JPH06319227A - 同期並入操作訓練装置 - Google Patents
同期並入操作訓練装置Info
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- JPH06319227A JPH06319227A JP5129893A JP12989393A JPH06319227A JP H06319227 A JPH06319227 A JP H06319227A JP 5129893 A JP5129893 A JP 5129893A JP 12989393 A JP12989393 A JP 12989393A JP H06319227 A JPH06319227 A JP H06319227A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性の高い同期並入操作訓練装置を得る。
【構成】 同期検定器15への基準入力信号を、通常は
計算機からのアナログ信号1から供給する。もし、電圧
周波数変換器13に異常が発生した場合には、運転側交
流電圧信号切換器28を商用電源27側に手動又は自動
で切り換える。
計算機からのアナログ信号1から供給する。もし、電圧
周波数変換器13に異常が発生した場合には、運転側交
流電圧信号切換器28を商用電源27側に手動又は自動
で切り換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発電所の運転員を訓
練する発電所向訓練用シミュレータにおける同期並入操
作訓練装置に関するものである。
練する発電所向訓練用シミュレータにおける同期並入操
作訓練装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運転訓練用シミュレータは、発電プラン
トの各系統の機器の運転手法や操作技術を修得するため
のものである。このシミュレーションには、モデルプラ
ントとなる発電プラントの特性、すなわちインターロッ
ク機能,制御機能や監視機能を忠実に模擬したシミュレ
ーション,オペレータの機能や訓練を効果的,効率的に
行える指導員機能がある。図7は従来の同期並入操作訓
練装置を示すブロック図である。図7において、71は
操作盤、72はスイッチ、73はランプ、74は同期並
入操作訓練部、75は指示計、76はI/F部、77は
ディジタル計算機、78はシミュレーションソフトウェ
アである。操作盤71は、スイッチ72とランプ73と
同期並入操作訓練装置74と指示計75から構成されて
いる。そして、操作盤71はI/F部76を通してディ
ジタル計算機77に接続され、ディジタル計算機77は
シミュレーションソフトウェア78によって演算処理を
行う。また、従来、この種の同期並入操作訓練装置とし
て図8に示すものがあった。図8において、1は運転側
交流電圧(電灯電源信号)に比例する図7のディジタル
計算機77からのアナログ出力信号、2は起動側交流電
圧に比例するディジタル計算機77からのアナログ出力
信号である。3〜9はディジタル計算機77からのディ
ジタル出力信号であり、3は自動同期モード信号、4は
電圧条件成立信号、5は手動モード信号、6,7は遮断
器閉信号、8は遮断器開信号、9は同期検定器入信号、
10は周波数検出器16から出力される周波数差並入可
能信号、11は位相差検出器17から出力される位相差
並入可能信号、12は遮断器の開,閉状態を表す論理信
号、13,14はディジタル計算機77のアナログ信号
に比例した交流電圧を出力する電圧周波数変換器、15
は同期検定器、16運転側交流電圧と起動側交流電圧の
周波数と所定値とを比較し、周波数が所定値以下になる
と論理信号を出力する周波数差検出器、17は運転側交
流電圧と起動側交流電圧の位相差と所定値とを比較し、
位相差が所定値以下になると論理信号を出力する位相差
検出器、18,19はANDゲート、20はORゲー
ト、21は遮断器の開,閉状態を表す論理信号を記憶す
る記憶素子、22,23は補助リレー、24は補助リレ
ー22と連動する交流電圧出力切換器、25,26は補
助リレー23が励磁されると閉路する常開接点である。
トの各系統の機器の運転手法や操作技術を修得するため
のものである。このシミュレーションには、モデルプラ
ントとなる発電プラントの特性、すなわちインターロッ
ク機能,制御機能や監視機能を忠実に模擬したシミュレ
ーション,オペレータの機能や訓練を効果的,効率的に
行える指導員機能がある。図7は従来の同期並入操作訓
練装置を示すブロック図である。図7において、71は
操作盤、72はスイッチ、73はランプ、74は同期並
入操作訓練部、75は指示計、76はI/F部、77は
ディジタル計算機、78はシミュレーションソフトウェ
アである。操作盤71は、スイッチ72とランプ73と
同期並入操作訓練装置74と指示計75から構成されて
いる。そして、操作盤71はI/F部76を通してディ
ジタル計算機77に接続され、ディジタル計算機77は
シミュレーションソフトウェア78によって演算処理を
行う。また、従来、この種の同期並入操作訓練装置とし
て図8に示すものがあった。図8において、1は運転側
交流電圧(電灯電源信号)に比例する図7のディジタル
計算機77からのアナログ出力信号、2は起動側交流電
圧に比例するディジタル計算機77からのアナログ出力
信号である。3〜9はディジタル計算機77からのディ
ジタル出力信号であり、3は自動同期モード信号、4は
電圧条件成立信号、5は手動モード信号、6,7は遮断
器閉信号、8は遮断器開信号、9は同期検定器入信号、
10は周波数検出器16から出力される周波数差並入可
能信号、11は位相差検出器17から出力される位相差
並入可能信号、12は遮断器の開,閉状態を表す論理信
号、13,14はディジタル計算機77のアナログ信号
に比例した交流電圧を出力する電圧周波数変換器、15
は同期検定器、16運転側交流電圧と起動側交流電圧の
周波数と所定値とを比較し、周波数が所定値以下になる
と論理信号を出力する周波数差検出器、17は運転側交
流電圧と起動側交流電圧の位相差と所定値とを比較し、
位相差が所定値以下になると論理信号を出力する位相差
検出器、18,19はANDゲート、20はORゲー
ト、21は遮断器の開,閉状態を表す論理信号を記憶す
る記憶素子、22,23は補助リレー、24は補助リレ
ー22と連動する交流電圧出力切換器、25,26は補
助リレー23が励磁されると閉路する常開接点である。
【0003】上述した信号について、さらに詳細に説明
すると以下のようになる。すなわち、アナログ出力信号
1,2は、ディジタル計算機77内シミュレーションソ
フトウェア78が演算した値(工学値等)を電気信号に
変換し出力した信号である。ディジタル出力信号3〜9
は、ディジタル計算機77内シミュレーションソフトウ
ェア78が演算した値(論理値)を出力した信号であ
り、これらの信号の内、自動同期モード信号3は、操作
盤71取付同期検定スイッチが自動の状態の時出力する
信号、電圧条件成立信号4は、ランニング側(電力系統
側)電圧とスタート側(発電機側)電圧の差の絶対値が
所定値以下となると出力する信号、手動モード信号5
は、自動同期モード信号3に対し、同期検定スイッチが
手動の状態の時出力する信号、閉信号6,7は、遮断器
が入っていることを示す信号、開信号8は、遮断器が切
れていることを示す信号、入信号9は、操作盤71取付
同期検定スイッチを自動又は手動にし、同期検定器15
入操作をしたとき出力する信号である。並入可能信号1
0,11は、ランニング側(電力系統側)とスタート側
(発電機側)のそれぞれの周波数及び位相差の差の絶対
値が、所定値以下となると出力する信号である。
すると以下のようになる。すなわち、アナログ出力信号
1,2は、ディジタル計算機77内シミュレーションソ
フトウェア78が演算した値(工学値等)を電気信号に
変換し出力した信号である。ディジタル出力信号3〜9
は、ディジタル計算機77内シミュレーションソフトウ
ェア78が演算した値(論理値)を出力した信号であ
り、これらの信号の内、自動同期モード信号3は、操作
盤71取付同期検定スイッチが自動の状態の時出力する
信号、電圧条件成立信号4は、ランニング側(電力系統
側)電圧とスタート側(発電機側)電圧の差の絶対値が
所定値以下となると出力する信号、手動モード信号5
は、自動同期モード信号3に対し、同期検定スイッチが
手動の状態の時出力する信号、閉信号6,7は、遮断器
が入っていることを示す信号、開信号8は、遮断器が切
れていることを示す信号、入信号9は、操作盤71取付
同期検定スイッチを自動又は手動にし、同期検定器15
入操作をしたとき出力する信号である。並入可能信号1
0,11は、ランニング側(電力系統側)とスタート側
(発電機側)のそれぞれの周波数及び位相差の差の絶対
値が、所定値以下となると出力する信号である。
【0004】次にこの従来の装置の動作について説明す
る。同期検定器15の運転側交流電圧にはディジタル計
算機77のアナログ出力信号1を電圧周波数変換器13
で変換した交流電圧を用いており、起動側交流電圧には
下記(1)式に基づいて算出される運転側周波数と関連
する相対的起動側周波数の交流電圧を用いている。すな
わち、 fo=fb+fs−fr ・・・(1) 但し、foは相対的起動側周波数、fbは基準周波数、
fsは起動側周波数、frは運転側周波数である。そし
てディジタル計算機77内部において基準周波数(電灯
電源周波数)fbは固定値として扱われ、運転側周波数
frは指導員が与える外乱を含む電力系統周波数であ
り、起動側周波数fsは訓練者の操作によって変化する
周波数である。
る。同期検定器15の運転側交流電圧にはディジタル計
算機77のアナログ出力信号1を電圧周波数変換器13
で変換した交流電圧を用いており、起動側交流電圧には
下記(1)式に基づいて算出される運転側周波数と関連
する相対的起動側周波数の交流電圧を用いている。すな
わち、 fo=fb+fs−fr ・・・(1) 但し、foは相対的起動側周波数、fbは基準周波数、
fsは起動側周波数、frは運転側周波数である。そし
てディジタル計算機77内部において基準周波数(電灯
電源周波数)fbは固定値として扱われ、運転側周波数
frは指導員が与える外乱を含む電力系統周波数であ
り、起動側周波数fsは訓練者の操作によって変化する
周波数である。
【0005】自動同期並入操作訓練を行う場合、操作対
象となる遮断器の同期検定器15の入操作により、ディ
ジタル計算機77から遮断器開信号8及び同期検定器入
信号9が与えられる。遮断機開信号8により記憶素子2
1は操作対象の遮断器が開状態であることを記憶し、そ
の開状態を論理信号12として出力し、補助リレー22
に与える。この開状態論理信号により補助リレー22は
消磁され、それで制御される交流電圧出力切換器24は
電圧周波数変換器14を選択する側に切換わる。また、
ディジタル計算機77より与えられた同期検定器入信号
9により補助リレー23が励磁されて、その常開接点2
5,26がともに閉路する。この常開接点25の閉路に
より、運転側交流電圧に比例するディジタル計算機77
のアナログ出力信号1をもとにして電圧周波数変換器1
3で変換された運転側交流電圧信号が、同期検定器の運
転側と周波数差検出器16と位相差検出器17とに与え
られる。
象となる遮断器の同期検定器15の入操作により、ディ
ジタル計算機77から遮断器開信号8及び同期検定器入
信号9が与えられる。遮断機開信号8により記憶素子2
1は操作対象の遮断器が開状態であることを記憶し、そ
の開状態を論理信号12として出力し、補助リレー22
に与える。この開状態論理信号により補助リレー22は
消磁され、それで制御される交流電圧出力切換器24は
電圧周波数変換器14を選択する側に切換わる。また、
ディジタル計算機77より与えられた同期検定器入信号
9により補助リレー23が励磁されて、その常開接点2
5,26がともに閉路する。この常開接点25の閉路に
より、運転側交流電圧に比例するディジタル計算機77
のアナログ出力信号1をもとにして電圧周波数変換器1
3で変換された運転側交流電圧信号が、同期検定器の運
転側と周波数差検出器16と位相差検出器17とに与え
られる。
【0006】周波数差検出器16は、電圧周波数変換器
13の運転側交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起
動側交流電圧信号との周波数差が、予め設定している所
定値以下となると、周波数差並入可能とする周波数差並
入可能信号10を、ANDゲート18に与える。一方、
位相差検出器17は電圧周波数変換器13の運転側交流
電圧信号と電圧周波数変換器14の起動側交流電圧信号
との位相差が、予め設定している所定値以下となると、
位相差並入を可能とする位相差並入可能信号11をAN
D18に与える。また、ディジタル計算機77より自動
同期モード信号3、電圧条件成立信号4(運転側と起動
側電圧の差の絶対値が所定値以下となると出力される信
号)がANDゲート18に与えられると、それらの信号
と、周波数差並入可能信号10と、位相差並入可能信号
11による入力により論理が成立して、ORゲート20
の出力結果が記憶素子21に与えられる。そして記憶素
子21は、開記憶状態から閉記憶状態に移行し、閉記憶
状態での信号を論理信号12や補助リレー22に与え
る。この閉状態論理信号12により、補助リレー22は
励磁され、交流電圧出力切換器24は電圧周波数変換器
13側に切換わる。また、運転側交流電圧信号が同期検
定器15に与えられて同期検定器15は並入状態を示
す。
13の運転側交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起
動側交流電圧信号との周波数差が、予め設定している所
定値以下となると、周波数差並入可能とする周波数差並
入可能信号10を、ANDゲート18に与える。一方、
位相差検出器17は電圧周波数変換器13の運転側交流
電圧信号と電圧周波数変換器14の起動側交流電圧信号
との位相差が、予め設定している所定値以下となると、
位相差並入を可能とする位相差並入可能信号11をAN
D18に与える。また、ディジタル計算機77より自動
同期モード信号3、電圧条件成立信号4(運転側と起動
側電圧の差の絶対値が所定値以下となると出力される信
号)がANDゲート18に与えられると、それらの信号
と、周波数差並入可能信号10と、位相差並入可能信号
11による入力により論理が成立して、ORゲート20
の出力結果が記憶素子21に与えられる。そして記憶素
子21は、開記憶状態から閉記憶状態に移行し、閉記憶
状態での信号を論理信号12や補助リレー22に与え
る。この閉状態論理信号12により、補助リレー22は
励磁され、交流電圧出力切換器24は電圧周波数変換器
13側に切換わる。また、運転側交流電圧信号が同期検
定器15に与えられて同期検定器15は並入状態を示
す。
【0007】手動同期並入操作訓練の場合、ディジタル
計算機77は、ディジタル計算機77より、手動モード
信号5,遮断器閉信号6が与えられると、周波数差並入
可能信号10及び位相差並入可能信号11を、遮断器閉
信号6を出力する直前にチェックして非同期か否かを判
断する。なお電圧条件成立のチェックはディジタル計算
機77の内部処理で行う。但し、この計算機は、遮断器
が閉であるときに同期検定器入信号9を出力した場合
は、遮断器閉信号7を出力して並入状態を保持するよう
にしている。
計算機77は、ディジタル計算機77より、手動モード
信号5,遮断器閉信号6が与えられると、周波数差並入
可能信号10及び位相差並入可能信号11を、遮断器閉
信号6を出力する直前にチェックして非同期か否かを判
断する。なお電圧条件成立のチェックはディジタル計算
機77の内部処理で行う。但し、この計算機は、遮断器
が閉であるときに同期検定器入信号9を出力した場合
は、遮断器閉信号7を出力して並入状態を保持するよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期並入操作訓
練装置は、ディジタル計算機からのアナログ出力信号に
関連する周波数の交流電圧を得るために、電圧周波数変
換器を使用している。従って、この電圧周波数変換器が
故障した場合、同期並入操作訓練ができなくなるという
問題点があった。また、同期並入操作訓練を行う場所に
より、基準周波数が50Hz,60Hzと異なるため、
電圧周波数変換器に対し、訓練場所に合った基準周波数
の設定が必要となる問題点があった。
練装置は、ディジタル計算機からのアナログ出力信号に
関連する周波数の交流電圧を得るために、電圧周波数変
換器を使用している。従って、この電圧周波数変換器が
故障した場合、同期並入操作訓練ができなくなるという
問題点があった。また、同期並入操作訓練を行う場所に
より、基準周波数が50Hz,60Hzと異なるため、
電圧周波数変換器に対し、訓練場所に合った基準周波数
の設定が必要となる問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、電圧周波数変換器に故障が
生じても故障前と同様の同期並入操作訓練ができ、ま
た、訓練場所に応じた基準周波数を任意に切り換えでき
る同期並入操作訓練装置を得ることを目的とする。
ためになされたものであり、電圧周波数変換器に故障が
生じても故障前と同様の同期並入操作訓練ができ、ま
た、訓練場所に応じた基準周波数を任意に切り換えでき
る同期並入操作訓練装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る同期並
入操作訓練装置は、基準入力信号となる運転側交流電圧
を、計算機からのアナログ出力(電圧周波数変換器13
からの出力)より得た交流電圧出力と、商用電源27よ
り得た交流電圧出力とのいづれかを手動で選択して得る
ようにした。第2の発明に係る同期並入操作訓練装置
は、基準入力信号となる運転側交流電圧を作る電圧周波
数変換器13の故障を検出する検出器(故障検出器2
9)を設け、この検出器に基づき基準入力信号を商用電
源27に切り換えるようにした。第3の発明に係る同期
並入操作訓練装置は、運転側,起動側電圧周波数変換器
(電圧周波数変換器34等)を2重化し、運転側,起動
側各々使用中の電圧周波数変換器が故障時、正常側電圧
周波数変換器に手動又は自動で切り換えるようにした。
第4の発明に係る同期並入操作訓練装置は、基準入力信
号となる運転側交流電圧出力が異常のとき、又は起動側
交流電圧出力が異常のときに、運転側又は起動側の交流
電圧出力を自動的に商用電源27に切り換えるようにし
た。第5の発明に係る同期並入操作訓練装置は、アナロ
グ出力信号に同調比例した周波数の交流電圧出力に対
し、外部選定により基準周波数50Hz又は60Hzを
選択するようにした。
入操作訓練装置は、基準入力信号となる運転側交流電圧
を、計算機からのアナログ出力(電圧周波数変換器13
からの出力)より得た交流電圧出力と、商用電源27よ
り得た交流電圧出力とのいづれかを手動で選択して得る
ようにした。第2の発明に係る同期並入操作訓練装置
は、基準入力信号となる運転側交流電圧を作る電圧周波
数変換器13の故障を検出する検出器(故障検出器2
9)を設け、この検出器に基づき基準入力信号を商用電
源27に切り換えるようにした。第3の発明に係る同期
並入操作訓練装置は、運転側,起動側電圧周波数変換器
(電圧周波数変換器34等)を2重化し、運転側,起動
側各々使用中の電圧周波数変換器が故障時、正常側電圧
周波数変換器に手動又は自動で切り換えるようにした。
第4の発明に係る同期並入操作訓練装置は、基準入力信
号となる運転側交流電圧出力が異常のとき、又は起動側
交流電圧出力が異常のときに、運転側又は起動側の交流
電圧出力を自動的に商用電源27に切り換えるようにし
た。第5の発明に係る同期並入操作訓練装置は、アナロ
グ出力信号に同調比例した周波数の交流電圧出力に対
し、外部選定により基準周波数50Hz又は60Hzを
選択するようにした。
【0011】
【作用】第1の発明における同期並入操作訓練装置は、
基準入力信号となる運転側交流電圧を得る場合に、計算
機からのアナログ出力より得た交流電圧出力が異常のと
きは、商用電源27より得た交流電圧出力を手動で選択
する。第2の発明における同期並入操作訓練装置は、検
出器(故障検出器29)で故障を検出した場合に、基準
入力信号となる運転側交流電圧を作る電圧周波数変換器
13の故障が検出され、基準入力信号を商用電源27に
切り換える。第3の発明における同期並入操作訓練装置
は、運転側,起動側電圧周波数変換器が2重化されてい
るため、運転側,起動側各々使用中の電圧周波数変換器
が故障時、正常側電圧周波数変換器に手動又は自動で切
り換える。第4の発明における同期並入操作訓練装置
は、基準入力信号となる運転側交流電圧出力が異常のと
き、又は起動側交流電圧出力が異常のときに、運転側又
は起動側の交流電圧出力が自動的に商用電源27に切り
換える。第5の発明における同期並入操作訓練装置は、
アナログ出力信号に同調比例した周波数の交流電圧出力
に対し、外部選定により基準周波数50Hz又は60H
zが選択する。
基準入力信号となる運転側交流電圧を得る場合に、計算
機からのアナログ出力より得た交流電圧出力が異常のと
きは、商用電源27より得た交流電圧出力を手動で選択
する。第2の発明における同期並入操作訓練装置は、検
出器(故障検出器29)で故障を検出した場合に、基準
入力信号となる運転側交流電圧を作る電圧周波数変換器
13の故障が検出され、基準入力信号を商用電源27に
切り換える。第3の発明における同期並入操作訓練装置
は、運転側,起動側電圧周波数変換器が2重化されてい
るため、運転側,起動側各々使用中の電圧周波数変換器
が故障時、正常側電圧周波数変換器に手動又は自動で切
り換える。第4の発明における同期並入操作訓練装置
は、基準入力信号となる運転側交流電圧出力が異常のと
き、又は起動側交流電圧出力が異常のときに、運転側又
は起動側の交流電圧出力が自動的に商用電源27に切り
換える。第5の発明における同期並入操作訓練装置は、
アナログ出力信号に同調比例した周波数の交流電圧出力
に対し、外部選定により基準周波数50Hz又は60H
zが選択する。
【0012】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1は、この発明の実施例1による同期並入操
作訓練装置の構成図である。図1において、1は運転側
交流電圧に比例する。例えば図7で示したディジタル計
算機77からのアナログ出力信号、2は起動側交流電圧
に比例するディジタル計算機からのアナログ出力信号で
ある。3〜9はディジタル計算機からのディジタル出力
信号であって、3は自動同期モード信号、4は電圧条件
成立信号、5は手動モード信号、6,7は遮断器閉信
号、8は遮断器開信号、9は同期検定回路入信号であ
る。10は周波数検出器から出力される周波数差並入可
能信号、11は位相差検出器から出力される位相差並入
可能信号、12は遮断器の開,閉状態を表す論理信号、
13,14はディジタル計算機のアナログ信号に比例し
た交流電圧を出力する電圧周波数変換器、15は同期検
定器、16は運転側交流電圧と起動側交流電圧の周波数
と所定値とを比較し、周波数が所定値以下になると論理
信号を出力する周波数差検出器、17は運転側交流電圧
と起動側交流電圧の位相差と所定値とを比較し、位相値
が所定値以下になると論理信号を出力する位相差検出
器、18,19はANDゲート、20はORゲート、2
1は論理信号を記憶する記憶素子、22,23は補助リ
レー、24は交流電圧出力切換器、25,26は補助リ
レー23が励磁されると閉路する常開接点である。27
は運転側交流電圧信号となる商用電源、28は商用電源
27側又は電圧周波数変換器13側へ切換える運転側交
流電圧信号切換器である。この実施例1による同期並入
操作訓練装置では、起動側交流電圧と比較するための基
準入力信号(運転側交流電圧)を、ディジタル計算機の
アナログ出力(アナログ信号1)から得た交流電圧出力
と商用電源より得た交流電圧出力(商用電源27)との
いずれから、運転側交流電圧信号切換器28により手動
で選択する。
明する。図1は、この発明の実施例1による同期並入操
作訓練装置の構成図である。図1において、1は運転側
交流電圧に比例する。例えば図7で示したディジタル計
算機77からのアナログ出力信号、2は起動側交流電圧
に比例するディジタル計算機からのアナログ出力信号で
ある。3〜9はディジタル計算機からのディジタル出力
信号であって、3は自動同期モード信号、4は電圧条件
成立信号、5は手動モード信号、6,7は遮断器閉信
号、8は遮断器開信号、9は同期検定回路入信号であ
る。10は周波数検出器から出力される周波数差並入可
能信号、11は位相差検出器から出力される位相差並入
可能信号、12は遮断器の開,閉状態を表す論理信号、
13,14はディジタル計算機のアナログ信号に比例し
た交流電圧を出力する電圧周波数変換器、15は同期検
定器、16は運転側交流電圧と起動側交流電圧の周波数
と所定値とを比較し、周波数が所定値以下になると論理
信号を出力する周波数差検出器、17は運転側交流電圧
と起動側交流電圧の位相差と所定値とを比較し、位相値
が所定値以下になると論理信号を出力する位相差検出
器、18,19はANDゲート、20はORゲート、2
1は論理信号を記憶する記憶素子、22,23は補助リ
レー、24は交流電圧出力切換器、25,26は補助リ
レー23が励磁されると閉路する常開接点である。27
は運転側交流電圧信号となる商用電源、28は商用電源
27側又は電圧周波数変換器13側へ切換える運転側交
流電圧信号切換器である。この実施例1による同期並入
操作訓練装置では、起動側交流電圧と比較するための基
準入力信号(運転側交流電圧)を、ディジタル計算機の
アナログ出力(アナログ信号1)から得た交流電圧出力
と商用電源より得た交流電圧出力(商用電源27)との
いずれから、運転側交流電圧信号切換器28により手動
で選択する。
【0013】次にこの実施例1の装置の動作について説
明する。同期検定器15の運転側交流電圧にはディジタ
ル計算機77(図7)のアナログ出力信号1を電圧周波
数変換器13で変換した交流電圧を用いており、起動側
交流電圧には下記(2)式に基づいて算出される運転側
周波数と関連する相対的起動側周波数の交流電圧を用い
ている。 fo=fb+fs−fr ・・・(2) 但し、foは相対的起動側周波数、fbは基準周波数、
fsは起動側周波数、frは運転側周波数である。そし
て上記ディジタル計算機内部において基準周波数fbは
固定値として扱われ、運転側周波数frは指導員が与え
る外乱を含む電力系統周波数であり、起動側周波数fs
は訓練者の操作によって変化する周波数である。
明する。同期検定器15の運転側交流電圧にはディジタ
ル計算機77(図7)のアナログ出力信号1を電圧周波
数変換器13で変換した交流電圧を用いており、起動側
交流電圧には下記(2)式に基づいて算出される運転側
周波数と関連する相対的起動側周波数の交流電圧を用い
ている。 fo=fb+fs−fr ・・・(2) 但し、foは相対的起動側周波数、fbは基準周波数、
fsは起動側周波数、frは運転側周波数である。そし
て上記ディジタル計算機内部において基準周波数fbは
固定値として扱われ、運転側周波数frは指導員が与え
る外乱を含む電力系統周波数であり、起動側周波数fs
は訓練者の操作によって変化する周波数である。
【0014】自動同期並入操作訓練を行う場合、操作対
象となる遮断器の同期検定器15の入操作により、ディ
ジタル計算機から遮断器開信号8及び同期検定器入信号
9が与えられる。遮断器開信号8により記憶素子21は
操作対象の遮断器が開状態であることを記憶し、その開
状態を論理信号12として出力し、補助リレー22に与
える。この開状態論理信号12により補助リレー22は
消磁され、それで制御される交流電圧出力切換器24は
電圧周波数変換器14を選択する側に切換わる。また、
上記ディジタル計算機より与えられた同期検定器入信号
9により補助リレー23が励磁されて、その常開接点2
5,26がともに閉路する。常開接点25の閉路によ
り、運転側交流電圧に比例するディジタル計算機のアナ
ログ出力信号1をもとにして電圧周波数変換器13で変
換された運転側交流電圧信号が、同期検定器運転側と周
波数差検出器16と位相差検出器17とに与えられる。
象となる遮断器の同期検定器15の入操作により、ディ
ジタル計算機から遮断器開信号8及び同期検定器入信号
9が与えられる。遮断器開信号8により記憶素子21は
操作対象の遮断器が開状態であることを記憶し、その開
状態を論理信号12として出力し、補助リレー22に与
える。この開状態論理信号12により補助リレー22は
消磁され、それで制御される交流電圧出力切換器24は
電圧周波数変換器14を選択する側に切換わる。また、
上記ディジタル計算機より与えられた同期検定器入信号
9により補助リレー23が励磁されて、その常開接点2
5,26がともに閉路する。常開接点25の閉路によ
り、運転側交流電圧に比例するディジタル計算機のアナ
ログ出力信号1をもとにして電圧周波数変換器13で変
換された運転側交流電圧信号が、同期検定器運転側と周
波数差検出器16と位相差検出器17とに与えられる。
【0015】周波数差検出器16は、電圧周波数変換器
13の運転側交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起
動側交流電圧信号との周波数差が、予め設定している所
定値以下となると、周波数差並入可能となる。周波数差
並入可能信号10を、ANDゲート18に与える。一
方、位相差検出器17は電圧周波数変換器13の運転側
交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起動側交流電圧
信号との位相差が、予め設定している所定値以下となる
と、位相差並入を可能とする位相差並入可能信号11を
ANDゲート18に与える。また、上記ディジタル計算
機より自動同期モード信号3、電圧条件成立信号4(運
転側と起動側電圧の差の絶対値が所定値以下となると出
力される信号)がANDゲート18に与えられている
と、それらの信号と周波数差並入可能信号10と、位相
差並入可能信号11による論理が成立して、ORゲート
20の出力結果が記憶素子21に与えられる。そして記
憶素子21は、開記憶状態から閉記憶状態に移行し、閉
記憶状態での論理信号12や補助リレー22に与える。
この閉状態論理信号12により、補助リレー22は励磁
され、交流電圧出力切換器24は電圧周波数変換器13
側に切換わる。また、運転側交流電圧信号が同期検定器
15に与えられて同期検定器15は並入状態を示すこと
になる。
13の運転側交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起
動側交流電圧信号との周波数差が、予め設定している所
定値以下となると、周波数差並入可能となる。周波数差
並入可能信号10を、ANDゲート18に与える。一
方、位相差検出器17は電圧周波数変換器13の運転側
交流電圧信号と電圧周波数変換器14の起動側交流電圧
信号との位相差が、予め設定している所定値以下となる
と、位相差並入を可能とする位相差並入可能信号11を
ANDゲート18に与える。また、上記ディジタル計算
機より自動同期モード信号3、電圧条件成立信号4(運
転側と起動側電圧の差の絶対値が所定値以下となると出
力される信号)がANDゲート18に与えられている
と、それらの信号と周波数差並入可能信号10と、位相
差並入可能信号11による論理が成立して、ORゲート
20の出力結果が記憶素子21に与えられる。そして記
憶素子21は、開記憶状態から閉記憶状態に移行し、閉
記憶状態での論理信号12や補助リレー22に与える。
この閉状態論理信号12により、補助リレー22は励磁
され、交流電圧出力切換器24は電圧周波数変換器13
側に切換わる。また、運転側交流電圧信号が同期検定器
15に与えられて同期検定器15は並入状態を示すこと
になる。
【0016】手動同期並入操作訓練の場合、上記ディジ
タル計算機より、手動モード信号5,遮断器閉信号6が
与えられると、周波数差並入可能信号10及び位相差並
入可能信号11を、遮断器閉信号6を出力する直前にチ
ェックして非同期か否かを判断す。なお電圧条件成立の
チェックは上記ディジタル計算機の内部処理で行う。但
し、この計算機は、遮断器が閉であるときに同期検定器
入信号9を出力した場合は、遮断器閉信号7を出力して
並入状態を保持するようにしている。上記動作中に電圧
周波数変換器13に故障が生じると、運転側交流電圧信
号が異常となり訓練に支障を来すので、運転側交流電圧
信号切換器28を商用電源側に手動選択することによ
り、商用電源27を運転側交流電圧信号として同期検定
器15に出力し、訓練に支障を来すことなく使用するこ
とができる。このように、この実施例1による同期並入
操作訓練装置では、パックアップとして、商用電源27
を設けた。
タル計算機より、手動モード信号5,遮断器閉信号6が
与えられると、周波数差並入可能信号10及び位相差並
入可能信号11を、遮断器閉信号6を出力する直前にチ
ェックして非同期か否かを判断す。なお電圧条件成立の
チェックは上記ディジタル計算機の内部処理で行う。但
し、この計算機は、遮断器が閉であるときに同期検定器
入信号9を出力した場合は、遮断器閉信号7を出力して
並入状態を保持するようにしている。上記動作中に電圧
周波数変換器13に故障が生じると、運転側交流電圧信
号が異常となり訓練に支障を来すので、運転側交流電圧
信号切換器28を商用電源側に手動選択することによ
り、商用電源27を運転側交流電圧信号として同期検定
器15に出力し、訓練に支障を来すことなく使用するこ
とができる。このように、この実施例1による同期並入
操作訓練装置では、パックアップとして、商用電源27
を設けた。
【0017】実施例2.上記実施例1による装置では、
電圧周波数変換器13の故障の際に、運転側交流電圧信
号切換器28を商用電源27側に手動選択し、商用電源
27を運転側交流電圧信号として同期検定器15に出力
するようにした。図2はこの発明の実施例2による同期
並入操作訓練装置の構成図である。図2において、29
は電圧周波数変換器13の故障を検出する故障検出器、
30は運転側交流電圧信号切換器である。この発明の実
施例2による同期並入操作訓練装置は図2に示すよう
に、電圧周波数変換器13の故障を検出する故障検出器
29及び故障検出器29の故障検出により連動する運転
側交流電圧信号切換器30を設けた。このようにするこ
とにより、電圧周波数変換器13により故障が検出され
ると、運転側交流電圧信号切換器30が自動的に商用電
源27側に瞬時に切換わる。この結果商用電源27を運
転側交流電圧信号として同期検定器15に供給できるた
め、同期並入操作訓練に支障を来すことがなくなる。
電圧周波数変換器13の故障の際に、運転側交流電圧信
号切換器28を商用電源27側に手動選択し、商用電源
27を運転側交流電圧信号として同期検定器15に出力
するようにした。図2はこの発明の実施例2による同期
並入操作訓練装置の構成図である。図2において、29
は電圧周波数変換器13の故障を検出する故障検出器、
30は運転側交流電圧信号切換器である。この発明の実
施例2による同期並入操作訓練装置は図2に示すよう
に、電圧周波数変換器13の故障を検出する故障検出器
29及び故障検出器29の故障検出により連動する運転
側交流電圧信号切換器30を設けた。このようにするこ
とにより、電圧周波数変換器13により故障が検出され
ると、運転側交流電圧信号切換器30が自動的に商用電
源27側に瞬時に切換わる。この結果商用電源27を運
転側交流電圧信号として同期検定器15に供給できるた
め、同期並入操作訓練に支障を来すことがなくなる。
【0018】実施例3.上記実施例2による装置では、
電圧周波数変換器13の故障の際に、故障検出器29に
て故障を検出すると自動的に運転側交流電圧信号切換器
30を商用電源27側に切換え、運転側交流電圧信号と
して同期検定器15に出力するようにした。図3はこの
発明の実施例3による同期並入操作訓練装置の構成図で
ある。図3において、33,35,39,41は故障検
出器、34,36は電圧周波数変換器、40は周波数差
検出器、42は位相差検出器、37,38,43,44
は信号切換器である。この実施例2では、図3に示すよ
うに、運転側電圧周波数変換器13,34及び運転側電
圧周波数変換器用の故障検出器33、起動側の電圧周波
数変換器14,36及び起動側電圧周波数変換器用の故
障検出器35、周波数差検出器16,40及び周波数差
検出器用故障検出器39、位相差検出器17,42及び
位相差検出器用の故障検出器41、各故障検出器に連動
し自動的に正常側に切換わる信号切換器37,38,4
3,44を設けることにより、変換器,検出器の二重化
を図るようにした。このことにより、どの変換器や検出
器が故障しても、故障検出器の検出により、自動的に正
常な側の変換器や検出器に信号切換器が切換わるので、
訓練に支障を来すことがない。
電圧周波数変換器13の故障の際に、故障検出器29に
て故障を検出すると自動的に運転側交流電圧信号切換器
30を商用電源27側に切換え、運転側交流電圧信号と
して同期検定器15に出力するようにした。図3はこの
発明の実施例3による同期並入操作訓練装置の構成図で
ある。図3において、33,35,39,41は故障検
出器、34,36は電圧周波数変換器、40は周波数差
検出器、42は位相差検出器、37,38,43,44
は信号切換器である。この実施例2では、図3に示すよ
うに、運転側電圧周波数変換器13,34及び運転側電
圧周波数変換器用の故障検出器33、起動側の電圧周波
数変換器14,36及び起動側電圧周波数変換器用の故
障検出器35、周波数差検出器16,40及び周波数差
検出器用故障検出器39、位相差検出器17,42及び
位相差検出器用の故障検出器41、各故障検出器に連動
し自動的に正常側に切換わる信号切換器37,38,4
3,44を設けることにより、変換器,検出器の二重化
を図るようにした。このことにより、どの変換器や検出
器が故障しても、故障検出器の検出により、自動的に正
常な側の変換器や検出器に信号切換器が切換わるので、
訓練に支障を来すことがない。
【0019】実施例4.上記実施例2による装置では、
運転側の電圧周波数変換器13の故障に対し、故障検出
器29で故障が検出されると、自動的に運転側交流電圧
信号切換器30を商用電源27側に切り換え、運転側交
流電圧信号として同期検定器15に出力するようにして
いた。図4はこの発明の実施例4による同期並入操作訓
練装置の構成図である。図4において、51は故障検出
器、52は交流電圧信号切換器である。この実施例4で
は、図4に示すように、起動側電圧周波数変換器14に
も故障検出器51を設け、起動側の電圧周波数変換器1
4から故障を検出したとき、起動側の交流電圧信号切換
器52を商用電源27側に切り換えることにより、商用
電源27を起動側交流電圧信号とする。また、故障検出
器51からの切換信号をディジタル計算機77(図7)
にわたすことにより、その計算機からの運転側交流電圧
に比例するアナログ出力信号1変化させることにより、
同期検定器15,周波数差検出器16,位相検出器17
に偏差信号を送ることができ、起動側電圧に対応する周
波数変換器13と運転側電圧に対応する周波数変換器1
4とのどちらか一方が故障となっても、訓練に支障を来
すことがない。
運転側の電圧周波数変換器13の故障に対し、故障検出
器29で故障が検出されると、自動的に運転側交流電圧
信号切換器30を商用電源27側に切り換え、運転側交
流電圧信号として同期検定器15に出力するようにして
いた。図4はこの発明の実施例4による同期並入操作訓
練装置の構成図である。図4において、51は故障検出
器、52は交流電圧信号切換器である。この実施例4で
は、図4に示すように、起動側電圧周波数変換器14に
も故障検出器51を設け、起動側の電圧周波数変換器1
4から故障を検出したとき、起動側の交流電圧信号切換
器52を商用電源27側に切り換えることにより、商用
電源27を起動側交流電圧信号とする。また、故障検出
器51からの切換信号をディジタル計算機77(図7)
にわたすことにより、その計算機からの運転側交流電圧
に比例するアナログ出力信号1変化させることにより、
同期検定器15,周波数差検出器16,位相検出器17
に偏差信号を送ることができ、起動側電圧に対応する周
波数変換器13と運転側電圧に対応する周波数変換器1
4とのどちらか一方が故障となっても、訓練に支障を来
すことがない。
【0020】実施例5.上記実施例1〜4では、電圧周
波数変換器13,14、周波数差検出器16,位相差検
出器17の故障に対し、商用電源27を使用し、各変換
器,検出器を二重化し、及び故障検出器、信号切換器を
設置することにより、各変換器,検出器に故障が生じて
も常に訓練に支障を来すことなく正常な信号を出力する
ようにしていた。図5はこの発明の実施例5による同期
並入操作訓練装置の構成図である。図5において、4
5,46は基準周波数切換器である。この発明の実施例
5では、図5に示すように、運転側/起動側の基準周波
数切換器45を設けるとともに、基準周波数(50H
z)設定信号31、基準周波数(60Hz)設定信号3
2を用いることにより、基準周波数(50Hz)設定信
号31、基準周波数(60Hz)設定信号32のいづれ
かを設定するようにした。このことにより、電圧周波数
変換器13,14は、運転側/起動側基準周波数切換器
45に設定された基準周波数に対応した運転側/起動側
交流電圧信号を出力する。この結果、同期並入操作訓練
の場所においては、異なる基準周波数を基準周波数設定
信号31,32により任意に設定できるとともに、訓練
場所を意識せず同一仕様で装置の製作ができる。図6
は、この実施例5の装置において、50Hz,60Hz
切換信号により出力がどのうように変化するかを示す図
である。図6において、61は50Hzを選択した時の
波形であり、62は60Hzを選択した時の波形であ
る。
波数変換器13,14、周波数差検出器16,位相差検
出器17の故障に対し、商用電源27を使用し、各変換
器,検出器を二重化し、及び故障検出器、信号切換器を
設置することにより、各変換器,検出器に故障が生じて
も常に訓練に支障を来すことなく正常な信号を出力する
ようにしていた。図5はこの発明の実施例5による同期
並入操作訓練装置の構成図である。図5において、4
5,46は基準周波数切換器である。この発明の実施例
5では、図5に示すように、運転側/起動側の基準周波
数切換器45を設けるとともに、基準周波数(50H
z)設定信号31、基準周波数(60Hz)設定信号3
2を用いることにより、基準周波数(50Hz)設定信
号31、基準周波数(60Hz)設定信号32のいづれ
かを設定するようにした。このことにより、電圧周波数
変換器13,14は、運転側/起動側基準周波数切換器
45に設定された基準周波数に対応した運転側/起動側
交流電圧信号を出力する。この結果、同期並入操作訓練
の場所においては、異なる基準周波数を基準周波数設定
信号31,32により任意に設定できるとともに、訓練
場所を意識せず同一仕様で装置の製作ができる。図6
は、この実施例5の装置において、50Hz,60Hz
切換信号により出力がどのうように変化するかを示す図
である。図6において、61は50Hzを選択した時の
波形であり、62は60Hzを選択した時の波形であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この第1の発明に
よれば、運転側交流電圧信号切換器を設けたので、運転
側交流電圧信号が異常となっても商用電源を手動により
選択することにより訓練への支障を来すことがなく、装
置の信頼性を高くすることができる効果がある。第2の
発明によれば、故障検出器及び故障検出器の故障検出に
より連動する運転側交流電圧信号切換器を設けて、電圧
周波数変換器が故障しても、運転側交流電圧信号切換器
が自動的に商用電源側に切り換わるようにしたので、訓
練への支障を来すことがなく、装置の信頼性を高くする
ことができる効果がある。第3の発明によれば、信号切
換器を設け変換器、検出器の二重化を図り、どの変換器
や検出器が故障しても、自動的に正常側の変換器や検出
器に信号変換器が切り換わるようにしたので、訓練への
支障を来すことがなく、装置の信頼性を高くすることが
できる効果がある。この第4の発明によれば、起動側の
電圧周波数変換器に故障検出器を設けるとともに、商用
電源を起動側交流電圧信号とし、故障検出器からの切換
信号をディジタル計算機にわたすことにより同期検定
器、周波数差検出器、位相差検出器に偏差信号を送る構
成とするようにしたので、起動側電圧周波数変換器、運
転側電圧周波数変換器のどちらか一方が故障となっても
訓練への支障を来すことなく、装置への信頼性を高くす
ることができる効果がある。この第5の発明によれば、
運転側/起動側基準周波数切換器を設けるとともに、基
準周波数設定信号を用いることにより、基準周波数設定
信号のいづれかを設定できるようにすることにより、電
圧周波数変換器は設定された基準周波数に対応した運転
側/起動側交流電圧信号を出力できるので、第4の発明
の効果に加えて、訓練場所による基準周波数の違いを意
識せずに同一仕様で装置を製作できる効果がある。
よれば、運転側交流電圧信号切換器を設けたので、運転
側交流電圧信号が異常となっても商用電源を手動により
選択することにより訓練への支障を来すことがなく、装
置の信頼性を高くすることができる効果がある。第2の
発明によれば、故障検出器及び故障検出器の故障検出に
より連動する運転側交流電圧信号切換器を設けて、電圧
周波数変換器が故障しても、運転側交流電圧信号切換器
が自動的に商用電源側に切り換わるようにしたので、訓
練への支障を来すことがなく、装置の信頼性を高くする
ことができる効果がある。第3の発明によれば、信号切
換器を設け変換器、検出器の二重化を図り、どの変換器
や検出器が故障しても、自動的に正常側の変換器や検出
器に信号変換器が切り換わるようにしたので、訓練への
支障を来すことがなく、装置の信頼性を高くすることが
できる効果がある。この第4の発明によれば、起動側の
電圧周波数変換器に故障検出器を設けるとともに、商用
電源を起動側交流電圧信号とし、故障検出器からの切換
信号をディジタル計算機にわたすことにより同期検定
器、周波数差検出器、位相差検出器に偏差信号を送る構
成とするようにしたので、起動側電圧周波数変換器、運
転側電圧周波数変換器のどちらか一方が故障となっても
訓練への支障を来すことなく、装置への信頼性を高くす
ることができる効果がある。この第5の発明によれば、
運転側/起動側基準周波数切換器を設けるとともに、基
準周波数設定信号を用いることにより、基準周波数設定
信号のいづれかを設定できるようにすることにより、電
圧周波数変換器は設定された基準周波数に対応した運転
側/起動側交流電圧信号を出力できるので、第4の発明
の効果に加えて、訓練場所による基準周波数の違いを意
識せずに同一仕様で装置を製作できる効果がある。
【図1】この発明の実施例1による同期並入操作訓練装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2による同期並入操作訓練装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3による同期並入操作訓練装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例4による同期並入操作訓練装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施例5による同期並入操作訓練装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図6】図5の装置による変換器の出力波形を示す波形
図である。
図である。
【図7】従来のディジタル計算機システム全体の構成図
である。
である。
【図8】従来の同期並入操作訓練装置を示す構成図であ
る。
る。
1,2 アナログ出力信号 3 自動同期モード信号 4 電圧条件成立信号 5 手動モード信号 6,7 遮断器閉信号 8 遮断器開信号 9 同期検定回路入信号 10 周波数差並入可能信号 11 位相差並入可能信号 12 論理信号 13,14,34,36 電圧周波数変換器 15 同期検定器 16,40 周波数差検出器 17,42 位相差検出器 18,19 ANDゲート 20 ORゲート 21 記憶素子 22,23 補助リレー 24 交流電圧出力切換器 25,26 常開接点 27 商用電源 28,30 運転側交流電圧信号切換器 33,35,39,41 故障検出器 37,38,43,44 信号切換器 52 交流電圧信号切換器
Claims (5)
- 【請求項1】 計算機からのアナログ出力信号を、運転
側,起動側電圧周波数変換器で運転側交流電圧と起動側
交流電圧に変換し、上記運転側交流電圧を基準入力信号
とし、変換された上記起動側交流電圧との周波数の位相
差を検出し規定範囲内であれば、無電圧接点信号として
出力する同期並入操作訓練装置において、上記基準入力
信号となる運転側交流電圧を、計算機からのアナログ出
力より得た交流電圧出力と商用電源より得た交流電圧出
力とのいづれかから手動で選択して得るようにしたこと
を特徴とする同期並入操作訓練装置。 - 【請求項2】 計算機からのアナログ出力信号を、運転
側,起動側電圧周波数変換器で運転側交流電圧と起動側
交流電圧に変換し、上記運転側交流電圧を基準入力信号
とし、変換された上記起動側交流電圧との周波数の位相
差を検出し規定範囲内であれば、無電圧接点信号として
出力する同期並入操作訓練装置において、上記基準入力
信号となる運転側交流電圧を作る電圧周波数変換器の故
障を検出する検出器を設け、この検出器に基づき基準入
力信号を商用電源に切り換えるようにしたことを特徴と
する同期並入操作訓練装置。 - 【請求項3】 計算機からのアナログ出力信号を、運転
側,起動側電圧周波数変換器で運転側交流電圧と起動側
交流電圧に変換し上記運転側交流電圧を基準入力信号と
し、変換された上記起動側交流電圧との周波数の位相差
を検出し規定範囲内であれば、無電圧接点信号として出
力する同期並入操作訓練装置において、上記運転側,起
動側電圧周波数変換器を2重化し、運転側,起動側各々
使用中の電圧周波数変換器が故障時、正常側電圧周波数
変換器に手動又は自動で切り換えるようにしたことを特
徴とする同期並入操作訓練装置。 - 【請求項4】 計算機からのアナログ出力信号を、運転
側,起動側電圧周波数変換器で運転側交流電圧と起動側
交流電圧に変換し、上記運転側交流電圧を基準入力信号
とし変換された上記起動側交流電圧との周波数の位相差
を検出し規定範囲内であれば、無電圧接点信号として出
力する同期並入操作訓練装置において、上記基準入力信
号となる運転側交流電圧出力が異常のとき、又は起動側
交流電圧出力が異常のとき、運転側又は起動側の交流電
圧出力を自動的に商用電源に切り換えることを特徴とす
る同期並入操作訓練装置。 - 【請求項5】 計算機からのアナログ出力信号を、運転
側,起動側電圧周波数変換器で運転側交流電圧と起動側
交流電圧に変換し、上記運転側交流電圧を基準入力信号
とし、変換された上記起動側交流電圧との周波数の位相
差を検出し規定範囲内であれば、無電圧接点信号として
出力する同期並入操作訓練装置において、上記アナログ
出力信号に同調比例した周波数の交流電圧出力に対し、
外部選定により基準周波数50Hz又は60Hzを選択
することを特徴とする同期並入操作訓練装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129893A JPH06319227A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 同期並入操作訓練装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129893A JPH06319227A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 同期並入操作訓練装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319227A true JPH06319227A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15020970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5129893A Pending JPH06319227A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 同期並入操作訓練装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06319227A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016156A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Tempearl Ind Co Ltd | 電源供給システム及び住宅用分電盤 |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP5129893A patent/JPH06319227A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016156A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Tempearl Ind Co Ltd | 電源供給システム及び住宅用分電盤 |
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