JPH06320816A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH06320816A
JPH06320816A JP11486793A JP11486793A JPH06320816A JP H06320816 A JPH06320816 A JP H06320816A JP 11486793 A JP11486793 A JP 11486793A JP 11486793 A JP11486793 A JP 11486793A JP H06320816 A JPH06320816 A JP H06320816A
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仁 鴨田
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友宏 前川
Koji Yui
康二 油井
Shin Iima
伸 飯間
Takashi Fumitani
隆 文谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラービデオプリンタにおいて、印画ヘッド
の移動動作と連動することなくインクリボンの巻戻しに
よる弛み取りを可能とし、かつ、インクリボンの巻戻し
によるインクリボンの再使用を可能としたプリンタを得
る。 【構成】 印画ヘッド323が印画動作を終了して印画
待機位置(ヘッド323が図31のH2の位置)に移動
した時、印画紙202を搬送するステッピングモーター
102の回転方向を切り換え、ステッピングモーター1
02の回転により揺動動作する首振りギア124を介し
てSリール台146のギア145にかみ合わせ、リボン
カセット1の供給スプール13に巻き取り力を伝達し、
インクリボン10を巻戻して弛み取り動作を行えるよう
にした。また、ステッピングモーターの回転数を制御す
ることで、供給スプール13へのインクリボン10の巻
戻し量を任意に制御できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ映像等の記録画
像をハードコピー、いわゆるカラー写真として残すため
のプリンタに関し、特に本発明は昇華型熱転写式のカラ
ービデオプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種、カラービデオプリンタ
は、一般的にインクリボンと印画紙を、印画ヘッドとプ
ラテンとにより挟み込み、印画ヘッドによる熱圧着動作
と共に上記インクリボン及び印画紙を移動動作して印画
紙へ印画処理を行うように構成されている。
【0003】このように構成されているプリンタにあっ
ては、印画ヘッドは印画位置と待機位置とに移動動作可
能であり、印画ヘッドが印画動作を終了して印画待機位
置に移動した時にインクリボンに弛みが生じる。
【0004】このインクリボンに生じた弛みを取る従来
の方法としては、 a、印画動作時にインクリボンが進行する方向、つま
り、インクリボンがインクリボンカセットのリボン巻き
取り方向にインクリボンを巻き取る。 b、印画ヘッドの待機位置への移動に連動させて印画動
作時にインクリボンが進行する方向とは逆の方向、つま
り、リボンカセットのインクリボン供給側に巻戻す。方
法が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなインクリボンの弛み取り方法にあっては、上述
したaの場合は、印画動作が開始し、インクリボンの頭
出し(印画1色目のパッチマークの検知)をした後、何
らかのトラブルが発生した場合(例えば、紙無し、給紙
エラー等)、装置の初期に戻る時に印画1色目のパッチ
マークを先に進めてしまい、次の印画動作時にインクリ
ボンが1色分先に進むことになる。
【0006】また、上述したbの場合は、上記aのよう
な問題は無いが、インクリボンの巻戻し動作が印画ヘッ
ドの動作と連動しているため、インクリボンの弛み取り
は可能であるが、インクリボンの数色分の巻戻しは不可
能である。
【0007】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、印画ヘッドの移動動作と連動
することなくインクリボンの巻戻しによる弛み取りを可
能とし、かつ、インクリボンの巻戻しによるインクリボ
ンの再使用を可能としたプリンタを得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるプリンタは、インクリボンと印画紙
を、印画ヘッドとプラテンとにより挟み込み、印画ヘッ
ドによる熱圧着動作と共に上記インクリボン及び印画紙
を移動動作して印画紙への印画処理を行うプリンタにお
いて、印画ヘッドが印画位置と待機位置とに移動動作可
能であり、印画ヘッドが印画動作を終了して印画待機位
置に移動した時のインクリボンの弛みを、印画紙を搬送
するモーターを駆動源としてインクリボンカセットのイ
ンクリボン供給側に巻戻し、インクリボンの弛みを取る
ようにしたものである。
【0009】
【作用】上述のように構成した本発明におけるプリンタ
は、印画ヘッドが印画動作を終了して印画待機位置に移
動した時、印画紙を搬送するモーターの回転方向を切り
換え、モーターの回転により揺動動作する首振りギアを
介してインクリボンカセットのインクリボン供給側に巻
き取り力を伝達し、インクリボンの巻戻し動作が可能と
なる。
【0010】しかも、モーターの回転数を制御すること
で、インクリボン供給側へのインクリボンの巻戻し量が
制御でき、これによって、インクリボンの再使用が可能
となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のプリンタの実施例を昇華型熱
転写式のカラービデオプリンタを例にとって添付した図
面を参照して説明する。
【0012】始めに本例のカラービデオプリンタの全体
の構成について説明する。図1はカラービデオプリンタ
の外観斜視図を示し、ビデオプリンタ(以下、単にプリ
ンタという)は全体を符号Aで示し、このプリンタAの
筐体はプラスチック製の上ケース701と下ケース70
2とより構成され、そして、プリンタAの後部側部には
後述するインクリボンカセット(以下、リボンカセット
という)をプリンタA内へ収容するインクリボンドア4
20が開閉可能に設けられている。
【0013】また、プリンタAの前面側には給紙トレイ
200、印画紙の排紙口703、ビデオ信号の入力端子
704、電源スイッチ705、印画する画面を決定した
り印画枚数等を指定したりする各種スイッチ類706を
備えている。
【0014】給紙トレイ200は下ケース702のペー
パードア702aと、上ケース701の排紙カバー70
1aを開放することによって出し入れが可能である。
【0015】図2、3、4、5はプリンタAの切断部の
異なる側断面図であり、凵の字状に曲げられたシャーシ
401と、このシャーシ401の上部開口部に天板40
4及び側面にはブラケット100、背面ブラケット30
1が取り付けられている。図中、シャーシ401の側面
開口部401aにはリボンカセット1が収容され、正面
開口部401bには上述した給紙トレイ200が着脱自
在に装着される。
【0016】この給紙トレイ200の底面の角穴には給
紙プレート201と左右一対の押さえ爪203の各々の
爪201a,203aが差し込まれ、後述するカムによ
って回動される給紙アーム204(図4参照)により給
紙プレート201及び一対の押さえ爪203はそれぞれ
の爪201a,203aを支点として回動し、給紙トレ
イ200内の印画紙202の端部を給紙ローラー213
に圧着する。また、給紙トレイ200はレール(図示せ
ず)にガイドされプリンタの所定位置に装着される。
【0017】給紙動作中は、後述するカムの働きにより
ロック爪209が回動するが、ロック爪209は給紙ト
レイ200の穴200aに係合し給紙トレイ200が抜
かれるのを防止する。
【0018】上述したようなプリンタAは大別してリボ
ンカセット1内のインクリボンの頭出しや印画動作中に
インクリボンを巻取り及び巻戻し動作等を行うDCモー
タを駆動源とするインクリボン機構と、トレー200内
の印画紙を印画位置へ送給及び印画処理後の印画紙を排
紙口703から取出す動作を行うステッピングモータを
駆動源とする印画紙給排機構と、ライン型のサーマルヘ
ッド(以下、単にヘッドという)による印画処理を行う
DCモータを駆動源とするヘッド機構とから構成されて
いる。
【0019】以下、上述したインクリボン機構、印画紙
給排機構及びヘッド機構の順に説明する。
【0020】図6〜8に本発明に使用するリボンカセッ
ト1の詳細を説明する。リボンカセット1のカセット本
体2は合成樹脂製の下ケース3と合成樹脂製の上ケース
4の中央が矩形に開口し、この開口部4aからインクリ
ボン10の使用部インクリボン10aを露出させる筐型
に形成してある。これら下ケース3と上ケース4とで形
成される一方の一対の軸受部5a、5bには未使用のイ
ンクリボン10bを巻き付けてある供給スプール13の
軸部としての一端部15及び軸端17を回転自在に支持
してあると共に、他方の一対の軸受部6a、6bには使
用済みのインクリボン10cを巻き取る巻き取りスプー
ル14の端部16及び軸端18を回転自在に支持してあ
る。
【0021】また、上記供給スプール13、巻き取りス
プール14は各圧縮コイルバネ7、8により一方の各軸
受部5a、6a側にそれぞれ付勢されている。供給スプ
ール13にはコードリング21が供給スプール13と同
軸に回転可能に取り付けてある。コードリング21は外
周にギア部22とインクリボン10の種類、感度、枚数
等の情報を示す情報コード23を有し、コードリング2
1は供給スプール13が停止状態においてもリボンカセ
ット1外からのギア部22を駆動されることにより回転
可能である。
【0022】一方コードリング21はリボンカセット1
外から力を受けていない場合は、供給スプール13とコ
ードリング21間の摩擦力により供給スプール13の回
転と同様に回転する。インクリボン10には印画の際の
リボンの書き出し位置を示すヘッダーマーク11がイン
クリボン10の幅全体に亘って印刷され、また、多色リ
ボンの場合の各色のリボン10dの書き出し位置を示す
パッチマーク12がインクリボン10の半分の幅に亘っ
て印刷されている。また、カセット本体2は穴19、お
よび穴20を備え、プリンタへの装着の際、カセットピ
ン402,403に係合されて位置決めされる。
【0023】リボンドア420の説明 リボンカセット1のプリンタへの着脱部を図9及び図1
0について説明すると、プリンタ前面開口部401aに
は入口ガイド426が設けられ、入口ガイド426には
リボンドア420が軸425を支点として回動可能に取
り付けられている。リボンドア420にはロック爪42
1が設けられ、爪421はリボンドアホルダー422の
穴422aに係合することによりリボンドア420は閉
じられ、バネ430で爪が外れないよう付勢されてい
る。ロック爪421の凸部421aを押し下げることに
よりロック爪421と穴422aとの係合は解除されリ
ボンドア420は開かれる。
【0024】リボンカセット1はガイド426にガイド
され挿入されカセット収容部405に装着される。この
状態でリボンドア420を閉じれば、ロック爪421に
よりリボンドア420はロックされ、リボンドア420
の裏面側に突出するバネ424で付勢されているリボン
押さえ423によって、装着されたリボンカセット1は
プリンタ内側方向へ付勢される。
【0025】リボンドア420のロックレバーの説明 また、印画中はリボンカセット1の取り出しを禁止する
ためにリボンドア420に取り付けられたロックレバー
332が後述するカムの働きによりロック爪421の下
部側へ位置しロック爪421の下方への移動を規制す
る。よって印画中はロック爪の凸部421aを押し下げ
ることができず、ロック爪421が解除されないのでリ
ボンドア420を開けることができず、リボンカセット
1の取り出しは不可能である。
【0026】次にインクリボン機構の駆動源としてのD
Cモータによる動作を説明する。まず、モーター101
の回転により駆動される部分について説明する。モータ
ー101は正逆回転可能であり、振り子ギア107の働
きにより正転と逆転で回転の伝達経路を切り換えられ、
一方の回転によりティクアップリール台111(以下、
Tリール台111という)を介してリボンカセット1の
巻き取りスプール14に、もう一方の回転で印画紙の搬
送機構のカムに回転を伝達する。
【0027】巻き取りスプール14への回転伝達の説明 モーター101の回転はモーター101の軸に圧入され
たウォーム台103を介してウォーム104に伝達され
2段ギア105、2段ギア106により減速される。振
り子ギア107と振り子ギアアーム108間にはバネ等
(図示せず)により摩擦力が発生している。このため2
段ギア106が図中時計方向に回転すると、振り子ギア
アーム108も同方向に回転し振り子ギア107はギア
109にかみ合い、ギア110に回転を伝達される。ギ
ア110はトルクリミット機能を有するTリール台11
1の構成部品である。
【0028】Tリール台111の断面を図11に示す。
ギア110の表裏面にはフェルト110a、110bが
貼り付けられており、圧力板112と共に中空の軸11
1cを軸とし回転可能である。ギア部111aとリボン
カセット1の巻き取りスプール14とのトルク伝達部で
あるかみ合い部111bは軸111cに圧入されギア部
111a、かみ合い部111b、軸111cは一体とな
って回転する。圧力板112はかみ合い部111bとの
それぞれの凹凸部の係合により、かみ合い部111bと
同方向に回転する。
【0029】圧縮コイルバネ113はかみ合い部111
bと圧力板112間に配置され、フェルト110aと圧
力板112、フェルト110bとギア部111aに圧接
力を与え、摩擦力を発生させる。ギア110が回転する
と摩擦力から生じたトクルをかみ合い部111bに伝達
するが、この摩擦力により発生するトクル以上のトルク
をかみ合い部111bに伝達しようとしてもフェルト1
10a、フェルト110bと各相手部品とには滑りが生
じ、摩擦力によるトルク以上のトルクは伝達できない。
【0030】また、かみ合い部111bの外径は巻き取
りスプール14のかみ合い部14aの内径に嵌合し、巻
き取りスプール14の回転軸を位置出しし、かみ合い部
111bの凸部111dがかみ合い部14aに係合し巻
き取りスプール14に回転を伝達する。
【0031】Tリール台111の逆転防止爪の説明 また、ギア109には爪114がギア部111aと同一
平面上に回転自在に取り付けられている。爪114には
図12に示すようにフェルト114aが貼り付けられ、
圧縮コイルバネ115の付勢によりフェルト114aと
ギア109間には摩擦力が発生し、ギア109の回転方
向と同方向に爪114も回転する。2段ギア106が図
中時計方向に回転した場合、振り子ギア107を介して
ギア109は図中時計方向に回転し、爪114も同方向
に回転する。爪114はブラケット100の穴100a
により回転量を規制され不必要な回転をしない。爪11
4の機能については後述する。
【0032】ペーパーポジションへの回転伝達の説明 2段ギア106が図中時計方向と逆に回転した場合、振
り子ギアアーム108は2段ギア106と同方向に回転
し振り子ギア107はギア116とかみ合う。
【0033】逆回転防止爪の説明 この時、プリンタの振動や静電気等でリボンカセット1
の巻き取りスプール14が逆転しリボンに弛みが生じよ
うとすると、Tリール台111も逆転し、ギア109も
図中反時計方向へ回転とようとする。しかし、爪114
も同様にギア109と同方向に回転するので、爪114
がTリール台111のギア部111aと係合しTリール
台111の回転を阻止しリボンの弛みを防止する。(振
り子ギア107がギア109にかみ合っている場合は、
Tリール台111の逆転は各ギアを伝達しウォーム10
4を回転させようとする。しかしウォーム104は一条
ウォームなので2段ギア105の回転ではウォーム10
4は回転しない。よってTリール台111は逆転でき
ず、リボンの弛みも生じない。)
【0034】ペーパーポジション移動の説明の続き ギア116の回転はギア117を介しギア118に伝達
される。ギア118には反射シール119が貼り付けら
れ2個の光学式センサー120a、120bで回転位置
を監視されている。ギア118とセンサー120a、1
20bの関係を図13に示す。反射シール119は表面
が光の反射率が高いアルミ板等で作られ、2か所の光の
反射率の低い黒色部119a、119bが印刷されてお
り、センサー120a,120bは黒色部を暗、アルミ
面を明と検知する。
【0035】ギア118は振り子ギア107の機能によ
り図中反時計方向のみに回転可能である。センサー12
0aが暗、センサー120bが明を検出した位置で回転
を停止する。この位置をペーパーポジション0(以下、
P0という)と呼ぶ(図13a)。続いて、ギア118
を120°回転させ、センサー120aが明、センサー
120bが暗を検出した位置でギア118の回転を停止
する。この位置をペーパーポジション1(以下、P1と
いう)と呼ぶ(図13b)。続いて、ギア118を12
0°回転させ、センサー120aが暗、センサー120
bが暗を検出した位置で回転を停止する。この位置をペ
ーパーポジション2(以下、P2という)と呼ぶ(図1
3c)。更にギア118を120°回転させればセンサ
ーはP0を検出することになる。よってギア118はP
0→P1→P2→P0の各ポジションを循環し、任意の
ポジションに移動、停止が可能である。
【0036】 ペーパーポジションのカムと相手部品の動き ギア118は図14で示すように給紙カム416と一対
のリリースカム417をシャーシ401に回転可能に支
持された軸418で連結し回転させる。図14にて、給
紙カム416のカム面416aで圧接プレート205
を、カム面416bでロック爪209を回動させる。リ
リースカム417のカム面417aでリリースレバー2
22を、カム面417bでピンチローラーアーム413
を回動させる。
【0037】給紙カム416の働きの説明 圧接プレート205は図14に示すように給紙アーム2
04とロック爪209に取り付けられた軸208に回動
可能に取り付けられ、圧接プレート205はバネ207
で、ロック爪209はバネ210で給紙カム416方向
に付勢されている。給紙アーム204はねじりコイルバ
ネ206で圧接プレート205に押し付けられるととも
に、相対位置を規制している。給紙カム416のカム面
416aによって圧接プレート205が回動されると給
紙アーム204も同様に回動し、給紙プレート201を
押し上げ給紙トレイ200内の印画紙202を給紙ロー
ラー213に接触させる。
【0038】さらに圧接プレート205が回動すると給
紙アーム204は給紙ローラー213に接触し回動不可
となった給紙プレート201に動きを規制され、圧接プ
レート205と給紙アーム204には相対的な回転差を
生じ、バネ206に撓みが発生する。バネ206のバネ
力により給紙アーム204は給紙プレート201に圧力
を加え印画紙202を給紙ローラー213に圧着する。
【0039】また、ロック爪209は給紙カム416の
カム面416bによって回動され、給紙トレイ200の
穴200aに係合し給紙トレイ200が抜かれるのを防
止する。
【0040】リリースカム417の動きの説明 シャーシ401に回動可能に支持されたピンチローラー
アーム413は、ピンチローラー411を回転可能に支
持し、バネ414によってピンチローラー411をキャ
プスタン410に圧着する。リリースカム417の働き
によりピンチローラーアーム413は回動しピンチロー
ラー411とキャプスタン410との圧着を解除する。
【0041】リリースレバー222はシャーシ401に
取り付けられた軸218に回動可能に取り付けられバネ
223によりリリースカム417方向に付勢されてい
る。リリースレバー222はリリースカム417により
回動され、分離ローラー214を回転可能に支持する回
転プレート215をバネ217を介して回動させ分離ロ
ーラー214を給紙ローラー212に圧着するととも
に、給紙ローラー212の軸に回動可能に取り付けられ
バネ220により閉じられているシャッター221を押
し開く。
【0042】またバネ220は給紙ローラー213に回
動可能に取り付けられた押さえレバー219も付勢し、
押さえレバー219はガイド211の規制によって待機
位置を決定されている。給紙ローラー212、給紙ロー
ラー213、分離ローラー214の駆動方法等について
の詳細は後述する。
【0043】次に、印画紙給排機構を駆動するステッピ
ングモーターの動作について説明する。ステッピングモ
ーター102は制御回路によりモーター固有のステップ
角の任意の倍数の角度の正逆回転が可能である。ステッ
ピングモーター102は前述した給紙カム416やリリ
ースカム417との協動により印画紙202を搬送し、
また後述するリンク149等との協動によりサプライリ
ール台146(以下、Sリール台146という)を回転
させる。
【0044】紙の搬送系の説明 ステッピングモーター102の回転軸に圧入されたピニ
オン121の回転は2段ギア122により減速されギア
プーリー123に伝達される。ギアプーリー123には
振り子アーム125を介して振り子ギア124が連結さ
れている。振り子ギア124の働きについては後述す
る。ギアプーリー123の回転はベルト126によりギ
アプーリー127に伝達される。ギアプーリー127は
印画紙を搬送するキャプスタン410を回転させる。キ
ャプスタン410はシャーシ401に軸受け(図示せ
ず)を介して回転自在に支持さた表面に印画紙との摩擦
係数が大きくなるような加工を施されたローラーであ
る。
【0045】またギアプーリー127の回転はギア12
9、ギア130を介して2段ギア132に伝達される。
2段ギア132は断面図を図15に示すトルクリミット
機構を有する給紙リミッタ131の構成部品である。2
段ギア132とフェルト134aを貼り付けられた圧力
板134はギア133の一部である中空の軸133aを
回転軸としている。軸133aに押さえ板135は圧入
されギア133と押さえ板135は一体となして回転
し、押さえ板135と圧力板134はそれぞれの凹凸部
の係合により同方向に回転する。
【0046】圧縮コイルバネ136は圧力板134と押
さえ板135の間に配置され、2段ギア132とフェル
ト134a、2段ギア132とフェルト134aに圧力
を与え摩擦力を発生させる。2段ギア132が回転する
と摩擦力から生じたトルクをギア133に伝えるが、こ
の摩擦力によるトクル以上のトルクをギア133に伝達
しようとしても2段ギア132と相手部品とには滑りが
生じ摩擦力によるトルク以上のトルクは伝達できない。
【0047】2段ギア132の回転はギア137、ギア
139、2段ギア140、ギア141に伝達され、ギア
133の回転はギア138に伝達される。ギア137の
回転は給紙ローラー212に、ギア138の回転は分離
ローラー214に、2段ギア140に回転は給紙ローラ
ー213に、ギア141の回転は排紙ローラー225に
回転を伝える。
【0048】給紙ローラー212、給紙ローラー21
3、排紙ローラー225は軸受けを介してガイド211
に、分離ローラー214は軸受けを介して回転プレート
215に回転可能に支持されている。
【0049】インクリボン巻き戻しの説明 次に本発明プリンタの要部となる振り子ギア124の働
きについて図24を含めて説明する。
【0050】振り子ギア124と振り子アーム125間
にはバネ等(図示せず)により摩擦力が発生している。
このため2段ギア122の回転方向と同一方向に振り子
アーム125は回転するが、振り子アーム125の回転
範囲は振り子アームの軸125aがブラケット100の
穴100b内側でのみ移動可能なことにより規制されて
いる。2段ギア122が図中時計方向に回転した場合、
振り子アーム125は反時計方向に回転し、穴100b
により回転を規制され、振り子ギア124は空回りす
る。次に2段ギア132が図中反時計方向に回転した場
合、振り子アーム125は時計方向に回転し、振り子ギ
ア124はSリール台146のギア145とかみ合う。
【0051】Sリール台の説明 ここでSリール台146の断面を図16にて説明する。
Sリール台146はトルクリミット機能を有し、ギア1
45の表裏にはフェルト145a、145bが貼り付け
られており、圧力板147と共に中空の軸146cを回
転軸として回転可能である。ギア部146aとリボンカ
セット1の供給スプール13とのトルク伝達部であるか
み合い部146bは軸146cに圧入されギア部146
a、かみ合い部146b、軸146cは一体となって回
転する。
【0052】圧力板147はかみ合い部146bとそれ
ぞれの凹凸部の係合により、かみ合い部146bと同方
向に回転する。圧縮コイルバネ148はかみ合い部14
6bと圧力板117間に配置され、フェルト145aと
圧力板147、フェルト145bとギア部146aに圧
力を与え、摩擦力を発生させる。ギア145が回転する
と摩擦力から生じたトクルをかみ合い部146bに伝達
するが、この摩擦力によるトクル以上のトルクをかみ合
い部146bに伝達しようとしてもフェルト145a、
フェルト145bと各相手部品とには滑りが生じ、摩擦
力により発生するトルク以上のトルクは伝達できない。
かみ合い部146bの外径は供給スプール13のかみ合
い部13aの内径に嵌合し供給スプール13の回転軸を
位置出しし、かみ合い部146bの凸部146dとかみ
合い部13aの凹部13bが係合し回転を伝達する。
【0053】リボン巻き戻しの説明の続き 前述した動作により振り子ギア124はギア145に回
転を伝えSリール台146を回転させ供給スプール13
を回転させることにより、リボン10を供給スプール1
3に巻き取る(巻き戻す)ことができる。しかし、リン
ク149が移動しリンク149の先端部149aが振り
子アームの軸125aの移動可能範囲を狭め、振り子ギ
ア124をギア145とかみ合いを不可能とすることに
より振り子ギア124は空回りする。リンク149の移
動手段については後述する。
【0054】次に、ヘッド機構を駆動するDCモータに
よる動作について説明する。正逆回転可能なモーター3
00はブラケット301に取り付けられ、減速されギア
305を回転させる。
【0055】ヘッドポジションへの回転伝達の説明 モーター300の軸に圧入されたピニオン300aは2
段ギア302、2段ギア303、2段ギア304により
減速されギア305に回転を伝える。ギア305にはシ
ール307が貼り付けられており、2個の光学式センサ
ー306a、306bにより監視されている。シール3
07は光学的に反射率の高いアルミ板等で作られ3つの
光学的に反射率の低い黒色部307a、307b、30
7cが印刷されている。センサー306a、306bは
アルミ板を明、印刷部を暗と検出する。
【0056】ギア305には軸310でカム308、カ
ム309が連結されている。カム308の内面側には一
対のヘッドアーム312の一方のヘッドアーム312を
回動させるためのカム溝308aとカム308の外面側
にチェンジアーム142を回動させるためのカム溝30
8bを有し、カム309の内面側には他方のヘッドアー
ム312を回動させるためのカム溝(図示せず)とカム
309の外面側にカムレバー328を回動させるための
カム溝309aと2段ギア329に回転を伝えるギア部
309bを有する。一対のヘッドアーム312を回動さ
せるカム溝308aと図示しないカム溝は対になるカム
溝であり、同一の働きをするので以下の説明ではカム溝
308aのみを説明する。
【0057】ヘッドポジションの説明 ギア305は5つに停止位置を設定されており、各設定
位置への移動、位置の設定方法を図17aについて説明
する。まず基準位置を検出するためにギア305を図中
時計方向に回転させ、センサー306aおよびセンサー
306bが暗(黒色部307a,307b)を検出した
位置で回転を停止する。この位置をヘッドポジションH
0a(以下H0aという)と呼びヘッドポジションの基
準位置とする。
【0058】印画のヘッドポジション移動の説明 印画の際のヘッドポジションの移動について説明する
と、H0aからギア305を図中時計方向へ回転させ、
センサー306aが明を検出した位置で停止し、この位
置をH1aと呼ぶ。続いてギア305を図中時計方向へ
回転させ、センサー306aが暗(黒色部307b)を
検出した位置で停止させる。この位置をH2aと呼ぶ。
続いてギア305を図中時計方向へ回転させ、センサー
306aが明を検出した位置で停止させる。この位置を
H3aと呼ぶ。続いてギア305を図中時計方向へ回転
させ、センサー306aが暗(黒色部307c)を検出
した位置で停止させる。この位置をH4と呼ぶ。次にH
4からギア305を図中反時計方向に回転させ、センサ
ー306aが一旦明を検出した後、暗(黒色部307
b)を検出した位置で停止させる。この位置をH3bと
呼ぶ。続いてギア305を図中反時計方向に回転させ、
センサー306aが明を検出した位置で停止させる。こ
の位置をH2bと呼ぶ。続いてギア305を図中反時計
方向に回転させ、センサー306aが暗(黒色部307
a)を検出した位置で停止させる。この位置をH1bと
呼ぶ。続いてギア305を図中反時計方向に回転させ、
センサー306aおよびセンサー306bが暗を検出し
た位置で停止させる。この位置をH0bと呼ぶ。
【0059】ここで、図18にてポジションH2aとH
2b状態でのギア305とセンサー306a、センサー
306bとの位置関係を図18aに、カム溝308aと
ヘッドアーム312に連結されるフォロワ320のピン
320aの位置関係を図18bに、カム溝308bとチ
ェンジアーム142のピン142aの位置関係を図18
cに、カム溝309bとカムレバー328のピン328
aの位置関係を図18dに示す。
【0060】モーター300はH2a、又はH2bを検
出後、直ちに停止するので、停止位置H2aとH2bで
のギア305の位置の違いは僅かである。H2aとH2
bと比較すると、各ピンは各カムの同一半径上のプロフ
ィール内に位置しているので、カムの回転中心を基準に
H2aとH2bの各ピンの相対位置は同一である。よっ
てH2aとH2bでは、フォロワ320とカムレバー3
28とチェンジアーム142は同じ位置にあるので、プ
リンタの制御上はH2aとH2bと同一と見なすことが
できる。よって以下の説明ではH2aとH2bをH2と
一括して説明する。
【0061】同様にH0aとH0b、H1aとH1b、
H3aとH3bで各ピンの停止位置をカムの同一半径上
のプロフィール内に停止するように設定してあるので、
以下の説明ではH0aとH0bをH0、H1aとH1b
をH1、H3aとH3bをH3と一括して説明する。ま
たH4の検出はギア305が図中時計方向に回転した場
合のみである。
【0062】また、ギア305の各ポジションH0〜H
4に対応するカム溝308aとヘッドアームに連結され
るフォロワ320のピン320aの位置関係を図17b
に、カム溝308bとチェンジアーム142のピン14
2aの位置関係を図17cに、カム溝309bとカムレ
バー328のピン328aの位置関係を図17dに示
す。
【0063】 リボンコード読み取りの際のヘッドポジションの移動 基準位置H0を検出後、ギア305を図中反時計方向に
回転させ、センサー306aがH0での黒色部307a
の暗検出から一旦明を検出したあと、黒色部307bを
検出し、さらに、黒色部307cを検出した位置で停止
させる。この位置をH3’と呼ぶ。H3’はH3とギア
305の停止位置としては同じであるが、カム面308
a、カム面308bの働きがH3とは異なるので区別す
る。H3’の検出後、ギア308を図中時計方向に回転
させ基準位置H0に戻る。 カム308、309の働きの説明 各カム溝308a,308b,309aの形状を図19
〜21にて説明する。
【0064】図19にてカム溝308aはカム308の
回転中心に対し同心円上に設定された通路308a0、
308a1、308a2、308a3と、通路308a
0と308a1、通路308a1と308a2、通路3
08a2と308a3を滑らかに繋ぐ曲線の通路と、通
路308a3と308a0の途中を滑らかに繋ぐ曲線と
から構成される。リンク315のピン318aはポジシ
ョンH0とH1とH3’の時、通路308a0内に停止
し、H2の時、通路308a1に、H3の時、通路30
8a2、H4の時、通路308a3に停止する。
【0065】図20にてカム溝308bはカム308の
回転中心に対し同心円上に設定された通路308b0、
308b1、308b2、308b3と、通路308b
0と308b1、通路308b1と308b2、通路3
08b2と308b3を滑らかに繋ぐ曲線の通路と、通
路308b3と308b0の途中を滑らかに繋ぐ曲線と
から構成される。チェンジアーム142のピン142a
はポジションH0とH3’の時、通路308a0内に停
止し、H1の時、通路309a1に、H2の時、通路3
09a2、H3とH4の時、通路309a3に停止す
る。
【0066】図21にてカム溝309bは通路309b
0と、カム309の回転中心に対し同心円上に設定され
た通路309b1と、通路309b0と309b1の両
端を滑らかに繋ぐ曲線とから構成される。カムレバー3
28のピン328aはポジションH0の時、通路309
b0に、H1、H2、H3、H3’、H4の時、通路3
09b1に停止する。
【0067】各ヘッドポジションとカムの働き イニシャル動作 まず最初に基準位置0を検出するめにギア305が回転
するのに伴い、カム308とカム309も同様に図中時
計方向へ回転する。カム溝308aの通路308a0に
は通路308a3への分岐点308a4が、カム溝30
8bの通路308b0には通路308b3への分岐点3
08b4が有るが、図中時計方向に回転すれば各分岐点
でピン312aまたはピン142aは各カムの回転を妨
げることがない。
【0068】ヘッドアーム312の構成の説明 図22に示すように一対のヘッドアーム312は軸31
9に回動可能に支持され、同じ軸319には一対のレバ
ー320と一対のアーム321が回動可能に支持され、
また一部を天板404に固定された一対の固定プレート
311(図3参照)が取り付けられている。軸319は
シャーシ401に支持されている。また、軸319には
一対のフォロワ319aが固定されている。
【0069】一対のレバー320のピン320aはリン
ク313に連結され、リンク313はピン316によっ
てリンク314とリンク315が連結される。リンク3
14のもう1つのピン317はアーム312の長孔31
2aを貫通している。リンク315のもう1つのピン3
18は軸319に固定したフォロワ319aの孔319
bを通じてカム308のカム溝308aに係合してい
る。ヘッドアーム312はピン316により連結された
リンク314とアーム321間に配置させ、ピン317
はヘッドアーム312の長孔312a通じてアーム32
1に連結している。ヘッドアーム312とアーム321
はバネ327に互いを引きつける様に付勢されている
が、ピン317と長孔312aによって軸319を回転
中心として相対的な移動量を規制されている。
【0070】またアーム321はバネ326により付勢
され、この力によりフォロワ319aはカム308の中
心方向へ付勢されている。一対のヘッドアーム312に
ヒートシンク322が取り付けられ、ヒートシンク32
2にはヘッド323と反射ミラーを兼ねるリボンガイド
324が取り付けられている。
【0071】ヘッド323はヘッドカバー325をはじ
め多数の発熱体や発熱体に電気を供給する線材等(図示
せず)を備えている。
【0072】ヘッド323の動きの説明 ヘッドアームの動きを図23にて説明する。ヘッド32
3は4つの停止位置を与えられる。
【0073】図23aに示すようにギア305がH0及
びH1に停止している時、ヘッド323は待機位置にあ
る。
【0074】図23bに示すようにギア305がH2に
移動した時、ヘッド323はガイド426に取り付けら
れた光学式反射型のリボンマークセンサー427a、4
27bの前面にリボンガイド324の平面部324aを
移動させる。
【0075】ここでリボンのヘッダーマーク11とパッ
チマーク12の検出方法を説明する。リボンガイド32
4はステンレス板を鏡面仕上げした光学的に反射率の高
い材質で作られている。インクリボン10のヘッダーマ
ーク11とパッチマーク12は光の透過率及び反射率が
が低い帯上のマークである。インクリボン10のヘッダ
ーマーク11とパッチマーク12を除く部分は光の透過
率が高いので、センサー427a、427bはセンサー
と平面部324a間にインクリボン10がある時、リボ
ンガイド平面部324aを明と検出する。センサーと平
面部324a間に前記マークがある時、センサーは暗と
検出する。
【0076】ヘッダーマーク11はリボン幅全域に帯状
に設定されているのでセンサー427a、427bの両
方が黒色部を検出する。パッチマーク12はセンサー4
27aの検出範囲を含むリボン幅の約半分に帯状に設定
されているのでセンサー427aでは暗、センサー42
7bでは明と検出する。
【0077】次に図23cに示すようにギア305がH
3に移動した時、ヘッド323はプラテン412と僅か
に隙間がある位置へ移動する。ヘッド323のH3への
移動により本発明プリンターは紙の搬送通路を変化させ
る。この詳細は後述する。
【0078】図23dに示すようにギャ305がH4に
移動した時、ヘッド323はプラテン412に圧着す
る。カム308により各リンクは駆動され、アーム32
1はヘッドアーム312をプラテン412方向に回動
し、遂にはヘッド323はプラテン412と接触する。
さらにこの後もアーム321はカム308により回動す
るが、ヘッドアーム312はヘッド323がプラテン4
12に既に接触していて回動できないので、アーム32
1とヘッドアーム312には相対的に回転し、前記ピン
316とヘッドアーム312の長孔321aとの規制は
解かれ、ヘッドアーム312はバネ327を介してヘッ
ド323をプラテン412に圧着する。
【0079】チェンジアーム142の構成の説明 カム溝308bによってチェンジアーム142は回動
し、図24に示す4つの停止位置を与えられる。チェン
ジアーム142はカム溝142bによりブラケット10
0に支軸142cを支点として回動可能に支持されたロ
ック爪143とブレーキ爪144を駆動する。ロック爪
143はSリール台146のギア部146aに、ブレー
キ爪144はギア145にかみ合いそれぞれのギアの回
転を阻止する。またチェンジアーム142は軸149c
にて連結されたリンク149を駆動する。リンク149
は穴部149bをSリール台146の回転軸146cに
ガイドされ、リンク149の移動によりリンク先端部1
49aは振り子ギア124とSリール台146のギア1
45とのかみ合いを阻止または解除する。
【0080】図24aはギア305がH0及びH3’に
位置した状態であり、ロック爪143はギア部146a
にかみ合い、ブレーキ爪144は解除され、リンク14
9は振り子ギア125の動きを規制しない状態である。
【0081】図24bはギア305がH1に位置した状
態であり、ロック爪143、ブレーキ爪144は共に解
除され、リンク149は振り子ギア124の動きを規制
しない状態である。
【0082】図24cはギア305がH2に位置した状
態であり、ロック爪143、ブレーキ爪144は共に解
除され、リンク149は振り子ギア125の動きを規制
している状態である。
【0083】図24dはギア305がH3及びH4に位
置した状態であり、ロック爪143は解除され、、ブレ
ーキ爪144はギア145にかみ合い、リンク149は
振り子ギア124の動きを規制している状態である。
【0084】カムレバー328の構成の説明 カム溝309aによりカムレバー328は支軸328b
を中心として回動し、図25に示す2つの停止位置を与
えられる。カムレバー328の先端部326aは振り子
アーム331の動きを規制し、また、ホルダ422(図
9参照)にスライド可能に支持されたロックレバー33
2をカムレバー328のピン328cの移動に伴ってス
ライドさせることができる。
【0085】振り子ギア330と振り子アーム331は
バネ(図示せず)等による摩擦力によりカム308が図
中時計方向に回転した時、カム309のギア部309b
から軸319の軸端に回転自在に取り付けられた2段ギ
ア329に回転が伝えられ振り子アーム331は回転し
振り子ギア330はリボンカセット1のコードリング2
1のギア22にかみ合いコードリング21を回転させ
る。
【0086】図25aはギア305がH0に位置した状
態であり、カムレバー328により振り子アーム331
は規制を受け振り子ギア330とギア22はかみ合わ
ず、また、ロックレバー332は後退しリボンドア42
0を開けることのできる状態である。
【0087】図25bはギア305がH1、H2、H
3、H3’、H4に位置した状態であり、カムレバー3
28は振り子アーム331を規制せず振り子ギア330
とギア22はかみ合うことができ、ロック爪421はロ
ックレバー322によりロックされリボンドア420を
開けることができない状態である。
【0088】最後に、リボンコードリング21の回転方
法について説明する。ギア305をH0に位置させた
後、ギア305を図中時計方向に回転させH3’に移動
させ、次にギア305を図中反時計方向に回転させ再び
H0に戻す。この時H3’からH0への移動中に振り子
ギア330はギア22にかみ合いリボンコードリング2
1を回転させ情報マーク23をセンサー335で読み取
る。
【0089】この動作の最中、ヘッドアーム312のピ
ン318はカム溝308aの通路308a0内を移動す
るのでヘッドアーム312は移動しない。同様にチェン
ジアーム142のピン142aはカム溝308bの通路
308b0内を移動するのでチェンジアーム142は移
動しない。よってプリンタとしてはカム308bで駆動
される部分のみ移動し他の部分は停止したままである。
また情報マークの読み取り中は、リボンドア420を開
かないようにしユーザーが触ることによる情報マークの
読み取りミスを防止する。
【0090】次に、印画動作の一連の動作を図26〜図
31を含めて説明する。 イニシャル 電源スイッチを入れられるとセットは以下のイニシャル
を行う。
【0091】ペーパーポジションのイニシャル ペーパーポジションが図26のP0に有ることを確認す
る。P0に無い場合は、モーター101を回転させP0
に移動させる。
【0092】ヘッドポジションのイニシャル ヘッドポジションが図26のH0に有ることを確認す
る。H0に無い場合は、モーター300を回転させH0
に移動させる。P0、H0が確認できない場合は、故障
とする。
【0093】 インクリボン10の確認及びリボンコードの読み取り リボンドア420が閉まっていることをスイッチ(図示
せず)で、リボンカセット1が装着されていることをス
イッチ428で確認する。確認できたならばモーター3
00を回転させることにより、リボンコードリング21
を回転させ、情報マーク23をセンサー335で読み取
る。情報マーク23が予めセットに記憶されている種々
の情報マークと一致しない場合は、リボンカセット1が
無いものと判断し警告を発する。
【0094】また、セットが待機中にリボンドア420
のスイッチ(図示せず)及びリボンカセット1のスイッ
チ428がON/OFFしたならばリボンカセット1が
交換されたと判断し、再度リボンコードの読み取りを行
う。
【0095】印画動作 スイッチが押される等して、印画動作はスタートする。
【0096】給紙トレー200と印画紙の確認 給紙トレー200が装着させていることをスイッチ42
9(図3参照)で、給紙トレー200内に印画紙202
があることをセンサー430a,430bで確認する。
確認できない場合は印画紙が無いと判断し警告を発す
る。
【0097】 インクリボン10の頭出し、ヘッドポジション移動 ヘッドポジションを図26のH0から図27のH2に移
動し、センサー427a、センサー427bがインクリ
ボン10のヘッダーマーク11を検出するまでモーター
101を回転させTリール台111の回転によりインク
リボン10を巻き取りインクリボンの頭出しを行う。モ
ーター101の回転時間は予め設定されており、モータ
ー101を設定時間回転させてもヘッダーマーク11が
検出できない場合は、リボンの残量が無いと判断し警告
を発する。
【0098】ペーパーポジション移動 モーター101を回転させ、ペーパーポジションをP0
からP1へ移動する。すなわち、モータ101の回転に
より、ギア118を介して給紙カム416aにより給紙
アーム204が上動し、印画紙202を押し上げ給紙ロ
ーラ213に押し当てる。そして、印画紙202は給紙
ローラ213により引き込まれると共に、給紙ローラ2
12と分離ローラ214の間に挟み込まれ給紙される。
【0099】 印画紙の搬送、給紙センサー224による検知 ステッピングモーター102を回転させ、印画紙202
を給紙センサー224に検知されるまで搬送する。一定
量ステッピングモーター102を回転させても給紙セン
サー224で印画紙が検知されない場合は給紙エラーと
して警告を発する。
【0100】ペーパーポジション移動 印画紙202の先端が給紙センサー224に検知された
位置を基準とし、印画紙を規定量搬送すると、印画紙は
キャプスタン410とピンチローラー411に挟まれる
ので、その後モーター101を回転させペーパーポジシ
ョンを図28のP1から図29のP2に移動する。
【0101】 印画紙のはたき落とし、ヘッドポジション移動 続けて、印画紙先端が給紙センサー224に検知された
位置を基準とし、印画紙を規定量搬送すると、印画紙先
端はヘッドカバー325の下方に位置する。印画紙の先
端がヘッドカバー325の下方に有る間にモーター30
0を回転させヘッドポジションを図23bから図23c
へ動作させて図28のH2から図29のH3に移動す
る。およそSリール台146の中心方向に進行していた
印画紙先端はヘッドカバー325に押されることにより
シャシー401とガイド406とから成る通路M方向に
進行方向を変え、更に印画紙202を搬送すると、印画
紙先端は通路Mへと導かれる。
【0102】センサー415による検知 更に印画紙202を搬送すると印画紙先端はセンサー4
15に検知される。印画紙を給紙センサー224から規
定量搬送してもセンサー415に検知されなければ給紙
エラーが発生したと判断し警告を発する。
【0103】 給紙センサー224による印画紙後端の検知 更に印画紙202を搬送すると、印画紙の後端が給紙セ
ンサー224に検知される。給紙センサー224に印画
紙先端が検知されてから印画紙後端が検知されるまでの
ステッピングモーター102のステップ数から印画紙の
幅長さ(搬送方向)を検出する。検出した印画紙202
の長さと、予め定められた印画紙の種類による紙の長さ
の値とを参照することにより、印画紙の種類を識別した
り、規定外の紙と判断する。規定外の紙の場合や、判別
した印画紙の種類と、先にリボンカセット1の情報マー
ク23から判別したインクリボンの種類との相関が取れ
ない場合は警告を発する。
【0104】印画紙の3ミリスキップ 前記、給紙センサー224での印画紙後端の検知後、続
けて印画紙を3ミリ送給方向に搬送し給紙センサー22
4での検知を行う。3ミリ搬送の間に給紙センサー22
4が印画紙を再度検知したならば、前の検知は印画紙裏
面の印刷や汚れ等を検知したと判断し、再度の検知位置
を真の印画紙後端とする。
【0105】印画紙の印画位置へ移動 印画紙の後端検知位置から印画紙を規定量(数ミリ)搬
送することにより、印画紙を印画位置へ移動し停止させ
る。
【0106】ヘッドポジション移動 モーター300を回転させ図23cから図23dへ動作
させることでヘッド323をプラテン412に圧接動作
させヘッドポジションを図29のH3から図30のH4
へ移動させる。
【0107】印画処理 モーター101を回転させTリール台111の回転駆動
によりインクリボン10の巻き取り動作と同時にステッ
ピングモーター102を逆転させキャプスタン410の
逆転動作により印画紙202を上記搬送方向とは逆送
し、ヘッド323にて印画を行う。
【0108】 ヘッドポジション移動、インクリボンの弛み取り モーター300を回転させヘッドポジションを図23d
から図23bへ動作させ図30のH4から図31のH2
(待機位置)へ移動するとともに、モーター101を規
定時間逆転させることでピニオン121から2段ギア1
22を介してギアプーリー123が時計方向へ回動され
(図24b参照)、これによって、首振りギア124は
時計方向へ揺動してSリール台146のギア145にか
み合う。この時、チェンジアーム142のピン142a
は図17のH1のポジションのカム308のカム溝30
8bに位置しているため、図24に示すようにチェンジ
アーム142のロック爪143及びブレーキ爪144は
Sリール台146のギア145及びギア部146aから
外れ、Sリール台146はフリー状態となる。従って、
振り子ギア124の回転によりSリール台146を巻き
取り方向(巻戻し方向)に回転させてインクリボン10
の弛みを取ることができる。
【0109】 インクリボン10の頭出し、ヘッドポジション移動 次の印画動作においてセンサー427a、センサー42
7bがインクリボンのパッチマーク12を検出するまで
モーター101を回転させ、Tリール台111をリボン
巻き取り方向に回転させてインクリボン10を巻き取り
リボンの頭出しを行う。モーター101の回転時間は予
め設定されており、モーター101を設定時間回転させ
てもパッチマーク12が検出できない場合は、インクリ
ボンの残量が無い、またはリボン切れ等のトラブルと判
断し警告を発する。
【0110】 印画紙のはたき落とし、ヘッドポジション移動 給紙の場合のはたき落としと同様に、印画紙先端が給紙
センサー224に検知された位置を基準に印画紙を規定
量搬送し、印画紙先端をヘッドカバー325の下方に位
置させ、印画紙202の先端がヘッドカバー325の下
方に有る間にヘッドポジションを図23bから図23c
へ動作させることで図28のH2から図29のH3に移
動させ、ヘッド323による印画紙202のはたき落と
しを行う。
【0111】上述した印画紙202への印画動作は、カ
ラー印画の場合は各色の印画と最後に表面をコーティン
グ処理するため、合計4回の上記した印画処理の動作が
繰り返される。
【0112】 ヘッドポジション移動、インクリボンの弛み取り モーター300を回転させヘッドポジションを図23d
から図23bへ動作させ図30のH4から図31のH2
(待機位置)へ移動するとともに、上述したインクリボ
ンの弛み取り動作と同様にモーター101を規定時間逆
転させることで振り子ギア124をSリール台146に
かみ合わせ、Sリール台146を巻き取り方向に回転さ
せてインクリボン10の弛みを取る。
【0113】プリントした紙の排紙 ステッピングモーター102の逆転によるキャプスタン
410の回転駆動と、モーター101の逆転による排ロ
ーラ225の回転駆動により、印画紙202を排紙口7
03から排紙する。規定量の搬送後、排紙センサー22
7が印画紙を検知すると排紙不良として警告を発する。
【0114】以上、説明したように本発明によるプリン
タは、印画ヘッド323が印画動作を終了して印画待機
位置(ヘッド323が図31のH2の位置)に移動した
時、印画紙202を搬送するステッピングモーター10
2の回転方向を切り換え、ステッピングモーター102
の回転により揺動動作する首振りギア124を介してS
リール台146のギア145にかみ合わせ、リボンカセ
ット1の供給スプール13に巻き取り力を伝達し、イン
クリボン10を巻戻して弛み取り動作を行えるようにし
たので、多色印画の場合、次の印画動作のときインクリ
ボンのパッチマークを先に進むこともなく、インクリボ
ンの無駄が解消できる。
【0115】また、インクリボンの巻戻し動作がヘッド
323の移動動作と全く連動しないため、ステッピング
モーター102の回転数を制御させることで供給スプー
ル13へのインクリボンの巻戻し量を任意に行うことが
でき、これによって、インクリボンの再使用が可能とな
り、インクリボンが経済的である。
【0116】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0117】
【発明の効果】以上、説明したように本発明におけるプ
リンタは、インクリボンと印画紙を、印画ヘッドとプラ
テンとにより挟み込み、印画ヘッドによる熱圧着動作と
共にインクリボン及び印画紙を移動動作して印画紙への
印画処理を行うプリンタにおいて、印画ヘッドが印画位
置と待機位置とに移動動作可能であり、印画ヘッドが印
画動作を終了して印画待機位置に移動した時のインクリ
ボンの弛みを、印画紙を搬送するモーターを駆動源とし
てインクリボンカセットのインクリボン供給側に巻戻
し、インクリボンの弛みを取るようにしたので、多色印
画の場合、次の印画動作のときインクリボンのパッチマ
ークを先に進むこともなく、インクリボンの無駄が解消
できるという効果がある。
【0118】また、リボン供給側へのインクリボンの巻
戻し量を任意に行えることで、インクリボンの再使用が
可能となり、インクリボンの使用が経済的であるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のプリンタの外観斜視図である。
【図2】本例のプリンタの一部破断側面図である。
【図3】本例のプリンタをカム308部分を切断した断
面図である。
【図4】本例のプリンタをギア305部分で切断した断
面図である。
【図5】Tリール台、Sリール台及びチェンジアームへ
の伝達機構系の側面図である。
【図6】リボンカセットの斜視図である。
【図7】リボンカセットの部分破断平面図である。
【図8】インクリボンの斜視図である。
【図9】リボンドアとリボンドアホルダーの斜視図であ
る。
【図10】リボンドアの断面図である。
【図11】Tリール台の詳細図である。
【図12】ギア109の詳細図である。
【図13】センサーとペーパーポジションとの関係の動
作図である。
【図14】給紙カム及びリリースカムと相手部品との関
係の分解斜視図である。
【図15】2台ギアの132の断面図である。
【図16】Sリール台の詳細図である。
【図17】ギア305の各停止位置H0〜H4とカム溝
308a、カム溝308b、カム溝309aの回転位置
とのそれぞれの関係図である。
【図18】ギア305の停止位置H2a及びH2bとカ
ム溝308a、カム溝308b、カム溝309aの回転
位置とのそれぞれの関係図である。
【図19】カム溝308aの詳細図である。
【図20】カム溝308bの詳細図である。
【図21】カム溝309aの詳細図である。
【図22】ヘッドアーム部分の機構部の分解斜視図であ
る。
【図23】カム溝308aとヘッド323との各動作の
位置関係図である。
【図24】チェンジアームの各動作図である。
【図25】カム溝309aと振り子ギア330及びロッ
クレバー332との動作の関係図である。
【図26】プリンタのヘッドポジションH0とペーパー
ポジションP0の動作図である。
【図27】プリンタのヘッドポジションH2とペーパー
ポジションP0の動作図である。
【図28】プリンタのヘッドポジションH2とペーパー
ポジションP1の動作図である。
【図29】プリンタのヘッドポジションH3とペーパー
ポジションP2の動作図である。
【図30】プリンタのヘッドポジションH4とペーパー
ポジションP2の動作図である。
【図31】プリンタのヘッドポジションH2とペーパー
ポジションP2の動作図である。
【符号の説明】
1 リボンカセット 2 カセット本体 3 下ケース 4 上ケース 10 インクリボン 11 ヘッダーマーク 12 パッチマーク 13 供給スプール 14 巻き取りスプール 21 コードリング 22 ギア部 23 情報コード 101 モーター 102 ステッピングモーター 105,106 2段ギア 107 振り子ギア 108 振り子ギアアーム 109 ギア 110 ギア 111 Tリール台 111a ギア部 111b かみ合い部 114 爪 118 ギア 120a,120b センサー 123,127 ギアプーリー 124 振り子ギア 126 ベルト 131 給紙リミッタ 132 2段ギア 133 ギア 142 チェンジアーム 142a ピン 143 ロック爪 144 ブレーキ爪 145 ギア 146 Sリール台 146a ギア部 149 リンク 119 反射シール 119a、119b 黒色部 200 給紙トレイ 201 給紙プレート 202 印画紙 204 給紙アーム 209 ロック爪 212,213 給紙ローラー 214 分離ローラー 204 給紙アーム 205 圧接プレート 221 シャッター 222 リリースレバー 224 給紙センサー 225 排紙ローラー 300 モーター 305 ギア 306 シール 306a,306b センサー 307a,307b,307c 黒色部 308,309 カム 312 ヘッドアーム 308a,308b,309a カム溝 313,314,315 リンク 318 ピン 319 軸 319a フォロワ 320 レバー 321 アーム 323 ヘッド 324 リボンガイド 325 ヘッドカバー 328 カムレバー 328a ピン 330 振り子ギア 331 振り子アーム 332 ロックレバー 335 センサー 401 シャーシ 404 天板 410 キャプスタン 411 ピンチローラー 412 プラテン 413 ピンチローラアーム 415 センサー 416 給紙カム 416a,416b カム面 417 リリースカム 417a カム面 420 リボンドア 421 ロック爪 422 リボンドアホルダー 426 ガイド 427a,427b リボンマークセンサー 429 スイッチ 430a,430b センサー 703 排紙口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 23/02 A 25/304 33/38 (72)発明者 飯間 伸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 文谷 隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンと印画紙を、印画ヘッドと
    プラテンとにより挟み込み、印画ヘッドによる熱圧着動
    作と共に上記インクリボン及び印画紙を移動動作して印
    画紙への印画処理を行うプリンタにおいて、 上記印画ヘッドが印画位置と待機位置とに移動動作可能
    であり、印画ヘッドが印画動作を終了して印画待機位置
    に移動した時のインクリボンの弛みを、上記印画紙を搬
    送するモーターを駆動源としてインクリボンカセットの
    インクリボン供給側に巻戻し、上記インクリボンの弛み
    を取るようにしたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、上記
    インクリボンカセットのインクリボン巻き取り側に巻き
    取られたインクリボンを上記モーターによりインクリボ
    ンカセットのインクリボン供給側に巻戻し、上記インク
    リボンを再使用するようにしたことを特徴とするプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプリンタにおい
    て、上記インクリボンの巻戻し動作を上記モーターの回
    転方向に揺動する振り子ギアを使用して行うようにした
    ことを特徴とするプリンタ。
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