JPH06319068A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH06319068A
JPH06319068A JP5118601A JP11860193A JPH06319068A JP H06319068 A JPH06319068 A JP H06319068A JP 5118601 A JP5118601 A JP 5118601A JP 11860193 A JP11860193 A JP 11860193A JP H06319068 A JPH06319068 A JP H06319068A
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    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
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    • H04N7/00Television systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周期的な見せかけフィールドを含む、例えば
3232プルダウン・フォーマットのビデオ信号を実時
間で発生できるビデオカメラ40を得る。 【構成】 ビデオカメラ40は、電荷蓄積型インタレー
ス撮像素子43と、1つのビデオフィールドの間にビデ
オ信号のフィールドレートの半分より小さいレートで上
記撮像素子を周期的に露光するシャッタ44と、撮像素
子が発生したビデオフィールドの幾つかを記憶する手段
48と、カメラが出力するビデオ信号内に見せかけフィ
ールドとして挿入するため、遅延した1ビデオフィール
ドを選択して露光により発生されなかったビデオフィー
ルドと置換える手段48とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】60Hzすなわち毎秒60フィールド、
2:1(飛越し)フォーマットの高品位ビデオ機器(例
えば、いわゆるSMPTE240M規格に合った機器)
は、今や周知であって広く使用されている。しかし、素
材をあとで高品位ビデオの形で配給しようとする場合で
も、映画フィルムは依然として素材を撮(と)るのに非
常によい手段である。これは、素材をフィルム上に表現
するのが有利であるのみならず、現世代の高品位ビデオ
カメラに比しフィルムカメラが携帯容易であり、また、
フィルムカメラでは高フレームレートでの撮像により立
派なスローモーションが得られるからである。
【0003】フィルムに撮った後にフィルム又はビデオ
で配給しようとする素材をビデオあと処理するため以前
に提案された装置を図1に図解的に示す。同図の例にお
いて、24Hz1:1フォーマットのフィルム素材10
が、高品位(HD)フィルムスキャナ12(非実時間動
作の場合)又は高品位テレシネ機(図示せず、実時間動
作の場合)により、60Hz2:1フォーマットのビデ
オ信号に変換されている。24Hz1:1フォーマット
から60Hz2:1フォーマットへの変換は、例えば3
232プルダウン技法を用いて行う。3232プルダウ
ン技法は、各フィルムのフレーム(こま)を走査して1
つおきのフィルムフレームから2又は3個の飛越しビデ
オフィールドを発生するものである(図2参照)。この
技法は、現在米国及び日本において、フィルム素材を放
送ビデオ信号に変換するのに使用されている。
【0004】HDフィルムスキャナ12にて3232プ
ルダウンされた60Hz2:1フォーマットのHDビデ
オ信号出力は、続いてあと処理のために種々のHDあと
処理ユニット(単一のユニットとして示す。)14に送
られる。あと処理の後、60Hz2:1フォーマットの
HDビデオ信号は、後日配給するため(ダウン(格下
げ)コンバータ16を用いて)標準精細度フォーマット
に格下げしてもよく、またHD60Hz2:1フォーマ
ットのままとし、或いはフィルムのフォーマットに戻す
こともある。フィルムのフォーマットに戻す場合、32
32プルダウン・フォーマットにおける1つおきのフィ
ルムフレームから発生された第3の(見せかけの)ビデ
オフィールドを、フィールド削減ユニット18によって
破棄する。元の各フィルムフレームに対応する残りの2
つの飛越しフィールドを、電子ビーム記録器(EBR)
22により、24Hzフィルム20の1つのフレームに
再合成する。図1の装置における種々の個所で、60H
z2:1ビデオ信号をHDビデオテープレコーダ(VT
R)24に記録することができる。
【0005】HDフィルムスキャナ12により発生され
たビデオ信号は、通常の60Hz2:1HDビデオ信号
(例えば、従来の60Hz2:1(飛越し)HDビデオ
カメラによって直接発生されたビデオ信号)と電気的に
区別できないが、その信号が3232プルダウンによっ
て得られたものであることは、再生時その信号により描
かれる映像の動きの様子からはっきり分かる。3232
プルダウンにより発生されたビデオ信号を(あと処理時
に)従来得られた2:1飛越し信号と混合すると、映像
における動きの差が観者にとって主観的に邪魔になるこ
とがある。また、HDあと処理ユニット14は、(ワイ
プやフェードのような混合操作の際)見せかけのフィー
ルドがあとでフィールド削減ユニット18により破棄さ
れることを考慮して改変することができる。したがっ
て、3232プルダウン信号に混合しようとする他のど
んな信号も、3232プルダウン信号と類似の運動描写
特性をもつのが望ましい。
【0006】図1には、フィルムスキャナ12により得
られた素材と混合するために3232プルダウン・フォ
ーマットをもつ他のビデオ信号を与える、以前に提案さ
れた方法が示されている。HDビデオカメラ26から得
られる従来の60Hz2:1ビデオ信号は、HD−VT
R24に記録されたのち動き補正方式変換器28で処理
され、24Hz1:1HDビデオ信号に変換される。こ
の24Hz1:1ビデオ信号、又はコンピュータ・グラ
フィックス機械30により発生される類似フォーマット
の信号が、3232プルダウン・ユニット32に供給さ
れる。3232プルダウン・ユニット32は、3232
プルダウン・フォーマット信号を発生するため、バッフ
ァメモリを用いて、入力される24Hz1:1ビデオ信
号の各フレームから、同極性のフィールドを周期的に反
復することにより、適宜3又は2個の飛越しビデオフィ
ールドを発生する。3232プルダウン・ユニット32
の出力は、必要に応じてHDあと処理ユニット14に供
給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】HDカメラ26、HD
−VTR24、動き補正方式変換器28及び3232プ
ルダウン・ユニット32を含む上述の装置は、適当な3
232プルダウン・フォーマットのビデオ信号を与える
が、若干の欠点がある。その1つは、(現世代の動き補
正方式変換器を用いる)面倒な多段処理であるため実時
間で動作できないことである。もう1つは、HDフォー
マットで動作する適当な動き補正方式変換器が、現在商
業的に使用できるものではなく、実験装置としてしか利
用できないことである。したがって、本発明の課題は、
実時間で且つ商業的に使用可能な装置として、例えば3
232プルダウン・フォーマットのような周期的な見せ
かけのビデオフィールドを含むビデオ信号を発生できる
ビデオカメラを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、周期
的な見せかけのビデオフィールドを含むビデオ信号を発
生するビデオカメラであって、電荷蓄積型インタレース
(飛越し)映像捕捉(撮像)素子と、1つのビデオフィ
ールドの間にビデオ信号のフィールドレートの1/2よ
り小さいレートで撮像素子を周期的に露光するシャッタ
と、撮像素子が発生したビデオフィールドの少なくとも
幾つかを記憶する手段と、ビデオカメラの出力ビデオ信
号に見せかけビデオフィールドとして挿入するために、
記憶したビデオフィールドを周期的に選択する手段とを
具え、上記撮像素子がビデオカメラの出力として各露光
から2つのビデオフィールドを発生するのが特徴であ
る。
【0009】本発明によるビデオカメラは、1回の露光
で見せかけのビデオフィールド及びフィールド対を含む
ビデオ信号を発生するのに使用できる。こうすると、カ
メラは、例えば3232プルダウン・フォーマットの信
号の運動特性をもつ飛越しビデオ信号を実時間で発生で
きる。この信号は、ビデオあと処理時に、フィルム素材
から導出した類似フォーマットのビデオ信号と混合でき
る。したがって、このカメラにより、あと処理に用いる
適当なビデオ信号を簡単に発生することができ、従来得
られたビデオ素材の、潜在的に高価な非実時間の動き補
正方式変換が不要となる。
【0010】本発明のビデオカメラはまた、芸術的理由
により、放送テレビジョン番組をビデオであるがフィル
ム感覚で作りたい場合に有用である。すなわち、テレビ
ジョン番組を3232プルダウン・フォーマットのビデ
オ信号の形で制作して放送することにより、視聴者に番
組がフィルム素材から導出されたものと思わせることが
できる。以前は、このような効果は、非実時間の方式変
換器を用いなければ得られなかったものである。
【0011】好適な具体構成では、シャッタはビデオ信
号の10個のビデオフィールドの間に4回撮像素子を露
光し、ビデオカメラは3232プルダウン・フォーマッ
トの出力ビデオ信号を発生する。好適な具体構成ではま
た、記憶手段はアナログ・デジタル変換器及びデジタル
ビデオメモリを有する。
【0012】ビデオカメラは、撮像素子が発生したビデ
オフィールドに関する同期情報に応動する手段並びに同
期情報に応答して記憶手段、選択手段及びシャッタを制
御する手段を有するのがよい。
【0013】色々なタイプのシャッタ機構の使用が可能
であるが、シャッタは回転型のものがよい。撮像素子
は、フレーム・ライン間転送電荷結合素子であるのがよ
い。
【0014】撮像素子が露光前に浮遊電荷を全く残さな
いようにするため、ビデオカメラは、シャッタによる各
露光前に撮像素子を放電させる手段を含むのがよい。
【0015】本発明は、他の面からみて、上述のビデオ
カメラを使用して発生されるビデオ信号を提供する。
【0016】本発明は、更に他の面からみて、周期的な
見せかけビデオフィールドを含むビデオ信号を発生する
方法を提供する。その方法は、各露光から2つのビデオ
フィールドを発生する電荷蓄積型インタレース撮像素子
を、ビデオ信号フィールドレートの1/2より小さいレ
ートで1つのビデオフィールドの間に周期的に露光する
ステップと、撮像素子が発生したビデオフィールドの少
なくとも幾つかを記憶するステップと、ビデオ信号内に
見せかけビデオフィールドとして挿入するため、記憶し
た1ビデオフィールドを周期的に選択するステップを含
んでいる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図2は、3232プルダウン技法により発生され
るビデオ信号を示す。水平軸は時間を表すので、図はフ
ィルムフレームとビデオフィールド間の時間的対応関係
を示している。ビデオ信号は毎秒60個の2:1飛越し
フィールドを有し、フィルムは毎秒24フレームを有す
る。フィルムフレーム1は、ビデオフィールド1及び2
を作るのに使用され、フィルムフレーム2は、ビデオフ
ィールド3,4及び5を作るのに使用される。ビデオフ
ィールド5は、見せかけフィールドとして知られ、フィ
ルムフレーム2から得られた前の奇数ビデオフィールド
(ビデオフィールド3)と同一である。このようにし
て、2つのフィルムフレームから奇−偶−奇−偶−奇の
5ビデオフィールドが与えられる。ビデオフィールドに
おいて所要の奇・偶交番を維持するため、次に得られる
5フィールドの列は、偶数フィールドからスタートしな
ければならない。そこで、フィルムフレーム3がビデオ
フィールド6及び7を作るのに使用され、フィルムフレ
ーム4がビデオフィールド8,9及び10を作るのに使
用される。ここで、ビデオフィールド10は、見せかけ
フィールドでフィルムフレーム4から得られた前の偶数
ビデオフィールド(ビデオフィールド8)と同一であ
る。この10フィールドの順序を繰返すことにより、所
要の奇・偶交番が与えられる。
【0018】図1で述べたように、3232プルダウン
を用いてフィルムスキャナ又はテレシネにより得られた
ビデオ素材についてビデオあと処理を行うとき、該あと
処理時に付加しようとするビデオ素材も、すべて323
2プルダウン・フォーマットであることが望ましい。図
3は、3232プルダウン・フォーマットの60Hz
2:1出力ビデオ信号を発生する本発明によるビデオカ
メラ40を示す。
【0019】図3において、ビデオカメラ40は、撮像
素子43を含むカメラ本体42、シャッタ機構44、対
物レンズ46及び反復フィールド発生器48を有する。
反復フィールド発生器48は、後述のような動作をして
3232プルダウン・フォーマットのビデオ信号として
必要な見せかけフィールドを与えると共に、シャッタ機
構44の動作を制御する。反復フィールド発生器48
は、カメラ本体42に組込んでも、或いは別の部品とし
て作ってもよい。
【0020】カメラ40に用いる撮像素子43は、いわ
ゆる「フレーム」モードで動作するフレーム・ライン間
転送電荷結合素子である。電荷は、記録期間(能動フィ
ールド期間の一部)に感光セルのアレイ上に蓄積され
る。フィールド・ブランキング期間に、電荷は、該フィ
ールドに対応する感光セルの交番ラインの1組から、対
応するライン間記憶セルを介して記憶セルのアレイに転
送される。電荷はそれから、次の能動フィールド期間に
上記の記憶セルから読出される。次のフィールドは、感
光セルの交番ラインの他の組から得られる。撮像素子に
よるビデオフィールドの発生は、フィールド同期信号に
よって制御される。この信号は、カメラ本体42内の同
期発生器によって作ってもよく、又は外部同期発生器か
ら入力線49を介して受信してもよい。
【0021】これより、図4を参照してビデオカメラ4
0の動作を説明する。図4は、ビデオカメラ40によっ
て発生される出力ビデオ信号の連続する10フィールド
(又は1/6秒)の順序を図解的に示す。図2では、ビ
デオフィールドを長い時間軸に沿って表示したが、図4
では、増加する時間を基準点60からの時計方向回転に
よって表している。こうすると、連続10フィールドの
順序が繰返される様子がはっきりする。
【0022】図4は、一連の環状部62,64,66及
び68より成るものと考えることができる。環状部62
は、4つの90°区域に分けられ、各区域は24Hzフ
ィルムフレームの等価持続時間に対応する。これは、図
4に示す動作を、図2のフィルムフレーム対ビデオフィ
ールドの関係と比較し易くするためである。環状部64
は10個の36°区域に分けられ、各区域は出力ビデオ
信号の1ビデオフィールドに対応する。環状部66は、
環状部64に示す各フィールド間のフィールド・ブラン
キング期間を表す一定数の陰影部を含んでいる。各ビデ
オフレームに1125ラインを用いる以前提案されたS
MPTE240M方式では、フィールド・ブランキング
期間は、各ビデオフィールドの始めにおける40ライン
と、各ビデオフィールドの終わりにおける5ラインとよ
り成る。最後の環状部68は、シャッタ機構44が撮像
素子43を露光する時間T(T1 を含む)を示す4つの
陰影部を有する。これらの露光は、1/24秒毎に行わ
れる。
【0023】ビデオフィールド1に対する能動フィール
ド期間の始め(すなわち、ビデオフィールド1とその前
のフィールドの間におけるフィールド・ブランキング期
間の終わり)に対応する基準点60において、シャッタ
機構44により時間Tの間露光が行われる。露光中、入
射光に相当する電荷が、奇数及び偶数の飛越しフィール
ド(すなわち、ビデオフィールド1及び2)に対応して
ライン状に並ぶ感光セルに蓄積される。ただし、ビデオ
フィールド1に対応する電荷は、ビデオフィールド1の
終わりのフィールド・ブランキング期間において始めて
読出される。撮像素子43は、ビデオフィールド2に対
応する全電荷蓄積期間にシャッタ機構44により遮光さ
れるので、ビデオフィールド2の能動フィールド期間の
終わりにおいて読出される電荷は、ビデオフィールド1
における時間Tの間に蓄積されたものである。こうする
と、1つの露光時間Tの間に蓄積された電荷を用いて、
2つの飛越しビデオフィールドが作られる。これら2つ
のビデオフィールド1及び2は、したがって、運動描写
の点であたかも1つのフィルムフレームを走査して得ら
れたように、全く同一の特性をもつことになる。
【0024】ビデオフィールド3の能動フィールド期間
の始めにおいて、撮像素子43に蓄積された電荷はすべ
て読出されるので、全感光セルは(少なくとも理論的
に)放電状態になる。感光セルを完全に放電させるた
め、撮像素子43にセル・リセット信号を印加する。シ
ャッタ機構44が撮像素子43を時間T1 の間露光する
とき、感光セルは、ビデオフィールド3のほぼ中間まで
放電状態のままである。この露光中にまた、ビデオフィ
ールド3(奇)及び4(偶)に対応する感光セルが充電
される。露光時間T1 は、ビデオフィールド3に対する
能動フィールド期間の終わりに終了する。ビデオフィー
ルド3の終わりにおけるフィールド・ブランキング期間
に、奇数飛越しフィールドに対応する感光セルからの電
荷が読出される。撮像素子43はまた、次の偶数フィー
ルドのビデオフィールド4の間に遮光され、ビデオフィ
ールド4の終わりのフィールドブランキング期間に撮像
素子43から読出される電荷は、シャッタ機構44によ
る前の露光時に蓄積されたものとなる。
【0025】ビデオフィールド5の能動フィールド期間
の始めでは、感光セルはすべて放電状態にある。また、
ビデオフィールド5の間、撮像素子43はシャッタ機構
44によって遮光されるので、電荷が更に蓄積されるこ
とはない。ビデオフィールド5は、実際の見せかけフィ
ールドであり、3232プルダウン・フォーマットでは
先行する奇数フィールド(ビデオフィールド3)と同一
でなければならない。実際には、反復フィールド発生器
48が、ビデオフィールド5の終わりのフィールド・ブ
ランキング期間に、撮像素子43から読出したビデオ信
号をビデオフィールド3の記憶又は遅延されたコピーで
置換える(後述参照)。
【0026】図4のビデオフィールド1及び2は共に、
撮像素子43の、ビデオフィールド1の間に行われたた
だ1回の露光から発生したものである。ビデオ信号によ
る運動描写の点において、このことは、2ビデオフィー
ルド1及び2がフィルムスキャナにおいてただ1つのフ
ィルムフレームから導出されたのと等価である。同様
に、図4のビデオフィールド3,4及び5はすべて、撮
像素子43の、ビデオフィールド3の間に行われたただ
1回の露光から発生したものである。ビデオフィールド
3及び5は、同一である(ビデオフィールド5は、ビデ
オフィールド3の記憶又は遅延されたコピーであ
る。)。同じく、運動描写の点において、これは、3ビ
デオフィールド3,4及び5がただ1つのフィルムフレ
ームから導出されたのと等価である。シャッタ露光時間
T(T1 で表した露光時間も含む。)はすべて、同じ長
さである。図4の5ビデオフィールド1〜5を図2の同
様な番号のビデオフィールドと比べると、こうして発生
された5ビデオフィールド1〜5が、図2で述べた32
32プルダウン・フォーマットに合致していることが分
かるであろう。
【0027】次の5ビデオフィールド6〜10に対して
も、同じ動作が行われる。すなわち、シャッタ機構44
による2つの別々の露光は、4ビデオフィールド6〜9
用の露光を与え、見せかけビデオフィールド10は、反
復フィールド発生器48によりビデオフィールド8の記
憶されたコピーを用いて発生される。
【0028】以上、図3のビデオカメラ40を用いて運
動描写の点でフィルム素材を3232プルダウンして得
られるビデオ信号と等価なビデオ信号を発生できること
を説明した。等価フィルムカメラ・シャッタ角(各フィ
ルムフレームに対してフィルムカメラ・シャッタが開い
ている割合を度で表したもの)は、図4の露光時間Tを
変えることにより変化できる。ビデオカメラ40により
ただ1回の露光から正確に2又は3ビデオフィールドの
グループを発生するためには、シャッタ機構44による
露光は1能動ビデオフィールドを超えてはならない。す
なわち、与えられたビデオ方式に対する時間Tの期間に
は上限がある。各60Hzビデオフィールドが562.
5ラインより成り、そのうち45ラインがフィールド・
ブランキング期間になる場合、時間Tの最大値は、 1/60秒×(517.5/562.5)=0.015
3秒 である。図4では、露光時間Tの長さを等価フィルムカ
メラ・シャッタ角で表してもよい。次の式により、図4
の時間T1 の開始及び終了点は、基準点60からの偏差
として計算される。 24Hz1フレーム≡1/24秒×ライン数/秒 ≡1/24×(30×1125)ライン =1406.25ライン 時間T1 の開始点=基準点60から1406.25ライン 時間T1 の終了点=基準点60から(3フィールド−45ライン) =(3×562.5)−45ライン =1642.5ライン ∴ T1 の長さ=(1642.5−1406.25)ライン =236.25ライン ∴等価フィルムカメラ・シャッタ角 =(236.25ライン/1406.25ライン)×360° =60.48°
【0029】図5は、シャッタ機構44に用いて好適の
回転シャッタ80を図解的に示すものである。回転シャ
ッタ80は、動作時に毎秒24回転するほぼ円板状の要
素80より成る。該要素80は、光を通過させる切欠部
82を有する。撮像素子43の能動領域を破線の矩形8
4で示す。要素80が回転すると、撮像素子43の能動
領域が1/24秒毎に時間Tの間露光される。時間T
は、切欠部82の角度幅によって決まる。シャッタ機構
44はまた、要素80の回転を当該ビデオフィールドの
能動フィールド期間に同期させる手段(図示せず)を使
用する。このために、シャッタ同期信号が反復フィール
ド発生器48からシャッタ機構に供給される。
【0030】図6は、図3の反復フィールド発生器48
の例を示すブロック図である。反復フィールド発生器4
8は、図3の撮像素子43からビデオ信号を入力として
受信し、2つの出力、すなわち3232プルダウン・フ
ォーマットの60Hz2:1(飛越し)ビデオ信号とシ
ャッタ機構44の同期を制御する同期信号とを供給す
る。
【0031】撮像素子43からの入力ビデオ信号は、ア
ナログ・デジタル(A/D)変換器90によってデジタ
ル化される。デジタル化されたビデオ信号は、A/D変
換器90からデータ選択器92及びフィールドメモリ9
4に供給される。
【0032】撮像素子43からのビデオ信号はまた同期
分離器96に供給され、同期分離器は、ビデオ信号から
フィールド同期情報を抽出して該情報をタイミング発生
器98に送る。タイミング発生器98は、この送られた
同期情報からシャッタ同期信号をシャッタ機構44に供
給する。タイミング発生器98は、ほかに3つの出力、
すなわちフィールドメモリ94への読出し・書込み(R
/W)信号、アドレス発生器100への制御信号、デー
タ選択器92への制御信号を供給する。
【0033】タイミング発生器98からフィールドメモ
リ94へ供給されるR/W信号は、図4のビデオフィー
ルド3及び8のデジタル化されたものを記憶するフィー
ルドメモリを制御する。これらの記憶されたデータはあ
とで、見せかけビデオフィールド5及び10を与えるた
め置換を行うデータ選択器92によって使用される。フ
ィールドメモリ94は、読出し又は書込み動作時に、該
メモリ94内の読出し及び書込みアドレスを発生するア
ドレス発生器100によって制御される。ビデオフィー
ルド5及び10(見せかけビデオフィールド)の間、タ
イミング発生器98は、フィールドメモリ94を制御し
て(R/W信号により)記憶されたフィールドを読出す
と共に、データ選択器92を制御してA/D変換器90
の直接出力でなくフィールドメモリ94の出力を選択さ
せるようにする。こうして、ビデオフィールド3及び8
のそれぞれ記憶されたデータがカメラの出力ビデオ信号
内に代用又は挿入され、見せかけフィールド5及び10
が与えられる。
【0034】上述の実施例は高品位3232プルダウン
・ビデオ信号を発生するものであったが、本発明の他の
実施例では、他のフォーマット及び精細度規格に従った
周期的見せかけフィールドを含むビデオ信号を発生する
ように構成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、例えば3232プルダウン・フォ
ーマットのような周期的な見せかけのビデオフィールド
を含む信号を、実時間で且つ商業用として発生できるビ
デオカメラを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムに撮った素材をビデオあと処理する装
置の従来例を示す構成図。
【図2】3232プルダウン技法により発生されるビデ
オ信号を示す説明図。
【図3】図2のビデオ信号を発生する本発明ビデオカメ
ラの実施例を示すブロック図。
【図4】図3のビデオカメラが発生するビデオ信号の連
続10フィールドを示す説明図。
【図5】本発明に適する回転シャッタを示す説明図。
【図6】図3の反復フィールド発生器の例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
40 ビデオカメラ 43 映像捕捉(撮像)素子 44,80 シャッタ(回転シャッタ) 48,(90,94) 記憶手段 48,92 選択手段 90 アナログ・デジタル変換器 94 デジタルビデオ(フィールド)メモリ 98 選択手段及びシャッタを制御する手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的な見せかけのビデオフィールドを
    含むビデオ信号を発生するビデオカメラであって、 電荷蓄積型インタレース映像捕捉素子と、 上記ビデオカメラの出力として各露光から2つのビデオ
    フィールドを発生する上記映像捕捉素子を、1つのビデ
    オフィールドの間に上記ビデオ信号のフィールドレート
    の1/2より小さいレートで周期的に露光するシャッタ
    と、 上記映像捕捉素子により発生されたビデオフィールドの
    少なくとも幾つかを記憶する手段と、 上記ビデオカメラにより出力されたビデオ信号内に1つ
    の見せかけビデオフィールドとして挿入するために、1
    つの記憶されたビデオフィールドを周期的に選択する手
    段とを具えたビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記シャッタは、上記ビデオ信号の10
    ビデオフィールド毎に4回上記映像捕捉素子を露光し、
    上記ビデオカメラが、3232プルダウン・フォーマッ
    トの出力ビデオ信号を発生する動作をする請求項1のビ
    デオカメラ。
  3. 【請求項3】 上記の記憶手段は、アナログ・デジタル
    変換器及びデジタルビデオメモリを有する請求項1又は
    2のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 上記映像捕捉素子により発生されたビデ
    オフィールドに関する同期情報に応動する手段と、その
    同期情報に応じて上記の記憶手段、上記の選択手段及び
    上記シャッタを制御する手段とを有する請求項1〜3の
    いずれか1項のビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 上記シャッタが回転シャッタである請求
    項1〜4のいずれか1項のビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 上記映像捕捉素子はフレーム・ライン間
    転送電荷結合素子である請求項1〜5のいずれか1項の
    ビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 上記シャッタによる各露光の前に上記映
    像捕捉素子を放電させる手段を更に有する請求項6のビ
    デオカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項のビデオカ
    メラを用いて発生されたビデオ信号。
  9. 【請求項9】 周期的見せかけビデオフィールドを含む
    ビデオ信号を発生する方法であって、 各露光から2つのビデオフィールドを発生する電荷蓄積
    型インタレース映像捕捉素子を、1つのビデオフィール
    ドの間に上記ビデオ信号のフィールドレートの1/2よ
    り小さいレートで周期的に露光し、 上記映像捕捉素子により発生されたビデオフィールドの
    少なくとも幾つかを記憶し、 上記ビデオ信号内に1つの見せかけビデオフィールドと
    して挿入するために、1つの記憶されたビデオフィール
    ドを周期的に選択するステップを含むビデオ信号発生方
    法。
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