JPH06320656A - 繊維強化熱可塑性樹脂成形体およびその製造方法 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂成形体およびその製造方法

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JPH06320656A
JPH06320656A JP5111457A JP11145793A JPH06320656A JP H06320656 A JPH06320656 A JP H06320656A JP 5111457 A JP5111457 A JP 5111457A JP 11145793 A JP11145793 A JP 11145793A JP H06320656 A JPH06320656 A JP H06320656A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
fiber
reinforcing member
reinforcing
reinforced thermoplastic
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Application number
JP5111457A
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English (en)
Inventor
Koji Yamaguchi
公二 山口
Masahiro Ishii
正裕 石居
Kiyoyasu Fujii
清康 藤井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用バンパーなどに用いられる繊維強化熱
可塑性樹脂成形体の耐衝撃性を向上させる。 【構成】 繊維強化熱可塑性樹脂成形体1は、バンパー
の小型サンプルであって、長さ25mmのガラス繊維を
40重量%含有するホモポリプロピレンよりなる細長い
箱形の繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材2の外面に、ホ
モポリプロピレンよりなる熱可塑性樹脂製被覆部材3が
融着されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用バンパー
のような繊維強化熱可塑性樹脂成形体およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用バンパーは、鋼板を用い
たものが多いが、鋼板を用いると、重量が大であり、ま
た錆も発生するので、最近では、長繊維で強化された圧
縮成形加工用熱可塑性樹脂からなる所謂スタンパブルシ
ートにより成形せられている。ところが、スタンパブル
シートによる成形品は、強化繊維が表面に浮き出してい
るため外観が悪い。そこで、スタンパブルシートで成形
せられた強化部材の外面に、熱可塑性樹脂または薄鋼板
で成形せられた外観に優れている被覆部材が被せられて
ボルト止めせられたバンパーが出現している(特開平4
−201753号公報第4図参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記バンパー
は、強化部材に被覆部材がボルト止めせられたものであ
るため、車両衝突時などの衝撃に耐え得るに足る充分な
強度を有しておらず、したがって、衝撃を受けたさい、
バンパーが破壊するのみならず、車両本体やその動力部
などが壊れるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、車両用バンパーなどに用
いられる耐衝撃性に優れた繊維強化熱可塑性樹脂成形体
とその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による繊
維強化熱可塑性樹脂成形体は、長さ5mm以上の強化繊
維を10〜80重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製
強化部材の外面に、熱可塑性樹脂製被覆部材が融着され
ていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明による繊維強化熱可塑性樹
脂成形体は、長さ5mm以上の強化繊維を10〜80重
量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の外面
に、外表面にスキン層を有する発泡熱可塑性樹脂製被覆
部材が融着されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項3の発明による繊維強化熱可塑性樹
脂成形体は、長さ5mm以上の強化繊維を10〜80重
量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の外面
に、発泡熱可塑性樹脂中間層を介して熱可塑性樹脂製被
覆部材が配され、強化部材および被覆部材がともに中間
層に融着せられていることを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明による繊維強化熱可塑性樹
脂成形体は、長さ5mm以上の強化繊維を10〜80重
量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の内外両
面のうち少なくとも外面に、曲げ弾性率50kg/mm
2 未満の熱可塑性エラストマー中間層を介して熱可塑性
樹脂製被覆部材が配され、強化部材および被覆部材がと
もに中間層に融着せられていることを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項5の発明による繊維強化熱可塑性樹
脂成形体の製造方法は、長さ5mm以上の強化繊維を1
0〜80重量%含有しかつ予備成形せられた繊維強化熱
可塑性樹脂製強化部材と、予備成形せられた熱可塑性樹
脂製被覆部材とを所定の間隔をおいて金型の型面に配置
し、両部材間に曲げ弾性率50kg/mm2 未満の熱可
塑性エラストマーを溶融状態で供給した後、全体を成形
して強化部材および被覆部材をともに熱可塑性エラスト
マー中間層に融着することを特徴とするものである。
【0010】強化部材に用いられる強化繊維としては、
ガラス繊維、炭素繊維、シリコン・チタン・炭素繊維、
ボロン繊維、微細な金属繊維、アラミド繊維、ポリエス
テル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維をあげること
ができ、強化特性が比較的良好で安価である点からガラ
ス繊維が好ましく用いられる。モノフィラメントの直径
は1〜50μm、特に3〜23μmが好ましい。繊維長
は、強化部材に要求せられる性能および形状等により適
宜決定されるが、5mm未満では繊維の補強効果が充分
でない。
【0011】強化部材中の強化繊維の含有量は、10〜
80重量%の範囲になるように混合する必要がある。強
化繊維が10重量%未満であると、機械的強度が充分に
向上せず、80重量%を超すと、熱可塑性樹脂がモノフ
ィラメント繊維どうしの間に充分に浸透しないため、剛
性が著しく低下する。
【0012】強化部材、被覆部材および中間層に用いら
れる熱可塑性樹脂は、加熱により溶融軟化する樹脂すべ
てが使用可能である。例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
フェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、
ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン等
が使用される。また、前記熱可塑性樹脂を主成分とする
共重合体やグラフト樹脂やブレンド樹脂、例えばエチレ
ン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合
体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ウレタン−塩化
ビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、アクリル酸変性ポリプロピレン、マレイ
ン酸変性ポリエチレンなども使用しうる。このなかで
も、成形性、コスト、リサイクルなどを考慮すると、ポ
リオレフィン系の熱可塑性樹脂が好ましい。前記熱可塑
性樹脂には、安定剤、滑剤、加工助剤、可塑剤、着色剤
のような添加剤およびタルク、マイカや炭酸カルシウム
等の充填剤が配合されてもよい。
【0013】熱可塑性樹脂に配合される発泡剤には、熱
により分解もしくは縮合してガスを生成するアゾジカル
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、N,N' −
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、pp' −オキシ
ビスベンゼンスルホニルヒドラジド、アゾジカルボン酸
バリウム、トリヒドラジノトリアジン、p−トルエンス
ルホニルヒドラジド等が挙げられる。配合量は、発泡剤
によって異なるが、高耐衝撃性を得るためには、発泡倍
率が2倍以上(通常8倍以下)となるように配合される
ことが好ましい。
【0014】発泡熱可塑性樹脂製被覆部材に形成される
スキン層は、一般に厚さが0.01〜1.5mmとされ
る。
【0015】強化部材、被覆部材および中間層に用いら
れる熱可塑性樹脂は、同じでも異なっていてもよいが、
融着強度を考慮すると、同じ樹脂を用いることが好まし
い。なお、請求項2における被覆部材および請求項3に
おける中間層の各発泡熱可塑性樹脂は繊維によって強化
されたものでもよい。発泡熱可塑性樹脂を強化する繊維
としては、強化部材に用いられる繊維と同様のものが用
いられる。モノフィラメントの直径は1〜50μm、特
に3〜23μmが好ましい。繊維長は、成形方法、特に
樹脂の供給方法によって制限されるが、5mm以上の繊
維であることが好ましい。5mm未満では繊維の強化効
果が充分ではない。
【0016】請求項3における強化部材および被覆部材
は、それぞれ中間層に対する接触面積の少なくとも60
%以上融着されておればよい。
【0017】本発明において中間層として用いられる熱
可塑性エラストマーとは、常温では所謂ゴム弾性を示
し、高温では可塑化、溶融されて各種の成形加工が可能
な高分子材料を言い、曲げ弾性率が50kg/mm2
満のものが用いられる。
【0018】曲げ弾性率が50kg/mm2 以上である
と、衝撃エネルギーや成形後の収縮に対する熱可塑性エ
ラストマー中間層の吸収能が小さくなるため、被覆部材
もしくは強化部材の剥離や破壊が生じ易くなる。
【0019】曲げ弾性率は、衝撃吸収性、成形性を考慮
すると、5kg/mm2 〜35kg/mm2 が好まし
い。低過ぎても、即ち軟か過ぎても、結局衝撃吸収能が
小さくなり、得られる成形体の耐衝撃性向上が望めな
い。
【0020】上記熱可塑性エラストマーの種類として
は、例えばポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエ
ステル系、ポリ塩化ビニル系、合成天然ゴム系、1,2
−ポリブタジエン系、ポリアミド系などが挙げられ、強
度特性、成形性、コスト、リサイクル性などを考慮する
とポリオレフィン系エラストマーが好ましく用いられ
る。
【0021】強化部材および被覆部材における熱可塑性
樹脂と、中間層における熱可塑性エラストマーとは、例
えば、オレフィン系樹脂とオレフィン系エラストマーを
用いるなど、同じ系の樹脂を用いることが好ましい。こ
のようにすると、層間の融着がより強固になる。
【0022】強化部材の製造方法としては、スタンパブ
ルシートを加熱して、金型内に供給し、圧縮成形する方
法や、強化繊維が均一に練り込まれた溶融状態の熱可塑
性樹脂を金型内に供給し、圧縮成形する方法などが挙げ
られる。スタンパブルシートを用いた場合、これを加熱
後、圧縮成形すると、成形体内部に強化繊維が均一に分
散し、各部の強度や寸法安定性に優れた製品が得られ
る。車両用バンパーの強化部材のように、ある方向に特
に強度を必要とする製品を得たい場合は、一方向長繊維
で強化されたものを用いることが好ましい。
【0023】被覆部材の製造方法としては、例えば射出
成形法が挙げられる。
【0024】
【作用】請求項1ないし3の発明の繊維強化熱可塑性樹
脂成形体によれば、強化部材に被覆部材がボルト止めさ
れて個々に衝撃力を吸収していた従来品に較べ、衝撃力
をより大きな断面積で吸収しうる。
【0025】また、請求項4の発明の繊維強化熱可塑性
樹脂成形体によれば、成形収縮によるせん断力を熱可塑
性エラストマー中間層が吸収しうるし、被覆部材から加
わった衝撃力を熱可塑性エラストマー中間層が吸収しう
る。
【0026】さらに、請求項5の発明の繊維強化熱可塑
性樹脂成形体の製造方法によれば、熱可塑性エラストマ
ー中間層に対する強化部材および被覆部材の融着が確実
となる。
【0027】
【実施例】以下各発明の実施例を、図面を参照するとと
もに、比較例と対比して説明するが、まず、請求項1の
発明の実施例について説明する。
【0028】実施例1 この実施例は図1に示されており、図示の繊維強化熱可
塑性樹脂成形体(1) は、バンパーの小型サンプルであっ
て、長さ25mmの強化繊維を40重量%含有する細長
い箱形の繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材(2) の外面
に、熱可塑性樹脂製被覆部材(3) が融着されているもの
である。強化繊維としてはガラス繊維が用いられ、強化
部材(2) および被覆部材(3) の熱可塑性樹脂には、ホモ
ポリプロピレンが用いられた。
【0029】上記繊維強化熱可塑性樹脂成形体(1) は、
つぎのようにして製造されたものである。
【0030】すなわち、まず、長さ5mmのガラス繊維
が40重量%混合せられたホモポリプロピレンよりなる
スタンパブルシートを加熱後、圧縮成形して図2に示す
ような細長い箱形の強化部材(2) を得た。箱形の強化部
材(2) の外寸は、長さ800mm、幅100mm、高さ
100mm、同内寸は、長さ780mm、幅80mm、
高さ90mmであり、厚さは10mmである。
【0031】つぎに、図3に示すように、箱形の強化部
材(2) の内側を下にして開放時の(射出)圧縮成形用金
型(4) の下型(5) の凸部(5a)に被せはめ、強化部材(2)
の上に、約215℃に加熱することにより溶融状態とな
されたホモポリプロピレン(3A)を800g供給し、ただ
ちに上型(6) を降下してこれを圧縮成形し、強化部材
(2) の外面に厚さ3mmのホモポリプロピレン製被覆部
材(3) を融着した。
【0032】比較例1 この比較例のバンパーの小型サンプルは、強化部材その
ものは実施例1と同様のものであるが、これとは別に、
強化部材の外寸に内寸を対応させてホモポリプロピレン
800gを射出成形して得た厚さ3mmの被覆部材が、
両端部で強化部材にボルト止めせられたものである。
【0033】つぎに、請求項2の発明の実施例について
説明する。
【0034】実施例2 この実施例は図4に示されており、図示の繊維強化熱可
塑性樹脂成形体(11)は、実施例1と同様のバンパーの小
型サンプルであって、長さ25mmの強化繊維を40重
量%含有する厚さ10mmの細長い箱形の繊維強化熱可
塑性樹脂製強化部材(2) の外面に、1mmの表面平滑な
スキン層(非発泡ポリプロピレン製)(12a) を有する厚
さ7mmの発泡ポリプロピレン製被覆部材(13)(発泡倍
率3倍)が融着されているものである。かかる被覆部材
(13)は、ホモポリプロピレン100重量部に対し、アゾ
ジカルボンアミド5重量部配合した加熱発泡性熱可塑性
樹脂を発泡して得られたものである。
【0035】なお、成形体の製造にあたり、強化部材に
対する加熱発泡性熱可塑性樹脂の供給量は550gであ
った。
【0036】但し、図3に示す下型(5) として、下部か
ら凸部(5a)の上面に達するスプルーランナー(図示せ
ず)を備えたものを用い、強化部材(2) にはスプルーラ
ンナー相当部に直径約1cm弱の樹脂通路孔(図示せ
ず)を穿設したものを用いた。
【0037】射出機は、日精樹脂工業社製の「IU56
0B型」を用い、温度215℃の加熱発泡性ポリプロピ
レンを射出圧力500kg/cm2 の条件で図3に示す
状態(開放系)で金型に供給した。金型内に供給される
と同時に発泡を開始した樹脂に対し、上型(6) を約2秒
要して降下させて圧縮成形を行った。
【0038】比較例2 この比較例は、厚さ10mmの強化部材と厚さ7mmの
被覆部材とが別体で、前者に後者が両端部でボルト止め
されている以外実施例2と同じである。
【0039】実施例3 この実施例は、スキン層を有する発泡熱可塑性樹脂製被
覆部材(発泡倍率3倍)が、ホモポリプロピレン100
重量部に対し、アゾジカルボンアミド5重量部と、繊維
長10mmのガラス繊維165gとを配合したものから
得られたこと以外実施例2と同じである。
【0040】なお、成形体の製造にあたり、強化部材に
対する加熱発泡性熱可塑性樹脂の供給量は715gであ
った。
【0041】比較例3 この比較例は、厚さ10mmの強化部材と厚さ7mmの
被覆部材とが別体で、前者に後者が両端部でボルト止め
されている以外実施例3と同じである。
【0042】つぎに、請求項3の発明について説明す
る。
【0043】実施例4 この実施例は、図5に示されており、図示の繊維強化熱
可塑性樹脂成形体(21)は、長さ25mmの強化繊維を4
0重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材(2)
の外面に、発泡熱可塑性樹脂中間層(22)を介して熱可塑
性樹脂製被覆部材(23)が配され、強化部材(2) および被
覆部材(23)がともに中間層(22)に融着せられているもの
である。強化繊維としてはガラス繊維が、強化部材(2)
および被覆部材(23)の熱可塑性樹脂には、ホモポリプロ
ピレンがそれぞれ用いられ、中間層(22)の発泡熱可塑性
樹脂用原料として、ホモポリプロピレン100重量部に
対し、アゾジカルボンアミド5重量部を配合したものが
用いられた。
【0044】上記繊維強化熱可塑性樹脂成形体(21)は、
つぎのようにして製造されたものである。
【0045】図6に示すように、実施例1と同様の厚さ
10mmの細長い箱形の強化部材(2) の内側を下にして
開放時の圧縮成形用金型(24)の下型(25)の凸部(25a) に
被せはめるとともに、ホモポリプロピレン500gを射
出成形してなる厚さ1.8mmの箱形の被覆部材(23)の
内側を下にして上型(26)にはめ入れて、上型(26)、下型
(25)を閉合した際に中間層用のキャビティが形成される
ようにした。実施例2と同様に、強化部材(2) の上に、
約215℃に加熱することにより溶融状態となされた加
熱発泡性熱可塑性樹脂(22A) を550g供給し、ただち
に上型(7) を降下して、発泡しつつある、もしくは発泡
した樹脂を圧縮成形し、強化部材(2) と被覆部材(23)の
間に厚さ6.5mmの発泡熱可塑性樹脂中間層(22)(発
泡倍率2.8倍)を介在させるとともに、強化部材(2)
および被覆部材(23)を中間層(22)に融着した。
【0046】比較例4 この比較例のバンパーの小型サンプルは、厚さ10mm
の強化部材そのものは実施例1と同様のものであるが、
これとは別に強化部材の外寸に内寸を対応させ、実施例
4と同じ発泡熱可塑性樹脂550gを射出成形して得た
厚さ6.5mmの中間部材と、中間部材の外寸に内寸を
対応させ、ホモポリプロピレン500gを射出成形して
得た厚さ1.8mmの被覆部材とが、両端部で強化部材
にボルト止めせられたものである。
【0047】実施例5 この実施例は、発泡熱可塑性樹脂用原料が、ホモポリプ
ロピレン100重量部に対し、アゾジカルボンアミド5
重量部と、繊維長10mmのガラス繊維とを165g配
合したものであること以外実施例4と同じである(発泡
倍率2.8倍)。
【0048】なお、成形体の製造にあたり、強化部材に
対する加熱発泡性熱可塑性樹脂の供給量は715gであ
った。
【0049】比較例5 この比較例は、厚さ10mmの強化部材、中間層に相当
する厚さ6.5mmの中間部材および厚さ1.8mmの
被覆部材がそれぞれ別体で、三者が両端部でボルト止め
されている以外実施例5と同じである。
【0050】上記実施例2〜5において、強化部材上に
発泡剤が混入された加熱発泡性熱可塑性樹脂を供給する
代わりに、加熱発泡性熱可塑性樹脂をキャビティ内にシ
ョートショット状態に射出充填したり、発泡性熱可塑性
樹脂をキャビティ内に射出充填した後、キャビティの容
積を増大させて、該樹脂を強制発泡させることにより中
間層を形成してもよい。また、例えば実施例4および5
の繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造にあたり、まず強
化部材に中間層となるべき発泡熱可塑性樹脂予備成形体
を融着しておき、この複合部材を開放時の金型の下型の
凸部に被せはめ、発泡熱可塑性樹脂予備成形体の上に溶
融状態の被覆部材用熱可塑性樹脂を供給して両者を融着
一体化してもよい。
【0051】なお、上記融着をより強固にするために
は、成形時、強化部材、中間層となるべき発泡熱可塑性
樹脂、被覆部材となるべき熱可塑性樹脂の少なくとも融
着せられる側の面を、供給せられる熱可塑性樹脂または
加熱発泡性熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱しておく
のがよい。
【0052】上記各例のバンパーの小型サンプルの底壁
より12.5mm×100mmの試験片を切り出し、シ
ャルピー衝撃試験を行った結果を表1に示す。シャルピ
ー衝撃試験は、JIS−K7111 硬質プラスチック
のシャルピー衝撃試験方法に準じて行なった。試験条件
は、フラットワイズ衝撃(即ち、衝撃方向を試験片の厚
さ方向とした。但し切欠なし)、衝撃部重量を94.9
g、試験速度を2.0m/s、支点間距離を60mmと
した。
【0053】
【表1】 つぎに、請求項4、5の発明の実施例を説明する。
【0054】実施例6 この実施例は、図7に示されており、図示の繊維強化熱
可塑性樹脂成形体(31)は、平板状であって、長さ25m
mの強化繊維を40重量%含有する繊維強化熱可塑性樹
脂製強化部材(32)の外面に、ASTM D790に準拠
して測定した曲げ弾性率25kg/mm2 の熱可塑性エ
ラストマー中間層(33)を介して熱可塑性樹脂製被覆部材
(34)が配され、強化部材(32)および被覆部材(34)がとも
に中間層(33)に融着せられているものである。強化部材
(32)および被覆部材(34)の熱可塑性樹脂には、ポリプロ
ピレンが用いられ、中間層(33)の熱可塑性エラストマー
には、ポリオレフィン系エラストマー(三井石油化学工
業社製、「ミラストマーM2600B」)が用いられ
た。
【0055】この実施例は、強化部材の外面、すなわち
片面に中間層および被覆部材が積層せられたものである
が、強化部材の両面に中間層および被覆部材が積層され
る場合もある。
【0056】実施例7 この実施例は、図7〜10に示されている。
【0057】まず、図8に示すように、長さ25mmの
ガラス繊維を40重量%含有したポリプロピレンよりな
る繊維強化熱可塑性樹脂シート(32A) を遠赤外線ヒータ
(35)で230℃に加熱し、これを2枚圧縮成形用金型(3
6)の下型(37)に載置した後、ただちに上型(38)を降下し
て圧縮成形し、平板状の繊維強化熱可塑性樹脂製強化部
材(32)を得た。
【0058】つぎに、ポリプロピレンよりなる熱可塑性
樹脂シートを上記と同様にして230℃に加熱し、図9
に示すように、これを金型(36)の下型(37)に載置した
後、ただちに上型(38)を降下して圧縮成形し、平板状の
熱可塑性樹脂製被覆部材(34)を得た。
【0059】つぎに、図10に示すように、熱可塑性樹
脂製被覆部材(34)を開放状態にある圧縮成形用金型(39)
の上型(40)に真空引きにより固定するとともに、繊維強
化熱可塑性樹脂製強化部材(32)を同下型(41)に配置した
後、押出機(図示略)の吐出部(42)を上型(40)と下型(4
1)の間に挿入し、両型(40)(41)間を適宜移動せしめなが
ら、そのノズル(43)より230℃に加熱溶融した曲げ弾
性率25kg/mm2のポリオレフィン系エラストマー
(33A) (三井石油化学工業社製、「ミラストマーM26
00B」)を強化部材(32)上に供給した後、ただちに上
型(40)を降下して圧縮した。成形中、金型(39)が60℃
に保たれるように温度調節した。圧縮力を加えた状態で
製品温度が70℃になるまで冷却することにより、図7
に示すような、強化部材(32)および被覆部材(34)がとも
に熱可塑性エラストマー中間層(33)に融着された平板状
繊維強化熱可塑性樹脂成形体(31)を得た。厚さは強化部
材(32)が10mm、中間層(33)が2mm、被覆部材(34)
が4mmであった。
【0060】なお、上型(40)には、型面に吸引口を有す
る真空引き用通路(44)が形成せられており、上型(40)の
側面に設けられた接続口が真空ポンプ(45)の導管(46)に
接続せられている。
【0061】実施例8 実施例7で用いた繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材(32)
および熱可塑性樹脂製被覆部材(34)を、図11に示すよ
うに、射出成形用金型(47)の固定型(48)と移動型(49)に
それぞれ固定し、強化部材(32)と被覆部材(34)との間隔
が2.2mmとなるように型締めする。強化部材(32)に
は、これと被覆部材(34)との間に、熱可塑性エラストマ
ーを供給するための直径5mmの貫通孔(50)が、固定型
(48)に形成せられた供給通路(51)に対応するように、厚
さ方向にあけられている。押出機(52)より、固定型(48)
の供給通路(51)、強化部材(32)の貫通孔(50)を介し、2
30℃に加熱溶融したオレフィン系エラストマーを強化
部材(32)と被覆部材(34)の間隙に射出し、図7に示すよ
うな、強化部材(32)および被覆部材(34)がともに熱可塑
性エラストマー中間層(33)(実施例6で用いたものと同
じ)に融着された平板状繊維強化熱可塑性樹脂成形体(3
1)を得た。厚さは強化部材(32)が10mm、中間層(33)
が2mm、被覆部材(34)が4mmであった。
【0062】なお、固定型(48)および移動型(49)には、
型面に吸引口を有する真空引き用通路(53)(54)が形成せ
られており、固定型(48)の下面および移動型(49)の側面
に設けられた接続口が真空ポンプ(55)の導管(56)(57)に
接続せられている。
【0063】比較例6 実施例7で用いた繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材を、
圧縮成形用金型の下型に配置した後、押出機(図示略)
の吐出部を上型と下型の間に挿入し、両型間を適宜移動
せしめながら、そのノズルより230℃に加熱溶融した
ポリプロピレンを強化部材上に供給した後、ただちに上
型を降下して圧縮した。圧縮力を加えた状態で製品温度
が70℃になるまで冷却することにより、厚さ10mm
の繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材に厚さ6mmの熱可
塑性樹脂製被覆部材が直接被覆された平板状繊維強化熱
可塑性樹脂成形体を得た。
【0064】この成形体の被覆部材は、前記圧縮力を解
放した直後に、強化部材から剥離した。
【0065】比較例7 この比較例は、供給するオレフィン系エラストマーの曲
げ弾性率が100kg/mm2 である以外実施例7と同
様である。
【0066】実施例7および8ならびに比較例7でそれ
ぞれ得られた繊維強化熱可塑性樹脂成形体の熱可塑性樹
脂製被覆部材側に、重量1kgの鉄球を2mの高さから
落下したところ、実施例7および8のものでは、熱可塑
性樹脂製被覆部材の剥離はみられず、繊維強化熱可塑性
樹脂製強化部材の破壊もなかったが、比較例7のもので
は、繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材が破壊した。
【0067】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明の繊維強化熱可
塑性樹脂成形体によれば、強化部材に被覆部材がボルト
止めされて個々に衝撃力を吸収していた従来品に較べ、
衝撃力をより大きな断面積で吸収しうるので、耐衝撃性
が向上する。とくに、請求項2の発明による繊維強化熱
可塑性樹脂成形体は、被覆部材の熱可塑性樹脂が発泡し
ていることにより、請求項3の発明による繊維強化熱可
塑性樹脂成形体は、発泡熱可塑性樹脂中間層の存在によ
り、それぞれ一層耐衝撃性が向上する。
【0068】また、請求項4の発明の繊維強化熱可塑性
樹脂成形体によれば、成形収縮によるせん断力を熱可塑
性エラストマー中間層が吸収しうるので、層間剥離が起
こらないし、被覆部材から加わった衝撃エネルギーを熱
可塑性エラストマー中間層が吸収しうので、耐衝撃性に
優れている。
【0069】さらに、請求項5の発明の繊維強化熱可塑
性樹脂成形体の製造方法によれば、熱可塑性エラストマ
ー中間層に対する強化部材および被覆部材の融着が確実
となるので、得られた成形体は層間剥離がなくかつ耐衝
撃性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明による繊維強化熱可塑性樹脂成
形体であるバンパーの小型サンプルの横断面図である。
【図2】図1のバンパーの小型サンプルに用いられる繊
維強化熱可塑性樹脂製強化部材の斜視図である。
【図3】図1のバンパーの小型サンプルの成形途上の状
態を示す垂直断面図である。
【図4】請求項2の発明による繊維強化熱可塑性樹脂成
形体であるバンパーの小型サンプルの横断面図である。
【図5】請求項3の発明による繊維強化熱可塑性樹脂成
形体であるバンパーの小型サンプルの横断面図である。
【図6】図5のバンパーの小型サンプルの成形途上の状
態を示す垂直断面図である。
【図7】請求項4の発明による平板状の繊維強化熱可塑
性樹脂成形体の斜視図である。
【図8】図6の成形体に用いられる繊維強化熱可塑性樹
脂製強化部材を予備成形する前工程において繊維強化熱
可塑性樹脂シートを加熱する状態を示す横断面図であ
る。
【図9】図8の繊維強化熱可塑性樹脂シートから繊維強
化熱可塑性樹脂製強化部材を成形する途上の状態を示す
横断面図である。
【図10】請求項5の発明の実施例の1つを示すもの
で、繊維強化熱可塑性樹脂成形体の成形途上の状態を示
す横断面図である。
【図11】請求項5の発明の実施例の他の1つを示すも
ので、繊維強化熱可塑性樹脂成形体の成形途上の状態を
示す横断面図である。
【符号の説明】
(1)(11)(21)(31) :繊維強化熱可塑性樹脂成形体 (2)(32) :繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材 (3)(23)(34) :熱可塑性樹脂製被覆部材 (12a) :スキン層 (33):熱可塑性エラストマー中間層 (33A) :溶融状態の熱可塑性エラストマー (39)(47):金型

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ5mm以上の強化繊維を10〜80
    重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の外面
    に、熱可塑性樹脂製被覆部材が融着されていることを特
    徴とする繊維強化熱可塑性樹脂成形体。
  2. 【請求項2】 長さ5mm以上の強化繊維を10〜80
    重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の外面
    に、外表面にスキン層を有する発泡熱可塑性樹脂製被覆
    部材が融着されていることを特徴とする繊維強化熱可塑
    性樹脂成形体。
  3. 【請求項3】 長さ5mm以上の強化繊維を10〜80
    重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の外面
    に、発泡熱可塑性樹脂中間層を介して熱可塑性樹脂製被
    覆部材が配され、強化部材および被覆部材がともに中間
    層に融着せられていることを特徴とする繊維強化熱可塑
    性樹脂成形体。
  4. 【請求項4】 長さ5mm以上の強化繊維を10〜80
    重量%含有する繊維強化熱可塑性樹脂製強化部材の内外
    両面のうち少なくとも外面に、曲げ弾性率50kg/m
    2 未満の熱可塑性エラストマー中間層を介して熱可塑
    性樹脂製被覆部材が配され、強化部材および被覆部材が
    ともに中間層に融着せられていることを特徴とする繊維
    強化熱可塑性樹脂成形体。
  5. 【請求項5】 長さ5mm以上の強化繊維を10〜80
    重量%含有しかつ予備成形せられた繊維強化熱可塑性樹
    脂製強化部材と、予備成形せられた熱可塑性樹脂製被覆
    部材とを所定の間隔をおいて金型の型面に配置し、両部
    材間に曲げ弾性率50kg/mm2 未満の熱可塑性エラ
    ストマーを溶融状態で供給した後、全体を成形して強化
    部材および被覆部材をともに熱可塑性エラストマー中間
    層に融着することを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂成
    形体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009649A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Nhk Spring Co Ltd 発泡樹脂成形品の製造方法
JP2005305981A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Sekisui Techno Seikei Kk サンドイッチ成形品
WO2013095046A1 (ko) * 2011-12-21 2013-06-27 (주)엘지하우시스 중공단면을 갖는 섬유복합보강재가 내장되어 있는 범퍼백빔 및 이를 갖는 범퍼

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