JPH08205334A - 試験装置 - Google Patents

試験装置

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JPH08205334A
JPH08205334A JP7011711A JP1171195A JPH08205334A JP H08205334 A JPH08205334 A JP H08205334A JP 7011711 A JP7011711 A JP 7011711A JP 1171195 A JP1171195 A JP 1171195A JP H08205334 A JPH08205334 A JP H08205334A
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box
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JP7011711A
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Yoshihiro Haneda
儀宏 羽田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様な配電系統を模擬して配電機器の総
合動作試験を行うことができる試験装置を提供する。 【構成】 任意の配電系統に設置された配電機器の総合
動作試験を行うもので、電源を模擬する電源ユニット1
と変電所を模擬する変電所ユニット2と配電線を模擬す
る配電線ユニット3と負荷を模擬する負荷ユニット4と
から構成され、電源ユニット1,変電所ユニット2,配
電線ユニット3および負荷ユニット4を適宜組み合わせ
て相互間を適宜配線で接続することにより任意の配電系
統を模擬する配電系統模擬回路を形成し、これに配電機
器として例えば区分開閉器5とこの区分開閉器5を制御
する開閉器子局6とを接続して、区分開閉器5および開
閉器子局6の総合動作試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開閉器子局によって
遠隔的に開閉操作が行われる区分開閉器等の配電機器の
総合動作試験(実際の多種多様な配電系統における短絡
や地絡等の発生を模擬した動作試験)を行うための試験
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電機器の一つである区分開閉器と開閉
器子局の設置状態を図8に示す。図8において、71は
例えば線間電圧6600Vの3相の配電線である。72
は配電線71中に挿入された区分開閉器(自動型)であ
り、主接点72a,72b,72cの他に補助接点72
dを有している。73は親局(図示せず)からの伝送信
号に従って区分開閉器72の主接点72a,72b,7
2cの開閉を制御するとともに主接点72a,72b,
72cに連動する補助接点72dの開閉状態を親局へ伝
送する開閉器子局である。74,75はそれぞれ例えば
A相とC相の間の線間電圧6600Vを100Vに降圧
して開閉器子局73へ与える変圧器で、その2次電圧は
開閉器子局73へ動作電源として供給されるとともに電
圧検出用として用いられる。76は親局と接続される通
信ケーブルである。
【0003】以上のような構成において、開閉器子局7
3は変圧器74,75から給電されて動作し、親局から
通信ケーブル76を通して伝送される伝送信号に従って
区分開閉器72の主接点72a,72b,72cを開成
したり閉成したりする。このとき、区分開閉器72の主
接点72a,72b,72cの開閉に連動する補助接点
72dの開閉状態を開閉器子局73が取り込み、補助接
点72dの開閉状態を通信ケーブル76を通して親局へ
伝送し、親局側で区分開閉器72の主接点72a,72
b,72cの開閉状態を検知できるようになっており、
配電線71中に区分開閉器72が多数設置されている場
合における、区分開閉器72の順次開閉制御を可能とし
ている。
【0004】図9に一体型の開閉器子局73のブロック
図を示す。図9において、81は変圧器74,75の二
次側から例えば100Vの電圧が供給される電源回路、
82は制御回路、83は通信制御回路、84は時限式制
御回路であり、これらの回路は、区分開閉器72ととも
に、健全区間への送電、故障区間の検出,区分、投入時
限,順送方向,常開/常閉モードの遠隔指令による変
更、親局からの区分開閉器72の遠隔監視制御を行う。
【0005】例えば、上記のような開閉器子局によって
遠隔的に開閉操作が行われる区分開閉器等の配電機器の
動作試験を行う場合、これらの機器単体での動作は容易
に行うことができるが、実際の多種多様な配電系統にお
いて、配電機器の動作が適切に行われるかを試験する総
合動作試験を行うことは困難であった。上記のような実
際の配電系統を模擬して配電機器の動作試験を行うため
に、例えば従来からある、リレー盤の動作試験を行うた
めのリレー盤検証用模擬送電線装置を利用することが考
えられる。
【0006】図10に、開閉器子局と区分開閉器の動作
試験のために、これらの配電機器を接続したリレー盤検
証用模擬送電線装置の回路図を示す。図10において、
破線で囲んだ回路部分がリレー盤検証用模擬送電線装置
50であり、回路図上では1相分しか図示していない
が、回路素子は3相用である。51は3相の交流電源で
ある。52は交流電源51に接続される端子である。5
3は送電線を模擬するリアクトルである。54は変圧器
である。55〜58はそれぞれサーキットブレーカであ
る。59,60はそれぞれ配電機器接続用端子対であ
る。61は配電機器接続用端子対60を短絡する短絡バ
ー(配電機器接続用端子対59の短絡バーは取り外され
ている。62は他のリレー盤検証用模擬送電線装置ある
いは模擬負荷(図示せず)に接続される端子である。6
3は配電機器接続用端子対59の間に両端を接続した区
分開閉器である。64は区分開閉器63の開閉を制御す
る開閉器子局である。65,66は区分開閉器63の両
端から3相交流電圧を取り込むトランスであり、それら
の2次出力は開閉器子局64へ供給されている。なお、
開閉器子局64から親局へ至る信号線は図示していな
い。
【0007】区分開閉器63と開閉器子局64の動作試
験は、図10のように、リレー盤検証用模擬送電線装置
50に区分開閉器63と開閉器子局64を接続し、サー
キットブレーカ55,56は閉成し、サーキットブレー
カ57,58は開成した状態において、親局(図示せ
ず)から開閉器子局64に対して指令を与え、開閉器子
局64により区分開閉器63の開閉を制御することによ
り、実際の配電系統を模擬した状態で行うことが可能と
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
リレー盤検証用模擬送電線装置を用いて動作試験を行う
場合には、配電系統の構成が固定(送電線を模擬してい
る)であるため、限られた配電系統(樹枝状配電系統)
しか模擬できず、多種多様な配電系統における総合動作
試験を行うことはできなかった。
【0009】したがって、この発明の目的は、多種多様
な配電系統を模擬して配電機器の総合動作試験を行うこ
とができる試験装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の試験装置
は、任意の配電系統に設置された配電機器の総合動作試
験を行うもので、電源ユニットと変電所ユニットと配電
線ユニットと負荷ユニットとから構成され、電源ユニッ
ト,変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷ユニッ
トを適宜組み合わせて相互間を適宜配線で接続すること
により任意の配電系統を模擬する配電系統模擬回路を形
成している。各ユニットの個数は模擬する配電系統によ
って決まる。
【0011】電源ユニットは、電源から変電所までの送
電路と変電所における変圧器を模擬する第1の模擬回路
の回路図を第1の箱体の正面パネルに表示し、第1の箱
体の正面パネル上の第1の模擬回路の回路図における端
子シンボルに対応する箇所に第1の模擬回路の端子を配
設し、第1の模擬回路の残りの回路部品を第1の箱体に
組み込んでいる。
【0012】変電所ユニットは、変電所における変圧器
の2次側の分岐回路を模擬する第2の模擬回路の回路図
を第2の箱体の正面パネルに表示し、第2の箱体の正面
パネル上の第2の模擬回路の回路図における端子シンボ
ルに対応する箇所に第2の模擬回路の端子を配設し、第
2の模擬回路の残りの回路部品を第2の箱体に組み込ん
でいる。
【0013】配電線ユニットは、変圧器の2次側の分岐
線路に接続される配電線を模擬する着脱可能な短絡バー
で短絡可能な配電機器接続端子対を有した第3の模擬回
路の回路図を第3の箱体の正面パネルに表示し、第3の
箱体の正面パネル上の第3の模擬回路の回路図における
端子シンボルに対応する箇所に第3の模擬回路の端子を
配設し、第3の箱体の正面パネル上の第3の模擬回路の
回路図における配電機器接続端子対シンボルに対応する
箇所に第3の模擬回路の配電機器接続端子対を配設し、
残りの回路部品を第3の箱体に組み込んでいる。
【0014】負荷ユニットは、配電線に接続される負荷
を模擬する第4の模擬回路の回路図を第4の箱体の正面
パネルに表示し、第4の箱体の正面パネル上の第4の模
擬回路の回路図における端子シンボルに対応する箇所に
第4の模擬回路の端子を配設し、残りの回路部品を第4
の箱体に組み込んでいる。請求項2記載の試験装置は、
請求項1記載の試験装置において、第3の箱体の正面パ
ネル上の第3の模擬回路の回路図に、配電機器接続端子
対の両側の線路電圧を変圧する第1および第2の変圧器
を示す第1および第2の変圧器シンボルを追加表示し、
第3の箱体の正面パネル上の第1および第2の変圧器シ
ンボルの2次側の電圧取出端子シンボルに対応する箇所
に第3の模擬回路の電圧取出端子を配設し、第3の模擬
回路の第1および第2の変圧器を第3の箱体に内蔵して
いる。
【0015】請求項3記載の試験装置は、請求項1また
は請求項2記載の試験装置において、第3の箱体の正面
パネル上の第3の模擬回路の回路図に、配電機器接続端
子対の両側の線路を短絡または地絡させる故障発生回路
を示す故障発生回路シンボルを追加表示し、第3の箱体
の正面パネル上の故障発生回路シンボルに対応する箇所
に第3の模擬回路の故障発生回路の操作部を配設し、故
障発生回路の操作部以外の回路部品を第3の箱体に内蔵
している。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成によれば、電源ユニット,
変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷ユニットを
組み合わせて相互間を接続することにより、任意の配電
系統を模擬した配電系統模擬回路上において、電源ユニ
ット,変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷ユニ
ットの何れかに試験対象の配電機器を接続することで、
配電系統に配電機器を接続した状態を模擬して配電機器
の動作試験を行うことができる。また、電源ユニット,
変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷ユニットの
組み合わせおよび相互の接続関係を変更することによ
り、任意の配電系統を構成でき、多種多様な配電系統を
模擬できる。
【0017】請求項2記載の構成によれば、第3の模擬
回路の電圧取出端子から配電機器接続端子対の両側の線
路電圧を変圧して取り出すことができ、配電機器として
区分開閉器の総合動作試験を行う場合に、区分開閉器を
制御する開閉器子局も設置して、開閉器子局へ配電機器
接続端子対の両側の線路電圧を変圧して与えることがで
きる。
【0018】請求項3記載の構成によれば、故障発生回
路を設けたので、故障発生回路の操作部を操作するだけ
で簡単に第3の模擬回路の配電機器接続端子対の両側の
線路で短絡事故または地絡事故を模擬して動作試験を行
うことができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1にこの発明の第1の実施例の試験装置
の概略図を示す。この試験装置は、図1に示すように、
任意の配電系統に設置された配電機器の総合動作試験を
行うもので、電源ユニット1と変電所ユニット2と配電
線ユニット3と負荷ユニット4とから構成され、電源ユ
ニット1,変電所ユニット2,配電線ユニット3および
負荷ユニット4を適宜組み合わせて相互間を適宜配線で
接続することにより任意の配電系統を模擬する配電系統
模擬回路を形成し、これに配電機器として例えば区分開
閉器5とこの区分開閉器5を制御する開閉器子局6とを
接続して、区分開閉器5および開閉器子局6の総合動作
試験を行うことができるようにしている。各ユニット1
〜4の接続数ならびに、区分開閉器5および開閉器子局
6の個数はは模擬する配電系統によって決まり、各1個
に限られることはない。配電機器として、例えば常用・
予備開閉器の動作試験を行うことができる。
【0020】電源ユニット1は、電源から変電所までの
送電路と変電所における変圧器を模擬する第1の模擬回
路を第1の箱体11に形成するもので、第1の模擬回路
の回路図12を第1の箱体11の正面パネル11aに表
示し、第1の箱体11の正面パネル11a上の第1の模
擬回路の回路図12における端子シンボル13に対応す
る箇所に第1の模擬回路の端子を配設し、第1の箱体1
1の正面パネル11a上の第1の模擬回路の回路図12
におけるメータ切替スイッチシンボル14に対応する箇
所に第1の模擬回路のメータ切替スイッチを配設し、第
1の箱体11の正面パネル11a上の第1の模擬回路の
回路図12におけるメータシンボル15に対応する箇所
に第1の模擬回路のメータを配設し、第1の模擬回路の
残りの回路部品(送電路を模擬するリアクトルと変圧器
およびそれらを接続する配線)を第1の箱体11に組み
込んでいる。16はリアクトルシンボル、17は変圧器
シンボルである。
【0021】第1の模擬回路は、2つのバンクを模擬で
きるように、送電路と変圧器の回路を2組内蔵してお
り、各送電路に加わる電圧をメータ切替スイッチにより
選択的にメータに表示できるようにしているが、3つ以
上のバンクを模擬できるように構成してもよい。変電所
ユニット2は、変電所における変圧器の2次側の分岐回
路を模擬する第2の模擬回路を第2の箱体21に形成す
るもので、第2の模擬回路の回路図22を第2の箱体2
1の正面パネル21aに表示し、第2の箱体21の正面
パネル21a上の第2の模擬回路の回路図22における
端子シンボル23に対応する箇所に第2の模擬回路の端
子を配設し、第2の箱体21の正面パネル21a上の第
2の模擬回路の回路図22におけるサーキットブレーカ
シンボル24に対応する箇所に第2の模擬回路のサーキ
ットブレーカを配設し、第2の模擬回路の残りの回路部
品(主回路の電圧を検出する計器用変圧器と分岐回路の
電流を検出する計器用変流器およびそれらを接続する配
線)を第2の箱体21に組み込んでいる。25は計器用
変圧器シンボル、26は計器用変流器シンボルである。
【0022】第2の模擬回路は、2つの2分岐回路と1
つの4分岐回路と何れかを形成できように構成されてお
り、分岐回路の組替えを5個のサーキットブレーカで行
うようにしている。なお、第2の模擬回路の構成は、図
1に示したもの限らない。配電線ユニット3は、変圧器
の2次側の分岐線路に接続される配電線を模擬する、着
脱可能な短絡バーで短絡可能な配電機器接続端子対を有
した第3の模擬回路を第3の箱体31に形成するもの
で、第3の模擬回路の回路図32を第3の箱体31の正
面パネル31aに表示し、第3の箱体31の正面パネル
31a上の第3の模擬回路の回路図32における端子シ
ンボル33に対応する箇所に第3の模擬回路の端子を配
設し、第3の箱体31の正面パネル31a上の第3の模
擬回路の回路図32における配電機器接続端子対シンボ
ル34および短絡バーシンボル35に対応する箇所に第
3の模擬回路の配電機器接続端子対および短絡バーを配
設し、第3の箱体31の正面パネル31a上の第3の模
擬回路の回路図32における第1および第2の変圧器シ
ンボル36,37の2次側の電圧取出端子38,39に
対応する箇所に第3の模擬回路の変圧器の2次電圧を取
り出す電圧取出端子を配設し、残りの回路部品(変圧器
や配電線を模擬する配線など)を第3の箱体31に組み
込んでいる。
【0023】第3の模擬回路は、4組の配電線を模擬で
きるように構成しているが、4組に限ることはない。配
線で配電線を模擬する場合に、配線中に線路抵抗を模擬
する抵抗器を挿入する場合もある。また、配電機器接続
端子対の両側の配線から変圧器によってそれぞれ電圧を
取り出すことができるようになっており、各変圧器の2
次電圧は第3の箱体31の正面パネル31a上の端子か
ら外部へ取り出すことができるようになっている。
【0024】負荷ユニット4は、配電線に接続される負
荷を模擬する第4の模擬回路を第4の箱体41に形成す
るもので、第4の模擬回路の回路図42を第4の箱体4
1の正面パネル41aに表示し、第4の箱体41の正面
パネル41a上の第4の模擬回路の回路図42における
端子シンボル43に対応する箇所に第4の模擬回路の端
子を配設し、残りの回路部品(メータや模擬負荷や配線
など)を第4の箱体41に組み込んでいる。44は負荷
シンボル、45はメータシンボルである。
【0025】第4の模擬回路は、2組の模擬負荷を形成
できるように構成されている。なお、上記第1ないし第
4の箱体11,21,31,41はそれぞれ底板にキャ
スタ11b,21b,31b,41bが設けられてい
て、移動可能に構成されている。図1のような構成の試
験装置を用いることにより、電源ユニット1,変電所ユ
ニット2,配電線ユニット3および負荷ユニット4を適
宜組み合わせて相互間を適宜接続することにより、任意
の配電系統を模擬した配電系統模擬回路を形成でき、こ
の配電系統模擬回路上において、電源ユニット1,変電
所ユニット2,配電線ユニット3および負荷ユニット4
の何れか、例えば配電線ユニット3に試験対象の配電機
器、例えば区分開閉器5と開閉器子局6を接続すること
で、配電系統に配電機器を接続した状態を模擬し、かつ
例えば配電線ユニット3の適宜の箇所を人為的に短絡も
しくは地絡させることにより短絡事故や地絡事故を模擬
して配電機器の動作試験を行うことができ、しかも電源
ユニット1,変電所ユニット2,配電線ユニット3およ
び負荷ユニット4の組み合わせおよび相互の接続関係を
変更することにより、任意の配電系統を構成でき、多種
多様な配電系統ならびに多様な事故の形態を模擬した状
態で配電機器の総合動作試験を行うことが可能となる。
【0026】また、第3の模擬回路の電圧取出端子から
配電機器接続端子対の両側の線路電圧を変圧して取り出
すことができ、配電機器として区分開閉器5の総合動作
試験を行う場合に、区分開閉器5を制御する開閉器子局
6も設置して、開閉器子局6へ配電機器接続端子対の両
側の線路電圧を変圧して与えることができ、開閉器子局
6による区分開閉器5の開閉制御動作の試験を行うこと
が可能となる。
【0027】以下に各種配電系統を模擬した配電系統模
擬回路の構成例を示す。図2は樹枝状配電線を模擬した
配電系統模擬回路で、2台の区分開閉器101,102
および開閉器子局103,104の動作試験を行うもの
である。100は3相の交流電源、105〜107は電
源ユニット1,変電所ユニット2,配電線ユニット3お
よび負荷ユニット4の相互間を接続する配線である。
【0028】図3は同一バンクの2回線ループ配電線を
模擬した配電系統模擬回路で、4台の区分開閉器111
〜114および開閉器子局115〜118の動作試験を
行うものである。110は3相の交流電源、119〜1
21は電源ユニット1,変電所ユニット2,配電線ユニ
ット3および負荷ユニット4の相互間を接続する配線
(ループ配線も含む)である。
【0029】図4は異バンクあるいは異系統の2回線ル
ープ配電線を模擬した配電系統模擬回路で、4台の区分
開閉器131〜134および開閉器子局135〜138
の動作試験を行うものである。130,139は3相の
交流電源、140〜142は電源ユニット1,変電所ユ
ニット2,配電線ユニット3および負荷ユニット4の相
互間を接続する配線(ループ配線も含む)である。
【0030】図5は常用・予備配電線を模擬した配電系
統模擬回路で、常用・予備開閉器151の動作試験を行
うものである。150は3相の交流電源、152〜15
5は配線である。図6にこの発明の第2の実施例の試験
装置における配電線ユニットの概略図を示す。この実施
例の試験装置は、配電線ユニット3′の構成のみが第1
の実施例と異なり、その他は第1の実施例と同様であ
る。
【0031】図6に示した配電線ユニット3′は、第1
の実施例の配電線ユニット3に故障相選択用マグネット
スイッチと故障箇所選択用マグネットスイッチとからな
る故障発生回路を12個付設し、故障発生回路シンボル
81を第3の箱体31の正面パネル31aの第3の模擬
回路の回路図32に追加し、その故障発生回路の操作部
を正面パネル31a上の故障発生回路シンボル81に対
応する箇所に設けたもので、その他の構成は配電線ユニ
ット3と同じである。
【0032】故障発生回路は、第3の模擬回路の回路図
32において、故障発生回路シンボル81で示すよう
に、配電機器接続端子対の両側の線路上でそれぞれ短絡
および地絡故障を模擬的に起こすことができるように回
路接続されている。図7は故障発生回路の具体構成を示
す回路図を示している。図7において、201は故障箇
所選択用マグネットスイッチで、故障を起こすときに一
時的にオンにするものである。202は故障相選択用マ
グネットスイッチで、独立に駆動できる4個の接点
A ,SB ,SC ,SG からなり、例えば接点SA ,S
B をオンにすると、故障箇所選択用マグネットスイッチ
201をオンにしたときに、AB相短絡故障を発生させ
ることができ、接点SB ,SG をオンにすると、故障箇
所選択用マグネットスイッチ201をオンにしたとき
に、B相地絡故障を発生させることができる。203は
模擬された配電線である。
【0033】配電線ユニット3′の12個の故障発生回
路はすべて同じ回路構成であり、短絡または地絡事故を
発生させる箇所のみ異なる。この実施例の試験装置によ
ると、動作試験のための短絡事故および地絡事故の模擬
を故障箇所選択用マグネットスイッチ201および故障
相選択用マグネットスイッチ202を操作するだけで簡
単に行うことができ、短絡および地絡を模擬した動作試
験を効率よく行うことができる。その他の効果は第1の
実施例と同様である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の試験装置によれば、電源
ユニット,変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷
ユニットを組み合わせて相互間を接続することにより、
任意の配電系統を模擬した配電系統模擬回路上におい
て、電源ユニット,変電所ユニット,配電線ユニットお
よび負荷ユニットの何れかに試験対象の配電機器を接続
することで、配電系統に配電機器を接続した状態を模擬
して配電機器の動作試験を行うことができ、しかも電源
ユニット,変電所ユニット,配電線ユニットおよび負荷
ユニットの組み合わせおよび相互の接続関係を変更する
ことにより、任意の配電系統を構成でき、多種多様な配
電系統を模擬した状態で配電機器の総合動作試験を行う
ことが可能となる。
【0035】請求項2記載の試験装置によれば、第3の
模擬回路の電圧取出端子から配電機器接続端子対の両側
の線路電圧を変圧して取り出すことができ、配電機器と
して区分開閉器の総合動作試験を行う場合に、区分開閉
器を制御する開閉器子局も設置して、開閉器子局へ配電
機器接続端子対の両側の線路電圧を変圧して与えること
ができ、開閉器子局による区分開閉器の開閉制御動作の
試験を行うことが可能となる。
【0036】請求項3記載の試験装置によれば、故障発
生回路を設けたので、故障発生回路の操作部を操作する
だけで簡単に第3の模擬回路の配電機器接続端子対の両
側の線路で短絡または地絡事故を模擬することができ、
短絡または地絡を伴う動作試験を効率よく行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の試験装置の構成を示
す概略図である。
【図2】図1の試験装置における配電系統模擬回路の構
成例を示す概略図である。
【図3】図1の試験装置における配電系統模擬回路の構
成例を示す概略図である。
【図4】図1の試験装置における配電系統模擬回路の構
成例を示す概略図である。
【図5】図1の試験装置における配電系統模擬回路の構
成例を示す概略図である。
【図6】この発明の第2の実施例の試験装置における配
電線ユニットの構成を示す概略図である。
【図7】図6の配電線ユニットにおける故障発生回路の
構成を示す回路図である。
【図8】区分開閉器および開閉器子局の設置状態を示す
回路図である。
【図9】区分開閉器および開閉器子局の動作試験を行う
ための模擬送電線装置の回路図である。
【図10】開閉器子局の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源ユニット 2 変電所ユニット 3 配電線ユニット 4 負荷ユニット 5 区分開閉器 6 開閉器子局 11 第1の箱体 11a 正面パネル 12 第1の模擬回路の回路図 13 端子シンボル 21 第2の箱体 21a 正面パネル 22 第2の模擬回路の回路図 23 端子シンボル 31 第3の箱体 31a 正面パネル 32 第3の模擬回路の回路図 33 端子シンボル 34 配電機器接続端子対シンボル 36,37 変圧器シンボル 38,39 電圧取出端子シンボル 41 第4の箱体 41a 正面パネル 42 第4の模擬回路の回路図 43 端子シンボル 81 故障発生箇所シンボル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の配電系統に設置された配電機器の
    総合動作試験を行う試験装置であって、 電源から変電所までの送電路と前記変電所における変圧
    器を模擬する第1の模擬回路の回路図を第1の箱体の正
    面パネルに表示し、前記第1の箱体の正面パネル上の前
    記第1の模擬回路の回路図における端子シンボルに対応
    する箇所に前記第1の模擬回路の端子を配設し、前記第
    1の模擬回路の残りの回路部品を前記第1の箱体に組み
    込んだ電源ユニットと、 前記変電所における前記変圧器の2次側の分岐回路を模
    擬する第2の模擬回路の回路図を第2の箱体の正面パネ
    ルに表示し、前記第2の箱体の正面パネル上の前記第2
    の模擬回路の回路図における端子シンボルに対応する箇
    所に前記第2の模擬回路の端子を配設し、前記第2の模
    擬回路の残りの回路部品を前記第2の箱体に組み込んだ
    変電所ユニットと、 前記変圧器の2次側の分岐線路に接続される配電線を模
    擬する着脱可能な短絡バーで短絡可能な配電機器接続端
    子対を有した第3の模擬回路の回路図を第3の箱体の正
    面パネルに表示し、前記第3の箱体の正面パネル上の前
    記第3の模擬回路の回路図における端子シンボルに対応
    する箇所に前記第3の模擬回路の端子を配設し、前記第
    3の箱体の正面パネル上の前記第3の模擬回路の回路図
    における配電機器接続端子対シンボルに対応する箇所に
    前記第3の模擬回路の配電機器接続端子対を配設し、残
    りの回路部品を前記第3の箱体に組み込んだ配電線ユニ
    ットと、 前記配電線に接続される負荷を模擬する第4の模擬回路
    の回路図を第4の箱体の正面パネルに表示し、前記第4
    の箱体の正面パネル上の前記第4の模擬回路の回路図に
    おける端子シンボルに対応する箇所に前記第4の模擬回
    路の端子を配設し、残りの回路部品を前記第4の箱体に
    組み込んだ負荷ユニットとを備え、 前記電源ユニット,前記変電所ユニット,前記配電線ユ
    ニットおよび前記負荷ユニットを適宜組み合わせて相互
    間を適宜配線で接続することにより前記任意の配電系統
    を模擬する配電系統模擬回路を形成したことを特徴とす
    る試験装置。
  2. 【請求項2】 第3の箱体の正面パネル上の第3の模擬
    回路の回路図に、配電機器接続端子対の両側の線路電圧
    を変圧する第1および第2の変圧器を示す第1および第
    2の変圧器シンボルを追加表示し、前記第3の箱体の正
    面パネル上の前記第1および第2の変圧器シンボルの2
    次側の第1および第2の電圧取出端子シンボルに対応す
    る箇所に前記第3の模擬回路の電圧取出端子を配設し、
    前記第3の模擬回路の前記第1および第2の変圧器を前
    記第3の箱体に内蔵した請求項1記載の試験装置。
  3. 【請求項3】 第3の箱体の正面パネル上の第3の模擬
    回路の回路図に、配電機器接続端子対の両側の線路を短
    絡または地絡させる故障発生回路を示す故障発生回路シ
    ンボルを追加表示し、前記第3の箱体の正面パネル上の
    前記故障発生回路シンボルに対応する箇所に前記第3の
    模擬回路の故障発生回路の操作部を配設し、前記故障発
    生回路の操作部以外の回路部品を前記第3の箱体に内蔵
    した請求項1または請求項2記載の試験装置。
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