JPH0632026Y2 - なべなどの容器 - Google Patents

なべなどの容器

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JPH0632026Y2
JPH0632026Y2 JP1989144578U JP14457889U JPH0632026Y2 JP H0632026 Y2 JPH0632026 Y2 JP H0632026Y2 JP 1989144578 U JP1989144578 U JP 1989144578U JP 14457889 U JP14457889 U JP 14457889U JP H0632026 Y2 JPH0632026 Y2 JP H0632026Y2
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pan
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processing
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JP1989144578U
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JPH03119322U (ja
Inventor
賢吉 中沢
Original Assignee
中沢工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弗素樹脂加工のための加熱により焼鈍現象が
生じて軟化し易いアルミやステンレス、鉄、銅などの金
属材料を用いたなべなどの容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、手を傷けないようにする為や体裁を整えるために
なべ本体の開口上縁端部に折り曲げ加工やカール加工を
施していたが、水洗いの後、この折り曲げ部やカール部
より内部に入った水がだらだらと流れ出す欠点があっ
た。そのため、最近では、折り曲げ加工やカール加工な
どを施さない開口上縁端部をストレートのままにしたな
べが主流となっている。
一方なべの成形を考えると、軟らかい材料を使用してな
べ形状に加工すると、プレス硬化現象によりなべは硬く
なるが、その後、なべ内面に弗素樹脂加工する際なべを
450℃以上に加熱するため焼鈍現象が生じ、再びなべ
は軟らかくなってしまう。
例えばアルミ材では焼鈍を起こす温度が450℃からで
あり、弗素樹脂加工により確実に軟化した製品となって
しまう欠点がある。この点は加熱する塗装加工でも同様
である。
そのため、輸送中になべの形状が歪み、なべの蓋がはま
らなくなることがしばしば生じ、返品となってしまう問
題があった。
本考案は、このようなストレート縁のなべなどの容器に
生ずる欠点を解決するため弗素樹脂加工の後更になべ本
体の開口上縁部全周に開口上縁部を硬化せしめるライン
加工を施すことによりなべ本体などの開口上縁部が歪む
ことのないなべなどの容器を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
折り曲げ加工やカール加工を施さないストレート縁に形
成した容体1の開口上縁部1′全周に開口上縁部1′を
硬化するライン加工を開口上縁端部よりやや下方位置に
容体1内側にやや突出する状態に施し、開口上縁部1′
の内側に蓋体3の下縁3′を係止し得るライン凸条部4
を前記ライン加工によって形成したことを特徴とするな
べなどの容器に係るものである。
〔作用〕
軟らかい材料を使用して例えばなべをプレス成形する。
このプレス成形によりなべ本体1は硬化状態となる。
その後、なべ本体1内面に弗素樹脂加工を施す。この弗
素樹脂加工による加熱により焼鈍現象が生じ再びなべ本
体は軟らかくなってしまう。
このなべ本体1の開口上縁端部の近いところの全周に開
口上縁部1′を硬化するライン加工を施す。この加工に
より再びなべの開口上縁部1′全周は硬くなり、なべの
開口上縁部1′が歪むことのないなべ本体1になる。
〔実施例〕
図面は、約450℃より焼鈍現象が生ずる弗素樹脂加工
により容易に軟らかくなってしまうアルミ材により加工
したなべに適用したもので、このなべ本体1の開口上縁
部1′の全周にプレス絞り加工を施して外側には溝2、
内側に凸条を形成し、このプレス絞り加工により開口上
縁部1′を硬化せしめ、しかもこのように開口上縁部
1′をアングル状とし一層強度を高めた場合を図示して
いる。
尚、本考案は図示したプレス絞り加工の実施例に限られ
るものではなく、ライン加工の方法は適宜変更し得るも
ので、2本でも良いし、凹凸を作らずに単に両面を押圧
プレスする方法でも良い。
また、なべに限らず同様な容器本体に適用できる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成したから、容体の内面に施す
弗素樹脂加工などにより生じる焼鈍現象により容体が軟
らかくなっても、容体の開口上縁部の全周にライン加工
を施すため、開口上縁部は硬くなり、従来の開口上縁部
が容易に変形したり歪んだりすることが確実に防止され
る実用性に秀れたなべなどの容器を提供することができ
る。
また、このライン加工は、わずかになべ本体内側に突出
してライン凸条部が形成されるにすぎないため、従来の
折り曲げ加工やカール加工のように水洗いに際して、こ
の加工部分に水が入り込み、水洗い後水がだらだらと流
れることなく、ストレート縁の利点が保有される効果も
発揮する。
また、このライン凸条部は、蓋体の下縁を係止し得る機
能をも発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は斜視
図、第2図は要部を拡大した正断面図である。 1…容体(なべ本体)、1′…開口上縁部、3…蓋体、
3′…下縁、4…ライン凸条部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り曲げ加工やカール加工を施さないスト
    レート縁に形成した容体の開口上縁部全周に開口上縁部
    を硬化するライン加工を開口上縁端部よりやや下方位置
    に容体内側にやや突出する状態に施し、開口上縁部の内
    側に蓋体の下縁を係止し得るライン凸条部を前記ライン
    加工によって形成したことを特徴とするなべなどの容
    器。
JP1989144578U 1989-12-15 1989-12-15 なべなどの容器 Expired - Lifetime JPH0632026Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH03119322U JPH03119322U (ja) 1991-12-09
JPH0632026Y2 true JPH0632026Y2 (ja) 1994-08-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627849U (ja) * 1979-08-08 1981-03-16

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JPH03119322U (ja) 1991-12-09

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