JPH063193B2 - 高真空用ル−ツブロワ− - Google Patents

高真空用ル−ツブロワ−

Info

Publication number
JPH063193B2
JPH063193B2 JP24343085A JP24343085A JPH063193B2 JP H063193 B2 JPH063193 B2 JP H063193B2 JP 24343085 A JP24343085 A JP 24343085A JP 24343085 A JP24343085 A JP 24343085A JP H063193 B2 JPH063193 B2 JP H063193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high vacuum
casing
pressure
oil
roots blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24343085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62103495A (ja
Inventor
康名 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anlet Co Ltd
Original Assignee
Anlet Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anlet Co Ltd filed Critical Anlet Co Ltd
Priority to JP24343085A priority Critical patent/JPH063193B2/ja
Publication of JPS62103495A publication Critical patent/JPS62103495A/ja
Publication of JPH063193B2 publication Critical patent/JPH063193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高真空用ルーッブロワーに係り、ハウジング内
でローターシャフトを油封するオイルシールき両側に作
用する圧力を隔膜式アキュームレータにより一定の比率
で均衡させる構成を提供するにある。
(従来の技術) 従来産業界で広く使用されている250Torr以下、特に0.1
〜0.001Torrの高真空で使用されるポンプ、ブロワー
は、使用しているオイルが高真空により分子化されるの
で種々の問題を生じ、分子化されない潤滑油の開発が急
がれているが、高馬力を要するとか耐久性が良くないと
か高価であるとかの欠点があって、あまり歓迎されてい
ない。
高真空用ポンプで一番問題なのは運転停止時にあるの
で、以下その実態を高真空用ルーツブロワーについて説
明すると、ルーツブロワーには潤滑オイルを底部に溜め
たタイミングギヤーボックス内に、一対のルーツロータ
軸に嵌めて噛合わせたタイミングギヤーと、一方のロー
タ軸に取付けて前記のオイルをギヤーに振り掛けるオイ
ルフラッシャーとが設けられている。然して前記タイミ
ングギャーボックスの内部には高真空圧が影響して潤滑
オイルが分子化され、これがミスト状になって充満して
おり、ケーシングの内空が運転停止のとき高真空性が急
速に失われると、ハウジング内でロータシャフトを油封
しているオイルシールの一側の圧力を真空状態から常圧
方向に変化するため、その圧力差によってオイルシール
が倒れてロータとの間に微隙を生じ、その微隙からオイ
ルミストがケーシングに逆流し、さらに吸込口から逆流
して食品等汚染を生ずる。このことは運転中にも生ず
る。
この他、特公昭57−27990号公報に示すようにオイルシ
ールの両側の圧力を均衡させる装置はあるが、圧力変化
ち対する即応性が低く、しかもタイミングギヤーボック
スからポンプ外殻の外側を経てケーシングに至るオイル
ミストを遮断する能力がないので高真空用ルーツブロワ
ーに適用し難い。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の高真空用ルーツブロワーは、前項に述べた欠点が
あるに拘わらず、これを解決することはなされていな
い。然しながら、極く僅かであるが前記のようにオイル
ミストが逆流すると、これが例えば食品に吸収されて匂
いを付着したり、吸収されたオイルミストが気泡化する
等の不利がある。本発明はかかる欠点を極く簡易な構成
により除くことを解決すべき問題点としているものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前項の問題点を解決することを目的とするもの
で、高真空側に吸込口を設け、低真空側に吐出口を設け
たケーシングに通した2個のローターシャフトと、夫々
のローターシャフトを支持するベアリングと、内周を該
各ローターシャフトに接触状にするオイルシールとをも
つハウジングにタイミングギヤーボックスを接合してな
る高真空用ルロツブロワーにおいて、隔膜式アキューム
レータの伸縮性隔膜の一方の第1の部屋をケーシングの
吸込側又は吐出側の圧力変動部に連通し、他方の第2の
部屋を前記ケーシングの反対側からハウジング内に連通
して各オイルシールのローターシャフトの軸方向両側の
圧力を一定の比率で均衡させ、運転停止時又は運転中に
前記圧力の均衡が破られ、オイルがケーシングを通って
吸込口から漏出するのを隔膜式アキュームレータの隔膜
により遮断して汚染を防止することを特徴とするのであ
る。この発明から生ずる作用効果は後に述べる。
(実施例) 添付図面はケーシングの両側にハウジングを設けると共
に、内蔵のモータによりロータ軸を駆動する型式のもの
を実施例として説明したもので、図中1は高真空側に吸
収口を設け、低真空側に吐出口を設け、内部に一対のル
ーツロータ20、20aを嵌装した高真空ルーツブロワ
ーのケーシングであって、その両側にハウジング2、
2′を設け、一方のハウジング2の外側にタイミングギ
ヤーボックス3を接合し、他方のハウジング2′の外側
にモータケーシング4を接合する。
一方のハウジング2にはタイミングギヤーボックス3ま
で突出するロータシャフト21、21aを通し、該ハウ
ジング2の内部に設けベアリング5、5aによって前記
シャフト21、21aを支持し、その各ベアリング5、
5aの内側の第1オイルシール6、6aとベアリングの
外側の第2オイルシール7、7aとを前記シャフト2
1、21aの外周にほぼ接触させ、ギヤーボックス3と
の境界部分に、前記各シャフトを囲むラビリンス8、8
aを設ける。タイミングギヤーボックス3の内部には前
記シャフト21、21aにタイミングギヤー11、11
aを固嵌し、さらに一方のシャフト21aに、潤滑オイ
ル13に一部を漬けて回転するオイルフラッシャー12
を固着する。
他方のハウジング2′とモータケーシング4との間は間
隔がなく、このハウジング2′に通したロータシャフト
22、22aをベアリング9、9aにより支持し、その
ベアリングの内側に嵌めた第3オイルシール10、10
aを各シャフト22、22aの外周にほぼ接触状にす
る。
ロータシャフト22は、モータケーシング4に嵌めて取
付けたモータ14の主軸に連結する。
このルーツロータには冷却水通路15を設けてモータ1
4及び第3、第1オイルシール10、10a及び6、6
aの周囲部を冷却するようにしてある。
本発明は前記した通常構成の高真空用ルーツブロワーに
おいて、伸縮性隔膜としてゴム袋32を内装した隔膜式
アキュームレータ31を設け、ゴム袋32隔膜の内側の
第1の部屋33を配管35を介してケーシング1に連通
し、配管5の延長部の配管35′をハウジング2′とモ
ータケーシング4の境界部分に連通し、ゴム袋32の外
側の第2の部屋34を配管36によりタイミングギヤー
ボックス3の内部に連通する。第2の部屋34を配管3
6によりハウジング2′とモータケーシング4との境界
部分に配置して連通することもできる、その場合には前
記境界部に通した配管35′を廃止する。
この実施例の構成ではケーシング1の真空圧力を隔壁ア
キュームレータ31の第1の部屋33に作用させて高真
空の変化によりゴム袋32を収縮したり拡張するのであ
って、運転停止時又は運転中の圧力変動により第1の部
屋33が収縮すると第2の部屋34を拡大し、タイミン
グギヤーボックス3内の圧力を引いて減圧する。第1の
部屋33が膨張すれば第2の部屋34が収縮し、タイミ
ングギヤーボックス3にエアーを送って圧力を高める。
かかる圧力変化に対する隔膜式アキュームレータ31の
応答性は敏感である。
即ち本発明では第1及び第2オイルシール6、6a・
7、7aのケーシング1に対する側面にケーシング1の
内空の圧力が作用し、タイミングギヤーボックス3に対
応する側面には該ボックス3の圧力が作用しているの
で、ケーシング1の内空が高真空になればタイミングギ
ヤーボックス3内空の圧力も減少する。このためオイル
シール6、6a・7、7aの両側に作用する圧力は一定
比率で均衡し、ケーシング1の内空の圧力が運転停止時
又は運転中に高まれば、タイミングギヤーボックス3の
内空の圧力も高まる。このため、第1、第2オイルシー
ルが圧力均衡を失って一方に押されてルーツロータ軸1
1、11aとの間に微隙ができタイミングギヤーボック
ス3内のオイルが、ロータシャフト11、11aを伝わ
ってケーシング1から吸込口に突出するのを防止する。
(ハウジング2′側でも、第2の部屋34をモーターケ
ーシング4との境界に連通させてあれば同様である。) ハウジング2′側は、アキュームレータ31の第2の部
屋35が連通するが、ベアリング9、9aの潤滑剤の量
は極く少量であるから、第1図の通りの構成により第3
オイルシール10、10aの両側にケーシング1の圧力
が作用して圧力均衡を保持する。このため第3オイルシ
ール10、10aが第1、第2オイルシール6、6a・
7、7aと同様になり、ベアリング9、9aの潤滑油が
ケーシング1に突出することはない。尤もベアリング
9、9aを還元オイルにより潤滑する場合には、隔膜式
アキュームレータ31の第2室34をベアリング9、9
aの外側(第1図の右側)に前記のとおりに連動する。
隔膜式アキュームレータは、高真空ルーツブロワーが高
馬力の大型であるとき、第1図のように該ブロワーの外
部に取付けるが、第2図に示すようにタイミングギヤー
ボックス103に多孔性隔板104を嵌めて第2の部屋
134を構成し、該ギヤーボックス103の外側に設け
た開口105にブッシュ106を固嵌し、そのブッシュ
106の内端にゴム袋132を取付けて隔膜式アキュー
ムレータ131を構成することもできる。ゴム袋132
の内部は第1の部屋133を構成するもので、ブンシュ
106の外周を囲んで固定したキャップ型チャンバー1
07に配管35を連結する。
その他は第1図の第1実施例と同じである。
隔膜式アキュームレータ31、(131)には第1、2図に
示したゴム袋の外、内外面の圧力差により伸縮するベロ
ーズ型を使用し、或はアコーデオン型の折畳み式を使用
できる。
(本発明の作用及び効果) 本発明の作用は、前記実施例において、ハウジング2側
につき述べたところによって明らかである。
本発明は隔膜式アキュームレーター31(131)の第1の
部屋33(133)をケーシングの吸込側又は吐出側に連通
し、他方の第2の部屋34(134)をタイミングギヤーボ
ックスに連通して、各オイルシールのローターシャフト
の軸方向両側の圧力を一定の比率で均衡させる構成を有
し、従来運転停止時又は運転中に前記圧力の均衡が破ら
れ、オイルシールのシール性を不良にして吸込口からオ
イルミストを漏出して食品等を汚染するケーシング内の
圧力変化を、隔膜式アキュームレーターの極く敏感な感
知動作と、タイミングギヤーボックス内に発生した潤滑
オイルの分子化されたミストが第1の部屋に入るのを隔
膜により遮断する物理的作用とにより防止し、運転停止
のとき又は運転中の圧力変動によりオイルミストが吸込
口から逆流状に吐出して汚染を生ずる従来の欠点を根本
的に解消できる効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した縦断面図、第2図は
他の実施例の一部の縦断側面図である。 1→ケーシング、2→ハウジング 3、103→タイミングギヤーボックス 5、5a→ベアリング 6、6a→第1オイルシール 7、7a→第2オイルシール 11、11a→タイミングギヤー 12→フラッシャー、13→潤滑オイル 21、21a→ルーツロータ軸 31、131→隔膜アキュームレータ 32、132→ゴム袋 33、133→第1の部屋 34、134→第2の部屋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高真空側に吸込口を設け、低真空側に吐出
    口を設けたケーシングに通した2個のローターシャフト
    と、夫々のローターシャフトを支持するベアリングと、
    内周を該各ローターシャフトに接触状にするオイルシー
    ルとをもつハウジングに、タイミングギヤーボックスを
    接合してなる高真空用ルロツブロワーにおいて、 隔膜式アキュームレータの伸縮性隔膜の一方の第1の部
    屋をケーシングの吸込側又は吐出側の圧力変動部に連通
    し、他方の第2の部屋を前記ケーシングの反対側からハ
    ウジング内に連通して各オイルシールのローターシャフ
    トの軸方向両側の圧力を一定の比率で均衡させ、運転停
    止時又は運転中に前記圧力の均衡が破られ、オイルがケ
    ーシングを通って吸込口又は吐出口に漏出するのを隔膜
    式アキュームレータの隔膜により遮断して汚染を防止す
    ることを特徴とする高真空用ルーツブロワー。
  2. 【請求項2】隔膜式アキュームレータを高真空用ルーツ
    ブロワーの外部に設置したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の高真空用ルーツブロワー。
  3. 【請求項3】隔膜式アキュームレータをギヤーボックス
    の内部に装着したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の高真空用ルーツブロワー。
JP24343085A 1985-10-30 1985-10-30 高真空用ル−ツブロワ− Expired - Lifetime JPH063193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24343085A JPH063193B2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30 高真空用ル−ツブロワ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24343085A JPH063193B2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30 高真空用ル−ツブロワ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62103495A JPS62103495A (ja) 1987-05-13
JPH063193B2 true JPH063193B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=17103754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24343085A Expired - Lifetime JPH063193B2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30 高真空用ル−ツブロワ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063193B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4709184B2 (ja) * 2007-06-15 2011-06-22 株式会社サクション瓦斯機関製作所 回転・往復動装置
CN110925207B (zh) * 2019-12-02 2021-09-07 青岛科技大学 氢气循环泵防漏油装置及其方法
CN115126700B (zh) * 2022-08-04 2024-06-14 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种甩油盘

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62103495A (ja) 1987-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3744942A (en) Rotary sliding vane compressor with hydrostatic bearings
JP2008255797A (ja) オイルフリーロータリコンプレッサのロータ軸シール装置
AU645433B2 (en) Horizontally oriented rotary machine having internal lubrication oil pump
JPH0252093B2 (ja)
GB1570266A (en) Roots blowers
JPH0370891A (ja) 油回転真空ポンプの軸封装置
JPH0681788A (ja) スクリュー真空ポンプ
JPH063193B2 (ja) 高真空用ル−ツブロワ−
US20040219045A1 (en) Enclosed mechanical booster
JPH10103265A (ja) オイルフリースクリュ圧縮機
JP2002122087A (ja) 真空ポンプにおける軸封構造
JPS62228693A (ja) ル−ツブロア
CN106989019A (zh) 一种车载汽车空调压缩机的涡轮盘
JP4186784B2 (ja) 気体圧縮装置
CA1196615A (en) Gerotor vacuum pump
KR850002876A (ko) 루트스 송풍기의 2중 시일시스템
JP2019039395A (ja) 多段ルーツポンプ
CN109807928B (zh) 一种内循环式润滑自清洁机构
JPH09303281A (ja) 二重胴多段ポンプの構造
JP4638582B2 (ja) オイルフリースクリュ圧縮機の軸封構造
JPH0518375A (ja) まゆ型二軸容積式ポンプ
JPH03550Y2 (ja)
JP3674996B2 (ja) ウォータポンプ装置
JP3346590B2 (ja) ウォータポンプの水切り構造
JP2003278673A (ja) スクリュー圧縮機