及び方法 |
JP2011225774A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | プライマー組成物 |
JP2012016666A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 浄化槽の製造方法 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP11023593A patent/JPH06322323A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007051287A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-03-01 | Sika Technology Ag | プライマー組成物 |
JP2010516829A (ja) * | 2007-01-17 | 2010-05-20 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | ポリマー基材のための接着促進組成物 |
JP2010144181A (ja) * | 2007-04-24 | 2010-07-01 | Dow Global Technologies Inc | 一般的なプライマー組成物及び方法 |
JP2011225774A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | プライマー組成物 |
JP2012016666A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 浄化槽の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0133525B1 (ko) | 유리용 프라이머 조성물 | |
JP2708063B2 (ja) | ガラス用プライマー組成物 | |
JP4810878B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
JP2012158765A (ja) | 塗料組成物 | |
JP3838953B2 (ja) | プライマー組成物 | |
CA2006080A1 (en) | Polyaldimine derivatives | |
JPH06322323A (ja) | プライマー組成物 | |
JPH05320536A (ja) | プライマー組成物 | |
US6153699A (en) | Primer composition for polyvinyl chloride | |
JPH04224879A (ja) | プライマー組成物 | |
US5419923A (en) | Fabrication method for tracing paper | |
JPH1081867A (ja) | プライマー組成物 | |
JP2001123092A (ja) | プライマー組成物 | |
JP6410259B2 (ja) | パテ組成物及びこれを用いた補修塗装方法 | |
JPH04210968A (ja) | 二量化2,4−トリレンジイソシアネートの流動性の向上方法 | |
JPH09328670A (ja) | プライマー組成物 | |
JP2005002258A (ja) | プライマー組成物 | |
JPH07278494A (ja) | 耐酸性雨塗料用プライマー組成物 | |
JPH07173243A (ja) | 加熱硬化性組成物 | |
JP2003082322A (ja) | ラミネート用接着剤及びラミネートフィルムの製造方法 | |
JP3255772B2 (ja) | 難接着材料の前処理方法 | |
JPH11323262A (ja) | プライマー組成物 | |
JP3927196B2 (ja) | 親水性ポリウレタン系樹脂の製造方法 | |
JP4382568B2 (ja) | 親水性ポリウレタン系樹脂の製造方法 | |
JP2003055635A (ja) | プライマー組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020806 |