JPH06320973A - 4輪駆動車のトルク配分制御装置 - Google Patents

4輪駆動車のトルク配分制御装置

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JPH06320973A
JPH06320973A JP11038293A JP11038293A JPH06320973A JP H06320973 A JPH06320973 A JP H06320973A JP 11038293 A JP11038293 A JP 11038293A JP 11038293 A JP11038293 A JP 11038293A JP H06320973 A JPH06320973 A JP H06320973A
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JP
Japan
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carrier
torque distribution
differential
torque
gear
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Pending
Application number
JP11038293A
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English (en)
Inventor
Koji Matsuno
浩二 松野
Satoru Watanabe
了 渡辺
Sanehiro Toda
修弘 遠田
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Isao Hirota
功 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動変速機を備えたセンターデフ付4輪駆動
車において、電気信号により機械的に作動するトルク配
分制御可能な差動制限装置を装着して、構造、制御等を
簡素化する。 【構成】 手動変速機20の出力軸22をセンターデフ
装置40のプラネタリギヤ50のリングギヤ51に連結
し、サンギヤ軸42とキャリア43を前後輪の一方と他
方とにそれぞれ不等トルク配分で動力伝達するように連
結し、センターデフ装置40にはトルク配分制御可能な
差動制限装置60を付設する。この差動制限装置60は
プラネタリギヤ50のリングギヤ51とキャリア43と
の間に制御ユニット95から供給される電流による電磁
力でカム90を作動してスラスト力を発生するパイロッ
トクラッチ70を設け、キャリア43とサンギヤ軸42
との間にカムスラスト力により差動制限トルクを発生し
て前後輪のトルク配分を可変制御するメインクラッチ6
1を設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動変速機を備えたセ
ンターデフ付4輪駆動車のトルク配分制御装置に関し、
詳しくは、電気信号により機械的に作動してトルク配分
制御する差動制限装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】センターデフ装置を備えたフルタイムの
4輪駆動車として、センターデフ装置にトルク配分制御
可能な差動制限装置を付設し、種々の走行条件で差動制
限トルクにより前後輪のトルク配分を最適に可変制御し
て、操縦性や安定性等の向上を図る車両が提案されてい
る。
【0003】従来、この種の4輪駆動車に関しては、例
えば特開平3−86636号公報の先行技術がある。こ
の先行技術では、自動変速機を備えたセンターデフ付の
4輪駆動車を対象として、センターデフ装置の2つの要
素の間に湿式多板クラッチを付設し、自動変速機の油圧
制御装置におけるライン圧油路を、調圧弁、ソレノイド
弁、クラッチ制御弁を介して湿式多板クラッチに回路接
続する。そして電気信号をソレノイド弁に入力してクラ
ッチ制御弁の制御圧を調整することでクラッチトルクを
可変制御し、センターデフ装置により前後輪のトルク配
分を積極的に制御することが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、湿式多板クラッチの差動制限装置
が電気と油圧による構成であるため、自動変速機のよう
に油圧源や油圧制御装置を予め装備する車両において
は、これらを利用して湿式多板クラッチを容易に作動す
ることができる。しかし手動変速機を備えたセンターデ
フ付4輪駆動車では、油圧源等が装備されていないの
で、実際に湿式多板クラッチを装備する場合には油圧源
等を特別に装着する必要があって、構造の複雑化等を招
く。
【0005】本発明は、このような点に鑑み、手動変速
機を備えたセンターデフ付4輪駆動車において、電気信
号により機械的に作動するトルク配分制御可能な差動制
限装置を装着して構造、制御等を簡素化することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、手動変速機の出力軸をセンターデフ装置のプ
ラネタリギヤのリングギヤに連結し、サンギヤとキャリ
アを前後輪の一方と他方とにそれぞれ不等トルク配分で
動力伝達するように連結し、センターデフ装置にはトル
ク配分制御可能な差動制限装置を付設し、この差動制限
装置はプラネタリギヤのリングギヤとキャリアとの間に
制御ユニットから供給される電流による電磁力でカムを
作動してスラスト力を発生するパイロットクラッチを設
け、キャリアとサンギヤとの間にカムのスラスト力によ
り差動制限トルクを発生して前後輪のトルク配分を可変
制御するメインクラッチを設けて構成されることを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記構成による本発明では、手動変速機の出力
軸の変速動力がセンターデフ装置のプラネタリギヤのリ
ングギヤに入力し、キャリアとサンギヤにより2分割し
て前後輪に伝達して4輪駆動走行し、この場合に基準ト
ルク配分が歯車諸元により例えば後輪偏重に不等トルク
配分される。そして制御ユニットにより差動制限装置の
パイロットクラッチに所定の電流が供給されると、電磁
力によりカムを作動してキャリアにスラスト力を発生
し、メインクラッチでスラスト力によりキャリアとサン
ギヤの間に差動制限トルクを発生する。このため差動制
限トルクによりトルク配分の大きい後輪から前輪にトル
ク移動して、前後輪のトルク配分が任意に可変制御され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5において、本発明が適応される4輪駆動車の
駆動系の概略について説明する。先ず、クラッチハウジ
ング1と変速機ケース2が一体化して半割したモナカ状
に形成され、変速機ケース2の後部に筒状のトランスフ
ァケース3及びエクステンションケース4が順次接合さ
れる。そしてエンジン10のクランク軸11はクラッチ
ハウジング1の内部のクラッチ12に連結され、クラッ
チ12が手動変速機20の入力軸21に連結される。
【0009】手動変速機20は、変速機ケース2とトラ
ンスファケース3の内部に入力軸21と中空の出力軸2
2が平行に配置され、変速機ケース2の内部において入
力軸21と出力軸22の間に前方から第1速ギヤ23、
第2速ギヤ24、第3速ギヤ25、第4速ギヤ26が順
次配置され、2つのギヤ相互の間にシンクロ機構30,
31がそれぞれ設けられる。また第1速ギヤ23と第2
速ギヤ24の間には、ドライブギヤ28a、ドリブンギ
ヤ28b及びアイドラギヤ28cを有するリバースギヤ
28が配置される。更にトランスファケース3の内部に
おいて入力軸21と出力軸22の間に第5速ギヤ27と
シンクロ機構32が配置され、3組のシンクロ機構3
0,31,32を選択的に作動して前進5段のいずれか
1つにシフトし、アイドラギヤ28cを2つのギヤ28
a,28bに噛合わせてリバースにシフトするように構
成される。
【0010】また出力軸22の内部にはフロントドライ
ブ軸34が挿通され、入力軸21の後方にトランスファ
軸15が同軸上に配置される。そして出力軸22の後部
にセンターデフ装置40が連結され、このセンターデフ
装置40からフロントドライブ軸34とリヤドライブ軸
35に連結され、フロントドライブ軸34とリヤドライ
ブ軸35の間にトルク配分制御可能な差動制限装置60
が設けられる。フロントドライブ軸34は変速機ケース
2の内部に配置されるフロンドデフ装置13を介して前
輪に動力伝達するように連結される。またリヤドライブ
軸35はリダクションギヤ14、トランスファ軸15、
プロペラ軸16及びリヤデフ装置17を介して後輪に動
力伝達するように連結され、フルタイムの4輪駆動車に
構成される。
【0011】図1において、センターデフ装置40と差
動制限装置60について詳細に説明する。センターデフ
装置40はプラネタリギヤ式であり、円筒状のデフケー
ス41が前端を出力軸22に一体結合して、軸34,3
5の周囲に配置される。デフケース41の内部には筒状
のサンギヤ軸42が前端をフロントドライブ軸34に一
体結合し途中をベアリング44で支持して挿入され、更
にキャリア43が後端をリヤドライブ軸35に一体結合
して挿入される。デフケース41の内周にはプラネタリ
ギヤ50のリングギヤ51が形成され、このリングギヤ
51がキャリア43と一体的なピン52のニードル53
で回転自在に支持される2組のピニオン54,55を介
してサンギヤ軸42のサンギヤ56に噛合い、リングギ
ヤ51、キャリア43及びサンギヤ56の回転方向を常
に同一にし、リングギヤ51に入力する変速動力をキャ
リア43とサンギヤ56とに2分割して伝達するように
構成される。この場合に、サンギヤ56に対してキャリ
ア43の方が径が大きいことで、差動制限しない場合の
基準トルク配分が後輪偏重の不等トルク配分になる。
【0012】ピニオン54,55の遊星回転により、旋
回時の前後輪に回転差を吸収して差動作用するように構
成される。
【0013】差動制限装置60は、プラネタリギヤ50
の前方に差動制御用のメインクラッチ61が、プラネタ
リギヤ50の後方に制御用のパイロットクラッチ70が
配置される。パイロットクラッチ70は、デフケース4
1の後部に一体結合してベアリング76で支持されるド
ラム71、キャリア43のボス部43aに回転可能に遊
嵌されるハブ72、ドラム71とハブ72の間で両者の
一方にスプライン嵌合して交互に配置される複数枚のク
ラッチプレート73,74と押圧プレート75を有す
る。またドラム71の直後には電磁石80が装着され、
ハブ72とキャリアボス部43aの間にカム90が設け
られる。
【0014】電磁石80は、コ字形断面のケース81の
内部に電磁コイル82を収容して構成され、ケース81
をドラム71にベアリング83を介して取付け、且つエ
クステンションケース4のステー84にボルト85で結
合して、容易に給電することが可能に固定設置される。
またケース81の開口側の両端部81aはドラム71の
縁等に摺接して磁路が構成される。ここでドラム71は
非磁性体の筒部71aと磁性体のボス部71bに分割し
て構成され、ボス部71bの内部にも非磁性体の仕切り
部材86が挿入され、クラッチプレート73,74や押
圧プレート75が磁性体で成形される。これにより制御
ユニット95により電磁コイル82に通電して磁界を発
生する際に、ケース81とプレート73〜75との間に
磁路Sを形成する。そして電磁力によりクラッチプレー
ト73,74,75を吸引して押圧接触することで結合
トルクを生じ、ハブ72をドラム71と同期回転する。
【0015】カム90は、図2のようにハブ72に溝9
1を形成し、キャリア43の溝91と対向する箇所にテ
ーパ92を形成し、これら溝91とテーパ92の間にボ
ール93を挿入して構成され、ハブ72とキャリア43
の回転差とボール93によりキャリア43を前方へ押圧
するようなスラスト力Fsを発生する。またハブ72の
後部はスラストベアリング94によりドラム71側で支
持され、スラスト力Fsの反力を逃がしてクラッチプレ
ート73,74の結合トルクがスラスト力Fsに加算さ
れることが防止される。こうして電磁石80に通電する
と、その電流Iに応じた結合トルクを介してスラスト力
Fsを発生する構成になっている。
【0016】メインクラッチ61は、キャリア43のピ
ン52に遊嵌するドラム62と、このドラム62とサン
ギヤ軸42の間で両者の一方にスプライン嵌合して交互
に配置される複数枚のクラッチプレート63,64を有
する。そしてカム90のスラスト力Fsによりピン52
がクラッチプレート63,64を押圧接触し、数倍に増
幅して差動制限トルクTdを発生するように構成され
る。これにより差動制限トルクTdは電流Iに対して、
図3のように増大関数的に制御される。このためセンタ
ーデフ装置40のプラネタリギヤ50で後輪偏重に不等
トルク配分されている状態において、電流Iにより差動
制限トルクTdを変化することで、前輪寄りのトルク配
分に可変制御することが可能となる。
【0017】次に、この実施例の作用について説明す
る。先ず、停車または走行中にクラッチ12を切断して
前進段にシフトすると、手動変速機20においてシンク
ロ機構30,31または32により第1速ないし第5速
のギヤ23〜27のいずれか1つが入力軸21と同期し
ながら一体化して選択される。そこでクラッチ12を接
続すると、エンジン10の動力が手動変速機20の入力
軸21に入力し、選択された変速ギヤによる変速動力が
出力軸22に出力する。また停車時にクラッチ切断した
状態でリバースシフトすると、リバースギヤ28のアイ
ドラギヤ28cがドライブ及びドリブンギヤ28a,2
8bに噛合って、逆転した変速動力が出力軸22に出力
し、こうして前進5段後進1段に変速される。
【0018】出力軸22の変速動力はセンターデフ装置
40のデフケース41に入力し、プラネタリギヤ50に
よりサンギヤ軸42とキャリア43に2分割される。そ
してサンギヤ軸42の動力はフロントドライブ軸34、
フロントデフ装置13を介して前輪に伝達し、キャリア
43の動力はリヤドライブ軸35、リダクションギヤ1
4、トランスファ軸15等を介して後輪に伝達して4輪
駆動走行する。このとき旋回時にはプラネタリギヤ50
のピニオン54,55が遊星回転し、4輪駆動状態で前
後輪の回転差を吸収して自由に旋回する。
【0019】上述の4輪駆動走行においては、走行条件
等により制御ユニット95で電流Iを制御して差動制限
装置60が作動される。そこで例えば乾燥路面の場合に
電流Iが零に設定されると、差動制限装置60のパイロ
ットクラッチ70がフリーになるためメインクラッチ6
1もフリーになって、差動制限トルクTdは図4のよう
に零になる。このためセンターデフ装置40のプラネタ
リギヤ50の歯車諸元により前後輪の基準トルク配分が
決まり、大径のキャリア43と小径のサンギヤ軸42に
より、後輪トルクTrと前輪トルクTfが、例えばT
r:Tf=66:34になる。そこで後輪偏重の不等ト
ルク配分となって、特に加速性や操縦性が良くなる。
【0020】また低μ路の路面では後輪偏重の不等トル
ク配分により常に後輪が先にスリップする。このときス
リップ状態に応じた所定の電流Inが、パイロットクラ
ッチ70の電磁コイル82に供給されると、電磁石80
の吸引力でクラッチプレート73,74が押圧接触して
ハブ72がドラム71と同期回転し、カム90が作動し
てキャリア43にスラスト力Fsを生じる。このためメ
インクラッチ61ではキャリア43のピン52でクラッ
チプレート63,64が押圧されて所定の差動制限トル
クTdnを発生し、キャリア43とサンギヤ軸42の間
にメインクラッチ61を介してトルク経路がバイパスし
て形成される。そこでトルク配分の大きい後輪から差動
制限トルクTdnに応じて前輪にトルク移動し、前輪ト
ルクTfが図4のTfnのように増大して前輪寄りの不
等トルク配分に制御され、こうして後輪のスリップを適
切に防止して安定性等が確保される。
【0021】更に、雪道等の場合に直結電流Iを供給す
ると、カム90のスラスト力Fsと共にメインクラッチ
61の差動制限トルクTdが最大になり、プラネタリギ
ヤ50が一体化するようにデフロックする。そこで前後
輪が直結した4輪駆動走行になり、この場合は前後輪の
重量配分に応じた不等トルク配分に制御されて、走破性
が最大に発揮される。
【0022】以上、本発明の実施例について説明した
が、これのみに限定されない。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によると、
手動変速機を備えたセンターデフ付4輪駆動車のトルク
配分制御装置において、センターデフ装置には電気信号
により機械的に作動する差動制限装置が装着されるの
で、油圧系を装備する必要が無くなって、構造や制御が
大幅に簡素化し、実用化することが可能になる。差動制
限装置は、制御ユニットの電流によりパイロットクラッ
チでカムスラスト力を発生し、メインクラッチでスラス
ト力に応じた差動制限トルクを発生し、差動制限トルク
を電流の関数で制御する構成であるから、前後輪のトル
ク配分を正確に制御することができる。基準トルク配分
が不等トルク配分のセンターデフ装置と差動制限装置の
組み合わせにより、差動制限トルクにより直ちに前後輪
のトルク配分を可変制御して、操縦性、安定性等を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4輪駆動車のトルク配分制御装置
の実施例を示す要部の断面図である。
【図2】カムの構造を示す平面図である。
【図3】電流と差動制限トルクの関係を示す特性図であ
る。
【図4】前後輪のトルク配分制御の状態を示す図であ
る。
【図5】手動変速機を備えたセンターデフ付4輪駆動車
の駆動系を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
20 手動変速機 22 出力軸 40 センターデフ装置 42 サンギヤ軸 43 キャリア 50 プラネタリギヤ 51 リングギヤ 60 差動制限装置 61 メインクラッチ 70 パイロットクラッチ 90 カム 95 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠田 修弘 東京都三鷹市大沢三丁目9番6号 株式会 社スバル研究所内 (72)発明者 寺岡 正夫 栃木県栃木市大宮町2388番地 栃木富士産 業株式会社内 (72)発明者 広田 功 栃木県栃木市大宮町2388番地 栃木富士産 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動変速機の出力軸をセンターデフ装置
    のプラネタリギヤのリングギヤに連結し、サンギヤ軸と
    キャリアを前後輪の一方と他方とにそれぞれ不等トルク
    配分で動力伝達するように連結し、センターデフ装置に
    はトルク配分制御可能な差動制限装置を付設し、この差
    動制限装置はプラネタリギヤのリングギヤとキャリアと
    の間に制御ユニットから供給される電流による電磁力で
    カムを作動してスラスト力を発生するパイロットクラッ
    チを設け、キャリアとサンギヤ軸との間にカムのスラス
    ト力により差動制限トルクを発生して前後輪のトルク配
    分を可変制御するメインクラッチを設けて構成されるこ
    とを特徴とする4輪駆動車のトルク配分制御装置。
  2. 【請求項2】 パイロットクラッチは電磁力によりプラ
    ネタリギヤのリングギヤと同期回転するハブとキャリア
    の回転差でカムを作動してキャリアにスラスト力を発生
    し、メインクラッチはキャリアのスラスト力によりキャ
    リアとサンギヤ軸の間に装着されるクラッチプレートを
    増幅加圧して差動制限トルクを発生するように構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車のトルク
    配分制御装置。
JP11038293A 1993-05-12 1993-05-12 4輪駆動車のトルク配分制御装置 Pending JPH06320973A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005289195A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Fuji Heavy Ind Ltd トルク配分制御装置
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