JPH06318051A - 映像信号変換装置及びプラズマ表示駆動装置 - Google Patents

映像信号変換装置及びプラズマ表示駆動装置

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JPH06318051A
JPH06318051A JP5106849A JP10684993A JPH06318051A JP H06318051 A JPH06318051 A JP H06318051A JP 5106849 A JP5106849 A JP 5106849A JP 10684993 A JP10684993 A JP 10684993A JP H06318051 A JPH06318051 A JP H06318051A
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signal
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video
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video signal
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賢嗣 木村
Hiroyuki Shibata
博之 柴田
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は映像信号変換装置及びプラズマ表示
駆動装置の改善に関し、入力ソースを判別して映像信号
の自動入力化を図り、該入力ソースに最適なγ補正を
し、色バランスの良い表示色を再現して、画質及び表示
品質の向上を図ることを目的とする。 【構成】 映像信号変換装置は1つの種類の映像アナロ
グ信号AR ,AG ,ABを選択出力する信号入力手段1
1と、映像アナログ信号AR ,AG ,AB をデジタル信
号DR ,DG ,DB に変換をする信号処理手段12と、
デジタル信号DR,DG ,DB のγ特性を補正する特性
補正手段13とを具備し、特性補正手段13が特性制御
信号Sに基づいてデジタル信号DR ,DG ,DB を個別
にγ補正をすることを含み構成し、プラズマ表示駆動装
置は、表示制御手段14及び表示駆動手段15を具備
し、該表示制御手段14に本発明の映像信号変換装置か
ら成る映像信号変換部14Aが設けられることを含み構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図2,3) (2)第2の実施例の説明(図4) (3)第3の実施例の説明(図5,6) (4)応用例の説明(図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号変換装置及び
プラズマ表示駆動装置に関するものであり、更に詳しく
言えば、予めγ補正された映像信号を適切な表示部の特
性に適合させる装置及びその応用装置の改善に関するも
のである。近年,電子機器のコンパクト化の要請から奥
行きの大きいCRT(冷陰極管)装置に代わり、奥行き
が少なく薄型で軽量な液晶ディスプレイやAC(交流)
型のプラズマディスプレイパネル(Plasma Display
Panel:以下PDPパネルという)等の平面型表示装置
が利用される傾向にある。また、情報処理機器の増加に
伴い映像アナログ信号源となるパーソナルコンピュータ
(以下単にパソコンという)や各種映像機器等の入力ソ
ースが多くなっている。
【0003】例えば、メモリ機能を有するAC型PDP
パネルが開発され、また、該PDPパネルを駆動するプ
ラズマ表示駆動装置に、アナログ映像信号をデジタル信
号に変換する映像信号変換回路が使用される。これによ
れば、映像信号変換回路に連動式押しボタンスイッチ等
の入力ソース切換え部が設けられ、映像入力ソースがユ
ーザにより手動で切り換えられている。このため、各種
映像機器等の映像入力ソースが多くなると、入力ソース
切換え部の操作回数が多くなったり、ユーザ側における
信号選択操作性が著しく複雑化をする。
【0004】また、通常のNTSC方式の映像やパソコ
ン映像に係るデジタル信号が一律にγ補正部によりγ補
正され、それに基づいてPDPパネルが表示制御されて
いる。このため、赤,青,緑色の一律のγ補正では、N
TSC方式の映像信号やパソコンの画像信号,あるい
は、PDPパネルの出力特性により、表示画面の色バラ
ンスに偏りを生ずることがある。
【0005】そこで、入力ソースを判別して映像信号の
自動入力化を図り、該入力ソースに最適なγ補正をし、
色バランスの良い表示色を再現して、画質及び表示品質
の向上を図ることができる装置及び応用装置が望まれて
いる。
【0006】
【従来の技術】図8は、従来例に係る説明図であり、図
8(A)はPDP用変換装置の構成図である。また、図
8(B)は、その入力ソース切り換え部の構成図をそれ
ぞれ示している。例えば、PDPパネルの駆動制御に必
要なデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓ B を出力するP
DP用A/D変換装置は、図8(A)において、Y/C
分離回路1,入力ソース切り換え部2,A/D変換部3
及びR,G,Bγ補正部4から成る。入力ソース切り換
え部2は,例えば、図8(B)において、2回路1選択
の連動式押しボタンスイッチ回路から成り、その被接続
点a,bにパーソナルコンピュータ(以下単にパソコン
という)や各種映像機器等の映像アナログ信号源に接続
され、共通接続点cがA/D変換部3に接続される。
【0007】当該装置の機能は、例えば、ユーザが映像
入力ソースを変更すべく、図8(B)において、パソコ
ン画像から通常のNTSC方式の映像を選択しようとし
た場合、入力ソース切り換え部(連動式押しボタンスイ
ッチ)2が操作され、共通接続点cが被接続点bに接続
される。これにより、通常のNTSC方式の映像信号が
Y/C分離回路1により、Y/C(輝度/色信号)分離
され、その映像アナログ信号NR (=AR ),NG (=
G ),NB (=AB )が入力ソース切り換え部2を介
してA/D変換部3に出力される。
【0008】また、A/D変換部3では、選択された映
像アナログ信号AR ,AG ,AB がアナログ/デジタル
変換され、その赤色用デジタル信号DR ,緑色用デジタ
ル信号DG ,青色用デジタル信号DB がR,G,Bγ補
正部4に出力される。これにより、γ補正部4ではデジ
タル信号DR ,DG ,DB が一括にγ補正される。これ
により、PDPパネルの表示特性,例えば、線形表示特
性に適合するように、デジタル信号DR ,DG ,DB
一律にγ補正され、デジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓ
B に基づいてPDPパネルの表示制御が行われる。
【0009】なお、ユーザが映像入力ソースを元に変更
すべく、通常のNTSC方式の映像からパソコン画像を
選択しようとした場合には、入力ソース切り換え部2が
操作され、共通接続点cが被接続点aに接続される。こ
れにより、パソコンからの映像アナログ信号PR (=A
R ),PG (=AG ),PB (=AB )が入力ソース切
り換え部2を介してA/D変換部3に出力される。
【0010】また、A/D変換部3では、選択された映
像アナログ信号PR ,PG ,PB がアナログ/デジタル
変換され、そのデジタル信号DR ,DG ,DB がR,
G,Bγ補正部4に出力される。これにより、γ補正部
4ではデジタル信号DR ,DG,DB が一括γ補正され
る。これにより、通常のNTSC方式の映像信号のγ補
正と同様に、デジタル信号DR ,DG ,DB が一律にγ
補正され、そのデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓ B
基づいてPDPパネルの表示制御が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば、連動式押しボタンスイッチ等の入力ソース切換え
部2が設けられ、映像入力ソースがユーザにより手動で
切り換えられている。このため、情報処理機器の増加に
伴い映像アナログ信号源となるパソコンや各種映像機器
等の入力ソースが多くなって、その入力線の本数が増加
すると、入力ソース切換え部2の操作回数が多くなった
り、ユーザ側において、映像入力ソースの選択操作性に
複雑化を招くこととなる。
【0012】また、従来例によれば、通常のNTSC方
式の映像やパソコン画像に係るデジタル信号DR
G ,DB が一律にR,G,Bγ補正部4によりγ補正
され、そのデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓB に基づ
いてPDPパネルが表示制御される。このため、赤,
青,緑色の一律のγ補正では、NTSC方式の映像信号
やパソコンの画像信号,あるいは、PDPパネルの出力
特性により、表示画面の色バランスに付き、ある程度の
傾きを生ずる場合がある。例えば、通常のテレビ放送波
等に用いられる映像信号では、予め、使用表示装置のC
RT特性に合わせ、非線形特性のγ補正が行われてい
る。
【0013】このことで、本来の映像信号の非線形特性
によるγ補正を必要としない,例えば、線形表示特性を
有するPDPパネルに対しては、逆に、CRT特性に合
わせ込んである非線形特性を線形特性に逆補正をする必
要がある。これにより、逆補正が十分でなかったり,ま
た、単一のγ特性を原因として、色バランスが偏り不自
然な表示色となったりして、当該A/D変換装置を内蔵
したPDP駆動装置の画質,表示品質の低下を招くとい
う問題がある。
【0014】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、入力ソースを判別して映像信号の
自動入力化を図り、該入力ソースに最適なγ補正をし、
色バランスの良い表示色を再現して、画質及び表示品質
の向上を図ることが可能となる映像信号変換装置及びプ
ラズマ表示駆動装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1(A),(B)は、
本発明に係る映像信号変換装置及びプラズマ表示駆動装
置の原理図をそれぞれ示している。本発明の第1の映像
信号変換装置は図1(A)に示すように、1つの種類の
映像アナログ信号AR ,AG ,AB を選択出力する信号
入力手段11と、前記映像アナログ信号AR ,AG ,A
B をデジタル信号DR ,DG ,DB に変換をする信号処
理手段12と、前記デジタル信号DR ,DG ,DB のγ
特性を補正する特性補正手段13とを具備し、前記特性
補正手段13が特性制御信号Sに基づいてデジタル信号
R ,DG ,DB を個別にγ補正をすることを特徴とす
る。
【0016】本発明の第1の映像信号変換装置におい
て、前記信号入力手段11がγ特性の異なる複数の映像
信号源に接続され、前記映像信号源から出力される映像
アナログ信号PR ,PG ,PB やNR ,NG ,NB の入
力状態を判別し、前記特性補正手段13に特性制御信号
Sを出力することを特徴とする。本発明の第2の映像信
号変換装置は、前記特性補正手段13がデジタル信号D
R ,DG ,DB をアドレスにしてγ補正されたデジタル
信号DR ,DG ,DB を出力することを特徴とする。
【0017】なお、本発明の第1,第2の映像信号変換
装置において、前記特性補正手段13にN種類のγ補正
特性データDΓi〔i=1〜N〕が格納されることを特
徴とする。また、本発明のプラズマ表示駆動装置は、図
1(B)に示すように、外部制御信号HS,VS,CLK
に基づいて映像アナログ信号PR ,PG ,PB やNR
G ,NB の信号処理をし、表示データDATA を発生す
る表示制御手段14と、前記表示データDATA に基づい
て表示手段16を駆動する表示駆動手段15とを具備
し、前記表示制御手段14に映像信号変換部14Aが設け
られ、前記映像信号変換部14Aが本発明の第1又は第2
の映像信号変換装置から成ることを特徴とし、上記目的
を達成する。
【0018】
【作 用】本発明の第1の映像信号変換装置によれば、
図1(A)に示すように、信号入力手段11,信号処理
手段12及び特性補正手段13が具備され、特性制御信
号Sに基づいて該特性補正手段13によりデジタル信号
R ,DG ,DB が個別にγ補正される。
【0019】例えば、信号入力手段11がγ特性の異な
る複数の映像信号源に接続され、映像信号源から出力さ
れた映像アナログ信号PR ,PG ,PB やNR ,NG
Bの入力状態が該信号入力手段11により判別され
る。ここで、ある映像信号源の出力部が活性化されたこ
とにより動作状態となった1つの映像アナログ信号
R,AG ,AB が信号入力手段11により自動選択さ
れる。
【0020】このため、情報処理機器の増加に伴い映像
アナログ信号源となるパソコンや各種映像機器等の入力
ソースが多くなった場合であっても、従来例のような入
力ソース切換え部の手動操作に依存することなく、映像
入力ソースの自動入力化を図ることができ、その操作性
の簡易化を図ることが可能となる。また、信号入力手段
11の判別結果により、特性補正手段13には特性制御
信号Sが出力され、信号処理手段12には、自動選択さ
れた映像アナログ信号AR,AG ,AB がそれぞれ出力
される。これにより、該映像アナログ信号AR ,A G
B が信号処理手段12によりデジタル信号DR
G ,DB に変換され、該デジタル信号DR ,DG ,D
B のγ特性が特性補正手段13により補正される。この
際に、特性補正手段13ではN種類のγ補正特性データ
DΓiの中から特性制御信号Sに基づいて映像アナログ
信号AR ,AG ,AB の補正に最適なγ補正特性データ
DΓiが読み出される。
【0021】これにより、通常のNTSC方式の映像や
パソコン画像に係るデジタル信号D R ,DG ,DB を特
性補正手段13により個別的にかつ従来例に比べて最適
にγ補正をすることが可能となる。また、最適なデジタ
ル信号DΓR ,DΓG ,DΓ B に基づいてプラズマディ
スプレイ等の表示手段を表示駆動することが可能とな
る。なお、当該映像信号変換装置を他の制御部と1チッ
プ化することにより、γ特性の異なる表示装置や各種映
像機器間のインターフェースツールとして幅広く応用す
ることが可能となる。
【0022】本発明の第2の映像信号変換装置によれ
ば、特性補正手段13によりデジタル信号DR ,DG
B をアドレスにしてγ補正されたデジタル信号DR
G ,DB が出力される。例えば、特性補正手段13に
おいて、予め、緑色表示用デジタル信号DG 及び青色表
示用デジタル信号DB のγ補正特性曲線に比べて赤色表
示用デジタル信号DR のγ補正特性曲線を異なった特性
値に設定して置くものとすれば、該特性補正手段13に
アドレスとしてデジタル信号DR ,DG ,DB が指定さ
れると、デジタル信号DR が他のデジタル信号DG ,D
B に比べて異なった特性値にγ補正される。
【0023】このため、赤色表示の強いプラズマディス
プレイ等の表示手段に対して,あるいは、意図的に赤色
表示を抑えたい場合等に対して有効なγ補正を与えるこ
とが可能となる。このことで、3原色R(赤色),G
(緑色),B(青色)のγ値の相違による色の強調,そ
の抑制すること、及び、γ補正特性曲線に更に補正を加
えた曲線を重畳させ、表示装置の固有の階調非線形性も
吸収することが可能となる。
【0024】これにより、第1の映像信号変換装置と同
様に入力ソースを判別して映像信号の自動入力化を図
り、該入力ソースに、より一層最適なγ補正をすること
により、色バランスの良い表示色を再現すること、及
び、表示装置の画質及び表示品質の向上を図ることが可
能となる。また、本発明のプラズマ表示駆動装置によれ
ば、図1(B)に示すように、表示制御手段14及び表
示駆動手段15が具備され、該表示制御手段14に本発
明の第1又は第2の映像信号変換装置から成る映像信号
変換部14Aが設けられる。
【0025】例えば、映像信号変換部14Aの信号入力手
段11がγ特性の異なる複数の映像信号源に接続され、
該映像信号源から出力された映像アナログ信号AR ,A
G ,AB の入力状態が該信号入力手段11により判別さ
れる。ここで、ある映像信号源の出力部が活性化された
ことにより動作状態となった1つの映像アナログ信号A
R ,AG ,AB が信号入力手段11により自動選択され
る。
【0026】また、自動選択された外部制御信号HS,
VS,CLKや映像アナログ信号PR,PG ,PB が表示
制御手段14に入力される。この際に、信号入力手段1
1から特性補正手段13に特性制御信号Sが出力され、
信号処理手段12では、外部制御信号CLKに基づいて映
像アナログ信号AR ,AG ,AB がデジタル信号DR
G ,DB に変換され、該デジタル信号DR ,DG ,D
B のγ特性が特性補正手段13により補正される。
【0027】なお、γ補正されたデジタル信号DR ,D
G ,DB は表示データDATA として表示制御手段14か
ら表示駆動手段15に出力され、外部制御信号HS,V
S,CLK及び表示データDATA に基づいて表示駆動手段
15により表示手段16が駆動される。このため、従来
例のように、通常のNTSC方式の映像やパソコン画像
に係るデジタル信号DR ,DG ,DB を従来例のように
一律にγ補正をすることが無くなる。このことで、NT
SC方式の映像信号やパソコンの画像信号,あるいは、
表示手段16の出力特性により、表示画面の色バランス
に付き、ある程度の傾きを生じた場合であっても、赤,
青,緑色の個別に、かつ、最適なγ補正特性データDΓ
iに基づいてγ補正を行うことができ、最適なデジタル
信号DΓR ,DΓ G ,DΓB に基づいて表示手段16を
表示制御することが可能となる。
【0028】これにより、従来例のような単一のγ特性
を原因とする色バランスの偏りが極力低減され、自然な
表示色を再現することができる。また、当該プラズマ表
示駆動装置により駆動される表示手段16の画質,表示
品質の向上に寄与するところが大きい。
【0029】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の各実施例に
ついて説明をする。図2〜7は、本発明の実施例に係る
映像信号変換装置及びプラズマ表示駆動装置を説明する
図である。 (1)第1の実施例の説明 図2は、本発明の第1の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図であり、図3はその自動入力選択部の構
成図をそれぞれ示している。
【0030】例えば、PDPパネル等の表示装置の駆動
制御に必要なデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓB を出
力するPDP用A/D変換装置は、図2において、自動
入力選択部21,A/D変換部22A〜22C,Rγ特性回
路23A,Gγ特性回路23B,Bγ特性回路23C及びY/
C分離部27から成る。すなわち、自動入力選択部21
は信号入力手段11の一例であり、入力ソース判別部21
A及び入力ソース切り換え部21Bから成る。例えば、自
動入力選択部21にはγ特性のそれぞれ異なるパソコン
の映像信号源や、通常の放送波(NTSC)の映像信号
源に接続される。
【0031】パソコン映像信号源から出力された赤色映
像信号PR ,緑色映像信号PG ,青色映像信号(以下単
に映像信号という)PB やパソコン用水平同期信号(以
下単にPHSYNC信号という),パソコン用垂直同期信号
(以下単にPVSYNC信号という)は入力ソース判別部21
A及び入力ソース切り換え部21Bに供給される。また、
テレビ,ビデオレコーダ及びビデオカメラ等のNTSC
映像信号源から出力されたNTSC信号はY/C分離部
27により、輝度及びカラー信号に分離,例えば、赤色
映像信号NR ,緑色映像信号NG ,青色映像信号(以下
単に映像信号という)NB に分離される。なお、NTS
C用水平同期信号(以下単にNH SYNC信号という),N
TSC用垂直同期信号(以下単にNVSYNC信号という)
や映像信号NR ,NG ,NB が入力ソース判別部21A及
び入力ソース切り換え部21Bに供給される。
【0032】なお、自動入力選択部21は、図3に示す
ように、5つの信号自動選択回路201 〜205 から成る。
1つの信号自動選択回路201 は,例えば、判定部211 及
び切り換え部212 から成る。判定部211 は2つのコンパ
レータC1,C2及び基準電圧源REF1,REF2から成
る。コンパレータC1の非反転入力部は映像信号PR
供給点に接続され、その反転入力部が基準電圧源REF1
に接続される。
【0033】同様に、コンパレータC2の非反転入力部
は映像信号NR の供給点に接続され、その反転入力部が
基準電圧源REF2に接続される。コンパレータC1の出
力部がインバータ INV1とスイッチング回路SW1に接続
され、コンパレータC2の出力部がインバータ INV1の
出力部とスイッチング回路SW2に接続される。なお、切
り換え部212 はスイッチング回路SW1,SW2から成り、
例えば、n型の電界効果トランジスタとp型の電界効果
トランジスタとを並列接続したトランスファーゲート回
路から成る。当該ゲート回路がコンパレータC1やC2
により出力制御される。
【0034】また、当該信号自動選択回路201 の機能
は、映像信号源から出力された映像信号PR 又はNR
入力状態をコンパレータC1,C2により比較判別し、
その活性化している映像信号PR 又はNR を検出し、そ
れに基づいてスイッチング回路SW1又はSW2をON動作
にし、その映像信号PR 又はNR を映像アナログ信号A
R としてA/D変換部22Aに出力する。さらに、当該選
択回路201 の後段に接続されたインバータ INV1からR
γ特性回路23A,Gγ特性回路23BやBγ特性回路23C
に特性制御信号Sが出力される。
【0035】信号自動選択回路202 は映像信号PG 又は
G の入力状態を判別し、その活性化している映像信号
G 又はNG を映像アナログ信号AG としてA/D変換
部22Bに出力する。同様に、信号自動選択回路203 は映
像信号PB 又はNB の入力状態を判別し、その活性化し
ている映像信号PB 又はNB を映像アナログ信号AB
してA/D変換部22Cに出力する。
【0036】なお、信号自動選択回路204 はPHSYNC
号又はNHSYNC信号の入力状態を判別し、それを後段回
路に転送する。信号自動選択回路205 はPVSYNC信号又
はNVSYNC信号の入力状態を判別し、それを後段回路に
転送する。また、信号自動選択回路202 〜205 の内部回
路は選択回路201 と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0037】これにより、各種映像信号源の中から1つ
の種類の映像アナログ信号AR ,A G ,AB を自動選択
出力することができる。また、A/D変換部22A〜22C
は信号処理手段12の一例を構成する回路であり、映像
アナログ信号AR ,AG ,A B をデジタル信号DR ,D
G ,DB に変換をするものである。Rγ特性回路23A,
Gγ特性回路23B及びBγ特性回路23Cは特性補正手段
13の一例を構成する回路である。例えば、各γ特性回
路23A〜23Cは8ビット×2k程度のROM(読出し専
用メモリ)から成り、N種類のγ補正特性データDΓi
〔i=1〜N〕が格納される。具体的には、特性に対
して、γ補正特性データDΓi〔i=1〜N〕が格納さ
れ、特性に対して、γ補正特性データDΓi〔i=1
〜N〕が格納される。
【0038】Rγ特性回路23Aは特性制御信号Sに基づ
いてデジタル信号DR の赤色表示に係るγ補正をし、G
γ特性回路23Bは特性制御信号Sに基づいてデジタル信
号D G の緑色表示に係るγ補正をし、Bγ特性回路23C
は特性制御信号Sに基づいてデジタル信号DB の青色表
示に係るγ補正をそれぞれ行う。これにより、デジタル
信号DR ,DG ,DB をγ補正特性データDΓiに基づ
いて個別にγ補正することができる。
【0039】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るPDP用A/D変換装置によれば、図2,3に示す
ように、自動入力選択部21,A/D変換部22A〜22C
及びRγ特性回路23A,Gγ特性回路23B及びBγ特性
回路23Cが具備され、特性制御信号Sに基づいて該特性
回路23A〜23Cによりデジタル信号DR ,DG ,DB
個別にγ補正される。
【0040】例えば、当該装置がγ特性のそれぞれ異な
るパソコンの映像信号源や、通常の放送波(NTSC)
の映像信号源に接続され、映像信号源から出力された映
像アナログ信号AR ,AG ,AB の入力状態が該自動入
力選択部21により判別される。ここで、ある映像信号
源の出力部が活性化されたことにより動作状態となった
1つの映像アナログ信号AR ,AG ,AB が自動入力選
択部21により自動選択される。
【0041】このため、情報処理機器の増加に伴い映像
アナログ信号源となるパソコンや各種映像機器等の入力
ソースが多くなった場合であっても、従来例のような入
力ソース切換え部の手動操作に依存することなく、映像
入力ソースの自動入力化を図ることができ、その操作性
の簡易化を図ることが可能となる。また、自動入力選択
部21の判別結果により、Rγ特性回路23A,Gγ特性
回路23B及びBγ特性回路23Cには特性制御信号Sが出
力され、A/D変換部22A〜22Cには、自動選択された
映像アナログ信号AR ,AG ,AB がそれぞれ出力され
る。これにより、該映像アナログ信号AR ,AG ,AB
がA/D変換部22A〜22Cによりデジタル信号DR ,D
G ,DB に変換され、該デジタル信号DR ,DG ,DB
のγ特性が特性回路23A〜23Cにより個別に補正され
る。
【0042】この際に、Rγ特性回路23AではN種類の
γ補正特性データDΓiの中から特性制御信号Sに基づ
いて映像アナログ信号AR の補正に最適なγ補正特性デ
ータDΓiが読み出される。Gγ特性回路23BではN種
類のγ補正特性データDΓiの中から特性制御信号Sに
基づいて映像アナログ信号AG の補正に最適なγ補正特
性データDΓiが読み出される。Bγ特性回路23Cでは
N種類のγ補正特性データDΓiの中から特性制御信号
Sに基づいて映像アナログ信号AB の補正に最適なγ補
正特性データDΓiが読み出される。
【0043】これにより、通常のNTSC方式の映像や
パソコン画像に係るデジタル信号D R ,DG ,DB をR
γ特性回路23A,Gγ特性回路23B及びBγ特性回路23
Cにより個別的にかつ従来例に比べて最適にγ補正をす
ることが可能となる。また、最適なデジタル信号D
ΓR ,DΓG ,DΓB に基づいてプラズマディスプレイ
等を的確に表示駆動することが可能となる。
【0044】(2)第2の実施例の説明 図4は、本発明の第2の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図を示している。第2の実施例では第1の
実施例と異なり、自動入力選択部の判定部の機能をマイ
クロ・プロセッサに負担させ、また、γ補正部32A,A
/D変換部32Bと他の制御部とを含めて1チップ化をす
るものである。
【0045】すなわち、第2の実施例に係るPDP用A
/D変換装置は、図4において、Y/C分離部27,入
力ソース切り換え部31及びワンチップ・マイコン32
から成る。入力ソース切り換え部31は第1の実施例に
係る自動入力選択部の中の切り換え部212 の集合回路か
ら成り、映像信号PR ,PG ,PB 又はNR ,NG ,N
B をスイッチング制御信号SSに基づいて選択してそれ
を映像アナログ信号A R ,AG ,AB としてワンチップ
・マイコン32のA/D変換部32Bに出力する。
【0046】ワンチップ・マイコン32は、例えば、γ
補正部32A,A/D変換部32B及びCPU(中央演算処
理装置)32Cから成る。γ補正部32A及びA/D変換部
32Bの機能は、第1の実施例と同様であるため、その説
明を省略する。CPU32Cは映像信号源から出力された
映像信号PR ,PG ,PB 又はNR ,NG ,NB の入力
状態を判別し、その活性化している映像信号PR
G ,PB 又はNR ,NG,NB を検出し、それに基づ
いて入力ソース切り換え部31にスイッチング制御信号
SSを出力する。ここで、信号入力状態の判別は、例え
ば、信号1パケットに付加されるフラグビットを検出す
る方法により行う。
【0047】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るPDP用A/D変換装置によれば、自動入力選択部
の判定部の機能がCPU32Cに負担され、また、γ補正
部32A,A/D変換部32BとCPU32Cとを含めて1つ
の半導体チップに一体化される。このため、情報処理機
器の増加に伴い映像アナログ信号源となるパソコンや各
種映像機器等の入力ソースが多くなった場合であって
も、従来例のような入力ソース切換え部の手動操作に依
存することなく、映像入力ソースの自動入力化を図るこ
とができ、その操作性の簡易化を図ることが可能とな
る。
【0048】また、CPU32Cの判別結果により、γ補
正部32Aには内部特性制御信号が出力され、A/D変換
部32Bには、入力選択した映像アナログ信号AR
G ,A B がそれぞれ出力される。これにより、第1の
実施例と同様に、該映像アナログ信号AR ,AG ,AB
がA/D変換部32Bによりデジタル信号DR ,DG ,D
Bに変換され、該デジタル信号DR ,DG ,DB のγ特
性がγ補正部32Aにより個別に補正される。
【0049】この際に、第1の実施例と同様に、γ補正
部32AではN種類のγ補正特性データDΓiの中から内
部特性制御信号に基づいて映像アナログ信号AR
G ,A B の補正に最適なγ補正特性データDΓiが読
み出される。これにより、第1の実施例と同様に、通常
のNTSC方式の映像やパソコン画像に係るデジタル信
号DR ,DG ,DB をγ補正部32Aにより個別的にかつ
従来例に比べて最適にγ補正をすることが可能となる。
また、γ特性の異なる表示装置や各種映像機器間のイン
ターフェースツールとして当該ワンチップ・マイコンを
幅広く応用することが可能となる。
【0050】(3)第3の実施例の説明 図5は、本発明の第3の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図であり、図6(A),(B)はそのγ補
正の特性図をそれぞれ示している。本発明の第3の実施
例では、第1,第2の実施例と異なり、ガンマ補正部43
A〜43Cがデジタル信号DR ,DG ,DB をアドレスに
してγ補正されたデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓB
を出力するものである。
【0051】すなわち、第3の実施例に係るPDP用A
/D変換装置は図5において、Y/C分離部27,自動
入力選択部41,A/D変換部42A〜42C,ラッチ回路
44A〜44C,45A〜45C,Rガンマ補正部43A,Gガン
マ補正部43B,Bガンマ補正部43C及びインタフェース
部46から成る。ラッチ回路44Aは、A/D変換された
デジタル信号DR をクロック信号CLOCKに基づいてラッ
チ入力し、それをアドレスにしてRガンマ補正部43Aに
出力する。ラッチ回路44Bは、A/D変換されたデジタ
ル信号DG を同様にラッチ入力し、それをアドレスにし
てGガンマ補正部43Bに出力する。ラッチ回路44Cは、
A/D変換されたデジタル信号DB を同様にラッチ入力
し、それをアドレスにしてBガンマ補正部43Cに出力す
る。
【0052】Rガンマ補正部43Aは、特性制御信号Sに
基づき、デジタル信号DR をアドレスにして、γ補正さ
れてデジタル信号DΓR を出力する。Gガンマ補正部43
Bは、特性制御信号Sに基づき、デジタル信号DG をア
ドレスにして、γ補正されてデジタル信号DΓG を出力
する。Bガンマ補正部43Cは、特性制御信号Sに基づ
き、デジタル信号DB をアドレスにして、γ補正されて
デジタル信号DΓB を出力する。
【0053】ここで、図6(A)のγ補正特性曲線にお
いて、横軸に光の強さIo,縦軸に信号出力voを取る
と、具体的なRガンマ補正部43Aのガンマ補正特性
(R)は、表示装置の特性にもよるが、Gガンマ補正部
43Bのガンマ補正特性(G)やBガンマ補正部43Cのガ
ンマ補正特性(B)に比べ、予め、異なった特性値に設
定して置く。
【0054】例えば、赤色表示を強調させる場合には、
ガンマ補正特性(G)やガンマ補正特性(B)に比べて
ガンマ補正特性(R)のγ補正特性曲線を図6(A)の
実線に示すように浅く設定する。また、図6(B)にお
いて、例えば、赤色表示を強調させる場合であって、輝
度(明暗)変化を特に強調する場合には、ガンマ補正特
性(G)やガンマ補正特性(B)に比べて図6(B)の
実線に示すように、ガンマ補正特性(R)のγ補正特性
曲線に付き、その立ち上がりを急カーブに設定する。
【0055】なお、Rガンマ補正部43A,Gガンマ補正
部43B及びBガンマ補正部43Cに、N種類のγ補正特性
データDΓi〔i=1〜N〕を格納し、特性制御信号S
をページモード信号にして、特定のγ特性補正データを
呼出し、その特性値に対してデジタル信号DG をアドレ
スにして、γ補正されたデジタル信号DΓiを出力する
方式を採っても良い。
【0056】ラッチ回路45Aは、Rガンマ補正部43Aか
ら読み出されたデジタル信号DΓRをクロック信号CLOC
Kに基づいてラッチ出力する。ラッチ回路45Bは、同様
に、デジタル信号DΓG をラッチ出力し、ラッチ回路45
Cは、デジタル信号DΓB をラッチ出力する。インタフ
ェース部46は当該装置と表示装置とを整合するもので
ある。なお、第1の実施例と同様な名称,記号のものは
同じ機能を有するため、その説明を省略する。
【0057】このようにして、本発明の第3の実施例に
係るPDP用A/D変換装置によれば、Y/C分離部2
7,自動入力選択部41,A/D変換部42A〜42C,ラ
ッチ回路44A〜44C,45A〜45C,Rガンマ補正部43
A,Gガンマ補正部43B,Bガンマ補正部43C及びイン
タフェース部46が具備され、デジタル信号DR
G,DB をアドレスにしてγ補正されたデジタル信号
DΓR ,DΓG ,DΓB がガンマ補正部43A〜43Cから
読み出される。
【0058】例えば、ガンマ補正部43A〜43Cにおい
て、予め、デジタル信号DG 及びデジタル信号DB のγ
補正特性曲線に比べてデジタル信号DR のγ補正特性曲
線を異 なった特性値に設定して置くものとすれば、デジ
タル信号DR ,DG ,DB をアドレスとして該ガンマ補
正部43A〜43Cに指定されると、図6(A),(B)に
示すように、デジタル信号DR が他のデジタル信号
G ,DB に比べて異なった特性値にγ補正される。
【0059】このため、赤色表示の強いプラズマディス
プレイ等の表示手段に対して,あるいは、意図的に赤色
表示を抑えたい場合等に対して有効なγ補正を与えるこ
とが可能となる。このことで、3原色R(赤色),G
(緑色),B(青色)のγ値の相違による色の強調,そ
の抑制すること、及び、γ補正特性曲線に更に補正を加
えた曲線を重畳させ、表示装置の固有の階調非線形性も
吸収することが可能となる。
【0060】これにより、第1の実施例と同様に入力ソ
ースを判別して映像信号の自動入力化を図り、該入力ソ
ースに最適なγ補正をすることにより、色バランスの良
い表示色を再現すること、及び、表示装置の画質及び表
示品質の向上を図ることが可能となる。 (4)応用例の説明 図7は、本発明の各実施例に係るPDP用A/D変換装
置を応用したプラズマ表示駆動装置の構成図を示してい
る。
【0061】例えば、3電極面放電型のPDPパネル2
6を駆動制御をするプラズマ表示駆動装置は、図7にお
いて、表示制御システム24,X共通ドライバ25A,Y
スキャンドライバ25B,Y共通ドライバ25C及びアドレ
スドライバ25Dから成る。すなわち、表示制御システム
24は表示制御手段14の一実施例であり、外部制御信
号HS,VS,CLKの一例となるPHSYNC信号,PV
SYNC信号,画像クロック信号(以下単にCLK信号とい
う)に基づいて映像アナログ信号PR ,PG ,PB ,N
R ,NG ,NB の信号処理をし表示データDATA を発生
し、X共通ドライバ25A,Yスキャンドライバ25B及び
Y共通ドライバ25Cの入出力を制御する。
【0062】例えば、表示制御システム24は、表示デ
ータ制御部24A,パネル駆動制御部24B,A/D変換部
24C及びY/C分離部27から成る。表示データ制御部
24Aは、フレームメモリ241 を備え、CLK信号に基づ
いて画像表示データ(以下単にDATA信号という)の
書込み/読出し制御をする。パネル駆動制御部24Bはス
キャンドライバ制御部242 及び共通ドライバ制御部243
から成る。スキャンドライバ制御部242 は垂直同期信号
(以下単にVSYNC信号という)及び水平同期信号
(以下単にHSYNC信号という)に基づいて各種駆動
制御信号Y−DATA信号,Y−CLOCK信号,Y−ST
B1及びY−STB2信号を発生し、それらをYスキャ
ンドライバ25Bに供給する。共通ドライバ制御部243 は
VSYNC信号及びHSYNC信号に基づいて、他の駆
動制御信号Y−UD,Y−DD信号を発生し、それらを
Y共通ドライバ25Cに供給する。
【0063】A/D変換部24CはPDP用A/D変換部
14Aの一例であり、本発明の第1,第2の実施例に係る
PDP用A/D変換装置から成る。なお、A/D変換部
24C及びY/C分離部27については、先に説明してい
るので参照されたい。また、X共通ドライバ25A,Yス
キャンドライバ25B,Y共通ドライバ25C及びアドレス
ドライバ25Dは表示駆動手段15の一実施例であり、表
示データDATA に基づいてPDPパネル26を駆動する
ものである。例えば、X共通ドライバ25Aはメモリ機能
を有するPDPパネル26の放電維持電極X(以下単に
X電極という)を駆動する回路である。X共通ドライバ
25Aは駆動制御信号X−UD,X−DD信号に基づいて
書込みパルス,維持パルス等を発生する。なお、X電極
はPDPパネル26のNライン(N=1〜i…N)を共
通化した電極である。
【0064】Yスキャンドライバ25BはNライン(i=
1〜N)の放電維持電極Yi(以下単にYi電極とい
う)を走査駆動する回路である。Yスキャンドライバ25
Bはアドレス放電時に、走査データ(以下Y−DATA
信号という),走査クロック信号(以下Y−CLOCK信号
という),ストローブ信号(以下Y−STB1,Y−S
TB2信号という)に基づいて書込みパルスを発生す
る。なお、Y共通ドライバ25CはY−UD,Y−DD信
号に基づいてYスキャンドライバ25Bの入出力を制御す
る回路である。
【0065】アドレスドライバ25Dは、PDPパネル2
6のアドレス電極Aj〔j=1〜M(R,G,B)〕を
駆動する回路である。例えば、アドレスドライバ25Dは
アドレスデータ(以下単にA−DATA信号という),
アドレスクロック信号(以下単にA−CLOCK信号とい
う)に基づいてアドレスパルスを発生し、アドレス放電
時に、それらをアドレス電極Ajに印加する。
【0066】また、PDPパネル26はNライン×M列
×3(R,G,B)個のメモリ機能を有する表示セルか
ら成る。すなわち、M個のアドレス電極AjはPDPパ
ネル26のX方向に配置され、それが1本毎にアドレス
ドライバ25Dに接続される。NラインのY1電極〜YN
電極はPDPパネル26のY方向に配置され、Yスキャ
ンドライバ25Bに個別に接続される。なお、X電極はN
ラインのY1電極〜YN電極に併設され、それが共通に
接続されてX共通ドライバ25Aに接続される。
【0067】このようにして、本発明の各実施例に係る
PDP用A/D変換装置を応用したプラズマ表示駆動装
置によれば、図7に示すように、表示制御システム2
4,X共通ドライバ25A,Yスキャンドライバ25B,Y
共通ドライバ25C及びアドレスドライバ25Dが具備さ
れ、該表示制御システム24に本発明の第1又は第2の
実施例に係るPDP用A/D変換装置から成るA/D変
換部24Cが設けられる。
【0068】例えば、A/D変換部24Cの自動入力選択
部がγ特性のそれぞれ異なるパソコンの映像信号源や、
通常の放送波(NTSC)の映像信号源に接続され、映
像信号源から出力された映像アナログ信号AR ,AG
B の入力状態が該自動入力選択部により判別される。
ここで、ある映像信号源の出力部が活性化されたことに
より動作状態となった1つの映像アナログ信号AR ,A
G ,AB が自動入力選択部により自動選択される。ま
た、A/D変換部24Cでは、映像アナログ信号A R ,A
G ,AB がデジタル信号DR ,DG ,DB に変換され、
該デジタル信号D R ,DG ,DB のγ特性が個別に補正
される。この際に、各特性回路ではN種類のγ補正特性
データDΓiの中から特性制御信号に基づいて映像アナ
ログ信号の補正に最適なγ補正特性データDΓiが読み
出される。
【0069】これにより、γ補正されたデジタル信号D
R ,DG ,DB が表示データDATAとして表示制御シス
テム24からX共通ドライバ25A及びY共通ドライバ25
Cに出力され、HSYNC信号,VSYNC信号,CLO
CK信号及び表示データDATAに基づいてX共通ドライバ2
5A,Yスキャンドライバ25B及びアドレスドライバ25
DによりPDPパネル26が駆動表示される。
【0070】このため、通常のNTSC方式の映像やパ
ソコン画像に係るデジタル信号DR,DG ,DB を従来
例のように一律にγ補正をすることが無くなる。このこ
とで、NTSC方式の映像信号やパソコンの画像信号,
あるいは、PDPパネル26の出力特性により、表示画
面の色バランスに付き、ある程度の傾きを生じた場合で
あっても、赤,青,緑色の個別に、かつ、最適なγ補正
特性データDΓiに基づいてγ補正を行うことができ、
最適なデジタル信号DΓR ,DΓG ,DΓB に基づいて
PDPパネル26を表示制御することが可能となる。
【0071】例えば、予め、受像機のCRT特性に合わ
せ、非線形特性のγ補正が行われているNTSC信号を
PDPパネル26の特性に適合させることが可能とな
る。すなわち、CRT特性に合わせ込んである非線形特
性を、PDPパネル26の線形表示特性に的確に逆補正
をすることが可能となる。これにより、逆補正が的確に
行われることで、従来例のような単一のγ特性を原因と
する色バランスの偏りが極力低減され、自然な表示色を
再現することができ、当該プラズマ表示駆動装置により
駆動されるPDPパネル26の画質,表示品質の向上に
寄与するところが大きい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
変換装置によれば、信号入力手段,信号処理手段及び特
性補正手段が具備され、特性制御信号に基づいて該特性
補正手段によりデジタル信号が個別にγ補正される。こ
のため、映像アナログ信号の入力状態が信号入力手段に
より判別されることにより、各種映像機器等の入力ソー
スが多くなった場合であっても、映像入力ソースの自動
入力化を図ることができ、その操作性の簡易化を図るこ
とが可能となる。
【0073】また、本発明の映像信号変換装置によれ
ば、特性補正手段により、N種類のγ補正特性データの
中から特性制御信号に基づいて映像アナログ信号の補正
に最適なγ補正特性データが読み出される。このため、
通常のNTCS方式の映像やパソコン画像に係るデジタ
ル信号を特性補正手段により個別的にかつ従来例に比べ
て最適にγ補正をすることが可能となる。
【0074】本発明の第2の映像信号変換装置によれ
ば、特性補正手段によりデジタル信号をアドレスにして
γ補正されたデジタル信号が出力される。このため、表
示装置の特性に応じて,あるいは、意図的に赤色表示を
抑えたい場合等に対して有効なγ補正を与えることが可
能となる。このことで、3原色のγ値の相違による色の
強調,その抑制をすること、及び、γ補正特性曲線に更
に補正を加えた曲線を重畳させ、表示装置の固有の階調
非線形性も吸収することが可能となる。
【0075】また、本発明のプラズマ表示駆動装置によ
れば、表示制御手段及び表示駆動手段が具備され、該表
示制御手段に本発明の映像信号変換装置が設けられる。
このため、従来例のように、通常のNTCS方式の映像
やパソコン画像に係るデジタル信号を従来例のように一
律にγ補正をすることが無くなる。このことで、NTC
S方式の映像信号やパソコンの画像信号,あるいは、表
示装置の出力特性により、表示画面の色バランスに付
き、傾きを生じた場合であっても、赤,青,緑色の個別
に、かつ、最適なγ補正特性データに基づいてγ補正を
行うことができ、最適なデジタル信号に基づいて表示手
段を駆動制御することが可能となる。
【0076】これにより、最適なγ補正が可能な映像信
号変換装置や、それを内蔵した高信頼度かつ高機能のプ
ラズマ表示駆動装置の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号変換装置及びプラズマ表
示駆動装置の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図である。
【図3】本発明の各実施例に係る自動入力選択部の構成
図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るPDP用A/D変
換装置の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るガンマ補正の特性
図である。
【図7】本発明の各実施例に係るAC型PDP駆動装置
の構成図である。
【図8】従来例に係るPDP用A/D変換装置の構成図
である。
【符号の説明】
11…信号入力手段、 12…信号処理手段、 13…特性補正手段、 14…表示制御手段、 14A…映像信号変換部、 15…表示駆動手段、 S…特性制御信号、 AR ,AG ,AB ,PR ,PG ,PB ,NR ,NG ,N
B …映像アナログ信号、 HS,VS,CLK…外部制御信号、 DR ,DG ,DB …デジタル信号、 DΓi,DΓR ,DΓG ,DΓB …γ補正されたデジタ
ル信号、 DATA …表示データ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの種類の映像アナログ信号(AR
    G ,AB )を選択出力する信号入力手段(11)と、
    前記映像アナログ信号(AR ,AG ,AB )をデジタル
    信号(DR ,DG ,DB )に変換をする信号処理手段
    (12)と、前記デジタル信号(DR ,DG ,DB )の
    γ特性を補正する特性補正手段(13)とを具備し、前
    記特性補正手段(13)が特性制御信号(S)に基づい
    てデジタル信号(DR ,DG ,DB )を個別にγ補正を
    することを特徴とする映像信号変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の映像信号変換装置におい
    て、前記信号入力手段(11)がγ特性の異なる複数の
    映像信号源に接続され、前記映像信号源から出力される
    映像アナログ信号(PR ,PG ,PB やNR ,NG ,N
    B )の入力状態を判別し、前記特性補正手段(13)に
    特性制御信号(S)を出力することを特徴とする映像信
    号変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の映像信号変換装置におい
    て、前記特性補正手段(13)がデジタル信号(DR
    G ,DB )をアドレスにしてγ補正されたデジタル信
    号(DR ,DG ,DB )を出力することを特徴とする映
    像信号変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の映像信号変換装置に
    おいて、前記特性補正手段(13)にN種類のγ補正特
    性データ(DΓi〔i=1〜N〕)が格納されることを
    特徴とする映像信号変換装置。
  5. 【請求項5】 外部制御信号(HS,VS,CLK)に基
    づいて映像アナログ信号(PR ,PG ,PB やNR ,N
    G ,NB )の信号処理をし表示データ(DATA )を発生
    する表示制御手段(14)と、前記表示データ(DATA
    )に基づいて表示手段(16)を駆動する表示駆動手
    段(15)とを具備し、前記表示制御手段(14)に映
    像信号変換部(14A)が設けられ、前記映像信号変換部
    (14A)が請求項1〜4記載の映像信号変換装置から成
    ることを特徴とするプラズマ表示駆動装置。
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