JP3346590B2 - ウォータポンプの水切り構造 - Google Patents

ウォータポンプの水切り構造

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JP3346590B2 JP14014492A JP14014492A JP3346590B2 JP 3346590 B2 JP3346590 B2 JP 3346590B2 JP 14014492 A JP14014492 A JP 14014492A JP 14014492 A JP14014492 A JP 14014492A JP 3346590 B2 JP3346590 B2 JP 3346590B2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウォータポンプの水切
り構造に関し、特に、回転軸のポンプ室側から軸受側へ
の水の漏れを防止するべくシール手段を設けたウォータ
ポンプの水切り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンなどに用いられ
るウォータポンプにあっては、ポンプ室内に受容される
インペラを一端部に設けられた回転軸の他端側をポンプ
室外で軸受により支持すると共に、ポンプ室側から軸受
側への水の漏れを防止するべく、ポンプハウジングと回
転軸との間にメカニカルシールを設けている。そのよう
な構造のウォータポンプにあっては、メカニカルシール
のみで水の漏れ出ることを防止することは困難であり、
例えば実開昭63−154789号・実開昭62−15
0596号公報に開示されているように、メカニカルシ
ールと軸受との間に吸水部材を設けると良い。
【0003】上記各公報の構造は、ポンプハウジングの
外方に突出する回転軸を外囲するように形成された環状
ボス部の内周面に軸受を設けており、軸受の外輪を固定
され、内輪を回転軸と共に回転させる内輪回転式であ
る。このような内輪回転式のウォータポンプにあって
は、軸線方向長さを縮めて、軸受とメカニカルシールと
の間の距離が短くなると、漏水を吸水部材により完全に
吸収しきれなかった場合には、軸受に浸水する虞があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、ポンプ室の内外を
遮断するシール手段により遮断できずに漏れ出た水が軸
受に浸入することを防止するべく改良されたウォータポ
ンプの水切り構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、ポンプ室(3)から外方に突出する回転軸
(4)と、前記回転軸とポンプハウジング(2)との間
にて前記ポンプ室の内外を遮断するべく設けられたシー
ル手段(10)と、前記ポンプハウジングに突設されて
前記回転軸の外方突出部を外囲する環状ボス部(7)
と、前記環状ボス部の外周面に嵌装された軸受(8)
介して回転自在に支持されて前記回転軸の前記外方突出
端部を同軸的かつ一体的に支持する有底筒状の動力伝達
用プーリ(6)とを有するウォータポンプ(1)に於い
て、前記環状ボス部と前記プーリの内面との間に画定さ
れる空間部(28a)における前記環状ボス部の突出端
(7a)と前記プーリとの間(S1)または前記軸受
と前記プーリとの間(S2)に吸水部材(13b、1
8、20、21)を設け、かつ前記プーリの前記吸水部
材と対向する位置に前記吸水部材用の換気孔(16、2
2)を設けたことを特徴とするウォータポンプの水切り
構造を提供することにより、あるいは、前記環状ボス部
の内周面と前記回転軸の外周面との間に吸水部材(13
a)を設けると共に、前記回転軸と直交する同一平面上
に前記軸受(8)と前記吸水部材(13a)とを配設し
たことにより達成され、特に、前記環状ボス部の内周面
と前記回転軸の外周面との間であって前記吸水部材(1
3、18、20、21)よりも前記シール手段側にシー
ル部材(12)を配設すると良い。 るいは、前記シー
ル手段から前記軸受に至る(28・S3)で前記回転
軸と前記環状ボス部との間に前記シール手段側から吸水
部材(27)とシール部材(12)とをこの順に配設
し、前記ポンプハウジングに前記吸水部材と前記シール
部材との間の空間(S3)を外部に連通させる換気孔
(14)を設けたこと、あるいは、前記シール手段から
前記軸受に至る(28・S3)に前記シール手段側か
ら吸水部材(23)とシール部材(12)とをこの順に
配設し、前記回転軸に前記吸水部材用の換気孔(25)
を設けたことを特徴とするウォータポンプの水切り構造
を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、環状ボス部を介して回転軸
と軸受とが互いに同軸的に配設されるため、回転軸の外
周面を伝わってきた漏水を軸受に浸入しずらくできると
共に、吸水部材に吸収された水分をプーリに設けた換気
孔を介して蒸発し易くすることができる。環状ボス部の
内周面と回転軸の外周面との間にシール部材及び吸水部
材を設け、回転軸と直交する略同一平面上に軸受とシー
ル部材と吸水部材とを配設することにより、シール部材
と吸水部材との両者により漏水を吸収できると共に、コ
ンパクトな構成にできる。また、ポンプ室の内外を遮断
するシール手段と軸受との間に吸水部材とシール部材と
を配設すると共に両者間の空間を外部に連通させる換気
孔を設けることにより、吸水部材により吸水しきれない
場合でも、シール部材により軸受側への漏水を防止で
き、さらにシール部材の冷却効果も得られる。また、シ
ール手段と軸受との間にシール手段側から吸水部材とシ
ール部材とをこの順に配設し、回転軸に吸水部材用の換
気孔を設けることにより、吸水部材を乾き易くし得ると
共に、シール部材の冷却効果も得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたウォータポン
プ1の要部側断面図である。このウォータポンプ1は、
図示されない自動車用エンジンに配設される。ウォータ
ポンプ1のポンプハウジング2により、エンジンの壁面
との間にポンプ室3が画定され、ポンプ室3内に、回転
軸4の一端部に固着されたインペラ5が受容されるよう
になっている。
【0009】回転軸4は、ポンプハウジング2のポンプ
室3側とは相反する外方に向けて突出している。回転軸
4の外方突出端部には、有底筒状をなす動力伝達用プー
リとしての従動プーリ6が同軸的に固着されている。ま
た、ポンプハウジング2には、回転軸4の外方突出端部
側を外囲するように環状ボス部7が一体的に突設されて
おり、環状ボス部7の外周面には複列式玉軸受からなる
軸受8が嵌装されて、その軸受8により従動プーリ6が
支持されている。
【0010】このように、本ウォータポンプ1は、軸受
8の内輪を環状ボス部7の外周面に固設し、外輪を回転
し得るようにして、外輪と共に従動プーリ6を介して回
転軸4を回転自在にした外輪回転式である。なお、上記
従動プーリ6は、エンジンのクランク軸と一体的に回転
するようにされた駆動プーリとの間に掛け渡された歯付
きベルト9によりベルト駆動される。
【0011】ポンプハウジング2のポンプ室3側である
内壁面とインペラ5の基端側部分との間には、シール手
段としての周知のメカニカルシール10が設けられてい
る。また、環状ボス部7の内周面と回転軸4の外周面と
の間には、メカニカルシール10側から、回転軸4に一
体的に回転し得るように固設された羽根11と、シール
部材としてのオイルシール12と、吸水部材13とがこ
の順に配設されている。上記羽根11は、回転軸4と共
に回転することにより、ポンプハウジング2に設けられ
た吸気通路14を介して外気を環状ボス部7内に導入し
てメカニカルシール10を冷却し、ポンプハウジング2
に設けられた排水通路15を介して排気を行うためのも
のである。なお、排水通路15により、環状ボス部7内
のメカニカルシール10及びオイルシール12間に溜ま
った水を排出することができる。
【0012】また、従動プーリ6の底部である回転軸4
に固着されたディスク部には、その肉厚方向に貫通する
複数の換気孔16が周方向に間隔をおいて配設されてい
る。なお、これら換気孔16は、従動プーリ6の内周面
と一致する所まで開設されている。
【0013】上記した吸水部材13は、回転軸4と環状
ボス部7と従動プーリ6の内面との間に画定された空間
部28の適所である環状ボス部7の突出端部7a近傍に
設けられている。吸水部材13は、図1及び図2に併せ
て示されるように、使用状態に於ける環状ボス部7の内
周面の最下部に位置するようにされたブロック部13a
と、環状ボス部7の周壁部に設けられた取り付け孔29
に、下方に向けて貫通しかつ下方に若干延出するように
取り付けられた舌片部13bとからなる。図1に示され
るように環状ボス部7の突出端部7aと従動プーリ6と
の間S1に舌片部13bが設けられており、その片部1
3bの一部は軸受8と従動プーリ6との間S2にも設け
られている。従って、メカニカルシール10を通過して
漏れ出てきた水が、さらに矢印Aにより示されるように
オイルシール12をも通過した場合でも、吸水部材13
のブロック部13aにより補捉できると共に、矢印Bに
より示されるようにブロック部13aを越えて環状ボス
部7の突出端面を伝わり落ちた場合でも、舌片部13b
により好適に補捉できる。
【0014】また、前記した換気孔16により従動プー
リ6の内外が連通しており、吸水部材13が乾き易いた
め、吸水部材13の吸水能力を高いレベルに保持するこ
とができる。このように、漏水の上流側にオイルシール
12を設け、下流側に吸水部材13を設けていることか
ら、メカニカルシール10から漏れ出た水をオイルシー
ル12により阻止し、そのオイルシール12を通過した
水を吸水部材13により補捉すれば良いため、吸水部材
13の吸水能力をそれ程高める必要がない。なお、吸水
部材13の舌片部13bを取り付けるための上記取り付
け孔29の軸線と、吸気通路14の環状ボス部7側部分
の軸線とが、図1の一点鎖線で示されるように互いに一
致している。このようにすることにより、取り付け孔2
9と吸気通路14の上記部分との加工方向が一致するた
め、加工性が良い。
【0015】図3は本発明に基づく第2の実施例を示し
ており、前記実施例と同様の部分については同一の符号
を付してその詳しい説明を省略する。この第2の実施例
では、環状ボス部7の突出端部にC字状断面をなす軸受
抜け止めプレート17が取り付けられている。そして、
図に示されるように環状ボス部7の突出端部7aと従動
プーリ6との間S1と、軸受8と従動プーリ6との間S
2とからなる空間S2とからなる空間部28aに吸水部
材18が設けられている。具体的には、軸受抜け止めプ
レート17の従動プーリ6に対峙する背面に吸水部材1
8が貼着されている。吸水部材18は、軸受抜け止めプ
レート17の図に於ける下面部にまで回り込むようにL
字状断面をもって形成されている。この第2の実施例に
あっては、前記実施例と同様に漏れ出た水を好適に補捉
し得ると共に、軸受抜け止めプレート17を装着すると
同時に吸水部材18の装着も行われるため、組立作業性
が良い。
【0016】図4は本発明に基づく第3の実施例を示し
ており、前記第1の実施例と同様の部分については同一
の符号を付してその詳しい説明を省略する。この第3の
実施例では、回転軸4の軸線方向にオイルシール12が
一対設けられていると共に、これら両オイルシール12
間には潤滑用のグリス19が充填されている。また、
1と同様の空間部28の適所であって環状ボス部7の突
出端部7aと従動プーリ6との間S1に吸水部材20が
設けられている。具体的には、環状ボス部7の突出端面
に環状の円板形状の吸水部材20が密接するように、環
状ボス部7の突出端面側のオイルシール12の軸線方向
端面に吸水部材20が一体に取り付けられている。な
お、吸水部材20の環状部分の半径方向の幅は、環状ボ
ス部7の肉厚よりも長くされており、環状ボス部7の突
出端面の内外周の各縁よりもそれぞれ半径方向内外に若
干突出している。このようにして、吸水部材20の一部
が軸受8と従動プーリ6との間S2に設けられている。
【0017】この第3の実施例にあっては、メカニカル
シール10からの漏水の軸受側への流れを両オイルシー
ル12により好適に阻止することができる。そして、両
オイルシール12を水が通過してきても、その水を吸水
部材20により確実に補捉できる。また、オイルシール
12の外方端面と軸受12の外方端面と吸水部材20と
が、回転軸4の軸線に直交する略同一平面上にそれぞれ
配置されることになり、回転軸4の振れの影響が小さ
く、オイルシール12と吸水部材20とをコンパクト化
し得る。また、上記したようにオイルシール12に吸水
部材20が一体化されており、オイルシール12の装着
時に、同時に吸水部材20を装着することができ、装着
性が良い。
【0018】次に、図5に示す第4の実施例を以下に示
す。この第4の実施例に於いては、前記第3の実施例と
同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説
明を省略する。この第4の実施例では、軸受8と従動プ
ーリ6との間S2に吸水部材21が設けられている。具
体的には、従動プーリ6の内周面とディスク部との角に
周方向に延在する環状の吸水部材21が取り付けられて
いる。また、従動プーリ6のディスク部には、吸水部材
21に直接臨むように開口する換気孔22が半径方向外
向き斜めに向けて開設されている。この場合には、図の
矢印Cに示されるように両オイルシール12をも通過し
てきた水は、回転中は遠心力で、停止中は自然落下によ
り吸水部材21に向かい、吸水部材21により補捉され
る。
【0019】このように構成されており、換気孔22を
介して吸水部材21に吸収された水分が排出されるた
め、軸受8まで水が達することを防止できると共に、吸
水部材21に直接臨むように換気孔22が設けられてい
ることから、吸水部材21が乾き易い。また、換気孔2
2を介して吸水部材21の交換を行うこともできる。
【0020】図6は本発明に基づく第5の実施例を示し
ており、前記第3の実施例と同様の部分については同一
の符号を付してその詳しい説明を省略する。この第5の
実施例では、メカニカルシール10の固定側カートリッ
ジのケーシングの内周面に円筒状の吸水部材23が取り
付けられている。そして、回転軸4には、吸水部材23
の内周面に対向する部分に複数の半径方向孔24が設け
られていると共に、従動プーリ6のディスク部との固着
部分から各半径方向孔24に至る軸線方向孔25が設け
られている。また、従動プーリ6のディスク部と回転軸
4の対応する部分には、軸線方向孔25の内部を外気と
連通させるための排気孔26が設けられている。
【0021】この第5の実施例では、図6に示されるよ
うに、シール手段としてのメカニカルシール10から軸
受8に至る間(メカニカルシール10及びオイルシール
12の間S3と空間部28とによる間)にメカニカルシ
ール10側から吸水部材23とシール手段としてのオイ
ルシール12とがこの順に配設されている。メカニカル
シール10からの漏水は、直に吸水部材23により補捉
され、矢印Dに示されるように半径方向孔24から軸線
方向孔25内に導かれて、各孔24〜26により構成さ
れた換気孔を介して外に排出される。従って、軸受8の
みならずオイルシール12へ漏水が達することを好適に
防止できる。なお、換気孔としての吸気通路14によ
り、空間S3の一部である吸水部材23とオイルシール
12との間の空間が外部に連通していることから、この
場合にも吸水部材23が乾き易い効果がある。
【0022】また、図7は本発明に基づく第6の実施例
を示しており、前記第3の実施例と同様の部分について
は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。この
第6の実施例では、前記したようにメカニカルシール1
0を冷却するための羽根11に、その表裏両面にシート
状の吸水部材27が取り付けられている。このようにす
ることにより、メカニカルシール10からの漏水を、羽
根11に設けた吸水部材27により即座に補捉すること
ができると共に、羽根11の回転による遠心力で水分を
排水通路15から排出することができる。
【0023】この第6の実施例でも、図7に示されるよ
うにメカニカルシール10から軸受8に至る間(メカニ
カルシール10及びオイルシール12の間S3と空間部
28とによる間)で、回転軸4と環状ボス部7との間に
メカニカルシール10側から吸水部材27とオイルシー
ル12とがこの順に配設されており、軸受8のみならず
オイルシール12へ漏水が達することを好適に防止でき
る。また、換気孔としての吸気通路14により、空間S
3の一部である吸水部材27とオイルシール12との間
の空間が外部に連通している。また、羽根11による送
風力により水分を排水通路15から強制的に排出するこ
とができ、排水通路15内に冷却水が溜まることを好適
に防止し得る。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、環状ボス部
の外周面に軸受が配設されていることから、メカニカル
シールからの漏水は軸受に浸入しずらくなると共に、吸
水部材に吸収された水分を吸水部材の好適配置により蒸
発し易くし、吸水部材をより一層乾き易くすることがで
き、吸水部材の吸水能力を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくウォータポンプの要部側断面
図。
【図2】図1の矢印II−II線から見た矢視図。
【図3】第2の実施例を示すウォータポンプの要部側断
面図。
【図4】第3の実施例を示すウォータポンプの要部側断
面図。
【図5】第4の実施例を示すウォータポンプの要部側断
面図。
【図6】第5の実施例を示すウォータポンプの要部側断
面図。
【図7】第6の実施例を示すウォータポンプの要部側断
面図。
【符号の説明】
1 ウォータポンプ 2 ポンプハウジング 3 ポンプ室 4 回転軸 5 インペラ 6 従動プーリ 7 環状ボス部 8 軸受 9 歯付きベルト 10 メカニカルシール 11 羽根 12 オイルシール 13 吸水部材 13a ブロック部 13b 舌片部 14 吸気通路 15 排水通路 16 換気孔 17 軸受抜け止めプレート 18 吸水部材 19 グリス 20 吸水部材 21 吸水部材 22 換気孔 23 吸水部材 24 半径方向孔 25 軸線方向孔 26 排気孔 27 吸水部材 28 空間部 29 取り付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−64293(JP,A) 実開 昭62−150596(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/22 F04D 29/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ室(3)から外方に突出する回転
    (4)と、前記回転軸とポンプハウジング(2)との
    間にて前記ポンプ室の内外を遮断するべく設けられたシ
    ール手段(10)と、前記ポンプハウジングに突設され
    て前記回転軸の外方突出部を外囲する環状ボス部(7)
    と、前記環状ボス部の外周面に嵌装された軸受(8)
    介して回転自在に支持されて前記回転軸の前記外方突出
    端部を同軸的かつ一体的に支持する有底筒状の動力伝達
    用プーリ(6)とを有するウォータポンプ(1)に於い
    て、 前記環状ボス部と前記プーリの内面との間に画定される
    空間部(28a)における前記環状ボス部の突出端部
    (7a)と前記プーリとの間(S1)または前記軸受と
    前記プーリとの間(S2)に吸水部材(13b、18、
    20、21)を設け、かつ前記プーリの前記吸水部材と
    対向する位置に前記吸水部材用の換気孔(16、22)
    を設けたことを特徴とするウォータポンプの水切り構
    造。
  2. 【請求項2】 ポンプ室(3)から外方に突出する回転
    (4)と、前記回転軸とポンプハウジング(2)との
    間にて前記ポンプ室の内外を遮断するべく設けられたシ
    ール手段(10)と、前記ポンプハウジングに突設され
    て前記回転軸の外方突出部を外囲する環状ボス部(7)
    と、前記環状ボス部の外周面に嵌装された軸受(8)
    介して回転自在に支持されて前記回転軸の前記外方突出
    端部を同軸的かつ一体的に支持する有底筒状の動力伝達
    用プーリ(6)とを有するウォータポンプ(1)に於い
    て、 前記環状ボス部の内周面と前記回転軸の外周面との間
    水部材(13a)を設けると共に、前記回転軸と直交
    る同一平面上に前記軸受(8)と前記吸水部材(13
    a)とを配設したことを特徴とするウォータポンプの水
    切り構造。
  3. 【請求項3】 ポンプ室(3)から外方に突出する回転
    (4)と、前記回転軸とポンプハウジング(2)との
    間にて前記ポンプ室の内外を遮断するべく設けられたシ
    ール手段(10)と、前記ポンプハウジングに突設され
    て前記回転軸の外方突出部を外囲する環状ボス部(7)
    と、前記環状ボス部の外周面に嵌装された軸受(8)
    介して回転自在に支持されて前記回転軸の前記外方突出
    端部を同軸的かつ一体的に支持する有底筒状の動力伝達
    用プーリ(6)とを有するウォータポンプ(1)に於い
    て、 前記シール手段から前記軸受に至る(28・S3)で
    前記回転軸と前記環状ボス部との間に前記シール手段側
    から吸水部材(27)とシール部材(12)とをこの順
    に配設し、前記ポンプハウジングに前記吸水部材と前記
    シール部材との間の空間(S3)を外部に連通させる
    気孔(14)を設けたことを特徴とするウォータポンプ
    の水切り構造。
  4. 【請求項4】 ポンプ室(3)から外方に突出する回転
    (4)と、前記回転軸とポンプハウジング(2)との
    間にて前記ポンプ室の内外を遮断するべく設けられたシ
    ール手段(10)と、前記ポンプハウジングに突設され
    て前記回転軸の外方突出部を外囲する環状ボス部(7)
    と、前記環状ボス部の外周面に嵌装された軸受(8)
    介して回転自在に支持されて前記回転軸の前記外方突出
    端部を同軸的かつ一体的に支持する有底筒状の動力伝達
    用プーリ(6)とを有するウォータポンプ(1)に於い
    て、 前記シール手段から前記軸受に至る(28・S3)
    前記シール手段側から吸水部材(23)とシール部材
    (12)とをこの順に配設し、前記回転軸に前記吸水部
    材用の換気孔(25)を設けたことを特徴とするウォー
    タポンプの水切り構造。
  5. 【請求項5】 前記環状ボス部の内周面と前記回転軸の
    外周面との間であって前記吸水部材(13、18、2
    0、21)よりも前記シール手段側にシール部材(1
    2)を配設したことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のウォータポンプの水切り構造。
JP14014492A 1992-04-30 1992-04-30 ウォータポンプの水切り構造 Expired - Fee Related JP3346590B2 (ja)

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