JPH0632037U - ホットメルト式インクジェットプリンタ - Google Patents
ホットメルト式インクジェットプリンタInfo
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- JPH0632037U JPH0632037U JP6990192U JP6990192U JPH0632037U JP H0632037 U JPH0632037 U JP H0632037U JP 6990192 U JP6990192 U JP 6990192U JP 6990192 U JP6990192 U JP 6990192U JP H0632037 U JPH0632037 U JP H0632037U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク貯蔵器のインクの正確な温度データに
基づいたインク貯蔵器の急激な加熱制御を行う。 【構成】 ホットメルト式インクジェットプリンタの制
御部31に、A/D変換器54を介してインク容器内の
インクの温度を直接検出するためのサーミスタThを接
続し、制御部31は、そのサーミスタThを利用してイ
ンクの温度を検出する。そして、制御部31は、その検
出した温度に基づいて、自動的に、第一電力供給装置3
6よりも面状発熱体22を強く発熱させることが出来る
第二電力供給37により面状発熱体22を発熱させ、イ
ンク容器内のインクを所定温度まで加熱する。
基づいたインク貯蔵器の急激な加熱制御を行う。 【構成】 ホットメルト式インクジェットプリンタの制
御部31に、A/D変換器54を介してインク容器内の
インクの温度を直接検出するためのサーミスタThを接
続し、制御部31は、そのサーミスタThを利用してイ
ンクの温度を検出する。そして、制御部31は、その検
出した温度に基づいて、自動的に、第一電力供給装置3
6よりも面状発熱体22を強く発熱させることが出来る
第二電力供給37により面状発熱体22を発熱させ、イ
ンク容器内のインクを所定温度まで加熱する。
Description
【0001】
本考案は、ホットメルト式インクジェットプリンタに関する。
【0002】
従来、ホットメルト式インクジェットプリンタは、常温では固体のインクを加 熱して溶融させ、その溶融したインクを、周知のインクジェット方式のインク噴 射ヘッドにより用紙上に噴射して記録を行うものとして知られている。
【0003】 このようなホットメルト式インクジェットプリンタでは、常温で固体のインク を溶融させて用紙上に印字するために、インク貯蔵器、インク噴射ヘッド及びプ ラテン等を加熱して、それらを所定の温度に維持していた。
【0004】 この内のインク貯蔵器内のインクは、印字により使用されて減ったところで新 たな常温のインクが補給されるので、ホットメルト式インクジェットプリンタの 立ち上げ時以外にもその温度が前記所定の温度よりも大幅に低くなることがある 。
【0005】 そのため、ホットメルト式インクジェットプリンタにはインク貯蔵器を急速に 加熱させる発熱手段が設けられ、使用者が、新たな常温のインクをインク貯蔵器 に補給したときに使用者自らインク貯蔵器を急速に加熱させる発熱手段の始動ス イッチを入力して、大幅に下がってしまったインク貯蔵器内のインクの温度を素 早く上昇させていた。
【0006】
しかしながら、従来のホットメルト式インクジェットプリンタでは、インクの 補給時に使用者が始動スイッチを入力しなければならず、使用者にとってとても 面倒であった。
【0007】 また、この問題を解決するために、自動温度制御することも考えられるが、実 際には、図1、図4及び図5に示すように、インク容器17の外面に隣接して配 置されたサーミスタ50によってインク容器17を介して間接的にインクの温度 を検出し、その温度データに基づいてインク容器17の加熱制御を行うため、温 度データと実際のインクの温度とが異なり、従って、インクの温度に適切に対応 した加熱制御が非常に困難である。
【0008】 また、使用者により始動スイッチが入力された後の加熱制御についても、実験 により発熱手段の適当な駆動時間を予め求めて設定しておき、その設定された時 間だけ発熱手段を駆動させていたので、その設定時間にはインクが加熱され過ぎ ないように余裕を持たせてあり、インクの加熱が不十分であった。
【0009】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、インク貯蔵 器のインクの正確な温度データに基づいてインク貯蔵器に急激な加熱制御を行う ことができるホットメルト式インクジェットプリンタを提供することを目的とす る。
【0010】
この目的を達成するために、本考案のホットメルト式インクジェットプリンタ は、インクを蓄えるインク貯蔵器と、そのインク貯蔵器内のインクを溶融保持す るため、単位時間内に所定熱量を発生させる第一発熱手段と、その第一発熱手段 による前記所定熱量よりも多い熱量を単位時間内に発生させ、前記インク貯蔵器 内のインクを素早く溶融させるための第二発熱手段と、インク貯蔵器内に設けら れ、インク貯蔵器内のインクの温度を検出するための検出手段と、その検出手段 により検出した信号から、第一発熱手段または第二発熱手段を選択して駆動する 制御手段とを備えている。
【0011】
【作用】 上記の構成を有する本考案のホットメルト式インクジェットプリンタでは、イ ンク貯蔵器内に設けられた検出手段がインク貯蔵器内のインクの温度を検出する 。そして、その検出した信号から、制御手段が、インク貯蔵器に蓄えられたイン クを溶融保持するために第一発熱手段に単位時間内に所定熱量を発生させるか、 インク貯蔵器に蓄えられたインクを素早く溶融させるために第二発熱手段に第一 発熱手段による前記所定熱量よりも多い熱量を単位時間内に発生させるかを選択 して、インクの加熱を行わせる。
【0012】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図2は、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の外観を示す斜視図であ る。
【0014】 ホットメルト式インクジェットプリンタ10の上部中央付近には、記録が行な われた用紙11が排出される排紙口12が設けられている。即ち、排紙口12に は、用紙11の供給口から供給された用紙11上に周知のインクジェット方式に よるインク噴射ヘッド14(図3に示す)にて文字や記号が記録された後、その 用紙11が排出される。
【0015】 その排紙口12よりも前方左寄りのホットメルト式インクジェットプリンタ1 0内の上部には、シアン(青)、マゼンタ(赤)、黄、黒の4種類の各々のイン ク15を貯蔵するための4個のインク貯蔵器16が、横列状に配置されている。
【0016】 それぞれのインク貯蔵器16は、図3に示すように、補給されたインク15を 貯蔵するインク容器17と、そのインク容器17の側方及び上方を覆うカバー1 9とから構成されている。
【0017】 前記インク容器17は、熱伝導がよいアルミニウムにより形成されており、イ ンク容器17の下面に隣接配置された面状発熱体22の熱が容器内面に伝わり易 くしてある。
【0018】 インク容器17の下面に隣接配置されたこの面状発熱体22には、39ボルト の定電圧を供給する第一電源または70ボルトの定電圧を供給する第二電源のど ちらか一方の電源から電力が供給されるようになっており、この発熱体22は、 供給された電力に応じて発熱する。
【0019】 また、その面状発熱体22の側方のインク容器17の下面には、サーミスタ5 0が隣接配置されている。このサーミスタ50は、アナログ・デジタル変換器( 以下、A/D変換器と称する)51を介して後述する制御部31に接続されてお り、このサーミスタ50の抵抗値から隣接しているインク容器17の温度が検出 される。
【0020】 尚、インク15は、上記発熱体22の発熱によってインク容器17を介して加 熱されると、インク容器17内で溶融し、この状態から発熱体22により加熱さ れなくなると、余熱により溶融している状態から周囲に熱を放出して徐々に凝固 する。
【0021】 また、そのインク容器17には、側部にポンプ部21が形成されている。この ポンプ部21の下部には、ポンプ部21内のインク15をインク噴射ヘッド14 まで案内するためのチューブ23が接続されている。このポンプ部21は、ポン プ部21内に配置されているピストン27を図示しない駆動機構により駆動する ことにより、内部で溶融しているインク15を前記チューブ23を通してインク 噴射ヘッド14へ送り出すことができる。
【0022】 更に、インク容器17内の底部から所定の高さの位置にはサーミスタThが配 置されている。このサーミスタThは、後述するインク容器17内の溶融インク 15の有無を検出するインク検出装置39及びその溶融インク15の温度を検出 する温度検出装置41の検出素子として用いられる。
【0023】 一方、前記カバー19は、保温性が高い樹脂により形成されている。そのカバ ー19のインク容器17上方には、インク15を供給するための供給口18が形 成されており、また、その供給口18は、蓋20により開閉可能に覆われている 。
【0024】 そして、前記固形のインク15は、カバー19の供給口18からインク容器1 7内に供給される。
【0025】 また、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の上部の右前方角付近には 、図2に示すように、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の動作を使用 者が操作するための操作スイッチ24が設けられている。
【0026】 また、操作スイッチ24の後方には、各種メッセージを表示するための液晶か ら成る表示装置(LCD)26が設けられている。表示装置(LCD)26では 、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の状態等を表わすメッセージが表 示される。
【0027】 次に、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の電気的構成について図1 を参照して説明する。
【0028】 図1は、本実施例のホットメルト式インクジェットプリンタ10のプリントエ ンジン部30の制御体系を示すブロック図である。
【0029】 ホットメルト式インクジェットプリンタ10は、制御部31に、操作スイッチ 24が接続されたスイッチ入力回路32、発熱体22が接続された前記第一電源 を含む第一電力供給装置36、同じく発熱体22が接続された前記第二電源を含 む第二電力供給装置37、サーミスタ50が接続されているA/D変換器51、 表示装置(LCD)26が接続されたLCDドライバー38、前記インク15の 有無を検出するためのコントロールスイッチSW1、そのスイッチSW1及びサ ーミスタThが接続されたオペアンプAMP、インクの有無の検出またはインク の温度の検出のための切り替えコントロールスイッチSW2、サーミスタThが スイッチSW2を介して接続されているA/D変換器54、インク噴射ヘッド1 4を125℃に加熱するヘッドヒーター28が接続されたヘッドヒータードライ バー29、プラテンを60℃に加熱するプラテンヒーター33が接続されたプラ テンヒータードライバー34、外部装置が接続されるインターフェイス40、イ ンク噴射ヘッド14や周知の用紙11の搬送機構等を含む印字機構14aがバス 52を通してそれぞれ接続されている。
【0030】 制御部31は、CPU44とROM46、RAM48とがバス52により接続 された構成をしており、インターフェイス40、印字機構14a及び上記各種入 力装置からの入力データを処理して、スイッチSW1、スイッチSW2、第一電 力供給装置36、第二電力供給装置37、LCDドライバー38、印字機構14 aに出力データを送る。
【0031】 ROM46には、これらの処理を行うためのプログラム等が記憶されている。
【0032】 CPU44は、ROM46のプログラムに従い、データの処理を行う。
【0033】 RAM48には、CPU44により処理されるデータ及び処理されたデータを それぞれ記憶するための領域が設けられており、一時的にそれらのデータが記憶 される。
【0034】 このように構成された制御部31の制御により、スイッチ入力回路32、LC Dドライバー38、A/D変換器51、A/D変換器54、インターフェイス4 0、印字機構14aからの入力データに対応したヘッドヒータードライバー29 、プラテンヒータードライバー34、LCDドライバー38、スイッチSW1の コントロール、スイッチSW2のコントロール、第一電力供給装置36、第二電 力供給装置37、印字機構14aの動作が行われ、表示装置(LCD)26によ るメッセージ表示及び発熱体22によるインク容器17の加熱を行なうと共に、 印字機構14aによる印字を行なう。
【0035】 例えば、インク検出装置39及び温度検出装置41により新しいインク15が インク容器17内に補給されたことを検出した場合に、面状発熱体22を前記第 二電源により電力供給して発熱させ、補給されたインク15を溶融させるための 処理が行われる(第二電源によるインク加熱処理)。
【0036】 ここで、前記インク検出装置39及び温度検出装置41について説明する。
【0037】 図6は、インク検出装置39及び温度検出装置41の回路図である。
【0038】 インク検出装置39を構成するサーミスタThには、スイッチSW2とトラン ジスタTr(エミッタ−コレクタ)とがこの記載順に直列に接続されている。こ のサーミスタThの、スイッチSW2が接続されてない方の端子は接地されてお り、また、トランジスタTrのコレクタ端子には電圧VCCが供給されている。ま た、スイッチSW2は、CPU44によりON/OFFの切り替えが制御される ように接続されており、CPU44からの信号Sig2が「Low」の時には、 サーミスタThとトランジスタTrのエミッタ端子とを非接続状態にし、信号S ig2が「High」の時には、サーミスタThとトランジスタTrのエミッタ 端子とが接続された状態にする。
【0039】 また、トランジスタTrのベース端子は、抵抗rを介してエミッタ端子と接続 されており、また、このベース端子は、オペアンプAMPの出力端子と接続され ている。従って、このオペアンプAMPからの出力信号Sig4によってトラン ジスタTrスイッチ(コレクタ−エミッタ間)のON/OFFが制御される。即 ち、サーミスタThは、オペアンプAMPの出力が「Low」の時には電流が供 給されず、出力が「High」の時には電流が供給されて発熱する。また、オペ アンプAMPの出力端子は、CPU44と接続されており、その端子信号Sig 4がCPU44に読み込まれるようになっている。
【0040】 尚、オペアンプAMPの負相入力側には、スイッチSW1を介して電圧Vref またはVGND (0ボルト)のどちらかが接続されるようになっている。このスイ ッチSW1は、CPU44によって制御されるように接続されており、CPU4 4からの信号Sig1が「Low」の時には前記負相入力側に電圧VGND を接続 し、信号Sig1が「High」の時には電圧Vref を接続する。また、オペア ンプAMPの正相入力側には、トランジスタTrとスイッチSW2との接続部分 が接続されており、CPU44によりスイッチSW2がON状態にされた時に、 サーミスタThの温度状態によって異なる電圧VThが入力される。
【0041】 よって、オペアンプAMPは、正相入力側に供給される電圧VThが負相入力側 に供給される電圧Vref よりも高い時にその出力が「Low」となる。
【0042】 また、サーミスタThは、正の温度特性を有するものを使用している。
【0043】 このようにインク検出装置39によれば、CPUが信号Sig1によりSW1 をコントロールし、また、信号Sig2によりSW2をコントロールしてサーミ スタThを発熱させ、そのサーミスタThの放熱環境に対応して異なるオペアン プAMPの出力信号Sig4が「High」から「Low」になるまでの時間を 調べて、その時間を、予めROM46に記憶させてあるインク中と空気中とを色 別するための閾値と比較することにより、サーミスタThが配置された位置の環 境がインク中であるかどうかを検出することができる。
【0044】 また、温度検出装置41は、スイッチSW2がOFF状態にされることにより 前記サーミスタThを上記インク検出装置39から分離した場合における、直列 に接続された抵抗R及び前記サーミスタThと、抵抗Rと前記サーミスタThと の間の電圧信号Sig3をCPU44に入力するためのA/D変換器54によっ て構成されている。尚、この抵抗RとサーミスタThとの直列回路には、電圧V CC が印加されている。そのため、前記電圧信号Sig3は、周囲温度に対応した サーミスタThの抵抗値に対応した電圧信号となる。また、スイッチSW2は、 CPU44からのコントロール信号Sig2によってOFF状態に保持される。
【0045】 従って、この温度検出装置41によれば、A/D変換器54によって変換され た前記電圧信号Sig3をCPU44が読み取り、そのデータを、予めROM4 6内に記憶させてあるサーミスタThの抵抗値に対応ずけた数値テーブルの値と 比較することによって、サーミスタThが配置された環境の温度を検出すること ができる。
【0046】 以上のように構成されたホットメルト式インクジェットプリンタ10の動作を 、図7乃至図11を参照して説明する。
【0047】 図8乃至図11は、ホットメルト式インクジェットプリンタ10の動作を示す 流れ図である。
【0048】 まず、使用者は、必要に応じてインク貯蔵器16のカバー19の蓋20を開け てインク容器17内に適量のインク15を供給した後、ホットメルト式インクジ ェットプリンタ10の電源スイッチを投入する。すると、ホットメルト式インク ジェットプリンタ10は動作を開始し、制御部31は、図8に示すように、ヘッ ドヒーター28を発熱させてインク噴射ヘッドを125℃まで加熱させ、また、 プラテンヒーター33を発熱させてプラテンを60℃まで加熱させ、更に、第一 電力供給装置36を動作させ、第一電源の39ボルト定電圧にて約78ワットの 発熱を面状発熱体22にさせて、インク容器17を100℃まで加熱させる等の ホットメルト式インクジェットプリンタ10の動作準備を行うと共に、LCDド ライバー38を駆動させて表示装置(LCD)26に待機メッセージ「シバラク オマチクダサイ」を表示させ、使用者に、ホットメルト式インクジェットプリ ンタ10の使用を待機させる等の初期設定を行う(S10)。インク15は約1 00℃に加熱されると完全に溶融した状態になり、通常の環境では、電源スイッ チが投入された後、約12分後に上記初期設定が完了する。
【0049】 尚、初期設定が完了した時のインク貯蔵器16内のインク15の状態を図3に 示す。
【0050】 その後、ステップS11にて、サーミスタThによりインク容器17内のイン クを検出するインク検出処理を行う。
【0051】 このインク検出処理(S11)では、図9に示すように、まず、RAM48の カウンタ領域のカウント値を「0」にする(S30)。
【0052】 その後、CPU44は、出力信号Sig1を「High」出力にすると共に、 出力信号Sig2を「High」出力にする(S31)。信号Sig2が「Hi gh」になると、スイッチSW2がON状態になる。また、信号Sig1が「H igh」になると、前述したようにオペアンプAMPの負相入力側は電圧Vref に接続され、オペアンプAMPの出力が「High」になる。
【0053】 すると、トランジスタTrが「ON」状態となって、スイッチSW2により接 続されたサーミスタThに電流が供給される。この時のインク検出装置39の各 動作状況を図7に示す。
【0054】 図7は、CPU44の出力信号Sig1(図7(a))、サーミスタThの抵 抗値RTh(図7(b))、前記電圧VTh(図7(c))及びCPU44への入力 信号Sig4(図7(d))の関係を示す図である。ただし、図中の実線はサー ミスタThが配置された環境がインク中の場合であり、図中の破線はサーミスタ Thが配置された環境が空気中の場合である。
【0055】 この図に示されるように、サーミスタThは、電流が供給されるとサーミスタ Th自身が発熱をすると共に、配置環境によって決まる放熱特性に応じて温度が 上昇し、その抵抗値RThがR2 からR1 まで徐々に上がる。サーミスタThの抵 抗値RThが徐々に上がれば、オペアンプAMPの正相入力側に入力される電圧( VTh)は、徐々に上がって行き、ついに負相入力側の前記電圧Vref と等しくな る。すると、オペアンプAMPは、「Low」を出力してトランジスタTrが「 OFF」となり、サーミスタThへの電流供給が停止される。そして、信号Si g1が「Low」にされる。
【0056】 このような動作状況において、出力信号Sig1を「High」にしてからC PU44へ入力される信号Sig4が「Low」になるまでの時間を計測してイ ンクの量を検出する。
【0057】 即ち、CPU44は、前記ステップ31を行った後、RAM48のカウンタ領 域のカウント値を「1」増加させ(S32)、その後、オペアンプAMPの出力 信号Sig4を読み取る(S33)。
【0058】 そして、次のステップS34にて、その読み取った信号Sig4が「Low」 であるか否か判別する。
【0059】 信号Sig4はしばらく「High」であるので、その間、前記判別ステップ S34の判別は「No」となり、ステップS32に戻って、ステップS32乃至 ステップS34を繰り返し実行して、一定時間経過する毎に前記カウンタ領域の カウント値を増加させて行く。
【0060】 そして、出力信号Sig1が「High」出力にされてから時間tair または 時間tink が経過して、前記信号Sig4が「Low」になると、前記判別ステ ップS34の判別が「Yes」となり、次のステップS35にて出力信号Sig 1を「Low」出力にする。
【0061】 ここでは、インク15が十分に補給されており、サーミスタThがインク中に あるので、時間tink が経過した後に前記信号Sig4が「Low」になり、ま た、前記カウント値は「Ci 」となっている。
【0062】 その後、カウントした前記カウンタ領域のカウント値から上述したようにサー ミスタThが配置された環境がインク中であったのか否かを判別する(S36) 。
【0063】 カウント値「Ci 」は、サーミスタThが配置された環境がインク中であった 時にカウントされる値であり、この判別ステップS36が「Yes」と判別して 、インク容器17内のインクが所定量以上あることを表わすインクフラグIを「 1」にしてRAM48に記憶させる(S37)。
【0064】 一方、サーミスタThが空気中にあって、カウント値が時間tair をカウント した値「Ca 」である場合、前記判別ステップS36の判別が「No」となり、 次に、インクフラグIを「0」にしてRAM48に記憶させる(S38)。
【0065】 そして、インク検出処理のステップS11を終了する。
【0066】 このインク検出処理により、インク容器17内のインクが所定量以上あるか否 かを表わすインクフラグIが設定される。
【0067】 このステップS11が終了した後、CPU44は、図8に示すように、ステッ プS11により設定されたインクフラグIからインク容器17内のインクが所定 量以上あるか否かを判別する(S12)。
【0068】 この時、インクフラグIは「1」であるので、このステップS12の判別が「 Yes」となり、次に、ステップS13に移る。このステップS13では、その インク15の温度を検出する。このステップS13での温度検出は、スイッチS W2をOFF状態にしてインク検出装置39から分離した前記温度検出装置41 により行われ、その検出したインク15の温度データはRAM48に記憶される 。
【0069】 一方、インクフラグIが「0」である場合、前記判別ステップS12にて「N o」と判別され、次のステップS19にて、LCDドライバー38を駆動させて 表示装置(LCD)26にインク補給メッセージ「インクガ アリマセン」を表 示させ、使用者に、不足しているインク15の補給を促す。そして、次のステッ プS18にてインク容器17の温度を99℃〜101℃に保つ容器温度の保持処 理を行い、前記ステップS11に戻る。尚、容器温度の保持処理については後で 詳しく説明する。
【0070】 前に戻って、前記ステップS13にてインク15の温度が検出された後は、次 のステップS14にて、そのインク15の温度が90℃以下であるか否かを判別 する。
【0071】 インク15の温度は、約100℃に暖められているので、このステップS14 の判別が「No」となり、次に、LCDドライバー38を駆動させて表示装置( LCD)26に印字可能メッセージ「インサツ カノウデス」や印字形式の情報 等を表示させ(S15)、使用者に、ホットメルト式インクジェットプリンタ1 0が印字可能となっていることを知らせる。
【0072】 一方、インク容器17に、新たに固形インク15が補給されると、インク容器 17内のインク15の温度が一時的に90℃以下に下がるので、前記ステップS 13によりそのインク15の温度が検出され、前記ステップS14の判別が「Y es」となって、次に、後述する第二電源による加熱処理を行う(S20)。そ して、そのステップS20が終了した後に前記ステップS15に移り、前述した 動作を実行する。
【0073】 そして、前記ステップS15の次に、CPU44は、インターフェイス40か ら印字開始命令データが入力されているか否かを判別する(S16)。
【0074】 印字開始命令データが入力されている場合、この判別ステップS16の判別が 「Yes」となり、次の印字処理ステップS17を実行する。この印字処理ステ ップS17では、インターフェイス40を介して図示しない外部装置から入力さ れた文字や記号のデータを、用紙11上にその文字や記号を表現させるためのド ットデータに変換して印字機構14aに送る。そして、印字機構14aでは、送 られたデータに基づいて動作し、ドットにより用紙11上に文字や記号を印字す る。
【0075】 この印字処理S17によってインク容器17内のインク15は、使用されて徐 々に減って行く。
【0076】 そして、印字処理ステップS17が終了した後、次に、後述の容器温度の保持 処理を行う(S18)。
【0077】 一方、印字開始命令データが入力されておらず、前記判別ステップS16にて 、「No」と判別された場合にも、上記容器温度の保持処理を行う(S18)。
【0078】 次に、容器温度の保持処理(S18)の詳細を説明する。図10に示すように 、まず、A/D変換器51を介してインク容器17の下面に設けられているサー ミスタ50からのデータを読み取り、そのデータから発熱体22により加熱され たインク容器17の温度、即ち、インク容器17内のインク15の温度を検出す る(S40)。
【0079】 その後、ステップS40により検出した温度が101℃以上であるか否かを判 別する(S41)。
【0080】 面状発熱体22により加熱され続けているインク容器17(インク15)の温 度が温度が101℃以上で、この判別ステップS41にて「Yes」判別される と、制御部31は、第一電力供給装置36による第一電源からの電力供給を停止 させる(S42)。そして、容器温度の保持処理(S18)を終了する。これに より、インク容器17の加熱を中止し、インク容器17の温度が上がりすぎてイ ンクが劣化することを防ぐ。
【0081】 一方、インク容器17(インク15)の温度が温度が101℃よりも低く、前 記判別ステップS41にて「No」判別されると、次に、ステップS40により 検出した温度が99℃以下であるか否かを判別する(S43)。
【0082】 前記ステップS42にてインク容器17の加熱が中止され、インク容器17( インク15)の温度が温度が99℃に以下に下がった場合、この判別ステップS 43にて「Yes」と判別され、次に、第一電力供給装置36を駆動させて、再 び、発熱体22に前記第一電源からの電力供給を行う(S44)。そして、容器 温度の保持処理(S18)を終了する。これにより、発熱体22を再び発熱させ 、インク15の温度が下がりすぎてインク15が凝固しないようにインク容器1 7の温度を上昇させる。
【0083】 また、インク容器17の温度が99℃〜101℃である場合、前記判別ステッ プS43にて「No」と判別され、第一電力供給装置36の駆動状態を変化させ ずに、インク15の加熱状態または自然冷却状態を保持し、容器温度の保持処理 (S18)を終了する。
【0084】 このように、容器温度の保持処理ステップS18によれば、インク容器17内 のインク15の量に関係なく、その温度が99℃〜101℃に保たれるべく、面 状発熱体22への前記第一電源からの電力供給が制御される。
【0085】 そして、この容器温度の保持処理ステップS18が終了した後、前述したよう に前記ステップS11に戻る。
【0086】 上述したステップS10と、ステップS11乃至ステップS18とを繰り返し 実行することにより、前記インク検出処理ステップS11によりインク容器17 内のインクが所定量以上あることが検出されている間は、インク容器17内のイ ンク15の温度が99℃〜101℃に保たれた状態で前記印字処理ステップS1 7により印字が行われる。
【0087】 そして、インク容器17内のインク15が印字処理ステップS17による印字 動作により使用されて少なくなって行き、図4に示すように、サーミスタThが 空気中に露出すると、前記インク検出処理ステップS11により前記インクフラ グIが「0」に設定されて次の判別ステップS12にて「No」と判別され、L CD26は、前記ステップS19にてインク補給メッセージを表示する。
【0088】 このインク補給メッセージに従い、使用者によりインク容器17内に固形イン ク15が補給されるまでは、前記ステップS11,S12,S19,S18が繰 り返し実行され、残ったインク15の温度を99℃〜101℃に保ちつつ、その インク補給メッセージにより使用者がインク容器17内にインク15を補給する のを待つ。
【0089】 そして、上記インク補給メッセージに従い、図5に示すように、使用者により インク容器17内に固形インク15が補給されると、前記インク検出処理ステッ プS11により前記インクフラグIが「0」から「1」に設定されて、それによ り次の判別ステップS12にて「Yes」と判別され、前記ステップS13にて インク15の温度が検出される。
【0090】 この場合、検出されるインク15の温度は、新たに補給されたほぼ常温の固形 インク15により約80℃まで下がるので、その温度が前記ステップS13にて 検出され、次の前記判別ステップS14にて「Yes」と判別され、次に、第二 電源による加熱処理が行われる(S20)。
【0091】 次に、第二電源による加熱処理ステップS20の詳細を説明すると、図11に 示すように、まず、LCDドライバー38を駆動させてLCD26にインク容器 17内のインク15が溶融途中であることを示す待機メッセージ「シバラク オ マチクダサイ」を表示させる(S50)。こうして、使用者に、ホットメルト式 インクジェットプリンタ10の使用を待機させる。
【0092】 次に、プラテンヒーター33及びヘッドヒーター28への電力の供給を中断し 、プラテン及びインク噴射ヘッド14の加熱を中断させる(S51)。
【0093】 また、その中断分の電力を利用することによって、第二電力供給装置37を駆 動させて、70ボルト定電圧の第二電源により発熱体22に電力を供給する(S 52)。第二電源が接続されて発熱した発熱体22は、その発熱の強さに応じて 第一電源が接続された場合よりも速くインク容器17を加熱する。
【0094】 そして、CPU44は、A/D変換器54を介して前記電圧VThの信号Sig 3を読み取り、そのデータからサーミスタThの温度を調べてサーミスタThが 配置されたインク15中の温度を検出する(S53)。
【0095】 その後、ステップS53にて検出したインク15の温度が99℃以上であるか 否か判別する(S54)。
【0096】 約80℃まで下がったインク15の温度が99℃まで上がらない間は、この判 別ステップS54の判別が「No」となり、次のステップS55にて第二電源を 接続した状態で発熱体22によりインク15を加熱しながら、5秒程度印字動作 を待機させる。
【0097】 そして、前記ステップS53に戻って、上述したステップS53乃至ステップ S55を繰り返し、インク15の温度を所定時間毎に判別しつつ、第二電源を接 続した発熱体22によりインク15の加熱を続けて、インク15の温度を上昇さ せる。
【0098】 こうして、第二電源により発熱体22に電力を供給してから約2分が経過する と、補給されたインク15が完全に溶融されて、インク15の温度が99℃以上 に(100℃程度まで)上昇するので、前記判別ステップS54の判別が「Ye s」となり、次に、第二電源から面状発熱体22へ供給される電力を停止させる (S56)。
【0099】 また、その後、プラテン及びインク噴射ヘッド14の加熱を再開させる(S5 7)と共に、面状発熱体22へ第一電源からの電力供給を再開させてインク15 を加熱する(S58)。
【0100】 このように、インク15の温度を直接検出する温度検出装置41を用いること により、そのインク15の温度に的確に対応した第二電源からの電力供給による 面状発熱体22の加熱制御を行うことができる。
【0101】 尚、ヘッドヒーター28及びプラテンヒーター33の発熱を約2分間中断する とインク噴射ヘッド14及びプラテンの温度が少し下がるが、2分程度の発熱の 中断ならばその中断後に発熱を再開させれば通常の印字動作には何等影響がない 。
【0102】 そして、第二電源による加熱処理S20を終了し、次に、前記ステップS15 を実施して印字が可能になったことを使用者に知らせ、印字命令の入力に応じた 印字処理(S17)を行う。
【0103】 このように、本実施例のホットメルト式インクジェットプリンタ10によれば 、ホットメルト式インクジェットプリンタ10への立ち上げ時以外の固形インク 15の補給時に、所定温度まで、自動的にインク15の急激な加熱を行うことが できるため、インク15の補給時に簡単且つ正確に、素早くホットメルト式イン クジェットプリンタ10を印字可能な状態に戻すことができる効果がある。
【0104】 本考案は以上詳述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しな い範囲において種々の変更を加えることができる。
【0105】 例えば、本実施例においては、電源電圧を変えて面状発熱体22の発熱量を変 えたが、本実施例と同一の電源電圧を用いても、接続する発熱体の数を増減させ ることによって面状発熱体22の抵抗値を変えてもよい。
【0106】 また、電源電圧として先述した本実施例の定電圧源を用いず、交流電源の位相 制御により発熱体22の発熱量を変えるようにしてもよい。
【0107】
以上説明したことから明かなように、本考案のホットメルト式インクジェット プリンタによれば、インク貯蔵器のインクの正確な温度データに基づいてインク 貯蔵器の急激な加熱制御を行うことができる効果がある。
【図1】図1は、本実施例のホットメルト式インクジェ
ットプリンタの制御体系を示すブロック図である。
ットプリンタの制御体系を示すブロック図である。
【図2】図2は、ホットメルト式インクジェットプリン
タの外観を示す斜視図である。
タの外観を示す斜視図である。
【図3】図3は、インク容器内のインクが溶融された状
態のインク貯蔵器を示す断面図である。
態のインク貯蔵器を示す断面図である。
【図4】図4は、インク容器内のインクが減り、固形イ
ンクの補給が必要な状態のインク貯蔵器を示す断面図で
ある。
ンクの補給が必要な状態のインク貯蔵器を示す断面図で
ある。
【図5】図5は、インク容器内に固形インクを補給した
状態のインク貯蔵器を示す断面図である。
状態のインク貯蔵器を示す断面図である。
【図6】図6は、インク検出装置及び温度検出装置の回
路図である。
路図である。
【図7】図7は、インク検出装置の電気的な動作状況を
示す図である。
示す図である。
【図8】図8は、ホットメルト式インクジェットプリン
タの動作を示す流れ図である。
タの動作を示す流れ図である。
【図9】図9は、インク検出処理動作を示す流れ図であ
る。図である。
る。図である。
【図10】図10は、容器温度の保持処理動作を示す流
れ図である。
れ図である。
【図11】図11は、第二電源による加熱処理動作を示
す流れ図である。
す流れ図である。
10 ホットメルト式インクジェットプリンタ 11 用紙 15 インク 16 インク貯蔵器 17 インク容器 22 面状発熱体 31 制御部 36 第一電力供給装置 37 第二電力供給装置 41 温度検出装置 54 A/D変換器 R 抵抗 Th サーミスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 常温では固体で、加熱されると溶融する
インクが供給され、そのインクを用紙上に噴射して記録
を行うホットメルト式インクジェットプリンタにおい
て、 前記インクを蓄えるインク貯蔵器と、 そのインク貯蔵器内のインクを溶融保持するため、単位
時間内に所定熱量を発生させる第一発熱手段と、 その第一発熱手段による前記所定熱量よりも多い熱量を
単位時間内に発生させ、前記インク貯蔵器内のインクを
素早く溶融させるための第二発熱手段と、 前記インク貯蔵器内に設けられ、インク貯蔵器内のイン
クの温度を検出するための検出手段と、 その検出手段により検出した信号から、第一発熱手段ま
たは第二発熱手段を選択して駆動する制御手段とを備え
たことを特徴とするホットメルト式インクジェットプリ
ンタ。 - 【請求項2】 前記制御手段は、検出手段により検出し
た信号から第一発熱手段または第二発熱手段を選択する
と共に、インク貯蔵器内のインクが所定温度になるまで
駆動することを特徴とする請求項1に記載したホットメ
ルト式インクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 前記検出手段は、インク貯蔵器内のイン
クの量を検出することも兼ねることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載したホットメルト式インクジェ
ットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6990192U JPH0632037U (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ホットメルト式インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6990192U JPH0632037U (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ホットメルト式インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632037U true JPH0632037U (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=13416069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6990192U Pending JPH0632037U (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ホットメルト式インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632037U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010083146A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Xerox Corp | 流動化インクリザーバのハウジング |
US20220063287A1 (en) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | Markem-Imaje Corporation | Systems and Techniques for Melting Hot Melt Ink In Industrial Printing Systems |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP6990192U patent/JPH0632037U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010083146A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Xerox Corp | 流動化インクリザーバのハウジング |
US20220063287A1 (en) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | Markem-Imaje Corporation | Systems and Techniques for Melting Hot Melt Ink In Industrial Printing Systems |
US11548290B2 (en) * | 2020-08-28 | 2023-01-10 | Markem-Imaje Corporation | Systems and techniques for melting hot melt ink in industrial printing systems |
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