JPH06320134A - 嫌気発酵法 - Google Patents
嫌気発酵法Info
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- JPH06320134A JPH06320134A JP23260391A JP23260391A JPH06320134A JP H06320134 A JPH06320134 A JP H06320134A JP 23260391 A JP23260391 A JP 23260391A JP 23260391 A JP23260391 A JP 23260391A JP H06320134 A JPH06320134 A JP H06320134A
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- fermented
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- anaerobic fermentation
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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- C12M21/00—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses
- C12M21/04—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses for producing gas, e.g. biogas
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M27/00—Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の廃棄物等の有機材料を効果的に嫌気発
酵する。 【構成】 有機材料をグラフト材料と混合して発酵部内
に送り、加熱して所定の温度に維持し、バイオガスを除
去して発酵された有機材料を得る。
酵する。 【構成】 有機材料をグラフト材料と混合して発酵部内
に送り、加熱して所定の温度に維持し、バイオガスを除
去して発酵された有機材料を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば家庭廃棄物ないし
は野菜廃棄物等の有機材料を嫌気発酵する方法及びこの
方法を実施する装置に関する。
は野菜廃棄物等の有機材料を嫌気発酵する方法及びこの
方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の嫌気発酵法については特に欧州
特許出願第0 131 319号によつて既知である。
ここに開示の方法では、有機材料が(半)連続的に嫌気
発酵され、新たな嫌気発酵可能な材料を嫌気発酵装置に
供給する間、発酵した材料の一部が反応容器から除去さ
れ、新たな有機材料と混合され反応容器内に再び導入さ
れる。上記の有機材料は出発材料としては廃棄物であ
り、この材料から金属、ガラス等の重量のあるものが除
去され、必要ならば粉砕され均質化される。
特許出願第0 131 319号によつて既知である。
ここに開示の方法では、有機材料が(半)連続的に嫌気
発酵され、新たな嫌気発酵可能な材料を嫌気発酵装置に
供給する間、発酵した材料の一部が反応容器から除去さ
れ、新たな有機材料と混合され反応容器内に再び導入さ
れる。上記の有機材料は出発材料としては廃棄物であ
り、この材料から金属、ガラス等の重量のあるものが除
去され、必要ならば粉砕され均質化される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この(半)連続法の欠
点は単一の反応容器内において総ての嫌気発酵段の動作
が同時に行われると共に、各段自体の好適な条件に適合
させて動作させる必要のある点にある。単一の発酵容器
内で(半)連続法により総ての段で発酵を行う場合、総
ての段において好適な条件で同時に発酵を行うことは至
難である。
点は単一の反応容器内において総ての嫌気発酵段の動作
が同時に行われると共に、各段自体の好適な条件に適合
させて動作させる必要のある点にある。単一の発酵容器
内で(半)連続法により総ての段で発酵を行う場合、総
ての段において好適な条件で同時に発酵を行うことは至
難である。
【0004】この(半)連続法の別の欠点は反応容器の
底部に存在する材料を放出カナルを介して除去し、且つ
発酵すべき材料と接触させる構成を前記の反応容器内に
置く必要があることにある。このため更に消耗し易く、
且つ付加的な保守が必要となる。また上述した欧州特許
出願に記載された方法による場合、(一部)発酵された
材料の大半が一度発酵容器内に再び導入されるため、完
全には発酵されていない有機材料が不必要に循環され易
くなり、経済的に不都合である。更に、発酵容器の頂部
に材料を送り底部から除去する作業を反復して行うため
発酵容器あるいは発酵容器との連係部材が更に大きな損
耗を受ける。
底部に存在する材料を放出カナルを介して除去し、且つ
発酵すべき材料と接触させる構成を前記の反応容器内に
置く必要があることにある。このため更に消耗し易く、
且つ付加的な保守が必要となる。また上述した欧州特許
出願に記載された方法による場合、(一部)発酵された
材料の大半が一度発酵容器内に再び導入されるため、完
全には発酵されていない有機材料が不必要に循環され易
くなり、経済的に不都合である。更に、発酵容器の頂部
に材料を送り底部から除去する作業を反復して行うため
発酵容器あるいは発酵容器との連係部材が更に大きな損
耗を受ける。
【0005】従つて本発明の目的はこれらの欠点を効果
的に除去し、バツチ単位で有機材料を嫌気発酵可能な方
法及び装置を提供することにある。
的に除去し、バツチ単位で有機材料を嫌気発酵可能な方
法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は効果的に達成される。しかして本発明によれば、有
機材料を容器内に送り嫌気バクテリアを含む固形、液体
のグラフト材料と完全に混合し、その後複数の発酵段部
からなる嫌気発酵装置の1の発酵段部内に送り、加熱し
所定の温度に維持し有機材料が実質的に完全に発酵され
たとき得られるバイオガスを除去し、これにより得られ
た発酵された材料を発酵段部から完全に除去し必要なら
後処理を行う、出発材料として家庭廃棄物や野菜廃棄物
のような有機材料を実質的に嫌気発酵する嫌気発酵法が
提供される。
的は効果的に達成される。しかして本発明によれば、有
機材料を容器内に送り嫌気バクテリアを含む固形、液体
のグラフト材料と完全に混合し、その後複数の発酵段部
からなる嫌気発酵装置の1の発酵段部内に送り、加熱し
所定の温度に維持し有機材料が実質的に完全に発酵され
たとき得られるバイオガスを除去し、これにより得られ
た発酵された材料を発酵段部から完全に除去し必要なら
後処理を行う、出発材料として家庭廃棄物や野菜廃棄物
のような有機材料を実質的に嫌気発酵する嫌気発酵法が
提供される。
【0007】本発明の嫌気発酵法の利点は単一の発酵段
部内の有機材料が嫌気発酵の単一の発酵段で生じ発酵段
部がほぼ理想的な処理状態になることにある。且つ総て
の発酵段部は個々に且つ連続的に遂行される。
部内の有機材料が嫌気発酵の単一の発酵段で生じ発酵段
部がほぼ理想的な処理状態になることにある。且つ総て
の発酵段部は個々に且つ連続的に遂行される。
【0008】別の利点は、このようにして得られた材料
が均質に発酵され最終的に品質が大幅に向上される点に
ある。本発明の嫌気発酵法はバッチ単位で発酵されるの
で、有機材料が余分に循環されることが回避され、発酵
装置の部品の不必要な消耗が防止される。本発明の嫌気
発酵法の他の特徴は発酵装置の発酵段部内の嫌気発酵前
に有機材料が処理され、好ましくはいわゆるDANOド
ラムのような回転ドラムあるいは管状容器内で同時に空
気処理されることにある。空気処理による効果は、空気
により処理する有機材料の温度が上昇されるが、嫌気発
酵に必要な工程温度、即ち約55℃には達しない。
が均質に発酵され最終的に品質が大幅に向上される点に
ある。本発明の嫌気発酵法はバッチ単位で発酵されるの
で、有機材料が余分に循環されることが回避され、発酵
装置の部品の不必要な消耗が防止される。本発明の嫌気
発酵法の他の特徴は発酵装置の発酵段部内の嫌気発酵前
に有機材料が処理され、好ましくはいわゆるDANOド
ラムのような回転ドラムあるいは管状容器内で同時に空
気処理されることにある。空気処理による効果は、空気
により処理する有機材料の温度が上昇されるが、嫌気発
酵に必要な工程温度、即ち約55℃には達しない。
【0009】本発明の嫌気発酵法の場合、好ましくはD
ANOドラムとしてのドラム内の有機材料が混合器内で
混合され、細かに粉砕される前に空気処理されることが
特に望ましい。有機材料の空気処理も容器内で行われる
ことは理解されよう。
ANOドラムとしてのドラム内の有機材料が混合器内で
混合され、細かに粉砕される前に空気処理されることが
特に望ましい。有機材料の空気処理も容器内で行われる
ことは理解されよう。
【0010】容器内の有機材料の空気処理は廃棄物が例
えば市場の園芸製品から出る廃棄物のように主に植物材
料からなる場合に行われる。従つて処理すべき有機廃棄
物は自然酸化による温度上昇に加え、蒸気噴射により回
転ドラム(好ましくはDANOドラム)内で加熱され
る。
えば市場の園芸製品から出る廃棄物のように主に植物材
料からなる場合に行われる。従つて処理すべき有機廃棄
物は自然酸化による温度上昇に加え、蒸気噴射により回
転ドラム(好ましくはDANOドラム)内で加熱され
る。
【0011】本発明の嫌気発酵法の他の特徴は混合が空
気条件下で行われることにある。別の実施例として、特
に家庭廃棄物を処理材料とする場合、処理材料は嫌気バ
クテリアを含むグラフト材料と共に容器内に導入され、
ここで完全に混合される。通常水平に装着された回転ド
ラム、好ましくはいわゆるNANOドラムを用いる。こ
のドラム容器は空気に開放されて接触されている。この
ようにして均質化された材料を発酵装置の発酵段部へ移
送する前に、材料から例えば磁石あるいはふるい等によ
り非発酵物質を除去する必要がある。好ましくはDAN
Oドラムのような容器内では、有機材料が潰され粉砕さ
れて次の嫌気分解が大幅に向上される。
気条件下で行われることにある。別の実施例として、特
に家庭廃棄物を処理材料とする場合、処理材料は嫌気バ
クテリアを含むグラフト材料と共に容器内に導入され、
ここで完全に混合される。通常水平に装着された回転ド
ラム、好ましくはいわゆるNANOドラムを用いる。こ
のドラム容器は空気に開放されて接触されている。この
ようにして均質化された材料を発酵装置の発酵段部へ移
送する前に、材料から例えば磁石あるいはふるい等によ
り非発酵物質を除去する必要がある。好ましくはDAN
Oドラムのような容器内では、有機材料が潰され粉砕さ
れて次の嫌気分解が大幅に向上される。
【0012】本発明の好ましい実施例によれば、処理中
空気が導入され材料温度が更に上昇され得る。本発明の
別の実施例によれば、完全に混合された材料を発酵段部
の1に移送した後、材料が30〜60℃、好ましくは5
0〜65℃、即ち嫌気発酵温度に加熱され維持される。
必要な熱は一部空気により得られ、最適の熱は好ましく
はDANOドラムの回転ドラム内に、好ましくは蒸気を
噴射することにより得られることは理解されよう。この
場合、発酵すべき材料を発酵段部に送る前にその温度を
嫌気発酵に必要な温度即ち30〜65℃にすることが可
能である。
空気が導入され材料温度が更に上昇され得る。本発明の
別の実施例によれば、完全に混合された材料を発酵段部
の1に移送した後、材料が30〜60℃、好ましくは5
0〜65℃、即ち嫌気発酵温度に加熱され維持される。
必要な熱は一部空気により得られ、最適の熱は好ましく
はDANOドラムの回転ドラム内に、好ましくは蒸気を
噴射することにより得られることは理解されよう。この
場合、発酵すべき材料を発酵段部に送る前にその温度を
嫌気発酵に必要な温度即ち30〜65℃にすることが可
能である。
【0013】本発明の別の特徴によれば、グラフト材料
は有機材料と混合する前に30〜65℃に、好ましくは
50〜65℃に加熱される。この場合、発酵すべき材料
はグラフト材料を導入した後所望の温度に維持される。
更に、本発明によれば有機材料がオプションとしてグラ
フト材料と共に30〜65℃、好ましくは50〜65℃
に且つ好ましくは蒸気噴射により加熱されることが可能
である。
は有機材料と混合する前に30〜65℃に、好ましくは
50〜65℃に加熱される。この場合、発酵すべき材料
はグラフト材料を導入した後所望の温度に維持される。
更に、本発明によれば有機材料がオプションとしてグラ
フト材料と共に30〜65℃、好ましくは50〜65℃
に且つ好ましくは蒸気噴射により加熱されることが可能
である。
【0014】嫌気グラフト材料としては、好ましくは発
酵された下水スラッジ、発酵された固形有機材料あるい
は発酵された固形有機材料の脱水機から得らえるプレス
流体、特に成長したバイオ材料が採用される。グラフト
材料として使用する発酵された有機材料あるいはプレス
流体は本発明の発酵装置の発酵段部から得られるものを
使用出来るから、グラフト材料として別個に購入する必
要がなく、経済性が向上される。
酵された下水スラッジ、発酵された固形有機材料あるい
は発酵された固形有機材料の脱水機から得らえるプレス
流体、特に成長したバイオ材料が採用される。グラフト
材料として使用する発酵された有機材料あるいはプレス
流体は本発明の発酵装置の発酵段部から得られるものを
使用出来るから、グラフト材料として別個に購入する必
要がなく、経済性が向上される。
【0015】本発明の嫌気発酵法の好ましい実施態様に
よれば、グラフト材料は特定の発酵段部内の処理材料が
過度に酸化されることのない量だけ使用される。酸化バ
クテリアは過度に存在しない。この媒体はメタン生成バ
クテリアが存在し得るようにされる。過度の酸化により
好適な発酵作用が阻止される。
よれば、グラフト材料は特定の発酵段部内の処理材料が
過度に酸化されることのない量だけ使用される。酸化バ
クテリアは過度に存在しない。この媒体はメタン生成バ
クテリアが存在し得るようにされる。過度の酸化により
好適な発酵作用が阻止される。
【0016】本発明の嫌気発酵法の望ましい実施態様に
よれば、発酵段部に導入する発酵処理材料の水分含有量
は40〜80重量%である。これにより各種の有機廃棄
物が比較的高度に乾燥した状態に処理される。
よれば、発酵段部に導入する発酵処理材料の水分含有量
は40〜80重量%である。これにより各種の有機廃棄
物が比較的高度に乾燥した状態に処理される。
【0017】本発明の別の特徴は、グラフト材料及び処
理材料の、特定の発酵段部への移送が移送装置を介して
行われることにある。この移送装置の利点は、処理材料
を比較的高度に乾燥した状態で移送可能である点にあ
る。本発明の更に別の実施態様によれば、移送が閉ルー
プ型の移送装置好ましくは閉ループ型のコンベアベルト
上において行われ得る。このため、例えば完全に混合さ
れた材料の熱が不必要にロスしたり、臭い香りが広がつ
たりすることが防止される。移送には湿砂の移送に使用
されるジヤツクネジ移送装置あるいはプロップ移送装
置、好ましくは周知の閉ループ型のチェーンコンベア装
置あるいは特にコンベアベルトを採用可能である。
理材料の、特定の発酵段部への移送が移送装置を介して
行われることにある。この移送装置の利点は、処理材料
を比較的高度に乾燥した状態で移送可能である点にあ
る。本発明の更に別の実施態様によれば、移送が閉ルー
プ型の移送装置好ましくは閉ループ型のコンベアベルト
上において行われ得る。このため、例えば完全に混合さ
れた材料の熱が不必要にロスしたり、臭い香りが広がつ
たりすることが防止される。移送には湿砂の移送に使用
されるジヤツクネジ移送装置あるいはプロップ移送装
置、好ましくは周知の閉ループ型のチェーンコンベア装
置あるいは特にコンベアベルトを採用可能である。
【0018】本発明の他の特徴によれば、発酵段部当た
りの処理有機材料の量が新たに処理可能な有機材料の一
日当たりの平均供給量にされる。この場合、1個の発酵
段部内に有機材料のみが存在し、この有機材料は実質的
に発酵期間中間断なく保持されることが好ましい。この
発酵期間は処理条件により異なるが15〜50日程度で
ある。本発明の別の実施例によれば、発酵中に生成され
るバイオガスが発酵段部内の材料間を通過し除去され
る。この結果、発酵可能な材料が十分に緩みバイオガス
の解放が促進され得る。通常、発酵工程の終期に、特定
発酵段部内の発酵された材料の不活性ガスあるいは空気
が除去される。このためバイオガスが最大限除去され
得、発酵された材料からバイオガスが完全に除去されて
いる。
りの処理有機材料の量が新たに処理可能な有機材料の一
日当たりの平均供給量にされる。この場合、1個の発酵
段部内に有機材料のみが存在し、この有機材料は実質的
に発酵期間中間断なく保持されることが好ましい。この
発酵期間は処理条件により異なるが15〜50日程度で
ある。本発明の別の実施例によれば、発酵中に生成され
るバイオガスが発酵段部内の材料間を通過し除去され
る。この結果、発酵可能な材料が十分に緩みバイオガス
の解放が促進され得る。通常、発酵工程の終期に、特定
発酵段部内の発酵された材料の不活性ガスあるいは空気
が除去される。このためバイオガスが最大限除去され
得、発酵された材料からバイオガスが完全に除去されて
いる。
【0019】最後に本発明によれば、発酵段部からの除
去の前後に発酵材料が空気処理され得る。この場合、完
全に分解されていない材料が空気により処理され安定化
されるので、最終製品としての発酵材料の品質が向上さ
れる。
去の前後に発酵材料が空気処理され得る。この場合、完
全に分解されていない材料が空気により処理され安定化
されるので、最終製品としての発酵材料の品質が向上さ
れる。
【0020】本発明によれば、本発明の嫌気発酵法を実
施する装置が提供される。すなわち、本発明によれば、
少なくとも固形のグラフト材料を入れる容器と、流体グ
ラフト材料を入れる容器と、発酵させる有機材料及び固
形、流体のグラフト材料を完全に混合する容器と、完全
に混合した材料を容器から嫌気発酵装置の複数の加熱可
能な嫌気発酵段部の1に移送する移送装置と、オプショ
ンとして発酵された材料を後処理する装置とを備える有
機材料を実質的に嫌気発酵する発酵装置が提供される。
この発酵装置の場合、通常の空気条件下で発酵材料及び
グラフト材料が混合される。
施する装置が提供される。すなわち、本発明によれば、
少なくとも固形のグラフト材料を入れる容器と、流体グ
ラフト材料を入れる容器と、発酵させる有機材料及び固
形、流体のグラフト材料を完全に混合する容器と、完全
に混合した材料を容器から嫌気発酵装置の複数の加熱可
能な嫌気発酵段部の1に移送する移送装置と、オプショ
ンとして発酵された材料を後処理する装置とを備える有
機材料を実質的に嫌気発酵する発酵装置が提供される。
この発酵装置の場合、通常の空気条件下で発酵材料及び
グラフト材料が混合される。
【0021】本発明によれば、各発酵段部に1個以上の
仕切り壁が具備され、必要ならばこの寸法が発酵段部の
サイズまたは容積により決定される。発酵段部内におい
て同一の仕切り壁が互いに離間されて配置される構成を
とることにより好適な結果が得られる。更に、発酵段部
の構成壁の高さが仕切り壁の高さより約5〜15%低い
ことが好ましい。発酵段部の構成壁及び仕切り壁には1
個またはそれ以上の加熱素子好、ましくは高温水加熱素
子が具備されることが望ましい。
仕切り壁が具備され、必要ならばこの寸法が発酵段部の
サイズまたは容積により決定される。発酵段部内におい
て同一の仕切り壁が互いに離間されて配置される構成を
とることにより好適な結果が得られる。更に、発酵段部
の構成壁の高さが仕切り壁の高さより約5〜15%低い
ことが好ましい。発酵段部の構成壁及び仕切り壁には1
個またはそれ以上の加熱素子好、ましくは高温水加熱素
子が具備されることが望ましい。
【0022】本発明の好適な実施例によれば発酵装置に
は、新しい発酵可能な有機材料を導入し空気処理可能な
少なくとも1個の容器が包有される。この実施例では、
比較的清浄で実質的に汚染されていない野菜廃棄物の場
合に特に好適である。この場合容器は単に混合容器で良
い。
は、新しい発酵可能な有機材料を導入し空気処理可能な
少なくとも1個の容器が包有される。この実施例では、
比較的清浄で実質的に汚染されていない野菜廃棄物の場
合に特に好適である。この場合容器は単に混合容器で良
い。
【0023】本発明の好ましい実施例によれば、各発酵
段部がコンクリート壁で構成され、コンクリート壁には
加熱素子が埋め込まれる。コンクリート壁は設置性が良
好であるため、発酵中に好適な高温温度を維持出来る。
発酵段部の背壁と天井とは遮断性のサンドイッチパネル
あるいはコンクリートで作られ、この場合背壁または天
井の外側に断熱材料を付設して好適な断熱構造にでき
る。各発酵段部には加熱可能な床が設けられ、この床に
より発酵材料が高温にされ、また所定の発酵温度に維持
されることが望まれる。上述したように、加熱は高湿水
加熱装置により得られる。
段部がコンクリート壁で構成され、コンクリート壁には
加熱素子が埋め込まれる。コンクリート壁は設置性が良
好であるため、発酵中に好適な高温温度を維持出来る。
発酵段部の背壁と天井とは遮断性のサンドイッチパネル
あるいはコンクリートで作られ、この場合背壁または天
井の外側に断熱材料を付設して好適な断熱構造にでき
る。各発酵段部には加熱可能な床が設けられ、この床に
より発酵材料が高温にされ、また所定の発酵温度に維持
されることが望まれる。上述したように、加熱は高湿水
加熱装置により得られる。
【0024】本発明の他の特徴によれば、発酵段部は湿
気または空気に対し密封され、好適な嫌気発酵を実現出
来る。本発明の発酵装置には別個の容器間に設けられ、
任意の形態の有機材料または固形、流体のグラフト材料
を移送する閉ループ型のコンベア装置が具備されること
が好ましい。一般には閉ループ型のコンベアベルトが採
用される。閉ループ型のコンベア装置により不必要に熱
を失つたり、作業者または環境に不都合を与えたり引き
起こしたりすることがなく、材料を移動可能である。
気または空気に対し密封され、好適な嫌気発酵を実現出
来る。本発明の発酵装置には別個の容器間に設けられ、
任意の形態の有機材料または固形、流体のグラフト材料
を移送する閉ループ型のコンベア装置が具備されること
が好ましい。一般には閉ループ型のコンベアベルトが採
用される。閉ループ型のコンベア装置により不必要に熱
を失つたり、作業者または環境に不都合を与えたり引き
起こしたりすることがなく、材料を移動可能である。
【0025】
【作用】上述のような構成の本発明によれば、特に嫌気
発酵が単一の発酵段毎に行われ得、理想的な発酵処理が
実現され得る。
発酵が単一の発酵段毎に行われ得、理想的な発酵処理が
実現され得る。
【0026】
【実施例】図1には本発明の発酵装置の好適な実施例が
示される。この場合、必要ならば発酵処理する材料を先
ず前処理してプラスチツクまたは金属のような不活性若
しくは干渉物質を出来る限り多量に除去する。前処理さ
れた有機材料は通常回転ドラム、好ましくはいわゆるD
ANOドラムとしての容器3内へ送られ、ここで小さく
粉砕され完全に混合される。一方前処理された材料を容
器6に送りその後容器3に導入することも可能であり、
この場合有機材料は嫌気発酵分解され得、この嫌気発酵
分解は空気を導入することにより促進される。容器3の
有機材料には更に、容器1からの固形グラフト材料と容
器2からの流体グラフト材料とが加入される。一方流体
グラフト材料は望ましくは容器3を離れて移送装置4を
経、発酵段部5a,5b,5c...内に送られる前に
加入され得ることは理解されよう。このオプションは第
1図には示されていない。この場合発酵処理する有機材
料の嫌気有機微細成分が発酵段部での発酵に際し容易に
調整可能となる。
示される。この場合、必要ならば発酵処理する材料を先
ず前処理してプラスチツクまたは金属のような不活性若
しくは干渉物質を出来る限り多量に除去する。前処理さ
れた有機材料は通常回転ドラム、好ましくはいわゆるD
ANOドラムとしての容器3内へ送られ、ここで小さく
粉砕され完全に混合される。一方前処理された材料を容
器6に送りその後容器3に導入することも可能であり、
この場合有機材料は嫌気発酵分解され得、この嫌気発酵
分解は空気を導入することにより促進される。容器3の
有機材料には更に、容器1からの固形グラフト材料と容
器2からの流体グラフト材料とが加入される。一方流体
グラフト材料は望ましくは容器3を離れて移送装置4を
経、発酵段部5a,5b,5c...内に送られる前に
加入され得ることは理解されよう。このオプションは第
1図には示されていない。この場合発酵処理する有機材
料の嫌気有機微細成分が発酵段部での発酵に際し容易に
調整可能となる。
【0027】発酵処理する有機材料の上述した前処理は
出発廃棄物によることは明らかであろう。多くの場合、
廃棄物は好ましくはDANOドラムとしの容器3内にお
いて好適に直接処理される。このDANOドラムは管状
で水平に回転可能に配置され、内部で発酵処理する有機
材料が空気の存在下で完全に混合される。この処理中、
嫌気発酵分解が生じ湿気の温度が上昇する。一方容器3
内の温度が好ましくは発酵段部へ送る前に蒸気を噴射し
て上昇され得る。有機材料の温度は通常30〜65℃
に、好ましくは50〜65℃に上昇される。容器3と移
送装置4との間に更に、加熱しグラフト材料と水とを付
加する別の容器(図示せず)を配置可能である。
出発廃棄物によることは明らかであろう。多くの場合、
廃棄物は好ましくはDANOドラムとしの容器3内にお
いて好適に直接処理される。このDANOドラムは管状
で水平に回転可能に配置され、内部で発酵処理する有機
材料が空気の存在下で完全に混合される。この処理中、
嫌気発酵分解が生じ湿気の温度が上昇する。一方容器3
内の温度が好ましくは発酵段部へ送る前に蒸気を噴射し
て上昇され得る。有機材料の温度は通常30〜65℃
に、好ましくは50〜65℃に上昇される。容器3と移
送装置4との間に更に、加熱しグラフト材料と水とを付
加する別の容器(図示せず)を配置可能である。
【0028】発酵段部は例えば好ましくは5aのような
矩形にされ、大きさは発酵処理する新しい有機材料の1
日当たりの平均供給量により決定される。即ち1日当た
りの作業で1個の発酵段部が充満され、この発酵段部は
発酵中閉鎖される。この発酵は15〜50日間行われ
る。発酵処理する有機材料の生成物は日毎に発酵段部5
b...に導入される。このようにして発酵設備がバッ
チ単位で埋められていくことになる。
矩形にされ、大きさは発酵処理する新しい有機材料の1
日当たりの平均供給量により決定される。即ち1日当た
りの作業で1個の発酵段部が充満され、この発酵段部は
発酵中閉鎖される。この発酵は15〜50日間行われ
る。発酵処理する有機材料の生成物は日毎に発酵段部5
b...に導入される。このようにして発酵設備がバッ
チ単位で埋められていくことになる。
【0029】図面の各発酵段部5a,5b,5c...
には2個の仕切り壁15(図示せず)が形成され、仕切
り壁15は好ましくは1個またはそれ以上の加熱素子
(図示せず)を具備することは理解されよう。加熱素子
は高温水加熱素子であることが望ましいが、電気素子も
使用可能である。高温水加熱システムの場合、必要な熱
は上述のようにして得られるバイオガスを電気に変換す
るガスエンジンからの廃熱を利用できる。この発酵段部
により良好で効率的な発酵が確実に得られると考えられ
る。一方本発明は各発酵段部に2個の仕切り壁を具備さ
せる構成に制限されないことは明らかであろう。発酵段
部の寸法、延いては容積により、1個または3個以上の
仕切り壁を具備する構成を採用可能であり、また容積が
小さい場合仕切り壁を設けなくともよい。
には2個の仕切り壁15(図示せず)が形成され、仕切
り壁15は好ましくは1個またはそれ以上の加熱素子
(図示せず)を具備することは理解されよう。加熱素子
は高温水加熱素子であることが望ましいが、電気素子も
使用可能である。高温水加熱システムの場合、必要な熱
は上述のようにして得られるバイオガスを電気に変換す
るガスエンジンからの廃熱を利用できる。この発酵段部
により良好で効率的な発酵が確実に得られると考えられ
る。一方本発明は各発酵段部に2個の仕切り壁を具備さ
せる構成に制限されないことは明らかであろう。発酵段
部の寸法、延いては容積により、1個または3個以上の
仕切り壁を具備する構成を採用可能であり、また容積が
小さい場合仕切り壁を設けなくともよい。
【0030】発酵装置の作動中、バイオガス以外に実質
的に有機材料は取り出されない。オプションとして発酵
段部内に形成されるプレス流体は発酵段部内で再循環さ
れ、有機材料の水分含有量を所望レベルに維持可能であ
る。発酵段部の容積は例えば250〜750m3にされ
る。これより大あるいは小の容積の発酵段部を使用可能
であることは明らかであろう。通常発酵段部に有機材料
を投入した後の積載高さは約4.5〜5.5メータであ
り、発酵段部の容積は発酵段部の長さを考慮して調整さ
れる。
的に有機材料は取り出されない。オプションとして発酵
段部内に形成されるプレス流体は発酵段部内で再循環さ
れ、有機材料の水分含有量を所望レベルに維持可能であ
る。発酵段部の容積は例えば250〜750m3にされ
る。これより大あるいは小の容積の発酵段部を使用可能
であることは明らかであろう。通常発酵段部に有機材料
を投入した後の積載高さは約4.5〜5.5メータであ
り、発酵段部の容積は発酵段部の長さを考慮して調整さ
れる。
【0031】一方発酵装置の全体の容積は発酵段部の数
を増加することにより増大可能である。発酵段部は異な
る材料で構成可能であるが、耐酸性コンクリートで作成
することが好ましい。各発酵段部5a,5b,5
c...は必要ならば1個のコンクリート床と複数のコ
ンクリート仕切り壁とコンクリートセグメントで構成さ
れることが好ましく、背壁及び天井は熱遮断するサンド
イッチ状のパネルあるいはコンクリートで作られ、この
場合外壁または天井に外側から断熱材が付設される。
を増加することにより増大可能である。発酵段部は異な
る材料で構成可能であるが、耐酸性コンクリートで作成
することが好ましい。各発酵段部5a,5b,5
c...は必要ならば1個のコンクリート床と複数のコ
ンクリート仕切り壁とコンクリートセグメントで構成さ
れることが好ましく、背壁及び天井は熱遮断するサンド
イッチ状のパネルあるいはコンクリートで作られ、この
場合外壁または天井に外側から断熱材が付設される。
【0032】有機材料の発酵中、バイオガスが生成さ
れ、除去される。発酵が完了した後特定の発酵段部に残
される材料はオプションとして不活性ガスまたは空気に
より処理される。次にこの特定の発酵段部の内蔵物が除
去される。また不活性ガスあるいは空気による上述の処
理は特定の発酵段部から発酵した材料を除去した後に実
行可能である。
れ、除去される。発酵が完了した後特定の発酵段部に残
される材料はオプションとして不活性ガスまたは空気に
より処理される。次にこの特定の発酵段部の内蔵物が除
去される。また不活性ガスあるいは空気による上述の処
理は特定の発酵段部から発酵した材料を除去した後に実
行可能である。
【0033】次に発酵された材料の後処理を図2に沿つ
て説明する。発酵された材料はエキスキヤベータにより
発酵段部から除去される。発酵段部(例えば5b)から
発酵された材料は一部コンベアベルト7のような移送装
置を経て貯蔵容器8へ移送され、新たに発酵する有機材
料のグラフト材料として使用される。発酵された下水ス
ラツジは約40〜65℃にされ維持される。このため好
ましくはバツチ単位の新たな発酵する有機材料が前処理
段で好適温度になる。発酵された材料を発酵段部、例え
ば発酵段部5aから移送装置9を経て脱水機10へ送
り、発酵された固形発酵有機材料と脱水機からのプレス
流体をそれぞれ移送装置11を経て貯蔵容器12へ、ま
た移送装置13を経て貯蔵容器14へと送ることも可能
である。
て説明する。発酵された材料はエキスキヤベータにより
発酵段部から除去される。発酵段部(例えば5b)から
発酵された材料は一部コンベアベルト7のような移送装
置を経て貯蔵容器8へ移送され、新たに発酵する有機材
料のグラフト材料として使用される。発酵された下水ス
ラツジは約40〜65℃にされ維持される。このため好
ましくはバツチ単位の新たな発酵する有機材料が前処理
段で好適温度になる。発酵された材料を発酵段部、例え
ば発酵段部5aから移送装置9を経て脱水機10へ送
り、発酵された固形発酵有機材料と脱水機からのプレス
流体をそれぞれ移送装置11を経て貯蔵容器12へ、ま
た移送装置13を経て貯蔵容器14へと送ることも可能
である。
【0034】貯蔵容器12からの固形有機材料は次に乾
燥され次段の処理部へ搬送される。貯蔵容器14からの
プレス流体及び貯蔵容器12からの発酵された固形有機
材料は新たな発酵させる材料のグラフト材料として再使
用され得る。グラフト材料の量は常に発酵工程の初期に
大半の酸生成バクテリアを十分に抑制することの出来る
ように設定すめ必要がある。
燥され次段の処理部へ搬送される。貯蔵容器14からの
プレス流体及び貯蔵容器12からの発酵された固形有機
材料は新たな発酵させる材料のグラフト材料として再使
用され得る。グラフト材料の量は常に発酵工程の初期に
大半の酸生成バクテリアを十分に抑制することの出来る
ように設定すめ必要がある。
【0035】複数の発酵段部からなる発酵装置において
一度十分に発酵された材料が得られると、新たな発酵さ
せる有機材料を好適にグラフト化するためにこの発酵さ
れた材料の30%をグラフト材料として採用可能であ
る。発酵された有機材料の脱水から得られる発酵された
下水スラツジあるいはプレス流体を同時に使用すること
により、必要な固形グラフト材料の量を低減しし得る。
一度十分に発酵された材料が得られると、新たな発酵さ
せる有機材料を好適にグラフト化するためにこの発酵さ
れた材料の30%をグラフト材料として採用可能であ
る。発酵された有機材料の脱水から得られる発酵された
下水スラツジあるいはプレス流体を同時に使用すること
により、必要な固形グラフト材料の量を低減しし得る。
【0036】本発明は上述の実施例に限定されないこと
は明らかであろう。
は明らかであろう。
【0037】
【発明の効果】上述のように構成された本発明による嫌
気発酵法によれば、各種の廃棄物等の有機材料を極めて
効果的に嫌気発酵し得、例えば厨芥等々の円滑な処理に
充分に寄与できる。
気発酵法によれば、各種の廃棄物等の有機材料を極めて
効果的に嫌気発酵し得、例えば厨芥等々の円滑な処理に
充分に寄与できる。
【図1】図1は本発明による嫌気発酵装置の一実施例の
説明図である。
説明図である。
【図2】図2は本発明による嫌気発酵方法の一実施例の
説明図である。
説明図である。
1 容器 2 容器 3 容器 4 移送装置 5a 発酵段部 5b 発酵段部 5c 発酵段部 6 容器 7 コンベアベルト 8 貯蔵容器 9 移送装置 10 脱水機 11 移送装置 12 貯蔵容器 13 移送装置 14 貯蔵容器 15 仕切り壁
Claims (29)
- 【請求項1】 有機材料を容器内に送り嫌気バクテリア
を含む固形、液体のグラフト材料と完全に混合し、その
後複数の発酵段部からなる嫌気発酵装置の1の発酵段部
内に送り、加熱し所定の温度に維持し有機材料が実質的
に完全に発酵されたとき得られるバイオガスを除去し、
これにより得られた発酵した材料を発酵段部から完全に
除去し必要ならば後処理を行う、出発材料として家庭廃
棄物、野菜廃棄物のような有機材料を実質的に嫌気発酵
する嫌気発酵法。 - 【請求項2】 有機材料を嫌気発酵の前に空気にさらし
てなる特許請求の範囲第1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項3】 有機材料を混合前に空気にさらしてなる
特許請求の範囲第2項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項4】 混合を空気条件の下で行つてなる特許請
求の範囲第1項または第2項のいずれか1項記載の嫌気
発酵法。 - 【請求項5】 空気処理中に更に空気を供給してなる特
許請求の範囲第2項〜第4項のいずれか1項記載の嫌気
発酵法。 - 【請求項6】 完全に混合して得られた混合物を発酵段
部の一に移送する前に30〜65℃に加熱し嫌気発酵の
ためこの温度維持してなる特許請求の範囲第1項〜第5
項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項7】 有機材料を50〜65℃に加熱し維持し
てなる特許請求の範囲第6項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項8】 グラフト材料を有機材料と共に混合する
前に加熱してなる特許請求の範囲第1項〜第7項のいず
れか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項9】 グラフト材料を30〜65℃、好ましく
は50〜65℃に加熱してなる特許請求の範囲第8項記
載の嫌気発酵法。 - 【請求項10】 オプションとして有機材料をグラフト
材料と共に30〜65℃、好ましくは50〜65℃に好
ましくは蒸気の噴射により加熱してなる特許請求の範囲
第1項〜第7項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項11】発酵した下水スラツジ、発酵した固形有
機材料あるいは発酵された有機材料の脱水機から得られ
るプレス液体、特に成長したバイオ材料を嫌気グラフト
材料として使用してなる特許請求の範囲第1項〜第10
項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項12】 グラフト材料は特定の発酵段部の有機
材料での過度の酸化作用を防止し得る量使用してなる特
許請求の範囲第1項〜第11項のいずれか1項記載の嫌
気発酵法。 - 【請求項13】 発酵させる材料の水分を40〜80重
量%の範囲にして発酵段部に導入してなる特許請求の範
囲第1項〜第12項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項14】 発酵させる材料の水分を50〜70重
量%の範囲にしてなる特許請求の範囲第13項記載の嫌
気発酵法。 - 【請求項15】 グラフト材料及び発酵させる材料の特
定発酵段部への移送をコンベア装置で実行してなる特許
請求の範囲第1項〜第14項のいずれか1項記載の嫌気
発酵法。 - 【請求項16】 移送を閉ループ型のコンベア装置、好
ましくは閉ループ型のコンベアベルトにより実行してな
る特許請求の範囲第15項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項17】 発酵段部当たり発酵させる有機材料の
供給量は新たに処理可能な有機材料の一日当たりの平均
供給量である特許請求の範囲第1項〜第16項のいずれ
か1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項18】 発酵中生成されるバイオガスを発酵段
部の発酵可能な材料内を経て得てなる特許請求の範囲第
1項〜第17項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項19】 発酵の終期に特定発酵段部内の発酵さ
れた材料を不活性ガス、空気と共に取り出されてなる特
許請求の範囲第1項〜第18項のいずれか1項記載の嫌
気発酵法。 - 【請求項20】 発酵させる材料を発酵段部からの除去
の前後に空気により処理されてなる特許請求の範囲第1
項〜第19項のいずれか1項記載の嫌気発酵法。 - 【請求項21】 少なくとも固形のグラフト材料を入れ
る容器1と、流体グラフト材料を入れる容器2と、発酵
させる有機材料及び固形、流体のグラフト材料を完全に
混合する容器3と、完全に混合した材料を容器3から嫌
気発酵装置5の複数の加熱可能な嫌気発酵段部5a,5
b,5c...の一に移送する移送装置4と、オプショ
ンとして発酵した材料を後処理する装置とを備えてなる
有機材料を実質的に嫌気発酵する発酵装置。 - 【請求項22】 各発酵段部5a,5b,5c...に
は1以上の仕切り壁15が具備されてなる特許請求の範
囲第21項記載の発酵装置。 - 【請求項23】 仕切り壁15及び他の構成壁に1以上
の加熱素子が具備されてなる特許請求の範囲第22項記
載の発酵装置。 - 【請求項24】 加熱素子が高温水加熱素子である特許
請求の範囲第23項記載の発酵装置。 - 【請求項25】 更に、空気処理を与えるための新たな
発酵可能な有機材料を入れる容器6を備えてなる特許請
求の範囲第21〜第24項のいずれか1項項記載の発酵
装置。 - 【請求項26】 各発酵段部5a,5b,5c...は
コンクリート床とコンクリート仕切り壁とを有し、その
背壁及び天井が遮断されたサンドイッチ状のパネル、コ
ンクリートから作られ、外壁、天井には断熱材料が設け
られてなる特許請求の範囲第21〜第25項のいずれか
1項項記載の発酵装置。 - 【請求項27】 各発酵段部5a,5b,5c...の
底部が必要ならば加熱可能に設けられてなる特許請求の
範囲第21〜第26項のいずれか1項項記載の発酵装
置。 - 【請求項28】 発酵段部5a,5b,5c...が湿
気、空気に対し遮断されてなる特許請求の範囲第21〜
第27項のいずれか1項項記載の発酵装置。 - 【請求項29】 更に、別個の容器間に設けられ任意の
形態の有機材料と固形、流体グラフト材料とを移送する
閉ループ型の移送装置を備えてなる特許請求の範囲第2
1〜第28項のいずれか1項項記載の発酵装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9001282 | 1990-06-07 | ||
NL9001282A NL9001282A (nl) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | Werkwijze en inrichting voor anaerobe vergisting. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06320134A true JPH06320134A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=19857199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23260391A Pending JPH06320134A (ja) | 1990-06-07 | 1991-06-07 | 嫌気発酵法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0460767B1 (ja) |
JP (1) | JPH06320134A (ja) |
AT (1) | ATE132895T1 (ja) |
CA (1) | CA2044089A1 (ja) |
DE (1) | DE69116232T2 (ja) |
DK (1) | DK0460767T3 (ja) |
ES (1) | ES2090230T3 (ja) |
GR (1) | GR3019651T3 (ja) |
NL (1) | NL9001282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104556351A (zh) * | 2014-12-25 | 2015-04-29 | 东南大学 | 一种利用高温废水加温生物反应器的设备及方法 |
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---|---|---|---|---|
AT401742B (de) * | 1995-01-24 | 1996-11-25 | Porr Umwelttechnik | Verfahren zum auftrennen und konditionieren von kommunalen abfallstoffen |
GB9808274D0 (en) * | 1998-04-18 | 1998-06-17 | Amec Civil Eng Ltd | Waste management system |
AT4070U3 (de) * | 1999-11-12 | 2001-07-25 | Rosinger Anlagentechnik Gmbh & | Fermentationsreaktor mit kippsicherheit bezüglich der biologie |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR327974A (fr) * | 1902-05-26 | 1903-07-07 | Guedon Leon Louis | Système de postes de concentration pour la manoeuvre des appareils des voies ferrées |
FR893767A (fr) * | 1942-03-28 | 1944-10-30 | Procédé d'obtention d'un gaz combustible par fermentation de matières organiques | |
FR1006958A (fr) * | 1949-12-16 | 1952-04-29 | Centrale Tech Francaise | Installation de traitement des matières organiques pour fabrication d'engrais et production de gaz utilisables |
FR2327974A1 (fr) * | 1975-10-16 | 1977-05-13 | Morel Pierre | Procede de traitement des ordures menageres et installation pour sa mise en oeuvre |
FR2346293A1 (fr) * | 1976-04-01 | 1977-10-28 | Morel Pierre | Procede de recyclage des detritus, ordures menageres et autres residus organiques, par un traitement permettant la production industrielle d'un gaz artificiel dont la composition et la production sont controles |
US4204842A (en) * | 1976-04-01 | 1980-05-27 | Antonin Jullien | Process for converting biodegradable wastes into industrial gases |
IN153549B (ja) * | 1979-01-30 | 1984-07-28 | Univ Waterloo | |
CH650530A5 (de) * | 1980-12-12 | 1985-07-31 | Martin Hunziker | Verfahren und anlage zur verwertung von hausmuell und andern organischen abfaellen zur gewinnung von methangas. |
-
1990
- 1990-06-07 NL NL9001282A patent/NL9001282A/nl not_active Application Discontinuation
-
1991
- 1991-06-06 AT AT91201401T patent/ATE132895T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-06-06 ES ES91201401T patent/ES2090230T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-06-06 DE DE69116232T patent/DE69116232T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-06 EP EP19910201401 patent/EP0460767B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-06-06 DK DK91201401T patent/DK0460767T3/da active
- 1991-06-07 JP JP23260391A patent/JPH06320134A/ja active Pending
- 1991-06-07 CA CA 2044089 patent/CA2044089A1/en not_active Abandoned
-
1996
- 1996-04-11 GR GR960401032T patent/GR3019651T3/el unknown
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104556351A (zh) * | 2014-12-25 | 2015-04-29 | 东南大学 | 一种利用高温废水加温生物反应器的设备及方法 |
Also Published As
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---|---|
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DE69116232D1 (de) | 1996-02-22 |
EP0460767A1 (en) | 1991-12-11 |
DK0460767T3 (da) | 1996-05-28 |
NL9001282A (nl) | 1992-01-02 |
ES2090230T3 (es) | 1996-10-16 |
CA2044089A1 (en) | 1991-12-08 |
EP0460767B1 (en) | 1996-01-10 |
GR3019651T3 (en) | 1996-07-31 |
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