JPH06319659A - 浴室用すのこ及びその製造方法 - Google Patents

浴室用すのこ及びその製造方法

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JPH06319659A
JPH06319659A JP11145393A JP11145393A JPH06319659A JP H06319659 A JPH06319659 A JP H06319659A JP 11145393 A JP11145393 A JP 11145393A JP 11145393 A JP11145393 A JP 11145393A JP H06319659 A JPH06319659 A JP H06319659A
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JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
slip layer
convex portions
foam
projections
Prior art date
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Pending
Application number
JP11145393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Otsuki
政義 大槻
Hisashi Nakajima
久 中島
Chikamasa Hasegawa
誓勝 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11145393A priority Critical patent/JPH06319659A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水性にすぐれ、更に床面との間での滑り止
め性にもすぐれた浴室用すのこ及びその製造方法を提供
する。 【構成】 裏面には互いに連続しない凸部11が多数形
成され、該凸部11の先端部付近の周囲には、エチレン
−メチルメタクリレート樹脂層4の断面が露出し、表面
から裏面の凸部11同士の間の凹部13へ貫通する水切
り孔14が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水性及び滑り止め性
にすぐれた浴室用すのこに関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体を使用した浴室用すのことして、
実開昭56−92585号公報に記載のフオーム製バス
マットが知られている。このものはマット素材の表裏面
に貫通する貫通孔を配列し、該貫通孔に位置して相互に
連通する通し溝が形成されてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のバスマ
ットは、通し溝即ち排水流路が長方形に配置されている
ので、床面の勾配と平行な流路の排水性はよいが、床面
の勾配と直角方向の流路に入った水は床面の勾配と平行
な流路に入った後に排水されるので、排水性がよくな
い。また、バスマット裏面の通し溝以外の部分は床面と
平面接触となり、滑り止め機能がないために床面との間
で滑り易いという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解消し、排水
性にすぐれ、更に床面との間での滑り止め性にもすぐれ
た浴室用すのこ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室用すのこ
は、合成樹脂発泡体の底面に互いに連続しない凸部が多
数設けられ、該凸部の先端部付近に滑り止め層が設けら
れ、該凸部同士の間の凹部には該発泡体の表裏に貫通す
る水切り孔が設けられてなることを特徴とするものであ
る。
【0006】又、本発明の浴室用すのこの製造方法は、
2枚の合成樹脂発泡体が滑り止め層を挟んで積層されて
なる積層体を、プロファイル加工する際に該滑り止め層
を含む平面を切断することにより、互いに連続せず、且
つ先端部付近に滑り止め層を露出した多数の凸部を片面
に形成し、該凸部同士の間の凹部に該積層体の表裏を貫
通する水切り孔を形成することを特徴とするものであ
る。
【0007】以下に本発明の詳細を説明する。本発明で
発泡体として使用される樹脂には、ポリオレフィン系、
塩化ビニル、ポリウレタン等が挙げられるが、ポリオレ
フィン系樹脂が加工性などの点で好ましい。ポリオレフ
ィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリブテン等の1種または2種以上の混合物
等が挙げられる。このうち低密度ポリエチレンを主体と
するものがクッション性、柔軟性に富み、加工性もよい
ので特に好ましい。
【0008】上記発泡体は架橋されているものが気泡が
細かくて均一であり、クッション性、耐熱性にもすぐれ
ているので好ましい。架橋は従来公知の方法で行われた
ものでよい。
【0009】発泡体の発泡倍率は、5倍未満であると浴
室用すのことしてクッション性が悪くなり、凹凸を形成
するプロファイル加工がし難くなる。また、40倍を超
えると柔らか過ぎ、人が乗ると凸部が押し潰されて排水
作用を阻害するので、発泡倍率は5〜40倍が好まし
く、10〜30倍が更に好ましい。発泡体の厚みは、浴
室用すのことして15〜25mmが適当である。
【0010】滑り止め層としては、例えばエチレン−メ
チルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のオレフィン系、ポリブタジエン系、天然ゴ
ム、合成ゴム等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
滑り止め層は前記発泡体に挟まれて設けられるが、該発
泡体をプロファイル加工する際に、該滑り止め層を含む
平面で切断し、片面に凹凸を有する2枚の発泡体を得た
とき、該凸部の先端付近で滑り止め層の断面が露出して
滑り止め作用をなす。該滑り止め層の厚さは50〜30
0μm程度が適当である。
【0011】発泡体の間に滑り止め層を設けるには、例
えば、2枚の発泡体の間に上記エラストマーを溶融押出
しながら積層する方法、シート状に成形されたエラスト
マーと発泡体とをホットメルト等の接着剤により積層す
る方法等が採用される。
【0012】請求項1記載の浴室用すのこは、上記発泡
体の底面に互いに連続しない凸部が多数設けられ、該凸
部の先端付近には滑り止め層の断面が露出して設けられ
る。すのこの上から荷重を受けない状態では、露出した
滑り止め層の断面は床面に殆ど接しないが、すのこの上
に人が乗るなどの荷重を受けると、凸部が圧縮されて該
滑り止め層の断面が床面に接して滑り止め効果を発揮す
る。
【0013】上記凸部の高さは排水性の点で3mm以上
であることが好ましく、5〜11mmの範囲が一層好ま
しい。
【0014】又、上記凸部同士の間の凹部には発泡体の
表裏に貫通する水切り孔が設けられる。水切り孔はすの
こ表面の水を裏面に排水するもので、孔形状は排水性の
よい円形乃至長円形が好ましく、孔径は短径が5〜20
mm、長径が5〜150mmの範囲が好ましい。水切り
孔の形状は円形、楕円形、四角形等任意のものでよい。
水切り孔は凸部同士の間の凹部で発泡体の表裏に貫通し
て設けられるので、表面の水は該水切り孔を通って裏面
に排水され、水の出口は床面と接触していないので、能
率よく排水される。
【0015】次に、請求項2記載の本発明浴室用すのこ
の製造方法は、前記滑り止め層を挟んで積層された積層
体をプロファイル加工により、互いに連続しない多数の
凸部を発泡体の片面に形成する。ここでいうプロファイ
ル加工とは、表面に凹凸を有する2個の型の凸部と凹部
とが対応するようにして積層体を挟んで向き合わせ、該
2個の型で積層体を両面から押し付けた状態で、型に挟
まれた平面を切断することにより、切断された2枚の発
泡体のそれぞれの片面に凹凸部を形成するものである。
【0016】上記プロファイル加工の際に発泡体に挟ま
れた滑り止め層は、型の凹凸部に従って変形する。この
状態で2個の型に挟まれた平面を切断すると、切断され
た発泡体のそれぞれ片面には、互いに連続しない凸部が
多数形成される。そして両方の発泡体の凸部の先端付近
に滑り止め層の一部が残され、その断面が凸部の周囲も
しくは先端部に露出する。
【0017】このようにして得られた片面に凹凸部を有
する発泡体に、表裏に貫通する水切り孔を形成する。該
水切り孔は凸部同士の間の凹部から表面へ貫通して形成
される。発泡体表面の水は、該水切り孔を通り裏面の凹
部へ抜け、凸部と凸部との間で排水される。水切り孔の
形成方法は打ち抜き等従来公知の方法が採用される。該
水切り孔の形成は2枚の発泡体を滑り止め層を挟んで貼
り合わせる前に行ってもよく、プロファイル加工の後で
行ってもよいが、プロファイル加工後に行う方がすのこ
形状の打ち抜きと同時に水切り孔を打ち抜いて形成する
ことがじきるので能率的である。従って、同じ構成の浴
室用すのこを1枚の積層発泡体をプロファイル加工する
ことにより、滑り止め層を有する浴室用すのこを2枚同
時に製造することができる。
【0018】
【作用】請求項1記載の本発明浴室用すのこは、すのこ
の上から荷重を受けない状態では、露出した滑り止め層
の断面は床面に殆ど接しないが、すのこの上に人が乗る
などの荷重を受けると、凸部が圧縮されて該滑り止め層
の断面が床面に接して滑り止め効果を発揮する。また、
水切り孔は凸部同士の間の凹部で発泡体の表裏に貫通し
て設けられるので、表面の水は該水切り孔を通って裏面
に排水される。水の出口は凹部に設けられて床面と接触
していないので、能率よく排水される。
【0019】請求項2記載の本発明浴室用すのこの製造
方法によると、プロファイル加工の際に型の凹凸部に従
って変形し、この状態で2個の型に挟まれた平面を切断
すると、切断された発泡体のそれぞれ片面には、互いに
連続しない凸部が多数形成される。そして両方の発泡体
の凸部の先端付近に滑り止め層の一部が残され、その断
面が凸部の周囲に露出して滑り止め作用をなす。従っ
て、同じ構成の浴室用すのこを1枚の積層発泡体をプロ
ファイル加工することにより、滑り止め層を有する浴室
用すのこを2枚同時に製造することができる。
【0020】本発明製造方法により得られる浴室用すの
こは、請求項1記載の浴室用すのこと同様の作用を有す
るものである。
【0021】
【実施例】図1は本発明浴室用すのこ1の断面図を示
し、裏面には互いに連続しない凸部11が多数形成さ
れ、該凸部11の先端付近の周囲には、エチレン−メチ
ルメタクリレート樹脂層4の断面が露出し、表面から裏
面の凸部11同士の間の凹部13へ貫通する水切り孔1
4が形成されている。
【0022】図2は本発明浴室用すのこ1の製造方法を
示す説明図であり、図3は図2A部拡大断面図である。
図2、図3において、架橋された低密度ポリエチレンか
らなる2枚の発泡体2、3(厚さ6mm、発泡倍率30
倍)の間にエチレン−メチルメタクリレート樹脂層4
(厚さ100μm)を積層してなる積層発泡体5をプロ
ファイル加工機9に送り、それぞれ片面に高さ8mm、
ピッチ30mmの山形凸部11を多数有するプロファイ
ル加工品21、22を製造した。図4は図2に示す該プ
ロファイル加工品21のB部拡大断面図である。
【0023】図5に示すように、上記発泡体2、3と同
じ材料の発泡シート6、61(厚さ7mm)の2枚を熱
融着により貼り合わせ、これを上記プロファイル加工品
21の凸部11を有する面とは反対面に熱融着により貼
り合わせ、貼り合わせた発泡シート6面に化粧用の表皮
材7を熱融着により貼り合わせ、すのこ用原反8を得
た。6a,6bはそれぞれ熱融着用ヒーターである。
【0024】次に、該すのこ用原反8の表面から裏面の
凸部11同士の間の凹部13へ貫通する短径10mm、
長径100mmである長円形の水切り孔14を打ち抜き
加工により複数個設けるとともに、全体を所定の大きさ
に打ち抜いて浴室用すのこ1を得た。
【発明の効果】本発明は以上の構成であり、請求項1記
載の浴室用すのこによると、すのこの上に人が乗るなど
の荷重を受けると、凸部が圧縮されて該滑り止め層の断
面が床面に接して滑り止め効果を発揮する。また、水切
り孔は凸部同士の間の凹部で発泡体の表裏に貫通して設
けられるので、表面の水は該水切り孔を通って裏面に排
水される。水の出口は凹部に設けられて床面と接触して
いないので、能率よく排水される。
【0025】又、請求項2記載の浴室用すのこの製造方
法によると、プロファイル加工により互いに連続しない
凸部が多数形成される。そして両方の発泡体の凸部の先
端付近に滑り止め層の一部が残され、その断面が凸部の
周囲に露出する。更に、同じ構成の浴室用すのこを1枚
の積層発泡体をプロファイル加工することにより、滑り
止め層を有するプロファイル加工品を2枚同時に製造す
ることができ、結果として浴室用すのこを能率的に製造
することができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浴室用すのこの実施例を示す断面図。
【図2】本発明浴室用すのこの製造方法の実施例を説明
するための説明図。
【図3】図2のA部拡大断面図。
【図4】図2のB部拡大断面図。
【図5】本発明浴室用すのこの製造方法の実施例を説明
するための説明図。
【0001】
【符号の説明】
1 :浴室用すのこ 2,3:発泡体 4 :メチルメタクリレート樹脂層 5 :積層発泡体 6,61:発泡シート 7 :表皮材 8 :すのこ用原反 9 :プロファイル加工機 11 :凸部 13 :凹部 14 :水切り孔 21,31:プロファイル加工品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂発泡体の底面に互いに連続しな
    い凸部が多数設けられ、該凸部の先端部付近に滑り止め
    層が設けられ、該凸部同士の間の凹部には該発泡体の表
    裏に貫通する水切り孔が設けられてなることを特徴とす
    る浴室用すのこ。
  2. 【請求項2】 2枚の合成樹脂発泡体が滑り止め層を挟
    んで積層されてなる積層体を、プロファイル加工する際
    に該滑り止め層を含む平面を切断することにより、互い
    に連続せず、且つ先端部付近に滑り止め層を露出した多
    数の凸部を片面に形成し、該凸部同士の間の凹部に該積
    層体の表裏を貫通する水切り孔を形成することを特徴と
    する浴室用すのこの製造方法。
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