JPH06318348A - 光変調光磁気記録装置 - Google Patents

光変調光磁気記録装置

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JPH06318348A
JPH06318348A JP5047388A JP4738893A JPH06318348A JP H06318348 A JPH06318348 A JP H06318348A JP 5047388 A JP5047388 A JP 5047388A JP 4738893 A JP4738893 A JP 4738893A JP H06318348 A JPH06318348 A JP H06318348A
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pit
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JP5047388A
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Keitaro Yamashita
啓太郎 山下
Takehiko Saito
健彦 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録速度、環境温度等の記録条件が変化して
も、記録ピットを最適な形状に形成でき、安定して情報
を記録する。 【構成】 LD制御回路4は、所定の基準電圧V0を所
定の分圧比で分圧する分圧回路41と、分圧回路41で
得られた第1の分圧電位を増幅し所定の第1記録電圧V
1を生成するアンプ43と、分圧回路41で得られた第
2の分圧電位を増幅し所定の第2記録電圧V2を生成す
るアンプ42と、第1記録電圧V1を第2パルス列27
によりスイッチングするスイッチ45と、第2記録電圧
V2を第1パルス列25によりスイッチングするスイッ
チ44とを備えており、スイッチ44とスイッチ45の
出力により記録信号47を得て、この記録信号47を光
学ヘッドに供給している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を変調して記
録媒体の記録領域の温度をキュリー点以上に上昇させ、
記録情報に基づいて磁界を印加して前記記録領域に記録
ピットを形成するピット形成手段を有する光変調光磁気
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザ光を用いて媒体の温度
をキュリー点以上に上昇させ、印加された磁界の向きを
記憶させると共に、レーザ光を変調して情報の記録を行
う光変調光磁気記録装置が開発されている。このような
光変調光磁気記録装置において、光パルスの前方では周
囲への熱拡散のために温度上昇が小さく、逆にパルスの
後方では前方からの熱伝導により温度上昇が大きくな
る。
【0003】このため単純に一定パワーのレーザで記録
を行うと、図12に示すように、記録される磁区形状が
涙滴型となり、正確なエッジ位置検出ができない問題が
生じる。特に、例えばEFM信号のように、3Tから1
1Tの異なるパルス輻で構成される信号では、パルス輻
により媒体の温度上昇が異なることになり、エッジ位置
の誤差は大きくなってしまう。
【0004】この問題を解決するため、例えば、マルチ
パルス方式が提案されている。このマルチパルス方式で
は、信号の立ち上がり部は素早く温度上昇させるため、
一定時間レーザビームを連続照射し、その後はその温度
を保持するため、パルス状にレーザビームを断続的に照
射するものである。
【0005】また、上記問題を解決する別の方法とし
て、図13に示すように、ピット記録開始時にはレーザ
パワーを大きくし、記録継続時は、レーザパワーを小さ
くするようにしたレーザパワー制御方法がある。
【0006】これらマルチパルス方式やレーザパワー制
御方法等の熱量制御記録方法は、次のような考え方に基
づいて記録制御を行う方式である。即ち、(1)記録開
始時には、媒体が冷えているので、レーザから与える熱
量を大きくし、(2)記録継続時には、媒体が温まって
いるので、与える熱量を減らす。従って、これらの方法
は、記録ピットの形状は照射するレーザによる媒体の温
度分布及び勾配に依存するので、ピット形状を最適化す
るために上記の熱量制御を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、媒体の
温度分布及び勾配は、照射するレーザだけでなく、記録
速度、環境温度等にも依存しており、記録速度、環境温
度等が変化すると、図13に示すように、例えば、レー
ザパワー制御方法において、記録開始時のレーザパワー
で記録する期間(エリア1)における媒体上の温度分布
及び勾配と、記録継続時のレーザパワーで記録する期間
(エリア2)における媒体上の温度分布及び勾配とは同
一ではなくなる。
【0008】このように従来の熱量制御記録方法は、特
定の記録速度、環境温度等の記録条件に対してのみ熱量
制御を行い記録しているので、記録速度、環境温度等の
記録条件が変化すると、媒体上の温度分布及び勾配も変
化してしまい、最適な形状の記録ピットを得ることがで
きないという問題がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、記録速度、環境温度等の記録条件が変化して
も、記録ピットを最適な形状に形成でき、安定して情報
を記録することのできる光変調光磁気記録装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光変調光磁気記
録装置は、レーザ光を変調して記録媒体としてのディス
ク6の記録領域の温度をキュリー点以上に上昇させ、記
録情報に基づいて磁界を印加して前記記録領域に記録ピ
ットを形成するピット形成手段としての光学ヘッド5を
有する光変調光磁気記録装置において、光学ヘッド5に
より記録ピットが形成される記録領域を、レーザ光によ
り、予め、所定のキュリー点以下の温度にプリヒートす
るプリヒート手段としてのLD制御回路4を備えてい
る。
【0011】LD制御回路4は、光学ヘッド5が形成し
た直前の記録ピットの形成終了時から、光学ヘッド5に
より形成される次の記録ピットの形成開始時までの時間
間隔に基づいて、プリヒート時間を可変することができ
る。
【0012】また、LD制御回路4は、光学ヘッド5が
形成した直前の記録ピットの形成終了時から、光学ヘッ
ド5により形成される次の記録ピットの形成開始時まで
の時間間隔に基づいて、レーザ光の照射出力を可変する
ことができる。
【0013】さらに、LD制御回路4は、光学ヘッド5
が形成した直前の記録ピットの形成終了時から、光学ヘ
ッド5により形成される次の記録ピットの形成開始時ま
での時間間隔に基づいて、プリヒート時間と前記レーザ
光の照射出力の両方を可変することができる。
【0014】
【作用】上記構成の光変調光磁気記録装置では、光学ヘ
ッド5により記録ピットが形成される記録領域を、レー
ザ光により、予め、所定のキュリー点以下の温度にプリ
ヒートすることにより、記録速度、環境温度等の記録条
件が変化しても、記録ピットを最適な形状に形成でき、
安定して情報を記録することが可能となる。
【0015】また、光学ヘッド5が形成した直前の記録
ピットの形成終了時から、光学ヘッド5により形成され
る次の記録ピットの形成開始時までの時間間隔に基づい
て、レーザ光の照射出力を可変する、あるいはレーザ光
の照射出力を可変する、またはプリヒート時間と前記レ
ーザ光の照射出力の両方を可変することにより、記録パ
ルス間の時間間隔の最大値と最小値に大きな開きがある
場合でも、記録開始時のディスクの温度を所望の温度に
調整し、安定した条件で記録ピットを最適な形状に形成
でき、安定して情報を記録することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。図1及至図4は第1実施例に係わり、図
1は本発明の光変調光磁気記録装置の第1実施例の構成
を示すブロック図、図2は図1のパルス列発生回路の構
成を示すブロック図、図3は図1のLD制御回路の要部
構成を示すブロック図、図4は図1の光変調光磁気記録
装置の作用を説明するタイミングチャートである。
【0017】本実施例の光変調光磁気記録装置では、図
1に示すように、入力データが入力端子1を通じてエン
コーダ2に供給され、エンコードされて所定の入力信号
に変換される。この入力信号は、パルス列発生回路3に
供給され、このパルス列発生回路3により後述する所定
のパルス列が生成される。生成されたパルス列は、LD
制御回路4に供給され、このLD制御回路4により前記
パルス列に基づいた記録信号が生成される。この記録信
号は光学ヘッド5に供給され、前記記録信号に基づき光
学ヘッド5内の図示しないレーザダイオードが駆動さ
れ、ディスク6に照射されるレーザー光が変調される。
【0018】また、マイクロコンピュータ(CPU)か
らなる制御回路7が設けられ、この制御回路7からの制
御信号がLD制御回路4及び駆動回路8に供袷される。
LD制御回路4は、制御回路7からの制御信号に基づ
き、前記記録信号を前記光学ヘッド5に供給する。駆動
回路8は、制御回路7からの制御信号に基づき、ディス
ク6の反対側に設けられたバイアス磁界発生用ヘッド9
を駆動制御する。また、制御回路7からの制御信号はサ
ーボ回路10にも供給され、光学ヘッド5及びディスク
6の回転駆動用のスピンドルモータ11が駆動制御され
る。
【0019】前記パルス列発生回路3は、図2に示すよ
うに、前記エンコーダ2からの入力信号24を時間d1
だけ遅延させた第1パルス列25を生成する遅延回路2
1と、第1パルス列25を反転して反転信号26を出力
するインバータ22と、入力信号24と反転信号26と
のANDをとり第2パルス列27を生成するAND回路
23とを備えて構成される。
【0020】また、LD制御回路4は、図3に示すよう
に、所定の基準電圧V0を所定の分圧比で分圧する分圧
回路41と、分圧回路41で得られた第1の分圧電位を
増幅し所定の第1記録電圧V1を生成するアンプ43
と、分圧回路41で得られた第2の分圧電位を増幅し所
定の第2記録電圧V2を生成するアンプ42と、第1記
録電圧V1を第2パルス列27によりスイッチングする
スイッチ45と、第2記録電圧V2を第1パルス列25
によりスイッチングするスイッチ44とを備えており、
スイッチ44とスイッチ45の出力により記録信号47
を得て、この記録信号47を前記光学ヘッド5に供給し
ている。
【0021】このように構成された光変調光磁気記録装
置では、図4に示すように、エンコーダ2からの入力信
号24(図4(a))は、遅延回路21により時間d1
だけ遅延させた第1パルス列25となる(図4
(b))。第1パルス列25を反転した信号26(図4
(c))と入力信号24とをAND回路23により論理
演算(AND)して第2パルス列27(図4(d))を
得る。第1パルス列25は、情報記録用の信号として用
いられ、第2パルス列27は、第1パルス列25により
記録される以前に媒体をプリヒートするプリヒート用の
信号として用いられるため、記録信号47の電位は、図
4(e)に示すように、LD制御回路4により第2パル
ス列27が発生している期間d1(プリヒート期間)で
は第1記録電圧V1となり、第1パルス列25による情
報記録期間では第2記録電圧V2となる。このような記
録信号47により、第1記録電圧V1及び第2記録電圧
V2に応じたレーザパワーに制御された光学ヘッド5内
の図示しないレーザダイオードが駆動される。尚、第1
記録電圧V1に基づいたレーザパワーは、記録はできな
いがディスク6を暖めるのに十分なパワーであり、第2
記録電圧V2に基づいたレーザパワーは、記録可能なパ
ワーである。
【0022】このように、第1実施例の光変調光磁気記
録装置によれば、パルス列発生回路が発生する第1及び
第2パルス列に基づいて、第1記録電圧V1及び第2記
録電圧V2の2つの電位を有する記録信号47を生成
し、第2記録電圧V2の第1パルス列による記録以前の
プリヒート期間、第1記録電圧V1の第2パルス列によ
って、ディスクをプリヒートするので、記録開始時のデ
ィスクの温度が所望の温度に調整され、安定した条件で
第2記録電圧V2の第1パルス列による記録を行うこと
ができ、記録ピットを最適な形状に形成できる。従っ
て、ピットの記録開始時と終了時の形状が均一な形状と
なるので、再生時において2次歪が低減でき、エラーレ
ートの低減が図れる。さらに、記録情報に対する記録ピ
ット形状の最適化をプリヒートにより実現できるので、
記録ピット形状の最適化のためのレーザの変調処理が簡
略化でき、回路規模を小さくすることができコストダウ
ンを図ることができる。
【0023】次に、第2実施例について説明する。図5
及至図9は第2実施例に係わり、図5はパルス列発生回
路の第2実施例の構成を示すブロック図、図6は図5の
可変遅延回路の構成を示すブロック図、図7は図6の可
変遅延回路の作用を説明するタイミングチャート、図8
は図5のパルス列発生回路を備えた光変調光磁気記録装
置の記録パルス間隔が広い場合の作用を説明するタイミ
ングチャート、図9は図5のパルス列発生回路を備えた
光変調光磁気記録装置の記録パルス間隔が狭い場合の作
用を説明するタイミングチャートである。
【0024】記録変調方式により記録パルス間の時間間
隔の最大値と最小値に大きな開きがある場合、記録パル
ス間の時間間隔が最大の場合にはディスクは十分冷え、
記録パルス間の時間間隔が最小の場合にはディスクは冷
えきっていないといったように、ディスクの温度状態が
異なることがある。第2実施例は、このような記録パル
ス間の時間間隔の最大値と最小値に大きな開きがある場
合に対処するものであり、プリヒートによりディスクに
与える熱量を可変できるようにしたものである。従っ
て、第2実施例は第1実施例と殆ど同じであるので、異
なる構成のみ説明し同一構成には同じ符号を付け説明は
省略する。
【0025】図5に示すように、第2実施例のパルス列
発生回路3aは、遅延量を可変させ入力信号を遅延させ
る可変遅延回路61を備え、この可変遅延回路61の遅
延出力62と遅延回路21により遅延回路21により時
間d1だけ遅延させた第1パルス列25の反転信号26
とのANDをとり第2パルス列63を生成するようにな
っている。
【0026】可変遅延回路61は、図6に示すように、
入力信号24をラッチするm段のラッチ回路81(1)
〜81(m)を備えており、ラッチ回路81(1)〜8
1(m)の各段で、入力信号24は、記録データ用クロ
ックの周波数fcのN倍のクロック周波数N・fcによ
り決まる時間Δtだけ遅延する。尚、ラッチの段数とN
倍のクロック周波数N・fcは、最大遅延時間m・Δt
が時間d1を越えない範囲で設定されている。また、可
変遅延回路61は、周波数N・fcのクロックをカウン
トするカウンタ83と、このカウンタ83の出力に基づ
いて、ラッチ回路81(1)〜81(m)を選択するセ
レクタ82を備えている。
【0027】可変遅延回路61では、図7に示すよう
に、前記カウンタ83は、入力信号の立ち下がりにより
発生するリセットパルスRt(n)によってリセットさ
れ(図7(e))、入力信号24の反転信号をイネーブ
ル信号(図7(f))として、入力信号24がLowの
期間(即ち、記録パルス間隔)、周波数N・fcのクロ
ックをカウントするようになっている。そして、カウン
トしたクロック数に応じた信号をセレクタ82に出力
し、セレクタ82はクロック数に応じた遅延量を有する
ラッチ回路(j)(j=1〜m)を選択し、例えば、遅
延量d2を有する遅延出力62を得る(図7(d))。
【0028】その他の構成は、第1実施例と同じであ
る。
【0029】このように構成された第2実施例では、例
えば記録パルス間隔が広い場合、図8に示すように、エ
ンコーダ2からの入力信号24(図8(a))は、遅延
回路21により時間d1だけ遅延させた第1パルス列2
5となる(図8(b))。第1パルス列25を反転した
信号26(図8(c))と可変遅延回路61からの遅延
出力62(図8(d))とをAND回路23により論理
演算(AND)して第2パルス列63(図8(e))を
得る。第1パルス列25は、情報記録用の信号として用
いられ、第2パルス列63は、第1パルス列25により
記録される以前に媒体をプリヒートするプリヒート用の
信号として用いられるため、記録信号47の電位は、図
8(e)に示すように、LD制御回路4により第2パル
ス列63が発生している期間d1−d2(プリヒート期
間)では第1記録電圧V1となり、第1パルス列25に
よる情報記録期間では第2記録電圧V2となる。尚、記
録パルス間隔が狭い場合は、図8と同様な作用により図
9のようになるので、説明は省略する。
【0030】このように第2実施例によれば、第1実施
例の効果に加え、記録パルス間の時間間隔が広い場合に
はプリヒート期間を長くし、記録パルス間の時間間隔が
狭い場合にはプリヒート期間を短くすることにより、デ
ィスクに与える熱量を可変させるので、記録パルス間の
時間間隔の最大値と最小値に大きな開きがある場合で
も、記録開始時のディスクの温度を所望の温度に調整
し、安定した条件で記録ピットを最適な形状に形成でき
る。
【0031】尚、記録パルス間の時間間隔の最小値が十
分狭い場合には、プリヒートを行わない(即ち、プリヒ
ート期間d1−d2を零とするようなラッチ回路を選択
する)ようにしても良い。
【0032】次に、第3実施例について説明する。図1
0及び図11は第3実施例に係わり、図10はLD制御
回路の構成を示すブロック図、図11は図10のLD制
御回路を備えた光変調光磁気記録装置の作用を説明する
タイミングチャートである。
【0033】第3実施例は、第2実施例と同様に、記録
パルス間の時間間隔の最大値と最小値に大きな開きがあ
る場合に対処するものであり、プリヒートによりディス
クに与える熱量を可変できるようにしたものであるが、
第3実施例ではプリヒート期間を一定にして、レーザパ
ワーを可変することによりディスクに与える熱量を制御
するものである。従って、第3実施例も第1実施例と殆
ど同じであり、異なる構成のみ説明し、同一構成には同
じ符号を付け説明は省略する。
【0034】図10に示すように、第3実施例のLD制
御回路4aは、所定の基準電圧V0を所定の分圧比で分
圧する分圧回路101及び分圧回路103と、分圧回路
101で得られた分圧電位を増幅し第2記録電圧V2を
生成するアンプ42と、第2記録電圧V2を第1パルス
列25によりスイッチングするスイッチ44と、分圧回
路103で得られた複数の分圧電位を増幅し複数の第1
記録電圧V1j(j=1〜m)を生成するアンプ42(j)
とを備えており、カウンタ83とセレクタ82によりア
ンプ42(j)を選択する。選択された第1記録電圧V
1jをスイッチ45によって第1パルス列25によりスイ
ッチングし、スイッチ44とスイッチ45の出力により
記録信号47を得て、この記録信号47を前記光学ヘッ
ド5に供給している。尚、カウンタ83とセレクタ82
の動作は第2実施例と同じであるので、説明は省略す
る。
【0035】このように構成された第3実施例では、図
11に示すように、エンコーダ2からの入力信号24
(図11(a))は、遅延回路21により時間d1だけ
遅延させた第1パルス列25となる(図11(b))。
第1パルス列25を反転した信号26(図11(c))
と入力信号24とをAND回路23により論理演算(A
ND)して第2パルス列27(図11(e))を得る。
記録パルス間隔が狭い場合は、記録信号110の電位
は、カウンタ83とセレクタ82により、例えば、アン
プ42(1)が選択され、第1記録電圧V11となり(図
11(e))、LD制御回路4により第2パルス列27
が発生している期間d1(プリヒート期間)では第1記
録電圧V11となり、第1パルス列25による情報記録期
間では第2記録電圧V2となる。また、記録パルス間隔
が狭い場合は、カウンタ83とセレクタ82により、例
えば、アンプ42(m)が選択され、第1記録電圧V1m
となり(図11(e))、LD制御回路4により第2パ
ルス列27が発生している期間d1(プリヒート期間)
では第1記録電圧V1mとなる。
【0036】従って、第3実施例は、記録パルス間の時
間間隔が広い場合には、一定のプリヒート期間でのレー
ザパワーを高くし、記録パルス間の時間間隔が狭い場合
にはレーザパワーを低くすることにより、ディスクに与
える熱量を可変させるので、第2実施例と同様に、記録
パルス間の時間間隔の最大値と最小値に大きな開きがあ
る場合でも、記録開始時のディスクの温度を所望の温度
に調整し、安定した条件で記録ピットを最適な形状に形
成できる。
【0037】尚、記録パルス間の時間間隔の最小値が十
分狭い場合には、プリヒートを行わない(即ち、プリヒ
ート時の第1記録電圧として零を選択する)ようにして
も良い。
【0038】また、第3実施例及び第2実施例を組み合
わせ、プリヒート期間及びレーザパワーを調整し、安定
した条件で記録ピットを最適な形状に形成するようにし
ても良い。
【0039】さらに、上記各実施例を、従来のマルチパ
ルス方式やレーザパワー制御方法等の熱量制御記録方法
を用いた光変調光磁気記録装置に適用することができる
のは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光変調光
磁気記録装置によれば、光学ヘッドが形成した直前の記
録ピットの形成終了時から、ピット形成手段により形成
される次の記録ピットの形成開始時までの時間間隔に基
づいて、レーザ光の照射出力を可変する、あるいはレー
ザ光の照射出力を可変する、またはプリヒート時間と前
記レーザ光の照射出力の両方を可変することにより、記
録パルス間の時間間隔の最大値と最小値に大きな開きが
ある場合でも、記録開始時のディスクの温度を所望の温
度に調整し、安定した条件で記録ピットを最適な形状に
形成でき、安定して情報を記録することができるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図l】本発明の光変調光磁気記録装置の第1実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のパルス列発生回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1のLD制御回路の要部構成を示すブロック
図である。
【図4】図1の光変調光磁気記録装置の作用を説明する
タイミングチャートである。
【図5】パルス列発生回路の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図5の可変遅延回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】図6の可変遅延回路の作用を説明するタイミン
グチャートである。
【図8】図5のパルス列発生回路を備えた光変調光磁気
記録装置の記録パルス間隔が広い場合の作用を説明する
タイミングチャートである。
【図9】図5のパルス列発生回路を備えた光変調光磁気
記録装置の記録パルス間隔が狭い場合の作用を説明する
タイミングチャートである。
【図10】LD制御回路の第3実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図10のLD制御回路を備えた光変調光磁気
記録装置の作用を説明するタイミングチャートである。
【図12】従来例の光変調光磁気記録装置によるレーザ
パワー一定での媒体の温度分布及び勾配を説明する説明
図である。
【図13】従来例のレーザパワー制御方法を採用してい
る光変調光磁気記録装置による媒体の温度分布及び勾配
を説明する説明図である。
【符号の説明】
3、3a パルス列発生回路 4、4a LD制御回路 5 光学ヘッド 6 ディスク 7 制御回路 21 遅延回路 23 AND回路 24 入力信号 25 第1パルス列 27 第2パルス列 41 分圧回路 42、43 アンプ 44、45 スイッチ 47 記録信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を変調して記録媒体の記録領域
    の温度をキュリー点以上に上昇させ、記録情報に基づい
    て磁界を印加して前記記録領域に記録ピットを形成する
    ピット形成手段を有する光変調光磁気記録装置におい
    て、 前記ピット形成手段により前記記録ピットが形成される
    前記記録領域を、前記レーザ光により、予め、所定のキ
    ュリー点以下の温度にプリヒートするプリヒート手段を
    備え、 前記プリヒート手段は、 前記ピット形成手段が形成した直前の前記記録ピットの
    形成終了時から、前記ピット形成手段により形成される
    次の前記記録ピットの形成開始時までの時間間隔に基づ
    いて、プリヒート時間を可変することを特徴とする光変
    調光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光を変調して記録媒体の記録領域
    の温度をキュリー点以上に上昇させ、記録情報に基づい
    て磁界を印加して前記記録領域に記録ピットを形成する
    ピット形成手段を有する光変調光磁気記録装置におい
    て、 前記ピット形成手段により前記記録ピットが形成される
    前記記録領域を、前記レーザ光により、予め、所定のキ
    ュリー点以下の温度にプリヒートするプリヒート手段を
    備え、 前記プリヒート手段は、 前記ピット形成手段が形成した直前の前記記録ピットの
    形成終了時から、前記ピット形成手段により形成される
    次の前記記録ピットの形成開始時までの時間間隔に基づ
    いて、前記レーザ光の照射出力を可変することを特徴と
    する光変調光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光を変調して記録媒体の記録領域
    の温度をキュリー点以上に上昇させ、記録情報に基づい
    て磁界を印加して前記記録領域に記録ピットを形成する
    ピット形成手段を有する光変調光磁気記録装置におい
    て、 前記ピット形成手段により前記記録ピットが形成される
    前記記録領域を、前記レーザ光により、予め、所定のキ
    ュリー点以下の温度にプリヒートするプリヒート手段を
    備え、 前記プリヒート手段は、 前記ピット形成手段が形成した直前の前記記録ピットの
    形成終了時から、前記ピット形成手段により形成される
    次の前記記録ピットの形成開始時までの時間間隔に基づ
    いて、プリヒート時間と前記レーザ光の照射出力の両方
    を可変することを特徴とする光変調光磁気記録装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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