JPH063187A - 光量測定装置 - Google Patents

光量測定装置

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JPH063187A
JPH063187A JP18883192A JP18883192A JPH063187A JP H063187 A JPH063187 A JP H063187A JP 18883192 A JP18883192 A JP 18883192A JP 18883192 A JP18883192 A JP 18883192A JP H063187 A JPH063187 A JP H063187A
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KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物に光を照射する光源の光出力を段階
的に切換え制御し、広い範囲にわたって高精度に光量を
計測できるようにする。 【構成】 LED13とこのLED13を駆動する電圧
源との間に、抵抗値の異なる複数の抵抗R11〜R14
をそれぞれスイッチング手段SW1〜SW4を直列に介
して接続し、フォトダイオードPDに入射する光の照度
(光量)を計測する際にマイクロコンピュータ20によ
りスイッチング手段を順次に作動させてこれら抵抗を順
次に切換え接続し、LED13から発光される光の強さ
を段階的に変化させ、被測定物16を透過した光をフォ
トダイオードPDで受光する。このフォトダイオードP
Dから出力される電流IP を照度(光量)−周波数変換
回路10において受光した光量に応じた周波数信号に変
換し、この周波数信号から光量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光源から被測定物に照射
された光の透過光(散乱光を含む)又は反射光を受光し
て光量を測定する電子的光量測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンオイル等に使
用されている潤滑油は汚れ或は劣化が進むと光の透過率
が減少する。このため、潤滑油の一部を光透過性の特定
のセル中に収容し或はセル中に流し、これにLED(発
光ダイオード)などの光源から光を照射し、その透過光
をフォトダイオードなどの光検出素子で受光して透過光
量を検出し、この検出結果から潤滑油の汚れ或は劣化の
度合を判別するようにした電子的光量測定装置が提案さ
れている。例えば、光源としてLEDを使用し、光検出
素子としてフォトダイオードを使用した照度(光量)−
周波数変換方式の従来の電子的光量測定装置の一例を図
4に示す。
【0003】この光量測定装置は光検出素子であるフォ
トダイオードPDと静電容量型の負荷であるコンデンサ
Cとスイッチとして機能するダイオードD1とC−MO
S型の第1のシュミットインバータ11とで照度−周波
数変換回路10を構成しており、ダイオードD1は、第
1のシュミットインバータ11の出力と入力間にフォト
ダイオードPDとは逆極性で、抵抗R1を介して接続さ
れ、また、フォトダイオードPDとコンデンサCは所定
の電圧源と接地間に直列に接続され、それらの接続点が
第1のシュミットインバータ11の入力に接続されてい
る。
【0004】一方、LED13は所定の電圧源と接地間
にスイッチングトランジスタ14を直列に介して接続さ
れており、このトランジスタ14がオンのときに発光し
て光透過性のセル15内に存在する潤滑油のような被測
定物16に光を照射する。この被測定物16を透過した
光はフォトダイオードPDに入射し、従って、入射光の
照度又は光量に比例した電流IP がフォトダイオードP
Dに流れる。
【0005】フォトダイオードPDを流れる電流IP
コンデンサCに蓄積され、電圧VCに変換される。この
コンデンサCに蓄積される電圧VC は第1のシュミット
インバータ11でパルス信号に変換される。第1のシュ
ミットインバータ11は高レベルのスレッショルド電圧
THと低レベルのスレッショルド電圧VTLの2つのスレ
ッショルド電圧を有し、入力電圧が高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHより低いときには高レベルの出力電圧V
H を発生し、また、入力電圧が高レベルのスレッショル
ド電圧VTHに達すると出力電圧が高レベルVH から低レ
ベルVL に切換わり、そして入力電圧が低レベルのスレ
ッショルド電圧VTLに降下するまで低レベルの出力電圧
L を保持し、入力電圧が低レベルのスレッショルド電
圧VTLに降下したときに出力電圧が低レベルVL から高
レベルVH に切換わるように動作する。従って、フォト
ダイオードPDに光が入射せず、電流IP が流れないと
きには、即ち、コンデンサCに電荷が蓄積されないとき
には、その出力電圧は高レベルVH であり、また、コン
デンサCの充電電圧VC が高レベルのスレッショルド電
圧VTHに等しくなると、シュミットインバータ11の出
力電圧は高レベルから低レベルVL に切換わる。さら
に、コンデンサCの蓄積電荷が放電によりシュミットイ
ンバータ11の低レベルのスレッショルド電圧VTLにま
で低下すると、シュミットインバータ11の出力電圧は
低レベルVL から高レベルVH に切換わる。従って、第
1のシュミットインバータ11からはコンデンサCの充
放電に対応した周期のパルス電圧が出力され、かくして
フォトダイオードPDに入射する光の照度又は光量が周
波数信号に変換されることになる。
【0006】上記構成において、フォトダイオードPD
に電流が流れず、従って、コンデンサCに電荷が蓄積さ
れない初期状態においては、第1のシュミットインバー
タ11の出力電圧は高レベルVH にあるから、ダイオー
ドD1は逆方向にバイアスされ、スイッチオフと同じ機
能をなす。それ故、抵抗R1には電流が流れず、コンデ
ンサCは充電可能状態にある。光量の測定が開始される
と、フォトダイオードPDに電流IP が流れ、コンデン
サCは充電される。このコンデンサCの充電電圧VC
第1のシュミットインバータ11の高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHに達すると、このシュミットインバータ
11の出力電圧は高レベルVH から低レベルVL に切換
わる。これによってダイオードD1は順方向にバイアス
され、スイッチオンと同じ機能をなすから、コンデンサ
Cの充電電圧VC 及びフォトダイオードPDの出力電流
P は抵抗R1及びダイオードD1を介して流れ、コン
デンサCの充電電圧は放電される。放電によってコンデ
ンサCの充電電圧VC がシュミットインバータ11の低
レベルスレッショルド電圧VTLにまで降下すると、シュ
ミットインバータ11の出力電圧は低レベルVL から高
レベルVH に切換わる。これによってダイオードD1は
再び逆バイアスされてオフ状態となるから、コンデンサ
Cに充電電流が流れる。以下、同様の動作が繰り返され
る結果、第1のシュミットインバータ11の出力電圧、
即ち、照度−周波数変換回路10からの出力電圧V1
は、図5に示すように、コンデンサCの充放電周期に対
応する周波数のパルス波形となる。
【0007】この第1のシュミットインバータ11の出
力電圧V1 は、本例では、第1のシュミットインバータ
11と同じC−MOS型の第2のシュミットインバータ
12に供給される。この第2のシュミットインバータ1
2も高レベルのスレッショルド電圧VTHと低レベルのス
レッショルド電圧VTLの2つのスレッショルド電圧を有
し、同様に動作する。即ち、第1のシュミットインバー
タ11から高レベルの電圧信号VH が入力されていると
きには低レベルの電圧出力VL を発生し、低レベルの電
圧信号VL が入力されているときには高レベルの電圧出
力VH を発生する。従って、第2のシュミットインバー
タ12からは第1のシュミットインバータ11のパルス
波形を反転した同じ周波数F0 の出力電圧が発生され、
演算計測部であるマイクロコンピュータ20に供給され
る。
【0008】マイクロコンピュータ20は照度−周波数
変換回路10から第2のシュミットインバータ12を通
じて入力される周波数信号F0 のパルス数を計数するカ
ウンタ部21と、フォトダイオードPD及び変換回路の
入出力特性の演算処理プログラムを記憶しているROM
(リード・オンリー・メモリ)を含む記憶部22と、カ
ウンタ部21で計数された一定時間内のパルス数から、
記憶部22のプログラムに従ってフォトダイオードPD
の出力電流の大きさを検出し、照度又は光量を算出する
演算処理部23とから構成されており、かくして、フォ
トダイオードPDに入射する光の照度又は光量を求める
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の光量測定装置においては、照度−周波数変換回路1
0の入出力特性は、使用環境温度が25℃の場合、図6
に示すようになり、その入出力範囲(レンジ)は5〜6
桁にわたり、照度が大きくなると周波数も高くなるが、
ある領域以上になると入出力特性に非直線性が現われ、
最終的には発振停止の状態になってしまう(発振を停止
する照度は照度−周波数変換回路を構成する素子の定数
によって決まる)。また、反対に照度が小さくなると周
波数が小さくなるため、カウンタによるカウント誤差が
大きくなったり、外来ノイズの影響を受け易くなる。さ
らに、例えば使用環境温度を100℃ぐらいにすると、
照度−周波数変換回路の温度依存性のため、ある照度値
より小さくすると、図6に点線で示すように、出力が殆
ど変化しないという入出力特性の飽和現象が生じてしま
う。
【0010】従って、1つの光量測定装置では実際の使
用条件下においては出力周波数の上限値FHと下限値F
Lの間の3桁ぐらいの照度(光量)変化しか計測できな
いという重大な欠点があった。
【0011】さらに、図7に示す従来の照度−電圧変換
回路30を使用したアナログの光量測定装置では、その
入出力特性が図8に示すようになり、上記照度−周波数
変換回路10を使用したときのように発振停止状態は生
じない。しかしながら、図8の特性のように照度が10
0のときに出力電圧が1Vになるように照度と出力電圧
を対応させると、これより照度が5桁小さい0.001
においては出力電圧は10μVと非常に小さくなる。こ
のため、外来ノイズと環境温度変化による誤差が大きく
なり、計測範囲(レンジ)を広くすると信頼性に欠け、
実際の使用条件下においてはせいぜい3桁ぐらいの照度
(光量)変化しか計測できないという欠点があった。
【0012】従って、本発明の目的は、光源の光量を自
動制御することにより、簡単な回路構成で広い計測範囲
にわたって高精度に光量を測定することができる高信頼
性、小型の電子的光量測定装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
光量測定装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、被測定物に光を照射する光源と、前記被測定物から
の透過光又は反射光を受光するとともに受光量に応じて
出力電流が変化する光検出素子を含み、該光検出素子に
入射する前記被測定物からの光の照度(光量)に応じた
周波数信号を出力する照度(光量)−周波数変換手段
と、該照度(光量)−周波数変換手段から出力される周
波数信号から照度(光量)を計測するとともに前記光源
の光出力を段階的に自動制御する演算制御手段とを具備
することを特徴とする光量測定装置である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明による光量測定装置の一実施
例を示す回路構成図である。本実施例の光量測定装置に
おいても光源としてLED13を使用し、また、光検出
素子としてフォトダイオードPDを使用し、このフォト
ダイオードPDと静電容量型の負荷であるコンデンサC
とスイッチとして機能するダイオードD1とC−MOS
型の第1のシュミットインバータ11とで照度−周波数
変換回路10を構成した場合について説明するが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他の素子や回路構
成を使用してもよいことは言うまでもない。
【0016】本実施例では、LED13とこのLED1
3を駆動する電圧源との間に、抵抗値の異なる複数の抵
抗R11〜R14をそれぞれスイッチング手段SW1〜
SW4を直列に介して接続し、フォトダイオードPDに
入射する光の照度(光量)を計測する際にマイクロコン
ピュータ20によりスイッチング手段を順次に作動させ
てこれら抵抗を順次に切換え接続し、LED13から発
光される光の強さを段階的に調整して照度(光量)を計
測するようにしたものである。
【0017】スイッチング手段SW1〜SW4はマイク
ロコンピュータ20の制御ポート24からの制御信号S
1〜S4の印加によってオフ状態からオン状態に切換わ
り、所定の抵抗値の抵抗をLED13と電圧源との間に
選択接続する。これによって照度−周波数変換回路10
の入出力特性を段階的に切換え設定できるようになって
いる。この抵抗R11〜R14の切換え接続はマイクロ
コンピュータ以外の手段により自動的に行なうようにし
てもよいことは勿論である。なお、本実施例ではスイッ
チング手段SW1〜SW4としてトランジスタが使用さ
れているが、この技術分野で知られている電子スイッ
チ、アナログスイッチなどの種々のスイッチング手段が
使用できることは言うまでもない。また、照度−周波数
変換回路10の機能、動作態様等は上述した通りである
ので、ここでは説明を省略する。
【0018】上記構成において、今、4つの抵抗R11
〜R14の抵抗値がR11>R12>R13>R14で
あるとすると、各スイッチング手段SW1〜SW4がオ
ン状態になったときにLED13に流れる電流I1 〜I
4 はI1 <I2 <I3 <I4となる。これら電流I1
4 がLED13に流れたときに発光される光がセル1
5内の被測定物16によって吸収される度合、即ち吸光
度と照度−周波数変換回路10からの出力周波数との関
係は図2に点線で示すようになる。抵抗R11が選択接
続され、LED13に電流I1 が流れているときには、
図2にAで示す特性(レンジI1 )となり、抵抗R12
が選択接続され、LED13に電流I2が流れていると
きには、図2にBで示す特性(レンジI2 )となり、抵
抗R13が選択接続され、LED13に電流I3 が流れ
ているときには、図2にCで示す特性(レンジI3 )と
なり、そして抵抗R14が選択接続され、LED13に
電流I4 が流れているときには、図2にDで示す特性
(レンジI4 )となる。
【0019】従って、光量−周波数変換回路10からの
出力周波数の上限値及び下限値をFH及びFLとする
と、LED電流=I1 の場合、0〜a1の範囲の吸光度
を計測することができ、LED電流=I2 の場合、0〜
a3の範囲の吸光度を計測することができ、LED電流
=I3 の場合、a2〜a5の範囲の吸光度の計測が行な
え、LED電流=I4 の場合、a4〜a6の範囲の吸光
度の計測ができることになる。それ故、例えば被測定物
16の吸光度或は被測定物16を透過した光の照度(光
量)に応じてマイクロコンピュータ20によりスイッチ
ング手段SW1〜SW4を制御してLED13に流れる
電流を切換えれば、0〜a6までの広い範囲にわたって
吸光度を、従って、フォトダイオードPDに入射する光
の照度(光量)を広範囲にわたって高精度に計測するこ
とができる。
【0020】かくして、本実施例によれば、簡単な構成
によりLEDに流れる電流を切換えることができるか
ら、正確に測定できる吸光度の下限が低くなり、かつ正
確に測定できる吸光度の上限が高くなる。従って、常に
広い計測範囲を持つことになり、微少な吸光度から大き
な吸光度まで高精度に計測することができる。さらに、
レンジ切換えにより測定する吸光度に適当した特性を設
定することができるから、正確に測定できる吸光度範囲
が広くなるだけでなく、測定精度が一段と高くなり、信
頼性が一層向上するという利点もある。
【0021】図3は上述した本実施例の光量測定装置の
動作態様をマイクロコンピュータ20により自動制御す
る際のアルゴリズムの一例を示すフローチャートであ
る。まず、スタート時にはステップS1においてLED
13に流れる電流を一番低いレンジI1 に自動的に設定
し、ステップS2において照度−周波数変換回路10の
フォトダイオードPDに入射する光量に対応するデータ
入力より出力周波数F0を検出し、ステップS3におい
てこの出力周波数F0 が下限周波数FLより低いか否か
を判断し、下限周波数FLより低い場合(YES)には
ステップS4においてLED13の電流を一段大きくし
てレンジI2 にする。このレンジI2 は計測範囲内であ
るので(ステップS5のNO)このレンジI2 での出力
周波数F0の計測が再びステップS2において行なわ
れ、ステップS3においてこの出力周波数F0 が下限周
波数FLより低いか否かを判断し、下限周波数FLより
低い場合(YES)にはステップS4においてLED1
3の電流を一段大きくしてレンジI3 にする。以下同様
にして出力周波数F0 の計測を行ない、レンジI4 にし
ても出力周波数F0 が下限周波数FLより低い場合には
ステップS5において計測範囲外(NO)と判断してス
テップS6においてエラー出力を発生し、計測動作を終
了する。
【0022】一方、ステップS3において出力周波数F
0 が下限周波数FLより高いと判断された場合(NO)
にはステップS7において演算処理が行なわれ、検出さ
れた出力周波数F0 に対応する光量が算出され、ステッ
プS8において算出された光量の値が出力され、計測動
作を終了する。
【0023】本実施例では照度(光量)−周波数変換回
路10の第1のシュミットインバータ11の出力と入力
間にフォトダイオードPDとは逆極性で、抵抗R1を介
してダイオードD1を接続し、このダイオードD1をス
イッチとして機能させたが、ダイオードD1の代わりに
アナログスイッチを使用してもよい。ただし、アナログ
スイッチは端子容量を有するので照度−周波数変換の特
性が不安定となる可能性がある。従って、信頼性の点か
らはダイオードスイッチを使用することが好ましい。
【0024】また、上記実施例において、第2のシュミ
ットインバータ12の出力側に回路構成簡単な波形整形
回路(例えばダイオードを直列に接続し、このダイオー
ドの出力側と接地間にCRの並列回路を接続した構成)
を接続し、出力電圧V1 を波形整形すると、出力電圧V
1 の低レベル出力電圧VL の持続時間、即ち、コンデン
サCの放電時間を長くすることができるので、汎用カウ
ンタやマイクロコンピュータ内蔵のカウンタのようなあ
る程度の性能を有する安価なカウンタにより出力波形を
十分な精度で計測することができるという利点がある。
【0025】さらに、上記実施例では本発明による光量
測定装置を自動車のエンジンオイル等の潤滑油の汚れ或
は劣化を計測する場合に適用したが、光源からの光を透
過する種々のオイルの汚れ或は劣化やオイル以外の光が
透過し得る液体、気体等の汚れ或は劣化を計測する場合
にも本発明が適用できるし、また、光源からの光を反射
する被測定物からの反射光の照度(光量)を計測する場
合にも本発明は適用できるものである。
【0026】なお、上記実施例は本発明の単なる例示に
過ぎず、回路構成、使用する素子等は必要に応じて任意
に変更できるものである。例えば、C−MOSシュミッ
トインバータ以外のインバータや他の回路素子を使用し
てもよいし、また、LED以外の光源を使用しても、フ
ォトダイオード以外の光検出素子を使用しても、マイク
ロコンピュータ以外の演算制御手段を使用してもよいこ
とは勿論である。さらに、照度(光量)−周波数変換回
路から発生される周波数出力はパルス以外の周波数出力
でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光量
測定装置は、簡単な構成により光源から放射される光出
力の強さを自動的に切換えることができるから、照度
(光量)−周波数変換回路によって正確に測定できる被
測定物からの透過光(散乱光を含む)又は反射光の光量
の下限を低くすることができ、かつ正確に測定できる光
量の上限を高くすることができる。従って、常に広い計
測範囲を持つことになり、微少な光量から大きな光量ま
で高精度に計測することができる。さらに、レンジ切換
えにより測定する光量に適当した特性を設定することが
できるから、正確に測定できる光量範囲が広くなるだけ
でなく、測定精度が一段と高くなり、信頼性が一層向上
するという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光量測定装置の一実施例を示す回
路構成図である。
【図2】図1に示す本発明の光量測定装置における被測
定物の吸光度と照度−周波数変換回路の出力周波数との
関係を示す特性図である。
【図3】図1に示す本発明の光量測定装置の動作態様を
説明するためのフローチャートである。
【図4】従来の光量測定装置の一例を示す回路構成図で
ある。
【図5】図5の光量測定装置に使用されているシュミッ
トインバータの電圧出力を示す波形図である。
【図6】図5の光量測定装置の代表的な入出力特性を示
す図である。
【図7】従来の光量測定装置の他の例を示す回路構成図
である。
【図8】図7の光量測定装置の代表的な入出力特性を示
す図である。
【符号の説明】
10 照度(光量)−周波数変換回路 11、12 シュミットインバータ 13 LED(発光ダイオード) 14 スイッチングトランジスタ 15 光透過性セル 16 被測定物 20 マイクロコンピュータ 21 カウンタ部 22 記憶部 23 演算処理部 24 制御ポート PD フォトダイオード SW1〜SW4 スイッチング手段 R11〜R14 抵抗 C コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に光を照射する光源と、前記被
    測定物からの透過光又は反射光を受光するとともに受光
    量に応じて出力電流が変化する光検出素子を含み、該光
    検出素子に入射する前記被測定物からの光の照度(光
    量)に応じた周波数信号を出力する照度(光量)−周波
    数変換手段と、該照度(光量)−周波数変換手段から出
    力される周波数信号から照度(光量)を計測するととも
    に前記光源の光出力を段階的に自動制御する演算制御手
    段とを具備することを特徴とする光量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記照度(光量)−周波数変換手段は、
    前記光検出素子からの出力電流によって充電される容量
    素子と、該容量素子に充電された充電電圧と予め設定さ
    れた基準電圧とを比較し、充電電圧が前記基準電圧に達
    したとき毎に出力信号レベルを変化させてパルス信号を
    発生するパルス発振回路であることを特徴とする請求項
    1の光量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御手段はマイクロコンピュー
    タであり、前記光源とこの光源を駆動する電圧源との間
    に抵抗値の異なる抵抗を順次に切換え接続して前記光源
    の光出力を段階的に変化させることを特徴とする請求項
    1の光量測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11503236A (ja) * 1995-04-06 1999-03-23 アルファ・ラヴァル・アグリ・アクチボラゲット 流体中の粒子の定量決定方法及びその装置
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