JPH06319228A - 静止形無効電力補償装置の制御回路 - Google Patents
静止形無効電力補償装置の制御回路Info
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- JPH06319228A JPH06319228A JP5129971A JP12997193A JPH06319228A JP H06319228 A JPH06319228 A JP H06319228A JP 5129971 A JP5129971 A JP 5129971A JP 12997193 A JP12997193 A JP 12997193A JP H06319228 A JPH06319228 A JP H06319228A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 SVC制御回路において、フィルタ回路の位
相ずれに起因する低周波振動の助長を防ぐ。 【構成】 き電変圧器1の二次側にリアクタンス補償用
の直列コンデンサ2と共に接続されるSVC6の制御回
路であって、き電電圧の低周波振動成分をバンドパスフ
ィルタ(アクティブフィルタ)701により検出し、前
記振動成分を打ち消すような指令を生成してSVC6の
駆動指令に反映させる低周波振動抑制回路70を備えた
SVC制御回路7に関する。バンドパスフィルタ701
の位相ずれに起因する抑制下限周波数以下の低周波振動
を検出する下限検出出力停止回路706と、前記位相ず
れに起因する抑制上限周波数以上の低周波振動を検出す
る上限検出出力停止回路707と、各停止回路706ま
たは707の出力に基づき低周波振動抑制回路70の出
力を停止させるNAND回路708、OR回路709、
アナログスイッチ703等を備える。
相ずれに起因する低周波振動の助長を防ぐ。 【構成】 き電変圧器1の二次側にリアクタンス補償用
の直列コンデンサ2と共に接続されるSVC6の制御回
路であって、き電電圧の低周波振動成分をバンドパスフ
ィルタ(アクティブフィルタ)701により検出し、前
記振動成分を打ち消すような指令を生成してSVC6の
駆動指令に反映させる低周波振動抑制回路70を備えた
SVC制御回路7に関する。バンドパスフィルタ701
の位相ずれに起因する抑制下限周波数以下の低周波振動
を検出する下限検出出力停止回路706と、前記位相ず
れに起因する抑制上限周波数以上の低周波振動を検出す
る上限検出出力停止回路707と、各停止回路706ま
たは707の出力に基づき低周波振動抑制回路70の出
力を停止させるNAND回路708、OR回路709、
アナログスイッチ703等を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止形無効電力補償装置
(SVC)の制御回路に関し、特に交流電気鉄道の分野
において、SVCと共にき電変圧器のリアクタンス補償
用の直列コンデンサが系統に接続されている場合に発生
するき電電圧の低周波振動を抑制するための制御回路に
関する。
(SVC)の制御回路に関し、特に交流電気鉄道の分野
において、SVCと共にき電変圧器のリアクタンス補償
用の直列コンデンサが系統に接続されている場合に発生
するき電電圧の低周波振動を抑制するための制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気鉄道では負荷変動が不規則であり、
激しい電圧変動が発生する。き電変圧器は、比較的短時
間ではあるが励磁突入電流等に起因してその容量の3倍
程度の負荷を負うことがしばしばある。これに起因し
て、き電変圧器のリアクタンスによる電圧降下も定格負
荷時の3倍程度になり、その二次側では大幅な電圧降下
が発生する。このため、従来から図7に示すように系統
(電源e)に接続されたき電変圧器(誘導リアクタンス
をjXSとする)の二次側に直列コンデンサ(容量リア
クタンスを−jXCとする)を挿入し、変圧器のリアク
タンスjXSを100%補償することにより、見かけ上
の電源容量を増大して上記問題を解決している。
激しい電圧変動が発生する。き電変圧器は、比較的短時
間ではあるが励磁突入電流等に起因してその容量の3倍
程度の負荷を負うことがしばしばある。これに起因し
て、き電変圧器のリアクタンスによる電圧降下も定格負
荷時の3倍程度になり、その二次側では大幅な電圧降下
が発生する。このため、従来から図7に示すように系統
(電源e)に接続されたき電変圧器(誘導リアクタンス
をjXSとする)の二次側に直列コンデンサ(容量リア
クタンスを−jXCとする)を挿入し、変圧器のリアク
タンスjXSを100%補償することにより、見かけ上
の電源容量を増大して上記問題を解決している。
【0003】なお、上記直列コンデンサは系統に直列に
接続されるため、重負荷や系統短絡時の過電圧保護が必
要であると共に、き電区間が分かれるセクションを電気
車が通過する際の無負荷変圧器投入時に、直列コンデン
サと車両変圧器との間のLC共振により生じる低周波振
動から直列コンデンサを保護することが必要になる。一
方、負荷側では、図8のようにSVCを接続してき電電
圧を救済することが通常行われている。ここでSVC
は、リアクトルの電流をサイリスタ装置により連続的に
制御するリアクトル制御方式のものが用いられている。
接続されるため、重負荷や系統短絡時の過電圧保護が必
要であると共に、き電区間が分かれるセクションを電気
車が通過する際の無負荷変圧器投入時に、直列コンデン
サと車両変圧器との間のLC共振により生じる低周波振
動から直列コンデンサを保護することが必要になる。一
方、負荷側では、図8のようにSVCを接続してき電電
圧を救済することが通常行われている。ここでSVC
は、リアクトルの電流をサイリスタ装置により連続的に
制御するリアクトル制御方式のものが用いられている。
【0004】このように直列コンデンサが系統にあり、
かつSVCが設置される場合には、電気車がセクション
を通過する際に励磁突流電流が発生し、車両変圧器は一
時的に飽和する。これにより、直列コンデンサには低周
波電圧が印加されて充電されるため、き電側(車両変圧
器一次側)では電源電圧と直列コンデンサの電圧との差
により低周波振動が繰り返し発生する。一方、SVCが
組み合わされる場合は、き電電圧が低周波振動を起こし
ていることによりSVC内のサイリスタの点弧角位相の
ずれ等に起因して低周波振動を一層助長させるような挙
動があり、結果的に直列コンデンサの両端に過電圧が接
続的に発生するという問題があった。
かつSVCが設置される場合には、電気車がセクション
を通過する際に励磁突流電流が発生し、車両変圧器は一
時的に飽和する。これにより、直列コンデンサには低周
波電圧が印加されて充電されるため、き電側(車両変圧
器一次側)では電源電圧と直列コンデンサの電圧との差
により低周波振動が繰り返し発生する。一方、SVCが
組み合わされる場合は、き電電圧が低周波振動を起こし
ていることによりSVC内のサイリスタの点弧角位相の
ずれ等に起因して低周波振動を一層助長させるような挙
動があり、結果的に直列コンデンサの両端に過電圧が接
続的に発生するという問題があった。
【0005】この問題点に鑑み、出願人は特願平4−1
26902号に係るSVC制御回路を出願した。この制
御回路は、バンドパスフィルタを用いてき電電圧の低周
波振動成分を負荷電流、き電変圧器二次電流またはき電
変圧器二次電圧(き電電圧)から抽出し、この振動成分
を逆位相にてSVCのサイリスタ電流指令に注入するこ
とにより、低周波振動成分をキャンセルするようにSV
Cを動作させるものである。
26902号に係るSVC制御回路を出願した。この制
御回路は、バンドパスフィルタを用いてき電電圧の低周
波振動成分を負荷電流、き電変圧器二次電流またはき電
変圧器二次電圧(き電電圧)から抽出し、この振動成分
を逆位相にてSVCのサイリスタ電流指令に注入するこ
とにより、低周波振動成分をキャンセルするようにSV
Cを動作させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、低
周波振動成分を抽出するバンドパスフィルタがアクティ
ブフィルタにより構成されている。一般的にアクティブ
フィルタは、検出する周波数により出力信号が位相回転
(位相ずれ)を起す特性をもっており、これを従来技術
に即して言えば、検出された信号がそのままの位相でS
VCのサイリスタ電流指令に注入されることとなるた
め、位相ずれが低周波振動を更に助長してしまうという
問題があった。
周波振動成分を抽出するバンドパスフィルタがアクティ
ブフィルタにより構成されている。一般的にアクティブ
フィルタは、検出する周波数により出力信号が位相回転
(位相ずれ)を起す特性をもっており、これを従来技術
に即して言えば、検出された信号がそのままの位相でS
VCのサイリスタ電流指令に注入されることとなるた
め、位相ずれが低周波振動を更に助長してしまうという
問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、低周波振動成分
抽出用のアクティブフィルタの位相ずれによる低周波振
動の助長を防止するようにしたSVC制御回路を提供す
ることにある。
れたもので、その目的とするところは、低周波振動成分
抽出用のアクティブフィルタの位相ずれによる低周波振
動の助長を防止するようにしたSVC制御回路を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、き電変圧器の二次側にそのリアクタンス
補償用の直列コンデンサと共に接続される静止形無効電
力補償装置の制御回路であって、き電電圧の低周波振動
成分をアクティブフィルタにより検出し、前記振動成分
を打ち消すような指令を生成して静止形無効電力補償装
置の駆動指令に反映させる低周波振動抑制回路を備えた
制御回路において、アクティブフィルタの位相ずれに起
因する抑制下限周波数以下の周波数を有する低周波振動
を検出する下限検出出力停止回路と、前記位相ずれに起
因する抑制上限周波数以上の周波数を有する低周波振動
を検出する上限検出出力停止回路と、下限検出出力停止
回路または上限検出出力停止回路の出力に基づき低周波
振動抑制回路の出力を停止させる手段とを備えたもので
ある。
め、本発明は、き電変圧器の二次側にそのリアクタンス
補償用の直列コンデンサと共に接続される静止形無効電
力補償装置の制御回路であって、き電電圧の低周波振動
成分をアクティブフィルタにより検出し、前記振動成分
を打ち消すような指令を生成して静止形無効電力補償装
置の駆動指令に反映させる低周波振動抑制回路を備えた
制御回路において、アクティブフィルタの位相ずれに起
因する抑制下限周波数以下の周波数を有する低周波振動
を検出する下限検出出力停止回路と、前記位相ずれに起
因する抑制上限周波数以上の周波数を有する低周波振動
を検出する上限検出出力停止回路と、下限検出出力停止
回路または上限検出出力停止回路の出力に基づき低周波
振動抑制回路の出力を停止させる手段とを備えたもので
ある。
【0009】
【作用】本発明において、アクティブフィルタにより検
出した低周波振動成分のうち抑制可能な下限周波数以下
または上限周波数以上の振動が抽出された場合には、下
限または上限検出出力停止回路により低周波振動抑制回
路の出力を停止させ、これによりき電電圧の低周波振動
が助長されるのを抑止する。
出した低周波振動成分のうち抑制可能な下限周波数以下
または上限周波数以上の振動が抽出された場合には、下
限または上限検出出力停止回路により低周波振動抑制回
路の出力を停止させ、これによりき電電圧の低周波振動
が助長されるのを抑止する。
【0010】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1はこの実施例を示す回路構成図であってき電回
路の主回路と共に示してある。図において、き電回路の
主回路はき電変圧器1、そのリアクタンス補償用の直列
コンデンサ2、高インピーダンス変圧器3、サイリスタ
装置4、負荷電流検出用CT5から構成されている。な
お、高インピーダンス変圧器3及びサイリスタ装置4は
SVC6の構成要素であるが、このSVC6内において
変圧器3と並列接続される進相フィルタコンデンサやリ
アクトル等は、便宜上図示を省略してある。
る。図1はこの実施例を示す回路構成図であってき電回
路の主回路と共に示してある。図において、き電回路の
主回路はき電変圧器1、そのリアクタンス補償用の直列
コンデンサ2、高インピーダンス変圧器3、サイリスタ
装置4、負荷電流検出用CT5から構成されている。な
お、高インピーダンス変圧器3及びサイリスタ装置4は
SVC6の構成要素であるが、このSVC6内において
変圧器3と並列接続される進相フィルタコンデンサやリ
アクトル等は、便宜上図示を省略してある。
【0011】一方、本発明のSVC制御回路7は、低周
波振動抑制回路70、この抑制回路70の出力と無効電
力検出値Qとを加算する加算器71、その出力に基づい
て前記サイリスタ装置4に対する点弧パルスを生成し出
力するパルス発生回路72によって構成されている。
波振動抑制回路70、この抑制回路70の出力と無効電
力検出値Qとを加算する加算器71、その出力に基づい
て前記サイリスタ装置4に対する点弧パルスを生成し出
力するパルス発生回路72によって構成されている。
【0012】低周波振動抑制回路70は、負荷電流IL
からき電電圧の低周波振動成分のみを検出するアクティ
ブフィルタからなるバンドパスフィルタ701と、その
出力位相を所定量、補正する移相器702と、バンドパ
スフィルタ701の出力が加えられるコンパレータ70
4と、その出力が加えられるオフディレータイマ705
と、オフディレータイマ705の出力によりオンオフ制
御されるアナログスイッチ703とを備えており、ここ
までは従来技術と同様の構成である。
からき電電圧の低周波振動成分のみを検出するアクティ
ブフィルタからなるバンドパスフィルタ701と、その
出力位相を所定量、補正する移相器702と、バンドパ
スフィルタ701の出力が加えられるコンパレータ70
4と、その出力が加えられるオフディレータイマ705
と、オフディレータイマ705の出力によりオンオフ制
御されるアナログスイッチ703とを備えており、ここ
までは従来技術と同様の構成である。
【0013】すなわち、低周波振動抑制回路70は、上
記構成により負荷電流ILから低周波振動成分を検出
し、これをキャンセルする指令をパルス発生回路72の
入力側に与えてSVC6内のサイリスタ装置4に対する
駆動指令に反映させている。ここで、アナログスイッチ
703及びコンパレータ704は、バンドパスフィルタ
701による低周波振動成分の検出値がある一定値以上
になった場合に移相器702からの検出値を出力するた
めのものであり、オフディレータイマ705はアナログ
スイッチ703のオン時間を設定するためのものであ
る。
記構成により負荷電流ILから低周波振動成分を検出
し、これをキャンセルする指令をパルス発生回路72の
入力側に与えてSVC6内のサイリスタ装置4に対する
駆動指令に反映させている。ここで、アナログスイッチ
703及びコンパレータ704は、バンドパスフィルタ
701による低周波振動成分の検出値がある一定値以上
になった場合に移相器702からの検出値を出力するた
めのものであり、オフディレータイマ705はアナログ
スイッチ703のオン時間を設定するためのものであ
る。
【0014】更にこの実施例では、上記構成に対して、
コンパレータ704の出力側に下限検出出力停止回路7
06及び上限検出出力停止回路707が付加され、下限
検出出力停止回路706の出力はNAND回路708及
びOR回路709を介して、また、上限検出出力停止回
路707の出力はOR回路709を介して各々アナログ
スイッチ703に入力されている。ここで、下限検出出
力停止回路706及び上限検出出力停止回路707は、
負荷電流ILから検出される低周波振動成分がある下限
値(抑制下限周波数)以下または上限値(抑制上限周波
数)以上の周波数を有する場合に、低周波振動抑制回路
70の出力を停止させる機能を持つ。
コンパレータ704の出力側に下限検出出力停止回路7
06及び上限検出出力停止回路707が付加され、下限
検出出力停止回路706の出力はNAND回路708及
びOR回路709を介して、また、上限検出出力停止回
路707の出力はOR回路709を介して各々アナログ
スイッチ703に入力されている。ここで、下限検出出
力停止回路706及び上限検出出力停止回路707は、
負荷電流ILから検出される低周波振動成分がある下限
値(抑制下限周波数)以下または上限値(抑制上限周波
数)以上の周波数を有する場合に、低周波振動抑制回路
70の出力を停止させる機能を持つ。
【0015】図2は、下限検出出力停止回路706及び
上限検出出力停止回路707の構成を示しており、この
回路は、一例として抑制下限周波数6.6〔Hz〕以下
の振動と抑制上限周波数18〔Hz〕以上の振動発生時
に、低周波振動抑制回路70の出力を停止させるべく構
成した場合のものである。
上限検出出力停止回路707の構成を示しており、この
回路は、一例として抑制下限周波数6.6〔Hz〕以下
の振動と抑制上限周波数18〔Hz〕以上の振動発生時
に、低周波振動抑制回路70の出力を停止させるべく構
成した場合のものである。
【0016】まず、下限検出出力停止回路706は、抑
制下限周波数6.6〔Hz〕を設定する(150〔ms
ec〕)タイマ711と、このタイマ711により狭幅
クロックパルスを発生する(100〔μsec〕)タイ
マ712と、その出力パルスをカウントするカウンタ7
13と、振動終了時のカウンタリセット信号を出力する
(500〔msec〕)タイマ714と、NAND回路
715とから構成されている。一方、上限検出出力停止
回路707は、狭幅クロックパルスを発生する(100
〔μsec〕)タイマ716と、抑制上限周波数18
〔Hz〕を設定する(55.5〔msec〕)タイマ7
17と、AND回路718と、その出力パルスをカウン
トするカウンタ719と、振動終了時のカウンタリセッ
ト信号を出力する(550〔msec〕)タイマ720
とから構成されており、前記OR回路709により、N
AND回路708を介した下限検出出力停止回路706
の出力と加算される。
制下限周波数6.6〔Hz〕を設定する(150〔ms
ec〕)タイマ711と、このタイマ711により狭幅
クロックパルスを発生する(100〔μsec〕)タイ
マ712と、その出力パルスをカウントするカウンタ7
13と、振動終了時のカウンタリセット信号を出力する
(500〔msec〕)タイマ714と、NAND回路
715とから構成されている。一方、上限検出出力停止
回路707は、狭幅クロックパルスを発生する(100
〔μsec〕)タイマ716と、抑制上限周波数18
〔Hz〕を設定する(55.5〔msec〕)タイマ7
17と、AND回路718と、その出力パルスをカウン
トするカウンタ719と、振動終了時のカウンタリセッ
ト信号を出力する(550〔msec〕)タイマ720
とから構成されており、前記OR回路709により、N
AND回路708を介した下限検出出力停止回路706
の出力と加算される。
【0017】これら各停止回路706,707の動作を
図3及び図4に示す。図3は、例えば抑制下限周波数
(6.6〔Hz〕)以下である5〔Hz〕の振動がバン
ドパスフィルタ701を介して入力された場合の下限検
出出力停止回路706の動作を、また、図4は例えば抑
制上限周波数(18〔Hz〕)以上である20〔Hz〕
の振動がバンドパスフィルタ701を介して入力された
場合の上限検出出力停止回路707の動作をそれぞれ示
すものである。
図3及び図4に示す。図3は、例えば抑制下限周波数
(6.6〔Hz〕)以下である5〔Hz〕の振動がバン
ドパスフィルタ701を介して入力された場合の下限検
出出力停止回路706の動作を、また、図4は例えば抑
制上限周波数(18〔Hz〕)以上である20〔Hz〕
の振動がバンドパスフィルタ701を介して入力された
場合の上限検出出力停止回路707の動作をそれぞれ示
すものである。
【0018】図3に示すように、本実施例では下限検出
出力停止回路706内のカウンタ713がタイマ712
の出力パルスを4個カウントした時点t2でカウンタ7
13の出力が“High”レベルに転じる一方で、それ
以前の時点t1からアナログスイッチ703をONさせ
ているオフディレータイマ705の“High”レベル
出力と共に、図1、図2のNAND回路708、OR回
路709を介して前記時点t2以後、アナログスイッチ
703がOFFとなる。ここで、図3における、t1か
らt2までは約865〔msec〕である。なお、図3
において、タイマ712の出力パルスのうちaとして示
されたものはタイマ714によるリセット信号と重なる
ため、カウンタ713ではカウントしていない。
出力停止回路706内のカウンタ713がタイマ712
の出力パルスを4個カウントした時点t2でカウンタ7
13の出力が“High”レベルに転じる一方で、それ
以前の時点t1からアナログスイッチ703をONさせ
ているオフディレータイマ705の“High”レベル
出力と共に、図1、図2のNAND回路708、OR回
路709を介して前記時点t2以後、アナログスイッチ
703がOFFとなる。ここで、図3における、t1か
らt2までは約865〔msec〕である。なお、図3
において、タイマ712の出力パルスのうちaとして示
されたものはタイマ714によるリセット信号と重なる
ため、カウンタ713ではカウントしていない。
【0019】また、図4においては、上限検出出力停止
回路707内のカウンタ719がAND回路718の出
力パルスを4個カウントした時点t2′でカウンタ71
9の出力が“High”レベルに転じ、OR回路709
を介して前記時点t2′以後、アナログスイッチ703
がOFFとなる。なお、アナログスイッチ703は、オ
フディレータイマ705の出力が“High”レベルに
転じた時点t1′からONとなっており、図4における
t1′からt2′までは約175〔msec〕である。
回路707内のカウンタ719がAND回路718の出
力パルスを4個カウントした時点t2′でカウンタ71
9の出力が“High”レベルに転じ、OR回路709
を介して前記時点t2′以後、アナログスイッチ703
がOFFとなる。なお、アナログスイッチ703は、オ
フディレータイマ705の出力が“High”レベルに
転じた時点t1′からONとなっており、図4における
t1′からt2′までは約175〔msec〕である。
【0020】図3及び図4から明らかなように、本実施
例によれば、抑制下限周波数以下または抑制上限周波数
以上の周波数を持つ低周波振動が抽出された場合、これ
を速やかに検出してアナログスイッチ703をOFF
し、低周波振動抑制回路70の出力を停止することがで
きる。従って、アクティブフィルタの位相ずれに起因し
て低周波振動が助長されるのを未然に防止することが可
能になる。
例によれば、抑制下限周波数以下または抑制上限周波数
以上の周波数を持つ低周波振動が抽出された場合、これ
を速やかに検出してアナログスイッチ703をOFF
し、低周波振動抑制回路70の出力を停止することがで
きる。従って、アクティブフィルタの位相ずれに起因し
て低周波振動が助長されるのを未然に防止することが可
能になる。
【0021】なお、図5は一般的なアクティブフィルタ
の周波数特性を示している。この特性グラフでは7〔H
z〕付近において位相差0になっているが、実際は、実
施例におけるバンドパスフィルタ701をアクティブフ
ィルタにより構成した場合の位相調整を移相器702に
より行い、12〔Hz〕振動において位相差0となるよ
うに調整される。
の周波数特性を示している。この特性グラフでは7〔H
z〕付近において位相差0になっているが、実際は、実
施例におけるバンドパスフィルタ701をアクティブフ
ィルタにより構成した場合の位相調整を移相器702に
より行い、12〔Hz〕振動において位相差0となるよ
うに調整される。
【0022】図6に示すベクトル図は、抑制限界周波数
(抑制上限周波数または抑制下限周波数)を求める原理
を示している。図において、ベクトルa(その大きさを
1とする)は12〔Hz〕の振動を表わし、また、ベク
トルbは前記振動に対して位相差が140°、振幅差が
零である振動を表わしている。ベクトルbが本発明にお
ける上限または下限周波数の振動に相当するものと仮定
すると、ベクトルa及びベクトルbの合成ベクトルxの
大きさが1よりも小さくなれば振動が抑制されたことに
なるので、抑制された結果のベクトルであるxの大きさ
が1よりも小さくなるような範囲でベクトルbを決める
ことにより、抑制上限周波数及び抑制下限周波数を求め
ることができる。なお、図中のy,zはベクトルbの各
成分を示す。ちなみに図6の例では、大きさが1である
振動(ベクトルa)がベクトルbとの合成により、大き
さが0.68の振動(ベクトルx)に抑制されている。
(抑制上限周波数または抑制下限周波数)を求める原理
を示している。図において、ベクトルa(その大きさを
1とする)は12〔Hz〕の振動を表わし、また、ベク
トルbは前記振動に対して位相差が140°、振幅差が
零である振動を表わしている。ベクトルbが本発明にお
ける上限または下限周波数の振動に相当するものと仮定
すると、ベクトルa及びベクトルbの合成ベクトルxの
大きさが1よりも小さくなれば振動が抑制されたことに
なるので、抑制された結果のベクトルであるxの大きさ
が1よりも小さくなるような範囲でベクトルbを決める
ことにより、抑制上限周波数及び抑制下限周波数を求め
ることができる。なお、図中のy,zはベクトルbの各
成分を示す。ちなみに図6の例では、大きさが1である
振動(ベクトルa)がベクトルbとの合成により、大き
さが0.68の振動(ベクトルx)に抑制されている。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
VC制御回路において、抑制下限検出出力停止回路及び
抑制上限検出出力停止回路により抑制限界を越える低周
波振動を検出し、短時間のうちに低周波振動抑制回路の
出力を停止させるようにしたため、アクティブフィルタ
の位相ずれによる低周波振動の助長を未然に防いで、き
電電圧の低周波振動を適切に抑制することができる。
VC制御回路において、抑制下限検出出力停止回路及び
抑制上限検出出力停止回路により抑制限界を越える低周
波振動を検出し、短時間のうちに低周波振動抑制回路の
出力を停止させるようにしたため、アクティブフィルタ
の位相ずれによる低周波振動の助長を未然に防いで、き
電電圧の低周波振動を適切に抑制することができる。
【図1】本発明の実施例の回路構成図である。
【図2】図1の主要部を示す回路構成図である。
【図3】下限検出出力停止回路の動作を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図4】上限検出出力停止回路の動作を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図5】アクティブフィルタの周波数特性図である。
【図6】抑制限界周波数を求める原理を説明するための
合成ベクトル図である。
合成ベクトル図である。
【図7】き電回路の等価回路図である。
【図8】き電回路の等価回路図である。
1 き電変圧器 2 直列コンデンサ 3 高インピーダンス変圧器 4 サイリスタ装置 5 負荷電流検出用CT 6 SVC 7 SVC制御回路 70 低周波振動抑制回路 71 加算器 72 パルス発生回路 701 バンドパスフィルタ 702 移相器 703 アナログスイッチ 704 コンパレータ 705 オフディレータイマ 706 下限検出出力停止回路 707 上限検出出力停止回路 708,715 NAND回路 709 OR回路 711 (150〔msec〕)タイマ 712 (100〔μsec〕)タイマ 713,719 カウンタ 714 (500〔msec〕)タイマ 716 (100〔μsec〕)タイマ 717 (55.5〔msec〕)タイマ 718 AND回路 720 (550〔msec〕)タイマ
Claims (1)
- 【請求項1】 き電変圧器の二次側にそのリアクタンス
補償用の直列コンデンサと共に接続される静止形無効電
力補償装置の制御回路であって、き電電圧の低周波振動
成分をアクティブフィルタにより検出し、前記振動成分
を打ち消すような指令を生成して静止形無効電力補償装
置の駆動指令に反映させる低周波振動抑制回路を備えた
制御回路において、 アクティブフィルタの位相ずれに起因する抑制下限周波
数以下の周波数を有する低周波振動を検出する下限検出
出力停止回路と、 前記位相ずれに起因する抑制上限周波数以上の周波数を
有する低周波振動を検出する上限検出出力停止回路と、 下限検出出力停止回路または上限検出出力停止回路の出
力に基づき低周波振動抑制回路の出力を停止させる手段
と、 を備えたことを特徴とする静止形無効電力補償装置の制
御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129971A JPH06319228A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 静止形無効電力補償装置の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129971A JPH06319228A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 静止形無効電力補償装置の制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319228A true JPH06319228A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15022968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5129971A Withdrawn JPH06319228A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 静止形無効電力補償装置の制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06319228A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012055322A1 (zh) * | 2010-10-26 | 2012-05-03 | 国家电网公司 | 抑制电力系统低频振荡的方法、装置和系统 |
CN102916434A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-02-06 | 山东电力工程咨询院有限公司 | 基于无功消耗的光伏电站无功补偿优化配置控制方法 |
CN104698325A (zh) * | 2015-03-31 | 2015-06-10 | 东南大学 | 一种电力系统负阻尼机理低频振荡和强迫振荡的判别方法 |
CN105226637A (zh) * | 2015-09-01 | 2016-01-06 | 三峡大学 | 一种基于振荡分群辨识方法的低频振荡调度控制方法 |
CN110308325A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-08 | 中国铁道科学研究院集团有限公司 | 动车组过电压控制方法及系统 |
CN112467880A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-03-09 | 西安热工研究院有限公司 | 一种黑启动送出线路首端最大升压限制装置及方法 |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP5129971A patent/JPH06319228A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012055322A1 (zh) * | 2010-10-26 | 2012-05-03 | 国家电网公司 | 抑制电力系统低频振荡的方法、装置和系统 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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